説明

分析装置のデータ管理方法、分析装置、分析装置を備えるシステム

分析装置(1,100)のデータ(D)管理方法において、データ(D)は、第1分析装置(1,100)と等価であるように設計された別の分析装置(100,1)の動作のために寄与し、分析装置(1,100)は、分析装置(1,100)の内部メモリ媒体(21)上にデータ(D)を新たに生成または修正し、第1分析装置(1,100)は、動作中に継続的に、新たに生成または修正されたデータ(D)を、不揮発性リムーバブル記憶媒体(23)内に冗長的に格納する。リムーバブル記憶媒体(23)は、内部メモリ媒体(21)から独立している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分析装置のデータ管理方法に関する。具体的には、第1および第2分析装置の間のデータ転送に関する。
【0002】
さらには、本発明は分析装置と分析装置を備えるシステムに関する。
【0003】
また、本発明は最初に述べた方法をプログラム可能分析装置上で実行することができるようにするコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0004】
上記分析装置を適用する領域として望ましいのは、例えば体液、特に血液分析を分析するために上記装置が用いられる、医療/診断分野である。
【0005】
上記分析装置は、ポイント・オブ・ケア(POC)パラメータの分散判定のためによく用いられる。例えば、血液ガス(O、CO、pH)、電解質(K、Na、Ca++、Cl)、代謝物(グルコースと乳酸)、ヘマトクリット、ヘモグロビンパラメータ(tHb、SO、など)、ビリルビンの分散判定である。ほとんどの場合において、人体の血液全体はサンプル物質となるが、獣医薬への適用と、血清、血漿、尿、透析液サンプルを用いることも同様に可能である。
【0006】
上記分析装置は、適切な測定素子とこれに接続された演算部を備える。演算部は、例えばプログラム可能マイクロコンピュータまたは特定用途回路である。演算部は分析装置の機能を制御し、制御ステージを形成する。さらに分析装置は、メモリ部(例えば、主データ記憶装置として2.5インチハードディスク)を備える。メモリ部は、内部メモリ媒体とも呼ぶ。これら機能部を用いて、上記構成(構成データ)および測定結果(測定データ)、ユーザデータ、患者および被験者データ(ユーザが修正できるものも含む)は、それぞれ内部的に記憶される。これらデータのなかには、リクエストに応じて他のシステムまたは他のデータ記憶装置に外部出力されるものもあり得る。また、他のシステムまたは他のデータ記憶装置から入力される場合もある。ASTM E1394 91、POCT1−A、HL7のような標準プロトコルは、研究室および病院情報システム、または様々なサーバ/クライアントベースのデータやデバイス管理システムとデータ交換するためのものである。
【0007】
電気化学分析装置におけるデータ交換の課題は、ドイツ実用新案出願DE 201 13 153 U1において取り扱われている。簡易な方法でデータ交換できるようにするため、半導体メモリカードを備えたデータ読み書き部が解決手段として開示されている。上記例において、データ読み書き部とカードは、中央データ処理ステーションへの通信ネットワークを介して、測定データと装置パラメータの伝送インターフェースを置き換える。
【0008】
ここでさらに、PCに接続されているデータをバックアップおよびリストアする方法が米国特許公開2006/0294420A1に記載されていることを付言する。上記データバックアップは通常、実行時間を制御しながら実行され、または手動で起動される。この過程において、保存したデータをリストアするために必要になる構成データは、データをリストアする際に構成データを容易に取得するため、保存するデータから切り離されて取り扱われる。
【0009】
また、米国特許公開2006/0148463A1は、主に不正確または欠陥のある設定によって生じる、携帯電話の不具合を取り扱う。同文献の目的は、元の設定をリストアすることである。上記目的は、SIMカードが挿入されるとすぐに複数の元の設定を保存し、携帯電話の設定が元の設定に対応していない場合は元の設定をリストアする、監視モジュールによって達成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述のプロトコルも、先行特許文献および実用新案文献も、既存の分析装置におけるデータ転送の課題を解決していない。これまで用いられてきたこれらデータ転送方法は、以下の不都合がある。
【0011】
・手動操作が必要になる(例えば、データを選択する、バックアップアプリケーションを起動する)。
【0012】
・手動バックアップが必要になる場合、装置故障が生じる直前にデータ転送が実施されるわけではないので、データが喪失する可能性がある。
【0013】
・バックアップデータを個別にエンコードし、デコードする必要がある。
【0014】
・ハードウェア内に実装された解決手段(プリンターコントローラ、ディスクコントローラ、部分的に分離されたプロセッサ、記憶媒体へのインターフェース)は、通常は高価である。
【0015】
したがって、本発明の目的は、特に分析装置へのダメージ、例えば制御ステージ(演算部)や内部メモリ媒体(データメモリ)へのダメージが生じる場合において、関連する全てのデータを代替分析装置へ転送し、それによりできる限り速くかつ問題が生じないように分析動作を継続するための、方法、分析装置、システム、コンピュータプログラム製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的は、請求項1記載の方法、請求項12記載の分析装置、請求項14記載のコンピュータプログラム製品、請求項15記載のシステムによって達成される。
【0017】
本発明に係る分析装置のデータ管理方法において、特に第1および第2分析装置の間でデータ転送する際に、第1分析装置は、内部メモリ媒体内にデータを新たに生成または修正し、動作中に継続的に、新たに生成したデータまたは修正したデータを不揮発性リムーバブル記憶媒体に冗長的に格納する。また、第1分析装置のリムーバブルメディア内に冗長的に格納されたデータは、第2分析装置の内部メモリ媒体にインポートされる。
【0018】
本発明に基づきデータを管理し処理を実行する、本発明に係る分析装置は、分析装置内で新規生成または修正されたデータを格納する内部メモリ媒体と、不揮発性リムーバブル記憶媒体にアクセスするメモリインターフェースとを備える。メモリインターフェースを用いて、分析装置の動作中、新規生成または修正されたデータを、継続的にリムーバブル記憶媒体へ冗長的に格納することができる。分析装置は、例えば体液分析装置、特に血液分析装置のような、医療/診断分析装置である。
【0019】
本明細書において、「内部メモリ」という用語は、分析装置の動作中に取り外してはならず、分析装置の動作に必要になる、揮発性または不揮発性メモリを意味する。内部メモリは、例えば半導体メモリまたは磁気メモリ(ハードディスク)または光メモリとして設計することができる。
【0020】
リムーバブル記憶媒体は、例えば分析実施のような分析装置の基本機能にとって必要ではないが、第1分析装置の内部メモリ内に存在するデータを冗長的に排他格納する、不揮発性記憶媒体である。第1分析装置は、リムーバブル記憶媒体上に冗長的に格納されたデータを、動作のために使用しない。すなわち、リムーバブル記憶媒体は、内部メモリから切り離されている。しかし、以下に詳細に説明するように、安全目的のため、分析装置はリムーバブル記憶媒体へアクセスできる場合のみ、動作を開始または継続する。
【0021】
本発明に係るコンピュータプログラム製品は、プログラム可能分析装置の主記憶に直接読み出すことができる。また、分析装置が実行することによって本発明に係る方法を実現するプログラムコード領域を有する。
【0022】
本発明に係る手段を提供することにより、関連データは、主内部メモリ媒体に格納することに加えて、分析装置の動作中、継続的に、分析装置に統合されていない第2不揮発性リムーバブル記憶媒体へ冗長的に格納する、という動作を効果的に達成することができる。内部メモリ媒体とリムーバブル記憶媒体は互いに独立している、すなわちこれらの間に機能的リンクは存在しないので、データが生成および/または修正されたとき内部メモリ媒体上でランダムに生じるデータエラーは、リムーバブル記憶媒体へ伝搬し得ない。本発明によれば、分析装置は、動作中、継続的に新規生成および/または修正されたデータを不揮発性リムーバブル記憶媒体へ冗長的に格納する。すなわち、データは生成(例えば、内部メモリ媒体内または制御ステージ内において直接)された後に即座に、別のリムーバブル記憶媒体へ冗長的に書き込まれる。データミラーリングは実施されないが、データは他の記憶媒体へ個別に書き込まれる。これは、RAID(Redundant Array of Independent Disks)システムとも異なる。すなわち、RAIDシステムはコンピュータの複数の物理ハードディスクを用いて論理ドライブを構成して高データ整合性を得るものであり、個々のハードディスクはエラーが生じる可能性がある。したがって、例えば論理ドライブを構成する2つのハードディスクの組合せにおいて、同じデータが全てのハードディスクにミラーされる。すなわち、冗長的に生成される。しかし、不都合なまたは不具合のある書き込み動作も即座にミラーディスクへ伝わるので、ミラーディスクは従来の意味におけるデータバックアップの代わりにはならない。これに対して、本発明によれば、データは互いに独立した記憶媒体へ個別に書き込まれ、RAIDシステムの課題は回避される。
【0023】
望ましい実施形態において、不揮発性第2(外部)記憶媒体、すなわちリムーバブル記憶媒体は、コンパクトフラッシュカードである。しかし原則として、本発明によれば、任意の外部不揮発性記憶媒体を用いることができる。例えば、その他のメモリカード、USBスティック、外部ハードディスクである。これらは分析装置の適当なスライドインモジュールに直接挿入し、または適当なポート/インターフェースを介して分析装置に接続することができる。不揮発性第2(外部)記憶媒体がネットワークを介して単一または複数の分析装置に接続されている実施形態を実現することもできる。例えば、外部不揮発性記憶媒体は、ネットワークストレージまたはネットワークハードディスクとして設計することができる。第1分析装置と第2分析装置がともにネットワークを介して外部不揮発性リムーバブル記憶媒体に接続されている場合、分析装置間で外部リムーバブル記憶媒体を物理的に移動(変更)させることは必要ない。実際には、データ転送は同等の第2分析装置が対応する第1分析装置の冗長データへアクセス認証することによって生じ得る。したがって、「リムーバブル記憶媒体」という用語は、内部メモリ媒体とは対照的に、分析装置に統合されていない(第2)記憶媒体は、2つの分析装置に対して交代で用いることができることを示す。
【0024】
本発明の望ましい実施形態において、分析装置は本発明に係る方法を実施するために用いられる。同実施形態における分析装置は、適当なスライドインモジュール(例えば、コンパクトフラッシュカードスロット)または外部不揮発性記憶媒体を接続するインターフェースを備える。さらに、対応する制御要素(メモリ要素、書込要素、読取要素、データ処理要素・・・)を備える。
【0025】
したがって、第1分析装置に不具合または損傷が生じた場合、本発明を用いて、データを高速かつ問題を生じさせずに第2分析装置へ転送する、という動作を効果的に達成することができる。第1分析装置から第2分析装置への要求されたデータ転送を実施するためには、例えばフラッシュカードを第1分析装置から取り外して第2分析装置に挿入することのみが必要である。フラッシュカードに格納されているデータは、第2分析装置の内部メモリにコピーされる。その結果、第2分析装置は、異常イベントが生じる直前に存在していた第1分析装置の全ての格納データを引き継ぐ。その後、第2分析装置に挿入されたフラッシュカードは、冗長リムーバブル記憶媒体の機能を引き受ける。したがって、第1分析装置が実施していた分析を、長時間中断することなく、実用上シームレスに、第2分析装置で継続することができる。これにより、データ一貫性が同時に確保される。
【0026】
特に有用な、本発明のさらなる実施形態および応用は、従属項と以下の説明から得られる。
【0027】
本発明に係る方法の応用領域は、例えば体液の分析装置、特に血液分析装置のような、医療/診断分析装置である。望ましい実施形態において、第1分析装置とこれに等価な第2分析装置は、本発明に係るシステムにおいて、構造的に同一な分析装置によって形成される。
【0028】
全ての必要なデータが同等の分析装置の動作用に確実に存在するようにするため、状況とアプリケーションに応じて、データが下記の少なくとも1つまたは複数のデータタイプを表すようにすることは、有用である。すなわち、
i) 構成データ
ii) 測定データ
iii)被験者データ
iV) サンプルデータ
v) ユーザデータ
構成データは、例えば言語、IPアドレス、ディスプレイスクリーン、国設定、電力管理、ネットワーク設定、計算または表示される測定単位、使用する測定パラメータ、測定、較正、および品質制御の制限値、品質測定物質、セキュリティ設定、オーディオ設定、分析装置機能の計画自動実施、周辺デバイス、などのような、特に装置設定に関するデータである。
【0029】
測定データは、測定結果、未加工データ、イメージデータ、測定信号、後に処理するデータ、などを含む。
【0030】
被験者データは、特に患者の識別子を含む。
【0031】
サンプルデータは、特にサンプル識別子、サンプル時間、サンプルタイプ、および/またはサンプル取得温度を含む。
【0032】
ユーザデータは、特にユーザ識別子、ユーザ固有権限、ユーザプロファイルなどを含む。
【0033】
望ましい実施形態において、仮想的に全てのデータタイプは、冗長的に書き込むことができるので、記憶媒体間の通常同期サイクルは必要ない。完全に装置固有の(すなわち同等の分析装置において容易に用いることができない)較正および品質制御データについては、以下の可能性がある。
【0034】
a)完全に装置固有の較正および品質制御データは、リムーバブル記憶媒体(例えばコンパクトフラッシュカード)へ書き込まれない。
【0035】
b)完全に装置固有の較正および品質制御データも、リムーバブル記憶媒体へ書き込まれる(そして、これらデータを用いることは、同等の分析装置が動作開始したときにのみ決定される)。
【0036】
データ整合性とデータ秘密性は、通常は医療データ取得またはその他種類のデータ取得において必要とされる。これらデータは、リムーバブル記憶媒体に格納されているデータがエンコードされている場合は、有用に取得することができる。さらに、パスワードおよび/またはユーザ名によって、データを誤使用に対して保護することができる。これにより、冗長データは許可されていないアクセスに対して予備的に保護される。
【0037】
本発明に係る方法の実施形態において、第1分析装置が新たなリムーバブル記憶媒体に接続されたとき、第1分析装置は、記憶媒体が外部分析装置の有効データを格納していない限り、内部メモリ媒体内に格納されているデータを新たなリムーバブル記憶媒体に出力する。これにより、有効データをリムーバブル記憶媒体へ意図せず上書きすることを避けることができる。
【0038】
分析装置とリムーバブル記憶媒体との間のリンク(タプルとも呼ぶ)を取得するため、例えば製造工程または配送中にリムーバブル記憶媒体に割り当てられる一意な識別子(例えばシリアル番号)を、分析装置の初回起動(例えば測定および/または分析動作のような、装置固有の通常動作)の前に、分析装置の構成データ内に格納することができる。これに代えて、リムーバブル記憶媒体に格納されている全てのデータを出力元(すなわち分析装置がデータを取得した出力元)に戻すため、例えば製造工程または配送中に分析装置に割り当てられる一意な識別子(例えばシリアル番号)を、分析装置の初回起動の前に、リムーバブル記憶媒体に格納することができる。
【0039】
安全のため、一意に識別された外部(リムーバブル)記憶媒体がシステム起動時およびその検証時に分析装置内に存在することは、分析装置が動作開始するための安全手段として、オプション的に必要になる。外部記憶媒体が動作中に分析装置から取り外された場合、そのことは以後の書き込み試行におけるエラー発生によって検出される。そのとき、分析装置はシステム停止状態に移行し、正しい(リムーバブル)記憶媒体が内部に存在する場合のみ、再び動作する。したがって、特に分析装置の初回起動の間にリムーバブル記憶媒体が利用可能であるかチェックし、リムーバブル記憶媒体が利用可能でない場合には動作を完全に禁止するかまたはリムーバブル記憶媒体上に関連データが冗長的に格納されない状態で限定動作させることは、有用である。
【0040】
分析装置がデータを冗長格納するリムーバブル記憶媒体を用いて動作開始しないことを確実にするため、リムーバブル記憶媒体は、分析装置の動作に必要なハードウェアトークンを備えることができる。
【0041】
リムーバブル記憶媒体が利用可能であることが分かった場合は、リムーバブル記憶媒体上に存在するデータストックが別の分析装置からのものであるか否かがチェックされる。これに該当する場合は、そのリムーバブル記憶媒体内に冗長格納されているデータは、分析装置の内部メモリ媒体にインポートされる。
【0042】
安全のため、リムーバブル記憶媒体内に冗長格納されているデータを分析装置にインポートするか否かの判定は、ユーザ操作に基づくようにすることもできる。リムーバブル記憶媒体が空であることが分かった場合は、ユーザ操作に代えて自動判定を実施し、分析装置からリムーバブル記憶媒体へデータを出力することもできる。インポート過程に関しては、その過程をいわゆる監査証跡によって記録しておくと、データインポートの反復性にとって有用である。
【0043】
望ましい例示実施形態によれば、本発明に係る方法は、本発明に係るプログラム可能な分析装置によって実装される。分析装置は通常、プログラムメモリ、主メモリ、マイクロプロセッサを備える。マイクロプロセッサは分析装置の制御ステージを形成し、内部メモリとメモリインターフェースに接続される。コンピュータプログラムはプログラムメモリに格納され、マイクロプロセッサが実行することによって本発明に係る方法を実現する。しかし、同方法を、本発明に係る論理を実装した特定用途(組み込まれた)回路を用いる分析装置によって実現することもできる。
【0044】
さらに、本発明に係る2つの分析装置を備えるシステムを提供する。同システムにおいて、2つの分析装置のいずれかが動作中に継続的に新規生成または修正されるデータ、およびリムーバブル記憶媒体内に冗長格納されるデータは、他方の分析装置がリムーバブル記憶媒体にアクセスする場合、他方の分析装置の動作のために用いられる。
【0045】
以下では、添付する図面を参照して、例示する実施形態に基づき、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。各図面において、同様の構成要素は同じ符号を付す。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の例示実施形態に係る分析装置を、概略化した状態でブロック図の形態で示す。
【図2】本発明に係る方法をフローチャートの形態で示す。
【図3】第1の観点に基づく分析装置を、概略化した状態で示す。
【図4】図3に示す分析装置を、第2の観点で示す。
【図5】図3に示す分析装置の詳細を示す。
【発明を実施するための形態】
【0047】
図3と図4は、外部から見ることができる、医療血液ガス分析装置の可能な構造と構成要素を示す。血液ガス分析装置は、分析装置1を実現する。図3において、分析装置1は正面から提示されている。ユーザインターフェースの一部を形成するプリンタ2は、分析装置1の上面に配置されている。スクリーン3は、望ましくはタッチスクリーンであり、分析装置1の前面に配置され、同様にユーザインターフェースの一部を形成する。アプライアンスドア4は、開かれた状態で示されており、前面に配置されている。アプライアンスドア4を開けると、センサカートリッジを含む測定モジュール5、サンプル入力モジュール6、AutoQCモジュール7、液体パック8が見えるようになる。USBインターフェース9は、分析装置1の右手側に配置されている。図4において、分析装置1は背面から提示されている。電源供給ユニット11が接続されるメイン接続10は、背面に配置されている。電源スイッチ12によって、分析装置をスイッチオンオフすることができる。2つのヒューズと2つのステータスLEDは、符号13で簡略化されており、電源スイッチ12とメイン接続10の間に配置されている。また、インターフェースエリア14が示されている。これについては、図5で詳細に説明する。
【0048】
図5に示すインターフェースエリアは、2つのUSB接続15、バーコードスキャナ接続16、RS232サービスプラグ17、RJ45ネットワーク接続18、等電位化プラグ19、フラッシュカード用のメモリインターフェース20を備える。以下では、図1と図2を参照して、メモリインターフェース20の機能を詳細に説明する。
【0049】
図1において、分析装置1およびこれと同等の分析装置100のブロック図が、本発明を説明するために必要な構成要素とともに示されている。本実施例において、等価分析装置100は、構造的に分析装置1と同一であるように設計されているが、これは必須ではない。メモリインターフェース20に加えて、分析装置1は内部メモリ媒体21と制御ステージ22を備える。メモリインターフェース20と内部メモリ媒体21の制御ステージ22への接続は、当業者にとってよく知られており、ここでは詳細には説明しない。等価分析装置100とは異なり、フラッシュカード23が分析装置1に挿入され、内部メモリ媒体21内で新規生成および/または修正されたデータDは、フラッシュカード23にも冗長的に記録される。分析装置1と100を用いて、本発明に係る方法が実施される。これについて以下に図2を参照して説明する。
【0050】
図2に示す方法のスタートを、ブロック24で示す。次のブロック25では、分析装置1の設定が読み込まれる。次に、分岐ブロック26が続き、フラッシュカード23がメモリインターフェース20内で利用可能か否かがチェックされる。利用可能でない場合は、分析装置1の動作はブロック27で停止し、エラーメッセージを出力する。これに代えて分析装置1は、フラッシュカード23が挿入されるまで限定動作してもよい。
【0051】
フラッシュカード23が利用可能である場合は、分析装置1はブロック28へ進み、フラッシュカード23が空であるか否かがチェックされる。フラッシュカード23が空であれば、ブロック29で解して順が続行される。フラッシュカード23が空でなければ、フラッシュカード23の構成がブロック30で読み込まれ、挿入されているフラッシュカード23の構成に含まれているシリアル番号が分析装置1の最後の開始手順時と同じであるか否かが、ブロック31でチェックされる。これに代えて、分析装置1のシリアル番号またはその他の識別子が、フラッシュカード23に格納されている分析装置のシリアル番号または識別子に対応するか否かをチェックすることもできる。
【0052】
挿入されているフラッシュカード23のシリアル番号が、分析装置の内部メモリに格納されているフラッシュカード23のシリアル番号と同一である場合は(またはこれに代えて、フラッシュカード23に格納されている分析装置1のシリアル番号が、現在使用している分析装置のシリアル番号と同一である)、フラッシュカード23が継続して前回使用された分析装置1に配置されていることを意味し、開始プロセスはブロック29に進む。挿入されているフラッシュカード23のシリアル番号(またはこれに代えて、フラッシュカード23上に格納されている分析装置1のシリアル番号)すなわちフラッシュカード23と分析装置1の以前の配置が変更されている場合は、ブロック32へ進む。ブロック32では、ユーザとやり取りし、ユーザがフラッシュカード23に格納されているデータを分析装置1の内部メモリ媒体へインポートする可否を決定できる。ユーザが拒否した場合、分析装置1の動作はブロック27でエラーメッセージとともに終了する。ユーザがデータをインポートすることを許可した場合、ブロック33で分析装置1の内部メモリ媒体へデータをインポートする。これにより、リムーバブル記憶媒体と分析装置の現在の配置が、リムーバブル記憶媒体または分析装置の識別子を保存する過程を介して定まり、処理はブロック29で継続する。ユーザとのやり取りを実施するブロック32は、その他の安全機能を含むが、これらはオプション的に省略することができる。
【0053】
ブロック29において、実際の開始手順の分析装置1の基本初期化プロセスから、データロギングへの推移をマークする。ブロック34において、フラッシュカード23が分析装置1内に存在しているか否かを再び確認し、フラッシュカード23が存在していない場合は、分析装置1の動作はブロック27でエラーメッセージとともに停止する。
【0054】
フラッシュカード23が存在する場合、ブロック35において、フラッシュカード23が空であるか否かをチェックする。フラッシュカード23が空である場合は、ブロック39において、分析装置1の内部メモリ媒体内に格納され、新たにファイルされ、および/または修正されたデータDが、フラッシュカード23に出力される。続くブロック38において、分析装置の開始手順が継続されるが、本発明の目的にとっては重要でない。
【0055】
フラッシュカード23が空でない場合は、ブロック36において、フラッシュカード23のソフトウェアバージョンが分析装置1のものと対応するか否かをチェックする。すなわち、フラッシュカード23上に存在するデータが分析装置1内に同じ構造で存在するか否かをチェックする。これに当てはまらない場合は、ブロック39に進み、分析装置1の内部メモリ媒体内に格納されているデータがフラッシュカード23に書き込まれる。続いて、ブロック38で分析装置の開始手順が継続する。
【0056】
フラッシュカード23のソフトウェアバージョンが分析装置1のものと対応する場合は、ブロック37において、フラッシュカード23のデータベースが分析装置1の内部メモリ媒体21のものと対応するか否かをチェックする。すなわち、フラッシュカード23上に存在するデータが分析装置1内に存在するデータと対応するか否かをチェックする。データベースが合致しない場合は、ブロック39に進み、分析装置1の内部メモリ媒体内に格納されているデータがフラッシュカード23に書き込まれる。続いて、ブロック38で分析装置の開始手順が継続する。データベースが合致する場合は、ブロック38に直接進む。
【0057】
開始手順が終了すると、分析装置1は動作モードに入る。動作モードでは、新たに生成され、および/または修正されたデータDが継続的にフラッシュカード23上に冗長格納される。したがって、エラー時に転送される全てのデータD(例えば、構成データ、ユーザデータ、患者データ、測定結果)は、分析装置1の動作中に、生成された後に即座に、別のリムーバブル記憶媒体23へ冗長的に書き込まれる。これは、適切に機能している分析装置1の通常動作(測定または分析動作)に対応する。
【0058】
例えば先に使用されていた分析装置1で問題が発生し、分析装置1上で先に使用されていたフラッシュカード23が、等価分析装置100のメモリインターフェース20に挿入された場合、上記プロセスは図1の破線39で概略的に示されており、分析装置1からフラッシュカード23を取り外して分析装置100へ挿入することを示している。続いて、上述の開始手順が分析装置100内で実行される。フラッシュカード23上に存在しているデータDを分析装置100の内部メモリ21へインポートする手順は、破線DIMPで示されている。その後、等価分析装置100の通常動作が実施される。
【0059】
上記プロセスのさらなる説明において、分析装置1は既に最初の動作を実施済みであると仮定する。その状態は、例えば内部メモリ媒体21内の対応するデータDによって表される。
【0060】
ここで、ユーザまたは分析装置1、100またはフラッシュカード23は、それぞれ自ら、データDが内部メモリ媒体21上およびフラッシュカード23上に上書きされることを防ぐことができることを付言しておく。この点は、図2では詳細には説明していない。
【0061】
先に説明した分析装置1と100、およびこれらを用いて実施するプロセスにより、様々な破損ケースに対応することができる。破損ケースI(分析装置1の欠陥)および/または破損ケースII(PCの欠陥)および/または破損ケースIII(主データキャリア、すなわち内部メモリ媒体の欠陥)において、外部リムーバブル記憶媒体23は、待機分析装置(例えば、等価分析装置100)に転送され、そこにインストールされて使用される。
【0062】
上述のように、待機装置(2つ目の分析装置、例えば等価分析装置100)は、以下のいずれかとすることができる。a)動作させたことがない(すなわち、関連データDを保持していない)装置、またはb)依然動作させたことがある(すなわち、以前の動作に基づく関連データDを保持している)装置。いずれの場合においても、本発明に係るプロセスは、各ケースの要件に合致する手順を提供する。
【0063】
破損ケースIV(外部データキャリア、すなわちリムーバブル記憶媒体23の欠陥)においては、内部メモリ媒体21上に格納されている関連データDを用いて、更新(置き換え)することができる。
【0064】
分析装置1を動作させるため、例えば以下の手順を用いることができる。
【0065】
a)分析ソフトウェアが最初に起動したとき、フラッシュカード23(例えば、CompactFlashカードとして設計されている)が存在しているか否かをチェックする。CFカード23が存在していない場合、分析装置1を開始および動作させることができない。フラッシュカード23が存在する場合は、そのシリアル番号を読み出す。シリアル番号が設定データに記録されているシリアル番号に対応していない場合は、フラッシュカード23に記録されているデータDが、分析装置1の内部メモリ媒体21内のデータベースにインポートされる。全ての変更は、監査証跡に記録される。
【0066】
b)分析ソフトウェアが最初に起動したとき、CompactFlashカード23が存在するか否かをチェックする。CFカード23が存在していない場合、バックアップモードが有効ではなく、データDが冗長格納されない旨の警告メッセージが表示される。その後、バックアップモードが再び有効化される。これは、例えば空のCFカード23が分析装置1内で検出されると即座に、手動によりまたは自動的になされる。
【0067】
以下の手順は、例えば外部リムーバブル記憶媒体23を交換するために実施することができる。
【0068】
a)設定データに格納されているシリアル番号を有するフラッシュカードに対応しないフラッシュカード23が動作中の分析装置上で検出された場合、関連データD、特に設定データ、ユーザデータ、測定データは、自動的に内部メモリ媒体21のデータベースから新たなカード23へ書き込まれる。保存する全データDは、新規の有効なフラッシュカード23に書き込まれる。
【0069】
b)設定データに格納されているシリアル番号を有するフラッシュカードに対応しないフラッシュカード23が動作済みの分析装置1または100上で検出され、CFカード23が空でない場合、ユーザは、データDをインポートするか外部書き出しするかを選択することができる。
【0070】
したがって、本発明によれば、分析装置1と100の関連データDを管理および転送する方法を提供することができる。分析装置1と100は、それぞれ内部メモリ21を備えており、関連データDは、第1分析装置1の特定構成、第1分析装置1がこれまで測定したパラメータ値、および関連する背景情報を表す。本発明に係る方法は、以下のステップを有する。
【0071】
・第1分析装置1において外部不揮発性記憶媒体23を提供するステップ
・全ての新たに生成された、および/または修正された関連データDを、第1分析装置1の動作中(分析および測定)、外部不揮発性記憶媒体23と第1分析装置1の内部メモリ21に継続的に冗長格納するステップ
・冗長格納されたデータDが第2分析装置100へ転送される場合は、外部不揮発性記憶媒体23を第1分析装置1から取り外し、外部不揮発性記憶媒体23を第2分析装置100へ挿入するステップ
・外部不揮発性記憶媒体23上に格納されている、第1分析装置1の動作中に格納された関連データDを、第2分析装置100の内部メモリ21へ読み出すステップ
・読み出した関連データDを用いて、第2分析装置100によって動作(分析および測定)を継続するステップ
本解決手段による利点は、以下にリストする通りである。
【0072】
−全ての関連データDを継続的に冗長格納することにより、既知のバックアップ手順とは異なり、自動同期サイクルのロジックまたは時間制御は必要でなくなる。
【0073】
−データストックをいつでも、例えば異常状態が発生した直後に、再構築することができる(手動または自動同期サイクルによる量子化ロスは生じない)。
【0074】
−一意に識別される外部記憶媒体23が存在することをチェックし、これをトークンとして用いることにより、データDを格納する分析装置1または100が、不完全にまたは冗長的でない状態で動作することを防ぐことができる。
【0075】
−特定の一意に識別される記憶媒体23が、インポート動作または外部書き出し動作が実施される、動作中および制御処理中に存在するよう要求することにより、手動操作が必須でなくなる。
【0076】
−同一の構成を、多数の分析装置1および100に容易に転送することができる。
【0077】
−異常状態が発生した場合、上述のデータDを記録することは、文書記録または報告としての役割を果たす。
【0078】
−ユーザは、待機装置100上で手動再設定することなく、慣れたユーザインターフェースを用いて、第2分析装置100上で測定を即座に継続することができる。
【0079】
本発明は、図面に記載する血液分析装置を前提として説明したが、本発明は他の科学的および/または産業用途において用いることができる。完全を期すため、不定冠詞「a」「an」は、個々の要素が複数存在することを排除するものではないことを付言しておく。同様に、用語「ステージ」「部」「モジュール」「装置」などは、これらが複数の要素によって構成されることを排除するものではなく、空間的に分散していてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分析装置のデータを管理する方法、特にデータを第1分析装置と第2分析装置の間で転送する方法であって、
前記第1分析装置は、内部メモリ媒体内でデータを新たに生成または修正し、動作中に継続的に新たに生成または修正された前記データを不揮発性リムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納し、
前記第1分析装置のリムーバブル記憶媒体上に冗長的に格納された前記データは、前記第2分析装置の内部メモリ媒体にインポートされる
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記分析装置は、例えば体液分析装置のような、特に血液分析装置のような、医療/診断分析装置である
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記リムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納されている前記データは、以下のうち少なくとも1つのデータタイプを表すことを特徴とする請求項1または2記載の方法。
i)言語、IPアドレス、ディスプレイスクリーン、国設定、電力管理、ネットワーク設定、計算および表示される測定単位、使用する測定パラメータ、測定、較正、および品質制御制限値、品質測定物質、セキュリティ設定、オーディオ設定、分析機能の計画自動実行、および/または周辺装置のような装置設定に関する構成データ
ii)測定データ、特に測定結果、未加工データ、イメージデータ、測定信号、および/または処理対象データ
iii)被験者データ
iv)サンプルデータ、特にサンプル識別子、サンプル時間、サンプルタイプ、および/またはサンプル取得温度
v)ユーザデータ、特にユーザ識別子、ユーザ固有権限、および/またはユーザプロファイル
【請求項4】
少なくとも、前記リムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納されている前記データは、例えばパスワードおよび/またはユーザ名によって、誤使用に対して保護するようにエンコードされている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
【請求項5】
前記第1分析装置が新たなリムーバブル記憶媒体に接続されたとき、前記第1分析装置は、前記記憶媒体が既に外部分析装置の有効データを保持していない限り、前記内部メモリ媒体内に格納されているデータを前記新たなリムーバブル記憶媒体に書き出す
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
【請求項6】
分析装置の最初の開始手順の前に、各前記分析装置に割り当てられた前記リムーバブル記憶媒体の一意の識別子を、各前記分析装置の内部メモリ媒体内に格納し、または前記分析装置の一意の識別子を、各前記分析装置に割り当てられたリムーバブル記憶媒体内に格納する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
【請求項7】
分析装置の開始手順の間に、前記リムーバブル記憶媒体が利用できるか否かをチェックし、前記リムーバブル記憶媒体が利用できない場合は、動作を全く許可しないか、または前記リムーバブル記憶媒体上にデータを冗長的に書き込まない状態で限定的に動作を許可する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
【請求項8】
前記リムーバブル記憶媒体は、前記分析装置の動作に必要なハードウェアトークンを含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
利用できるリムーバブル記憶媒体内において、前記リムーバブル記憶媒体上に存在するデータストックが他の分析装置からのものであるか否かをチェックし、他の分析装置からのものである場合は、前記新たなリムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納されているデータを前記分析装置の内部メモリ媒体にインポートする
ことを特徴とする請求項7または8記載の方法。
【請求項10】
前記リムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納されているデータを前記分析装置にインポートするか否かの判断を、ユーザ操作に依拠する
ことを特徴とする請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記リムーバブル記憶媒体上に冗長的に格納されているデータのインポートは、特に監査証跡において記録される
ことを特徴とする請求項9または10記載の方法。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項記載の方法を実行してデータを管理する分析装置であって、
前記分析装置内で新たに生成され、または修正されたデータを格納する内部メモリ媒体と、
不揮発性リムーバブル記憶媒体にアクセスするメモリインターフェースと、
を備え、
前記メモリインターフェースを用いて、前記新たに生成され、または修正されたデータを、前記分析装置の動作中に、継続的に前記リムーバブル記憶媒体へ冗長的に格納することができるように構成されている
ことを特徴とする分析装置。
【請求項13】
前記分析装置は、例えば体液分析装置のような、特に血液分析装置のような、医療/診断分析装置である
ことを特徴とする請求項12記載の分析装置。
【請求項14】
プログラム可能分析装置の主メモリに直接読み込むことができるコンピュータプログラム製品であって、
前記分析装置が実行することにより、請求項1から11のいずれか1項記載の方法を実現するプログラムコード領域を有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項15】
請求項12および/または請求項13記載の分析装置を2つ有するシステムであって、
前記2つの分析装置のいずれか1つにおいてその分析装置の動作中に継続的に新規生成または修正されるデータ、および前記リムーバブル記憶媒体内に冗長的に格納されるデータは、他方の前記分析装置が前記リムーバブル記憶媒体にアクセスした場合、前記他方の分析装置の動作のために寄与する
ことを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−511757(P2012−511757A)
【公表日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−540088(P2011−540088)
【出願日】平成21年12月9日(2009.12.9)
【国際出願番号】PCT/EP2009/066774
【国際公開番号】WO2010/066816
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
2.COMPACTFLASH
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】