説明

分子発光デバイス

【課題】分子スケールの発光デバイスを提供する。
【解決手段】本発明の発光デバイスは、ゲート電極(101)と、電気刺激によって発光する分子を含み、その分子がゲート電極(101)の有効範囲内に配置されているチャネル(103)と、チャネルの第1の端部に結合され、チャネルに電子を注入するソース(104)と、チャネルの第2の端部に結合され、チャネルにホールを注入するドレイン(105)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光デバイス(LED)に関し、より詳細にはカーボン・ナノチューブLEDに関する。
【背景技術】
【0002】
かねてから、経済的な理由により、ウエハ上でのフォトニック(photonic)構造の集積化が推進されてきた。しかし、フォトニック・バンドギャップ構造の構築における最近の進歩によってもたらされたまたとない好機を最大限に利用するためには、電流および光励起によって駆動された場合に発光可能なナノスケールのデバイスが必要である。シリコンをベースとする従来の半導体フォトニック構造は、光子源を提供するために、直接遷移型のバンドギャップを有する材料または微孔性のシリコンを集積する必要があるが、どちらにも大きな技術的課題があり、いまだ実用化されていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、シリコン技術に適合できる、発光を電気的に誘発できる分子スケールのデバイスが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によれば、発光デバイスは、ゲート電極と、電気的刺激によって発光する分子を含み、その分子がゲート電極の有効範囲内に配置されているチャネルと、チャネルの第1の端部に結合され、チャネルに電子を注入するソースと、チャネルの第2の端部に結合され、チャネルにホールを注入するドレインとを備える。
【0005】
その分子は、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである。
【0006】
ゲート電極は基板内に形成され、あるいはゲート電極は基板である。
【0007】
その分子は、実質的に同時二極性(ambipolar)である。その分子は、整流作用のあるカーボン・ナノチューブである。その分子は、単層ナノチューブと多層ナノチューブのうちの一方である。
【0008】
電荷密度は、約10Amps/cm〜10Amps/cm(1012C/m〜1013C/m)である。ドレイン電圧はゲート電圧の約2倍であり、ソースはグランド電位に近い。
【0009】
その分子は、実質的にドーピングされていない。その分子の第1の端部は、n型にドーピングされる。
【0010】
チャネルは、基板上に配置した、電気的刺激によって発光する1分子を含む。チャネルは、基板上に配置した、電気的刺激によって発光する少なくとも2つの分子を含む。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、光を生成する方法は、ソースと、ドレインと、ゲート電極と、電気的刺激によって発光する分子を含むチャネルとを備える電界効果トランジスタを用意するステップを含み、その分子は、所望の波長の光を生成するように適合された直径を有する。さらにこの方法は、ゲート電極をゲート電圧でバイアスするステップと、ソースとドレインとの間に電圧を印加することによってチャネルを順方向にバイアスするステップと、電子とホールとを再結合させるステップとを含み、その再結合によって所望の波長の光が生成される。
【0012】
チャネルは、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブの一つである。
【0013】
ゲート電圧およびドレインに印加される電圧は、チャネルから発光を生じさせるのに適した電荷密度をチャネル全体に生じさせる。
【0014】
所望の波長の光は、赤外および可視光を含むスペクトルの一部分である。
【0015】
この方法は、チャネルの第1の部分をn型ドーパントでドーピングするステップを含み、チャネルの第1の部分はソースに隣接している。
【0016】
チャネルは、基板上に配置された、電気的刺激によって発光する1分子を含む。チャネルは、基板上に配置された、電気的刺激によって発光する少なくとも2つの分子を含む。
【0017】
発光デバイスは、電気的刺激によって発光する分子を含み、その分子がn型部分とp型部分とを含み、分子内でpn接合を形成する、チャネルと、
その分子のp型部分に結合され、分子に電子を注入するソースと、分子のn型部分に結合され、分子にホールを注入するドレインとを備える。
【0018】
その分子は、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである。
【0019】
その分子は、順方向にバイアスされる。本来、その分子はp型であり、分子の一端部が化学的にn型にドープされてn型部分を形成する。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、光を生成する方法は、ソースと、ドレインと、電気的刺激によって発光する分子を含むチャネルとを備える2端子デバイスを用意するステップとを含む。その分子は、n型部分とp型部分とを含み、分子内でpn接合を形成する。その分子は、所望の波長の光を生成するのに適した直径を有する。さらにこの方法は、p型部分に結合されたソースとn型部分に結合されたドレインの間に電圧を印加することによって分子を順方向にバイアスするステップと、電子とホールを再結合させるステップとを含み、その再結合によって所望の波長の光が生成される。
【0021】
その分子は、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである。
【0022】
添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を、以下でより具体的に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の一実施形態によれば、誘導順方向バイアスされるpn接合を有する、電界効果を用いる単一分子デバイスは、発光を電気的に誘発することができる。この発光は、1次元の単一の分子、例えばカーボン・ナノチューブまたは窒化ホウ素ナノチューブから発生させることができるので、電気的に励起される発光デバイスの大きさが大幅に縮小される。
【0024】
図1を参照すると、デバイスは、ゲート電極101、例えばシリコン基板を備える。ゲート電極は、基板内に形成すること、または図2に示すように基板にすることができる。さらにデバイスは、ゲート酸化膜102、例えば酸化シリコン層または酸化アルミニウム層を含み、その上にはカーボン・ナノチューブ103を付着させることができる。カーボン・ナノチューブ103は、ゲート電極101の有効範囲内にあり、そのためゲート電極は、カーボン・ナノチューブ103を電気的に刺激して、例えば100nmの波長の発光を生じさせることができる。カーボン・ナノチューブ103は、例えば、半導体の特性を付与するキラリティを有する単層カーボン・ナノチューブにすることができる。カーボン・ナノチューブ以外のナノチューブで実現することもできる。ソース104およびドレイン105を、カーボン・ナノチューブ103の両端部に形成する。酸化シリコンなどのキャップ106を、デバイス上に付着させることができる。
【0025】
カーボン・ナノチューブ分子は、単層または多層にすることができる。多層ナノチューブは、一連の同心ナノチューブ・シリンダを有する。単層ナノチューブおよび多層ナノチューブはどちらも、キラリティ(すなわち立体配座のジオメトリ)に応じて金属性または半導体性にすることができる。金属性ナノチューブは、抵抗が一定であり、高密度の電流を伝導することができる。半導体性ナノチューブは、電界効果トランジスタ(FET)として、電気的にオンオフすることができる。2つのタイプは、共有結合(電子の共有)させることができる。
【0026】
カーボン・ナノチューブをベースとする分子システムによりホールおよび電子が空間電荷領域全体へ注入され、順方向バイアスされたpn接合を介して、発光を実現することができる。直接遷移型のバンドギャップを有する従来の半導体発光ダイオードの場合と同様に、空間電荷領域内の過剰な電子と過剰なホールを再結合させると、光子を放出させることができる。しかし、本発明の一実施形態によれば、高分子膜または有機膜と、結晶とを使用する従来のものとは違って、p型領域およびn型領域は、単一の分子の両端部にある。
【0027】
図3を参照すると、選択的ドーピングによって、p型領域およびn型領域を単一の分子内に作り出すことができる。例えば、本質的にp型のカーボン・ナノチューブ分子103を、ソース電極104とドレイン電極105の間に配置することができる。例えば電子線リソグラフィを含むリソグラフィ技法を使用して、分子の一端部を201でマスクする。次いで、露出した端部をドーピングすることができる。本質的にp型の分子の露出した端部に、例えばカリウム・ドーピングによってドーピングを行い、露出した領域内にn型領域を作り出す。したがって、pn接合が分子内に作り出され、次いでそれに順方向のバイアスをかけると、再結合による発光が生じる。
【0028】
本発明の一実施形態によれば、ナノチューブをベースをする発光デバイスは、2端子pn接合デバイスまたは3端子デバイスにすることができる。図3を参照すると、ソース104およびドレイン105を備え、ナノチューブ103が化学的にドーピングされた2端子pn接合デバイスを形成することができる。この2端子デバイスは、ゲートを備えていない。したがって、pn接合を生成するように、化学的にドーピングされたナノチューブが使用される。発光させるために、バイアス電圧を分子103の両端に印加することができ、この場合、負端子は分子のn型端部に結合され、正端子は分子のp型端部に結合される。3端子デバイスは、ソース104、ドレイン105、ゲート101を備えており、ナノチューブ103は、化学的にドーピングしないでおくこともでき、化学的にドーピングして電界ドーピングを増大させることもできる。
【0029】
図4を参照すると、同時二極性の挙動を示す単一の分子300は、電界効果が生じる構造上にあるドレイン電極301とソース電極302との間に配置される。次いで、ドレイン301の電圧とソース302の電圧の間の値のゲート電圧で、この構造をバイアスする。このゲート電界により、ナノチューブの一端部にホールを注入できるようになり、したがってこれはp型にドーピングされているような挙動を示し、一方、ナノチューブの別の一端部には電子を注入できるようになり、したがってこれはn型にドーピングされているような挙動を示す。分子の両端部でゲート電界が異符号であるので、分子の片側はp型にドーピングされ(h+)、分子の反対側はn型にドーピングされる(e−)。p型にドーピングされた領域がより高い電圧を有する側にあるので、分子内に形成されたpn接合は順方向にバイアスされる。このようにして、順方向にバイアスされたpn接合が単一の分子内で形成され、それにより、再結合による発光(hν)を電流によって発生させることができる。図4に示すように、再結合による発光は、p型領域およびn型領域から成る領域内でナノチューブ本体に沿って生じる。
【0030】
カーボン・ナノチューブを使用して試作品の発光デバイスを構築した。この例では、上記の第1の実施形態を使用する。試作品のデバイスは、電界効果が生じる構造内に単一のカーボン・ナノチューブを備える(例えば図1〜図2参照)。このデバイスは、同時二極性の電気伝導性を示した。
【0031】
デバイスの端子での電圧は、酸化物の厚さによって調整することができる。ソース電圧が0ボルト付近(例えば+/−1/2ボルト)の場合、ドレイン電圧は、ゲート電圧の2倍である。例えば、100nmのゲート厚で、ソースを接地し、ゲート電圧を+5ボルトに固定し、ドレインに+10ボルトのバイアスを加えると、デバイスからの発光が観察された。電荷密度は10Amps/cm〜10Amps/cm(1012C/m〜1013C/m)の間にすることができるが、これはデバイスのパラメータおよびジオメトリによって変わり得る。この開示から、デバイスの動作電圧は、デバイスのパラメータおよびジオメトリに依存し得ることが当業者には理解されよう。例えば、ゲート酸化膜が薄くなると、動作させるゲート電圧も低くなるということである。ソース付近では、ナノチューブは、電界効果ドーピングのためにn型にドーピングされる。ドレイン付近のナノチューブは電界が逆になるので、この領域のナノチューブは、p型にドーピングされる。図5では、ドレイン電流が、ゲート電圧が+5ボルトで、ソースを接地した状態で、0ボルト〜+10ボルトまで掃引したときのドレイン電圧の関数としてプロットされている。
【0032】
デバイスからの発光は、順方向バイアス接合モードでの動作時に観察される。カーボン・ナノチューブのバンドギャップが小さいことから予想されるように、この発光は赤外領域においてである。半導体ナノチューブのバンドギャップは1/d(dはナノチューブの直径)であるので、デバイスの発光は赤外から可視光の範囲内で調整することができる。
【0033】
図6を参照すると、光を生成する方法は、ソースと、ドレインと、ゲートと、所望の波長の光を生成するのに適した直径を有するカーボン・ナノチューブのチャネルとを備えた電界効果トランジスタを用意することを含む(501)。ゲートは、約プラス5ボルトの電圧でバイアスすることができ(502)、約プラス10ボルトの電圧をドレインに印加することによって、カーボン・ナノチューブのチャネルを順方向にバイアスすることができる(503)。電子とホールの再結合により、所望の波長の光が生成される(504)。ナノチューブを使用して、ナノチューブの直径に応じた、赤外および可視光を含むスペクトルの一部分の光を生成することができる。
【0034】
このデバイスの一利点は、電気的に誘発された発光を、単一の分子から観察することができることである。さらに、ナノチューブ内の1次元的な静電効果のために、例えば、フェルミ準位がミッドギャップにある接点でも、接点でのトンネリング確率が高く、ショットキー障壁が薄いので、この分子デバイス内へのキャリヤ注入は非常に効率的である。この1次元システムにおけるナノチューブのショットキー障壁の特性のために、電流はそれほど制限されず、高い注入率が得られ、それによって発光の効率性がより高まる。したがって、この接点方式では、通常の光子源の場合のように非対称な注入を行う特別設計の接点が必要でない。
【0035】
以上、発光を電気的に誘発できる分子スケールのデバイスの好ましい実施形態について説明してきたが、当業者であれば、上記の教示に照らして修正および変更を行えることに留意されたい。したがって、ここで開示した本発明の具体的な実施形態において、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲および趣旨内で変更を行うことができることを理解されたい。したがって、特許法で求められるように詳細かつ具体的に本発明を説明してきたが、特許請求し、特許証による保護を要望する内容は、添付の特許請求の範囲に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態による分子発光デバイスを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による分子発光デバイスを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による分子発光デバイスを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態によるナノチューブを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるドレイン電流対ドレイン電圧を示すグラフである。
【図6】本発明の一実施形態による方法を示すフロー・チャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲート電極と、
電気刺激によって発光する分子を含み、前記分子が前記ゲート電極の有効範囲内に配置されているチャネルと、
前記チャネルの第1の端部に結合され、前記チャネルに電子を注入するソースと、
前記チャネルの第2の端部に結合され、前記チャネルにホールを注入するドレインとを備える、発光デバイス。
【請求項2】
前記分子が、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記ゲート電極が基板内に形成される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記ゲート電極が基板である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記分子が、実質的に同時二極性である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記分子が、整流作用のあるカーボン・ナノチューブである、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記分子が、単層ナノチューブと多層ナノチューブのうちの一方である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
電荷密度が、約10Amps/cm〜10Amps/cmの間にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
ドレイン電圧がゲート電圧の約2倍であり、前記ソースがグランド電位に近い、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
前記分子が、実質的にドーピングされていない、請求項1に記載のデバイス。
【請求項11】
前記分子の前記第1の端部が、n型にドーピングされている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項12】
前記チャネルが、基板上に配置された、電気刺激によって発光する1分子を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項13】
前記チャネルが、基板上に配置された、電気刺激によって発光する少なくとも2個の分子を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項14】
ソースと、ドレインと、ゲート電極と、電気刺激によって発光する分子を含むチャネルとを備える電界効果トランジスタを用意するステップであって、前記分子が、所望の波長の光を生成するように適合された直径を有するステップと、
前記ゲート電極をゲート電圧でバイアスするステップと、
前記ソースと前記ドレインの間に電圧を印加することによって前記チャネルを順方向にバイアスするステップと、
電子とホールを再結合させるステップであって、前記再結合によって所望の前記波長の光が生成されるステップとを含む、光を生成する方法。
【請求項15】
前記チャネルが、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ゲート電圧および前記ドレインに印加される前記電圧が、前記チャネルから発光を生じさせるのに適した電荷密度を前記チャネル全体に発生させる、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
所望の前記波長の前記光が、赤外および可視光を含むスペクトルの一部分である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記チャネルの第1の部分をn型ドーパントでドーピングするステップであって、前記チャネルの前記第1の部分が前記ソースに隣接するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記チャネルが、基板上に配置された、電気刺激によって発光する1分子を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記チャネルが、基板上に配置された、電気刺激によって発光する少なくとも2個の分子を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項21】
電気刺激によって発光する分子を含み、前記分子がn型部分とp型部分とを含み前記両部分が前記分子内でpn接合を形成する、チャネルと、
前記分子の前記p型部分に結合され、前記分子内に電子を注入するソースと、
前記分子の前記n型部分に結合され、前記分子内にホールを注入するドレインとを備える、発光デバイス。
【請求項22】
前記分子が、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブのうちの一つである、請求項21に記載のデバイス。
【請求項23】
前記分子が、順方向にバイアスされる、請求項21に記載のデバイス。
【請求項24】
前記分子が、本来はp型であり、前記分子の一端部が化学的にn型にドープされて前記n型部分を形成する、請求項21に記載のデバイス。
【請求項25】
ソースと、ドレインと、電気刺激によって発光する分子を含むチャネルとを備える2端子デバイスを用意するステップであって、前記分子がn型部分とp型部分とを含み前記両部分が分子内でpn接合を形成し、前記分子が所望の波長の光を生成するのに適した直径を有するステップと、
前記p型部分に結合された前記ソースと前記n型部分に結合された前記ドレインとの間に電圧を印加することによって前記分子を順方向にバイアスするステップと、
電子とホールを再結合させるステップであって、前記再結合によって所望の前記波長の光が生成されるステップとを含む、光を生成する方法。
【請求項26】
前記分子が、カーボン・ナノチューブと窒化ホウ素ナノチューブの一つである、請求項25に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2006−501654(P2006−501654A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−540257(P2004−540257)
【出願日】平成15年9月26日(2003.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2003/030647
【国際公開番号】WO2004/030043
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】