説明

分散型仮想リソースブロックのスケジューリング方法

【課題】分散型仮想リソースブロックのスケジューリング方法を提供すること。
【解決手段】仮想リソースブロックを物理リソースブロックに效率的にスケジューリングする方法が開示される。無線移動通信システムにおいて、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングする場合に、マッピングのために使用されるブロックインターリーバーにヌル(Null)が挿入されるときに、ブロックインターリーバーを、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に分割して生成されるN個のグループに、前記ヌル(Null)を均等に分散してマッピングする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広帯域無線移動通信システムに係り、特に、セルラーOFDM無線パケット通信システムで上/下りリンクパケットデータ送信のための無線リソーススケジューリングに関するものである。
【背景技術】
【0002】
セルラーOFDM無線パケット通信システムで、上/下りリンクデータパケット伝送は、サブフレーム(Subframe)単位で行われ、1サブフレームは複数のOFDMシンボルを含む一定時間区間で定義される。
【0003】
3GPP(Third Generation Partnership Project)は、FDD(Frequency Division Duplex)に適用可能なタイプ1無線フレーム構造と、TDD(Time Division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造を支援する。図1に、タイプ1無線フレームの構造を示す。タイプ1無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、1個のサブフレームは、2個のスロットで構成される。図2には、タイプ2無線フレームの構造を示す。タイプ2無線フレームは、2個のハーフフレーム(Half frame)で構成され、各ハーフフレームは、5個のサブフレーム、DwPTS(Downlink Piloting Time Slot)、GP(Gap Period)及びUpPTS(Uplink Piloting Time Slot)で構成され、1サブフレームは、2個のスロットで構成される。すなわち、無線フレームのタイプによらず、1個のサブフレームは、2個のスロットで構成される。
【0004】
各スロットで伝送される信号は、
【0005】
【化1】

のサブキャリア(Subcarrier)及び
【0006】
【化2】

のOFDMシンボル(Symbol)で構成されるリソース格子(Resource Grid)により表すことができる。ここで、
【0007】
【化3】

は、下りリンクにおけるリソースブロック(Resource Block; RB)の個数を示し、
【0008】
【化4】

は、一つのRBを構成するサブキャリアの個数を示し、
【0009】
【化5】

は、一つの下りリンクスロットにおけるOFDMシンボルの個数を示す。このリソース格子構造を、図3に示す。
【0010】
RBは、ある物理チャネルとリソース要素とのマッピング(Mapping)関係を表すために使われる。RBは、物理リソースブロック(Physical Resource Block; PRB)と仮想リソースブロック(Virtual Resource Block; VRB)とに分類することができる。VRBとPRBとのマッピング関係は、1個のサブフレーム単位で表すことができる。より詳細には、1個のサブフレームを構成する各スロット単位で表すことができる。そして、VRBとPRBとのマッピング関係は、VRBのインデックスとPRBのインデックスとのマッピング関係を用いて表すことができる。これについての具体的な説明は、本発明の実施例でさらに後述する。
【0011】
PRBは、時間領域における
【0012】
【化6】

の連続したOFDMシンボルと周波数領域における
【0013】
【化7】

の連続したサブキャリアにより定義される。したがって、一つのPRBは、
【0014】
【化8】

のリソース要素で構成される。PRBは、周波数領域で0から
【0015】
【化9】

までの数字が割り当てられる。
【0016】
VRBは、PRBと同じ大きさを有することができる。2タイプのVRBが定義されるが、その一つのタイプは、ローカル型(Localized Type)であり、もう一つのタイプは分散型(Distributed Type)である。各タイプのVRBに対して、1対のVRBが単一のVRBインデックス(以下、VRBナンバー(Number)とも称する。)を有し、1個のサブフレームにおける2個のスロットにわたって割り当てられる。言い換えると、1個のサブフレームを構成する2個のスロットのうち、第1スロットに属する
【0017】
【化10】

のVRBにはそれぞれ、0から
【0018】
【化11】

までのいずれか一つのインデックスが割り当てられ、2個のスロットのうち第2スロットに属する
【0019】
【化12】

のVRBにも同様、それぞれ0から
【0020】
【化13】

のいずれか一つのインデックスが割り当てられる。
【0021】
第1スロットの特定仮想周波数帯域に対応するVRBのインデックスは、第2スロットの特定仮想周波数帯域に対応するVRBのインデックスと同じ値を有する。すなわち、第1スロットのi番目の仮想周波数帯域に対応するVRBをVRB1(i)と表記し、第2スロットのj番目の仮想周波数帯域に対応するVRBをVRB2(j)と表記し、VRB1(i)とVRB2(j)のインデックスナンバーをそれぞれ、index(VRB1(i))、index(VRB2(j))と表記すると、index(VRB1(k))=index(VRB2(k))の関係が成立する(図4a参照)。
【0022】
同様に、第1スロットの特定周波数帯域に対応するPRBのインデックスは、第2スロットの特定周波数帯域に対応するPRBのインデックスと同じ値を有する。すなわち、第1スロットのi番目の周波数帯域に対応するPRBをPRB1(i)と表記し、第2スロットのj番目の周波数帯域に対応するPRBをPRB2(j)と表記し、PRB1(j)とPRB2(j)のインデックスナンバーをそれぞれindex(PRB1(i))、index(PRB2(j))と表記すると、index(PRB1(k))=index(PRB2(k))の関係が成立する(図4b参照)。
【0023】
上述の複数個のVRBのうち、一部はローカル型として割り当て、他の一部は分散型として割り当てることができる。以下、ローカル型として割り当てられたVRBを、ローカル型VRB(Localized Virtual Resource Block; LVRB)とし、分散型として割り当てられたVRBを分散型VRB(Distributed Virtual Resource Block; DVRB)とする。
【0024】
LVRB(ローカル型VRB、Localized VRB)は、PRBに直接マッピングされ、LVRBのインデックスは、PRBのインデックスに対応する。そして、インデックスiのLVRBは、インデックスiのPRBに対応する。すなわち、インデックスiを有するLVRB1は、インデックスiを有するPRB1に対応し、インデックスiを有するLVRB2は、インデックスiを有するPRB2に対応する(図5参照)。この場合、図5のVRBはいずれもLVRBとして割り当てられたとする。
【0025】
DVRB(分散型VRB)は、PRBに直接マッピングされなくても良い。すなわち、DVRBのインデックスは、一連のプロセスを経た後にPRBにマッピングすることもできる。
【0026】
まず、DVRBの連続したインデックス列は、ブロックインターリーバー(Block
Interleaver)によりその順序が替わりうる。ここで、連続したインデックス列とは、インデックスナンバーが0から始まって1ずつ増加しながら順次に増加したものを意味する。インターリーバーから出力されたインデックス列は、PRB1の連続したインデックス列に順次にマッピングされる(図6参照)。図6のVRBはいずれもDVRBとして割り当てられたとする。続いて、インターリーバーから出力されたインデックス列は、あらかじめ定められた数だけ循環シフト(Cyclic Shift)され、この循環シフトされたインデックス列は、PRB2の連続したインデックス列に順次にマッピングされる(図7参照)。図7のVRBはいずれもDVRBとして割り当てられたとする。このような方法で、2個のスロットにわたって、PRBインデックスとDVRBインデックスをマッピングすることができる。
【0027】
このプロセスにおいて、インターリーバーを経由しないDVRBの連続したインデックス列がPRB1の連続したインデックス列に順次にマッピングされることもできる。また、インターリーバーを経由しないDVRBの連続したインデックス列が、あらかじめ定められた数だけ循環シフトされ、この循環シフトされたインデックス列がPRB2の連続したインデックス列に順次にマッピングされることもできる。
【0028】
DVRBをPRBにマッピングする上述のプロセスによれば、同じインデックスiを有するPRB1(i)とPRB2(i)は、互いに異なるインデックスm、nを有するDVRB1(m)とDVRB2(n)にマッピングされることができる。例えば、図6及び図7を参照すると、PRB1(1)とPRB2(1)は、それぞれ異なるインデックスを有するDVRB1(6)とDVRB2(9)にマッピングされる。DVRBのマッピング方式によって周波数ダイバーシティ効果を得ることができる。
【0029】
図8のように、VRBのうち、VRB(1)がDVRBとして割り当てられた場合には、図6及び図7による方法を用いる場合、PRB2(6)とPRB1(9)にはVRBがまだ割り当てられていない状態であるが、このPRB2(6)とPRB1(9)にはLVRBを割り当てることができない。なぜなら、上述のLVRBのマッピング方式によれば、PRB2(6)とPRB1(9)にLVRBがマッピングされるということは、PRB1(6)とPRB2(9)にもLVRBがマッピングされるということを意味するが、既にPRB1(6)とPRB2(9)は、上述のVRB1(1)とVRB2(1)によりマッピングされたためである。したがって、DVRBのマッピング結果によってLVRBのマッピングが制限されうるということが理解できる。したがって、LVRBのマッピングを考慮してDVRBのマッピング規則を決定する必要がある。
【0030】
マルチキャリアを使用する広帯域無線移動通信システムにおいて、無線リソースを各端末に対してLVRB及び/またはDVRB方式で割り当てることができる。この割当情報は、ビットマップ形態で伝送することができる。この時、各端末に対する無線リソースの割当は、1個のRB単位で行うことができる。この場合、‘1’RBの粒度(Granularity of ‘1’ RB)でリソースを割り当てることができるが、その割当情報をビットマップ形態で伝送するのに多くのビットオーバーヘッドが要求される。これと違い、連続したk個のインデックスのPRBで構成されるRBG(RB Group)を定義し、1RBGの粒度(Granularity of ‘1’ RBG)でリソースを割り当てることができるが、この場合、RBの割当を精巧に行うことはできないが、ビットオーバーヘッドが減少する長所がある。この時、例えば、k=3でありうる。
【0031】
この場合、LVRBをRBG単位でPRBにマッピングすることができる。例えば、連続した3個のインデックスを有するPRB、すなわち、PRB1(i)、PRB1(i+1)、PRB1(i+2)、PRB2(i)、PRB2(i+1)、PRB2(i+2)が、1個のRBGを構成でき、このRBGにLVRBをRBG単位でマッピングすることができる。ところが、PRB1(i)、PRB1(i+1)、PRB1(i+2)、PRB2(i)、PRB2(i+1)、PRB2(i+2)の一つまたは一つ以上がDVRBによりあらかじめマッピングされた場合、このRBGはLVRBにRBG単位でマッピングすることができない。すなわち、DVRBのマッピング規則は、LVRBのRBG単位のマッピングに制限を与えることがある。
【0032】
上述した通り、DVRBのマッピング規則はLVRBのマッピングに影響を与えるから、LVRBのマッピングを考慮したDVRBマッピング規則を定める必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0033】
本発明の目的は、FSS方式のスケジューリングとFDS方式のスケジューリングとを效率的に組み合わせるためのリソーススケジューリング方式を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0034】
上記目的を達成するために、本発明の一様相において、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援する無線移動通信システムで、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを、物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法は、上記仮想リソースブロックが始まるインデックスナンバー及び上記仮想リソースブロックの長さを表すリソース指示値(RIV)から決定される上記仮想リソースブロックのインデックスに対するインターリービングをブロックインターリーバーを用いて行う段階と、第1スロット及び第2スロットで構成される一つのサブフレームの上記第1スロット上で、上記インターリービングされたインデックスを上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングし、上記第2スロット上で、上記インターリービングされたインデックスが上記分散のためのギャップ(Gap)の大きさだけ循環シフトされたインデックスを上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングする段階と、を含み、上記ギャップ(Gap)の大きさは、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)の二乗の倍数である。
【0035】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)が上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数C=4と定義される時に、上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数Rは、数式1で与えられ、上記ブロックインターリーバーに埋められるヌル(Null)の個数Nnullは、数式2で与えられる。
【0036】
【数1】

ただし、MRBGは、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数を表し、NDVRBは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックの個数を表す。
【0037】
【数2】

ただし、MRBGは、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数を表し、NDVRBは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックの個数を表す。
【0038】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)は、上記分散により決定されるダイバーシティ次数(Diversity Order、NDivOrder)と同一である。
【0039】
好ましくは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックのインデックスdが与えられた時に、上記dにマッピングされる上記第1スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp1,dは、数式3で与えられ、上記dにマッピングされる第2スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp2,dは、数式4で与えられる。ただし、Rは、上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数を表し、Cは、上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数を表し、NDVRBは、分散して割り当てられる仮想リソースブロックとして使用されるリソースブロックの個数(Number of RBs used for DVRB)を表し、Nnullは、上記ブロックインターリーバーに埋められるヌル(Null)の個数、modは、モジューロ演算を意味する。
【0040】
【数3】

【0041】
【数4】


ここで、上記Cは、上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)と同一でありうる。
【0042】
上記p1,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p1,dの値は、p1,d+NPRB−NDVRBとなり、上記p2,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p2,dの値は、p2,d+NPRB−NDVRBとなる。ここで、NPRBは、システムの物理リソースブロックの個数を表す。
【0043】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)が上記ブロックインターリーバーの次数(Degree of block interleaver)の整数倍でない場合に上記インターリービングを行う段階は、上記インターリーバーを、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)のグループに分割し、上記分割された各グループにヌル(Null)を均等に分散させる段階を含む。
【0044】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの行に対応し、上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの列に対応する。
【0045】
本発明の他の様相において、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援する無線移動通信システムで、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法は、上記仮想リソースブロックが始まるインデックスナンバー及び上記仮想リソースブロックの長さを表すリソース指示値(RIV)から決定される上記仮想リソースブロックのインデックスに対するインターリービングをブロックインターリーバーを用いて行う段階と、第1スロット及び第2スロットで構成される一つのサブフレームの上記第1スロット上で、上記インターリービングされたインデックスを上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングし、上記第2スロット上で、上記インターリービングされたインデックスが上記分散のためのギャップ(Gap)の大きさだけ循環シフトされたインデックスを、上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングする段階と、を含み、上記分散のためのギャップ(Gap)の大きさNgapは、数式5で与えられる。
【0046】
【数5】

ただし、MRBGは、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数を表し、NPRBは、システムの物理リソースブロックの個数を表す。
【0047】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーにヌルが入力されることが許容される場合に、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、数式6で与えられる。
【0048】
【数6】

【0049】
好ましくは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックのインデックスdが与えられた時に、上記dにマッピングされる上記第1スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp1,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p1,dの値は、p1,d+NPRB−NDVRBとなり、上記dにマッピングされる上記第2スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp2,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p2,dの値はp1,d+NPRB−NDVRBになり、ここで、NDVRBは、分散して割り当てられる仮想リソースブロックに使用されるリソースブロックの個数(number of RBs used for DVRB)を表す。
【0050】
本発明の他の様相において、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援する無線移動通信システムで、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法は、上記仮想リソースブロックが始まるインデックスナンバー及び上記仮想リソースブロックの長さを表すリソース指示値(RIV)を検出し、上記検出されたリソース指示値から上記仮想リソースブロックのインデックスを決定する段階と、ブロックインターリーバーを用いて上記決定された仮想リソースブロックのインデックスに対するインターリービングを行って、上記仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするマッピング段階と、を含み、上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)は、上記分散により決定されるダイバーシティ次数(Diversity Order、NDivOrder)と同一である。
【0051】
本発明の他の様相において、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援する無線移動通信システムにおいて、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法は、上記仮想リソースブロックが始まるインデックスナンバー及び上記仮想リソースブロックの長さを表すリソース指示値(RIV)から上記仮想リソースブロックのインデックスを決定する段階と、ブロックインターリーバーを用いて上記決定された仮想リソースブロックのインデックスに対するインターリービングを行って、上記仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするマッピング段階と、を含み、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)が上記ブロックインターリーバーの次数(Degree of block interleaver)の整数倍でない場合に、上記マッピング段階は、上記インターリーバーを、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)のグループに分割し、上記分割された各グループにヌル(Null)を均等に分散させる段階と、を含む。
【0052】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの行に対応し、上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの列に対応する。
【0053】
好ましくは、上記制御情報は、PDCCHを通じて伝送されるDCIである。
【0054】
好ましくは、上記ギャップの大きさは、システム帯域幅の関数である。
【0055】
好ましくは、上記物理リソースブロックのインデックスpが与えられた時に、上記pにマッピングされる上記インターリービングされたインデックスdp1は、数式7または数式8で与えられ、上記pにマッピングされる上記循環シフトしたインデックスdp2は、数式9または数式10で与えられる。ただし、Rは、上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数を表し、Cは、上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数を表し、NDVRBは、分散して割り当てられる仮想リソースブロックに使用されるリソースブロックの個数を表し、modは、モジューロ演算を意味する。
【0056】
【数7】

【0057】
【数8】

【0058】
【数9】

【0059】
【数10】

【0060】
好ましくは、上記ダイバーシティ次数(NDivOrder)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の整数倍である。
【0061】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数が、あらかじめ定められた臨界値(Mth)以上である場合には、上記ギャップの大きさは0である。
【0062】
好ましくは、上記リソースブロックマッピング方法は、上記ギャップの大きさに関する情報を受信する段階をさらに含み、上記ギャップの大きさは、上記受信したギャップの大きさに関する情報により決定される。
【0063】
本発明の他の様相において、RBGリソース割当方式及びサブセットリソース割当方式を支援する無線移動通信システムで、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法は、上記仮想リソースブロックが分散して割り当てられることを表すリソースブロック割当情報を含む制御情報及び上記仮想リソースブロックのインデックスを受信する受信段階と、ブロックインターリーバーを使用して上記仮想リソースブロックのインデックスに対するインターリービングを行う段階であって、上記インターリービングは、上記仮想リソースブロックのインデックスが、複数のRBGサブセットのうちのいずれか一つのサブセットに属する物理リソースブロックのインデックスに全てマッピングされる動作が完了するまでには、上記仮想リソースブロックのインデックスが、他のサブセットに属する物理リソースブロックのインデックスにマッピングされないように行われる、インターリービング実行段階と、を含む。
【0064】
好ましくは、上記リソースブロックマッピング方法は、第1スロット及び第2スロットで構成される一つのサブフレームの上記第1スロット上で、上記インターリービングされたインデックスを上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングし、上記第2スロット上で、上記インターリービングされたインデックスを上記ギャップ(Gap)の大きさだけ循環シフトしたインデックスを、上記物理リソースブロックのインデックスに順次にマッピングする段階をさらに含み、上記分散のためのギャップ(Gap)の大きさは、上記第1スロット上でマッピングされる上記仮想リソースブロックと上記第2スロット上でマッピングされる上記仮想リソースブロックとが同じサブセットに含まれるように決定される。
【0065】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記分散により決定されるダイバーシティ次数(NDivOrder)の整数倍である。
【0066】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)の整数倍である。
【0067】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)に、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じた値の整数倍である。
【0068】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)に、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じた値の整数倍である。
【0069】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)に一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じた値と、上記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である。
【0070】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数(D)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の整数倍である。
【0071】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)を乗じた値と、上記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である。
【0072】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数(D)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の整数倍である。
【0073】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記ブロックインターリーバーの次数(D)に、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)を乗じた値の整数倍である。
【0074】
好ましくは、上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記ブロックインターリーバーの次数(D)に上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)を乗じた値と、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)を乗じた値との公倍数である。
【0075】
好ましくは、上記ブロックインターリーバーの次数(D)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の整数倍である。
【0076】
上述の様々な本発明の様相はいずれも基地局(Base Station)及び/または移動局(Mobile Station)に適用可能である。上述の本発明の各様相が移動局に適用される場合、リソースブロックマッピング方法は、上記インターリービングする段階または上記仮想リソースブロックのインデックスを決定する段階の前に、無線移動通信システムの移動局からリソース指示値(RIV)を受信する段階をさらに含むことができる。
(項目1)
無線移動通信システムにおいて、連続して割り当てられた仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソースブロックマッピング方法であって、
上記仮想リソースブロックのインデックスをブロックインターリーバーを用いてインターリービングする段階と、
上記インターリービングされたインデックスを、分散のためのギャップ(Gap)をもって、サブフレームの第1スロット及び第2スロット上に順次にマッピングする段階と、を含み、
上記ブロックインターリーバーにヌル(Null)が挿入される場合に、上記ヌルは、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に分割された上記ブロックインターリーバーのN個のグループに均等に分散される、リソースブロックマッピング方法。
(項目2)
上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの行に対応し、上記ブロックインターリーバーの次数が上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数である場合には、上記それぞれのグループは上記それぞれの列に対応する、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目3)
上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)は、上記分散により決定されるダイバーシティ次数(Diversity Order、NDivOrder)と同一である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目4)
上記分散してマッピングされる仮想リソースブロックのインデックスdが与えられた時に、上記dにマッピングされる上記第1スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp1,dは、数式1で与えられ、上記dにマッピングされる第2スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp2,dは、数式2で与えられる、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
【数1】

【数2】

ただし、Rは、上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数を表し、Cは、上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数を表し、NDVRBは、分散してマッピングされる仮想リソースブロックに使用されるリソースブロックの個数(number of RBs used for DVRB)を表し、modは、モジューロ演算を表す。
(項目5)
上記無線移動通信システムは、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBG(Resource Block Group)が一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援し、
上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)に、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じた値の整数倍である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目6)
上記分散してマッピングされる仮想リソースブロックのインデックスdが与えられた時に、上記dにマッピングされる上記第1スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp1,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p1,dの値は、p1,d+NPRB−NDVRBになり、上記dにマッピングされる第2スロット上の上記物理リソースブロックのインデックスp2,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、p2,dの値は、p2,d+NPRB−NDVRBになり、
上記NPRBは、システムの物理リソースブロックの個数を表し、上記NDVRBは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックの個数を表す、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目7)
上記無線移動通信システムは、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBG(Resource Block Group)が一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援し、
上記ブロックインターリーバーの次数(Degree)が上記ブロックインターリーバーの列(Column)の個数C=4と定義される時に、上記ブロックインターリーバーの行(Row)の個数Rは、数式1で与えられ、上記ブロックインターリーバーに埋められるヌル(Null)の個数Nnullは、数式2で与えられる、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
【数1】

【数2】

ただし、MRBGは、上記RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数を表し、NDVRBは、上記分散して割り当てられる仮想リソースブロックの個数を表す。
(項目8)
上記仮想リソースブロックの個数が、あらかじめ決定された臨界値(Mth)以上である場合には、上記分散のためのギャップ(Gap)の大きさは0である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目9)
上記リソースブロックマッピング方法は、上記ギャップ(Gap)の大きさに関する情報を受信する段階をさらに含み、上記ギャップの大きさは、上記受信したギャップの大きさに関する情報によって決定される、項目8に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目10)
上記ギャップの大きさは、システム帯域幅の関数である、項目8に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目11)
上記無線移動通信システムは、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援し、
上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、上記RBGセットを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)に、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じた値と、上記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目12)
上記ブロックインターリーバーの次数(D)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の整数倍である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目13)
上記無線移動通信システムは、連続した物理リソースブロックからなる一つのRBGが一つのビットにより表されるリソース割当方式を支援し、
上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に、上記RBGセットを構成する連続した物理リソースブロックの個数の二乗(MRBG)を乗じた値と、上記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である、項目1に記載のリソースブロックマッピング方法。
(項目14)
上記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)が、上記分散により決定されるダイバーシティ次数(NDivOrder)の整数倍である、項目1〜13のいずれか1項に記載のリソースブロックマッピング方法。
【発明の効果】
【0077】
本発明によれば、FSS方式のスケジューリングとFDS方式のスケジューリングを效率的に組み合わせ、スケジューリング情報伝達方式を簡単に具現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明の実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
【0079】
【図1】FDDに適用可能な無線フレーム構造の一例を示す図である。
【図2】TDDに適用可能な無線フレームの構造の一例を示す図である。
【図3】3GPPの伝送スロット(transmission slot)を構成するリソース格子構造(Resource Grid structure)の一例を示す図である。
【図4】図4aは、一つのサブフレーム内における仮想リソースブロックの構造の一例を示す図である。図4bは、一つのサブフレーム内におけるPRBの構造の一例を示す図である。
【図5】LVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図6】1番目のスロットにあるDVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図7】2番目のスロットにあるDVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図8】DVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図9】DVRB及びLVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図10】リソースブロックをコンパクト方式により割り当てる方法の一例を示す図である。
【図11】連続したインデックスを有する2個のDVRBが、複数の隣接したPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図12】連続したインデックスを有する2個のDVRBが、複数の離れているPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図13】連続したインデックスを有する4個のDVRBが、複数の離れているPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施例による、Gap=0に設定した場合のリソースブロックマッピング方法の一例を示す図である。
【図15】ビットマップ構成を説明する図である。
【図16】ビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせてマッピングする方法の一例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例によるDVRBマッピング方法を示す図である。
【図18】本発明の一実施例によるDVRBマッピング方法を示す図である。
【図19】DVRBのインデックスをインターリービングする方法の一例を示す図である。
【図20】図20a及び図20bは、インターリービングに用いられるリソースブロックの個数がダイバーシティ次数(diversity order)の整数倍でない場合における一般的なインターリーバーの動作を示す図である。
【図21】図21a及び図21bは、本発明の一実施例によって、インターリービングに用いられるリソースブロックの個数がダイバーシティ次数の整数倍でない場合にヌルを挿入する方法を示す図である。
【図22】本発明の一実施例によって、インターリービングされたDVRBのインデックスをGap=0の値でマッピングする方法を示す図である。
【図23】本発明の一実施例によって、端末別に異なるGap値を用いてDVRBのインデックスをマッピングする方法の一例を示す図である。
【図24】DVRBインデックスとPRBインデックスとの関係を説明するための図である。
【図25】図25aは、DVRBインデックスとPRBインデックスとの関係を説明するための図である。図25bインターリーバーにヌルを埋める一般的な方法を示す図である。図25c及び25dは、本発明の一実施例によってインターリーバーにヌルを埋める方法を示す図である。
【図26】RBG方式及びサブセット方式を用いるビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせて使用する方法の一例を示す図である。
【図27】RBG方式及びサブセット方式を用いるビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせて使用する方法の一例を示す図である。
【図28】本発明の一実施例によって、DVRBの個数を、一つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)に、RBGを構成する連続した物理リソースブロックの個数(MRBG)を乗じた値の倍数と設定した場合の例示である。
【図29】図28による方法において、DVRBインデックスをインターリービングした場合の例示である。
【図30】本発明の一実施例によって、ブロックインターリーバーの次数(degree)がブロックインターリーバーの列(column)の数Cに設定され、Cはダイバーシティ次数に設定してマッピングする一例を示す図である。
【図31】本発明の一実施例によって、PRBの個数とDVRBの個数とが異なる場合に、マッピングする方法の一例を示す図である。
【図32】本発明の一実施例によって、与えられたGapによってDVRBの個数を最大限に増やすことができるマッピング方法の一例を示す図である。
【図33】本発明の一実施例によって、与えられたGapによってDVRBの個数を最大限に増やすことができるマッピング方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0080】
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明の唯一の実施形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を助けるために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者には、本発明がこのような具体的細部事項なしにも実施可能であるということが理解できる。例えば、以下の説明では一定用語を中心に説明するが、それらの用語に限定される必要はなく、任意の用語と称される場合にも同一の意味を表すことができる。なお、本明細書全体において同一または類似の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
【0081】
サブフレームが第1スロット及び第2スロットで構成される場合、上述した通り、index(PRB1(i))が第1スロットのi番目の周波数帯域のPRBのインデックスを表し、index(PRB2(j))が第2スロットのj番目の周波数帯域のPRBのインデックスを表し、index(PRB1(k))=index(PRB2(k))の関係が成立する。また、index(VRB1(i))が第1スロットのi番目の仮想の周波数帯域のVRBのインデックスを表し、index(VRB2(j))が第2スロットのj番目の仮想の周波数帯域のVRBのインデックスを表し、index(VRB1(k))=index(VRB2(k))の関係が成立する。この時、VRB1はPRB1にマッピングされ、VRB2はPRB2にマッピングされる。また、VRBはDVRBとLVRBとに分類される。
【0082】
LVRB1がPRB1にマッピングされる規則とLVRB2がPRB2にマッピングされる規則とは同一である。しかし、DVRB1がPRB1にマッピングされる規則とDVRB2がPRB2にマッピングされる規則とは異なる。すなわち、DVRBは、‘分割’してPRBにマッピングされる。
【0083】
3GPPでは、1個のスロット単位で1個のRBを定義している。しかし、本発明に関する詳細な説明では、1個のサブフレーム単位でRBを定義し、このRBを時間軸上でN個のサブRBに分割することによってDVRBのマッピング規則を一般化して記述する。例えば、N=2の場合、1個のサブフレーム単位で定義されるPRBは、第1サブPRB及び第2サブPRBに分割され、1個のサブフレーム単位で定義されるVRBは、第1サブVRB及び第2サブVRBに分割される。
【0084】
この場合、第1サブPRBは上述のPRB1に対応し、第2サブPRBは上述のPRB2に対応する。そして、第1サブVRBは上述のVRB1に対応し、第2サブVRBは上述のVRB2に対応する。また、本発明の詳細な説明及び3GPPのいずれにおいても、周波数効果を得るためのDVRBのマッピング規則は、1個のサブフレームを基準に記述する。したがって、本発明の詳細な説明の実施例はいずれも3GPPにおけるRBマッピング方法を含む概念であることがわかる。
【0085】
以下、この出願書における詳細な説明で使う用語を、下記のように定義する。
‘RE(Resource Element)’は、データまたはその他制御チャネルの変調シンボルがマッピングされる最小の周波数−時間単位を表す。1 OFDMシンボルでM個の副搬送波を通じて信号が伝送され、1サブフレームでN個のOFDMシンボルが伝送されるとすれば、1サブフレームにはM×N個のREが存在する。
【0086】
‘PRB(Physical Resource Block)’は、データを伝送する単位周波数−時間リソースを表す。一般的に1個のPRBは、周波数−時間領域で連続する複数のREで構成され、1サブフレーム中には複数のPRBが定義される。
【0087】
‘VRB(Virtual Resource Block)’は、データ伝送のための仮想的な単位リソースを表す。一般的に、一つのVRBが含むREの個数は、一つのPRBが含むREの個数と同一であり、実際にデータが伝送される時に、一つのVRBが一つのPRBにマッピングされる、あるいは、一つのVRBが複数のPRBの一部領域にマッピングされることができる。
【0088】
‘LVRB(Localized Virtual Resource Block)’は、VRBの一タイプである。一つのLVRBは一つのPRBにマッピングされ、互いに異なるLVRBがマッピングされるPRBは重複しない。LVRBをそのままPRBと解釈しても良い。
【0089】
‘DVRB(Distributed Virtual Resource Block)’は、VRBの他のタイプである。一つのDVRBは、複数のPRB内の一部REにマッピングされ、互いに異なるDVRBにマッピングされるREは重複しない。
【0090】
‘N’=‘N’は、一つのDVRBがマッピングされるPRBの個数を表す。図9は、DVRB及びLVRBがPRBにマッピングされる方法の一例を示す図で、図9でN=3である。任意のDVRBを3個の部分に分けた後に、各分割部を互いに異なるPRBにマッピングすることができる。この時に、各PRBにおいて該当のDVRBがマッピングされずに残った部分には、他のDVRBの分割部がマッピングされる。
【0091】
‘NPRB’は、システムのPRBの個数を表す。システムの帯域を分ける場合には、分割して定義されたた部分のPRBの個数でありうる。
【0092】
‘NLVRB’は、システムで使用可能なLVRBの個数を表す。
【0093】
‘NDVRB’は、システムで使用可能なDVRBの個数を表す。
【0094】
‘NLVRB_UE’は、一つのUEに割り当てられる最大LVRBの個数を表す。
【0095】
‘NDVRB_UE’は、一つのUEに割り当てられる最大DVRBの個数を表す。
【0096】
‘Nsubset’は、サブセット(Subset)の個数を表す。
【0097】
‘NDivOrder’は、システムで要求するダイバーシティ次数を表す。ここで、ダイバーシティ次数は、隣接しないRBの個数で定義される。
【0098】
ここで、“RBの個数”は、周波数軸上で区分されるRBの個数を意味する。すなわち、RBは、サブフレームを構成するスロットにより区分されうる場合であっても、‘RBの個数’は、同一スロットの周波数軸で区分されるRBの個数を意味する。
【0099】
図9は、LVRBとDVRBの定義例を示す図である。
【0100】
図9に示すように、1個のLVRBの各REは、1個のPRBの各REに一対一でマッピングされる。例えば、PRB0には1個のLVRBがマッピングされる(901)。反面、1個のDVRBは、3個の分割部に分割され、各分割部は、異なるPRBにそれぞれマッピングされる。例えば、DVRB0は、3個の分割部に分割され、各分割部はそれぞれPRB1、PRB4、PRB6にマッピングされる。同様に、DVRB1とDVRB2は、3個の分割部にそれぞれ分割され、それぞれの分割部はPRB1、PRB4、PRB6において残ったリソースにマッピングされる。この例で、DVRBを3個の分割部に分けたが、これに限定されることはない。すなわち、例えば、2個の分割部に分けることもできる。
【0101】
基地局から特定端末機への下りリンクデータ送信、あるいは、特定端末機から基地局への上りリンクデータ送信は、1サブフレーム内で一つまたは複数のVRBを通じてなされる。この時、基地局は、特定端末機にデータを送信する時に複数のVRBのうちどのVRBを通じてデータを送信するかを、当該端末機に知らせなければならない。また、特定端末機がデータを送信できるようにするために、どのVRBを通じてデータを送信できるかを当該端末機に知らせる。
【0102】
データを送信する方式は、FDS(Frequency Diversity Scheduling)方式とFSS(Frequency Selective Scheduling)方式とに大別される。FDS(Frequency Diversity Scheduling)方式は、周波数ダイバーシティを通じて受信性能利得を得る方式であり、FSS(Frequency Selective Scheduling)方式は、周波数選択的スケジューリングを通じて受信性能利得を得る方式である。
【0103】
FDS方式で、送信端は、一つのデータパケットを、システム周波数領域に広く分散された副搬送波を通じて送信して、1データパケット内のシンボルが様々な無線チャネルフェーディングを経るようにすることによってデータパケット全体が不利なフェーディングを経ることを防止し、結果として受信性能の向上が得られる。これと違い、FSS方式では、データパケットをシステム周波数領域のうち、有利なフェーディング状態である一つあるいは複数の連続した周波数領域を通じて送信することによって受信性能の向上を得る。実際のセルラーOFDM無線パケット通信システムにおいて、一つのセル中には複数の端末機が存在する。この場合、各端末機の無線チャネル状況は互いに異なる特性を有するので、1サブフレーム内においても、ある端末機にはFDS方式データ送信を行い、他の端末機にはFSS方式データ送信を行わなければならない。したがって、具体的なFDS送信方式とFSS送信方式は、これら両方式が1サブフレーム内で効率的にマルチプレクシングされうるように設計しなければならない。一方、FSS方式では、全体帯域においてUEに有利な帯域を選択的に使用することによって利得(Gain)を得ることができるが、FDS方式では、特定帯域の良否を比較せずに、十分にダイバーシティが得られるような周波数間隔を維持する限り、特定周波数帯域を選択して伝送する必要はない。したがって、スケジュールをする場合、FSS方式の周波数選択的スケジューリングを優先して行う方が、全体システムの性能向上において有利である。
【0104】
FSS方式では、周波数領域において連続して隣接している副搬送波を用いてデータを送信するから、LVRBを用いてデータを送信することが好ましい。この場合、一つのサブフレームにNPRB個のPRBが存在し、この時、システム内で最大NLVRB個のLVRBを用いることができるとしたら、基地局は各端末機にNLVRBビットのビットマップ情報を伝送することによって、当該端末機にどのLVRBを通じて下りリンクデータが送信されるか、あるいは、どのLVRBを通じて上りリンクデータを送信できるかを知らせることができる。すなわち、各端末機にスケジューリング情報として伝送されるNLVRBビットのビットマップ情報の各ビットは、NLVRB個のLVRBのうち、そのビットに対応するLVRBを通じてデータが送信されるか否かを表す。このような方式は、NLVRB数に比例して端末に伝送すべきビット数も増加するという短所がある。
【0105】
一方、端末機には1セットの隣接したRBのみ割り当てられるとすれば、割り当てられるRBの情報は、RBの開始点とその個数で表現されることができる。このような方式をこの文書では‘コンパクト方式’とする。
【0106】
図10は、リソースブロックをコンパクト方式により割り当てる方法の一例を示す図である。
【0107】
この場合、図10に示すように、各開始点に応じて使用可能なRBの長さはそれぞれ異なり、最終的にRB割当の組合せの数は、NLVRB(NLVRB+1)/2となる。したがって、これに必要なビットの数は、ceiling(log(NLVRB(NLVRB+1)/2))ビットとなる。ここで、ceiling(x)は、最も近い整数への切り上げ値を意味する。この方法は、ビットマップ方式に比べて、NLVRB数の増加によるビット数の増加が相対的に小さいという長所がある。
【0108】
一方、DVRBの割当をUE(User Equipment)に知らせる方法の場合、ダイバーシティ利得(Diversity Gain)のために分散して伝送されるDVRBの各分割部の位置をあらかじめ約束したり、この位置を直接知らせる追加的な情報が必要である。ここで、好ましくは、DVRBに対するシグナリングのためのビット数が、上述したコンパクト方式のLVRB伝送時のビット数と同一に設定されると、下りリンクにおけるシグナリングビットフォーマットが単純化でき、その結果、同一のチャネルコーディングを使用できるなどの長所がある。
【0109】
ここで、一つのUEに複数のDVRBが割り当てられる場合、このUEに、DVRBの開始点のDVRBインデックス、長さ(=割り当てられるDVRB個数)、一つのDVRBにおいて分けられる分割部間の相対的な位置(例えば、分割部間のGap)を知らせる。
【0110】
図11は、連続したインデックスを有する2個のDVRBが、複数の隣接したPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【0111】
図11に示すように、連続したインデックスを有する複数のDVRBを複数の隣接したPRBにマッピングする場合、1番目の分割部1101,1102と2番目の分割部1103,1104は、Gap 1105だけ互いに離れるようになるが、上段分割部及び下段分割部のそれぞれに属する分割部同士は互いに隣接するようになり、ダイバーシティ次数(Diversity Order)は2となる。
【0112】
図12は、連続したインデックスを有する2個のDVRBが、複数の離れているPRBにマッピングされる方法の一例を示す図である。
【0113】
図12による方法では、DVRBをPRBに対応させる時に、連続したDVRBインデックスを、隣接するPRBに対応させずに分散させることができる。例えば、DVRBインデックス‘0’とDVRBインデックス‘1’は互いに隣接して配置されない。言い換えると、図12では、DVRBインデックスが0,8,16,4,12,20,…の順に配置されており、この配置は、図11における連続したインデックスを、例えば、ブロックインターリーバーに入力して得ることができる。この場合、Gap 1203による分散だけでなく、各分割部1201,1202内での分散も得ることができる。したがって、図12のように、UEに2個のDVRBが割り当てられる時にダイバーシティ次数が4と増加し、より増加したダイバーシティ利得を得ることができるという利点がある。
【0114】
この時、分割部間の相対的な位置を表すGapの値を2つの方法で表すことができる。第一に、Gapの値を、DVRBインデックスの差値で表すことができる。第二に、Gapの値を、DVRBがマッピングされるPRB間のインデックスの差値で表すことができる。図12において、第一の方法によれば、Gap=1であり、第二の方法によれば、Gap=3になる。図12は、後者の場合(1203)を示す図である。一方、システムの全体RB個数が変わると、DVRBインデックス構成が変わることもあるが、この場合、第二の方法を用いると、分割部間の物理的な距離を把握できるという長所がある。
【0115】
図13は、図12と同じ規則を用い、一つのUEに4個のDVRBが割り当てられる場合を示す図である。
【0116】
図13に示すように、ダイバーシティ次数は7まで増加する。しかし、ダイバーシティ次数が増加するにつれてダイバーシティ利得は収斂する。既存の研究結果によると、概略次数4以上では利得の増加は微小である。また、PRBのうち、DVRBによりマッピングされずに残った部分があるPRB1301,1302,1303,1304,1305には、他のUEに割り当てられたDVRBがマッピングされなければならないため、DVRBを使用する他のUEが存在しない場合には、これらのPRB1301,1302,1303,1304,1305の一部は使用せずに空にしておくしかないという短所がある。また、DVRBを分散配置することによって、使用可能なPRBの連続性が損なわれるので、連続したLVRB割当に制約が発生する。
【0117】
したがって、ダイバーシティ次数を適正レベルに限定して分散割当を行うことができる方法が必要である。
【0118】
本発明の実施例1及び実施例2は、PRBにマッピングされるDVRBの分割部間の相対的な距離を0に設定する方法に関するものである。これらの実施例では、DVRBの連続したインデックスを、互いに離れているPRBにマッピングさせる方式において、複数のDVRBが一つのUEに割り当てられる場合、各DVRBの各分割部を、互いに異なるPRBに分散して割り当てることができ、これにより、ダイバーシティ次数を高めることができる。または、同一の条件下で、各DVRBの各分割部を互いに異なるPRBに分散して割り当てず、同じPRBに割り当てることによって、DVRBが分散して割り当てられるPRB数を減らすことができ、これにより、ダイバーシティ次数を制限することができる。
【実施例】
【0119】
〈実施例1〉
この実施例は、一つのUEに割り当てられるDVRBの個数に対する基準値(reference value for the number of DVRB assigned to one UE)を設定することによって、分割部の分散/非分散モードを切り替える方法に関するものである。ここで、‘分散モード’は、DVRB分割部間のGapが0以外の値を有するモードを示し、‘非分散モード’は、DVRB分割部間のGapが0のモードを示す。
【0120】
一つのUEに割り当てられるDVRBの個数をMとする時、M値が特定基準値(=Mth)未満の時は、DVRBの分割部を分散して割り当てることによってダイバーシティ次数を上げることができる。
【0121】
逆に、M値が基準値(=Mth)以上である時は、分割部を分散して割り当てずに同一のPRBに割り当てる。このように同一のPRBに割り当てると、DVRBが分散してマッピングされるPRB数を減らすことができ、よって、ダイバーシティ次数が制限される。
【0122】
すなわち、M値が基準値Mth以上である場合、PRBにマッピングされるDVRBの分割部間の相対的な距離であるGapを0に設定する。
【0123】
例えば、Mth=3に設定した場合、DVRBの個数が2であれば、図12のようにDVRB分割部を分散してマッピングすることができる。これに比べて、Mth=3に設定した場合、DVRBの個数が4であれば、Gapを0に設定することによって、DVRB分割部を同一のPRBにマッピングすることができる。
【0124】
図14は、実施例1で、Gap=0に設定された場合のリソースブロックマッピング方法の一例を示す図である。
【0125】
〈実施例2〉
この実施例は、制御信号を用いて分割部の分散/非分散モードを切り替える方法に関するものである。ここで、‘分散モード’は、DVRB分割部間のGapが0以外の値を有するモードを示し、‘非分散モード’は、DVRB分割部間のGapが0のモードを示す。
【0126】
実施例2は実施例1を変形したものであり、実施例2では、Mthを設定せずに、必要に応じて制御信号を送受信することによって分散/非分散モードを切り替えることができる。送受信された制御信号によって、ダイバーシティ次数を上げるためにDVRB分割部を分散させる、または、ダイバーシティ次数を下げるためにDVRBの分割部を同一のPRBにマッピングさせることができる。
【0127】
例えば、PRBにマッピングされるDVRBの分割部間の相対的な距離であるGapの値を表すように制御信号を定義することができる。すなわち、制御信号がGapの値そのものを表すように定義することができる。
【0128】
例えば、制御信号がGap=3を表す場合、図12または図13のようにDVRB分割部を分散してマッピングし、制御信号がGap=0を表す場合、図14のようにDVRB分割部を同一のPRBにマッピングする。
【0129】
上述した通り、システムのPRBの数(NPRB)をPRB単位で自由にスケジューリングをするためには、スケジューリングされるそれぞれのUEに対してNPRBビットのビットマップを伝送する必要がある。システムのPRBの数(NPRB)が大きい場合、これを伝送するためには制御情報のオーバーヘッドが増加する。そこで、スケジューリング単位を減らしたり、帯域を分割した後に一部帯域でのみスケジューリング単位を別にして伝送する方法を考慮できる。
【0130】
3GPP LTEでは、上述のようにビットマップを伝送する場合におけるオーバーヘッドを考慮して、ビットマップを構成する方式が提案された。
【0131】
このビットマップ構成の一例を、図15に示す。
【0132】
まず、リソース割当のためのシグナルは、ヘッダ1501とビットマップ1502とで構成される。ヘッダ1501は、シグナリング方式を知らせることで、伝送されるビットマップ1502の構造、すなわち、ビットマップ方式を知らせる。
【0133】
まず、ビットマップは、RBG方式とサブセット方式の2つの方式に分類される。
【0134】
RBG方式では、RBをまとめてグルーピングし、複数のグループにする。一つのグループを基本単位としてRBをマッピングする。すなわち、一つのグループを構成する複数のRBは、マッピングに対する連関性を有する。グループの大きさが増加するほどリソース割当を細密に行うことは困難であるが、ビットマップのビット数を減少させることができる。図15を参照すると、NPRB=32であるから、1RB単位でリソース割当をするためには総32ビットのビットマップが必要となる。しかし、3個のRBをグルーピングし(P=3)、RBG(RB Group)単位でリソースを割り当てると、全体RBを総11個のグループにすることができる。したがって、11ビットのビットマップしか要らず、制御情報量を大幅に減らすことができる。しかし、このようなRBGグループ単位で割り当てる場合は、1RB単位で割り当てることができず、細密なリソース割当は不可能になる。
【0135】
これを補完するためにサブセット方式を用いることができる。この方式では、複数のRBGが一つのサブセットに設定され、各サブセット内でRB単位でリソースが割り当てられる。上述の図15のRBG方式における11ビットのビットマップを用いるために、‘3’個のサブセット(サブセット1、サブセット2、サブセット3)を構成することができる。ここで、‘3’は上述の各RBGを構成するRBの個数である。こうすると、NRB/P=ceiling(32/3)=11になり、11ビットで各サブセット内のRBをRB単位で割り当てることができる。ただし、ビットマップがRBG方式及びサブセット方式のうちどの方式を用いるか、そして、サブセット方式を用いるとしたらどのサブセットを使用するかを知らせなければならず、よって、ヘッダ情報1501が必要とされる。
【0136】
万一、ヘッダ情報1501は、RBG方式とサブセット方式のうちどの方式を用いるかのみを指示し、サブセットの種類は、RBGに用いられるビットマップの一部ビットを用いて指示するとすれば、全体サブセット中の全てのRBを活用することはできない場合がありうる。例えば、図15を参照すると、総3個のサブセットが設定されたので、サブセットを区別するために2ビットのサブセット指示子(Subset Indicator)1503が必要とされる。この時、サブセット1(1504,1505)には総12個のRBが割り当てられており、総11ビットからなるビットマップからサブセット指示子の2個のビットを除けば9ビットしか残らず、9ビットのみでは12個のRBを全て個別的に指示することができない。これを解決するために、RBGビットマップのうち1ビットの移動指示子(Shift indicator)を割り当て、サブセットビットマップが指示するRBの位置を移動(Shift)させるのに使用することができる。例えば、サブセット指示子1503がサブセット1を指示し、移動指示子1506が‘シフト0’を指示する場合、残っている8ビットのビットマップは、RB0、RB1、RB2、RB9、RB10、RB11、RB18、RB19を指示するのに用いられる(1504参照)。これと違い、サブセット指示子1503がサブセット1を指示し、移動指示子1506が‘シフト1’を指示する場合、残っている8ビットのビットマップは、RB10、RB11、RB18、RB19、RB20、RB27、RB28、RB29(1505参照)を指示するのに用いられる。
【0137】
上述の例では、サブセット指示子1503がサブセット1(1504,1505)を指示する場合を取り上げたが、サブセット指示子1503がサブセット2またはサブセット3を指示することもできる。したがって、各サブセット指示子1503及び各移動指示子1506の組合せに対して8個のRBを1RB単位でマッピングできるということがわかる。また、図15を参照すると、この実施例では、サブセット1、サブセット2、サブセット3に割り当てられたRBの個数はそれぞれ12、11、9とそれぞれ異なるため、サブセット1の場合には4個のRBを使用することができず、サブセット2の場合には3個のRBを使用することができず、サブセット3の場合には1個のRBを使用することができないということがわかる(陰影領域を参照)。図15は、説明のためのもので、本実施例がこの図面により制限されることはない。
【0138】
RBG方式及びサブセット方式を用いたビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせて使用する場合を考慮することができる。
【0139】
図16は、ビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせてマッピングする方法の一例を示す図である。
【0140】
図16のようにマッピングしてDVRBを伝送する場合には、RBG0,RBG1,RBG2,RBG4の一部リソース要素がDVRBにより埋められる。このうち、RBG0はサブセット1に含まれ、RBG1及びRBG4はサブセット2に含まれ、RBG2はサブセット3に含まれる。ここで、RBG0,RBG1,RBG2,RBG4をRBG方式によりUEに割り当てることができない。そして、RBGのうち、DVRBとして割り当てて残ったRB(PRB0,PRB4,PRB8,PRB12)はサブセット方式でUEに割り当てなければならない。しかし、サブセット方式でRBが割り当てられるUEには、一つのサブセットにおけるRBしか割り当てられないので、他のサブセットに属する残ったRBはそれぞれ異なるUEに割り当てるしかない。したがって、DVRBのスケジューリングがLVRBスケジューリングに制約を与えることになる。
【0141】
したがって、LVRBのスケジューリングの制約を減らすためのDVRB構成方法が必要とされる。
【0142】
実施例3〜実施例5は、LVRBに対する影響を減らす目的で、PRBにマッピングされるDVRBの分割部の相対的な距離を設定する方法に関するものである。
【0143】
〈実施例3〉
実施例3は、DVRBの分割部をマッピングする時に、一つの特定サブセットに属するRBにマッピングし、その特定サブセットのRBに全てマッピングされた後に、他のサブセットに属するRBにマッピングする方法に関するものである。
【0144】
この実施例によれば、連続したDVRBインデクシングを、分散したPRBにマッピングする時、一つのサブセット内で分散するようにマッピングし、一つのサブセット内でそれ以上マッピングできない場合、他のサブセットでマッピングすることができる。また、連続したDVRBのインターリービングもサブセット内で行われる。
【0145】
図17及び図18は、本発明の一実施例によるDVRBマッピング方法である。
【0146】
DVRB0〜11は、サブセット1内で分散してマッピングされ(1703)、次に、DVRB12〜22は、サブセット2内で分散してマッピングされ(1704)、次に、DVRB23〜31は、サブセット3内で分散してマッピングされる(1705)。このようなマッピングは、各サブセット別にブロックインターリーバーを使用する方法及びその他の方法によって行うことができる。
【0147】
このような配置はブロックインターリーバーの動作方式を調節することによって達成することができる。
【0148】
〈実施例4〉
実施例4は、DVRB分割部を同一サブセットに含まれるPRBにマッピングさせるように制限する方法に関するものである。
【0149】
実施例4では、Gap情報を用いて、同一DVRBの分割部が同一サブセット内にマッピングされるようにすることができる。この時、上述の‘Gap’のように全体PRBに対するパラメータを使用することもできる。または、一つのサブセットに対する他のパラメータ、すなわち‘Gapsubset’を使用することもできる。これについて次に詳細に説明する。
【0150】
連続したDVRBを一つのサブセット内で分散して埋める方法と、DVRBの分割部を同じサブセット内でマッピングさせる方法を同時に使用することができる。この場合、好ましくは、DVRB分割部間の相対的な位置の差を表す情報として、同一サブセット内におけるPRB個数の差を意味するGapsubsetを使用することができる。図17を参照すると、Gapsubsetの意味を理解することができる。サブセット1に含まれるPRBは、PRB0,1,2,9,10,11,18,19,20,27,28,29である。この場合、PRB18は、サブセット1内でPRB0から6(Gapsubset=6)個のインデックスだけ離れている。一方、PRB18は、全体PRBを対象に表示する場合、PRB0から18(Gap=18)個のインデックスだけ離れていると表示することができる。
【0151】
〈実施例5〉
実施例5は、DVRB分割部間の相対的距離をRBGの大きさの二乗の倍数に設定する方法に関するものである。
【0152】
本実施例のように、GapをRBGの大きさの倍数単位に制限して設定する場合には、次のような特性を有することとなる。すなわち、一つのサブセット内における相対的位置の差で表示する場合に、DVRB分割部間の相対的距離は、RBG大きさ(P)の倍数に設定され、全体PRBに対する位置の差値で表示する場合には、DVRB分割部間の相対的距離は、RBGの大きさの二乗(P)の倍数に制限される。
【0153】
例えば、図15を参照すると、P=3でP=9であることがわかる。この時、DVRBの1番目の分割部1701と2番目の分割部1702間のGapsubset=6であるから、P(=3)の倍数であり、DVRBの1番目の分割部1701と2番目の分割部1702とのGap=18であるから、P(=9)の倍数であることが確認できる。
【0154】
この実施例による方式を使用する場合、一部のリソース要素のみが用いられるRBGは同じサブセットに属する確率が高いので、使われずに残ったリソース要素またはRBは同一サブセットに存在することとなる。したがって、サブセット方式の割当が效率的に用いられることができる。
【0155】
図17を参照すると、RBG10は、RBGの大きさが2であるから、他のRBGの大きさ(=3)とは異なる。この場合、DVRBインデックス構成の便宜上、RBG10はDVRB用に使用できないこともある。また、図17及び図18を参照すると、サブセット1に属するRBGは、RBG9を含めて総4個であり、サブセット2に属するRBGは、RBG10を除いて総3個であり、サブセット3に属するRBGは、総3個である。この場合、DVRBインデックス構成の便宜上、サブセット1に属する4個のRBGのうちRBG9をDVRB用に使用しなくて良い。
【0156】
このような場合には、まず、図18に示すように、サブセットのうち、DVRBに用いられる一つのサブセット領域(例えば、サブセット1)に順次にDVRBインデックスをマッピングさせることができる。この一つのサブセットにそれ以上マッピングさせることができなくなると、次のサブセットの領域(例えば、サブセット2)にマッピングさせることができる。
【0157】
上述の図11では、DVRBインデックスは連続して配置されるが、図12、図13、図14、図16、図17、図18では、DVRBインデックスが不連続的に配置されることが確認できる。このように、DVRBインデックスは、PRBインデックスにマッピングされる前にその配置を変更することができ、このような変更は、ブロックインターリーバーにより行うことができる。以下、本発明によるブロックインターリーバーの構造について説明する。
【0158】
〈実施例6〉
以下、本発明による一実施例として、所望のインターリーバー次数(Degree)がダイバーシティ次数(Diversity Order)と同一であるインターリーバーを構成する方法について説明する。
【0159】
具体的には、DVRBの連続したインデックスを、隣接せずに分散されたPRBにマッピングさせる方法において、ブロックインターリーバーを使用し、インターリーバーの次数が、目標のダイバーシティ次数(NDivOrder)と同一となるようにインターリーバーを構成する方法を提案する。インターリーバーの次数は、下記のように定義できる。
【0160】
すなわち、m個の行とn個の列からなるブロックインターリーバーにおいて、データを記録する時にデータのインデックスを順次に増加させながら記録する。この時、一つの列(Column)を全て埋めると列インデックス(Column index)を1だけ増加させ、その次の列を埋める方式で記録する。そして、一つの列(Column)内では行インデックス(Row index)を増加させながら記録する。次に、インターリーバーから読み込む時には、一つの行(Row)から全て読み込んだ後に、行インデックスを1だけ増加させてその次の行から読み込む方式を取る。この場合、インターリーバーは、次数(Degree)mのインターリーバーと呼ぶことができる。
【0161】
逆に、m個の行とn個の列からなるブロックインターリーバーで、データを記録する時には、一つの行を埋めてから次の行に進行する方式で記録し、データを読み込む時は、一つの列を埋めてから次の列に進行する方式を取ることができる。この場合、インターレーバーを、次数nのインターリーバーと呼ぶことができる。
【0162】
具体的に、まず、NDivOrderはNの整数倍に制限される。すなわち、NDivOrder=K・Nに制限される。ここで、Kは、正の整数である。また、次数がNDivOrderであるブロックインターリーバーが用いられる。
【0163】
図19は、インターリービングに用いられるRB数がNDVRB=24、N=2、NDivOrder=2×3=6の時を例示する図である。
【0164】
図19を参照すると、インターリーバーに記録する時は、データのインデックスを順次に増加させながら記録し、この場合、一つの列(Column)を全て埋めたら列インデックス(Column index)を1だけ増加させて次の列を埋める方式で記録する。ただし、一つの列(Column)内では行インデックス(Row index)を増加させながら記録する。次に、インターリーバーから読み込む時は、一つの行から全て読み込んだ後に、行インデックスを1だけ増加させてその次の行から読み込む方式を取る。ただし、一つの行(Row)内では列インデックスを増加させながら読み込む。このような読み込み/書き込み方式を使用する場合に、インターリーバーの次数は行の個数となり、行の個数は、必要ダイバーシティ次数である6に設定する。
【0165】
このように構成した時、インターリーバーから出力されたデータ列のDVRBインデックス順序を、DVRBの1番目の分割部のインデックス順序として使用し、このデータ列がNDVRB/Nだけ循環シフト(Cyclic Shift)されたデータ列のDVRBインデックス順序を、残りの分割部のインデックス順序として使用することができる。その結果、DVRBから生成されたN個の分割部が対をなしてN個のPRBにのみマッピングされ、対をなすDVRBインデックス間の差はKとなる。
【0166】
例えば、図19では、NDVRB/N=NDVRB(=24)/N(=2)=24/2=12であり、K=3となる。そして、インターリーバーから出力されたデータ列のDVRBインデックス順序1901は、“0→6→12→18→1→7→13→19→2→8→14→20→3→9→15→21→4→10→16→22→5→11→17→23”で与えられ、このデータ列がNDVRB/N=12だけ循環シフトしたデータ列のDVRBインデックス順序1902は、“3→9→15→21→4→10→16→22→5→11→17→23→0→6→12→18→1→7→13→19→2→8→14→20”で与えられることがわかる。そして、DVRBは、2個ずつ対をなす。図19の1903を参照すると、DVRB0とDVRB3が対をなすことがわかる。DVRB0とDVRB3から生成された分割部はそれぞれ組み合わせられてPRB0とPRB12にマッピングされることが確認できる。その他のインデックスを有するDVRBについても同様である。
【0167】
この実施例により、DVRBとDVRBのマッピングされるPRBとの関係を效果的に管理することができる。
【0168】
〈実施例7〉
以下、本発明による一実施例として、直方形インターリーバーにヌル(Null)値を埋める方法について説明する。
【0169】
以下のこの明細書では、インターリーバーに埋められるヌルの個数は‘Nnull’で表示することができる。
【0170】
実施例6では、NDVRBがNDivOrderの整数倍であるため、インターリーバーをデータで完全に埋めることができた。しかし、NDVRBがNDivOrderの整数倍でない場合には、インターリーバーを全て埋めることはできず、ヌル値を埋める方法を考慮する必要がある。
【0171】
DVRB/Nだけ循環シフトするためには、NDVRBはNの整数倍にならなければならず、直方形インターリーバーを完全に埋めるためにはNDVRBがNDivOrderの整数倍にならなければならない。しかし、K>1の場合には、NDVRBがNの整数倍ではあるが、NDVRBがNDivOrderの整数倍でない場合が発生する。このような場合、一般的に、ブロックインターリーバーを順次に埋めた後、残りはヌルで埋め、その後、データを読み込むが、このとき、データが列別に埋められると、データを行別に読み込み、または、データが行別に埋められると、データを列別に読み込む。この場合、ヌル値は除いて読み込む。
【0172】
図20a及び図20bは、インターリービングに用いられるRB数がNDVRB=22、N=2、NDivOrder=2×3=6であって、NDVRBがNDivOrderの整数倍でない場合、一般的なブロックインターリーバーの動作を示す図である。
【0173】
図20aを参照すると、対(Pair)をなすDVRB間のインデックス差は任意の値を有するようになる。例えば、(0,20)、(6,3)、(12,9)が対をなしており(2001、2002、2003参照)、それぞれの対のインデックス差値は、20−0=20、6−3=3、12−9=3であって、一定の値に固定されているものではないということがわかる。したがって、対のインデックス差が一定の値を有する場合に比べて、DVRBスケジューリングが複雑になる。
【0174】
一方、NDVRBをNDivOrderで除した時の余り値をNRemainとすれば、図20a及び図20bに示すように、最後の列(Column)は、NRemain個の値を除く残りの要素がヌルで埋められる。例えば、図20aを参照すると、NDVRB(=22)をNDivOrder(=6)で除した時の余り値はNRemain(=4)であるから、最後の列で4個の値を除く2個の要素をヌルで埋めることができる。ここでは、ヌルを後ろに埋める例を上げたが、ヌルはインデックスの初期値の前に位置することもできる。例えば、NRemain個の値は先頭から埋められる。なお、ヌルは、任意の指定された位置に存在することもできる。
【0175】
図21a及び図21bは、本発明の一実施例によるヌル配置方法に関するものである。図20と比較した時、ヌル値が均一に分散されたことがわかる。
【0176】
本実施例では、ヌル値を直方形ブロックインターリーバーに埋めなければならない場合、インターリーバーの次数に該当するNDivOrderをK大きさのN個のグループに分け、ヌルを全てのグループに均一に分散されるように埋める。例えば、図21aで、インターリーバーをN(=2)個のグループ(G2101、G2102)に分ける。この時、K=3である。グループ1(G2101)に1個のヌルが記録され、グループ2(G2102)にも1個のヌルが記録され、よって、ヌルが分散して記録される。
【0177】
例えば、順次に値を埋めていきながら書き込む場合は、最後にNRemain個の値が残ることになるが、この部分に該当するインデックスをN個のグループに均一に分散して配置すると、ヌルが均一に配置される。例えば、図21aで、最後にNRemain(=4)個のデータ空間が残るが、この部分に該当するインデックス18,19,20,21を、ND(=2)個のグループに均一に分散して配置すると、各グループごとに1個のヌルを配置することができる。
【0178】
その結果、対をなすDVRBインデックス間の差は、K(例えば、K=3)値以下に維持され、DVRB割当をより效率的に行えるという長所がある。
【0179】
〈実施例8〉
以下、本発明による一実施例として、PRBにマッピングされるDVRBの分割部間の相対的な距離を0に設定する方法について説明する。
【0180】
図22は、本発明の一実施例によって、インターリービングされたDVRBのインデックスをGap=0の値でマッピングする方法を示す図である。
【0181】
一方、DVRBの連続したインデックスを、隣接せずに分散されたPRBにマッピングさせる方式において、M個のDVRBが一つのUEに割り当てられる場合、Mに関する基準値Mthを設定することができる。該基準値Mthを基準にして、各DVRBの分割部を、互いに異なるPRBに分散して割り当てることでダイバーシティ次数を上げることができる。または、各DVRBの分割部を互いに異なるPRBに分散させずに、同じPRBに割り当てることによって、DVRBの分散マッピングされるPRB数を減らし、ダイバーシティ次数を制限することができる。
【0182】
例えば、M値が特定基準値(=Mth)未満の時にはDVRBの分割部を分散させてダイバーシティ次数を上げ、M値が基準値(=Mth)以上である時には、分割部を分散させずに同じPRBに割り当てることで、DVRBの分散マッピングされるPRB数を減らし、ダイバーシティ次数を制限する方式である。
【0183】
すなわち、図22に示すように、インターリーバーから出力されたデータ列のDVRBインデックスを全てのDVRB分割部に共通適用してPRBにマッピングする方式である。例えば、図9を参照すると、インターリーバーから出力されたデータ列のDVRBインデックス順序は、“0→6→12→18→1→7→13→19→2→8→14→20→3→9→15→21→4→10→16→22→5→11→17→23”であるが、このDVRBインデックスは、DVRBの1番目の分割部2201及び2番目の分割部2202に共通して適用される。
【0184】
〈実施例9〉
以下、本発明による一実施例として、上述した実施例6と実施例8を共に使用する方法について説明する。
【0185】
図23は、図19のようにDVRB分割部が互いに異なるPRBにマッピングされるように構成した方式でスケジューリングされるUE1と、図22のようにDVRB分割部が同じPRBにマッピングされるように構成した方式でスケジューリングされるUE2とが、同時にマルチプレクシングされる場合を示す図である。すなわち、実施例6と実施例8の方法で一緒にスケジューリングされる場合を示す。
【0186】
例えば、図23を参照すると、UE1には、DVRB0、DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4が割り当てられ(2301)、UE2には、DVRB6、DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11が割り当てられる(2302)。ただし、UE1は、DVRB分割部が互いに異なるPRBにマッピングされるように構成した方式でスケジューリングされ、UE2は、分割部が同一PRBにマッピングされるように構成した方式でスケジューリングされる。したがって、UE1及びUE2のために用いられるPRBは、図23の2303からわかるように、PRB0、PRB1、PRB4、PRB5、PRB8、PRB9、PRB12、PRB13、PRB16、PRB17、PRB20、PRB21である。ただし、PRB8とPRB20は一部のみ使われることがわかる。
【0187】
DVRB分割部が分散したPRBにマッピングされる場合、対をなすDVRBのインデックスの差がK以下に限定され、K値以上離れたDVRBには影響を与えないので、‘DVRB分割部が同一PRBにマッピングされる場合’に使用できないインデックスと使用できるインデックスを容易に把握することができる。
【0188】
〈実施例10〉
以下、本発明による一実施例として、ヌルが発生しないようにNDVRBを制限する方法について説明する。
【0189】
図20を再び参照すると、PRBにおいて対をなすDVRBインデックスの差値が一定の値に固定されない場合がありうるということがわかる。この差値を一定の値以下にするために上述の図21の方法を用いることができる。
【0190】
ところが、図21による方法はヌルを分散させる方法であり、この方法を使用すると、ヌル処理のためにインターリーバーの複雑度が増加する。これを防止するために、ヌルが発生しないようにNDVRBを制限する方法を考慮することができる。
【0191】
例示したインターリーバーでは、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)をダイバーシティ次数、すなわち、NDivOrderの倍数になるように制限することによって、直方形インターリーバーのマトリクスにヌルが埋められることを防ぐ。
【0192】
次数(Degree)がDであるブロックインターリーバーの場合(Interleaver of degree D)、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)をDの倍数となるように制限すると、直方形のマトリクスにヌルが埋められない。
【0193】
以下、K=2、N=2の場合に、本発明によるインターリーバーを使用する様々な実施例を説明する。この時、DVRBインデックスとPRBインデックスとの関係を数学式で表すことができる。
【0194】
図24は、DVRBインデックスとPRBインデックスとの関係を説明するための図である。数学式に用いられる変数は、下の説明と図24を参照すれば理解できる。
【0195】
【化14】

【0196】
DVRBインデックスとPRBインデックスとの関係を表す数学式1〜数学式11に用いられる定数は、次のように定義される。
【0197】
【化15】


図25aは、上述した定数を説明するための図である。
【0198】
K=2、N=2であり、
【0199】
【化16】

の倍数である場合、PRBインデックスとDVRBインデックスとの関係を数学式1〜数学式3により求めることができる。まず、PRBインデックスpが与えられた時のDVRBインデックスを、数学式1または数学式2により求めることができる。以下、本文書でmod(x,y)は、x mod yを意味するもので、‘mod’は、モジューロ演算(modulo operation)を意味する。また、
【0200】
【化17】

は、切り捨て演算を意味し、
【0201】
【化18】

内の数字より小さいまたは同じ整数のうち、最も大きい数を表す。また、
【0202】
【化19】

は切り上げ演算を意味し、
【0203】
【化20】

内の数字よりも大きいまたは同じ整数のうち、最も小さい数を表す。また、round(・)は、( )内の数字と最も近い整数を表す。Min(x,y)は、x、yのうち、より大きくない値を表し、max(x,y)は、x、yのうち、より小さくない値を表す。
【0204】
【数1】

【0205】
【数2】


逆に、
【0206】
【化21】

の倍数である場合、DVRBインデックスdが与えられた時のPRBインデックスを数学式3により求めることができる。
【0207】
【数3】


図25bは、インターリーバーにヌルを埋める一般的な方法であり、K=2、N=2であり、
【化22】

の倍数である場合を示す図である。図25bによる方法は、図20による方法と略同様である。図25bで、PRBインデックスpが与えられた時のDVRBインデックスは、数学式4を用いて求めることができる。
【0208】
【数4】


逆に、DVRBインデックスdが与えられた時のPRBインデックスは、数学式5により求めることができる。
【0209】
【数5】

【0210】
〈実施例11〉
図25cは、本発明の一実施例によってインターリーバーにヌルを埋める方法であって、K=2、N=2であり、
【0211】
【化23】

の倍数である場合を示す図である。
【0212】
図25cは、上述した実施例7及び図21による方法に対応する。図25cによる方法は、数学式6〜数学式8を用いて説明することができる。図25cで、PRBインデックスpが与えられた時のDVRBインデックスは、数学式6または数学式7を用いて求めることができる。
【0213】
【数6】

【0214】
【数7】


逆に、図25cで、DVRBインデックスdが与えられた時のPRBインデックスは、数学式8を用いて求めることができる。
【0215】
【数8】

【0216】
〈実施例12〉
図25dは、K=2、N=2であり、インターリーバーの大きさ(=C×R)を
【0217】
【化24】

になるように設定した場合、上述した実施例7及び図21による方法を適用したものである。ただし、ここで、
【0218】
【化26】

は、インターリーバーに含まれるヌルの個数で、あらかじめ設定された値である。この時、DVRBインデックスpが与えられた時のDVRBインデックスを、数学式9または数学式10により求めることができる。
【0219】
【数9】

【0220】
【数10】


逆に、DVRBインデックスdが与えられた時のPRBインデックスを、数学式11により求めることができる。
【0221】
【数11】


上述した図15に関する説明を再び参照すると、RBG方式及びサブセット方式を利用したビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせて使用する場合を考慮することができる。この場合に発生しうる問題点を、図26及び図27を参照して説明する。
【0222】
図26及び図27は、RBG方式とサブセット方式を用いるビットマップ方式とコンパクト方式とを組み合わせて使用する方法の一例を示す図である。
【0223】
図26に示すように、DVRBを2個の分割部に分けた後、2番目の分割部をGap=NDVRB/N=50/2だけ循環シフトすることができる。すると、DVRBの1番目の分割部によりPRBのRBG0のうち一部のリソース要素のみがマッピングされ、DVRBの2番目の分割部によりPRBのRBG8、RBG9のうち一部のリソース要素のみがマッピングされる。したがって、RBG0、RBG8、RBG9は、RBG単位で割り当てる方式には使用できなくなる。
【0224】
上記問題点を解決するためには、図27に示すように、一つのRBGに属するRBの個数であるMRBGの倍数がGapの値となるように設定することができる。すなわち、Gap=MRBG*k(kは自然数)を満たすことができる。Gapをこのように設定すると、例えば、Gap=MRBG*k=3*9=27になりうる。Gap=27なら、DVRBを2個の分割部に分けた後、2番目の分割部をGap=27だけ循環シフトすることができる。すると、DVRBの1番目の分割部によりPRBのRBG0のうち一部のリソース要素のみがマッピングされ、DVRBの2番目の分割部によってPRBのRBG9のうち一部のリソース要素のみがマッピングされる。したがって、図26による方法とは違い、図27による方法では、RBG8をRBG単位で割り当てる方式に使用することができる。
【0225】
しかし、図27による方法では、一つのPRB内で対をなすDVRBインデックスが、他のPRB内では互いに対をなすことができない。図26を再び参照すると、PRB1内で対をなすDVRBインデックス(1,26)(2601)は、PRB26内でも対をなす(2603)。しかし、図27では、PRB1内で対をなすDVRBインデックス(1,27)(2701)が、PRB25またはPRB27では対をなすことができない(2703,2705)。
【0226】
図26及び図27の場合、DVRB1及びDVRB2は、PRB1、PRB2、PRB25、PRB26にマッピングされる。この時、PRB1、PRB2、PRB25、PRB26の一部リソース要素はマッピングされずにそのまま残ることになる。
【0227】
この場合、図26で、万一DVRB25及びDVRB26をさらにPRBにマッピングするとすれば、DVRB25及びDVRB26は、上記PRB1、PRB2、PRB25、PRB26の残った空間に全て埋められる。
【0228】
しかし、図27では、万一DVRB25及びDVRB26をさらにPRBにマッピングするとすれば、DVRB25及びDVRB26は、PRB0、PRB25、PRB26、PRB49にマッピングされる。したがって、PRB1、PRB2のうちマッピングされていない一部のリソース要素は依然としてDVRBに埋められず、さらに、PRB1、PRB26の一部のリソース要素はマッピングされずにそのまま残ることになる。すなわち、図27では、マッピングされずにそのまま残るPRBがいつも存在するという短所がある。
【0229】
このような問題点は、GapがNDVRB/Nになるように循環シフトをしなかったことから生じる。ここで、NDVRB/NがMRBGの倍数の時には、循環シフトの位置がMRBGの倍数になるため、上記の問題点は解決される。
【0230】
〈実施例13〉
したがって、図26及び図27の問題点を同時に解決するために、本発明による一実施例では、DVRBに用いられるRBの数(NDVRB)をN・MRBGの倍数に制限する。
【0231】
〈実施例14〉
一方、上記の場合では、DVRBの1番目の分割部と2番目の分割部が互いに異なるサブセットに属することが見つけられる。DVRBの二つの分割部が同一サブセットに属するためには、GapがMRBGの二乗(MRBG)の倍数になるように設定されなければならない。
【0232】
したがって、本発明の他の実施例では、DVRBの二つの分割部が同一サブセットに属するようにするために、そして、DVRBが対をなすようにするために、DVRBに用いられるRBの数(NDVRB)をN・MRBGの倍数に制限する。
【0233】
図28は、NDVRBをN・MRBGの倍数に設定した場合の例示である。
【0234】
図28に示すように、Gapは、MRBG・Nの倍数であるから、循環シフトによってDVRBの分割部がPRB内でいつも対をなすことができ、また、リソース要素のうち一部が埋められずに残っているRBGの個数を減らすことができる。
【0235】
〈実施例15〉
図29は、図28による方法において、DVRBインデックスをインターリービングした場合の例示である。
【0236】
図29に示すようにDVRBインデックスをインターリービングすると、PRBにマッピングする時、NDVRBをN・MRBGの倍数に設定することができる。こうすると、図20に示すように、直方形インターリーバーマトリクスが完全に埋められない場合が生じることがあり、したがって、直方形インターリーバーマトリクスのうち、埋められていない部分はヌルで埋めなければならない場合が生じうる。ヌルで埋めなければならない場合を避けるためには、次数がDであるブロックインターリーバーの場合(Interleaver of degree D)、DVRBに用いられるRBの数(NDVRB)がDの倍数となるように制限しなければならない。
【0237】
したがって、本発明の一実施例では、Gapの位置がMRBGの倍数となるようにし、DVRBの2番目の分割部をNRB/Nだけ循環シフトをすることで、一つのPRBにマッピングされるDVRBのインデックスが互いに対をなすようにし、ブロックインターリーバーにヌルが埋められることを防ぐために、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)は、N・MRBGとDとの公倍数に制限される。この場合、万一、Dをインターリーバーに使用するダイバーシティ次数(NDivOrder=K・N)とすれば、NDVRBは、N・MRBGとK・Nとの公倍数に制限される。
【0238】
〈実施例16〉
また、本発明の他の実施例では、DVRBの二つの分割部を同一サブセットに位置させるためにGapをMRBG二乗の倍数に設定し、DVRBの2番目の分割部をNRB/Nだけ循環シフトをすることで、一つのPRBにマッピングされるDVRBのインデックスが互いに対をなすようにし、ブロックインターリーバーにヌルが埋められないようにするために、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)は、N・MRBGとDとの公倍数に制限される。この場合、万一、Dをインターリーバーに使用するダイバーシティ次数(NDivOrder=K・N)とすれば、NDVRBは、N・MRBGとK・Nとの公倍数に制限する。
【0239】
〈実施例17〉
一方、図30は、Dは列(Column)の数Cに設定され、この時、CをNDivOrder=K・Nに設定した場合を示す図である。
【0240】
ただし、図30では、一つの列を完全に埋めた後に、次の列を埋める方式で書き込み、一つの行を完全に読んだ後にその次の行を読む。
【0241】
図30による実施例では、連続したDVRBインデックスが同一サブセットに割り当てられるようにNDVRBを構成する。例示した直方形インターリーバーは、行の数がMRBGの倍数になる場合、連続したインデックスが同一サブセットに埋められるように構成される。行の数は、R=NDVRB/Dであるから、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)は、D・MRBGの倍数に制限される。
【0242】
さらに、DVRBの二つの分割部を同一サブセットのPRBにマッピングさせるために、DVRBに用いられるRB数(NDVRB)をD・MRBGとN・MRBGとの公倍数に制限することができる。D=K・Nの場合、K・N・MRBGとN・MRBGとの公倍数は、K・N・MRBGであるから、NDVRBはK・N・MRBGの倍数に制限される。
【0243】
最終的に、DVRBとして使用するRBの個数は、全体システムのPRB個数内で、上述した制限条件を満たす最大のDVRB個数でありうる。DVRBに用いられるRBは、インターリービングされて使用されることができる。
【0244】
〈実施例18〉
以下、本発明による一実施例として、
【0245】
【化26】

の長さが異なる場合に、臨時PRBインデックスを用いてマッピングする方法について説明する。
【0246】
図31は、
【0247】
【化27】

の長さが異なる場合に、図29によるDVRBインターリーバーを用いてPRBにマッピングした結果をもう一度処理することによって、PRBに最終的に対応させる方法を例示したものである。
【0248】
図31による方式は、システムリソースの活用度に応じて選択することができる。この方式では、上述したDVRBインデックスとPRBインデックスの相互関係式のp値を、臨時PRBインデックスと定義する。この時、
【0249】
【化28】

を超過するp値に
【0250】
【化29】

を加えた値oを最終PRBインデックスとする。
【0251】
このような場合、図31の(a)、(b)、(c)、(d)で例示した4つの整列方式は、数学式12のように表現可能である。
【0252】
【数12】


ここで、(a)は両端揃え、(b)は左揃え、(c)は右揃え、(d)は中央揃え、を表す。一方、PRBインデックスoが与えられた時、臨時PRBインデックスpを用いてDVRBインデックスdを数学式13により求めることができる。
【0253】
【数13】


また、DVRBインデックスdが与えられた時、臨時PRBインデックスpを用いてPRBインデックスoを数学式14により求めることができる。
【0254】
【数14】

【0255】
〈実施例19〉
以下、本発明による一実施例として、Gap制限条件を満たしながら、
【0256】
【化30】

数を最大限に増やすことができるマッピング方法を説明する。
【0257】
以上の実施例では、LVRB割当のためにRBG方式及び/またはサブセット方式を導入した場合、DVRBにより一部のリソース要素がマッピングされずに残っているPRBの個数を減らすためのインターリーバー構造を提示し、かつ、DVRBに用いられるRBの個数(NDVRB)を制限する方法を提示した。しかし、MRBG値による制限条件が大きいほど、全体PRB個数
【0258】
【化31】

のうち、DVRBに用いられるRBの個数(NDVRB)に対する制約が大きくなる。
【0259】
図32は、
【0260】
【化32】

RBG=3、K=2、N=2の直方形インターリーバーを使用する場合を示す。
【0261】
図32で、DVRBの二つの分割部を同一サブセットに属するPRBにマッピングさせるために、
【0262】
【化33】

がD・MRBG(=18)の倍数になるように設定し、この場合、
【0263】
【化34】

を越えないようにする最大の
【0264】
【化35】

を求める場合、
【0265】
【化36】

となる。このような場合、32−18=14個のRBは、DVRB用に使用できなくなる。
【0266】
この時、
【0267】
【化37】

になり、DVRB0は同一サブセットに属するRBG0とRBG3の一番目のRBにそれぞれマッピングされることが確認できる。
【0268】
したがって、本発明では、
【0269】
【化38】

の場合に、Gapの制限条件を
【0270】
【化39】

に直接反映せずに、上で提示した通り、オフセットとこれを適用する臨界値(Threshold)を設定してGap制限条件を満たす方法を提案する。
【0271】
1)まず、所望のGap制限条件を設定する。例えば、Gapは、MRBGの倍数またはMRBGの倍数に設定することができる。
【0272】
2)次に、Gap制限条件を満たしうる数のうち、
【0273】
【化40】

に最も近似する数を
【0274】
【化41】

と設定する。
【0275】
3)
【0276】
【化42】

よりも小さい場合は、図20に例示したようなマッピングが適用される。
【0277】
4)
【0278】
【化43】

より大きいまたは同一であり、インターリーバーにヌルを許容する場合、
【0279】
【化44】

になる。しかし、インターリーバーにヌルを許容しない場合、
【0280】
【化45】

になる。
【0281】
5)
【0282】
【化46】

の半分以上にオフセットを適用する。すなわち、オフセット適用基準値を
【0283】
【化47】

に設定する。
【0284】
6)オフセットの適用された臨時PRBがGap制限条件を満たすようにオフセットを設定する。
すなわち、
【0285】
【化48】

になる。
これを、一般化した数学式15のように表すことができる。
【0286】
【数15】


図33は、
【0287】
【化49】

RBG=3であり、K=2、N=2の直方形インターリーバーを使用する場合に、本発明で提案するDVRBマッピング規則を適用した一例である。
【0288】
DVRBの二つの分割部を同一サブセットに属するPRBにマッピングさせるために、
【0289】
【化50】

がMRBG(=9)の倍数を満たすと同時に、
【0290】
【化51】

に最も近似するように
【0291】
【化52】

を設定する場合、
【0292】
【化53】

になる。このような場合、(32−18)×2=28個のRBは、DVRBに用いることとなる。すなわち、
【0293】
【化54】

となり、
【0294】
【化55】

になる。したがって、直方形インターリーバーによりインターリービングされたDVRBインデックスがマッピングされる臨時PRBのインデックスを、
【0295】
【化56】

と比較する。
【0296】
【化57】

を満たす臨時PRBのインデックスに
【0297】
【化58】

を加えると、図33のようになる。図33を参照すると、DVRB0番の二つの分割部は、同一サブセットに属するRBG0とRBG6のそれぞれの1番目のRBにマッピングされることが確認できる。また、図32による方法と比較すると、同一のGap制限条件で、DVRBに用いうるRB個数が18から28に増加することが確認できる。また、Gapの距離が増加することによって、DVRBマッピングにおけるダイバーシティがより増加することができる。
【0298】
〈実施例20〉
以下、本発明による一実施例として、連続したインデックスを特定位置にマッピングさせながら、
【0299】
【化59】

数を最大限に増やすことができるマッピング方法を説明する。
【0300】
一つのUEに複数のDVRBが割り当てられる場合、連続したDVRBが割り当てられる。したがって、上述した通り、Gapを定める時と同様に、LVRBスケジューリングのためには、隣接インデックスはMRBGの倍数やMRBGの倍数間隔で位置するように設定されることが好ましい。この場合には、インターリーバーの次数を列の個数Cとすれば、行の個数RはMRBGの倍数またはMRBGの倍数にならなければならない。したがって、インターリーバーの大きさである
【0301】
【化60】

の倍数または
【0302】
【化61】

の倍数にならなければならない。したがって、
【0303】
【化62】

があらかじめ与えられた時、このような条件を満たす最小のインターリーバーサイズは、次のように求めることができる。
【0304】
【化63】

【0305】
この時、インターリーバーに含まれるヌルの個数は、次の通りである。
【化64】

【0306】
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定形態で結合したものである。各構成要素または特徴は、特定の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮すべきである。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれることができ、または、他の実施例の対応する構成または特徴に取って代わることもできる。特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めることもできることは自明である。
【0307】
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(Firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
【0308】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードはメモリユニットに記憶されてプロセッサにより駆動されることができる。このメモリユニットは、プロセッサ内部または外部に設けられて、公知の様々な手段によりプロセッサとデータを交換することができる。
【0309】
本発明は、本発明の精神及び必須特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できるということが、当業者には自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制約的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈により決定されなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0310】
本発明は、広帯域無線移動通信システムで用いられる送信機及び受信機で用いられることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソース割り当てスキームをサポートする無線移動通信システムにおいて、下りリンクデータパケットを受信するための方法であって、
前記方法は、
ユーザ機器により、前記下りリンクデータパケットに対するリソースブロック割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記ユーザ機器により、前記下りリンク制御情報に基づいて、前記下りリンクデータパケットを受信することと
を含み、
前記下りリンクデータパケットの前記仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの各スロットにマッピングされ、前記サブフレームは、あらかじめ決定された数(N)のスロットを含み、
前記ブロックインターリーバーは、「N」個の領域を含み、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの「N」個の領域に分散され、
前記仮想リソースブロックの前記インデックスが前記ブロックインターリーバーから読み出される場合には、前記ヌルは無視される、方法。
【請求項2】
前記「N」は、2に等しく、前記サブフレームは、第1スロットおよび第2スロットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ブロックインターリーバーの次数が前記ブロックインターリーバーの行の個数である場合には、前記「N」個の領域は、前記ブロックインターリーバーの行のうちの1つ以上の行に対応し、
前記ブロックインターリーバーの次数が前記ブロックインターリーバーの列の個数である場合には、前記「N」個の領域は、前記ブロックインターリーバーの列のうちの1つ以上の列に対応する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ブロックインターリーバーの次数は、前記分散によって決定されるダイバーシティ次数(NDivOrder)に等しい、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記仮想リソースブロックのうちの1つの仮想リソースブロックのインデックスdが与えられた場合に、前記インデックスdにマッピングされる前記第1スロット上の前記物理リソースブロックのうちの1つの物理リソースブロックのインデックスp1,dは、式(1)におけるように与えられ、前記インデックスdにマッピングされる前記第2スロット上の前記物理リソースブロックのインデックスp2,dは、式(2)におけるように与えられ、
式(1)は、
【数16】

であり、
式(2)は、
【数17】

であり、Rは、前記ブロックインターリーバーの行の個数であり、Cは、前記ブロックインターリーバーの列の個数であり、NDVRBは、前記仮想リソースブロックに対して用いられるリソースブロックの個数であり、modは、モジューロ演算を意味する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記無線移動通信システムは、前記物理リソースブロックを含む1つのRBG(Resource Block Group)が1つのビットによって示されるリソース割り当てスキームをサポートしており、
前記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、前記RBGを構成する前記物理リソースブロックの個数の2乗(MRBG)に、1つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じることによって得られた値の倍数である、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1スロットにおいて、前記インターリービングにより仮想リソースブロックのインデックスdにマッピングされる臨時物理リソースブロックのインデックスp1,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、前記インデックスdにマッピングされる物理リソースブロックのインデックスO1,dは、p1,d+NPRB−NDVRBであり、
前記第2スロットにおいて、前記インターリービングにより前記仮想リソースブロックのインデックスdにマッピングされる前記臨時物理リソースブロックのインデックスp2,dがNDVRB/2よりも大きい場合には、前記インデックスdにマッピングされる前記物理リソースブロックのインデックスO2,dは、p2,d+NPRB−NDVRBであり、
前記NPRBは、前記システムの前記物理リソースブロックの個数であり、前記NDVRBは、前記仮想リソースブロックの個数であり、前記dは、0からNDVRB−1のうちの1つの整数であり、前記p1,d、前記p2,d、前記O1,d、前記O2,dのそれぞれは、0からNPRB−1のうちの1つの整数である、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記無線移動通信システムは、前記物理リソースブロックを含む1つのRBG(Resource Block Group)が1つのビットによって示されるリソース割り当てスキームをサポートしており、
前記ブロックインターリーバーの次数が前記ブロックインターリーバーの列の個数(C=4)として定義される場合に、前記ブロックインターリーバーの行の個数(R)は、式(1)におけるように与えられ、前記ブロックインターリーバーに充填されるヌルの個数(Nnull)は、式(2)におけるように与えられ、
式(1)は、
【数18】

であり、
式(2)は、
【数19】

であり、
RBGは、前記RBGを構成する前記物理リソースブロックの個数であり、NDVRBは、前記仮想リソースブロックの個数である、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記仮想リソースブロックの個数が基準値(Mth)以上である場合には、前記分散のためのギャップは、0である、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記ギャップに関する情報を受信することをさらに含み、前記ギャップは、前記ギャップに関する前記受信された情報によって決定される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ギャップは、システム帯域幅の関数である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記無線移動通信システムは、前記物理リソースブロックを含む1つのRBG(Resource Block Group)が1つのビットによって示されるリソース割り当てスキームをサポートしており、
前記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、前記RBGを構成する前記物理リソースブロックの個数(MRBG)に、1つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じることによって得られた値と、前記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記ブロックインターリーバーの次数(D)は、1つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)の倍数である、請求項2に記載の方法。
【請求項14】
前記無線移動通信システムは、前記物理リソースブロックを含む1つのRBG(Resource Block Group)が1つのビットによって示されるリソース割り当てスキームをサポートしており、
前記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、前記RBGを構成する前記物理リソースブロックの個数の2乗(MRBG)に、1つの仮想リソースブロックがマッピングされる物理リソースブロックの個数(N)を乗じることによって得られた値と、前記ブロックインターリーバーの次数(D)との公倍数である、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記仮想リソースブロックの個数(NDVRB)は、前記分散によって決定されるダイバーシティ次数(NDivOrder)の倍数である、請求項2に記載の方法。
【請求項16】
前記Nは、1つの仮想リソースブロックインデックスが示す、仮想リソースが分散してマッピングされる物理リソースのインデックスの個数である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソース割り当てスキームをサポートする無線移動通信システムにおいて、下りリンクデータパケットを受信するための方法であって、
前記方法は、
ユーザ機器により、前記下りリンクデータパケットに対するリソースブロック割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記ユーザ機器により、前記下りリンク制御情報に基づいて、前記下りリンクデータパケットを受信することと
を含み、
前記下りリンクデータパケットの前記仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの第1スロットおよび第2スロットにマッピングされ、
前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2列および第4列に挿入され、前記仮想リソースブロックのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、方法。
【請求項18】
前記ブロックインターリーバーは、4個の列から構成され、前記仮想リソースブロックのインデックスは、前記ブロックインターリーバーに行別に書き込まれ、前記インデックスは、列別に読み出される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
仮想リソースブロックを物理リソースブロックに分散してマッピングするリソース割り当てスキームをサポートする無線移動通信システムにおいて、下りリンクデータパケットを受信するための方法であって、
前記方法は、
ユーザ機器により、前記下りリンクデータパケットに対するリソースブロック割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記ユーザ機器により、前記下りリンク制御情報に基づいて、前記下りリンクデータパケットを受信することと
を含み、
前記下りリンクデータパケットの前記仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの第1スロットおよび第2スロットにマッピングされ、
前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2行および第4行に挿入され、前記仮想リソースブロックのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、方法。
【請求項20】
前記ブロックインターリーバーは、4個の行から構成され、前記仮想リソースブロックのインデックスは、前記ブロックインターリーバーに列別に書き込まれ、前記インデックスは、行別に読み出される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを受信するユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、
基地局から前記下りリンクデータに対するリソース割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記下りリンク制御情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる前記下りリンクデータを受信することと
を行うように構成されており、
前記下りリンクデータパケットの仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの各スロットにマッピングされ、前記サブフレームは、あらかじめ決定された数(N)のスロットを含み、
前記ブロックインターリーバーは、「N」個の領域を含み、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの「N」個の領域に分散され、
前記仮想リソースブロックの前記インデックスが前記ブロックインターリーバーから読み出される場合には、前記ヌルは無視される、ユーザ機器。
【請求項22】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを受信するユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、
基地局から前記下りリンクデータに対するリソース割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記下りリンク制御情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる前記下りリンクデータを受信することと
を行うように構成されており、
前記下りリンクデータパケットの仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの第1スロットおよび第2スロットにマッピングされ、
前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2列および第4列に挿入され、前記仮想リソースブロックのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、ユーザ機器。
【請求項23】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを受信するユーザ機器であって、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、
基地局から前記下りリンクデータに対するリソース割り当て情報を含む下りリンク制御情報を受信することと、
前記下りリンク制御情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる前記下りリンクデータを受信することと
を行うように構成されており、
前記下りリンクデータパケットの仮想リソースブロックのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、
前記インターリービングされたインデックスは、前記基地局により、分散のためのギャップをもって、前記下りリンクデータパケットのサブフレームの第1スロットおよび第2スロットにマッピングされ、
前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2行および第4行に挿入され、前記仮想リソースブロックのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、ユーザ機器。
【請求項24】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信する基地局であって、
前記基地局は、
前記基地局の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信するように構成されており、
前記仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの各スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、前記サブフレームは、あらかじめ決定された数(N)のスロットを含み、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーは、「N」個の領域を含み、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの「N」個の領域に分散され、
前記VRBのインデックスが前記ブロックインターリーバーから読み出される場合に、前記ヌルは無視される、基地局。
【請求項25】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信する基地局であって、
前記基地局は、
前記基地局の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信するように構成されており、
仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの第1スロットおよび第2スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2列および第4列に挿入され、前記VRBのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、基地局。
【請求項26】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信する基地局であって、
前記基地局は、
前記基地局の動作を制御するためのプロセッサと、
前記プロセッサによって駆動されるメモリユニットと
を含み、
前記プロセッサは、物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信するように構成されており、
前記仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの第1スロットおよび第2スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて前記基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2行および第4行に挿入され、前記VRBのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、基地局。
【請求項27】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信するための方法であって、
前記方法は、
物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信すること
を含み、
仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの各スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、前記サブフレームは、あらかじめ決定された数(N)のスロットを含み、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーは、「N」個の領域を含み、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの「N」個の領域に分散され、
前記VRBのインデックスが前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、方法。
【請求項28】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信するための方法であって、
前記方法は、
物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信すること
を含み、
仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの第1スロットおよび第2スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2列および第4列に挿入され、前記VRBのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、方法。
【請求項29】
無線移動通信システムにおいてリソースブロックを用いて下りリンクデータを送信するための方法であって、
前記方法は、
物理リソースブロック(PRB)にマッピングされる下りリンクデータをユーザ機器に送信すること
を含み、
仮想リソースブロック(VRB)のインデックスは、分散のためのギャップをもって、サブフレームの第1スロットおよび第2スロットに対するPRBのインデックスにマッピングされ、
前記VRBのインデックスは、ブロックインターリーバーを用いて基地局によってインターリービングされ、前記ブロックインターリーバーにヌルが挿入される場合に、前記ヌルは、前記ブロックインターリーバーの第2行および第4行に挿入され、前記VRBのインデックスが、前記ブロックインターリーバーから読み出された場合に、前記ヌルは無視される、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公開番号】特開2012−239203(P2012−239203A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−160661(P2012−160661)
【出願日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【分割の表示】特願2010−536863(P2010−536863)の分割
【原出願日】平成21年1月6日(2009.1.6)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】