説明

分級装置

【課題】部品を共通化してコスト低減するとともに、保管や搬送に必要なスペースを小さくし、メンテナンスの際の取り扱い性を向上させた浚渫土等を処理する際に使用する分級装置を提供する。
【解決手段】上下に間隔をあけてスクリーン5a、5bが二段に設置されて前後方向に加振される振動ふるい3を備えたふるいユニット2と、遠心分離機12を有する砂分分級ユニット11と、遠心分離機14を有するシルト分分級ユニット13とを有し、砂分分級ユニット11とシルト分分級ユニット13の一方を選択的にふるいユニット2の上部に装着して、ふるいユニット2の上部に装着した一方のユニット11の遠心分離機12の流入口12aに、ふるいユニット2の下に設置された貯留槽6の中に配置された砂分分級用ポンプ7からの供給ライン7aを接続する構成にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分級装置に関し、さらに詳しくは、部品を共通化してコスト低減するとともに、保管や搬送に必要なスペースを小さくでき、メンテナンスの際の取り扱い性を向上させることができる浚渫土等を処理する際に使用する分級装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
海底や河川、湖沼の水底を浚渫した際に、浚渫土を減容するための処理方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明では、浚渫土を振動ふるい及びサイクロンからなる土砂分離装置で脱水分級処理し、次いで、土砂分離装置のサイクロンオーバー分を排水原水槽にいったん貯留した後、遠心分離機であるスクリューデカンタで分級処理する。次いで、スクリューデカンタによる分級処理でオーバーフローした分を濃縮槽で沈降分離し、次いで、沈降分離で沈降した濃縮槽内の濃縮泥をスラリー槽にいったん貯留した後、脱水機であるフィルタープレスで脱水処理するようにしている。
【0003】
このように浚渫土を処理する場合には、例えば、砂分の分級工程、シルト分の分級工程など複数の処理工程がある。そして、各処理工程においてそれぞれの処理工程に応じた仕様の異なる分級装置が必要であった。それ故、工程数に応じた数の分級装置が必要となり、装置の製造コストが増大するとともに、搬送や保管には相応の広いスペースが必要であった。また、分級装置が故障した場合などメンテナンスをする際には、メンテナンスが完了するまで分級装置として使用できなくなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−212600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、部品を共通化してコスト低減するとともに、保管や搬送に必要なスペースを小さくでき、メンテナンスの際の取り扱い性を向上させることができる浚渫土等を処理する際に使用する分級装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明の分級装置は、上下に間隔をあけてスクリーンが二段に設置されて前後方向に加振される振動ふるいを備えたふるいユニットと、遠心分離機を有する砂分分級ユニットと、遠心分離機を有するシルト分分級ユニットとを有し、前記ふるいユニットが貯留槽の上に設置される分級装置であって、前記砂分分級ユニットとシルト分分級ユニットの一方が選択的に前記ふるいユニットの上部に装着され、選択されてふるいユニットの上部に装着されたユニットの遠心分離機の流入口に、前記貯留槽の貯留物を供給するポンプの供給ラインが接続される構成にしたことを特徴とする。
【0007】
ここで、前記ふるいユニットに、その振動ふるいの上方となる位置にホッパを設け、前記選択されてふるいユニットの上部に装着されたユニットの遠心分離機の排出口が、ホッパの上方に配置される構成にすることもできる。前記ホッパの下端開口が、その下方に位置する振動ふるいの前後方向で後側に偏るように配置される構成にすることもできる。前記ふるいユニット1基に対して、1基の砂分分級ユニット、2基のシルト分分級ユニットを備えた構成にすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、上下に間隔をあけてスクリーンが二段に設置されて前後方向に加振される振動ふるいを備えたふるいユニットに対して、その上部に前記砂分分級ユニットとシルト分分級ユニットの一方が選択的に装着される構成にして、1基のふるいユニットを、砂分分級ユニットとシルト分分級ユニットの2つのユニットで共用できる構成にしたので、砂分分級工程とシルト分分級工程の各工程専用の分級装置を用いる場合に比して、コスト低減することができるとともに、保管や搬送に必要なスペースを小さくすることが可能になる。
【0009】
また、砂分を分級する機構、シルト分を分級する機構をそれぞれ、砂分分級ユニット、シルト分分級ユニットとしてユニット化したので、故障した場合などはユニットごと交換すれば、直ぐに分級装置として使用することができる。故障したユニットは、分級装置から取外した別の場所で、分級装置の稼動を停止させることなくメンテナンスすることができる。それ故、メンテナンスの際の取り扱い性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の分級装置を使用する浚渫土の処理システムを例示する説明図である。
【図2】砂分分級ユニットを装着した本発明の分級装置を例示する側面図である。
【図3】図1の分級装置の平面図である。
【図4】シルト分分級ユニットを装着した本発明の分級装置を例示する側面図である。
【図5】図1の分級装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の分級装置を実施形態に基づいて説明する。
【0012】
本発明の分級装置は例えば図1に示すような、浚渫土Sから礫分Aを主体とした成分を除去する第一処理工程T1、第一処理工程T1を経た処理土S1から砂分Bを主体とした成分(例えば、残存する礫分A1および砂分B)を除去する第二処理工程T2、第二処理工程T2を経た処理土S2からシルト分Cを主体とした成分を除去する第三処理工程T3、第三処理工程T3を経た処理土S3を土質分Dと水Wとを分離させる第四処理工程T4とを有する浚渫土の処理システムの一部に用いられる。具体的には、この処理システムでは、第二処理工程T2と第三処理工程T3の少なくとも一方の工程に使用される。
【0013】
図2、図3に例示するように本発明の分級装置1は、ふるいユニット2と、その上部に装着される砂分分級ユニット11とを備えている。分級装置1は、砂分分級ユニット11の他に、後述するように砂分分級ユニット11と交換してふるいユニット2の上部に装着されるシルト分分級ユニット13を有している。即ち、共通のふるいユニット2に対して、選択的に代替して装着される砂分分級ユニット11とシルト分分級ユニット13を有している。分級装置1は、貯留槽6の上に設置される。
【0014】
ふるいユニット2は、前後方向に振動される振動ふるい3を備えている。振動ふるい3は、砂分分級ユニット11を構成する遠心分離機12の下方に配置されて、上下に間隔をあけて二段に設置される上側スクリーン5aおよび下側スクリーン5bと、これらスクリーン5a、5bを加振させるインバータモータ4とを有している。上側スクリーン5aおよび下側スクリーン5bは、所定の目開きを有していて、水平に対して所定の傾斜角度Agで設置されている。傾斜角度Agは例えば、−5°〜+5°の範囲に設定される。上側スクリーン5aと下側スクリーン5bの傾斜角度Agをそれぞれ異なる角度にすることも、同じ角度にすることもできる。
【0015】
上側スクリーン5aと下側スクリーン5bは、所望の目開きのものに交換可能になっていて、分級する対象に応じて適切な目開きのスクリーンが設置される。ふるいユニット2の上部に砂分分級ユニット11が装着される場合は、上側スクリーン5aの目開きは、例えば、0.50mm〜0.71mm程度であり、砂分Bが通過できない構造になっている。砂分Bは、直径相当で例えば0.075mm以上2mm未満程度の大きさである。
【0016】
下側スクリーン5bの目開きは、例えば、5mm程度であり、残存する礫分A1(中礫、小礫)が通過できない大きさになっている。礫分Aは、直径相当で例えば5mm以上25mm未満程度の大きさである。
【0017】
平坦なスクリーン5a、5bは、インバータモータ4によって前後方向に往復加振される。その加振周波数は、例えば30Hz〜60Hz程度である。
【0018】
また、ふるいユニット2には、振動ふるい3の上方位置に2つのホッパ9a、9bが設けられている。一方のホッパ9aの上方には第1処理工程T1から延びるラインL1の先端が位置している。他方のホッパ9bの上方には、ふるいユニット2の上部に装着された砂分分級ユニット11の遠心分離機12の排出口12bが配置される構成になっている。
【0019】
上側スクリーン5aは、下側スクリーン5bに対して前後にずらして配置されていて、上面視では、下側スクリーン5bは上側スクリーン5aに遮断されずに直視できる配置になっている。そして、上側スクリーン5aに遮断されない位置の下側スクリーン5bの上方に、一方のホッパ9aが配置されている。上側のスクリーン5aの上方には他方のホッパ9bが配置されている。
【0020】
砂分分級ユニット11は、砂分Bを分級する機構であり、この実施形態では1基の砂分分級ユニット11に、3つの遠心分離機12が設けられている。1基の砂分分級ユニット11に設けられる遠心分離機12の数は適宜設定される。それぞれの遠心分離機12は、チャンバーによって接続されて一体化されている。
【0021】
この実施形態では、ホッパ9bの下端開口が、下方に位置する振動ふるい3の前後方向で後側に偏るように配置されている。この構成により、上側スクリーン5aおよび下側スクリーン5bの広範囲を有効に使用できるようになっている。
【0022】
貯留槽6の中には攪拌機10が設置されている。また、貯留槽6の貯留物(泥水)を供給する砂分分級用ポンプ7、シルト分分級用ポンプ8が取り付けられている。それぞれのポンプ7、8には供給ライン7a、8aが接続される。この供給ライン7a、8aがふるいユニット2の上部に装着された分級ユニット11、13を構成する遠心分離機12、14の流入口12a、14aに接続されるように構成されている。図2、図3では、砂分分級用ポンプ7から延びる供給ライン7aが砂分分級ユニット11の遠心分離機12の流入口12aにチャンバーを介して接続されている。遠心分離機12の送出口12cには、第三処理工程T3に向かって延びるラインL2が接続されている。
【0023】
図4、図5は、ふるいユニット2の上部に、砂分分級ユニット11に代替してシルト分分級ユニット13を装着したものである。この実施形態では、それぞれのホッパ9a、9bの上方に、シルト分分級ユニット13が1基ずつ配置されている。
【0024】
シルト分分級ユニット13は、シルト分Cを分級する機構であり、この実施形態では、1基のシルト分分級ユニット13に、8つの遠心分離機14が設けられている。1基のシルト分分級ユニット13に設けられる遠心分離機14の数は適宜設定される。1基のシルト分分級ユニット13に設けられているそれぞれの遠心分離機14はチャンバーによって接続されて一体化されている。
【0025】
それぞれのシルト分分級ユニット13に対して、その遠心分離機14の流入口14aには、別々のシルト分分級用ポンプ8から延びる供給ライン8aがチャンバーを介して接続されている。排出口14bは、それぞれホッパ9a、9bの上方に位置している。
【0026】
遠心分離機14の送出口14cには、第四処理工程T4に向かって延びるラインL3が接続されている。
【0027】
スクリーン5c、5dの目開きは、基本的に互いに同じ設定にして、例えば、0.090mm〜0.106mm程度として、シルト分Cの一部が通過できない構造になっている。シルト分Cは、直径相当で例えば0.030mm以上0.075mm未満程度の大きさである。
【0028】
以下、この処理システムを用いた浚渫土の処理方法を説明する。
【0029】
海底等から浚渫された浚渫土Sは、第一処理工程T1において粗礫Aが除去され、その除去処理された処理土S1がスラリー状態で送泥ポンプによってラインL1を通じて第二処理工程T2に送られる。
【0030】
第二処理工程T2に送られた処理土S1は、振動ふるい3によって分級される。処理土S1は、まず、一方のホッパ9aを通じて加振されている下側スクリーン5bの上に載置されて、下側スクリーン5bの目を通過できない残存する礫分A1は、排出コンテナの中に排出、除去される。下側スクリーン5bの目を通過した成分は貯留槽6に貯留される。
【0031】
貯留槽6に貯留された成分は、砂分分級用ポンプ7によって供給ライン7aを通じて砂分分級ユニット11の遠心分離機12の流入口12aに送られる。遠心分離機12に送られた成分はサイクロン遠心分離によって分級される。ここでは、粒子の大きな成分が排出口12bから排出されて振動ふるい3によって分級される。
【0032】
排出口12bから排出された成分は加振されている上側スクリーン5aの上に載置される。そして、上側スクリーン5aの目を通過できない砂分Bおよび礫分A1(残留している中礫分や小礫分)は、排出コンテナの中に排出、除去される。上側スクリーン5aの目を通過した成分は、下側スクリーン5bの目を通過して貯留槽6に貯留される。
【0033】
貯留槽6に貯留された成分は砂分分級用ポンプ7によって再度、砂分分級ユニット11に送られる。即ち、第二処理工程T2では、ふるいユニット2および砂分分級ユニット11による分級が繰り返し実施される。
【0034】
遠心分離機12によって遠心分離された粒子の小さな成分(例えば、粒子が75μmm未満)は、処理土S2として、送出口12cからラインL2を通じて第三処理工程T3に送られる。第二処理工程T2において、処理土S1を最初に下側スクリーン5bによって分級するのは、礫分A1などの粒子が大きな成分が存在するとサイクロン式の遠心分離機12が十分に機能しないためである。
【0035】
第三処理工程T3に送られた処理土S2は、図4に例示するように貯留槽6に貯留される。その後、シルト分分級用ポンプ8によって供給ライン8aを通じてシルト分分級ユニット13の遠心分離機14の流入口14aに送られる。遠心分離機14に送られた成分はサイクロン遠心分離によって分級される。ここでは、粒子の大きな成分が排出口14bから排出されて振動ふるい3によって分級される。
【0036】
それぞれのシルト分分級ユニット13の遠心分離機14の排出口14bから排出された成分は、それぞれのホッパ9a、9bを通じて、スクリーン5c、5dの上に載置される。即ち、一方のシルト分分級ユニット13から排出された成分は、一方のホッパ9aを通じて下側のスクリーン5dの上に載置され、他方のシルト分分級ユニット13から排出された成分は、他方のホッパ9bを通じて上側のスクリーン5cの上に載置される。
【0037】
そして、加振されているスクリーン5c、5dの目を通過できないシルト分Cは、排出コンテナの中に排出、除去される。スクリーン5c、5dの目を通過した成分は貯留槽6に貯留される。
【0038】
貯留槽6に貯留された成分はシルト分分級用ポンプ8によって再度、シルト分分級ユニット13の遠心分離機14に送られる。即ち、第三処理工程T3では、ふるいユニット2およびシルト分分級ユニット13による分級が繰り返し実施される。
【0039】
遠心分離機14によって遠心分離された粒子の小さな成分(例えば、粒子が30μmm未満)は、処理土S3として、送出口14cからラインL3を通じて第四処理工程T4に送られる。
【0040】
第四処理工程T4に送られた処理土S3には、所定量の無機凝集剤H1、高分子凝集剤H2が供給、混合される。これにより土質分Dが凝集して水Wが分離する。
【0041】
この実施形態では、第二処理工程T2および第三処理工程T3に、本発明の分級装置1を使用したが、いずれか一方の処理工程に分級装置1を用いることもできる。また、上記のような4つの処理工程を有する処理システムだけでなく、その他に、単純に、対象土から砂分Bを主体とする成分を除去する場合、或いは、対象土からシルト分Cを主体とする成分を除去する場合に使用することもできる。
【0042】
単独の工程として、対象土から砂分Bを除去する場合は、ふるいユニット2の上部に砂分分級ユニット11を装着して分級装置1を構成する。そして、この分級装置1を用いて砂分Bを分級する。単独の工程としてd、対象土からシルト分Cを除去する場合は、ふるいユニット2の上部にシルト分分級ユニット13を装着して分級装置1を構成する。そして、この分級装置1を用いてシルト分Cを分級する。
【0043】
本発明では上記したように、1基のふるいユニット2を、砂分分級ユニット11とシルト分分級ユニット13の2つのユニット11、13で共用する構成にして、ふるいユニット2を1種類にすることができる。そのため、砂分分級工程とシルト分分級工程の各工程専用の分級装置を用いる場合に比して、分級装置1の製造コスト低減することができる。また、各ユニット2、11、13に分離して保管、搬送することができるので、分級装置1の保管や搬送に必要なスペースを小さくすることが可能になる。
【0044】
また、砂分Bを分級する機構を砂分分級ユニット11とし、シルト分Cを分級する機構をシルト分分級ユニット13としてユニット化したので、故障した場合などは、ユニットごと交換すれば、直ぐに分級装置1として使用することができる。従来の分級装置では、故障箇所の修理が完了しなければ、分級装置を稼働することができないため、待機時間(ロス時間)が長くなり、作業効率を低下させる要因になっていたが、本発明ではこのような問題が改善される。
【0045】
故障したユニットは、分級装置1から取外した別の場所で、分級装置1の稼動を停止させることなく、確実にメンテナンスすることができる。それ故、メンテナンスの際の取り扱い性が向上する。
【0046】
この実施形態のように、砂分分級工程をシルト分分級工程の2つの工程で分級装置1を使用する場合は、両工程での処理効率を考慮して、例えば、1基のふるいユニット2に装着される砂分分級ユニット11の数を1基、シルト分分級ユニット13の数を2基にする。
【符号の説明】
【0047】
1 分級装置
2 ふるいユニット
3 振動ふるい
4 インバータモータ
5a 上側スクリーン
5b 下側スクリーン
6 貯留槽
7 砂分分級用ポンプ
7a 供給ライン
8 シルト分分級用ポンプ
8a 供給ライン
9a、9b ホッパ
10 撹拌機
11 砂分分級ユニット
12 遠心分離機
12a 流入口
12b 排出口
12c 送出口
13 シルト分分級ユニット
14 遠心分離機
14a 流入口
14b 排出口
14c 送出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下に間隔をあけてスクリーンが二段に設置されて前後方向に加振される振動ふるいを備えたふるいユニットと、遠心分離機を有する砂分分級ユニットと、遠心分離機を有するシルト分分級ユニットとを有し、前記ふるいユニットが貯留槽の上に設置される分級装置であって、
前記砂分分級ユニットとシルト分分級ユニットの一方が選択的に前記ふるいユニットの上部に装着され、選択されてふるいユニットの上部に装着されたユニットの遠心分離機の流入口に、前記貯留槽の貯留物を供給するポンプの供給ラインが接続される構成にしたことを特徴とする分級装置。
【請求項2】
前記ふるいユニットに、その振動ふるいの上方となる位置にホッパを設け、前記選択されてふるいユニットの上部に装着されたユニットの遠心分離機の排出口が、ホッパの上方に配置される構成にした請求項1に記載の分級装置。
【請求項3】
前記ホッパの下端開口が、その下方に位置する振動ふるいの前後方向で後側に偏るように配置される構成にした請求項1または2に記載の分級装置。
【請求項4】
前記ふるいユニット1基に対して、1基の砂分分級ユニット、2基のシルト分分級ユニットを備えた構成にした請求項1〜3のいずれかに記載の分級装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−43148(P2013−43148A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−184113(P2011−184113)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【出願人】(390025759)株式会社ワイビーエム (26)
【Fターム(参考)】