説明

制がん剤サト。

【課題】末期がんに対して制がん作用を示し、副作用がないまたは極めて少ないと思われるがん治療薬の提供。
【解決手段】サイコ、シャクヤク、カンゾウ、ハトムギ、の4種類の漢方生薬を液体と一つの器に入れて熱を加え煎じて抽出された制がん作用のある化合物質。また、ハトムギの代わりに、ジュズダマまたはヨクイニンと、サイコ、シャクヤク、カンゾウの4種類の漢方生薬を前記と同じ抽出法で抽出された制がん作用のある化合物質。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、がん治療薬に関する。
【背景技術】
【0002】
悪性腫瘍の治療薬、抗がん剤は手術で取り残したがん細胞、転移したがん細胞又は転移した可能性のあるがん細胞を標的に投与されるが、そのほとんどは正常な細胞への攻撃であると考えられ、がんで衰弱している身体には二重の打撃でもある、人体に優しいがんの治療方法が長年切に望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
手遅れ、打つ手が無い、治療方法が無い、その後は延命療法として、緩和ケア、へと、近いうちに訪れるであろう死への準備となる、このような末期がん患者に対して、救命の可能性が有ると思われる漢方薬のみで構成され、副作用がない又は極めて少ないと思われ、制がん作用に優れた癌治療薬、制がん剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題解決には制がん剤は流体なので、経口摂取するのが患者さんにとって極めて容易と思われる。
【0005】
例として、末期の胃がん患者。
目安的なこれまでの使用例として、水1リットルに対して3種類の生薬の量は、サイコ15g、シャクヤク15g、カンゾウ15g、とハトムギは30g。
4種類を水1リットルと一緒に器に入れて蓋をして、家庭用のガスコンロを使用して中火位で沸騰させると、泡が吹き出してくる、泡がこぼれない様に蓋を少し開けて、多少弱い火で一時間煎じると、約600ml位の量になるが誤差は火加減による。
これを6回に分けて1日3回食前と就寝前に摂取する。
本発明制がん剤では大きな固形癌、体の中に散らばり転移したがん細胞、全てを消滅させる効果を持っている。その即効性は極めて高く胃がんは既に克服されたと思われる。
【0006】
この様な漢方薬の調合方法、組み合わせ方法により悪性腫瘍を消滅させる、化合物質は現在市場には見当たらない、これまでの漢方処方には無い新規な製剤である。
【発明の効果】
【0007】
悪性腫瘍が恐れられる最大の理由は、転移したがん細胞、再発したがん細胞、である、様々な部位に出来たがんも本発明を摂取後のがんの再発は認められていない。
当然がんの予防にも最適と思われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0008】
本発明、実施するための詳細な説明。
使用する漢方薬の種類。
サイコ 中枢抑制作用、抗腫瘍作用、免疫に対する作用など
シャクヤク 腹痛、頭痛、疼痛、せきこむもの、化膿性のできものなどをも治す。
カンゾウ 疼痛などの急迫症状を治す。
ハトムギ ヨクイニン 抗腫瘍、主として浮腫を治す。いぼ取り。
ジュズダマ 抗腫瘍、 ハトムギの代用として使用。
上記生薬の薬効は、書物、webサイト、で公開されている。
煎じる時の、生薬の比率はサイコ、シャクヤク、カンゾウ=1に対してハトムギ=2、位が適当と考えられる。全て等分の量でも問題は起きていない。
水と生薬を入れて煎じる器は、陶器で出来ている行平の使用が最善と思われる。
又は行平に準ずる器を用いる。
【0009】
煎じる時水の基準は1リットルでの説明である
これまで飲用した一回についての漢方薬の煎じる量の最小は、各4種類の生薬5gである。最大は25gである。この範囲においてこれまで副作用は認められていない。
火加減は、約15分位で沸騰点に達するように調整、その後は多少弱い火で煎じる、器の中の水は絶えず沸点に近い95℃〜97℃が望ましい。
煎じる時間は、1時間位が適当と思われる。器の中の液体は約600ml位に減少する、誤差は火加減による。これまで大半は1時間で行う。
30分又は1時間30分煎じても差し障りはない、当然器の中の液体の量は変化するが人体を害する問題は起きてはいない。
【実施例1】
【0010】
本発明の原点、詳細に説明する。
20歳代男性、医師も原因が解らない、手と足に縦横に出来た深いひび割れの皮膚病と腹が張るムカツキ、絶え間なく出る生臭いゲップ。悪性腫瘍の予兆であった。
胃に出来た悪性腫瘍が全身に回っていたのが原因と解る。
病院に於いて9時間に及ぶ手術、手術後主治医の説明として「若い時に出来るがんは進行の速い悪性のがんです、すでにがんは全身に廻っている。胃は全部取り出した。しかしリンパ線、血液、の中にがん細胞を確認。他の臓器、腹膜、肺にも転移したがんを認められる。毒素も身体全体に広がっている。食事療法で身体に栄養のある食事も、がんに吸い取られてがんを大きくする悪液質です。
退院されても直ぐに再入院になろうかと思われます、1ヶ月、長く生きられて2ヶ月」治療方法が無い、手の打ちようがない、と云われて死を待つのみであった。
【0011】
身長167cm、退院時体重41kg、悪疫質栄養失調による体の衰弱、胃がんの終末期、様々な生薬の組み合わせによる実験では薬害の兆候は色々とあった。
いぼを取るのに良いと聞いたハトムギ、婦人薬と言われるシャクヤク、ブドウ糖を連想して砂糖より数倍糖分があると聞くカンゾウ、漢方薬には欠かせないと聞くサイコ、これまで色々と生薬の組み合わせを変えて実験を行い、何を飲ますにしても、私が先に試飲を行い薬害の有無を確かめて患者に飲ませる。
4種類の生薬を煎じコップ一杯、100mlを飲み終えた患者の口から出た言葉は「腹がスーとした」と云って久しぶりに笑みを見せる。
飲ませた4種類の生薬の量は、水一リットルに対してサイコ25g、シャクヤク25g、カンゾウ25g、ハトムギ25gを一時間煎じたもので液体の量は600ml位まで減少していた。
【0012】
「腹がスーとした」患者の一言が、末期がん患者の命を救う本発明、「制がん剤サト」の誕生であった。薬害は全く認められなかった。
【0013】
退院後の観察。
胃がん患者の手足に出来ていた合併症、皮膚病の症状。
白く分厚い皮に赤みを帯びた深さ約5mmはあると思われたひび割れが手の平指先までと、足の腹いっぱいに広がって歩くことも、箸を持つことも出来ない状況であった。ひび割れから出血すると血が止まらないので、出血場所に分厚く布を当て包帯できつく縛って出血を防ぐが、包帯で縛ったあとがへこんで元に戻るのにかなりの時間を要する。
胃がんの手術で、傷口を約15cm縫ったが、その傷口が悪疫質と毒素による体調不良の為に表面の皮膚を縫っている皮が裂けて、体内の傷口を縫っている肉と糸が表面に現れる。腹が張っての膨らみで、糸を通した穴が2mm〜3mm位に大きくなり血が滲み出てくる。
食事も腹が張ってのむかつきで、1日の量は味噌汁とおかゆを併せて200ccを2〜3度に分けて食べる程度であった。
退院して5日目の時、首に違和感をおぼえる。転移がんが大きくなった可能性がある。10日目触手ではっきりと塊が分るようになる。
15日目頃、一度目は黒味のあるドローとした吐血で昏睡状態、
一度目の吐血から、6日後二度目の吐血も同じような色で、粘度はかなり薄れていたが、同じように昏睡状態になる。
衰弱した体には抵抗力も無く、顔はどす黒く変色し、やせ細る一方である、胃がんの終末期、現在の医療では手の打ちようがないと云われる。
【0014】
本発明を摂取した後の患者の経過状況。
制がん剤を以降毎日、朝食の前、昼食の前、夕食の前、就寝の前、と4回100mlの摂取を始める。
1日目、朝9時に最初のサトを飲み、夕刻には腹のむかつきがなくなる。
2日目、生臭いゲップが全く出なくなる、腹の張りが無くなる、腹が空くようになり、おかゆの量を1回の食事で100ccに増やす。
3日目、手のひら足の腹にかゆみがでる、
4日目、手の痛みが消えて箸を持って食事ができるようになる。
便秘薬を飲んでも3〜4日で一回の排便しなったが毎日排便するようになる。
5日目、手術で開いた傷口より白く透明な液体が出はじめる。
6日目、足の腹を覆っていた分厚い皮が取れはじめ、歩くことが出来るようになり用足しに行けるようになる。
7日目、手術した傷口が閉まり始める。出る液体の量が大幅に減少する。かゆみが出る。
腹の痛みはあるが、表現のしようの無い激しい痛みが消える。
食事は胃が無いので、一度には多くは食べられないので絶えず何かを食べていないと腹が空くと間食の量が多くなる。
10日目、手足の分厚い皮が取れて血の気のある赤い綺麗な皮膚が現れる。
腹の中から肉が盛り上がって、手術で縫った糸で出来た傷口は完全に閉まり液体は出なくなる。
12日目、部屋の中で足袋と下駄を必要とせず素足で歩けるようになる。
散歩に出かける事が出来るようになる。
15日目、手足の皮膚病と開いた傷口は快復したように見える。
白く荒れた唇にも紅がさし、目の下が黒くなっていたくまも無くなり、どす黒く見えた顔にも赤みを帯びてくる、体全体が躍動を始めたように見える。
20日目、ほとんど痛みも消え、病床に就くことは無く、終末期のがんを患ったとはとても思えない程に病は快復する。
一ヶ月後体重を測定すると46kgになっていた。痩せ細っていたときとはかなり体重が増え顔に血の気を確認出来たとき、本発明は腸の活性化及び免疫力の強化にも有効と思われた。
【0015】
退院後大きくなった転移がん。
1日4回サトの摂取で首の付け根辺りに出来ていた、硬いしこりが消えるのに3ヶ月の時間がかかる。
4ヶ月サトを摂取、やっと首をどのように動かせても違和感が消える。
【0016】
まとめ
制がん剤の摂取により骨髄の造血細胞の活性化を促し血液の大量生産を行ったと考えられ、手の施しようが無いと云われた傷口も自身の免疫力で完治し、本発明制がん剤サトはがん細胞を殺すだけではなく、身体全体に好影響を及ぼしていると思われた。
本発明の化合物質の流れとして、口から喉食道を経て排泄までの工程の中で、胃があれば、胃から有効成分を吸収もするであろうが、食道と腸を直接繋ぎ胃は手術によって無くなっている。
「腹がスーとした」という表現は、下水管が詰まり、流れなくなった状態を腸に置き換えて考えるなら、転移して腸で大きくなり詰まっていたがん細胞が制がん剤で排泄されたと考えられた。腹のむかつきも同時に解消されたものと考えられる。
考えられた事は、腸からがん細胞を直接殺す有効成分を、リンパ線へ、血管へと送り、腹膜と肺のがん細胞を殺したと思われる。他の転移したがん細胞にもリンパ線、血液から有効成分を送り、正常細胞には害を与えず、がん細胞のみを標的に叩いたものと思はれた。
【0017】
制がん剤サトでの実験で解った事は、体調が良くなり「笑顔が多くなる」「よく動くようになる」「顔色が良くなる」「食事の量が増える」「体重が増える」患者の病の快復が目視で解る事である。
3ヶ月〜4ヶ月間サトを摂取すれば、がん細胞は消えると考えらた。
がん細胞は5年〜7年再発しないからと言って安心は出来ないと思われているが、制がん剤サトの摂取で、患者自身が身体の調子が良いと思えれば、がん細胞は消滅したものと思われる。
【実施例2】
【0018】
60才の男性、胃がん、1年の余命宣告。
手術でがんは取りきれなかったと、直径30cm位の洗面器のような器いっぱいに広げられて入れてある胃のがんの部位と取り切れなかった場所の説明を受ける。
退院後、摂取した生薬は、サイコ15g、シャクヤク15g、カンゾウ15g、ジュズダマ30g、を煎じて二ヶ月間3度の食前に100ml経口摂取する。
退院して15日で職場に復帰する。胃がんは完治する。
【0019】
十数年後に右側頭部耳の上、皮膚表面に腫瘍ができる。
サイコ15g、シャクヤク15g、カンゾウ15g、ヨクイニン30g、を煎じて3度の食前に服用すると、腫瘍は治った様に見え綺麗なハゲになっている。
一年位すると同じ場所に同じような腫瘍が又できる。何年もその繰り返しである。
他の病で病院に行ったとき、医師が目に留めて、一週間ほどで取り出した細胞の検査の結果が判り、癌と判明する。
がんは縦3cm横4cm深さ5mmほど、擦り傷が化膿したように見える。目視で縮小するがん細胞を観察できたのは初めてである。
【実施例3】
【0020】
制がん剤サトの摂取でがん細胞が消えた7名。
7名の胃がん患者の一人、40才代の男性、一ヶ月余りで体重が20kg急激に減少し、耐え切れない痛みと身体の衰弱が著しく、総合病院での検査を受けたが、原因が判らないと異常なしであった。
血を吐くようになり、開業医より手に負えないと、総合病院への紹介で検査の結果、胃がんと判る。
病院より、病室の空き次第入院と云われ、入院前に7日間、一日3回本発明制がん剤を摂取する。
癌が神経を圧迫しているのか、終わりの無い激しい痛みがあったが、癌治療薬、制がん剤を、水1リットルに、サイコ15g、シャクヤク、15g、カンゾウ15g、ハトムギ30g、を煎じ3度の食前に100ml経口摂取、3日目で激しい痛みは消える。
検査より8日目、入院して手術を行った医師より「胃壁の外側に潜り込むようにがんは広がっていた、がんの痕跡を残してがんは枯れていた、」と説明を受ける。
10日程後に手術で取り出したがん細胞を検査の結果、がん細胞は死滅していたと報告を受ける。
退院後一ヶ月間、3度の食前に制がん剤の摂取で再発はなく完治したものと考えられる。
【0021】
他の6名の胃がんの方も、7日から10日間制がん剤サトの摂取後、同じように痛みは消え、手術で腹を開けて見ると、がんの痕跡を残してがんは消去されていた。
2名の方は入院を引き延ばして本発明を摂取、予測どうりにがん細胞は消える。
【0022】
経口摂取から排泄までの工程の中で、胃がんであっても、胃を取り出していなければ、がんに対しての本発明の有効成分が直接がん細胞を叩くものと考えられた。悪性と思われた胃がんが、僅か数日で消去されたことは、予測していた事ではあるが、がん細胞の消滅は画期的であった。
癌に対しての本発明の即効性は顕著である。特に胃がんに関しては、手術の必要は無いとも考えられる。
【実施例5】
【0023】
70才代の女性、肺癌、胃がん。
首の付け根あたりのリンパ節2箇所に転移した癌は、皮膚の表面に盛り上がりを見せる大きさに目視でも分るようなっていた、これまで、抗がん剤による治療を受けていたが、がんの進行は止まらず徐々に大きくなった。
抗がん剤の薬効は切れていると説明を受けて、本発明制がん剤の服用を始めて6日、体力の快復も速く、寝たきりであったが、床に伏せることもなく身の回りの事は出来るようになった。
2ヵ月後リンパ節に転移していたがん細胞は、目視では分らないほどに小さくなり、3ヶ月後には消える。
【安全性】
【0024】
本発明、制がん剤サトの経口摂取について。
これまで、がん患者、がんの予防、老若男女、妊婦と生まれた乳児には、副作用又は薬害は認められていない。
但し、持病のある方の摂取はこれまでには無い。
【0025】
要注意点として。
制がん剤の摂取で、正常細胞の新陳代謝を激しく促しているものと思われる状況に、抗がん剤の摂取は、分裂する細胞を見境なしに攻撃する、抗がん剤の破壊力をかなり高めると考えられる。
摂取する、制がん剤と抗がん剤の摂取が前後しても、同じ状況になると思われ身体には打撃を与える薬でしかないと思われる。
抗がん剤の治療を受けて、抗がん剤の薬効が切れていない場合は、相反する薬剤と考えられる制がん剤の摂取には、極めて慎重を期す必要がある。
【産業上の利用可能性】
【0026】
現在の工業力を持ってすれば、制がん剤の薬効を保持して、微粒子粉末剤、固形剤、注射液と精製物質に加工することは十分可能と思われる。
これまでに年月かけて漢方生薬を試し、本発明サトでがん細胞が消滅することは確認された。化合物質は判明している、後は科学的に証明することであるが簡単に出来るであろうと考えられる。
それにより病院での使用が可能になり、末期がんの治療方法が変わる、手遅れ、打つ手が無い、治療方法が無い、と云われる事は無くなるであろう、救命を第一に考えれば、極めて高い制がん作用の効果は十分に期待できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイコ、シャクヤク、カンゾウ、ハトムギ。4種類の漢方生薬を液体と一つの器に入れて熱を加え煎じて抽出された制がん作用のある化合物質。
【請求項2】
サイコ、シャクヤク、カンゾウ、ジュズダマ。4種類の漢方生薬を液体と一つの器に入れて熱を加え煎じて抽出された制がん作用のある化合物質。
【請求項3】
サイコ、シャクヤク、カンゾウ、ヨクイニン。4種類の漢方生薬を液体と一つの器に入れて熱を加え煎じて抽出された制がん作用のある化合物質。

【公開番号】特開2008−44922(P2008−44922A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−250015(P2006−250015)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(506312618)
【Fターム(参考)】