説明

券売機

【課題】未使用品目ボタンを消灯状態に保持でき、各品目ボタンに対する品目ラベルの取り付け、取り外し作業を簡単かつ効率良く行うことのできる券売機を提案すること。
【解決手段】金銭が投入されて品目ボタン5が操作されると、当該品目ボタン5に割り当てられている品目名、金額などの所定情報が印刷された品目チケット7を発行する券売機1において、品目ボタン5が配列された操作パネル6の背面部分に、開閉可能な状態で、各品目ボタン5を照明する発光ダイオードランプ52a、52bが配列されたバックライト用パネル50が取り付けられており、各品目ボタン5を個別に点灯および消灯状態に保持できる。バックライト用パネル50を開けると、品目ラベル8を操作パネル6の背面側から各品目ボタン5に着脱できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入金後に操作パネルに配列されている複数の品目ボタンの一つが操作されると、それに対応する食券などの券を発行する券売機に関し、特に、品目ボタンのバックライト部分の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
食券などの品目チケットの券売機には、一般に、その前面の操作パネルに複数の品目選択用の品目ボタンが配列されており、各品目ボタンには、品目および金額が印刷された品目ラベルが貼り付けあるいは装着されている。券購入者は、紙幣あるいは硬貨を投入して、希望する品目ラベルが付されている品目ボタンを操作することにより、品目チケットを購入することができる。このような券売機は例えば下記の特許文献1に開示されている。
【0003】
ここで、各品目ボタンの品目ラベルに印刷されている品目および金額を視認し易くするために、操作パネルの背面側にはバックライトが配置されている。バックライトとしては、操作パネルに配列された品目ボタンを背面側から同時に照明する蛍光灯などが用いられている。
【特許文献1】特開平10−143685号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の券売機では、未使用あるいは不使用の品目ボタンがある場合でも、それがバックライトにより照明された状態になってしまう。未使用の品目ボタンの品目表示部には品目ラベルが取り付けられておらず、このような部分が空白のままバックライトにより照明されると外観品位が極めて悪いという問題点がある。
【0005】
また、各品目ボタンに対して品目ラベルを交換可能な状態で取り付ける場合に、操作パネルの背面側から品目ラベルを取り付ける作業、あるいは取り外す作業においては、バックライトを操作パネル背面から取り外して行う必要がある。よって、バックライトが邪魔になって品目ラベルの取り付け、交換作業が簡単にできない場合がある。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、未使用の品目ボタンにはバックライトが当らないようにでき、また、各品目ボタンに対する品目ラベルの取り付け、取り外し作業をバックライトに邪魔されることなく簡単かつ効率良く行うことのできる券売機を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、金銭が投入されて品目ボタンが操作されると、当該品目ボタンに割り当てられている品目名、金額などの所定情報が印刷された券を発行する券売機において、前記品目ボタンが配列された操作パネルと、前記操作パネルの背面に対向配置されたバックライト用パネルとを有し、前記バックライト用パネルは、各品目ボタンに対峙する位置にそれぞれ配列された発光ダイオードランプを備えていることを特徴としている。
【0008】
本発明の券売機では、各品目ボタンにそれぞれバックライト用の発光ダイオードランプが割り当てられている。したがって、各発光ダイオードランプを個別に制御することにより、照明が不要な品目ボタンの発光ダイオードランプを点灯しないように設定することができる。例えば、前記発光ダイオードランプを選択的に消灯状態あるいは点灯状態に設定するための設定手段を設けておくことにより、使用者は、未使用の品目ボタンを消灯状態に保持できる。
【0009】
ここで、前記操作パネルの背面側から各品目ボタンにおける品目表示部の部位に、品目ラベルを着脱可能な状態で装着することができる場合には、前記バックライト用パネルは、前記操作パネルに対して開閉可能に取り付けられていることが望ましい。バックライト用パネルを開けるという簡単な操作により、操作パネルの背面側から各品目ボタンの品目表示部の部位にアクセスできるので、品目ラベルの取り付け、取り外し作業を簡単に行うことが可能になる。
【0010】
また、選択的に品目ボタンを照明することができるので、前記操作パネルの背面には各品目ボタンを照明する各発光ダイオードランプの光が隣接する品目ボタンの側に漏れることを防止するための遮光壁を形成しておくことが望ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の券売機においては、各品目ボタンを各発光ダイオードランプにより個別に照明可能である。したがって、未使用の品目ボタンのみを消灯状態に保持することができ、従来のように品目ボタンが共通のバックライトによって照明されている場合のように、空白の未使用の品目ボタンが点灯状態のまま放置されることがない。
【0012】
また、操作パネルに対してバックライト用パネルを開閉可能に取り付けた場合には、バックライト用パネルを開けるという簡単な作業により、バックライトに邪魔されることなく操作パネルの背面側から品目ボタンの品目表示部にアクセスできるので、品目ラベルの取り付け、取り外し作業が簡単になるという効果も得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、図面を参照して本発明を適用した食券の券売機の一例を説明する。
【0014】
(全体構成)
図1(a)は本例の券売機を示す外観斜視図である。この図に示すように、券売機1は、縦長の直方体形状の筐体2を備え、その前面が一方の側端を中心として開閉可能な前面扉3とされており、その後面も一方の側端を中心として開閉可能な裏面扉4とされている。前面扉3の前面部分は、縦横に長方形の品目ボタン5が30個配列された操作パネル6となっている。各品目ボタン5を押すと、品目ボタン5に割り当てられている品目を購入するための品目チケット7が発行される。
【0015】
操作パネル6における上側の部位には、紙幣挿入口8、磁気カードの挿入口9、硬貨投入口10、返却レバー11、および金額表示部12が配置されている。また、操作パネル6における下側の部位には、品目チケット7および釣銭の受取口13および釣銭払い出し用のおつり/精算ボタン14が配置されている。
【0016】
図1(b)に示すように、各品目ボタン5は、わずかに横長の長方形状をしており、その上半部分が品目ラベル表示部5aであり、その下半部分はボタン本体5bである。ボタン本体5bは前方に僅かに突出しており、ここを押すと、品目ボタン5に割り当てられている品目選択信号が発生する。
【0017】
品目ラベル表示部5aは透明なプラスチック素材からなり、その裏面には、着脱可能な状態で品目ラベル8が装着されている。品目ラベル8には、当該品目ボタン5に割り当てられている品目名および金額が印刷されており、品目ラベル表示部5aを透して、目視可能である。後述するように、操作パネル6の背面側には、各品目ボタン5の品目ラベル表示部5aに対峙する部位に発光ダイオードランプが配列された構成のバックライト用パネルが取り付けられている。各発光ダイオードランプによって各品目ボタン5の品目ラベル8が照明されて、見易くなっている。
【0018】
品目ボタン5のボタン本体5bの中央部分には、横長の長円形の表示部が形成されており、ここには、当該品目ボタン5に割り当てた品目チケットが販売可能であるか否かを表す円形の販売可能ランプの表示部5cと、当該品目チケットが売り切れ状態であることを表すための「売切」文字を表示するための売切れランプの表示部5dが配置されている。これらの表示部5c、5dの背面側には、それぞれ、販売可能ランプおよび売切れ表示ランプが配置されている。
【0019】
図1(c)に示すように、金額表示部12には、投入金額およびエラー状態を表示するための7セグメント表示器からなる金額表示/エラー番号表示部12aと、動作中であることを表示する動作中表示部12b、および販売中止中であることを表す販売中止表示部12cが配置されている。また、釣銭切れを表す100円硬貨切れ表示部12dおよび10円硬貨切れ表示部12eと、紙幣の使用ができないことを表す紙幣受付禁止表示部12fとが配列されている。金額表示部12の背面には、これらの表示部12b〜12fを点灯させるためのランプがそれぞれ配置されている。
【0020】
図2(a)は前面扉3を開けて券売機1の内部構成を示す斜視図である。券売機1の筐体2の内部は、仕切り板21によって左右に仕切られている。その一方の側には、上から順に、硬貨識別機22、釣銭が収納されている複数本の収納筒を備えたカセット式の釣銭収納部23および、投入された硬貨がカセット式釣銭収納部23に収納しきれない時の硬貨を収納する補助コインボックス24が取り付けられている。仕切り板21の他方の側には、上側から順に、挿入された磁気カードを読み取るための磁気カードリーダ25、紙幣識別機26、内部設定ユニット27、ロール紙ホルダ28、プリンタ29、および品目チケットおよび釣銭払い出し用のシュート30が配置されている。プリンタ29の下にはオートカッタ31が取り付けられており、ロール紙ホルダ28に装着されたロール紙32から繰り出されて、プリンタ29によって印刷された後の記録紙32aがここで切断されて、一定幅の品目チケット7が作成される。
【0021】
ここで、券売機1の筐体2の背面側には、各部の動作制御を司る制御盤33が取り付けられており、この制御盤33にはバックアップ用メモリをリード及びライトする回路があり、カードリーダライタ34のカードスロットには、ICカードなどからなるバックアップ用のメモリカード35が着脱可能な状態で装着されている。メモリカード35には、券売機1の設定内容、売上げおよび動作履歴が記憶保持される。制御盤33の保守点検、メモリカード35の着脱操作は、裏面扉4を開けることにより行うことが可能である。
【0022】
図2(b)は内部設定ユニット27の操作部27aを示す平面図である。内部設定ユニット27は、品目ボタンに対する品目名、金額の割り当て、その更新などの各種の設定を行うためのものである。内部設定ユニット27は前面扉3を開けて、筐体内部から引き出して操作することが可能である。また、その操作部27aには、液晶表示部41、各種の動作モードを指定するためのボタン群42、テンキー43などが配列されている。
【0023】
本例における動作モードを指定するためのボタン群42には、運用ボタン44、品目ボタン45、機器ボタン46および保守ボタン47が含まれている。品目ボタン45を押すと、品目および金額の登録、変更等を行う動作モードになり、運用ボタン44を押すと、一日の締めと印刷、売上の印刷、売り切れの設定を行う動作モードになり、機器ボタン46を押すと、システム設定、品目チケットに印刷される印刷情報の設定などを行う動作モードになり、保守ボタン47を押すと、履歴表示および印刷などを行う動作モードになる。本例では、後述のように、機器ボタン46を押して表示される「システム設定」メニューを選択すると、「品目ボタンの設定」メニューが表示される。このメニューを選択すると、動作モードが品目ボタンの設定モードに切り換わる。このモードでは、未使用の品目ボタンの位置を任意に設定でき、また、未使用の設定を解除することができる。未使用に設定された品目ボタンは消灯状態に保持される。
【0024】
(品目ボタンのバックライト)
図3は前面扉3を示す説明図であり、図4はバックライト用パネルを開けた状態を示す説明図であり、図5は品目ラベルの装着部分の構造を示す説明図である。前面扉3は、その前面の操作パネル6と、操作パネル6の品目ボタン配列部分60の背面側の部位に取り付けたバックライト用パネル50とを有している。バックライト用パネル50は、その内側の端51を中心として開閉可能な状態で操作パネル6に取り付けられている。通常は、上下の縁部分に取り付けた固定ねじ51、52によって、操作パネル6の背面に固定されている。バックライト用パネル5の表面には、各品目ボタン5の品目表示部5bに対峙する部位に、2個ずつの発光ダイオードランプ52a、52bが配列された構成となっている。
【0025】
操作パネル6における品目ボタン配列部分60の背面には、バックライト用パネル50とほぼ同一大きさの矩形の枠板61が取り付けられ、この枠板61の内部は、水平仕切り壁62によって上下6行に区画されている。各行には5個ずつの矩形枠63が背面側から装着された構造となっている。矩形枠63の内部は水平仕切板64によって上下に仕切られている。上側区画部分65は品目ボタン5の品目表示部分5aに対峙しており、下側の仕切り部分66は品目ボタン5のボタン本体部分5bに対峙している。当該下側の仕切り部分66には、品目ボタン5を操作することによってオンするメカニカルスイッチ、販売可能ランプ、売切ランプなどが装着される。
【0026】
矩形枠板63の天板部分63aおよび底板部分63bの背面側の縁からは背面側に向けて左右一対の係合爪67a、67b、68a、68bが突出しており、これらが背面側から操作パネル6の側の水平仕切り壁62に係合している。また、矩形枠63の上側区画部分65には、背面側から品目ラベル押え板69が着脱可能な状態で装着されている。この押え板69と、操作パネル6における品目ボタン5の品目表示部分5aとの間に、品目ラベル8が保持されている。
【0027】
押え板69は、その上端縁の左右の部位から背面側に延びている一対のタグ69a、69bを備えている。矩形枠板63の天板部分63aの中央部分には、僅かに下方に傾斜した状態の係合爪63cが形成されており、この係合爪63cの先端面が押え板69の上縁部分に背面側から当接して、当該押え板69を装着状態に保持している。
【0028】
品目ラベル8の着脱時には、係合爪63cを上方に押し込むことにより押え板69から外し、しかる後に、タグ69a、69bを持って背面側に引けば、押え板69を外すことができる。この後に、品目ラベル8を外して、新しいものと交換するなどの作業を行うことができる。品目ラベル8を交換した後は、押え板69を再び矩形枠板63の上側区画部分65に背面側から押し込む。押え板69を押し込むと、矩形枠板側の係合爪63cが上方に押されるので、押え板69を前端まで押し込み、品目ラベル8を操作パネル6側に押し付けた状態にできる。この状態では、係合爪63cが弾性復帰して、押え板69に係合するので、押え板69が外れることはない。
【0029】
(制御系)
図6は券売機1の制御系を示す概略構成図である。制御盤33はマイクロコンピュータを中心に構成され、CPU、ROMおよびRAMを備えており、ROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより、プリンタ29を駆動して品目チケット7を作成する動作を行う。また、上記のように、内部設定ユニット27からの入力に基づき、各品目ボタン5に対して品目および金額を割り当てる登録動作、割り当てられている品目および/または金額を変更する変更動作、各種の設定動作などを行う。さらに、制御盤33はLEDドライバ36を介して、バックライト用パネル50に配列されている各発光ダイオードランプ52a、52bを駆動して、各品目ボタン5の品目ラベル表示部5aを照明する。
【0030】
また、制御盤33には記憶部37が接続されており、この記憶部37は不揮発性メモリからなり、券売機設定内容などが記憶保持されている。例えば、各品目ボタン5の番号と、品目および金額とが対応付けされた対応テーブル37aと、未使用品目ボタンとして設定された品目ボタンの番号テーブル37bが含まれている。なお、制御盤33は、記憶部37に記憶保持されている券売機設定内容を、メモリカード35に記憶保持するバックアップ動作を行うようになっている。
【0031】
(動作説明)
発券動作においては、硬貨あるいは紙幣などが投入され、券売機1の操作面6に配列されている品目ボタン5の一つが操作されると、操作された品目ボタン5に割り当てられているボタン番号が制御盤33に入力される。制御盤33は、紙幣識別機26、硬貨識別機22あるいはカードリーダ25から必要額の入金があったことを確認すると、ボタン番号から対応テーブル37aを検索して、操作された品目ボタン5に割り当てられている品目および金額情報を検索出力する。そして、プリンタ29を駆動して、品目および金額を搬送される記録紙32aに印刷し、オートカッタ31を駆動して印刷後の記録紙部分を幅方向に切断して、品目チケット7を作成する。作成された品目チケット7は受取口13から購入者に発行される。
【0032】
また、本例では、未使用品目ボタンが設定されている場合には、未使用品目ボタンにバックライトを当てずに消灯状態に保持するようにしている。すなわち、未使用品目ボタンの番号テーブル37bにボタン番号が登録されている場合には、制御盤33は、登録されている品目ボタン5を照明する発光ダイオードランプ52a、52bを消灯状態に保持する。よって、品目が表示されない空白状態の品目ランプ5を点灯させないことができる。未使用品目ボタンの登録は例えば次のようにして行われる。
【0033】
図7の操作説明図を参照して説明すると、まず、前面扉3を開けて内部設定ユニット27を引き出す(ステップST1)。この状態では、内部設定ユニット27の表示画面には日時が表示されている。この状態において、内部設定ユニット27の機器ボタンを押すと(ステップST2)、動作モードがシステム設定モードに切り換わり、内部設定ユニット27の表示部の画面が図のように切り替わる(ステップST3)。数字キー「1」を押して、「システム設定」メニューを選択すると、オプション設定画面に切り換わる(ステップST4)。数字キー「3」を押して、この画面に表示されている「品目ボタンの設定」メニューを選択すると、未使用品目ボタンの設定画面に切り換わり、画面上には、「使用状態を変更する品目ボタンを押してください・・・」のメッセージが表示される(ステップST5)。この後は、内部設定ユニット27を収納して、前面扉3を閉じる(ステップST6)。この結果、未使用品目ボタンの設定が可能な状態になる。
【0034】
この状態において、未使用にしたい品目ボタン5を押すと(ステップST7)、押された品目ボタン5のバックライトである発光ダイオードランプが消灯状態に切り換わる。未使用にしたい品目ボタン5が複数ある場合には、当該品目ボタン5を押す操作を繰り返し行う。未使用に設定した品目ボタン5の設定を解除するためには、当該品目ボタン5を再度押せば、設定が解除される。未使用品目ボタンの設定を終了するには、返却レバーを回す操作を行えば、リセットされた通常の動作状態に復帰する(ステップST8)。
【0035】
以上説明したように、本例の券売機1においては、各品目ボタン5を個別に照明するためのバックライト用の発光ダイオードランプ52a、52bを備えている。したがって、未使用品目ボタンが点灯しないように設定することができる。また、任意の位置の品目ランプ5を未使用品目ランプに設定することができる。
【0036】
また、発光ダイオードランプ52a、52bが配列されているバックライト用パネル50を、操作パネル6に対して開閉可能としてあり、また、操作パネル6の背面側から各品目ボタン5に対する品目ラベル8の取り付け、取り外しを、押え板69の着脱操作によって行うことができるようになっている。よって、品目ラベル8の取り付け、取り外しを、簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明を適用した券売機の一例を示す外観斜視図、品目ボタンの説明図、および金額表示部の説明図である。
【図2】図1の券売機の内部を示す斜視図、内部設定ユニットの操作面の説明図である。
【図3】図1の券売機の前面扉の背面側を示す説明図である。
【図4】図3の前面扉のバックライト用パネルを開けた状態を示す説明図である。
【図5】品目ラベルの装着部分の構成を示す説明図である。
【図6】図1の券売機の制御系を示す概略構成図である。
【図7】図1の券売機における未使用品目ボタンの設定動作を示す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1 券売機
2 筐体
3 前面扉
5 品目ボタン
5a 品目ラベル表示部
5b ボタン本体部
6 操作パネル
7 品目チケット
8 品目ラベル
12 金額表示部
22 硬貨識別機
23 釣銭収納部
24 コインボックス
26 紙幣識別機
27 内部設定ユニット
29 プリンタ
31 オートカッタ
33 制御盤
36 LEDドライバ
37 記憶部
37a 対応テーブル
37b 未使用品目ボタンの番号テーブル
50 バックライト用パネル
63 矩形枠板
69 押え板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金銭が投入されて品目ボタンが操作されると、当該品目ボタンに割り当てられている品目名、金額などの所定情報が印刷された券を発行する券売機において、
前記品目ボタンが配列された操作パネルと、
前記操作パネルの背面に対向配置されたバックライト用パネルとを有し、
前記バックライト用パネルは、各品目ボタンに対峙する位置にそれぞれ配列された発光ダイオードランプを備えていることを特徴とする券売機。
【請求項2】
請求項1において、
前記発光ダイオードランプを選択的に消灯状態あるいは点灯状態に設定するための設定手段を有していることを特徴とする券売機。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記操作パネルの背面側から各品目ボタンにおける品目表示部の部位に、品目ラベルを着脱可能な状態で装着することができるようになっており、
前記バックライト用パネルは、前記操作パネルに対して開閉可能に取り付けられていることを特徴とする券売機。
【請求項4】
請求項1、2または3において、
前記操作パネルの背面には各品目ボタンを照明する各発光ダイオードランプの光が隣接する品目ボタンの側に漏れることを防止するための遮光壁が形成されていることを特徴とする券売機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−139355(P2006−139355A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−326131(P2004−326131)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(000128946)マミヤ・オーピー株式会社 (122)
【Fターム(参考)】