説明

分析情報ファイル管理システム

【課題】分析情報ファイル同士の参照関係を確実に保持し、適切に管理することができるファイル管理システムを提供する。
【解決手段】分析情報ファイルを保持するファイル管理手段31と、ユーザの指示に基づき又は所定の条件に基づき分析情報ファイルの相互間に参照関係を設定する参照関係設定手段32と、参照関係設定手段によって設定された参照関係を保持する参照関係保持手段33とを備えた構成とし、システムの側が参照関係を一元的に管理する。これにより、ファイルの形式によらず、あらゆるファイルの参照関係を適切かつ効率的に管理することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、質量分析計といった分析装置や計測装置を用いて実行される分析に関連した種々のファイルである分析情報ファイルを管理する分析情報ファイル管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータシステムやネットワークシステムの発展に伴い、昨今では、分析に関する様々なデータを全てコンピュータ上で管理することが一般的となっている。
また、分析に関連するデータを一元的に管理したり、そのデータ処理を容易化したりすることを目的として、分析に関するデータをデータ管理システム(データベース管理システム(DBMS)、ラボラトリデータ管理システム(LDMS)、ラボラトリ情報管理システム(LIMS)等)に登録することも行われている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
分析に関連するデータは通常、ファイルを単位として管理される。このようなファイルには以下のようなものがある。
・メソッドファイル(この中に分析装置の特定が含まれる)
・装置パラメータファイル
・データ処理パラメータファイル
・バッチスケジュールファイル(複数の試料の特定、分析順序、データ処理メソッド等から成るテーブル)
・分析結果データファイル(通常は、1サンプルにつき1つのデータファイル)
・レポートフォーマットファイル(報告書のフォーマット。この枠の中に分析結果データが組み込まれてレポートが得られる。)
【0004】
なお、本発明では、上記のような分析に関する種々のファイルのことをまとめて「分析情報ファイル」と称し、分析情報ファイルを管理するシステムのことを「分析情報ファイル管理システム」と称するものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-51565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
分析情報ファイルは、他の分析情報ファイルに含まれる情報を参照していることが多くある。例えば分析のレポートは、分析の手順、種々のパラメータ、分析の結果などをその内容に含むため、他の分析情報ファイルの内容を参照して成るのが一般的である。参照情報は、分析のレポートの中に参照先の分析情報ファイルの名称や格納個所(ファイルパス)を記述することによって定義される。
【0007】
ただし、ここにおいて「参照している」とは、参照先の分析情報ファイルの情報の全部又は一部を取り込んでいるという意味に限定されず、他の分析情報ファイルとの関係が単に示されているという意味も含む。即ち、ある分析情報ファイルの内部に、他の分析情報ファイルである「ファイルA」のデータ内容が取り込まれている場合、「ファイルA」へのリンクが設定されている場合、「ファイルA」が保存されているパスが記述されている場合、単に「ファイルAを参照のこと」等とテキストで記載されている場合、これらのいずれでも「参照」に含まれる。
【0008】
しかしながら、従来の分析情報ファイル管理システムにおけるファイル参照には、以下に挙げるような問題があった。
【0009】
・分析情報ファイルはテキストファイル、スプレッドシート、文書ファイル、生データファイルなど、様々なファイル形式で作成されており、参照関係の記載方法は基本的に各ファイル形式に依存する。従って、参照情報を統一的な仕方で管理することができない。また、参照関係を設定するユーザはそれぞれのファイルの形式を理解していることが要求される。
・ファイル形式によっては、他の分析情報ファイルへの参照関係を記述するのが困難または不可能な場合がある。具体的には、例えば画像データのみで構成されるファイルの内部にはASCIIデータによる参照関係の記述を含めることができない。
・参照関係が「ファイルAを参照のこと」といった文字で記載されている場合には、ユーザは理解することができても、分析情報ファイル管理システムはその記載を意味のある情報として扱うことができない。
【0010】
・各分析情報ファイルは互いに独立して管理されているため、ある分析情報ファイルの名称や内容が変更されたりファイル自体が削除されてしまったりしたとしても、その分析情報ファイルと参照関係にあった他の分析情報ファイルにはその変更が反映されない。よって、システム全体において常に正確な参照関係が維持されるという保証がない。
・各分析情報ファイルは互いに独立して管理されているため、参照関係を知るためには分析情報ファイルを一旦開いてその内容を確認しなければならず、作業が繁雑かつ面倒である。
【0011】
本発明は上述したような、分析情報ファイル管理システムにおける、分析情報ファイル間の参照に関して存在する各種の問題を解決するために成された。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために成された本発明に係る各種の分析情報ファイルを管理する分析情報ファイル管理システムは、
a)分析情報ファイルを保持するファイル管理手段と、
b)ユーザの指示に基づき又は所定の条件に基づき分析情報ファイルの相互間に参照関係を設定する参照関係設定手段と、
c)前記参照関係を保持する参照関係保持手段と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る分析情報ファイル管理システムによれば、分析情報ファイルの参照関係がファイル管理手段によって統合的に管理される。すなわち、相互の参照関係は従来のように各分析情報ファイル内に記載されるのではなく、分析情報ファイル管理システム自体が管理する。よって、ファイル形式に全く関係無く、あらゆる分析情報ファイル間の参照関係を確実に設定することが可能となる。従って、参照関係を保持したり設定したりするのに従来要していた手間が削減され、コスト削減にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る分析情報ファイル管理システムの一実施形態の概略構成図。
【図2】ユーザが参照関係を設定するための画面の一例。
【図3】参照関係表示画面の一例。
【図4】参照関係表示画面の他の例。
【図5】分析情報削除確認画面の一例。
【図6】管理手段及び版更新時参照関係設定手段の動作の一例の模式図。
【図7】管理手段及び版更新時参照関係設定手段の動作の他の例の模式図。
【図8】ファイル複製管理手段の動作の例を示す模式図。
【図9】ファイル複製管理手段の動作の他の例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る分析情報ファイル管理システムの実施形態の例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
図1に、本発明に係る分析情報ファイル管理システムの一実施形態を示す。中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10にメモリ12、LCD(Liquid Crystal Display)等から成るモニタ14、キーボードやマウスなどの入力部16、ハードディスク等の大容量記憶装置から成る記憶部20が互いに接続されている。そして記憶部20には、OS(Operating System)21、分析情報ファイル管理プログラム22が記憶されている。また、記憶部20にはファイル記憶部23、参照関係記憶部24が設けられている。
【0017】
本実施形態に係る分析情報ファイル管理システムはネットワークケーブルNWを介して分析装置(各種の計測装置を含む)などに接続されており、それらの分析装置によって実行する分析に関連した各種の分析情報ファイルを管理する。ただし、本発明に係る分析情報管理システムはネットワークシステムに限らず、スタンドアロン型のシステムを含めたあらゆる形態のシステムにおいて適用可能であることは言うまでもない。
【0018】
また、本実施形態に係る分析情報ファイル管理システムでは、OS21と分析情報ファイル管理プログラム22とを別体として扱うが、分析情報ファイル管理プログラム22がOS21の一部に組み込まれていたとしても、勿論構わない。
【0019】
図1においては、分析情報ファイル管理プログラム22に係るように、ファイル管理手段31、参照関係設定手段32、参照関係保持手段33、参照関係表示手段34、参照ファイル編集手段35、削除前参照関係提示手段36、版管理手段37、版更新時参照関係設定手段38、ファイル複製管理手段39がそれぞれ示されている。各手段の詳細は後述するが、これらはいずれも基本的にはCPU10が分析情報ファイル管理プログラム22を実行することにより、ソフトウエア的に具現化される。
【0020】
ファイル記憶部23は複数の分析情報ファイルが記憶される記憶領域である。ファイル管理手段31は、ファイル記憶部23に保存されている様々な分析情報ファイルを管理する。本発明において分析情報ファイルのファイル形式はいかなるものでも構わない。ファイル管理手段31により従来の一般的な分析情報ファイル管理が実現される。
【0021】
参照関係設定手段32は、分析情報ファイルに参照関係を設定する。「参照関係を設定する」とは、新たに参照先を登録する、参照先の変更を行う、参照先を削除するといった種々の設定動作を包含する意味である。これは、ユーザが入力部16を適宜に操作することによって入力される命令に基づいて行っても良いし、予め定められた条件に基づいて自動的に行うようにしても構わない。
ユーザが参照関係を入力設定する場合には、図2に示すように、モニタ14に所定のウインドウを表示させ、クリックなどの選択操作を基本としてユーザが参照関係を設定できるようにすることが望ましい。これにより、簡単な操作で以て確実に参照関係を設定することが可能となる。
【0022】
参照関係保持手段33は、参照関係設定手段32によって設定された参照関係を記憶領域である参照関係記憶部24に保存して管理する。すなわち、本発明の分析情報ファイル管理システムにおいては従来のように参照関係を分析情報ファイル内に記載するのではなく、分析情報ファイル間の参照関係を一元的に、参照関係保持手段33が参照関係記憶部24を対応する記憶領域として利用することで管理する。なお、以下の説明では簡単のために、参照関係保持手段33の動作は参照関係記憶部24へのアクセスを含むものとする。
【0023】
ある分析情報ファイルに関する参照関係を知りたい場合には、ユーザは入力部16を適宜に操作することで参照関係表示命令を入力する。この命令を受けると参照関係表示手段34は、参照関係保持手段33と共同して、指定された分析情報ファイルに設定されている参照関係をモニタ14に表示する。
図3は、参照関係表示手段34によって表示される参照関係表示画面の一例である。各種のファイルが表示されている画面内の上の欄においてユーザが所望の分析情報ファイル(図3の例では「分析情報A」)を選択すると、下の欄に「分析方法A」、「分析結果A」、「分析結果B」という三種類の分析情報ファイルが参照関係にあることがモニタ14に表示される。この例の場合、上の欄に含まれているファイルを選択するという動作が参照関係表示命令の入力となる。
図4は、参照関係表示手段34によって表示される参照関係表示画面の別の例である。この例では、「分析情報A」という分析情報ファイルに関し、前後の参照関係が表示される。すなわち、「分析計画A」および「分析情報B」はそれぞれ「分析情報A」を参照しており、一方で「分析情報A」は「分析方法A」、「分析結果A」、「分析結果B」を参照していることがモニタ14に表示される。
【0024】
このように、本発明に係る情報管理システムでは、参照している分析情報ファイルだけでなく、参照されている分析情報ファイルに関する情報も容易に得ることができる。
【0025】
また、参照関係表示画面においてユーザが任意の文書情報ファイルを選択して所定の操作(例えばダブルクリック)を行うと、参照ファイル編集手段35は、参照関係表示手段34によって表示されている、参照関係にある分析情報ファイルを含むあらゆる分析情報ファイルの閲覧及び/又は編集を可能とする新たな画面を開く。
これにより、ユーザはより高い自由度で以て、またより簡便に参照関係にある分析情報ファイルへアクセスすることが可能となる。
【0026】
ある分析情報ファイルを削除する命令がユーザによって入力された場合、削除前参照関係提示手段36は、削除を実行する前に、ユーザに対して当該分析情報ファイルの有する参照関係を視覚的に提示する。図5は削除前参照関係提示手段36がモニタ14に表示する分析情報削除確認画面の一例である。この例では、「分析情報A」及び「分析情報B」を削除するという命令がユーザによって入力されたことに基づき、「分析計画」(これは内部に一又は複数の分析情報ファイルを含むフォルダである)および「分析情報B」が削除しようとする分析情報ファイルを参照しているファイルであることと、「分析方法A」、「分析方法B」、「分析結果A」、「分析結果B」が削除しようとする分析情報ファイルに参照されているファイルであることが表示されている。この分析情報削除確認画面上でユーザが「OK」ボタンを押下することで削除の処理が行われ、「キャンセル」ボタンを押下することで処理が中止される。
削除前参照関係提示手段36が上記のような動作を行うことにより、ユーザはある分析情報ファイルを削除するならば、どのファイルに影響が及ぶのかを確実に知ることができ、重要な分析情報ファイルを誤って削除してしまうといったミスを未然に防ぐことが可能となる。
【0027】
ある分析情報ファイルの変更が行われると、その時点までの参照関係が保持できなくなることがある。この問題を解決するために、本実施例に係る分析情報ファイル管理システムでは版管理手段37及び版更新時参照関係設定手段38が設けられている。以下、版管理手段37及び版更新時参照関係設定手段38の動作について説明する。
【0028】
版管理手段37は、システム内における分析情報ファイルの変更の有無を常時監視する。ある分析情報ファイルに関して変更が行われたことを検出すると、その分析情報ファイルの元版(変更前のファイル)を残しつつ新版(変更後のファイル)を作成することにより版管理を行う。
版更新時参照関係設定手段38は、版管理手段37によってある分析情報ファイルの新版が作成された際に、予め定められた又はユーザによる指示に基づき、当該分析情報ファイルの元版を参照していた分析情報ファイルの参照関係を再設定する。
【0029】
図6は、版管理手段37及び版更新時参照関係設定手段38の動作を模式的に示した図である。ここでは、ある分析情報ファイル「親情報A」が他の分析情報ファイル「子情報A(n版)」を参照している例を考える。ここで、ユーザが分析情報ファイル「子情報A(n版)」を更新すると、版管理手段37は「子情報A(n+1版)」を新たに作成する(図6の左欄)。すると版更新時参照関係設定手段38は予め定められている、「新しい版が作成された場合、新しい版に参照関係を設定する」という指示に基づき、「親情報A」の参照先を「子情報A(n版)」から「子情報A(n+1版)」に再設定する。
【0030】
版管理手段37及び版更新時参照関係設定手段38の動作の他の例の模式図を図7に示す。図7の例では、予め「新しい版が作成されても、参照関係は元版のままとする」という指示が与えられているため、版管理手段37によって「子情報A(n+1版)」が作成されたとしても、「親情報A」の参照先は「子情報A(n版)」のままとする。
【0031】
図6の例のように、新たに作成された版が参照されるように参照関係を再設定するか、図7の例のように、新たに版が作成されても元版が参照されるようにするかは、版更新時参照関係設定手段38が所定の問い合わせ画面を表示することによって、ユーザに問い合わせるようにしても勿論構わない。
【0032】
また、本実施形態に係る分析情報ファイル管理システムでは、参照関係を有する分析情報ファイルを、参照関係を保持可能な領域を超えて複製する命令を受けたときに、ファイル複製管理手段39が以下に述べるような特徴的な動作を行うことにより、ファイル間の参照関係を適切に保つことが可能である。例えばこれは、複製元と複製先のプロジェクトがそれぞれ異なるシステムに構築されており、複製先の領域では元の参照関係が維持できないような場合に有効である。
【0033】
図8は、ファイル複製管理手段39の動作を模式に示した図である。ここではユーザが「プロジェクトA」の内部にある分析情報ファイル「親情報A」を参照関係を保持できない「プロジェクトB」内に複製する命令を入力したものとする(図8左上欄)。「プロジェクトA」において「親情報A」は他の分析情報ファイルである「子情報A」を参照している。しかし図8右上欄に示すように、「プロジェクトB」には「子情報A」が含まれていない。すると、ファイル複製管理手段39は、「親情報A」を複製するとともに、その参照先である分析情報ファイル「子情報A」も同時に複製する(図8右下欄)。
【0034】
図9に、ファイル複製管理手段39の動作の他の例を模式的に示す。これは、複製元の領域である「プロジェクトA」に「親情報A」と親情報Aが参照する「子情報A」が存在しており、ユーザが「親情報A」を、「プロジェクトA」内の参照関係を保持できない「プロジェクトB」の所定の領域に複製する指示を出した場合である。この例では、複製先の「プロジェクトB」に、「親情報A」が参照可能な「子情報A(m版)」が存在している(図9右上欄)。このような場合、ファイル複製管理手段39は所定の問い合せ画面をモニタ14に表示し、ユーザにプロジェクトAに含まれている「子情報A(n版)」を使用するか、それともプロジェクトBに含まれている「子情報A(m版)」を使用するかを選択させるようにする(ユーザに選択させるのではなく、予め動作を指定しておいてもよい。)。
ユーザが前者を選択した場合には、図9左下欄に示すように、プロジェクトBの「子情報A(m版)」を「子情報A(n版)」を上書きすることで更新する。ただし、この時、上書きによって新たに作成されたファイルは「子情報A(m+1版)」とするとともに、複製された「親情報A」に関する参照関係をm+1版に変更する。一方、ユーザが後者を選択した場合には、図9右下欄に示すように、「親情報A」のみをプロジェクトBの複製先の領域に複製する。
【0035】
以上、本発明に係る分析情報ファイル管理システムについて実施例を用いて説明したが、上記は例に過ぎないことは明らかであり、本発明の趣旨の範囲内で適宜に変更や修正、又は追加を行っても構わない。
【符号の説明】
【0036】
10…CPU
12…メモリ
14…モニタ
16…入力部
20…記憶部
21…OS
22…分析情報ファイル管理プログラム
23…ファイル記憶部
24…参照関係記憶部
31…ファイル管理手段
32…参照関係設定手段
33…参照関係保持手段
34…参照関係表示手段
35…参照ファイル編集手段
36…削除前参照関係提示手段
37…版管理手段
38…版更新時参照関係設定手段
39…ファイル複製管理手段
NW…ネットワークケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種の分析情報ファイルを管理する分析情報ファイル管理システムであって、
a)分析情報ファイルを保持するファイル管理手段と、
b)ユーザの指示に基づき又は所定の条件に基づき分析情報ファイルの相互間に参照関係を設定する参照関係設定手段と、
c)前記参照関係を保持する参照関係保持手段と、
を備えることを特徴とする分析情報ファイル管理システム。
【請求項2】
前記参照関係設定手段が、選択作業によってユーザに参照関係を設定させるものであることを特徴とする請求項1に記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項3】
分析情報ファイルに関して設定されている前記参照関係を表示する参照関係表示手段
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項4】
前記参照関係表示手段によって表示されている参照関係に対応した分析情報ファイルの閲覧及び/又は編集を許可する参照ファイル編集手段
を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項5】
分析情報ファイルを削除する命令を受けた際に、削除を実行する前に、当該分析情報ファイルの有する参照関係を表示する削除前参照関係提示手段
を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項6】
分析情報ファイル管理システムにおける分析情報ファイルの変更を監視し、変更が行われた分析情報ファイルに関し、元版を残しつつ新版を作成することによって版管理する版管理手段と、
該版管理手段によって分析情報ファイルの新版が作成された際に、予め定められた又はユーザによる指示に基づき、該分析情報ファイルの元版を参照していた分析情報ファイルの参照関係を再設定する版更新時参照関係設定手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項7】
参照関係を有する分析情報ファイルを、該参照関係を保持可能な領域を超えて複製する命令を受けた際に、複製先の領域に該分析情報ファイルの参照先となる分析情報ファイルが存在しない場合には、参照先である分析情報ファイルも同時に複製するファイル複製管理手段
を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の分析情報ファイル管理システム。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1〜7のいずれかに記載の分析情報ファイル管理システムとして動作させるための分析情報ファイル管理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−226546(P2012−226546A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93393(P2011−93393)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000001993)株式会社島津製作所 (3,708)