説明

制御装置および制御方法

【課題】制御装置は、監視カメラやモニタ等、複数の機器を複数のポートでそれぞれ接続している。そのため、ポートから異常が発生した場合には、そのポートとの通信が滞り、そのポートの処理とは無関係な他のシリアル通信等の処理を遅延させてしまうことがあり、この様な場合には制御装置を再起動させることにより対応していた。
【解決手段】異常のあるユニット・ポートの処理を実施せず、ソフト的に切り離して全体の処理を実行することで、いずれのポートから障害が発生しても、他の処理に影響を及ぼさず、制御装置を再起動することなくシステム運用を継続させる。また、ポートに係る障害が復旧した場合には、特別な処理をせずとも、復旧したユニット・ポートに係る処理を再開する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はCCTV等の監視システムに関し、特に、マルチシステムコントローラと呼ばれる映像監視システムの制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マルチシステムコントローラと呼ばれる制御装置は、CCTV(Closed Circuit Tele-Vision)システム等の映像監視システムのメインコントローラである。この装置は、主にアナログ映像(NTSC/PAL)を入力し、操作器などで選択しながら、その入力した映像のモニタへの出力を制御する。また、RS232C/RS485などのシリアル入出力や接点入出力、LANポートなどで周辺機器の制御も可能である。そのため、そのシステムに合わせて筺体に任意のユニットを挿入することで機能拡張が可能であり、柔軟にアナログCCTVシステム等の映像監視システムを構築することができる。
【0003】
なお、特許文献1には、複数台のカメラとモニタが接続され、入力された複数のカメラ映像を選択してモニタへ出力する制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−117580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
制御装置は、監視カメラやモニタ等、複数の機器を複数のポートでそれぞれ接続している。そのため、ポートから異常が発生した場合には、そのポートとの通信が滞り、そのポートの処理とは無関係な他のシリアル通信等の処理を遅延させてしまうことがあり、この様な場合には制御装置を再起動させることにより対応していた。
この様な問題に鑑み、本発明の目的は、いずれのポートから障害が発生しても、他の処理に影響を及ぼさず、再起動することなくシステム運用を継続させる制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害およびポートの障害を判定する障害判定手段と、ユニットの障害情報およびポートの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、前記障害判定手段で障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制御方法は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害およびポートの障害を判定して記録し、障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ポートの障害を判定する障害判定手段と、ポートの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、前記障害判定手段で障害ありと判定されたポートの処理を停止することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制御方法は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ポートの障害を判定して記録し、障害ありと判定されたポートの処理を停止することを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害を判定する障害判定手段と、ユニットの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、前記障害判定手段で障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする。
【0011】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制御方法は、それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害を判定して記録し、障害ありと判定されたユニットの処理を停止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、いずれのポートから障害が発生しても、他の処理に影響を及ぼさず、制御装置を再起動することなくシステム運用を継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である制御装置を用いた映像監視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理中のタイマ処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理中のユニット処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例である制御装置の障害リストを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の制御装置を用いた映像監視システムについて、図1〜5を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例である制御装置を用いた映像監視システムの構成を示すブロック図、図5は本発明の一実施例である制御装置の障害リストである。図1において、1はサーバ、2はLAN等のネットワーク、3はL2スイッチ、4は制御装置、5(5−1〜5−4)は映像を取得し制御装置4に出力する同軸重畳制御が可能な監視カメラ、6は制御装置4や監視カメラ5等を操作する操作装置、7は監視カメラ5で取得し制御装置4で適宜選択されて出力される映像を表示するモニタ、8は赤外線センサ等の防犯センサ、9は防犯センサ8等からアラームが挙がった際に発報する警報装置である。
【0016】
また、制御部4は、LAN通信ポートを備えL2スイッチ3やネットワーク2を介してサーバ1と通信するCPUユニット41、映像入力ポート(VIN1〜4)を備えカメラ5で取得した映像信号を受信する映像入力ユニット42、シリアルポート(SI01〜04)を備え操作装置6からの指示等を受信するシリアル入力ユニット43、映像出力ポート(VOUT1)を備え選択された映像信号をモニタへ出力する映像出力ユニット44、デジタル入力ポート(DIN1)やデジタル出力ポート(DOUT1)を備え防犯センサ8からのアラーム信号を受信したり警報装置9へアラーム信号を出力したりする接点入出力ユニット45から構成されるが、この他、筺体に任意のユニットを挿入することで機能拡張が可能である。各ユニットは筺体内のバックボードのCPUバスに接続されており、CPUユニット41から制御可能な構造となっている。各ユニットはリニアなアドレス空間において専用のアドレス空間を持っており、プログラムによりこのアドレス空間のレジスタを読み/書きすることで全てのユニットを制御することができる。また、映像入力ユニット42は専用アドレス空間の障害情報を提供するレジスタ(以降、障害レジスタ(図示せず))を有している。ここでは映像入力ユニット42のみに障害レジスタを有することとしているが、他のユニットで有しているユニットがあっても良い。また、各ユニットは、書き込んだ値を保持し、読み出し時にその値を読み出せるループバックレジスタ(図示せず)を有している。
【0017】
なお、制御装置4は障害検知機能を有しており、CPUユニット41は映像入力ユニット42に入力されている映像信号の有無等を検知する。例えば入力映像の有無は、入力映像の同期信号が有るか無いかをハードウェアで判定し、障害レジスタに記録される。これらの障害情報は映像入力ユニット42の障害レジスタを読み出すことで判別できる。また、各ユニットが有するループバックレジスタを用いることで各ユニットの障害を判定する。ここで読み出された障害情報は、CPUユニット41が有する図5に示す様な状態リストに記録される。ここで状態リストには、ユニットのシリアルナンバーを表すユニットNo.、ユニットの種類を示す識別コード、ユニットごとのポート番号、障害ありの場合を「1」、正常の場合を「0」で示す障害情報が記録される。ユニット識別コードは、本実施形態では、0がCPUユニット41、1が映像入力ユニット42、2がシリアル入力ユニット43、3が映像出力ユニット44、4が接点入出力ユニット45を示す。ポート番号は0がシリアルポートが無いことを示し、1〜4は同軸重畳のポートの番号を示す。状態リストの項目のユニット情報やポート情報は、予め保有していても良いし、起動時に接続関係をスキャンして登録する様にしても良い。
【0018】
また、CPUユニット41は、1から順番に番号付けされた各ユニットのIDを指定するために使用するユニットカウンタ(図示せず)、映像入力ユニット42またはシリアル制御ユニット43のポート番号を指定するために使用するポートカウンタ(図示せず)、および、タイマ(図示せず)を有している。ユニットカウンタの値は状態リストの「ユニットNo.」と対応し、ポートカウンタの値は「ポート番号」と対応しており、各カウンタの値は状態リストと照らし合わせてそれがどのユニットであるか、または、どのポートであるかを判定する。
【0019】
監視カメラ5で取得した映像は、各対応する映像入力ポートから制御装置4の映像入力ユニット42へ入力され、操作装置6からシリアルポートSI01を介してシリアル入力ユニットへ入力された操作命令信号に基づいてCPUユニット41による制御で映像信号が選択されて、映像出力ユニット44から映像出力ポートVOUT1を介してモニタ7へ出力され、モニタ7で映像が再生される。監視カメラ5は、シリアル同軸重畳機能を利用して、操作装置6から入力された操作命令信号に基づいてパン/チルト等の操作がされる。防犯センサ8からデジタル入力ポートDIN1を介して接点入出力ユニット45に入力されたアラーム信号はCPUユニット41に入力され、CPUユニット41は、アラーム信号を発報命令として接点入出力ユニット45からデジタル出力ポートDOUT01を介して警報装置9へ出力して警報音や光を発させるのと同時に、LAN通信ポートを介してサーバ1へアラーム情報を通知する。
【0020】
次に、図2〜5を用いて、本発明の位置実施例である制御装置の動作を説明する。本実施形態では、障害が発生したポートをソフト的に切断することによって、他の処理に影響を及ぼさないようにする。図2は本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理を示すフローチャート、図3は本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理中のタイマ処理を示すフローチャート、図4は本発明の一実施例である制御装置の障害検出処理中のユニット処理を示すフローチャートである。
【0021】
映像監視システムが構築され、制御装置4の電源がONになると、CPUユニット41の制御に従ってS1〜S36の処理を開始する。
CPUユニット41は、ユニットカウンタの値を初期化し(S1)、次にポートカウンタの値を初期化し(S2)、タイマ処理(S3)を実行する。
【0022】
タイマ処理(S3)は、図3に記載のS4〜S17を実行し、指定間隔毎に処理を実行する。この例は1分間隔で処理を行っている。
【0023】
タイマから時間tを読み出し(S4)、時間tが1分間を経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)にはS6へ進み、経過していない場合には(No)S18へ進む。S5で1分間経過していたら、タイマによるカウントを停止し(S6)、映像入力ユニット42の障害レジスタから各ポートの障害情報を読み出し(S7)、読み出した障害情報を状態リストに反映して更新する(S8)。ここでは、映像入力ユニット42のポートの障害を検出する。
【0024】
次に、S9〜S14で各ユニットに障害があるか否かを判定する。
まず、ユニットカウンタの値を初期化する(S9)。次に、ユニットカウンタの値に対応するユニットのループバックレジスタに固定値、例えば0xAAAAを書込み(S10)、ループバックレジスタから値を読み出す(S11)。ここで、読み出した値が書き込んだ値と同一であれば当該ユニットは正常であり、読み出した値が書き込んだ値と異なっていれば当該ユニットは異常であると判断でき、この正常/異常の情報を状態リストに反映し、更新する(S12)。
【0025】
そして、次のユニットを判定するためにユニットカウンタの値に1を加算し(S13)、ユニットカウンタの値が状態リストのユニットNo.に記録されているユニット数である5を超えているか否かを判定し(S14)、5を超えていれば(Yes)S15へ進み、5を超えていなければ(No)次のユニットを判定するためにS10へ進む。なお、ここでは既に障害判定をした映像入力ユニット42についても再度障害判定するフローとなっているが、既に障害判定したユニットは飛ばして判定する様にしても良い。
【0026】
S14で、ユニットカウンタの値が5を超えていたらユニットカウンタの値を初期化し(S15)、タイマの値を初期化し(S16)、再度タイマによるカウントを開始する(S17)。この様にして、S7〜S15の処理が1分間隔で繰り返される、つまり、1分間間隔でユニットごとに障害の有無が判定される。
【0027】
タイマ処理が完了すると、タイマ処理で更新された最新の状態リストを読み出し(S18)、現状のユニットカウンタの値に対応するユニットに障害があるか否かを判定し(S19)、障害があれば(Yes)当該ユニットの処理を実行しない様にS34へ進み、障害がなければ(No)当該ユニットの処理を実行するためにS20へ進み、ユニット処理を実行する(S20)。
【0028】
ユニット処理(S20)は、図4に記載のS21〜S33を実行し、各ユニットの有する機能を実行する。
【0029】
現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが映像入力ユニット42またはシリアル制御ユニット43(ユニットカウンタの値が1または2)であるか否かを判定し(S21)、これらのいずれかであれば(Yes)S22へ進み、いずれでもなければ(No)S28へ進む。ここでの判定は映像入力ユニット42とシリアル制御ユニット43を区別しないものではなく、いずれのユニットかを明確にしてそのユニットの処理として以降の処理を実行していくものである。
【0030】
現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが映像入力ユニット42またはシリアル制御ユニット43であったら、現状のポートカウンタの値に応じたポートが障害ポートであるか否かを状態リストの障害情報列を参照して判定し(S22)、障害ポートであれば(Yes)当該ポートに係る処理を実行しない様にS25へ進み、障害ポートでなければ(No)当該ポートに係る処理を実行するためにS23へ進む。現状のポートカウンタの値に応じたポートが障害ポートでなかった場合、当該ポートの接続先機器からの受信データがあるか否かを判定し(S23)、受信データがあれば(Yes)現状必要な処理が存在するとしてS24へ進み、受信データがなければ(No)現状必要な処理が存在しないとしてS25へ進む。受信データがあれば、受信データに応じた現状必要な応答処理を実行する(S24)。そして次のポートを判定・処理するためにポートカウンタの値に1を加算し(S25)、ポートカウンタの値が本実施形態のユニットの最大接続ポート数を超えているか否かを判定し(S26)、この場合、映像入力ユニット42であれば4、シリアル入力ユニット43であれば1を超えていれば(Yes)S27へ進み、超えていなければ次のポートの判定・処理のためにS22へ進む。ポートカウンタの値がユニットの最大接続ポート数を超えていた場合、ポートカウンタの値を初期化する(S27)。
【0031】
次に、現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが映像出力ユニット44(ユニットカウンタの値が3)であるか否かを判定し(S28)、映像出力ユニット44であれば(Yes)当該ユニットの処理を実行するためにS29へ進み、映像出力ユニット44でなければ(No)S30へ進む。現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが映像出力ユニット44であった場合に、映像出力ユニット44の映像出力処理を実行する(S29)。
【0032】
次に、現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが接点入出力ユニット45(ユニットカウンタの値が4)であるか否かを判定し(S30)、接点入出力ユニット45であれば(Yes)当該ユニットの処理を実行するためにS31へ進み、接点入出力ユニット45でなければ(No)S32へ進む。現状のユニットカウンタの値に対応するユニットが接点入出力ユニット45であった場合に、接点入出力ユニット45の接点入出力処理を実行する(S31)。
【0033】
次に、現状のユニットカウンタの値に対応するユニットがCPU力ユニット41(ユニットカウンタの値が0)であるか否かを判定し(S32)、CPUユニット41であれば(Yes)当該ユニットの処理を実行するためにS33へ進み、CPUユニット41でなければ(No)S34へ進む。現状のユニットカウンタの値に対応するユニットがCPUユニット41であった場合に、CPUユニット41のネットワーク処理を実行する(S33)。
【0034】
ユニット処理が完了すると、次のユニットを判定するためにユニットカウンタの値に1を加算し(S34)、ユニットカウンタの値が状態リストのユニットNo.に記録されている最大ユニット数である5を超えているか否かを判定し(S35)、5を超えていれば(Yes)S3のタイマ処理へ進み、5を超えていなければ(No)次のユニットを判定するためにS19へ進む。これにより、制御装置4の障害判定処理、各機能の処理が繰り返し実行される。
【0035】
本実施形態では、図5の状態リストを参照して、映像入力ユニット42のポート3と映像出力ユニット44に異常があるため、映像入力ユニット42のポート3に接続された監視カメラ5−3からの映像入力処理と映像出力ユニット44に係る映像出力処理をソフト的に停止している。
【0036】
以上の様に、本実施形態では、異常のあるユニット・ポートの処理を実施せず、ソフト的に切り離して全体の処理を実行することで、いずれのポートから障害が発生しても、他の処理に影響を及ぼさず、制御装置を再起動することなくシステム運用を継続させることができる。また、ポートに係る障害が復旧した場合には、特別な処理をせずとも、復旧したユニット・ポートに係る処理を再開することができる。
【0037】
要するに本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、本実施例では制御装置を用いて説明したが、機能ごとのユニットを組み合わせて構成された電子装置であれば適用可能であり、さらに複数のポートを備えた電子装置であればより効果的である。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1:サーバ、 2:ネットワーク、 3:L2スイッチ、 4:制御装置、 41:CPU、 42:映像入力ユニット、 43:シリアル入力ユニット、 44:映像出力ユニット、 45:接点入出力ユニット、 5:カメラ、 6:操作装置、 7:モニタ、 8:防犯センサ、 9:警報装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害およびポートの障害を判定する障害判定手段と、ユニットの障害情報およびポートの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、
前記障害判定手段で障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする制御装置。
【請求項2】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害およびポートの障害を判定して記録し、
障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする制御方法。
【請求項3】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ポートの障害を判定する障害判定手段と、ポートの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、
前記障害判定手段で障害ありと判定されたポートの処理を停止することを特徴とする制御装置。
【請求項4】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
少なくとも前記ユニットの1つは電子機器が接続されるポートを備え、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ポートの障害を判定して記録し、
障害ありと判定されたポートの処理を停止することを特徴とする制御方法。
【請求項5】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害を判定する障害判定手段と、ユニットの障害情報を記録する障害記録手段と、を少なくとも備え、
前記障害判定手段で障害ありと判定されたユニットおよびポートの処理を停止することを特徴とする制御装置。
【請求項6】
それぞれ機能をなす複数のユニットから構成され、
前記複数のユニットのうち、各ユニットを制御する制御ユニットは、ユニットの障害を判定して記録し、
障害ありと判定されたユニットの処理を停止することを特徴とする制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−98633(P2013−98633A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237461(P2011−237461)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】