説明

制御装置及び制御方法及びプログラム

【課題】複数のレーダ局のレーダリソースの利用効率を向上させるレーダ覆域制御装置を実現する。
【解決手段】統制部11において、レーダリソース編集部16が、レーダ部12の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースデータについて、いずれかのパラメータの値の変更を指示する設定データをユーザから入力し、設定データに従って対応するパラメータを変更し、覆域計算部14が、レーダリソース編集部16によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき覆域計算を行い、覆域管理部17が、覆域計算結果に基づきレーダ部12の覆域を表示するための覆域表示データを生成し、覆域表示部15が覆域表示データを表示し、また、覆域管理部17は、覆域計算結果を表す制御命令を生成し、統制部側通信部13が、制御命令をレーダ部12に送信して、レーダ部12の制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、レーダ覆域制御システムに関し、特に、監視局で設定した覆域をネットワークを介して複数のレーダ局に送信し、各レーダ局を制御するレーダ覆域制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のレーダ覆域制御装置においては、監視局の覆域表示手段の編集画面上に、全レーダ局の覆域を表示することにより、ユーザがすべてのレーダ局の覆域を把握しつつ、表示された覆域をマウス等のポインティングデバイスを用いて最大探知距離変更用マーカ及びレーダ照射角変更用マーカをクリックまたはドラッグすることにより、最大探知距離やレーダ照射角を変更し、覆域を変更することができる(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、監視局において監視する必要のある領域と現在の覆域とを比較し、覆域の被覆度率と余裕覆域を計算し、余裕覆域が存在する場合は、余裕覆域をすべてのレーダ局に等分し、1レーダあたりの余裕覆域分のレーダ照射を伸ばし覆域を拡張することができる(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2000−147114号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のレーダ覆域制御装置では、表示された覆域をマウス等のポインティングデバイスを用いて変更する場合に、最大探知距離とレーダ照射角が連動して変更してしまうため、きめ細かいレーダリソースの制御ができないという問題があった。
【0005】
また、余裕覆域をすべてのレーダ局に等分し、1レーダあたりの余裕覆域分のレーダ照射を伸ばし覆域を拡張する方式のため、きめ細かいレーダリソースの制御ができないという問題があった。
【0006】
この発明は、主に、かかる問題点を解決するためになされたものであり、余裕覆域のレーダ局への配分に自由度を持たせることにより、複数のレーダ局のレーダリソースの利用効率を向上させるレーダ覆域制御装置等を得ることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る制御装置は、
レーダ装置と接続され、前記レーダ装置の制御を行う制御装置において、
前記レーダ装置の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースデータについて、パラメータごとにパラメータの変更を指示する変更情報を入力し、前記変更情報に従って対応するパラメータを変更するレーダリソース編集部と、
前記レーダリソース編集部によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、前記レーダ装置の覆域計算を行う覆域計算部と、
前記覆域計算部の覆域計算結果を表す制御命令を生成する覆域管理部と、
前記覆域管理部により生成された制御命令を前記レーダ装置に送信する通信部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、レーダリソースデータのパラメータごとにパラメータの変更を受付け、パラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、レーダ装置の覆域計算を行うとともに、当該覆域計算結果を示す制御命令をレーダ装置に送信するので、きめ細かくレーダ覆域を制御することができ、各種運用条件下での探知性能の向上が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるレーダ覆域制御装置を示す構成図である。
図において、統制部11(制御装置)は、複数のレーダ部12を統制する。
レーダ部12(レーダ装置)は、レーダを照射し、レーダ画像を取得する。
統制部側通信部13(通信部)は、統制部11とレーダ部12との間の通信を行う。
覆域計算部14は、複数のレーダ部12のレーダ照射能力に基づき覆域を算出する。
覆域表示部15は、複数のレーダ部12の覆域を表示する。
レーダリソース編集部16は、レーダ部12のレーダリソースデータを編集する。ここで、レーダリソースとは、例えば、レーダ部12の電波放射の主方位、捜索幅、探知距離、捜索周期等であり、これらを表すデータがレーダリソースデータである。
覆域管理部17は、設定されたレーダリソースデータに基づき編集された覆域にレーダ照射を行う制御命令を作成する。また、覆域管理部17は、覆域計算部14の覆域計算結果を表示するための覆域表示データを生成する。
覆域データベース(DB)18は、複数のレーダ部の位置、覆域データ及びレーダリソースデータを格納している。
レーダ部側通信部19は、統制部11と通信を行う。
レーダ管理部20は、レーダ画像の取り込み及び統制部11からの制御命令によりレーダリソースを制御する。
レーダ受発信部21は、レーダ画像を得る。
ネットワーク22は、統制部11と複数のレーダ部12を接続する。
【0010】
本実施の形態では、統制部11において、レーダリソース編集部16が、レーダ部12の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースについて、いずれかのパラメータの値の変更を指示する設定データ(変更情報)をユーザから入力し、設定データに従って対応するパラメータを変更する。
そして、覆域計算部14が、レーダリソース編集部16によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき覆域計算を行い、覆域管理部17が、覆域計算結果に基づきレーダ部12の覆域を表示するための覆域表示データを生成し、覆域表示部15が覆域表示データを表示する。
また、覆域管理部17が、覆域計算結果を表す制御命令を生成し、統制部側通信部13が、制御命令をレーダ部12に送信して、レーダ部12の制御を行う。
【0011】
次に、本実施の形態に係る統制部11のハードウェア構成例について説明する。
【0012】
図4は、実施の形態1における統制部11の外観の一例を示す図である。
図4において、統制部11は、例えば、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続されていてもよい。また、システムユニット910は、図1に示すようにレーダ部12に接続されている。
【0013】
図5は、本実施の形態に示す統制部11のハードウェア資源の一例を示す図である。
図5において、統制部11は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
【0014】
通信ボード915は、図1及び図4に示すように、レーダ部12に接続されている。
また、通信ボード915は、他に、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
【0015】
上記プログラム群923には、以下に述べる説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」、「〜の編集結果」等として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、以下で説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
【0016】
また、以下に述べる説明において「〜部」、「〜手段」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
【0017】
このように、本実施の形態に示す統制部11は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」、「〜手段」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
【0018】
図6は、覆域DB18におけるレーダリソースデータの一例である。覆域DB18のレーダリソースデータは行としてレーダ部、列として各レーダ部の制御命令、レーダビーム照射中心を示す主方位、捜索幅、探知距離及び捜索周期を格納する。
【0019】
次に、本実施の形態に係る統制部11の動作例を説明する。
図2は、実施の形態1における統制部11の動作を示すフローチャートであり、このフローチャートに基づいて実施の形態1における統制部11の動作を説明する。
まず、覆域管理部17が覆域DB18から複数のレーダ部12の覆域データ及びレーダリソースデータを読み込み、読み込んだ各レーダ部の覆域データ及びレーダリソースデータを格納し(S101)、更に、覆域管理部17は、格納した覆域データ及びレーダリソースデータから全てのレーダ部12の覆域表示データを生成し、覆域表示部15はすべてのレーダ部12の覆域表示データを表示する(S102)。
次に、レーダリソース編集部16は、ユーザからの設定データを入力し、入力した設定データに基づいてレーダリソースデータの該当するパラメータを変更する(S103)(レーダリソース編集ステップ)。
この設定データは、レーダリソースデータを変更するための情報であり、例えば、レーダ部12の電波放射の主方位、捜索幅、探知距離、及び捜索周期の少なくともいずれかのパラメータの値の変更を指示する。
次に、レーダリソース編集部16は、変更後のレーダリソースデータを覆域計算部14に伝え、覆域計算部14は各レーダ部12の覆域計算を行う(S104)(覆域計算ステップ)。
そして、設定が終了するまでステップS102からステップS104までを繰り返す(S105)。なお、このステップS102からステップS104までの間は、後述する図3に示すように、変更後のレーダリソースデータに基づく覆域計算結果が覆域表示部15に表示される。この覆域の表示は、覆域計算部14により覆域計算結果が出力される度に、覆域管理部17が新たな覆域を表示するための覆域表示データを生成し、覆域表示部15が覆域表示データを表示する。
そして、ユーザから設定終了命令を入力すると、覆域管理部17は、覆域計算部14の覆域計算結果を示す各レーダ部12に対する制御命令を作成し、統制部側通信部13は各レーダ部12に対しネットワーク22を介して制御命令を送信する(S106)(覆域管理ステップ)(通信ステップ)。
【0020】
図3は、実施の形態1において覆域を変更する操作を説明する説明図である。
図3(a)は、捜索幅を縮小して探知距離を延伸した覆域を表示した画面例の一部であり、30は通常の覆域、31は通常覆域の捜索幅、32はレーダリソース変更後の覆域、33は設定された捜索幅、34はレーダリソース変更後に拡張された覆域、35は変更前の捜索周期、36は変更後の捜索周期である。ユーザにより設定された捜索幅33にレーダリソースを集中させることにより探知距離を延伸することができる。この場合、レーダリソース変更前後での捜索周期は一定である。
【0021】
図3(b)は、捜索幅を縮小して捜索周期を短縮した覆域を表示した画面例の一部である。この場合、捜索幅33に縮小して、かつ捜索周期を短縮するため、最大探知距離は変更前後で変わらない。
【0022】
図3(c)は、捜索幅を変えずに捜索周期を短縮した覆域を表示した画面例の一部であり、37は縮小された覆域である。捜索幅をそのままにして捜索周期を短縮するとレーダビームヒット数が減るため最大探知距離は減少する。
【0023】
図3(d)は、一部の範囲を重点監視範囲に設定した覆域を表示した画面例の一部であり、38は重点監視範囲を設定したことにより減少した覆域である。捜索幅を変えずに重点監視範囲を設定することで、重点監視範囲以外の覆域では最大探知距離が減少する。
なお、この例では、レーダリソース編集部16が、レーダ部12の重点監視範囲を示す重点監視範囲情報をユーザから入力し、覆域計算部14が、重点監視範囲情報とレーダリソース編集部16によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、レーダ部12の覆域計算を行い、この覆域計算結果が図3(d)のように表示される。
【0024】
以上のように、この実施の形態1では、統制部にレーダリソース編集手段を設け、レーダの探知距離、捜索幅、捜索周期のレーダリソースを編集できるようにした。そして、探知距離、捜索幅、捜索周期というレーダリソースを編集することで、統制部はフレキシブルにレーダ覆域を制御することができ、各種運用条件下での探知性能の向上が図れる。
特に、最大探知距離と捜索幅に加えて捜索周期も変数として設定できるようにしたため、きめ細かいレーダの制御が可能となり、各種条件下での運用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】実施の形態1に係るレーダ覆域制御装置の構成例を示す図である。
【図2】実施の形態1に係る統制部の動作を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1に係るレーダリソース設定の具体的イメージを示す一例である。
【図4】実施の形態1に係る統制部の外観例を示す図。
【図5】実施の形態1に係る統制部のハードウェア構成例を示す図。
【図6】実施の形態1に係る覆域DBのレーダリソースデータを示す一例である。
【符号の説明】
【0026】
11 統制部、12 レーダ部、13 統制部側通信部、14 覆域計算部、15 覆域表示部、16 レーダリソース編集部、17 覆域管理部、18 覆域データベース、19 レーダ部側通信部、20 レーダ管理部、21 レーダ受発信部、22 ネットワーク、30 通常の覆域、31 通常覆域の捜索幅、32 変更後の覆域、33 変更後の覆域の捜索幅、34 拡張された覆域、35 通常の捜索周期、36 変更後の捜索周期、37 縮小された捜索覆域、38 減少した捜索覆域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーダ装置と接続され、前記レーダ装置の制御を行う制御装置において、
前記レーダ装置の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースデータについて、パラメータごとにパラメータの変更を指示する変更情報を入力し、前記変更情報に従って対応するパラメータを変更するレーダリソース編集部と、
前記レーダリソース編集部によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、前記レーダ装置の覆域計算を行う覆域計算部と、
前記覆域計算部の覆域計算結果を表す制御命令を生成する覆域管理部と、
前記覆域管理部により生成された制御命令を前記レーダ装置に送信する通信部とを有することを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記覆域管理部は、
前記履歴計算部の覆域計算結果に基づき、前記レーダ装置の覆域を表示するための覆域表示データを生成し、
前記制御装置は、更に、
前記覆域管理部により生成された覆域表示データを表示する覆域表示部とを有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記レーダリソース編集部は、
前記レーダ装置の電波放射の主方位、捜索幅、探知距離、及び捜索周期の少なくともいずれかのパラメータの変更を指示する変更情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記レーダリソース編集部は、
前記レーダ装置の重点監視範囲を示す重点監視範囲情報を入力し、
前記覆域計算部は、
前記レーダリソース編集部により入力された重点監視範囲情報と、前記レーダリソース編集部によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、前記レーダ装置の覆域計算を行うことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記レーダ装置の制御を行う制御方法において、
前記レーダ装置の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースデータについて、パラメータごとにパラメータの変更を指示する変更情報を入力し、前記変更情報に従って対応するパラメータを変更するレーダリソース編集ステップと、
前記レーダリソース編集ステップによりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、前記レーダ装置の覆域計算を行う覆域計算ステップと、
前記覆域計算ステップの覆域計算結果を表す制御命令を生成する覆域管理ステップと、
前記覆域管理ステップにより生成された制御命令を前記レーダ装置に送信する通信ステップとを有することを特徴とする制御方法。
【請求項6】
前記レーダ装置の制御を行うコンピュータに、
前記レーダ装置の制御のための複数のパラメータが含まれるレーダリソースデータについて、パラメータごとにパラメータの変更を指示する変更情報を入力し、前記変更情報に従って対応するパラメータを変更するレーダリソース編集処理と、
前記レーダリソース編集処理によりパラメータが変更されたレーダリソースデータに基づき、前記レーダ装置の覆域計算を行う覆域計算処理と、
前記覆域計算処理の覆域計算結果を表す制御命令を生成する覆域管理処理と、
前記覆域管理処理により生成された制御命令を前記レーダ装置に送信する通信処理とを実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−255937(P2007−255937A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−77623(P2006−77623)
【出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】