【課題】 出芽酵母CHD1クロモドメインの製造方法及び核磁気共鳴スペクトルを提供する。
【解決手段】 出芽酵母CHD1のクロモドメインの核磁気共鳴スペクトルの全部又は一部を利用して、出芽酵母CHD1のクロモドメインと被験物質との相互作用の有無、位置及び／又は強さを決定する方法。配列番号２，４又は６のいずれかに記載のアミノ酸配列を含む出芽酵母CHD1のクロモドメイン又はその変異体の製造方法であって、配列番号２，４又は６のいずれかに記載のアミノ酸配列を含む出芽酵母CHD1のクロモドメイン又はその変異体をコードするＤＮＡで形質転換した宿主を培養し、培養物から前記クロモドメイン又はその変異体を採取し、採取した前記クロモドメイン又はその変異体を約0.5mM以下の濃度にてゲル濾過することを含む前記の方法。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
出芽酵母CHD1のクロモドメインの核磁気共鳴スペクトルの全部又は一部を利用して、出芽酵母CHD1のクロモドメインと被験物質との相互作用の有無、位置及び／又は強さを決定する方法。
【請求項２】
出芽酵母CHD1のクロモドメインの核磁気共鳴スペクトルが、出芽酵母CHD1の¹⁵N標識されたクロモドメインの¹H-¹⁵N HSQCスペクトルである請求項１記載の方法。
【請求項３】
出芽酵母CHD1の¹⁵N標識されたクロモドメインの¹H-¹⁵N HSQCスペクトルを用意する第一工程、出芽酵母CHD1の¹⁵N標識されたクロモドメインと非標識の被験物質を混合する第二工程、第二工程で得られた混合物の¹H-¹⁵N HSQCスペクトルを得る第三工程、第一工程で用意した¹H-¹⁵N HSQCスペクトルの全部又は一部と第三工程で得られた¹H-¹⁵N HSQCスペクトルの全部又は一部とを比較して、化学シフト及び／又はシグナル強度の相違を調べ、その相違に基づいて、出芽酵母CHD1のクロモドメインと被験物質との相互作用の有無、位置及び／又は強さを決定する第四工程を含む請求項２記載の方法。
【請求項４】
配列番号２，４又は６のいずれかに記載のアミノ酸配列を含む出芽酵母CHD1のクロモドメイン又はその変異体の製造方法であって、配列番号２，４又は６のいずれかに記載のアミノ酸配列を含む出芽酵母CHD1のクロモドメイン又はその変異体をコードするＤＮＡで形質転換した宿主を培養し、培養物から前記クロモドメイン又はその変異体を採取し、採取した前記クロモドメイン又はその変異体を約0.5mM以下の濃度にてゲル濾過することを含む前記の方法。

【図１Ａ】

【図１Ｂ】

【図１Ｃ】

【図１Ｄ】

【図２Ａ】

【図２Ｂ】

【図２Ｃ】

【図２Ｄ】

【図３Ａ】

【図３Ｂ】

【図３Ｃ】

【図３Ｄ】

【図４Ａ】

【図４Ｂ】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８Ａ】

【図８Ｂ】

【図８Ｃ】

【図８Ｄ】

【図９】

【図１０Ａ】

【図１０Ｂ】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【公開番号】特開２００６−１２５８９０（Ｐ２００６−１２５８９０Ａ）
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−３１１４８１（Ｐ２００４−３１１４８１）
【出願日】平成１６年１０月２６日（２００４．１０．２６）
【出願人】（５９２０３２１９７）財団法人木原記念横浜生命科学振興財団 (4)
【出願人】（５９０００２２０８）横浜市 (13)
【Ｆターム（参考）】