説明

前立腺癌の治療及び診断のための組成物及び方法

【課題】癌、特に前立腺癌の治療及び診断のための組成物及び方法を提供する。
【解決手段】1又は複数の前立腺特異的ポリペプチド、その免疫原性部分、そのようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、そのようなポリペプチドを発現する抗原提示細胞、及びそのようなポリペプチドを発現する細胞に特異的なT細胞、を含む組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027で提供される配列;
(b)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027提供される配列の相補体;
(c)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027で提供される配列の少なくとも20の連続した残基から成る配列;
(d)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027で提供される配列に対して、高い緊縮条件下でハイブリダイズする配列;
(e)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027の配列に対して少なくとも75%の同一性を有する配列;
(f)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027の配列に対して少なくとも90%の同一性を有する配列; 及び
(g)配列番号: 944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027で提供される配列の縮重変異体;
から成る群から選択された配列を含んで成る単離されたポリヌクレオチド。
【請求項2】
(a)請求項1記載のポリヌクレオチドによりコードされる配列;
(b)請求項1記載のポリヌクレオチドによりコードされる配列に対して少なくとも70%の同一性を有する配列;
(c)請求項1記載のポリヌクレオチドによりコードされる配列に対して少なくとも90%の同一性を有する配列;
(d)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033で提供される配列;
(e)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033の配列に対して少なくとも70%の同一性を有する配列;
(f)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033の配列に対して少なくとも90%の同一性を有する配列;
(g)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033で提供される配列の少なくとも5の連続したアミノ酸から成る配列;
(h)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033で提供される配列の少なくとも10の連続したアミノ酸から成る配列;及び
(i)配列番号: 946-947, 949-966, 968, 977-990, 992, 1003, 1005, 1008-1009, 1011-1012, 1020, 1022, 1028-1029, 及び1030-1033で提供される配列の少なくとも20の連続したアミノ酸から成る配列から成る群から選択されたアミノ酸配列を含んで成る単離されたポリペプチド。
【請求項3】
発現制御配列に操作可能的に連結される請求項1記載のポリヌクレオチドを含んで成る発現ベクター。
【請求項4】
請求項3記載の発現ベクターにより形質転換されるか又はトランスフェクトされた宿主細胞。
【請求項5】
請求項2記載のポリペプチドに対して特異的に結合する単離された抗体、又はその抗原−結合フラグメント。
【請求項6】
患者における癌の存在を検出するための方法であって、(a)前記患者から生物学的サンプルを獲得し:
(b)前記生物学的サンプルと、請求項2記載のポリペプチドに結合する結合剤とを接触せしめ;
(c)前記結合剤に結合するポリペプチドの量を、前記サンプルにおいて検出し;そして
(d)前記ポリペプチドの量を、前もって決定されたカット−オフ値に比較し、そしてそれから、患者における癌の存在を決定する段階を含んで成る方法。
【請求項7】
請求項2記載の少なくとも1つのポリペプチドを含んで成る融合タンパク質。
【請求項8】
配列番号:944-945, 948, 967, 969-976, 991, 993-1002, 1004, 1006-1007, 1010, 1013-1019, 1021, 1023-1027で表される配列に対して、高い緊縮条件下でハイブリダイズするオリゴヌクレオチド。
【請求項9】
腫瘍タンパク質に対して特異的なT細胞を刺激し、そして/又は拡張するための方法であって、
(a)請求項2記載のポリペプチド;
(b)請求項1記載のポリヌクレオチド;及び
(c)請求項1記載のポリヌクレオチドを発現する抗原−提供細胞から成る群から選択された少なくとも1つの成分とT細胞とを、T細胞の刺激及び/又は拡張を可能にするのに十分な条件下で及び十分な時間、接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項10】
請求項9記載の方法に従って調製されたT細胞を含んで成る単離されたT細胞集団。
【請求項11】
生理学的に許容できるキャリヤー及び免疫刺激剤から成る群から選択された第1成分、及び
(a)請求項2記載のポリペプチド;
(b)請求項1記載のポリヌクレオチド;
(c)請求項5記載の抗体;
(d)請求項7記載の融合タンパク質;
(e)請求項10記載のT細胞集団;及び
(f)請求項2記載のポリペプチドを発現する抗原提供細胞から成る群から選択された第2成分を含んで成る組成物。
【請求項12】
患者における免疫応答を刺激するための方法であって、請求項11記載の組成物を、前記患者に投与することを含んで成る方法。
【請求項13】
患者における前立腺癌の処理方法であって、請求項11記載の組成物を、前記患者に投与することを含んで成る方法。
【請求項14】
患者における癌の存在を決定するための方法であって、
(a)前記患者から生物学的サンプルを獲得し;
(b)前記生物学的サンプルと、請求項8記載のオリゴヌクレオチドとを接触せしめ;
(c)前記オリゴヌクレオチドに対してハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を、前記サンプルにおいて検出し;そして
(d)前記オリゴヌクレオチドに対してハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を、前もって決定されたカットオフ値に比較し、そしてそれから、前記患者における癌の存在を決定する段階を含んで成る方法。
【請求項15】
請求項8記載の少なくとも1つのオリゴヌクレオチドを含んで成る診断用キット。
【請求項16】
請求項5記載の少なくとも1つの抗体、及び受容体グループを含んで成る検出試薬を含んで成る診断用キット。
【請求項17】
患者における前立腺癌を処置するための方法であって、
(a)(i)請求項2記載のポリペプチド;(ii)請求項1記載のポリヌクレオチド;及び(iii)請求項2記載のポリペプチドを発現する抗原提供細胞から成る群から選択された少なくとも1つの成分と共に、患者から単離されたCD4+及び/又はCD8+ T細胞を、T細胞が増殖するようインキュベートし;
(b)有効量の前記増殖されたT細胞を、前記患者に投与し、そして、それにより、患者における癌の進行を阻害する段階を含んで成る方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−271978(P2008−271978A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−126447(P2008−126447)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【分割の表示】特願2002−586886(P2002−586886)の分割
【原出願日】平成14年5月9日(2002.5.9)
【出願人】(397069329)コリクサ コーポレイション (38)
【Fターム(参考)】