説明

分子およびそのキメラ分子

本発明は、一般的にタンパク質、診断、治療、および栄養の分野に関する。より詳しくは、本発明は、一つまたは複数の薬理学的特質を示す、そのような特質に関連する、またはそのような特質の基礎を形成する測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを有する、IL-2、IL-2-Ra、IL-2-Rb、IL-2-RgのようなIL-2タンパク質ファミリーに属するもしくは関する単離タンパク質分子、またはIL-2-Fc、IL-2Ra-Fc、IL-2Rb-Fc、およびIL-2Rg-Fcのようなタンパク質分子の少なくとも一部を含むそのキメラ分子を提供する。本発明はさらに、一連の診断、予防、治療、栄養、および/または研究応用における単離タンパク質またはそのキメラ分子の使用を企図する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つまたは複数の特有の薬理学的特質を示す、そのような特質に関連した、またはそのような特質の基礎を形成する、測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを含む単離タンパク質。
【請求項2】
多数の測定可能な生理化学的パラメータ{[Px]1、[Px]2、...[Px]n}を含む生理化学的プロフィールを含む請求項1記載の単離タンパク質であって、式中Pxは測定可能な生理化学的パラメータを表し、「n」は≧1の整数であり、[Px]1〜[Px]nのそれぞれは異なる測定可能な生理化学的パラメータであり、測定可能な生理化学的特徴のいずれか一つの値または一つより多い測定可能な生理化学的特徴の一連の値は、特有の薬理学的特質Tyまたは一連の特有の生理化学的特質{[Ty]1、[Ty]2、...[Ty]m}を示すか、そのような特質に関連するか、またはそのような特質の基礎を形成し、式中Tyは特有の薬理学的特質を表し、mは≧1の整数であり、[Ty]1〜[Ty]mのそれぞれは異なる薬理学的特質である、単離タンパク質。
【請求項3】
IL-2、IL-2Ra-Fc、IL-2Rb-Fc、IL-2Rg-Fcを含む群より選択される、請求項1または2記載の単離タンパク質。
【請求項4】
表2に記載される測定可能な生理化学的パラメータを含む、請求項3記載の単離タンパク質。
【請求項5】
表3に記載される一つまたは複数の特有の薬理学的特質を含む、請求項3または4記載の単離タンパク質。
【請求項6】
一つまたは複数のペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分に融合した、請求項3〜5のいずれか一項記載のIL-2またはその断片を含むキメラ分子。
【請求項7】
ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分がヒト免疫グロブリンの定常領域(Fc)またはフレームワーク領域を含む、請求項6記載のキメラ分子。
【請求項8】
キメラ分子がIL-2-Fcである、請求項6または7記載のキメラ分子。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項記載の単離タンパク質またはキメラ分子を含む薬学的組成物。
【請求項10】
請求項1〜5のいずれか一項記載の単離タンパク質、請求項6〜8のいずれか一項記載のキメラ分子、または請求項9記載の薬学的組成物の有効量を哺乳動物被験体に投与する段階を含む、タンパク質の量または活性を増加させることによって状態が改善され得る、哺乳動物被験体における状態を処置または予防する方法。
【請求項11】
単離タンパク質が請求項5記載の単離タンパク質である、請求項10記載の方法。
【請求項12】
キメラ分子が請求項8記載のキメラ分子である、請求項10記載の方法。
【請求項13】
SEQ ID NO:27、29、31、33、37、39、41、43、45、47、49、51、53、57、59、61、63、65、67、69、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93からなる一覧、または前述の一覧の配列の任意の一つと少なくとも約65%の同一性を有するヌクレオチド配列、もしくは低ストリンジェンシー条件下で上記配列もしくはその相補型の任意の一つとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列から選択されるヌクレオチド配列。
【請求項14】
SEQ ID NO:27、29、31、33、37、39、41、43、45、47、49、51、53、57、59、61、63、65、67、69、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93からなる一覧、または前述の一覧の配列の任意の一つと少なくとも約60%の同一性を有するヌクレオチド配列、もしくは低ストリンジェンシー条件下で上記配列もしくはその相補型の任意の一つとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる単離タンパク質またはキメラ分子。
【請求項15】
SEQ ID NO:27、29、31、33、37、39、41、43、45、47、49、51、53、57、59、61、63、65、67、69、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93と少なくとも60%の類似性を有する、または最適に整列させた後におよび/または低ストリンジェンシー条件下でSEQ ID NO:27、29、31、33、37、39、41、43、45、47、49、51、53、57、59、61、63、65、67、69、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93、もしくはその相補型の一つもしくは複数とハイブリダイズすることができるヌクレオチドの配列を含む、タンパク質もしくはキメラ分子またはその機能的部分をコードする単離核酸分子。
【請求項16】
SEQ ID NO:28、30、32、34、38、40、42、44、46、48、50、52、54、58、60、62、64、66、68、70、72、74、78、80、82、84、86、88、90、92、94の一つもしくは複数において実質的に記述されているアミノ酸配列、または最適に整列させた後にSEQ ID NO:28、30、32、34、38、40、42、44、46、48、50、52、54、58、60、62、64、66、68、70、72、74、78、80、82、84、86、88、90、92、94の一つもしくは複数と少なくとも約60%の類似性を有するアミノ酸配列を有するタンパク質またはキメラ分子をコードするヌクレオチドの配列を含む単離核酸分子。
【請求項17】
(a) 固相支持体マトリクス;(b) ヒトタンパク質またはキメラ分子に対する一つまたは複数の抗体;(c) ブロッキング溶液;(d) 一つまたは複数の基質保存溶液;(e) 基質緩衝溶液;(f) 標準的なヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料;および(g) 使用説明書を含む、生物学的調製物中に存在するヒト細胞発現ヒトタンパク質またはキメラ分子のレベルを決定するためのキット。
【請求項18】
標準的なヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料が、請求項5記載の単離タンパク質または請求項8記載のキメラ分子の調製物である、請求項17記載のキット。
【請求項19】
そのまたはそれぞれの抗体が、請求項5記載の単離タンパク質または請求項8記載のキメラ分子を含む調製物による哺乳動物の免疫化に由来する、請求項17または18記載のキット。
【請求項20】
ヒト細胞発現ヒトタンパク質が、天然に存在するヒトIL-2、IL-2Ra、IL-2Rb、IL-2Rgである、請求項17〜19のいずれか一項記載のキット。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−529505(P2008−529505A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−554384(P2007−554384)
【出願日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001780
【国際公開番号】WO2006/086823
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(504439090)アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】APOLLO LIFE SCIENCES LIMITED
【Fターム(参考)】