剃毛カミソリブレードユニット
【課題】ブレードと皮膚との係合状態を調節することが可能な刈り込みブレードを提供する。
【解決手段】剃毛カミソリブレードユニットは、ハウジング20の前側の主ガード22、及び後部の上面の主キャップを有するハウジング20と、主ガード22と主キャップとの間の、1枚以上の主剃毛ブレードと、後部の上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁506と、後部壁に取り付けられ、後部外面の仮想の延長部の内側の端面を超えて少なくとも部分的に延びる刈り込み刃先を有する刈り込みブレード504とを含み、後部外面は、刈り込みブレードのための第2のキャップを画定する。後部は間隔を空けたガード部分を含む刈り込みガードを含むことができる。刈り込みブレード、刈り込みガード528、及び刈り込みキャップは、ハウジングの残部に取り付けられる集合体として供給できる。集合体は、ブレードが溶接された薄板金の支持体を備えることができる。
【解決手段】剃毛カミソリブレードユニットは、ハウジング20の前側の主ガード22、及び後部の上面の主キャップを有するハウジング20と、主ガード22と主キャップとの間の、1枚以上の主剃毛ブレードと、後部の上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁506と、後部壁に取り付けられ、後部外面の仮想の延長部の内側の端面を超えて少なくとも部分的に延びる刈り込み刃先を有する刈り込みブレード504とを含み、後部外面は、刈り込みブレードのための第2のキャップを画定する。後部は間隔を空けたガード部分を含む刈り込みガードを含むことができる。刈り込みブレード、刈り込みガード528、及び刈り込みキャップは、ハウジングの残部に取り付けられる集合体として供給できる。集合体は、ブレードが溶接された薄板金の支持体を備えることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、剃毛カミソリ及び他の毛切断集合体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な数のブレードを有する剃毛カミソリが、特許文献において提案され、市販されているが、それは、例えば、米国特許第5,787,586号に記載され、この特許は、ジレット社(The Gillette Company)により、3枚ブレードマッハIIIカミソリ(the three-bladed Mach III razor)として市販されるタイプのデザインについて、概ね説明している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
剃毛カミソリのブレードの数を増加すると、一般に、カミソリの剃毛効力を増大し、また皮膚上で圧迫力を良好に配分する傾向があるが、抵抗力を増大し、操作性を低減し、また例えば、もみ上げ又は鼻の近くを刈り込む能力を低減する傾向もある。米国特許第6,276,061号は、本明細書に参考として組み込まれるが、刈り込むために、3枚ブレードカミソリの後部に、角度を付けたブレード支持体上に取り付けた特別なブレードを配置することを説明している。この特許は、そのブレードがハウジング上でどのように固定されるかを説明していない。刈り込みブレードは露出しているので、潜在的に、カートリッジを取り扱う人を切る可能性がある。この特許は、ブレードと皮膚との係合を調節するための、刈り込みブレードと関連する皮膚接触面について説明していない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、前面に主ガード、及び後部の上面に主キャップを有するハウジングと、主ガードと主キャップとの間に、1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部の上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁と、後部壁に取り付けられ、後部外面の仮想の延長部の内側で端面を超えて少なくとも部分的に延びる、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードとを含み、後部外面が、刈り込みブレードのための第2のキャップを画定する。
【0005】
他の態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、ハウジングと、主ガードと、主キャップと、1枚以上の主剃毛ブレードと、ハウジングの後部の後部壁と、後部に取り付けた刈り込みブレードと、間隔を空けたガード部分を含む、後部の刈り込み櫛形ガードとを含む。
【0006】
他の態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、ハウジングと、主ガードと、主キャップと、1枚以上の主剃毛ブレードと、後部に取り付けた刈り込み集合体とを備える。刈り込み集合体は、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、刈り込み刃先に対して予め定められた位置にある刈り込みガードとを含み、刈り込みブレードの長さ及び刈り込みブレードの角度を画定する。
【0007】
他の態様では、本発明は、概ね、(例えば、剃毛カミソリブレードユニットに取り付けられる刈り込みブレード集合体の)毛切断要素を特徴とし、この要素は、切断されて、成形された薄板金から作製したブレード支持体と、ブレード支持体に溶接したブレードとを備え、ブレード支持体は、ブレードのためのガードとブレードのためのキャップとを画定する。
【0008】
本発明の特定の実施形態は、次の特徴の1以上を含んでもよい。刈り込みガードは、刈り込みブレード及び刈り込みガードの後方の領域から延びる屑除去流通路を備えることができる。ブレードユニットは、刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に1又は2以上の皮膚保護構造体を有することができる。実施形態には、後部壁が、前記ハウジングと同じ材料から一体的に成形されることができるものがある。他の実施形態には、後部壁が、ハウジングに取り付けられる別個の構成要素上にあるものがある。ハウジングはプラスチックから作製でき、また後部壁は金属から作製できる。刈り込みブレードは、後部壁の内面に取り付けることができる。刈り込みブレードは、この内面に溶接できる。刈り込みガードは、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードであることができる。刈り込み櫛形ガードは、切断され、成形された薄板金から作製できる。ブレードユニットは、ブレードの後の、ブレードと前記ハウジングとの間に開放領域を有し、このユニットは、開放領域から上向きに延びる屑除去溝を有する。後部壁は、刈り込み刃先が整列される整列面を有することができる。第2のキャップは、剃毛を補助するストリップ、例えば、つるつるのストリップを備えることができる。
【0009】
本発明の実施形態は、次の利点の1以上を含んでもよい。主ガードと主キャップとの間で、それらに接する平面上で測定した距離は、刈り込みガードと刈り込みキャップとの間で、それらに接する平面上で測定した距離よりも長い。刈り込みブレードの刃先は、ブレードユニットの取り扱い中にユーザの皮膚が切れるのを防止するために、ブレードユニットの後部壁に関して凹んでいる。櫛形ガードの間隔を空けた部分により、剃毛屑の除去が容易になり、もみ上げ及び他のより長い毛の刈り込みが容易になり、また正確に位置するガード面が容易にもたらされる。剃毛カミソリブレードユニットのハウジングに取り付けられる共通の集合体上に刈り込みブレード及び刈り込みガードを含むことにより、刈り込みブレードに関する刈り込みガードの正確な位置決めが容易になって、刈り込みブレードの正確な目標角度及び長さがもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】剃毛カミソリの斜視図。
【図2】図1のカミソリのハンドルから分離した取り換え可能カートリッジを示す斜視図。
【図3】主ブレードを取り外した、図1のカミソリのブレードユニットの斜視図。
【図4】図3のブレードユニットの刈り込み集合体の平面図。
【図5】図4の刈り込み集合体の後部立面図。
【図6】図4の刈り込み集合体の底面図。
【図7】図4の刈り込み集合体の前側立面図。
【図8】図3のブレードユニットのハウジングの、図6の8〜8で取った垂直断面図。
【図9】図3のブレードユニットの一部分の、図6の9〜9で取った垂直断面図。
【図10】図3のブレードユニットの一部分の、図6の10〜10で取った垂直断面図。
【図11】ブレードを取り外した図3のブレードユニットの斜視図。
【図12】図3のブレードユニットのハウジングの後部の斜視図。
【図13】刈り込みブレードを取り外した、刈り込み集合体の他の実施形態のブレードキャリア構成要素の斜視図。
【図14】剃毛するために皮膚にあてがわれた図1のカミソリを示している。
【図15】図14に示される配向から90°回転した図1のカミソリを示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の他の利点及び特徴は、特定の実施形態の次の説明及び請求項から明白である。
【0012】
図1及び図2に関し、剃毛カミソリ10は、使い捨てカートリッジ12及びハンドル14を含む。カートリッジ12は、ハンドル14に接続する接続部材18と、旋回可能に接続部材18に接続したブレードユニット16とを備える。ブレードユニット16は、プラスチックのハウジング20と、ハウジング20の前側の主ガード22と、ハウジング20の後部の、つるつるのストリップ26を有するキャップ24と、主ガード22と主キャップ24との間の5枚の細長いブレード28と、クリップ32でハウジング20の後部に取り付けられる刈り込みブレード集合体30とを含み、クリップ32はまた、ハウジング20上のブレード28も保持する。
【0013】
図3に関し、刈り込みブレード集合体30は、ハウジング20の後部に固定され、またブレードキャリア502と、その上に取り付けた刈り込みブレード504とを含む。ブレードキャリア502は、切断し、成形した厚さ0.028cm(0.011インチ)のステンレス鋼の薄板金から作製されて、ハウジング20に取り付けるための構造体をもたらし、刈り込みブレード504を支持し、また刈り込みガード及び刈り込みキャップ面を画定する。
【0014】
図3〜図9に関し、ブレードキャリア502は、後部壁506と、後部壁506の最上部から、2つの末端部で前向きに延びるために曲がった上部つまみ508、510と、後部壁506の底部で後部壁506の長さに沿った、前向きに延びるために曲がった下側壁512と、横方向の2つの側部分514、516とを有し、その側部分の各々は、後部壁506の末端部で各側から前向きに延びるために曲がった横方向のつまみ518と、下側壁512の各末端部から上向きに延びるために曲がった垂直なつまみ520とから作製される。
【0015】
後部壁506の中央部分は、その下側部分で開放され、後部壁506の下部端面526と、下側壁512から上向きに延びる刈り込みガード528との間に位置する間隙522をもたらす。2つの整列面530は、端面526の2つの末端部で、端面526の底部から正確な距離に位置する。刈り込みブレード504は、刈り込みブレード504の刃先536が、整列面530と整列して、13のスポット溶接534によって後部壁506の内面532に溶接される。ユーザの皮膚と接触する、間隙524の周囲の縁部の全てに丸みが付けられて、0.2mmの曲率半径をもたらすので、ユーザがこれら縁部を感じることはない。
【0016】
図3、図5〜図10に関し、間隙522は、刈り込みブレード504の刃先536を露出している。おそらく図9で最良に見られるように、後部壁506及びその下部端面526により、刈り込みブレード504のための刈り込みキャップ535と、ブレード504の刃先536とがもたらされ、また刈り込みブレード504の露出度が画定される。図3及び図10に関し、2つの末端部から間隔を空けて離れた2つの皮膚保護突出部537は、刈り込み刃先536から刈り込みガード528までの接線の、後の空間の中へ伸びて、ユーザの皮膚が、刈り込み刃先536と刈り込みガード528との間の空間の中に膨らみ得る量を制限する。
【0017】
図4及び図6に関し、上部側つまみ508及び510は、上溝538を有し、下側壁512は、刈り込みブレード集合体30をハウジング20に固定するために使用されるクリップ30を受容するための、整列した溝540を有する。図3及び図6に関し、下側壁512はまた、ハウジング20上の突出部544と噛み合うための凹部542も有し、ハウジング20上の適切な位置で集合体30を整列し、保持するのを容易にする。
【0018】
図3、図6、図8、図9、図11、図12に関し、下側壁はまた、ハウジング20内の4つの凹んだ屑除去通路548と整列した4つの屑除去溝546も有し、剃毛中に刃先536の後及び下の領域から剃毛屑を除去するのを可能にする。
【0019】
製造時に、ブレードキャリア506は、薄板金から切断され、成形される。次に、自動化された配置部材で、刃先536を整列面530と整列させて、刈り込みブレード504が、内面532に配置され、次に、刈り込み刃先56が、刈り込みガード528及び刈り込みキャップ534に関する正確な位置で、スポット溶接534で内面532に固定される。次に、刈り込み集合体30をハウジング20の後部の上で前向きに滑らせて、下側壁512上の凹部542をハウジング20上の突出部544と整列させることにより、集合体30は、ハウジング20の後部に配置される。同時に、集合体30がハウジング20の後部で前向きに移動するとき、ハウジング20(図8)上の上部圧縮隆起部552及び下部圧縮隆起部554は、上部つまみ508、510と下側壁512との間で加えられる圧縮によって変形する。次に、集合体30は、クリップ32でハウジング20に固定され、クリップ32は、ブレードキャリア506上の上溝538及び下溝540と、ハウジング20を通る整列した溝550とを通過する。
【0020】
他の方法では剃毛するのが困難な位置の毛を剃毛するとき、使用時に剃毛者は、親指が主ガード22に近い側の指パッド726(図14及び図15)上にあるように、通常把持される位置からハンドル14を180°回転させ、また例えば、もみ上げの付け根のなめらかな境目、口ひげ若しくはあごひげの境目、又は剃毛者の鼻の下として所望される位置で、刈り込みブレード504を、刈り込まれる毛の境目と整列させて、剃毛される皮膚領域に向かってブレードユニットの後部を移動させる。ブレードユニット16は、接続部材18に関して停止位置で静止状態で位置し、故に、ユーザが、ブレードユニット16の後部及び刃先536を皮膚に押し付け、次にそれを皮膚の上で横方向に移動させて毛を刈り込むとき、ブレードユニット16は旋回しない。刈り込み中、刃先536の後方の領域に向かった切断した毛及び他の剃毛屑は、刈り込み中、ハウジング20内の屑除去通路548と、下側壁内の整列した屑除去溝546とを通過して、全領域と、屑除去通路及び溝は、例えば、剃毛行程又は刈り込む行程の中で、水中ですすぐ間に容易にきれいになる。切断した毛及び剃毛屑はまた、通路548の後の、下側壁512の上の通路549も通過できる。
【0021】
ブレードユニットの後部壁506に関する刈り込みブレード504の刃先536の凹んだ位置は、カートリッジ12及びカミソリ10の取り扱い中に、ユーザの皮膚が切れるのを防止する。剃毛カミソリブレードユニットのハウジングに取り付けた共通の集合体上に、刈り込みブレード及び刈り込みガードを含むことにより、刈り込みブレードに関する刈り込みガードの正確な位置決めが容易になり、正確な刈り込みブレードの接線角度及び長さがもたらされる。
【0022】
図13に関し、もう1つのブレード支持体600は、間隔を空けた部分604を有する櫛形ガード602を含んで、剃毛屑の除去を容易にし、もみ上げ及び他のより長い毛の刈り込みを容易にし、また製造工程におけるガードの成形中に、正確に位置するガード面が容易にもたらされる。ブレード支持体600はまた、すすぎ開口部606も有し、刈り込みブレード504とハウジング20(図9参照)との間に捕捉された毛の除去を可能にする。この実施形態では、ハウジング20とブレードとの間の間隔は、図10に示されるよりも大きく作製されて、切断した毛及び剃毛屑が容易に除去される。
【0023】
図14及び図15に関し、ハンドル14は、主ブレード28と同じ側の凹んだ末端部に、1つの緩やかな湾曲部720を備える。ハンドル14は、2つの部分722、724に分かれて、それらの間に空の領域がもたらされ、湾曲部720の凹んだ側に位置する指パッド726への接近がもたらされる。主ブレード及び指パッド726と同じ側の緩やかな湾曲部720と、分かれたハンドルによってもたらされる、パッド726への接近とにより、ユーザは、もみ上げ、他のほおひげ、又はユーザの皮膚730上の毛を刈り込むとき、図14に示される角728に位置する刈り込みブレード504と並んで、また真下に、親指又は指を配置するのが可能になる。指パッド726は、エラストマー材から作製され、また突出部を有して、良好な係合をもたらす。部分722、724の内側面732、734は、浮き上がって、指パッド726への接近がもたらされる。
【0024】
そのような剃毛カミソリでは、主ガード22、主ブレード28、及び主キャップ24が及ぶ皮膚接触領域は、比較的大きいことがあり得るものの、刈り込みガード528、刈り込みブレード504、及びブレードユニット16の後部の刈り込みキャップ535が及ぶ皮膚接触領域は、実質的により小さいが、それにもかかわらず、そこに隣接する突き出た顔の特徴によって圧迫された皮膚領域を剃毛するために、ブレードユニットを安全に使用することできる。このように、主ガード22と主キャップ24との間で、それら接する平面上で測定される距離は、刈り込みガード528と刈り込みキャップ535との間で、それらに接する平面上で測定される距離よりも長い。ブレードユニット16はまた、すすぎ水の流通のための通路も有して、刈り込みブレード504の下面から石鹸及び剃毛屑を有効に除去するのを可能にするので、刈り込みブレード504の性能は、ブレードの下面上の空間の詰まりによって損なわれない。更にその上、通路は、底面で開放しているので、剃毛屑は、上面から離れて向き、その結果、切断した毛が、主キャップ24のつるつるのストリップ26の面などの、最上部の皮膚接触面に貼り付いて汚すことがない。
【0025】
本発明の他の実施形態は、添付の請求項の範囲にある。例えば、薄板金のブレード支持体及び取り付けたブレードの形体は、他の毛切断の用途で使用でき、ブレード支持体は、ブレードのために正確に配置されたガード及び/又はキャップを画定する。同様に、刈り込みキャップは、剃毛を補助するストリップ、例えば、つるつるのストリップを備えることができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、剃毛カミソリ及び他の毛切断集合体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な数のブレードを有する剃毛カミソリが、特許文献において提案され、市販されているが、それは、例えば、米国特許第5,787,586号に記載され、この特許は、ジレット社(The Gillette Company)により、3枚ブレードマッハIIIカミソリ(the three-bladed Mach III razor)として市販されるタイプのデザインについて、概ね説明している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
剃毛カミソリのブレードの数を増加すると、一般に、カミソリの剃毛効力を増大し、また皮膚上で圧迫力を良好に配分する傾向があるが、抵抗力を増大し、操作性を低減し、また例えば、もみ上げ又は鼻の近くを刈り込む能力を低減する傾向もある。米国特許第6,276,061号は、本明細書に参考として組み込まれるが、刈り込むために、3枚ブレードカミソリの後部に、角度を付けたブレード支持体上に取り付けた特別なブレードを配置することを説明している。この特許は、そのブレードがハウジング上でどのように固定されるかを説明していない。刈り込みブレードは露出しているので、潜在的に、カートリッジを取り扱う人を切る可能性がある。この特許は、ブレードと皮膚との係合を調節するための、刈り込みブレードと関連する皮膚接触面について説明していない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、前面に主ガード、及び後部の上面に主キャップを有するハウジングと、主ガードと主キャップとの間に、1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部の上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁と、後部壁に取り付けられ、後部外面の仮想の延長部の内側で端面を超えて少なくとも部分的に延びる、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードとを含み、後部外面が、刈り込みブレードのための第2のキャップを画定する。
【0005】
他の態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、ハウジングと、主ガードと、主キャップと、1枚以上の主剃毛ブレードと、ハウジングの後部の後部壁と、後部に取り付けた刈り込みブレードと、間隔を空けたガード部分を含む、後部の刈り込み櫛形ガードとを含む。
【0006】
他の態様では、本発明は、概ね、剃毛カミソリブレードユニットを特徴とし、このユニットは、ハウジングと、主ガードと、主キャップと、1枚以上の主剃毛ブレードと、後部に取り付けた刈り込み集合体とを備える。刈り込み集合体は、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、刈り込み刃先に対して予め定められた位置にある刈り込みガードとを含み、刈り込みブレードの長さ及び刈り込みブレードの角度を画定する。
【0007】
他の態様では、本発明は、概ね、(例えば、剃毛カミソリブレードユニットに取り付けられる刈り込みブレード集合体の)毛切断要素を特徴とし、この要素は、切断されて、成形された薄板金から作製したブレード支持体と、ブレード支持体に溶接したブレードとを備え、ブレード支持体は、ブレードのためのガードとブレードのためのキャップとを画定する。
【0008】
本発明の特定の実施形態は、次の特徴の1以上を含んでもよい。刈り込みガードは、刈り込みブレード及び刈り込みガードの後方の領域から延びる屑除去流通路を備えることができる。ブレードユニットは、刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に1又は2以上の皮膚保護構造体を有することができる。実施形態には、後部壁が、前記ハウジングと同じ材料から一体的に成形されることができるものがある。他の実施形態には、後部壁が、ハウジングに取り付けられる別個の構成要素上にあるものがある。ハウジングはプラスチックから作製でき、また後部壁は金属から作製できる。刈り込みブレードは、後部壁の内面に取り付けることができる。刈り込みブレードは、この内面に溶接できる。刈り込みガードは、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードであることができる。刈り込み櫛形ガードは、切断され、成形された薄板金から作製できる。ブレードユニットは、ブレードの後の、ブレードと前記ハウジングとの間に開放領域を有し、このユニットは、開放領域から上向きに延びる屑除去溝を有する。後部壁は、刈り込み刃先が整列される整列面を有することができる。第2のキャップは、剃毛を補助するストリップ、例えば、つるつるのストリップを備えることができる。
【0009】
本発明の実施形態は、次の利点の1以上を含んでもよい。主ガードと主キャップとの間で、それらに接する平面上で測定した距離は、刈り込みガードと刈り込みキャップとの間で、それらに接する平面上で測定した距離よりも長い。刈り込みブレードの刃先は、ブレードユニットの取り扱い中にユーザの皮膚が切れるのを防止するために、ブレードユニットの後部壁に関して凹んでいる。櫛形ガードの間隔を空けた部分により、剃毛屑の除去が容易になり、もみ上げ及び他のより長い毛の刈り込みが容易になり、また正確に位置するガード面が容易にもたらされる。剃毛カミソリブレードユニットのハウジングに取り付けられる共通の集合体上に刈り込みブレード及び刈り込みガードを含むことにより、刈り込みブレードに関する刈り込みガードの正確な位置決めが容易になって、刈り込みブレードの正確な目標角度及び長さがもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】剃毛カミソリの斜視図。
【図2】図1のカミソリのハンドルから分離した取り換え可能カートリッジを示す斜視図。
【図3】主ブレードを取り外した、図1のカミソリのブレードユニットの斜視図。
【図4】図3のブレードユニットの刈り込み集合体の平面図。
【図5】図4の刈り込み集合体の後部立面図。
【図6】図4の刈り込み集合体の底面図。
【図7】図4の刈り込み集合体の前側立面図。
【図8】図3のブレードユニットのハウジングの、図6の8〜8で取った垂直断面図。
【図9】図3のブレードユニットの一部分の、図6の9〜9で取った垂直断面図。
【図10】図3のブレードユニットの一部分の、図6の10〜10で取った垂直断面図。
【図11】ブレードを取り外した図3のブレードユニットの斜視図。
【図12】図3のブレードユニットのハウジングの後部の斜視図。
【図13】刈り込みブレードを取り外した、刈り込み集合体の他の実施形態のブレードキャリア構成要素の斜視図。
【図14】剃毛するために皮膚にあてがわれた図1のカミソリを示している。
【図15】図14に示される配向から90°回転した図1のカミソリを示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の他の利点及び特徴は、特定の実施形態の次の説明及び請求項から明白である。
【0012】
図1及び図2に関し、剃毛カミソリ10は、使い捨てカートリッジ12及びハンドル14を含む。カートリッジ12は、ハンドル14に接続する接続部材18と、旋回可能に接続部材18に接続したブレードユニット16とを備える。ブレードユニット16は、プラスチックのハウジング20と、ハウジング20の前側の主ガード22と、ハウジング20の後部の、つるつるのストリップ26を有するキャップ24と、主ガード22と主キャップ24との間の5枚の細長いブレード28と、クリップ32でハウジング20の後部に取り付けられる刈り込みブレード集合体30とを含み、クリップ32はまた、ハウジング20上のブレード28も保持する。
【0013】
図3に関し、刈り込みブレード集合体30は、ハウジング20の後部に固定され、またブレードキャリア502と、その上に取り付けた刈り込みブレード504とを含む。ブレードキャリア502は、切断し、成形した厚さ0.028cm(0.011インチ)のステンレス鋼の薄板金から作製されて、ハウジング20に取り付けるための構造体をもたらし、刈り込みブレード504を支持し、また刈り込みガード及び刈り込みキャップ面を画定する。
【0014】
図3〜図9に関し、ブレードキャリア502は、後部壁506と、後部壁506の最上部から、2つの末端部で前向きに延びるために曲がった上部つまみ508、510と、後部壁506の底部で後部壁506の長さに沿った、前向きに延びるために曲がった下側壁512と、横方向の2つの側部分514、516とを有し、その側部分の各々は、後部壁506の末端部で各側から前向きに延びるために曲がった横方向のつまみ518と、下側壁512の各末端部から上向きに延びるために曲がった垂直なつまみ520とから作製される。
【0015】
後部壁506の中央部分は、その下側部分で開放され、後部壁506の下部端面526と、下側壁512から上向きに延びる刈り込みガード528との間に位置する間隙522をもたらす。2つの整列面530は、端面526の2つの末端部で、端面526の底部から正確な距離に位置する。刈り込みブレード504は、刈り込みブレード504の刃先536が、整列面530と整列して、13のスポット溶接534によって後部壁506の内面532に溶接される。ユーザの皮膚と接触する、間隙524の周囲の縁部の全てに丸みが付けられて、0.2mmの曲率半径をもたらすので、ユーザがこれら縁部を感じることはない。
【0016】
図3、図5〜図10に関し、間隙522は、刈り込みブレード504の刃先536を露出している。おそらく図9で最良に見られるように、後部壁506及びその下部端面526により、刈り込みブレード504のための刈り込みキャップ535と、ブレード504の刃先536とがもたらされ、また刈り込みブレード504の露出度が画定される。図3及び図10に関し、2つの末端部から間隔を空けて離れた2つの皮膚保護突出部537は、刈り込み刃先536から刈り込みガード528までの接線の、後の空間の中へ伸びて、ユーザの皮膚が、刈り込み刃先536と刈り込みガード528との間の空間の中に膨らみ得る量を制限する。
【0017】
図4及び図6に関し、上部側つまみ508及び510は、上溝538を有し、下側壁512は、刈り込みブレード集合体30をハウジング20に固定するために使用されるクリップ30を受容するための、整列した溝540を有する。図3及び図6に関し、下側壁512はまた、ハウジング20上の突出部544と噛み合うための凹部542も有し、ハウジング20上の適切な位置で集合体30を整列し、保持するのを容易にする。
【0018】
図3、図6、図8、図9、図11、図12に関し、下側壁はまた、ハウジング20内の4つの凹んだ屑除去通路548と整列した4つの屑除去溝546も有し、剃毛中に刃先536の後及び下の領域から剃毛屑を除去するのを可能にする。
【0019】
製造時に、ブレードキャリア506は、薄板金から切断され、成形される。次に、自動化された配置部材で、刃先536を整列面530と整列させて、刈り込みブレード504が、内面532に配置され、次に、刈り込み刃先56が、刈り込みガード528及び刈り込みキャップ534に関する正確な位置で、スポット溶接534で内面532に固定される。次に、刈り込み集合体30をハウジング20の後部の上で前向きに滑らせて、下側壁512上の凹部542をハウジング20上の突出部544と整列させることにより、集合体30は、ハウジング20の後部に配置される。同時に、集合体30がハウジング20の後部で前向きに移動するとき、ハウジング20(図8)上の上部圧縮隆起部552及び下部圧縮隆起部554は、上部つまみ508、510と下側壁512との間で加えられる圧縮によって変形する。次に、集合体30は、クリップ32でハウジング20に固定され、クリップ32は、ブレードキャリア506上の上溝538及び下溝540と、ハウジング20を通る整列した溝550とを通過する。
【0020】
他の方法では剃毛するのが困難な位置の毛を剃毛するとき、使用時に剃毛者は、親指が主ガード22に近い側の指パッド726(図14及び図15)上にあるように、通常把持される位置からハンドル14を180°回転させ、また例えば、もみ上げの付け根のなめらかな境目、口ひげ若しくはあごひげの境目、又は剃毛者の鼻の下として所望される位置で、刈り込みブレード504を、刈り込まれる毛の境目と整列させて、剃毛される皮膚領域に向かってブレードユニットの後部を移動させる。ブレードユニット16は、接続部材18に関して停止位置で静止状態で位置し、故に、ユーザが、ブレードユニット16の後部及び刃先536を皮膚に押し付け、次にそれを皮膚の上で横方向に移動させて毛を刈り込むとき、ブレードユニット16は旋回しない。刈り込み中、刃先536の後方の領域に向かった切断した毛及び他の剃毛屑は、刈り込み中、ハウジング20内の屑除去通路548と、下側壁内の整列した屑除去溝546とを通過して、全領域と、屑除去通路及び溝は、例えば、剃毛行程又は刈り込む行程の中で、水中ですすぐ間に容易にきれいになる。切断した毛及び剃毛屑はまた、通路548の後の、下側壁512の上の通路549も通過できる。
【0021】
ブレードユニットの後部壁506に関する刈り込みブレード504の刃先536の凹んだ位置は、カートリッジ12及びカミソリ10の取り扱い中に、ユーザの皮膚が切れるのを防止する。剃毛カミソリブレードユニットのハウジングに取り付けた共通の集合体上に、刈り込みブレード及び刈り込みガードを含むことにより、刈り込みブレードに関する刈り込みガードの正確な位置決めが容易になり、正確な刈り込みブレードの接線角度及び長さがもたらされる。
【0022】
図13に関し、もう1つのブレード支持体600は、間隔を空けた部分604を有する櫛形ガード602を含んで、剃毛屑の除去を容易にし、もみ上げ及び他のより長い毛の刈り込みを容易にし、また製造工程におけるガードの成形中に、正確に位置するガード面が容易にもたらされる。ブレード支持体600はまた、すすぎ開口部606も有し、刈り込みブレード504とハウジング20(図9参照)との間に捕捉された毛の除去を可能にする。この実施形態では、ハウジング20とブレードとの間の間隔は、図10に示されるよりも大きく作製されて、切断した毛及び剃毛屑が容易に除去される。
【0023】
図14及び図15に関し、ハンドル14は、主ブレード28と同じ側の凹んだ末端部に、1つの緩やかな湾曲部720を備える。ハンドル14は、2つの部分722、724に分かれて、それらの間に空の領域がもたらされ、湾曲部720の凹んだ側に位置する指パッド726への接近がもたらされる。主ブレード及び指パッド726と同じ側の緩やかな湾曲部720と、分かれたハンドルによってもたらされる、パッド726への接近とにより、ユーザは、もみ上げ、他のほおひげ、又はユーザの皮膚730上の毛を刈り込むとき、図14に示される角728に位置する刈り込みブレード504と並んで、また真下に、親指又は指を配置するのが可能になる。指パッド726は、エラストマー材から作製され、また突出部を有して、良好な係合をもたらす。部分722、724の内側面732、734は、浮き上がって、指パッド726への接近がもたらされる。
【0024】
そのような剃毛カミソリでは、主ガード22、主ブレード28、及び主キャップ24が及ぶ皮膚接触領域は、比較的大きいことがあり得るものの、刈り込みガード528、刈り込みブレード504、及びブレードユニット16の後部の刈り込みキャップ535が及ぶ皮膚接触領域は、実質的により小さいが、それにもかかわらず、そこに隣接する突き出た顔の特徴によって圧迫された皮膚領域を剃毛するために、ブレードユニットを安全に使用することできる。このように、主ガード22と主キャップ24との間で、それら接する平面上で測定される距離は、刈り込みガード528と刈り込みキャップ535との間で、それらに接する平面上で測定される距離よりも長い。ブレードユニット16はまた、すすぎ水の流通のための通路も有して、刈り込みブレード504の下面から石鹸及び剃毛屑を有効に除去するのを可能にするので、刈り込みブレード504の性能は、ブレードの下面上の空間の詰まりによって損なわれない。更にその上、通路は、底面で開放しているので、剃毛屑は、上面から離れて向き、その結果、切断した毛が、主キャップ24のつるつるのストリップ26の面などの、最上部の皮膚接触面に貼り付いて汚すことがない。
【0025】
本発明の他の実施形態は、添付の請求項の範囲にある。例えば、薄板金のブレード支持体及び取り付けたブレードの形体は、他の毛切断の用途で使用でき、ブレード支持体は、ブレードのために正確に配置されたガード及び/又はキャップを画定する。同様に、刈り込みキャップは、剃毛を補助するストリップ、例えば、つるつるのストリップを備えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部の前記上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁を有するハウジングと、
前記後部壁に取り付けられ、前記後部外面の仮想の延長部の内側で前記端面を少なくとも部分的に超えて延びる刈り込み刃先を有する刈り込みブレードであって、前記後部外面が、前記刈り込みブレードのための刈り込みキャップを画定するような刈り込みブレードと、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項2】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部に後部壁を有するハウジングと、
前記ハウジングの後部に取り付けられ、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、
間隔を空けたガード部分を含む、前記ハウジングの前記後部にある刈り込み櫛形ガードと、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項3】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有するハウジングと、
前記ハウジングの後部に取り付けられた刈り込み集合体であって、前記集合体が、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、刈り込みブレードの長さ及び刈り込みブレードの角度を画定するよう前記刈り込み刃先に対して予め定められた位置にある刈り込みガードとを有するような集合体と、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項4】
切断されて成形された薄板金から作製したブレード支持体と、
前記ブレード支持体に溶接したブレードと、
を備え、
前記ブレード支持体が、前記ブレードのためのガード又は前記ブレードのためのキャップを画定する、毛切断要素。
【請求項5】
前記ハウジングの前記後部において刈り込みガードを更に備え、前記刈り込みガードが、前記後部外面の前記仮想の延長部の内側に位置する、請求項1に記載のユニット。
【請求項6】
前記ハウジングが底部を有し、前記刈り込みガードが、前記刈り込みキャップから前記刈り込みガードまで延びる仮想面の後方の領域から、前記ハウジングの底部まで延びる屑除去流通路を含む、請求項5に記載のユニット。
【請求項7】
前記刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に1以上の皮膚保護構造体を更に備えた、請求項1又は3に記載のユニット。
【請求項8】
前記刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に2以上の皮膚保護構造体を更に備えた、請求項1又は3に記載のユニット。
【請求項9】
前記後部壁が、前記ハウジングと同じ材料から一体的に成形される、請求項1に記載のユニット。
【請求項10】
前記後部壁が、前記ハウジングに取り付けられた別個の構成要素上にある、請求項1に記載のユニット。
【請求項11】
前記ハウジングがプラスチックから作製され、また前記後部壁が金属から作製される、請求項10に記載のユニット。
【請求項12】
前記後部壁が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に取り付けられる、請求項1に記載のユニット。
【請求項13】
前記ブレードが前記内面に溶接される、請求項12に記載のユニット。
【請求項14】
前記刈り込みガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項3に記載のユニット。
【請求項15】
前記刈り込みガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項5に記載のユニット。
【請求項16】
請前記刈り込み櫛形ガードが、切断されて成形された薄板金から作製される、請求項2、14、又は15に記載のユニット。
【請求項17】
前記ユニットが、前記ブレードの後方の、前記ブレードと前記ハウジングとの間の開放領域を有し、また前記ユニットが、前記開放領域から上向きに延びる屑除去溝を有する、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項18】
前記集合体が、前記刈り込みキャップをもたらす刈り込みブレード支持体を含み、前記ハウジングがプラスチックから作製され、また前記ブレード支持体が金属から作製される、請求項2に記載のユニット。
【請求項19】
前記刈り込みブレード支持体が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に取り付けられる、請求項18に記載のユニット。
【請求項20】
前記ブレードが前記内面に溶接される、請求項19に記載のユニット。
【請求項21】
ブレ−ド支持体が、前記ブレードのためのガード及びキャップの両方を画定する、請求項4に記載の毛切断要素。
【請求項22】
前記ブレード支持体が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に溶接される、請求項21に記載の毛切断要素。
【請求項23】
前記ガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項22に記載の毛切断要素。
【請求項24】
前記後部壁が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項12に記載のユニット。
【請求項25】
前記ブレード支持体が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項19に記載のユニット。
【請求項26】
前記ブレード支持体が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項22に記載の要素。
【請求項27】
前記刈り込みキャップが、剃毛補助を付与するストリップを含む、請求項1に記載のユニット。
【請求項28】
前記ハウジングの前記後部が、剃毛の補助を付与するストリップを含む刈り込みキャップを有する、請求項2又は3に記載のユニット。
【請求項29】
前記主剃毛ブレードが3枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項30】
前記主剃毛ブレードが4枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項31】
前記主剃毛ブレードが5枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項32】
前記主ガードと前記主キャップとの間で、それらに接する主平面上で測定される主距離が、前記刈り込みガードと前記刈り込みキャップとの間で、それらに接する刈り込み平面上で測定される距離よりも長い、請求項5又は6に記載の要素。
【請求項33】
前記刈り込み集合体が刈り込みキャップを含み、また前記主ガードと前記主キャップとの間で、それらに接する主平面上で測定される主距離が、前記刈り込みガードと前記刈り込みキャップとの間で、それらに接する刈り込み平面上で測定される距離よりも長い、請求項3に記載のユニット。
【請求項34】
前記ハウジングが底部を有し、前記刈り込みガードが、前記刈り込みキャップから前記刈り込みガードまで延びる仮想面の後方の領域から、前記ハウジングの前記底部まで延びる屑除去流通路を含む、請求項33に記載のユニット。
【請求項1】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部の前記上面から端面まで下向きに延びる後部外面を含む後部壁を有するハウジングと、
前記後部壁に取り付けられ、前記後部外面の仮想の延長部の内側で前記端面を少なくとも部分的に超えて延びる刈り込み刃先を有する刈り込みブレードであって、前記後部外面が、前記刈り込みブレードのための刈り込みキャップを画定するような刈り込みブレードと、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項2】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有し、後部に後部壁を有するハウジングと、
前記ハウジングの後部に取り付けられ、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、
間隔を空けたガード部分を含む、前記ハウジングの前記後部にある刈り込み櫛形ガードと、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項3】
前面に主ガードを有し、後部の上面に主キャップを有し、前記主ガードと前記主キャップとの間に1枚以上の主剃毛ブレードを有するハウジングと、
前記ハウジングの後部に取り付けられた刈り込み集合体であって、前記集合体が、刈り込み刃先を有する刈り込みブレードと、刈り込みブレードの長さ及び刈り込みブレードの角度を画定するよう前記刈り込み刃先に対して予め定められた位置にある刈り込みガードとを有するような集合体と、
を備えた、剃毛カミソリブレードユニット。
【請求項4】
切断されて成形された薄板金から作製したブレード支持体と、
前記ブレード支持体に溶接したブレードと、
を備え、
前記ブレード支持体が、前記ブレードのためのガード又は前記ブレードのためのキャップを画定する、毛切断要素。
【請求項5】
前記ハウジングの前記後部において刈り込みガードを更に備え、前記刈り込みガードが、前記後部外面の前記仮想の延長部の内側に位置する、請求項1に記載のユニット。
【請求項6】
前記ハウジングが底部を有し、前記刈り込みガードが、前記刈り込みキャップから前記刈り込みガードまで延びる仮想面の後方の領域から、前記ハウジングの底部まで延びる屑除去流通路を含む、請求項5に記載のユニット。
【請求項7】
前記刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に1以上の皮膚保護構造体を更に備えた、請求項1又は3に記載のユニット。
【請求項8】
前記刈り込みガードと前記刈り込み刃先との間に2以上の皮膚保護構造体を更に備えた、請求項1又は3に記載のユニット。
【請求項9】
前記後部壁が、前記ハウジングと同じ材料から一体的に成形される、請求項1に記載のユニット。
【請求項10】
前記後部壁が、前記ハウジングに取り付けられた別個の構成要素上にある、請求項1に記載のユニット。
【請求項11】
前記ハウジングがプラスチックから作製され、また前記後部壁が金属から作製される、請求項10に記載のユニット。
【請求項12】
前記後部壁が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に取り付けられる、請求項1に記載のユニット。
【請求項13】
前記ブレードが前記内面に溶接される、請求項12に記載のユニット。
【請求項14】
前記刈り込みガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項3に記載のユニット。
【請求項15】
前記刈り込みガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項5に記載のユニット。
【請求項16】
請前記刈り込み櫛形ガードが、切断されて成形された薄板金から作製される、請求項2、14、又は15に記載のユニット。
【請求項17】
前記ユニットが、前記ブレードの後方の、前記ブレードと前記ハウジングとの間の開放領域を有し、また前記ユニットが、前記開放領域から上向きに延びる屑除去溝を有する、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項18】
前記集合体が、前記刈り込みキャップをもたらす刈り込みブレード支持体を含み、前記ハウジングがプラスチックから作製され、また前記ブレード支持体が金属から作製される、請求項2に記載のユニット。
【請求項19】
前記刈り込みブレード支持体が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に取り付けられる、請求項18に記載のユニット。
【請求項20】
前記ブレードが前記内面に溶接される、請求項19に記載のユニット。
【請求項21】
ブレ−ド支持体が、前記ブレードのためのガード及びキャップの両方を画定する、請求項4に記載の毛切断要素。
【請求項22】
前記ブレード支持体が内面を有し、また前記刈り込みブレードが前記内面に溶接される、請求項21に記載の毛切断要素。
【請求項23】
前記ガードが、間隔を空けたガード部分を含む刈り込み櫛形ガードである、請求項22に記載の毛切断要素。
【請求項24】
前記後部壁が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項12に記載のユニット。
【請求項25】
前記ブレード支持体が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項19に記載のユニット。
【請求項26】
前記ブレード支持体が整列面を有し、その面で前記刃先が整列される、請求項22に記載の要素。
【請求項27】
前記刈り込みキャップが、剃毛補助を付与するストリップを含む、請求項1に記載のユニット。
【請求項28】
前記ハウジングの前記後部が、剃毛の補助を付与するストリップを含む刈り込みキャップを有する、請求項2又は3に記載のユニット。
【請求項29】
前記主剃毛ブレードが3枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項30】
前記主剃毛ブレードが4枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項31】
前記主剃毛ブレードが5枚以上である、請求項1〜3のいずれかに記載のユニット。
【請求項32】
前記主ガードと前記主キャップとの間で、それらに接する主平面上で測定される主距離が、前記刈り込みガードと前記刈り込みキャップとの間で、それらに接する刈り込み平面上で測定される距離よりも長い、請求項5又は6に記載の要素。
【請求項33】
前記刈り込み集合体が刈り込みキャップを含み、また前記主ガードと前記主キャップとの間で、それらに接する主平面上で測定される主距離が、前記刈り込みガードと前記刈り込みキャップとの間で、それらに接する刈り込み平面上で測定される距離よりも長い、請求項3に記載のユニット。
【請求項34】
前記ハウジングが底部を有し、前記刈り込みガードが、前記刈り込みキャップから前記刈り込みガードまで延びる仮想面の後方の領域から、前記ハウジングの前記底部まで延びる屑除去流通路を含む、請求項33に記載のユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2011−104392(P2011−104392A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−14474(P2011−14474)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【分割の表示】特願2007−502878(P2007−502878)の分割
【原出願日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(593093249)ザ ジレット カンパニー (349)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【分割の表示】特願2007−502878(P2007−502878)の分割
【原出願日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(593093249)ザ ジレット カンパニー (349)
[ Back to top ]