説明

切替制御装置及び通信機器

【課題】送受話器の接続により流れる電流を検知して、いずれかの送受話器への切り替えを行なえるようにする切替制御装置及び通信機器を提供することにある。
【解決手段】本発明の切替制御装置及び通信機器は、複数種類の送話器と接続することができる複数の接続手段を有し、送話器の接続により接続手段に流れる電流を検知する電流監視手段を備える。そして、本発明は、切替制御手段が、電流監視手段からの電流検知信号に基づいて、切替制御信号を切替手段に与え、接続手段の切替を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切替制御装置及び通信機器に関するものである。例えば、ハンドセット接続及びヘッドセット接続を切り替える切替制御装置及び通信機器に適用し得るものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、指令台システムや受付台システム等の操作台類システムには、利用者がハンドセット型送受話器(以下、ハンドセットともいう)、ヘッドセット型送受話器(以下、ヘッドセットともいう)のいずれかに切り替えて音声通信を行なう音声システムを有するものがある。なお、ヘッドセット型送受話器とは、マイクロフォンが接続されたヘッドホンやイヤホンである。
【0003】
一般的に、操作台類システムでは、複数の利用者が、同じ電話機などの通信機器を入れ替わり使用する。ハンドセットによる通話を行なうか又はヘッドセットにより通話を行なうかは利用者の好みにより使い分けることができ、ハンドセット通話を行なう場合には、利用者がハンドセット型送受話器を通信機器に接続し、ヘッドセット通話を行なう場合には、利用者がヘッドセット型送受話器を通信機器に接続して使い分ける。
【0004】
図2は、従来の通信機器におけるインターフェース制御の構成を示す構成図である。従来、利用者がハンドセット通話からヘッドセット通話に切り替える場合、利用者が端末操作をし、端末からの通話切替信号に基づいて、CPU71がセレクタ41及び42を切り替え制御することで行なわれている。
【0005】
また従来、ヘッドセットの挿入及び抜去を監視する技術として、例えば特許文献1に記載される技術がある。特許文献1の記載技術は、ヘッドセットの接続部に検出回路が設けられ、検出回路がヘッドセットジャックの挿抜による電圧を監視して、検出回路の監視結果に基づいて切替部がヘッドセットへの切り替えを行なうというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−152365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、図2に例示した従来のインターフェース制御構成の場合、利用者が手操作により切り替えを行なうものであり、送受話器の挿抜監視を機構的に持たない。そのため、通信機器は送受話器の挿抜を監視できず、例えばヘッドセットが挿入されただけで、ヘッドセット通話に切り替えるということができないという問題がある。
【0008】
また、上述した特許文献1の記載技術を適用しても、検出回路は、直接、音声信号に基づく電圧を検出するので、インピーダンスが変化してしまい、音声品質に影響が生じ得る。
【0009】
そこで、例えばハンドセットとヘッドセットのように、複数種類の送受話器を用いて通話できる通信機器において、簡単な構成により、送受話器の接続を監視して、いずれかの送受話器への切り替えを行なうことができる切替制御装置及び通信機器が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決するために、第1の本発明は、(1)複数種類の送話器と接続する複数の接続手段と、(2)複数の接続手段のうち、通話に係る接続手段を切り替える切替手段と、(3)いずれの接続手段の導通により生じる電流を監視する電流監視手段と、(4)電流監視手段からの電流検知信号に基づいて、切替制御信号を切替手段に与える切替制御手段とを備えることを特徴とする切替制御装置である。
【0011】
第2の本発明は、複数種類の送話器のうちいずれの送話器との接続に切り替える切替制御装置を有する通信機器において、切替制御装置が第1の本発明の切替制御装置に相当するものであることを特徴とする通信機器である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、簡単な構成により、少なくとも送話器の接続により生じる電流を監視し、送受話器の接続構成を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態の通信機器が有するインターフェース制御の構成を示す構成図である。
【図2】従来の通信機器におけるインターフェース制御の構成を示す構成図である。
【図3】実施形態の通信機器における送受話器の接続切替方法を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の切替制御装置及び通信機器の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
第1の実施形態では、例えば、操作台類システムが備える音声通信システムの通信機器に、本発明を適用する場合を例示して説明する。
【0016】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、実施形態の通信機器が有するインターフェース制御の構成を示す構成図である。
【0017】
通信機器10は、例えば、操作台類システムのPBX等の音声システムと接続しており、利用者による通話を行なうものである。操作台類システムは、既存のシステムを適用することができ、例えば、利用者端末、通信機器、PBX等の音声システム、操作台類制御装置等を有して構成される。また、PBX等の音声システムも既存のシステムを適用することができる。
【0018】
通信機器10は、複数種類の送受話器と接続可能なものである。第1の実施形態では、通信機器10がハンドセット型送受話器及びヘッドセット型送受話器と接続可能であり、通信機器10のインターフェース制御がハンドセット型送受話器とヘッドセット型送受話器とを切り替えることで、いずれの送受話器を用いた通話を行なうものである。
【0019】
図1において、通信機器10は、送受話器を接続するインターフェース制御手段として、主として、音声回路部61、制御回路部62を有する。
【0020】
音声回路部61は、音声通信を行なう音声通信処理部及び装置である。音声回路部61は、ハンドセットとヘッドセットの複数種類の送受話器と接続することができる接続端子を備えている。音声回路部61は、接続構成をハンドセット側又はヘッドセット側に切り替えるものである。これにより、利用者は、いずれの送受話器を通信機器10に接続して通話を行なうことができる。
【0021】
ここで、ハンドセットとヘッドセットの通信用コネクタは、特に限定されるものではないが、第1の実施形態ではモジュラープラグタイプである場合を例示する。つまり、通信機器10はモジュラープラグタイプのジャックを備え、ハンドセット及びヘッドセットはモジュラープラグタイプのプラグを備える。
【0022】
なお、モジュラープラグ形式とは、送話用及び受話用に2W(ワイヤー)ずつの音声4Wからなるコネクタ形式である。また、通信用コネクタは、モジュラープラグタイプに限定されるものではなく、例えば、ピンプラグジャックタイプ等も適用することができる。
【0023】
音声回路部61は、ヘッドセットの挿入又は抜去に伴う電流の流れを監視する電流監視手段15を備える。電流監視手段15の構成の詳細な説明は後述するが、ヘッドセットが挿入され、ヘッドセットのプラグ(接続端子)が接続端子21、22及び25に接続されることにより、導通して流れる電流を電流監視手段15は検知するものである。電流監視手段15は、電流検知に係る検知信号を制御回路部62に与える。
【0024】
また、音声回路部61は、制御回路部62からの通話切替信号に基づいて、ハンドセット接続又はヘッドセット接続に切り替えるものである。
【0025】
図1に示すように、音声回路部61は、制御部5、セレクタ部41及び42、増幅回路部31〜34、ヘッドセットの送話用の接続端子21及び22、ヘッドセットの受話用の接続端子25、ハンドセットの送話用の接続端子23及び24、ハンドセット用の受話用接続端子26、抵抗R1、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R9、発光素子11、受光素子12を有する。
【0026】
制御部5は、音声通信処理を制御する制御処理部又は装置である。例えば、制御部5は、PBX等の音声システムと接続するものであったり、又は音声システムの一部の機能を行なうものであったりする。例えば、制御部5は外線通話、内線通話を行なう。
【0027】
セレクタ部41及び42は、制御回路部62からの通話切替信号に基づいて、接続される送受話器の接続構成を切り替えるものである。セレクタ部41は、送話側の接続構成を切り替えるものであり、セレクタ部42は、受話側の接続構成を切り替えるものである。
【0028】
接続端子23、24及び26、抵抗R8、R9、増幅回路部33、増幅回路部34、接続端子26は、ハンドセット用の音声回路部である。なお、ハンドセット用の音声回路部は、既存の通信機器のインタ−フェース構成に対応するものである。
【0029】
ハンドセットが通信機器10に挿入された場合、ハンドセットの送話用の接続端子が接続端子23及び24に接続すると、電位差が生じ、動作電流が流れる。ハンドセットからの送話信号は、接続端子23及び24の信号線を通って増幅回路部33に与えられる。増幅回路部33により増幅された信号はセレクタ部41を介して制御部5に与えられ通話先に送信される。一方、通話先からハンドセットへの受話信号が制御部5に与えられると、受話信号は、セレクタ部42、増幅回路部34を介して接続端子26に与えられ、ハンドセットの受話器に与えられる。
【0030】
また、接続端子21及び22、抵抗R1、R2、R3、R4、R5、R7、発光素子11、受光素子12、増幅回路部31、増幅回路部32、接続端子25は、ヘッドセット用の音声回路部である。
【0031】
接続端子21及び22は、ヘッドセットの送話用のプラグ(接続端子)と接続するものである。また、接続端子25は、ヘッドセットの受話用のプラグ(接続端子)と接続するものである。
【0032】
抵抗R1は、電源と接続するものであり、抵抗R2と抵抗R3とに接続する。ヘッドセットの接続端子が接続端子21及び22に接続されていない場合(すなわち、ヘッドセットが挿入されていない場合)、電流は抵抗R1を経由して接地接続する抵抗R2に流れる。一方、ヘッドセットの接続端子が接続端子21及び22に接続され導通すると、電源と接地との間で電位差が生じ、電流が流れる。
【0033】
抵抗R7は、接地接続する抵抗である。
【0034】
抵抗R3は、発光素子11と増幅回路部31とに接続するものである。ヘッドセットが挿入されると、電流は抵抗R3を経由して発光素子11に流れる。
【0035】
電流監視手段15は、接続端子21に接続する信号線81に流れる電流を監視するものであり、電流を検知すると、検知信号を制御回路部62に与えるものである。
【0036】
電流監視手段15は、発光素子11と受光素子12とを有するものである。例えば、電流監視手段15は、筐体内に発光素子11及び受光素子12を有して1個の回路素子とするフォトカプラ等を適用するようにしてもよい。
【0037】
発光素子11は、抵抗R3と接続端子21に接続するものである。発光素子11は、ヘッドセットが挿入されると、抵抗R3を介して入力される電気信号光信号に変換して発光するものである。例えば、発光素子11は、発光ダイオード等を適用することができる。
【0038】
受光素子12は、電源及び抵抗R4に接続するものである。抵抗R4は接地接続する抵抗R5に接続しており、受光素子12が、発光素子11の発光した光で導通してONとなり、電流が抵抗R4に流れる。例えば、受光素子12は、フォトダイオード、フォトトランジスタ等を適用することができる。
【0039】
抵抗R4は、抵抗R5と制御回路部62のトランジスタ35のベース端子とに接続するものである。抵抗R5は、接地接続するものである。
【0040】
増幅回路部31は、ヘッドセットからの送話信号を増幅してセレクタ部41に与えるものである。
【0041】
増幅回路部32は、セレクタ部42からの信号を増幅して接続端子25に与えるものである。
【0042】
制御回路部62は、音声回路部61からの検知信号に基づいて、音声回路部61に対して、ハンドセット接続又はヘッドセット接続の切り替え制御を行なうものである。
【0043】
図1に示すように、制御回路部62は、トランジスタ35、抵抗R4、R5、R6を有する。
【0044】
トランジスタ35は、ベース端子が抵抗R4に接続し、コレクタ端子は、電源接続する抵抗R6と、信号線83を介してセレクタ部41及び42とに接続し、エミッタ端子は接地するものである。
【0045】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の送受話器の接続切替方法を、図面を参照しながら説明する。
【0046】
図3は、通信機器10における送受話器の接続切替方法を説明する説明図である。
【0047】
まず、ハンドセット接続からヘッドセット接続への切り替えについて説明する。
【0048】
通信機器10は、通常、ハンドセットが接続され、ハンドセット通話を行なう。すなわち、通常時は、ヘッドセットが通信機器10のコネクタに挿入されていない。従って、信号線81には電流が流れない。
【0049】
また、このとき、電流監視手段15の受光素子12はOFFとなっているので、トランジスタ35のベース端子には電流が流れておらず、トランジスタ35はOFFとなっている。従って、トランジスタ35のコレクタ端子とセレクタ部41及び42とを接続する信号線83の電位はHレベルとなっている。
【0050】
ヘッドセットが通信機器10のコネクタに挿入され、ヘッドセットの接続端子が接続端子21、22及び25に接続される。
【0051】
ヘッドセットの送話用の接続端子が接続端子21及び22に接続されると導通するので、電位差が生じ、電流が抵抗R1及び抵抗R3を介して電流監視手段15に流れる(S101、S102)。
【0052】
電流監視手段15では、電流が発光素子11に入力することで、発光素子11は発光する。発光素子11の発光を受光素子12が受光し、これにより受光素子12はONとなり、電流が抵抗R4を介してトランジスタ35のベース端子及び抵抗R4及び抵抗5を介して接地に流れる(S103)。
【0053】
トランジスタ35のベース端子に電流が流れ、トランジスタ35がONとなり、電流が抵抗R6及びトランジスタ35を介して接地に向けて流れる(S104)。
【0054】
S104に示す方向に電流が引き込まれることにより、電源に接続する抵抗R6に接続される信号線83の電位がHレベルからLレベルになる(S105)。信号線83の電位がLレベルになることで、セレクタ部41及び42は、送受話器の接続をハンドセット接続からヘッドセット接続に切り替える。
【0055】
このようにして、ヘッドセットの挿入により生じる電流を電流監視手段15が検知することで、セレクタ部41及び42は送受話器の接続をヘッドセット接続に切り替えることができる。
【0056】
次に、ヘッドセット接続からハンドセット接続への切り替えについて説明する。
【0057】
ヘッドセットが通信機器10から抜き取られ、ヘッドセットの送話用の接続端子が接続端子21、22及び25との接続しなくなると、導通しなくなるので、電流監視手段15に電流が流れなくなる。
【0058】
電流監視手段15では、発光素子11が発光しなくなるので、受光素子12はOFFとなり、S103に示す方向の電流が流れなくなる。従って、トランジスタ35はOFFとなり、電源に接続する抵抗R6に接続される信号線83の電位はLレベルからHレベルになる。信号線83の電位がHレベルになることで、セレクタ部41及び42は、送受話器の接続をヘッドセット接続からハンドセット接続に切り替える。
【0059】
このようにして、ヘッドセットの抜去により、電流監視手段15が電流を検知しなくなることで、セレクタ部41及び42は送受話器の接続をハンドセット接続に切り替えることができる。
【0060】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ヘッドセットの挿抜による電流を電流検知手段が検知することにより、送受話器の接続をヘッドセット接続又はハンドセット接続に切り替えることができる。つまり、従来は、利用者が手操作で送受話器の接続切替を行なっていたが、ヘッドセットの挿抜により自動的に切り替えることができる。
【0061】
また、第1の実施形態は、特許文献1の記載技術のように検出回路が直接音声信号の電圧を検出するものではないので、インピーダンスが変化せず、音声品質に影響が生じない。
【0062】
(B)第2の実施形態
次に、本発明の切替制御装置及び通信機器の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0063】
第2の実施形態は、通信機器に接続されるヘッドセットの種類を制限するものである。
【0064】
第2の実施形態の構成は、第1の実施形態と基本的には同じものであるので、第2の実施形態においても図1及び図3を用いて説明する。
【0065】
例えば、操作台類システムの通話に利用する専用のヘッドセットや、例えばPCや電話機等に使用される広く市場に流通しているヘッドセット等がある。また例えば、ヘッドセットには、エレクトレットコンデンサタイプや電源供給法タイプ等がある。このように、ヘッドセットには、送受話器の感度、動作電流などの異なる製品がある。
【0066】
このように、利用されるヘッドセットの種類を制限する場合、電流値を所定の電流値に制限するようにする。
【0067】
例えば、図1における電流監視手段15が所定の電流値以上の電流を検知するように電流値を制限するようにしてもよい。つまり、電流監視手段15において、発光素子11が発光する電流値に制限を設け、所定の電流値以上の電流が流れる場合には、発光素子11が発光し、そうでない場合には、発光素子11が発光しないようにしてもよい。
【0068】
また例えば、図1において、抵抗R4の抵抗値を所定の抵抗値に設定することで、トランジスタ35の動作電位に制限するようにしてもよい。これにより、ヘッドセットが挿入されても、トランジスタ35がONしないので、送受話器の切り替えを制限することができる。
【0069】
(C)他の実施形態
(C−1)通常の電話機などの通信機器は、ハンドセット及びヘッドセットを接統すると、その接続された形態のまま使用されることが多いが、指令台等の操作台システムでは、ある時間帯ごとに、同じ端末を利用者が入れ替わり使用する場合もある。このように複数の利用者が、同じ端末を使用する場合に、本発明を適用すると、その利用者の利用形態により、ハンドセット及びヘッドセットを使い分けて端末を使用することができる。
【0070】
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態では、通信機器10は通常時にハンドセット接続で利用する場合を例示した。そのため、ヘッドセットの送話接続側に電流監視手段を備えることとした。
【0071】
しかし、通信機器10が通常時にヘッドセット接続で利用する場合には、ハンドセットの送信接続側に電流監視手段を備えるようにしてもよい。
【0072】
また、ヘッドセットの送信接続側と、ハンドセットの送信接続側の両方に電流監視手段を備えるようにしてもよい。この場合、制御回路部が、ヘッドセット側の電流監視手段とハンドセット側の電流監視手段のいずれかの検知信号化を判断して、セレクタ部を切り替えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0073】
10…通信機器、61…音声回路部、62…制御回路部、
15…電流監視手段、11…発光素子、12…受光素子、
35…トランジスタ、
21及び22…ヘッドセットの送話用の接続端子、
23及び24…ハンドセットの送話用の接続端子、
25…ヘッドセットの受話用の接続端子、
26…ハンドセットの受話用の接続端子、
31〜34…増幅回路部、41及び42…セレクタ部、R1〜R9…抵抗。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の送話器と接続する複数の接続手段と、
上記複数の接続手段のうち、通話に係る接続手段を切り替える切替手段と、
いずれの上記接続手段の導通により生じる電流を監視する電流監視手段と、
上記電流監視手段からの電流検知信号に基づいて、切替制御信号を上記切替手段に与える切替制御手段と
を備えることを特徴とする切替制御装置。
【請求項2】
上記電流監視手段が、上記接続手段に流れる電流に基づいて発光する発光素子と、上記発光素子の発光に基づいて電気信号を出力する受光素子とを有するものであり、
上記切替制御手段が、上記受光素子からの電気信号に応じて上記切替制御信号を出力するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の切替制御装置。
【請求項3】
複数種類の送話器のうちいずれの送話器との接続に切り替える切替制御装置を有する通信機器において、上記切替制御装置が請求項1又は2に記載の切替制御装置に相当するものであることを特徴とする通信機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−38599(P2013−38599A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−173187(P2011−173187)
【出願日】平成23年8月8日(2011.8.8)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】