説明

列車情報表示装置

【課題】複数の鉄道事業者の路線に対して、設定の表示遷移を減らしヒューマンエラーを低減可能な列車情報表示装置を得る。
【解決手段】複数の鉄道事業者の路線を跨って運行する列車に適用され、前記複数の鉄道事業者毎の固有の列車情報を含む複数の列車情報を前記複数の鉄道事業者毎にカスタマイズされた表示内容で画面に表示する表示器11を備えた列車情報表示装置10であって、前記各鉄道事業者の列車運行に使用される鍵をトリガーにして、A鉄道事業者の列車情報が管理されるA社路線情報DB30と、B鉄道事業者の列車情報が管理されるB社路線情報DB40とを参照する列車情報一覧DB13と、前記A鉄道事業者の鍵情報に基づいて、前記列車情報一覧DB13から出力された前記A鉄道事業者の列車情報を前記表示器11に表示する表示制御部12と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の鉄道事業者の路線を跨って運行する列車の運転台に設置される表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に鉄道車両には、所定の表示灯を点灯/消灯させることによって運転手などに対して列車内の各搭載機器の動作状態を提供する表示装置が搭載されている。特に、異なる鉄道事業者の路線に跨って乗り入れを行う車両では、各区間で必要とさせる機器の動作状態を表示するための表示灯などを当該表示装置に設置する必要がある。ただし、例えば区間AではATS(自動列車停止装置)の動作状態表示を必要とするが区間Bでは不要となるような場合があるため、各区間で必要とされる機器状態を表示するための表示灯を当該表示装置にすべて設けておいたのでは、どの区間でどの機器の表示灯を見るべきかが不明確となる場合があるという問題があった。
【0003】
このような問題を解決する手段として、下記特許文献1に示される従来技術は、車両が走行中の路線区間に対応して、必要な機器の動作状態についての表示項目を選択し、表示を切り換えることにより必要な機器の状態のみを表示するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−271678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、下記特許文献1に示される従来技術では、各鉄道事業者により異なる表示名称(例えば、列車種別名が普通または各停あるいは準急または快速など)や異なる表示位置(画面レイアウト)などの設定の際、運転手が路線を切替えながらこれらの設定を行う必要があるため、設定が煩雑になり入力ミスや操作忘れなどを招くおそれがあるという課題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の鉄道事業者の路線に対して、設定の表示遷移を減らしヒューマンエラーを低減可能な列車情報表示装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の鉄道事業者の路線を跨って運行する列車に適用され、前記複数の鉄道事業者毎の固有の列車情報を含む複数の列車情報を前記複数の鉄道事業者毎にカスタマイズされた表示内容で画面に表示する表示器を備えた列車情報表示装置であって、前記各鉄道事業者の列車運行に使用される鍵をトリガーにして、前記一の鉄道事業者の列車情報が管理される列車情報データベースと、他の鉄道事業者の列車情報が管理される列車情報データベースと、を参照する列車情報一覧データベースと、前記一の鉄道事業者の鍵情報に基づいて、前記列車情報一覧データベースを参照することで得られた前記一の鉄道事業者の列車情報を前記表示器に表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、各鉄道事業者の運行パタンを管理する列車情報一覧DBと各鉄道事業者の路線に対応した各種設定画面を表示器に表示する表示制御部とを備えるようにしたので、複数の鉄道事業者の路線に対して、設定の表示遷移を減らしヒューマンエラーを低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる列車情報表示装置を中心とした構成を示す図である。
【図2】図2は、複数の鉄道事業者が跨っている路線の一例を説明するための図である。
【図3】図3は、運行画面の一例を示す図である。
【図4】図4は、地点設定画面の一例を示す図である。
【図5】図5は、ドア開設定画面の一例を示す図である。
【図6】図6は、種別設定画面の一例を示す図である。
【図7】図7は、運行番号設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明にかかる列車情報表示装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる列車情報表示装置を中心とした構成を示す図である。列車情報表示装置(以下単に「表示装置」と称する)10は、主たる構成として、表示器11、表示制御部12、および列車情報一覧DB13を有して構成されている。
【0012】
表示器11は、例えば運転台に設けられており、液晶あるいはプラズマ画面等から成り、表示項目の内容、種類、および項目数などの画面構成が任意に変更可能に構成されている。表示制御部12は、指定された鉄道事業者の固有の情報を表示器11に出力する。また、表示制御部12は、運転手による表示器11の画面操作に応じて、運行画面や設定画面などの切替や入力項目の設定を行う。
【0013】
入力項目としては、行先(目的地)、地点(出発地)、運行種別、運行番号、およびドア開方向などが挙げられる。運行種別は、例えば、普通、快速、特急などの列車の種類を示すものであり、運行番号は、列車が持っている固有の番号であり、ドア開方向は、緊急時や混雑状況などで停車するホームが違う場合にドアをどちらに開閉するかを示すものである。
【0014】
表示装置10には、列車に搭載された列車情報制御装置20と、A鉄道事業者(一の鉄道事業者)の路線情報DB30と、B鉄道事業者(他の鉄道事業者)の路線情報DB40とが接続されている。なお、列車情報制御装置20は、列車内の装置、例えばドア21はTG(タコジェネレータ)22を管理するものであり、その構成および動作は公知であるので説明を割愛する。
【0015】
A社路線情報DB(列車情報データベース)30は、上述した入力項目を管理するデータベースとして、行先/地点DB31、運転種別DB32、ドア開方向DB33、および運行番号DB34を有して構成されている。また、B社路線情報DB(列車情報データベース)40は、A社路線情報DB30と同様に、行先/地点DB41、運転種別DB42、ドア開方向DB43、および運行番号DB44を有して構成されている。
【0016】
表示装置10と各社の路線情報DB30、40との関係を具体的に説明すると以下の通りである。例えば、列車運行時に用いられるA鉄道事業者(以下単に「A社」と称する)の鍵(key)が表示装置10に挿入された場合、列車情報一覧DB13は、一の鉄道事業者であるA社のDB30と、他の鉄道事業者であるB社のDB40とを参照する。
【0017】
列車情報一覧DB13は、A社路線情報DB30を参照しA社に対応する設定情報を表示制御部12に出力する。表示制御部12は、A社の鍵情報に基づいて、A社の列車表示器の表示内容と同等の画面に遷移するように表示制御を行い、表示器11にA社の運転手が見慣れている画面を表示する。また、表示制御部12は、B社の列車表示器の表示内容と同等の画面に遷移するように表示制御を行い、表示器11にB社の運転手が見慣れている画面を表示する。すなわち、表示制御部12は、複数の鉄道事業者毎の固有の列車情報を含む複数の列車情報を、複数の鉄道事業者毎にカスタマイズし、表示器11の画面には、このカスタマイズされた表示内容が表示される。
【0018】
図2は、複数の鉄道事業者が跨っている路線の一例を説明するための図である。図2には、一例として、異なる4つの鉄道事業者(A社、B社、C社、D社)が混在する路線と駅名(A駅〜H駅)が示されている。
【0019】
例えば、A駅からC駅までの路線は、B鉄道事業者(以下単に「B社」と称する)の路線「イ路線」であり、イ路線には他の鉄道事業者(A社、C社、D社)の列車が乗り入れ可能である。B駅からD駅までの路線は、C社の路線「ヘ路線」であり、ヘ路線には他の鉄道事業者(A社、B社、D社)の列車が乗り入れ可能である。以下同様に、C駅からD駅、D駅からE駅、E駅からF駅、およびE駅からG駅までの路線は、A社の路線であり、他の鉄道事業者(B社、C社、D社)の列車が乗り入れ可能である。また、G駅からH駅までの路線は、D社の路線「ホ路線」であり、ホ路線には(A社、B社、C社)の列車が乗り入れ可能である。
【0020】
本実施の形態にかかる列車情報表示装置は、これら異なる鉄道事業者の路線に対して、列車の運行開始時に列車種別名やドア開方向などを設定する作業を支援するものである。例えば、列車種別を例として説明すると、A社では列車種別が「普通」と定義されている列車は、B社では「各停」と定義されている場合がある。また、A社には「通勤準急」はあるが「通勤急行」は無い場合もある。そのため、従来の表示装置では、A社の運転手が「各停」、「普通」、「通勤準急」、および「通勤急行」などが一覧で表示されている画面を操作して、自鉄道事業者に対応する列車種別を選定しなければならず操作が煩雑になるという問題があった。
【0021】
本実施の形態にかかる表示装置10による画面表示例を説明すると以下の通りである。図3は、運行画面の一例を示す図であり、図4は、地点設定画面の一例を示す図であり、図5は、ドア開設定画面の一例を示す図であり、図6は、種別設定画面の一例を示す図であり、図7は、運行番号設定画面の一例を示す図である。
【0022】
図3において、図3(a)にはA社の運行画面の一例が示され、図3(b)にはB社の運行画面の一例が示されている。これらの運行画面には、運行情報として走行区間、キロ程、運行種別、行先などが表示されている。
【0023】
運行画面の下部には、運転、車掌、行先などの釦が表示され、例えば、運転釦は、運転手に提供される運転画面を表示させる釦であり、車掌釦は、2マン運転時に車掌画面を表示させる釦であり、出庫釦は、出庫時に表示される画面を表示させる釦であり、確認釦は、例えば、何れかのブレーカが落ちている場合やドアが開いている場合などの異常状態を確認する画面を表示させる釦である。また、行先釦は、例えば、運行画面が表示されているときに、運行画面から行先設定画面に遷移させる釦である。
【0024】
図4において、図4(a)にはA社の地点設定画面の一例が示され、図4(b)にはB社の地点設定画面の一例が示されている。画面左側には、種別、地点、行先、運行番号、ドアなどの釦が表示され、ON表示の釦(ここでは地点)に対応する情報が画面中央部に表示される。例えば、図4(a)にはA社の路線の停車あるいは通過する駅が一覧表示され、さらに図2に示した代表駅(異なる鉄道事業者が乗入れる駅)が強調表示される。そのため、例えば、出発地(地点)としてX駅の釦を押下された場合、表示制御部12は、画面左側の地点にX駅を表示する。行先の設定に関しても同様であり、例えば、行先としてA駅の釦を押下された場合、表示制御部12は、画面左側の地点にA駅を表示する。
【0025】
また、図4(b)にはB社の路線の停車あるいは通過する駅が一覧表示され、上述同様に代表駅が強調表示される。そのため、出発地(地点)としてN駅の釦を押下された場合、表示制御部12は、画面左側の地点にN駅を表示する。なお、上記説明では地点設定画面を説明したが、行先設定画面も同様に構成されているため以下その説明を省略する。
【0026】
このように、表示制御部12は、列車運行時に用いられる所定の鍵(key)をトリガーにして、図4(a)および図4(b)に示すような各鉄道事業者の路線に対応した地点設定画面(行先設定画面)を表示器11に表示し、さらに、地点設定画面(行先設定画面)上の代表駅を強調表示する。そのため、運転手は各鉄道事業者の見慣れた設定画面を見ながら地点設定(あるいは行先設定)を行うことが可能である。
【0027】
図5において、図5(a)にはA社のドア開設定画面の一例が示され、図5(b)にはB社のドア開設定画面の一例が示されている。これらのドア開設定画面には、例えば、上述した代表駅に停車した際のドア開方向が表示され、その一例として、図5(a)ではA駅で開放するドアの定位方向が山側に設定され、図5(b)ではB駅、C駅、およびD駅で開放するドアの定位方向が山側に設定されている。
【0028】
このように、表示制御部12は、列車運行時に用いられる所定の鍵(key)をトリガーにして、図5(a)および図5(b)に示すような各鉄道事業者の路線に対応したドア開方向を表示器11に表示する。運転手は、各鉄道事業者の見慣れた設定画面を見ながらドア開方向の設定を行うことができるので、緊急時や混雑状況の際、停車するホームが違う場合にドアをどちらに開閉するか容易に設定することが可能である。
【0029】
図6において、図6に示される種別設定画面には、一の鉄道事業者で使用される列車種別の一例が表示されている。例えば、一の鉄道事業者では、図6に示されるように、普通、急行、通勤急行、特急、通勤特急、快速、準急、回送、臨時、および試運転などが列車種別として定義されている。一方、他の鉄道事業者では「普通」の代わりに「各停」と定義されている場合もあれば、「通勤急行」は無い場合もある。
【0030】
従来の表示装置では、一の鉄道事業者と他の鉄道事業者とで定義される全ての列車種別が画面に表示されるため、例えば、他の鉄道事業者の運転手は、この表示の中から、例えば「普通」ではなく「各停」を選択するなどして種別設定を行う必要があった。
【0031】
このように、表示制御部12は、列車運行時に用いられる所定の鍵(key)をトリガーにして、図6に示すような各鉄道事業者の路線に対応した列車種別を表示器11に表示する。そのため、運転手は、各鉄道事業者の見慣れた種別設定画面を見ながら列車種別の設定を容易に行うことが可能である。
【0032】
図7において、運行番号は、管理番号として個々の列車に番号や記号を与えたものであり、数字単独のものや、数字にアルファベットを組み合わせたものなどがある。運行番号は、列車の運転形態や線路事情を反映して、鉄道事業者毎に様々な規則が設けられている。つまり、一の鉄道事業者にとっては数字のみ表示されていればよいが、他の鉄道事業者にとっては数字とアルファベットが表示されている必要がある場合もある。
【0033】
従来の表示装置では、一の鉄道事業者で使用される運行番号設定画面と、他の鉄道事業者で使用される運行番号設定画面とが個々に表示されるわけではないため、運転手は、見慣れない画面を見ながら運行番号を設定しなければならなかった。
【0034】
このように、表示制御部12は、列車運行時に用いられる所定の鍵(key)をトリガーにして、図7に示すような各鉄道事業者の路線に対応した運行番号設定画面を表示器11に表示する。そのため、運転手は、各鉄道事業者の見慣れた運行番号設定画面を見ながら運行番号の設定を容易に行うことが可能である。
【0035】
なお、図4から図7に示される各設定画面は、任意に切替ることが可能である。例えば、図4の地点設定画面において画面左側の種別釦を押下した場合、図6に示される種別設定画面が表示され、図5のドア開設定画面において画面左側の運行番号釦を押下した場合、図7に示される運行番号設定画面が表示される。このように、表示制御部12は、運転手の釦操作に応じて各設定画面を相互に切替えて表示する。
【0036】
また、本実施の形態にかかる表示装置10は、各設定画面において設定が終了した場合、画面右下の起動釦を押下することによって、各設定画面の設定内容が列車情報一覧DB13に反映されると共に、図3に示される運行画面に切替えることが可能である。すなわち、表示制御部12は、運転手によって起動釦が押下されたことトリガーとして、各設定画面の設定内容を列車情報一覧DB13に出力し、各設定画面を運行画面に切替える。
【0037】
以上に説明したように、本実施の形態にかかる列車情報表示装置10は、各鉄道事業者の運行パタンを管理する列車情報一覧DB13と各鉄道事業者の路線に対応した各種設定画面を表示器11に表示する表示制御部12とを備えるようにしたので、複数の鉄道事業者が乗り入れる路線において、表示器11に他の鉄道事業者で使用される不必要な情報が表示されることがないため、ヒューマンエラーを低減することが可能である。
【0038】
なお、上記説明では、一例としてA社の鍵が表示装置10に挿入されたことをトリガーとして画面遷移の処理が実行されることを説明したが、これに限定されるものではない。具体的に説明すると、例えばA社の鍵が挿入された状態で運行が開始され、B社の路線に乗り入れる前に、表示制御部12は、運転手の画面操作に応じて設定画面を切替えることが可能である。
【0039】
このように構成すれば、例えば、他者の路線にトラブルなどが発生し停車駅やドア開方向などを変更する必要が生じた場合であっても運行中に各設定を変更することができるため、運行スケジュールの変更に柔軟に対応させることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明は、複数の鉄道事業者の路線を跨って運行する列車の運転台に設置される表示装置に適用可能であり、特に、複数の鉄道事業者が乗り入れる路線において、各種情報の設定画面の表示遷移を減らしヒューマンエラーを低減可能な発明として有用である。
【符号の説明】
【0041】
10 列車情報表示装置
11 表示器
12 表示制御部
13 列車情報一覧DB
20 列車情報制御装置
21 ドア
22 TG
30 A社路線情報DB(列車情報データベース)
31,41 行先/地点DB
32,42 運転種別DB
33,43 ドア開方向DB
34,44 運行番号DB
40 B社路線情報DB(列車情報データベース)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の鉄道事業者の路線を跨って運行する列車に適用され、前記複数の鉄道事業者毎の固有の列車情報を含む複数の列車情報を前記複数の鉄道事業者毎にカスタマイズされた表示内容で画面に表示する表示器を備えた列車情報表示装置であって、
前記各鉄道事業者の列車運行に使用される鍵をトリガーにして、前記一の鉄道事業者の前記列車情報が管理される列車情報データベースと、他の鉄道事業者の列車情報が管理される列車情報データベースと、を参照する列車情報一覧データベースと、
前記一の鉄道事業者の鍵情報に基づいて、前記列車情報一覧データベースを参照することで得られた前記一の鉄道事業者の列車情報を前記表示器に表示する表示制御部と、
を備えたことを特徴とする列車情報表示装置。
【請求項2】
前記列車情報データベースには、前記列車の出発位置を示す地点情報と前記列車の行先を示す行先情報とが前記鉄道事業者毎に管理され、
前記表示制御部は、
前記一の鉄道事業者の路線に対応した前記地点情報または前記行先情報と、前記他の鉄道事業者の路線に対応した前記地点情報または前記行先情報とを、前記表示器に表示することを特徴とする請求項1に記載の列車情報表示装置。
【請求項3】
前記列車情報データベースには、停車駅におけるドアの開放方向を示すドア開方向情報が前記鉄道事業者毎に管理され、
前記表示制御部は、
前記一の鉄道事業者の路線に対応した前記ドア開方向情報と、前記他の鉄道事業者の路線に対応した前記ドア開方向情報とを、前記表示器に表示することを特徴とする請求項1に記載の列車情報表示装置。
【請求項4】
前記列車情報データベースには、前記列車の種類を示す運行種別情報が前記鉄道事業者毎に管理され、
前記表示制御部は、
前記一の鉄道事業者の路線に対応した前記運行種別情報と、前記他の鉄道事業者の路線に対応した前記運行種別情報とを、前記表示器に表示することを特徴とする請求項1に記載の列車情報表示装置。
【請求項5】
前記列車情報データベースには、前記個々の列車を管理する運行番号情報が前記鉄道事業者毎に管理され、
前記表示制御部は、
前記一の鉄道事業者の路線に対応した前記運行番号情報と、前記他の鉄道事業者の路線に対応した前記運行番号情報とを、前記表示器に表示することを特徴とする請求項1に記載の列車情報表示装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、
前記地点情報、前記行先情報、前記ドア開方向情報、前記運行種別情報、および前記運行番号情報を相互に切替えて表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の列車情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−46323(P2011−46323A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−197690(P2009−197690)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】