説明

加入者データ管理方法及び呼制御システム

【課題】加入者データ管理装置の負荷集中を防止すると共に、ユーザ端末への応答時間を短縮すること。
【解決手段】加入者データ管理装置500で原本として保持されている加入者データを、その原本に対する複製のキャッシュデータとして呼制御サーバ300で保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼制御システムにおける加入者データの管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電話網において、加入者にサービスを提供するために必要となる加入者の情報(以下、加入者データ)は、その加入者の電話端末を収容している加入者交換機により保持される。
【0003】
このため、加入者データの更新履歴やバックアップデータをも加入者交換機で保持する必要があることから、加入者交換機に障害が発生した際の復旧処理が煩雑になるという課題がある。
【0004】
具体的な復旧処理は障害発生要因により異なり、障害発生要因としては、図15(a)のハードウェア故障時、同図(b)の激甚災害罹災時、同図(c)のネットワーク障害時が挙げられる。
【0005】
例えば、ハードウェア故障が発生した場合には、保守者による交換作業を行う。ハードウェア障害によるサービス中断に備えるためには、夜間であっても保守者対応による現地でのハードウェア交換作業が必要となることから、保守上の負担が大きい。激甚災害が発生した場合には、予備の加入者交換機に代替してサービスを提供する。ネットワーク障害が発生した場合には、ネットワークの復旧を待つか、激甚災害罹災時と同様の手順で復旧する事が必要となる。
【0006】
一方、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定される呼制御システムによれば、HSS(Home Subscriber Server)と呼ばれる加入者データ管理データベース(以下、加入者データ管理装置)により加入者データが集中管理される(非特許文献1参照)。
【0007】
従来の加入者交換機の機能を実現するサーバ装置(以下、呼制御サーバ)とは異なる装置により加入者データが保持されることから、障害が発生した装置単位で復旧処理を行うことで足り、従来の電話網における上記課題はある程度解消される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】3GPP、「3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; IP Multimedia (IM) Subsystem Cx and Dx interfaces; Signalling flows and message contents (Release 9)」、3GPP TS 29.228、V9.3.0、2010年9月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、複数のユーザ端末から一斉に呼接続要求が生起されると、その要求を受けた呼制御サーバから加入者データ管理装置への加入者データ問い合わせが集中し、それにより加入者データ管理装置の負荷が高くなるため、その対策のための設備投資コストが増大するという課題や、ユーザ端末への応答時間が長くなることから、サービスの低下を招くという課題があった。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置の負荷集中を防止すると共に、ユーザ端末への応答時間を短縮することを第1の課題とし、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することを第2の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1記載の加入者データ管理方法は、転送系装置を介して加入者のユーザ端末から送信された呼を制御する呼制御サーバと、前記加入者に関する加入者データを管理する加入者データ管理装置とで行う加入者データ管理方法において、前記加入者データ管理装置により、保守運用装置に投入された第1加入者データと、前記ユーザ端末から通知された第2加入者データとで構成される加入者データを受信するステップと、受信した前記加入者データを原本として記憶手段に記憶させるステップと、を有し、前記呼制御サーバにより、前記加入者データを受信するステップと、受信した前記加入者データを前記原本に対する複製のキャッシュデータとして記憶手段に記憶させるステップと、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、呼制御サーバにより、加入者データ管理装置で原本として保持されている加入者データが当該原本に対する複製のキャッシュデータとして保持されるため、呼接続要求時に加入者データ管理装置への問い合わせが不要となることから、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置の負荷集中を防止することができ、ユーザ端末への応答時間を短縮することができる。
【0013】
請求項2記載の加入者データ管理方法は、請求項1記載の加入者データ管理方法において、前記呼制御サーバにより、前記複製のキャッシュデータが消失した場合に、当該呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを前記加入者データ管理装置から取得するステップを更に有することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、呼制御サーバにより、複製のキャッシュデータが消失した場合に、その呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを加入者データ管理装置から取得するため、原本としての加入者データを利用して復旧できることから、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0015】
請求項3記載の加入者データ管理方法は、請求項1又は2記載の加入者データ管理方法において、前記加入者データ管理装置により、前記転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに前記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除するステップを更に有することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、加入者データ管理装置により、転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに上記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除するため、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0017】
請求項4記載の加入者データ管理方法は、請求項3記載の加入者データ管理方法において、前記原本は、前記加入者データと当該加入者データを通知したユーザ端末を収容している転送系装置とが対応付けられた加入者データであって、前記加入者データ管理装置により、前記ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、当該加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに前記変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除するステップを更に有することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、加入者データ管理装置により、ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除するため、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0019】
請求項5記載の加入者データ管理方法は、請求項2乃至4のいずれかに記載の加入者データ管理方法において、前記呼制御サーバにおいて加入者データが記憶手段に設定される際に、呼制御要求を発生させたユーザ端末に係る加入者データを優先させることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、呼制御サーバにおいて加入者データが記憶手段に設定される際に、呼制御要求を発生させたユーザ端末に係る加入者データを優先させるため、通信を利用しようとする加入者が通信を利用できない時間を短縮することができる。
【0021】
請求項6記載の呼制御システムは、転送系装置を介して加入者のユーザ端末から送信された呼を制御する呼制御サーバと、前記加入者に関する加入者データを管理する加入者データ管理装置とを備えた呼制御システムにおいて、前記加入者データ管理装置は、保守運用装置に投入された第1加入者データと、前記ユーザ端末から通知された第2加入者データとで構成される加入者データを受信する手段と、受信した前記加入者データを原本として記憶手段に記憶させる手段と、前記転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに前記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除する手段と、前記原本は、前記加入者データと当該加入者データを通知したユーザ端末を収容している転送系装置とが対応付けられた加入者データであって、前記ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、当該加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに前記変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除する手段と、を有し、前記呼制御サーバは、前記加入者データを受信する手段と、受信した前記加入者データを前記原本に対する複製のキャッシュデータとして記憶手段に記憶させる手段と、前記複製のキャッシュデータが消失した場合に、当該呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを前記加入者データ管理装置から取得する手段と、を有することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、呼制御サーバにより、加入者データ管理装置で原本として保持されている加入者データが当該原本に対する複製のキャッシュデータとして保持されるため、呼接続要求時に加入者データ管理装置への問い合わせが不要となることから、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置の負荷集中を防止することができ、ユーザ端末への応答時間を短縮することができる。
【0023】
本発明によれば、呼制御サーバにより、複製のキャッシュデータが消失した場合に、その呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを加入者データ管理装置から取得するため、原本としての加入者データを利用して復旧できることから、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0024】
本発明によれば、加入者データ管理装置により、転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに上記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除するため、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0025】
本発明によれば、加入者データ管理装置により、ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除するため、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置の負荷集中を防止することができ、ユーザ端末への応答時間を短縮することができる。また、呼制御サーバの障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】呼制御システムの全体構成を示す図である。
【図2】収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を定めた対応表と加入者データ(原本)との例を示す図である。
【図3】加入者データ(複製)の例を示す図である。
【図4】動作例1の動作シーケンスを示す図である。
【図5】動作例2の動作シーケンスを示す図である。
【図6】動作例3の動作シーケンスを示す図である。
【図7】動作例4における呼制御システムの全体構成を示す図である。
【図8】動作例4における対応表と加入者データ(原本)との例を示す図である。
【図9】動作例4の動作シーケンスを示す図である。
【図10】動作例5における呼制御システムの全体構成を示す図である。
【図11】動作例5における対応表と加入者データ(原本)との例を示す図である。
【図12】動作例5の動作シーケンスを示す図である。
【図13】動作例6における優先処理の概念を説明する図である。
【図14】動作例6の動作シーケンスを示す図である。
【図15】障害発生要因例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。但し、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能であり、本実施の形態の記載内容に限定して解釈すべきではない。
【0029】
最初に、本実施の形態に係る呼制御システムの構成について説明する。図1は、呼制御システムの全体構成を示す図である。
【0030】
本呼制御システム1は、加入者のユーザ端末900を収容する転送系装置100と、転送系装置100を介してユーザ端末900から送信された呼を制御する呼制御サーバ300と、加入者に関する加入者データを管理する加入者データ管理装置500と、呼制御サーバ300や加入者データ管理装置500を保守運用する際に利用される保守運用装置700とで主に構成されている。
【0031】
加入者データ管理装置500は、保守運用装置700と呼制御サーバ300とにそれぞれ相互通信可能に接続されている。また、転送系装置100は、呼制御サーバ300に相互通信可能に接続されており、複数のユーザ端末900を収容可能なエッジルータ等により実現可能される。
【0032】
加入者データ管理装置500は、加入者データ原本記憶部51と、加入者データバックアップ記憶部52と、加入者データ送受信部53と、保守運用装置インタフェース54と、呼制御サーバインタフェース55とを具備している。以下、それら各部の機能について詳述する。
【0033】
加入者データ原本記憶部51は、図2(a)に示すように、加入者データ管理装置500が収容している呼制御サーバ(同図(a)において収容呼制御サーバ)300と、その呼制御サーバ300が収容している転送系装置(同図(a)において収容転送系装置)100との対応関係を示す対応表を記憶する機能を有している。
【0034】
また、同図(b)に示すように、加入者を識別する加入者識別子と、その加入者識別子を有するユーザ端末900を収容している転送系装置(同図(b)において収容転送系装置)100と、その加入者に関する加入者データ(例えば、契約データ、カスタムデータ、連携データ等)とを対応付けた加入者データの原本を記憶する機能を有している。
【0035】
契約データは、ユーザ端末900の新設や契約内容の変更時に、保守者から保守運用装置700を介して投入されるデータである。カスタムデータは、ユーザの操作により投入されるデータである。連携データは、MACアドレスやレジスタ情報のように、ユーザ端末900から通知されるデータである。契約データと、カスタムデータと、連携データとの全ては、加入者識別子に紐づけられたユーザ端末毎の情報である。
【0036】
加入者データバックアップ記憶部52は、加入者データ原本記憶部51で記憶される加入者データの原本のバックアップや更新履歴を記憶する機能を有している。
【0037】
加入者データ送受信部53は、保守運用装置700から保守運用装置インタフェース54を介して、又は、呼制御サーバ300から呼制御サーバインタフェース55を介して受信した加入者データを加入者データ原本記憶部51に蓄積する機能や、加入者データ原本記憶部51から取得した加入者データを、呼制御サーバインタフェース55を介して呼制御サーバ300に送信する機能を有している。
【0038】
呼制御サーバ300は、加入者データキャッシュ管理部31と、加入者データキャッシュ送受信部32と、加入者データ管理装置インタフェース33と、転送系装置インタフェース34とを具備している。以下、それら各部の機能について詳述する。
【0039】
加入者データキャッシュ管理部31は、図3に示すように、加入者データ管理装置500から受信した加入者データの原本の複製をキャッシュデータとして記憶する機能を有している。
【0040】
加入者データキャッシュ送受信部32は、加入者データ管理装置500から加入者データ管理装置インタフェース33を介して受信した加入者データを、加入者データキャッシュ管理部31に蓄積する機能や、転送系装置100から転送系装置インタフェース34を介して受信した加入者データを、加入者データ管理装置インタフェース33を介して加入者データ管理装置500に送信する機能を有している。
【0041】
なお、加入者データ管理装置500及び呼制御サーバ300は、メモリ等の記憶手段や、CPU等の制御手段により実現される。特に、加入者データキャッシュ管理部31は、加入者データ原本記憶部51や加入者データバックアップ記憶部52よりも高速にデータの書き込み・読み出しが可能な記憶手段であることが望ましい。
【0042】
次に、このような構成を有する呼制御システムで行う加入者データ管理方法について説明する。
【0043】
〔動作例1〕
動作例1では、保守運用装置700に投入された契約データやカスタムデータに係る加入者データを登録する動作について説明する。図4は、動作例1の動作シーケンスを示す図である。
【0044】
最初に、保守運用装置700により、保守者によって投入された上記加入者データが、加入者データ管理装置500に通知される(ステップS11)。
【0045】
次に、加入者データ管理装置500により、ステップS11で通知された加入者データが、加入者データ原本記憶部51の所定の位置に原本として蓄積される(ステップS12)。
【0046】
次に、加入者データ管理装置500により、保守運用装置700から通知された加入者データが、即時に、その加入者データに係るユーザ端末900を収容する転送系装置100を収容する呼制御サーバ300に対して、収容転送系装置を特定する情報と共に通知される(ステップS13)。
【0047】
なお、通知する加入者データは、保守運用装置700から通知された変更分のみの差分データでもよいし、全加入者データでもよい。また、呼制御サーバ300への加入者データの通知は、一定周期毎に行ってもよい。
【0048】
最後に、呼制御サーバ300により、加入者データ管理装置500から通知された加入者データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置に複製のキャッシュデータとして蓄積される(ステップS14)。
【0049】
以上より、動作例1によれば、加入者データ管理装置500により、契約データやカスタムデータに係る加入者データが原本として蓄積され、呼制御サーバ300により、その加入者データが原本に対する複製のキャッシュデータとして蓄積されるので、呼接続要求時に加入者データ管理装置500への問い合わせが不要となることから、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置500の負荷集中を防止することができ、ユーザ端末900への応答時間を短縮することができる。
【0050】
〔動作例2〕
動作例2では、ユーザ端末の新設等によりユーザ端末900から送信されたユーザ信号を、呼制御サーバ300が受信したことを契機に生成される連携データに係る加入者データを登録する動作について説明する。図5は、動作例2の動作シーケンスを示す図である。
【0051】
最初に、ユーザ端末900により、転送系装置100を介して、収容するユーザ端末の新設や変更等による当該ユーザ端末900に係るデータ(例えば、端末のMACアドレスや閉塞状態)が、ユーザ信号により呼制御サーバ300に通知される(ステップS21)。
【0052】
次に、呼制御サーバ300により、ユーザ端末900から通知されたユーザ信号を元に、そのユーザ端末900に係る加入者データに含まれる連携データが生成される(ステップS22)。
【0053】
次に、呼制御サーバ300により、ステップS22で生成した連携データを含む加入者データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、一定周期毎に、加入者データ管理装置500に通知される(ステップS23)。
【0054】
なお、加入者データ管理装置500への通知は、ステップS22の後、即時に行ってもよい。
【0055】
次に、加入者データ管理装置500により、ステップS23で通知された加入者データと収容転送系装置を特定する情報とが、加入者データ原本記憶部51の所定の位置に原本として蓄積される(ステップS24)。
【0056】
次に、加入者データ管理装置500により、ステップS23で通知された加入者データを加入者データ原本記憶部51に蓄積したことの応答が、呼制御サーバ300に対して通知される(ステップS25)。
【0057】
最後に、呼制御サーバ300により、ステップS22で生成した連携データを含む加入者データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置に複製のキャッシュデータとして蓄積される(ステップS26)。
【0058】
以上より、動作例2によれば、加入者データ管理装置500により、連携データを含む加入者データが原本として蓄積され、呼制御サーバ300により、その加入者データが原本に対する複製のキャッシュデータとして蓄積されるので、呼接続要求時に加入者データ管理装置500への問い合わせが不要となることから、呼接続要求が一斉に生起された場合であっても、加入者データ管理装置500の負荷集中を防止することができ、ユーザ端末900への応答時間を短縮することができる。
【0059】
〔動作例3〕
動作例3では、呼制御サーバ300に障害が発生し、加入者データキャッシュ管理部31で記憶しているキャッシュデータが消失した際の復旧動作について説明する。図6は、動作例3の動作シーケンスを示す図である。
【0060】
最初に、呼制御サーバ300により、障害の発生後、再開処理を実行することにより復旧が開始される(ステップS31)。
【0061】
次に、呼制御サーバ300により、加入者データ管理装置500に対して、全ての加入者データ又は障害発生時刻以降に更新された加入者データの差分データの取得が要求される(ステップS32)。
【0062】
次に、加入者データ管理装置500により、その呼制御サーバ300が収容している転送系装置100に係る全ての加入者データ又は障害発生時刻以降に更新された加入者データの差分データが、加入者データ原本記憶部51及び加入者データバックアップ記憶部52から取得される(ステップS33)。具体的には、原本として記憶されている加入者データの複製データが取得される。
【0063】
次に、加入者データ管理装置500により、ステップS33で取得した全ての加入者データ又は障害発生時刻以降に更新された加入者データの差分データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、呼制御サーバ300に通知される(ステップS34)。
【0064】
最後に、呼制御サーバ300により、加入者データ管理装置500から取得した全ての加入者データ又は障害発生時刻以降に更新された加入者データの差分データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置に蓄積される(ステップS35)。
【0065】
なお、ステップS32において、呼制御サーバ300は、加入者データ管理装置500に対して、全ての加入者データと更新履歴の取得を要求し、ステップS33において、加入者データ管理装置500は、その呼制御サーバ300が収容している転送系装置100に係る全ての加入者データと更新履歴を、加入者データ原本記憶部51及び加入者データバックアップ記憶部52から取得し、ステップS34において、加入者データ管理装置500から取得した全ての加入者データと更新履歴を元に、最新の加入者データを生成し、収容転送系装置を特定する情報と共に、加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置に蓄積するようにしてもよい。
【0066】
以上より、動作例3によれば、呼制御サーバ300により、複製のキャッシュデータが消失した場合に、その呼制御サーバ300が収容している転送系装置100に係る加入者データを加入者データ管理装置500から取得するので、原本としての加入者データを利用して復旧できることから、呼制御サーバ300の障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0067】
〔動作例4〕
動作例4では、図1に代えて図7の全体構成を参照しながら、転送系装置毎に呼制御サーバを移行(切替)する際の動作について説明する。
【0068】
ここでは、図8(a)に示すように、加入者データ管理装置500が加入者データ原本記憶部51に保持している、収容呼制御サーバと当該呼制御サーバが収容している収容転送系装置との対応関係を示す対応表において、移行元と移行先との2つの収容呼制御サーバに関する情報を有するものとする。図9は、動作例4の動作シーケンスを示す図である。
【0069】
最初に、保守運用装置700により、加入者データ管理装置500に対して、切り替えの対象となる転送系装置(転送系装置#1)100と、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bとを含めた呼制御サーバ移行指示が通知される(ステップS41)。
【0070】
次に、加入者データ管理装置500により、加入者データ原本記憶部51に保持している対応表(図8(a)参照)のうち、保守運用装置700から通知された転送系装置#1に対応する収容呼制御サーバ(移行先)に、呼制御サーバ#2が蓄積される(ステップS42)。
【0071】
次に、加入者データ管理装置500により、転送系装置#1に対応する移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに対して、転送系装置#1に収容される全てのユーザ端末900の加入者データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、通知される(ステップS43、ステップS45)。
【0072】
なお、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対しては、転送系装置#1に収容される全てのユーザ端末の加入者データのうち、ステップS41以後に変更のあった、差分の加入者データを通知し、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに対しては、全ての加入者データを通知する。
【0073】
次に、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bにより、加入者データ管理装置500から取得した全ての加入者データが、収容転送系装置を特定する情報と共に、各加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置にそれぞれ蓄積される(ステップS44、ステップS46)。
【0074】
次に、加入者データ管理装置500により、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対して、収容される全てのユーザ端末900の閉塞が通知される(ステップS47)。
【0075】
図示しないが、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bは、ルーチング情報の設定を行う。
【0076】
次に、加入者データ管理装置500により、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対して、切り替え対象であった転送系装置#1に収容される全てのユーザ端末900の加入者データ削除が通知される(ステップS48)。
【0077】
次に、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aにより、転送系装置#1に収容される全てのユーザ端末の加入者データが、加入者データキャッシュ管理部31から削除される(ステップS49)。
【0078】
最後に、加入者データ管理装置500により、図8(a)に示すように、加入者データ原本記憶部51に保持している対応表のうち、転送系装置#1に対応する収容呼制御サーバ(移行元)に蓄積された呼制御サーバ#1が削除される(ステップS50)。なお、ステップS50は、ステップS42の次に行ってもよい。
【0079】
以上より、動作例4によれば、加入者データ管理装置500により、転送系装置100を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置100と収容する呼制御サーバ300との対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先呼制御サーバ300bに上記転送系装置100に係る加入者データを送信し、移行元呼制御サーバ300aの加入者データを削除するので、呼制御サーバ300の障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0080】
〔動作例5〕
動作例5では、図1に代えて図10の全体構成を参照しながら、ユーザ端末毎に転送系装置を移行(切替)する際の動作について説明する。
【0081】
ここでは、図11(b)に示すように、加入者データ管理装置500が加入者データ原本記憶部51に保持している加入者データの原本において、移行元と移行先の2つの収容転送系装置に関する情報を有するものとする。図12は、動作例5の動作シーケンスを示す図である。
【0082】
最初に、保守運用装置700により、加入者データ管理装置500に対して、切り替え対象となるユーザ端末(ユーザ端末#1)900と、移行先転送系装置(転送系装置#2)100bとを含めたユーザ端末の移行指示が通知される(ステップS51)。
【0083】
次に、加入者データ管理装置500により、加入者データ原本記憶部51に保持している加入者データの原本(図11(b)参照)のうち、保守運用装置700から通知されたユーザ端末#1の加入者識別子#1に対応する収容転送系装置(移行先)に、転送系装置#2が蓄積される(ステップS52)。
【0084】
次に、加入者データ管理装置500により、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに対して、ユーザ端末#1の加入者データが通知される(ステップS53、ステップS55)。
【0085】
なお、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対しては、ユーザ端末#1の加入者データのうち、ステップS51以後に変更のあった、差分の加入者データを通知し、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに対しては、全ての加入者データを通知する。
【0086】
次に、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bにより、加入者データ管理装置500から取得したユーザ端末#1の加入者データが、各加入者データキャッシュ管理部31の所定の位置にそれぞれ蓄積される(ステップS54、ステップS56)。
【0087】
次に、加入者データ管理装置500により、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対して、切り替え対象のユーザ端末#1の閉塞が通知される(ステップS57)。
【0088】
図示しないが、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300a及び移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bは、ルーチング情報の設定を行う。
【0089】
次に、加入者データ管理装置500により、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aに対して、切り替え対象であったユーザ端末#1の加入者データ削除が通知される(ステップS58)。
【0090】
次に、移行元呼制御サーバ(呼制御サーバ#1)300aにより、ユーザ端末#1の加入者データが、加入者データキャッシュ管理部31から削除される(ステップS59)。
【0091】
次に、加入者データ管理装置500により、図11(b)に示すように、加入者データ原本記憶部51に保持している加入者データの原本のうち、ユーザ端末#1の加入者識別子#1に対応する収容転送系装置(移行元)に蓄積された転送系装置#1が削除される(ステップS60)。なお、ステップS60は、ステップS52の次に行ってもよい。
【0092】
次に、加入者データ管理装置500により、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに対して、ユーザ端末#1の加入者データの加入者識別子#1に対応する収容転送系装置(移行元)に蓄積された転送系装置#1の削除が通知される(ステップS61)。
【0093】
最後に、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bにより、ユーザ端末#1の加入者データの加入者識別子#1に対応する収容転送系装置(移行元)に蓄積された転送系装置#1が、加入者データキャッシュ管理部31から削除される(ステップS62)。
【0094】
以上より、動作例5によれば、加入者データ管理装置500により、ユーザ端末900を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先転送系装置100bを収容している移行先呼制御サーバ300bに変更後の加入者データを送信し、移行元転送系装置100aを収容している移行元呼制御サーバ300aの加入者データを削除するので、呼制御サーバ300の障害発生時における復旧処理を単純化することができる。
【0095】
〔動作例6〕
動作例6では、動作例3〜動作例5において呼制御サーバ300が加入者データを加入者データキャッシュ管理部31に設定する際の優先的動作について説明する。
【0096】
動作例3〜動作例5における呼制御サーバ300に対する加入者データの設定処理は、サービス中断を避けるために、呼制御を受け付けるのと並行して行う。ここで、データ設定中にユーザ端末900から呼制御要求が発生した場合は、図13に示すように、そのユーザに関する加入者データの設定を優先する。図14は、動作例6の動作シーケンスを示す図である。
【0097】
保守運用装置700から移行対象となる転送系装置#1と、復旧又は移行先呼制御サーバ300bの情報として呼制御サーバ#2とが通知されると、加入者データ管理装置500により、転送系装置#1に対応する全ての加入者データが移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bに通知される。
【0098】
そして、移行先呼制御サーバ(呼制御サーバ#2)300bにより、通知された加入者データを元に、加入者データキャッシュ管理部31に加入者データが1加入者毎に順次設定される(ステップS63)。
【0099】
なお、この設定処理については、どの加入者から設定を行うかは加入者データに設定された値を基にしても良いし、加入者データを受信した順序を基にしても良い。
【0100】
上記順次設定を行っている際にユーザ端末900から信号を受信した場合(ステップS64)、その順次設定処理を一旦停止させ(ステップS65)、信号を送信したユーザ端末900が既にデータ設定されているか否かを確認し、設定されていなかった場合に当該加入者に係る加入者データの設定処理を優先的に行う(ステップS66)。この処理の終了後、ステップS63での開通処理を再開させる(ステップS67)。
【0101】
以上より、動作例6によれば、呼制御サーバ300において加入者データが設定される際に、呼制御要求を発生させたユーザ端末900に係る加入者データを優先させるので、通信を利用しようとする加入者が通信を利用できない時間を短縮することができる。
【符号の説明】
【0102】
1…呼制御システム
100…転送系装置
100a…移行元転送系装置
100b…移行先転送系装置
300…呼制御サーバ
300a…移行元呼制御サーバ
300b…移行先呼制御サーバ
31…加入者データキャッシュ管理部
32…加入者データキャッシュ送受信部
33…加入者管理装置インタフェース
34…転送系装置インタフェース
500…加入者データ管理装置
51…加入者データ原本記憶部
52…加入者データバックアップ記憶部
53…加入者データ送受信部
54…保守運用装置インタフェース
55…呼制御サーバインタフェース
700…保守運用装置
900…ユーザ端末
S…処理ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
転送系装置を介して加入者のユーザ端末から送信された呼を制御する呼制御サーバと、前記加入者に関する加入者データを管理する加入者データ管理装置とで行う加入者データ管理方法において、
前記加入者データ管理装置により、
保守運用装置に投入された第1加入者データと、前記ユーザ端末から通知された第2加入者データとで構成される加入者データを受信するステップと、
受信した前記加入者データを原本として記憶手段に記憶させるステップと、を有し、
前記呼制御サーバにより、
前記加入者データを受信するステップと、
受信した前記加入者データを前記原本に対する複製のキャッシュデータとして記憶手段に記憶させるステップと、
を有することを特徴とする加入者データ管理方法。
【請求項2】
前記呼制御サーバにより、
前記複製のキャッシュデータが消失した場合に、当該呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを前記加入者データ管理装置から取得するステップを更に有することを特徴とする請求項1記載の加入者データ管理方法。
【請求項3】
前記加入者データ管理装置により、
前記転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに前記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除するステップを更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の加入者データ管理方法。
【請求項4】
前記原本は、前記加入者データと当該加入者データを通知したユーザ端末を収容している転送系装置とが対応付けられた加入者データであって、
前記加入者データ管理装置により、
前記ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、当該加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに前記変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除するステップを更に有することを特徴とする請求項3記載の加入者データ管理方法。
【請求項5】
前記呼制御サーバにおいて加入者データが記憶手段に設定される際に、呼制御要求を発生させたユーザ端末に係る加入者データを優先させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の加入者データ管理方法。
【請求項6】
転送系装置を介して加入者のユーザ端末から送信された呼を制御する呼制御サーバと、前記加入者に関する加入者データを管理する加入者データ管理装置とを備えた呼制御システムにおいて、
前記加入者データ管理装置は、
保守運用装置に投入された第1加入者データと、前記ユーザ端末から通知された第2加入者データとで構成される加入者データを受信する手段と、
受信した前記加入者データを原本として記憶手段に記憶させる手段と、
前記転送系装置を収容している呼制御サーバが他の呼制御サーバに移行する場合に、収容される転送系装置と収容する呼制御サーバとの対応関係を示す対応表で定義された呼制御サーバの識別子を移行先の呼制御サーバの識別子に変更し、移行先の呼制御サーバに前記転送系装置に係る加入者データを送信し、移行元の呼制御サーバの加入者データを削除する手段と、
前記原本は、前記加入者データと当該加入者データを通知したユーザ端末を収容している転送系装置とが対応付けられた加入者データであって、前記ユーザ端末を収容している転送系装置が他の転送系装置に移行する場合に、当該加入者データにおける転送系装置の識別子を移行先の転送系装置の識別子に変更し、移行先の転送系装置を収容している呼制御サーバに前記変更後の加入者データを送信し、移行元の転送系装置を収容している呼制御サーバの加入者データを削除する手段と、を有し、
前記呼制御サーバは、
前記加入者データを受信する手段と、
受信した前記加入者データを前記原本に対する複製のキャッシュデータとして記憶手段に記憶させる手段と、
前記複製のキャッシュデータが消失した場合に、当該呼制御サーバが収容している転送系装置に係る加入者データを前記加入者データ管理装置から取得する手段と、
を有することを特徴とする呼制御システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2013−21529(P2013−21529A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−153680(P2011−153680)
【出願日】平成23年7月12日(2011.7.12)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 社団法人 電子情報通信学会主催、2011年3月3日〜2011年3月4日 「電子情報通信学会技術研究報告[ネットワークシステム]において「HSSの固定IP網への適用に関する考察−SIPサーバ移行工事の保守作業時間短縮に向けた検討−」電子情報通信学会技術研究報告Vol.110 No448 399頁〜402頁 2011年2月24日発行、に発表
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】