説明

分光光度計

【課題】 同一の測定試料について適切な条件で吸光度測定を簡便に行うことができる分光光度計を提供すること。
【解決手段】 分光光度計は、第1凹所およびこの第1凹所と連通し当該第1凹所と幅の異なる第2凹所よりなる試料収容室を有する試料セルと、
第1凹所をその幅方向に測定光が通過する第1の光路と、第2凹所をその幅方向に測定光が通過する第2の光路のいずれか一方を選択する光路選択機構とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分光光度計に関する。
【背景技術】
【0002】
溶液中の化学物質の濃度や純度を測定するために分光光度計が用いられている。特に、バイオテクノロジーの分野では、核酸や蛋白質の濃度を測定するために例えば、1μL程度の極微量の試料について測定が行われ、試料の濃度が吸光度にして0.02/cm〜70/cm程度の広範囲の測定を可能とする分光光度計が求められている。
【0003】
分光光度計による吸光度の測定は、試料物質がある特定の波長の光を吸収する特性を有することを利用して、その光吸収量が試料物質の濃度と光の透過する光路の長さに比例するという原理(ランバート・ベールの法則)に基づいている。
ランバート・ベールの法則は、下記式(1)および式(2)で表わされる。
【0004】
式(1):A=log(Io /I)=α・L・C
式(2):T=I/Io
〔式(1)および式(2)において、Aは試料物質の吸光度、Io は入射光強度、Iは出射光強度、αは試料物質のモル吸光係数、Lは試料溶液の厚さ(cm)、Cは試料物質のモル濃度(mol/L)、Tは入射光強度に対する出射光強度の光の透過度である。〕
【0005】
通常、吸光度Aの基準となる試料溶液の厚さLは1cmであり、例えば吸光度Aが70の試料物質を測定すると、光の透過度Tは1/1070となり、入射光強度Io と出射光強度Iの比が途方もなく小さい値となって、試料物質の吸光度を正確に測定することが困難となる場合がある。
従って、試料溶液の厚さLを1mm,0.2mmで測定を行い、得られた吸光度をそれぞれ、A1 ,A0.2 とすると、基準となる試料溶液の厚さLが1cmのときの吸光度Aは、「10×A1 」,「50×A0.2 」で表わされる。L=0.2mmのときの吸光度A0.2 ≒1.4つまり、T=1/25で吸光度A=70の試料物質の測定が可能となる。また、試料物質の吸光度Aが10以下と低いときは、L=1mmのときの吸光度A1 =1であり、透過度T=1/10となり、充分に検出可能な入射光・出射光比となり、試料物質の吸光度を正確に測定することができる。
以上のように、試料溶液の厚さ(測定光路長)を変えることによって、測定試料の濃度が吸光度にして0.02/cm〜70/cm程度の広範囲の測定を原理的には行うことができる。
【0006】
しかしながら、試料溶液の厚さを選ぶことができて、吸光度測定を簡便に行うことができる分光光度計は未だ知られていない。
また、極微量の測定試料を試料セル中の試料収容室に確実に注入することができ、試料セルの洗浄が容易なもの、すなわち、試料セル内の前回測定時の試料残留液を完全に除去することのできる試料セルが求められている。
【0007】
特許文献1には、投射光ファイバーと入射光ファイバーの間に挟まれた間隙に試料となる液滴を注入し、その液滴を変化させることにより、光路長を変えて広範囲の吸光度測定を可能とする技術が開示されている。
しかしながら、この測定方法は、液滴を支持するものが表面張力のみによるため、液滴の形状が不安定となるので、測定の再現性に欠けるという問題がある。また、試料を収容する容器を使用しないため、試料が蒸発するので試料物質の濃度が経時的に変化するという問題が生じる。さらに、光路長が機構的な微調整によって設定されるため、温度変化、振動、衝撃により不安定となるという欠点がある。
【0008】
特許文献2には、洗浄機構を備えた試料セルを用いる分光光度計が開示されている。
しかしながら、この分光光度計は、構造が複雑であり、また、光路長が固定されているため、単一の試料セルにおいて吸光度の測定範囲が限定されてしまうという問題がある。
【0009】
【特許文献1】米国特許6,628,382号公報
【特許文献2】特開2007−3335号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、同一の測定試料について適切な条件で吸光度測定を簡便に行うことができる分光光度計を提供することにある。
また、極微量の測定試料を試料セル中の試料収容室に確実に注入することができ、試料セルの洗浄が容易な分光光度計を提供することにある。
さらに、測定試料の蒸発を防ぐことができる分光光度計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の分光光度計は、第1凹所およびこの第1凹所と連通し当該第1凹所と幅の異なる第2凹所よりなる試料収容室を有する試料セルと、
第1凹所をその幅方向に測定光が通過する第1の光路と、第2凹所をその幅方向に測定光が通過する第2の光路のいずれか一方を選択する光路選択機構とを有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の分光光度計においては、第1凹所および第2凹所が試料セルの上面に開口する状態で形成されていることが好ましい。
【0013】
また、本発明の分光光度計においては、第1凹所および第2凹所の深さが0.4mm以下であることが好ましい。
【0014】
また、本発明の分光光度計においては、試料セルが、第1凹所および第2凹所の開口の周縁部領域の上面を覆う疎水性の材質よりなるマスク層を有することが好ましい。
【0015】
さらに、本発明の分光光度計においては、試料セルの第1凹所および第2凹所の開口を覆うための開閉可能なカバー体が設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の分光光度計によれば、幅の大きさが異なる2つ凹所よりなる試料収容室を有する試料セルと、光路を選択する光路選択機構とを有することにより、測定光路長の異なる光路を任意に選択することができるので、同一の測定試料について適切な条件で吸光度測定を簡便に行うことができる。
従って、吸光度が大きく異なる複数の測定試料についても、試料セルの交換を必要とせず、同一の試料セルで測定することができる。
また、本発明の分光光度計によれば、試料セルにおいて、試料収容室の凹所の深さを小さい構成とすることにより、ティッシュペーパーや布等で測定試料を簡単に拭き取ることができ、試料収容室の洗浄を容易に行うことができる。
さらに、本発明の分光光度計によれば、疎水性の材質よりなるマスク層が試料セルの上面を覆う構成により、極微量の測定試料を試料収容室へ注入するときに、仮に測定試料が試料収容室から外れた場合においても、測定試料が試料収容室の外方へ流れ出ることを防ぐことができる。
さらにまた、本発明の分光光度計によれば、第1凹所および第2凹所の開口を覆うためのカバー体を有することにより、測定試料の蒸発を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
【0018】
図1は、本発明の分光光度計の一例における概略を示す説明図、図2は、図1における分光光度計の要部の説明用拡大斜視図、図3は、本発明に用いられる試料セルの説明用分解斜視図、図4は、本発明に用いられる試料セルの平面図、図5は、図4における試料収容室形成用板のa−a線断面図である。
【0019】
本発明の分光光度計10における試料セル11は、透明な材質よりなる光入射側板27Aおよび光出射側板27Bと、光入射側板27Aと光出射側板27Bとの間に挟まれる状態で設けられる不透明な材質よりなる試料収容室形成用板26とから構成され、全体として略直方体の形状を有している。試料セル11は、第1凹所25Aと、当該第1凹所25Aの幅より小さい幅の第2凹所25Bとからなる測定試料を収容するための試料収容室28を有している。第1凹所25Aと第2凹所25Bは連通し、試料セル11の上面に開口するように形成され、試料セル11の長手方向に沿って設けられている。
【0020】
試料収容室形成用板26は、上面に、第1凹所25Aを形成する第1凹部29Aと、第1凹部29Aに連続する、第2凹所25Bを形成する第2凹部29Bとを有している。試料収容室形成用板26は、2つの異なる厚さ部分を有し、第1凹部29Aは厚さの大きい部分に形成され、第2凹部29Bは厚さの小さい部分に形成されている。試料収容室形成用板26における第1凹部29Aと第2凹部29Bの試料セル11の長手方向の両側面は、試料セル11の上方に向かうに従って広がるように傾斜している。光入射側板27Aと光出射側板27Bは、試料収容室形成用板26の厚さ部分の大きさに応じて、試料セル11全体が略直方体の形状となるように適合した厚さを有する構成とされている。
【0021】
試料収容室形成用板26の材質は、例えばステンレス鋼であり、光入射側板27Aおよび光出射側板27Bの材質は、例えば石英ガラスである。
【0022】
試料セル11における各部位の具体的な寸法例を示すと、第1凹所25Aの開口幅L1 は、1mm、第2凹所25Bの開口幅L2 は、0.2mmである。試料収容室28の第1凹所25A側の長手方向の長さが1.6mm、第2凹所25Bの長手方向の長さが1.6mmであり、全長Dは3.2mmである。
【0023】
試料セル11の具体的な寸法例は、例えば、厚さBが4mmであり、高さCが10mmであり、長さAが10mmである。
【0024】
第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの深さhは、0.4mm以下であることが好ましく、特に0.3mmであることが好ましい。
【0025】
分光光度計10は、中央部に試料セル収容空間30が形成されたファイバー可動台19を有し、ファイバー可動台19には、光源12から伸びる投光ファイバー13の一端に出射端15aが設けられ、試料セル収容空間30を介して出射端15aと対向する位置に、受光部16から伸びる受光ファイバー14の一端に受光端15bが設けられている。受光部16は中央演算装置17に接続されている。投光ファイバー13と受光ファイバー14は、出射端15aと受光端15bを含む一部がファイバー可動台19に埋設されている。ファイバー可動台19は、プランジャー22を介して電動ソレノイド23と接続されている。
【0026】
出射端15aと受光端15bは一直線上に設けられ、試料セル11は、出射端15aと受光端15bとに挟まれる位置において試料セル収容空間30内に、出射端15aと受光端15bとの一直線上に試料セル11の長手方向が直交するように配置されている。試料セル11はリニアベアリング24によって支持固定されている。
【0027】
この分光光度計10は、光路長選択機構18を有する。この光路選択機構18は、電動ソレノイド23を動力源として、プランジャー22を介してファイバー可動台19を試料セル11の長手方向(図1の矢印方向)に往復移動させることにより、第1凹所25Aをその幅方向に測定光が第1光軸20Aを通過する第1の光路と、第2凹所25Bをその幅方向に測定光が第2光軸20Bを通過する第2の光路のいずれか一方を選択する機能を有するものとされている。
【0028】
第1光軸20Aと第2光軸20Bの離間距離Gは、例えば1.6mmであり、第1光軸20Aおよび第2光軸20Bと試料セル11の上面までの深さgは、例えば0.2mmである。
【0029】
本発明の分光光度計10によれば、測定試料の吸光度を以下のようにして測定することができる。
例えば、まず、ピペットチップ等を用いて測定試料を試料収容室28に注入し、試料セル11を試料セル収容空間30にセットする。次いで、光路選択機構18によりファイバー可動台19を移動させ、出射端15aと受光端15bとの間の光路位置を第1光軸20Aに合わせて第1の光路を選択する。第1の光路を選択した場合において、光源12から出射された光は、投光ファイバー13を通過して出射端15aから第1光軸20Aを通って、受光端15bへ入射する。そして、受光した光が受光ファイバー14を通過し、受光部16および中央演算装置17によって測定試料の吸光度が計測される。第1の光路を選択した場合は、測定光路長(第1凹所25Aの開口幅)L1 =1mmで測定が行われる。
【0030】
必要に応じて、第2の光路を選択することができ、光路選択機構18によりファイバー可動台19を移動させ、出射端15aと受光端15bとの間の光路位置を第2光軸20Bに合わせて第2の光路を選択する。その場合は測定光路長(第2凹所25Bの開口幅)L2 =0.2mmで測定が行われる。
【0031】
本発明の分光光度計10によれば、第1の光路の測定光路長L1 と第2の光路の測定光路長L2 のいずれか一方を任意に選択することができる。従って、同一の測定試料について適切な条件で吸光度測定を簡便に行うことができる。また、吸光度が大きく異なる複数の測定試料についても、試料セルの交換を必要とせず、同一の試料セルで測定することができる。
【0032】
また、本発明の分光光度計10によれば、第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの深さを0.4mm以下とすること、並びに、第1凹部29Aと第2凹部29Bの試料セル11の長手方向の両側面が試料セル11の上方に向かうに従って広がるように傾斜していることにより、試料収容室28に収容された測定試料を、ティッシュペーパーや布等で拭い易く、容易に洗浄を行うことができる。特に、ティッシュペーパー等を濡らした状態で拭うとより洗浄効果が向上する。
【0033】
図6および図7に示すように、本発明に係る試料セル11においては、その上面をマスク層31で覆う構成とすることができる。このマスク層31は、試料セル11上面の第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの開口の周縁部領域を覆う構成とされる。
【0034】
マスク層31は、疎水性の材質のものが好ましく、さらに不透明な材質のものが好ましい。例えば、プラスティック、金属等が挙げられる。マスク層31の材質が、疎水性のものであることにより、仮に測定試料21が試料収容室28から外れた場合においても、マスク層31と測定試料21との間の界面張力が小さいために、測定試料21が試料収容室28の外方へ流れ出ることを防ぐことができる。また、マスク層31が不透明な材質のものであることにより、ピペットチップ等で測定試料21を注入する際に、先端の位置を確定し易くすることができる。
マスク層31の厚さは、0.1mm以下が好ましい。
【0035】
図8に示すように、本発明に係る試料セル11においては、カバー体32を設ける構成とすることができる。このカバー体32は、第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの開口を覆い、開閉可能な構成とされる。カバー体32には、凸部33が具えられており、凸部33は、第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの開口の周縁部領域を覆うよう設けられたマスク層31の開口部形状に適合した角柱の形状でカバー体32に設けられている。
【0036】
本発明の分光光度計10によれば、凸部33を具えるカバー体32を有することにより、第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの開口を覆うので、測定試料の蒸発を防ぐことができる。
さらに、図8に示すように、測定試料21が流動性の低いものである場合において、第2凹所25Bのような幅の狭い試料収容室28に測定試料21を完全に充填することが困難な場合がある。このような場合において、凸部33を具えるカバー体32を用いることにより、上から測定試料21を押し込むようにして、測定試料21を試料収容室28全体に完全に充填することができる。
【0037】
上記構成の分光光度計10によれば、幅の大きさが異なる2つ凹所25A,25Bよりなる試料収容室28を有する試料セル11と、光路を選択する光路選択機構18とを有することにより、測定光路長の異なる光路を任意に選択することができるので、同一の測定試料について適切な条件で吸光度測定を簡便に行うことができる。従って、吸光度が大きく異なる複数の測定試料についても、試料セルの交換を必要とせず、同一の試料セル11で測定することができる。
また、本発明の分光光度計10によれば、試料セル11において、試料収容室28の凹所25A,25Bの深さを小さい構成とすることにより、ティッシュペーパーや布等で測定試料を簡単に拭き取ることができ、試料収容室28の洗浄を容易に行うことができる。
さらに、本発明の分光光度計10によれば、疎水性の材質よりなるマスク層31が試料セル11の上面を覆う構成により、極微量の測定試料21を試料収容室28へ注入するときに、仮に測定試料21が試料収容室28から外れた場合においても、測定試料21が試料収容室28の外方へ流れ出ることを防ぐことができる。
さらにまた、本発明の分光光度計10によれば、第1凹所25Aおよび第2凹所25Bの開口を覆うためのカバー体32を有することにより、測定試料21の蒸発を防ぐことができる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明の分光光度計においては、光路選択機構と、幅の異なる複数の凹所を有する試料セルとを有する構成とされていれば、その具体的な構成、例えば凹所の数、凹所の形状等は、特に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
また、光路選択機構も特に限定されるものではなく、試料セルを移動させて光路長を選択する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の分光光度計の一例における概略を示す説明図である。
【図2】図1における分光光度計の要部の説明用拡大斜視図である。
【図3】本発明に用いられる試料セルの説明用分解斜視図である。
【図4】本発明に用いられる試料セルの平面図である。
【図5】図4における試料収容室形成用板のa−a線断面図である。
【図6】本発明に係る試料セルの上面にマスク層が設けられた例を示す平面図である。
【図7】図6における試料収容室形成用板のb−b線断面図である。
【図8】本発明に係る試料セルにカバー体が設けられた例を示す説明用断面図である。
【符号の説明】
【0040】
10 分光光度計
11 試料セル
12 光源
13 投光ファイバー
14 受光ファイバー
15a 出射端
15b 受光端
16 受光部
17 中央演算装置
18 光路選択機構
19 ファイバー可動台
20A 第1光軸
20B 第2光軸
21 測定試料
22 プランジャー
23 電動ソレノイド
24 リニアベアリング
25A 第1凹所
25B 第2凹所
26 試料収容室形成用板
27A 光入射側板
27B 光出射側板
28 試料収容室
29A 第1凹部
29B 第2凹部
30 試料セル収容空間
31 マスク層
32 カバー体
33 凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1凹所およびこの第1凹所と連通し当該第1凹所と幅の異なる第2凹所よりなる試料収容室を有する試料セルと、
第1凹所をその幅方向に測定光が通過する第1の光路と、第2凹所をその幅方向に測定光が通過する第2の光路のいずれか一方を選択する光路選択機構とを有することを特徴とする分光光度計。
【請求項2】
第1凹所および第2凹所が試料セルの上面に開口する状態で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分光光度計。
【請求項3】
第1凹所および第2凹所の深さが0.4mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分光光度計。
【請求項4】
試料セルは、第1凹所および第2凹所の開口の周縁部領域の上面を覆う疎水性の材質よりなるマスク層を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の分光光度計。
【請求項5】
試料セルの第1凹所および第2凹所の開口を覆うための開閉可能なカバー体が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の分光光度計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−101634(P2010−101634A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270700(P2008−270700)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000137476)株式会社マルコム (15)
【Fターム(参考)】