説明

分注器及び分注装置

【課題】液体試料の分注精度及び分注量の再現性に優れると共に、微量化への対応が容易な分注器及び分注装置を提供すること。
【解決手段】シリンジに挿着したピストンを往復動させることによって分注プローブを接続した配管内に充填した脱気水を移動させ、分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した液体試料を吐出して分注を行う分注装置で使用するする分注器60及び分注装置。分注器60は、ピストンを直接駆動する超音波モータ65を備えている。分注装置の配管は、分注器60が中間に接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分注器及び分注装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、分析装置は、血液や尿等の生体試料の分析に使用されており、シリンジに装着したピストンを駆動手段によって往復動させることによって検体や試薬等の液体を吸引し、吸引した液体を所望量吐出させることによって分注を行う分注装置を備えている(例えば、特許文献1参照)。このとき、ピストンの駆動手段は、パルスモータを駆動源とし、パルスモータの回転をボールねじやラックとピニオン等の動力伝達系を介して往復運動に変換することでピストンを駆動している。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−12966号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パルスモータの回転をボールねじやラックとピニオン等の動力伝達系を介して往復運動に変換する場合、機械的な構造上、バックラッシが原因となって分注量がばらつき、分注量の再現性や正確性が低下するという問題がある。特に、近年、分析コストの低減や検体採取に伴う患者への負担軽減の見地から、検体の微量化が求められ、現在、検体分注装置は、最小分注量が1μLであるが、将来的には1桁小さくなることが予想されている。このような分注量の微量化の要求に対し、パルスモータは、駆動パルスを電気的に分割することによってピストンを微細駆動させているが、パルス分割数に限界があることから、分注量の再現性や正確性の点でなお問題がある。このため、検体分注装置は、液体を吐出し得る最小量において調整可能な量である最小調整単位量を小さくすることで、分注精度を高めると共に、分注量の再現性を向上させることが求められている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液体試料の分注精度及び分注量の再現性に優れると共に、微量化への対応が容易な分注器及び分注装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の分注器は、シリンジに挿着したピストンを往復動させることによって分注プローブを接続した配管内に充填した脱気水を移動させ、前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した前記液体試料を吐出して分注を行う分注装置で使用する分注器であって、前記ピストンを直接駆動する超音波モータを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の分注器は、上記の発明において、分注プローブを接続した配管内に充填した脱気水を移動させて前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した前記液体試料を吐出して分注を行う分注装置であって、前記配管は、請求項1に記載の分注器が中間に接続されていることを特徴とする。
【0008】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の分注装置は、分注プローブに挿着したピストンを往復動させることによって前記分注プローブに液体試料を吸引し、吸引した液体試料を吐出して液体試料の分注を行う分注器であって、前記ピストンを直接駆動する超音波モータを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の分注装置は、上記の発明において、分注プローブを接続した配管内に脱気水を充填し、当該配管内で前記脱気水を移動させて前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した液体試料を吐出して分注を行う分注装置であって、前記分注プローブは、前記分注器であって、挿着した前記ピストンを超音波モータによって直接駆動する分注プローブであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の分注器は、ピストンを超音波モータによって直接駆動し、本発明の分注装置は、ピストンを超音波モータによって直接駆動する分注器を備えているので、パルスモータで駆動する場合に比べてピストンを高精度、かつ、高再現性の下に駆動することができるため、分注する液体試料の分注精度及び分注量の再現性に優れると共に、微量化への対応が容易になるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(実施の形態1)
以下、本発明の分注器及び分注装置にかかる実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、実施の形態1の分注装置を搭載した自動分析装置の一例を示す概略構成図である。図2は、実施の形態1の分注装置の概略構成図である。図3は、図2に示す分注装置が備える実施の形態1の分注器の要部断面側面図である。
【0012】
自動分析装置1は、図1に示すように、作業テーブル2上に検体テーブル3、検体分注装置5、キュベットホイール7、測光装置9、洗浄装置10、撹拌装置11、試薬分注装置12及び試薬テーブル13が設けられている。
【0013】
検体テーブル3は、図1に示すように、駆動手段によって矢印で示す方向に回転され、外周には周方向に沿って等間隔で配置される収納室3aが複数設けられている。各収納室3aは、検体を収容した検体容器4が着脱自在に収納される。
【0014】
検体分注装置5は、キュベットホイール7に保持された反応容器8に検体を分注する手段であり、図1に示すように、検体テーブル3の複数の検体容器4から検体を順次反応容器8に分注する。検体分注装置5は、図2に示すように、水平面内を軸廻りに回動されると共に、上下方向に昇降される支柱5a、支柱5aに支持されたアーム5b、アーム5bに支持され、配管51によって脱気水タンク52と接続された分注プローブ5cを有している。
【0015】
そして、検体分注装置5は、図2に示すように、配管51に脱気水タンク52側から順に加圧ポンプ53、エアトラップ54、三方弁からなる電磁弁55及び分注器60が設けられている。また、電磁弁55には、加圧ポンプ53が圧送した脱気水を脱気水タンク52に戻す戻し配管51aが接続されている。ここで、図2は、加圧ポンプ53によって脱気水タンク52内の脱気水を配管51内及び分注器60のシリンジ60a内に充填する場合の電磁弁55の切替方向を示している。
【0016】
分注器60は、図3に示すように、シリンジ60aに内筒60bがスライド自在に挿着され、上部シール61と下部シール62を配置してカバー部材63内に液密に収容されている。カバー部材63は、上部に係止フランジ63aが形成されると共に、内筒60b上部のピストン60c上方に配管51と接続された流路63bが形成されている。そして、分注器60は、フランジ64bに係止した係止フランジ63aを固定ねじ64cによって固定すると共に、係止部材68に係止した内筒60b下端のフランジ60dを固定ねじ68aによって固定することによりホルダ64に取り付けられている。
【0017】
ここで、ホルダ64は、図3に示すように、本体64aに超音波モータ65が取り付けられると共に、スライダ66、直線ガイド67、スライダ66に取り付けられた係止部材68及びスライダ66の移動量をレーザ光によって検出する移動量センサ69を有している。超音波モータ65は、摺動部材65aがスライダ66へ圧接され、交流電圧を印加すると直線ガイド67に案内されてスライダ66が図中矢印で示す上下方向に移動する。これにより、分注器60は、ピストン60cが超音波モータ65によって直接駆動され、シリンジ60aから脱気水が吐出或いは吸引される。分注器60は、このようにしてシリンジ60aから脱気水が吐出或いは吸引することによって配管51内に充填した脱気水を移動させ、分注プローブ5cから検体を分注する。なお、検体分注装置5における加圧ポンプ53の作動、電磁弁55の切替作動並びに超音波モータ65の作動は、制御部16によって制御される。
【0018】
キュベットホイール7は、検体テーブル3とは異なる駆動手段によって図1に矢印で示す方向に回転され、外周には周方向に沿って反応容器8を配置する複数の凹部7aが等間隔で設けられている。キュベットホイール7は、各凹部7aの半径方向両側に測定光が通過する開口が形成されている。キュベットホイール7は、一周期で時計方向に(1周−1反応容器)/4分回転し、四周期で反時計方向に凹部7aの1個分回転する。キュベットホイール7の外周には、測光装置9、洗浄装置10及び撹拌装置11が配置されている。
【0019】
反応容器8は、容量が数nL〜数十μLと微量なキュベットであり、測光装置9の光源から出射された分析光に含まれる光の80%以上を透過する透明素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス,環状オレフィンやポリスチレン等の合成樹脂が使用される。
【0020】
測光装置9は、図1に示すように、キュベットホイール7の外周近傍に配置され、反応容器8に保持された液体を分析する分析光を出射する光源と、液体を透過した分析光を分光して受光する受光器とを有している。測光装置9は、前記光源と受光器がキュベットホイール7の凹部7aを挟んで半径方向に対向する位置に配置されている。
【0021】
洗浄装置10は、反応容器8から液体や洗浄液を排出する排出手段と、洗浄液の分注手段とを有している。洗浄装置10は、測光終了後の反応容器8から測光後の液体を排出した後、洗浄液を分注する。洗浄装置10は、洗浄液の分注と排出の動作を複数回繰り返すことにより、反応容器8の内部を洗浄する。このようにして洗浄された反応容器8は、再度、新たな検体の分析に使用される。
【0022】
撹拌装置11は、反応容器8に分注された検体や試薬を、例えば、攪拌棒によって攪拌する。但し、撹拌装置11は、反応容器8に保持された液体を非接触で攪拌する必要がある場合には、反応容器8に表面弾性波素子を取り付け、表面弾性波素子が発生する音波によって撹拌してもよい。
【0023】
試薬分注装置12は、キュベットホイール7に保持された複数の反応容器8に試薬を分注する手段であり、図1に示すように、試薬テーブル13の所定の試薬容器14から試薬を順次反応容器8に分注する。
【0024】
試薬テーブル13は、検体テーブル3及びキュベットホイール7とは異なる駆動手段によって図1に矢印で示す方向に回転され、扇形に成形された収納室13aが周方向に沿って複数設けられている。収納室13aのそれぞれには、試薬容器14が着脱自在に収納される。複数の試薬容器14は、それぞれ検査項目に応じた所定の試薬が満たされ、外面には収容した試薬に関する情報を記録したバーコードラベル等の情報記録媒体(図示せず)が貼付されている。
【0025】
ここで、試薬テーブル13の外周には、図1に示すように、試薬容器14に貼付した前記情報記録媒体に記録された試薬の種類,ロット及び有効期限等の情報を読み取り、制御部16へ出力する読取装置15が設置されている。
【0026】
制御部16は、検体テーブル3、検体分注装置5、キュベットホイール7、測光装置9、洗浄装置10、試薬分注装置12、試薬テーブル13、読取装置15、分析部17、入力部18、表示部19及び撹拌装置11等と接続され、例えば、分析結果を記憶する記憶機能を備えたマイクロコンピュータ等が使用される。制御部16は、自動分析装置1の各部の作動を制御すると共に、前記情報記録媒体の記録から読み取った情報に基づき、試薬のロットや有効期限等が設置範囲外の場合、分析作業を停止するように自動分析装置1を制御し、或いはオペレータに警告を発する。
【0027】
分析部17は、制御部16を介して測光装置9に接続され、受光器が受光した光量に基づく反応容器8内の液体の吸光度から検体の成分濃度等を分析し、分析結果を制御部16に出力する。入力部18は、制御部16へ検査項目等を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等が使用される。表示部19は、分析内容や警報等を表示するもので、ディスプレイパネル等が使用される。
【0028】
以上のように構成される自動分析装置1は、回転するキュベットホイール7によって周方向に沿って搬送されてくる複数の反応容器8に試薬分注装置12が試薬容器14から試薬を順次分注する。試薬が分注された反応容器8は、キュベットホイール7によって周方向に沿って搬送され、検体分注装置5によって検体テーブル3に保持された複数の検体容器4から検体が順次分注される。
【0029】
そして、検体が分注された反応容器8は、キュベットホイール7によって撹拌装置11へ搬送され、分注された試薬と検体が順次攪拌されて反応する。このようにして検体と試薬が反応した反応液は、キュベットホイール7が再び回転したときに測光装置9を通過し、光源から出射された分析光が透過する。このとき、反応容器8内の試薬と検体の反応液は、受光部で側光され、制御部16によって成分濃度等が分析される。また、分析が終了した反応容器8は、洗浄装置10によって洗浄された後、再度検体の分析に使用される。
【0030】
このとき、実施の形態1の分注装置5は、分注器60のピストン60cが超音波モータ65によって直接駆動され、シリンジ60a内に脱気水を吸引し、吸引した脱気水を吐出して分注を行うことにより、分注プローブ5cから検体が分注される。検体の分注に当たり、検体分注装置5は、エアトラップ54や脱気水タンク52側へ脱気水が流れないように、図4に示すように電磁弁55を切り替える。
【0031】
本実施の形態1に示した如く、駆動源として一般的なパルスモータより動作の分解能が極めて高い超音波リニアモータ65を使用すると、分注プローブ5c及び分注器60が同一であれば、パルスモータを使用する場合に比べて最小調整単位を極めて小さくすることができる。しかも、パルスモータの場合、1パルス当たりのピストン60cのストロークにばらつきが発生する可能性が高く、これによって最小調整単位量もばらつく可能性が高いのに対し、超音波モータ65の場合には1パルス当たりのピストン60cのストロークがばらつかないので、検体の分注精度及び分注量の再現性に優れている。
【0032】
(実施の形態2)
次に、本発明の分注器及び分注装置にかかる実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態1の分注器は、シリンジポンプを超音波モータによって直接駆動して分注を行ったのに対し、実施の形態2の分注器は、分注プローブに挿着したピストンを超音波モータによって直接駆動して分注を行っている。図5は、実施の形態2の分注装置の概略構成図である。図6は、図5に示す分注装置が備える実施の形態2の分注器の断面側面図である。ここで、実施の形態2の分注装置は、実施の形態1の分注装置と同じく自動分析装置1に搭載して使用され、実施の形態1の分注装置と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0033】
検体分注装置5Aは、図5に示すように、配管51に分注器60を設けるのに代えて、分注プローブ5cに超音波モータ65が設けられている。分注プローブ5cは、図6に示すように、超音波モータ65のスライダを兼ねるピストン5dがガイドリング5e,5fによって長手方向に沿って移動自在に挿着されると共に、シールリング5gによってピストン5dとの間が液密に封止され、ピストン5d及び超音波モータ65と共に実施の形態2の分注器を構成している。そして、分注プローブ5cは、側壁に設けた電磁弁71を介して配管51と接続され、電磁弁71と対向する側壁にピストン5dを直接駆動する超音波モータ65が設けられている。
【0034】
従って、実施の形態2の検体分注装置5Aは、分注プローブ5cに挿着したピストン5dが超音波モータ65によって直接駆動され、図7に示すように、脱気水Wとの間に空気層Aを介して分注プローブ5c内に検体Sを吸引し、吸引した検体Sを反応容器7に吐出することによって分注を行う。このとき、超音波モータ65は、自動分析装置1の制御部16の制御の下に、超音波モータ65によってピストン5dを直接駆動することにより、所定量の検体を分注する。このため、検体分注装置5Aは、実施の形態1の検体分注装置5と同様に、検体の分注精度及び分注量の再現性に優れている。
【0035】
尚、実施の形態1,2は、本発明の分注装置として検体分注装置の場合について説明したが、試薬分注装置であってもよい。
【0036】
また、本発明の分注装置を搭載する自動分析装置は、試薬テーブル13が1つの場合について説明したが、第1試薬と第2試薬を使用する場合には2つの試薬テーブル13を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】実施の形態1の分注装置を搭載した自動分析装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態1の分注装置の概略構成図である。
【図3】図2に示す分注装置が備える実施の形態1の分注器の要部断面側面図である。
【図4】図2に示す分注装置において電磁弁を切り替えた際の概略構成図である。
【図5】実施の形態2の分注装置の概略構成図である。
【図6】図5に示す分注装置が備える実施の形態2の分注器の断面側面図である。
【図7】図6に示す分注器においてピストンを直接駆動した際の断面側面図である。
【符号の説明】
【0038】
1 自動分析装置
2 作業テーブル
3 検体テーブル
4 検体容器
5,5A 検体分注装置
5c 分注プローブ
5d ピストン
7 キュベットホイール
8 反応容器
9 測光装置
10 洗浄装置
11 撹拌装置
12 試薬分注装置
13 試薬テーブル
14 試薬容器
15 読取装置
16 制御部
17 分析部
18 入力部
19 表示部
51 配管
52 脱気水タンク
53 加圧ポンプ
54 エアトラップ
55 電磁弁
60 分注器
60a シリンジ
60c ピストン
65 超音波モータ
71 電磁弁
A 空気層
S 検体
W 脱気水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンジに挿着したピストンを往復動させることによって分注プローブを接続した配管内に充填した脱気水を移動させ、前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した前記液体試料を吐出して分注を行う分注装置で使用する分注器であって、
前記ピストンを直接駆動する超音波モータを備えたことを特徴とする分注器。
【請求項2】
分注プローブを接続した配管内に充填した脱気水を移動させて前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した前記液体試料を吐出して分注を行う分注装置であって、
前記配管は、請求項1に記載の分注器が中間に接続されていることを特徴とする分注装置。
【請求項3】
分注プローブに挿着したピストンを往復動させることによって前記分注プローブに液体試料を吸引し、吸引した液体試料を吐出して液体試料の分注を行う分注器であって、
前記ピストンを直接駆動する超音波モータを備えたことを特徴とする分注器。
【請求項4】
分注プローブを接続した配管内に脱気水を充填し、当該配管内で前記脱気水を移動させて前記分注プローブから検体または試薬を含む液体試料を吸引し、吸引した液体試料を吐出して分注を行う分注装置であって、
前記分注プローブは、請求項3に記載の分注器であって、挿着した前記ピストンを超音波モータによって直接駆動する分注プローブであることを特徴とする分注装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−8105(P2010−8105A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−164960(P2008−164960)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】