説明

加湿装置

【課題】室内等にて使用される気化式加湿装置において、気化による加湿動作を擬似的に報知する加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】液体9を貯留した水槽10と、液体9を撹拌する撹拌手段11と、水槽10内の液体9には浮遊手段12と、本体1の外郭には浮遊手段12が撹拌手段11により水槽10の底部から上部に向かって流れる様子を可視できる透過手段14を備え、浮遊手段12の状態は透過手段14から可視し、気化による加湿動作を確認可能する。浮遊手段12の流れる速さを変えて加湿量の増減を報知することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内等の空間を吸水したフィルターに風を通して気化させることにより加湿する加湿装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加湿装置の一例として、加湿槽内の水を遠心力により吸い上げた後、空気流れ中に飛散させて加湿するものが知られていた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
以下、加湿装置について図10を参照しながら説明する。
【0004】
図10に示すように、給水タンク101から供給される水を加湿槽102に貯留し、吸水パイプ103の下端部を加湿槽102内の水に浸漬し、吸水パイプ103を回転させ、加湿槽102内の水を遠心力により吸い上げた後、ファン104の回転駆動により得た外部に向かう空気流れ中に飛散させて加湿する。吸水パイプ103は、内部に吸い上げられた水を通過させる中空糸膜105を有し、上部に下方に向かって除々に拡開し、中空糸膜105を通過した水を下方に向かって移動させた後、下方開口部より周囲に飛散させる散水カバー106を備える。散水カバー106側に、飛散して衝突した水を流下させた後、空気流れ中に滴下させ、かつ、外部より視認可能な透光性を有するガイド部材107とにより構成され、加湿中であるか否かを目視により確認するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−14262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の図10の加湿装置の可視化の技術では、気化式の加湿装置で加湿の吹出し量を可視化することはできなかった。
【0007】
そのようなことから、加湿運転における加湿量を目視で確認できるようにすることが要求されている。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、気化式の加湿装置の加湿量を容易に報知する加湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の加湿装置は、上記目的を達成するために、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、加湿する水を給水する給水タンクと、前記吹出口側に液体を貯留した水槽と、この水槽の液体を撹拌する撹拌手段と、この撹拌手段を制御する制御手段と、前記水槽内を浮遊する浮遊手段と、外部から前記浮遊手段を視認するための透過手段を備え、前記撹拌手段は水槽内の浮遊手段を水槽の底部から上部に向けて循環させ、前記浮遊手段の流れを外部から透過手段を透して視認することにより加湿装置の運転動作を報知する構成としたものである。
【0010】
この手段により、水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊する浮遊手段を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる加湿装置が得られる。
【0011】
また、他の手段は、浮遊手段はアルミ片で形成された構成としたものである。
【0012】
この手段により、水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊するアルミ片を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる加湿装置が得られる。
【0013】
また、他の手段は、浮遊手段は複数の色で形成された構成としたものである。
【0014】
この手段により、水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊する浮遊手段を複数の色で目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる加湿装置が得られる。
【0015】
また、他の手段は、水槽の液体は着色された構成としたものである。
【0016】
この手段により、水槽の着色された液体内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊する浮遊手段を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる加湿装置が得られる。
【0017】
また、他の手段は、外部から浮遊手段を視認する透過手段は、流れる浮遊手段を拡大させる拡大手段を備えた構成としたものである。
【0018】
この手段により、浮遊する浮遊手段を拡大し認識を容易にすることができる加湿装置が得られる。
【0019】
また、他の手段は、撹拌手段の回転数を変える回転変更手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記回転変更手段の回転数を制御する構成としたものである。
【0020】
この手段により、運転する加湿量に応じて撹拌手段の回転数を増減することにより水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊する浮遊手段の流れる速さが変化し、加湿量の増減を報知することができる加湿装置が得られる。
【0021】
また、他の手段は、水槽の上部から浮遊手段へ向けて光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転、停止に応じて前記照射手段の点灯、消灯を制御する構成としたものである。
【0022】
この手段により、浮遊する浮遊手段を明るく照らし認識を容易にすることができる加湿装置が得られる。
【0023】
また、他の手段は、水槽の上部から浮遊手段へ向けて複数の光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記照射手段のいずれかの光の照射を制御する構成としたものである。
【0024】
この手段により、加湿装置の運転風量に応じて複数の照射手段により浮遊する浮遊手段を照らす色を変え、照射する色と浮遊手段の流れる速さから加湿量の増減を報知することができる加湿装置が得られる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、水槽内の浮遊手段を水槽の底部から上部に向けて流れる浮遊手段を目視することで気化による加湿動作を擬似的に確認可能にし、報知することができる加湿装置を提供できる。
【0026】
また、浮遊する浮遊手段を拡大し認識を容易にすることができる加湿装置を提供できる。
【0027】
また、加湿量に応じて水槽内を流れる浮遊手段の速さを変えて加湿量の増減を報知することができる加湿装置を提供できる。
【0028】
また、浮遊する浮遊手段を照らし認識を容易にすることができる加湿装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態1の加湿装置の構成を示す側面概略図
【図2】同実施の形態1の加湿装置の構成を示す正面概略図
【図3】同実施の形態1の加湿装置の構成を示す正面概略図
【図4】同実施の形態1の加湿装置の構成を示す正面概略図
【図5】同実施の形態1の加湿装置の構成を示す側面概略図
【図6】同実施の形態1の加湿装置の構成を示す正面概略図
【図7】同実施の形態2の加湿装置の構成を示す側面概略図
【図8】同実施の形態3の加湿装置の構成を示す側面概略図
【図9】同実施の形態4の加湿装置の構成を示す正面概略図
【図10】従来の加湿装置の構成図
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の請求項1記載の発明は、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、加湿する水を給水する給水タンクと、前記吹出口側に液体を貯留した水槽と、この水槽の液体を撹拌する撹拌手段と、この撹拌手段を制御する制御手段と、前記水槽内を浮遊する浮遊手段と、外部から前記浮遊手段を視認するための透過手段を備え、前記撹拌手段は水槽内の浮遊手段を水槽の底部から上部に向けて循環させ、この浮遊手段の流れを外部から透過手段を透して視認することにより加湿装置の運転動作を報知するようにしたものであり、浮遊手段は撹拌手段により撹拌されて水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊するという作用を有し、この浮遊手段を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる。
【0031】
また、請求項2記載の発明は、浮遊手段はアルミ片で形成されたものであり、アルミ片は、撹拌手段により撹拌されて水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊するという作用を有し、このアルミ片を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる。
【0032】
また、請求項3記載の発明は、浮遊手段は複数の色で形成されたものであり、浮遊手段は、撹拌手段により撹拌されて水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊するという作用を有し、この浮遊手段を複数の色で目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる。
【0033】
また、請求項4記載の発明は、水槽の液体は着色された構成としたものであり、浮遊手段は、水槽の着色された液体内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊するという作用を有し、この浮遊手段を目視することで気化による加湿動作を確認可能にして報知することができる。
【0034】
また、請求項5記載の発明は、外部から浮遊手段を視認する透過手段は、流れる浮遊手段を拡大させる拡大手段を備えた構成としたものであり、拡大手段は浮遊する浮遊手段を拡大するという作用を有し、浮遊手段の認識を容易にすることができる。
【0035】
また、請求項6記載の発明は、撹拌手段の回転数を変える回転変更手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記回転変更手段の回転数を制御する構成としたものであり、運転する加湿量に応じて撹拌手段の回転数を増減することにより水槽内を底部から吹出口上部へ向けて浮遊する浮遊手段の流れる速さが変化するという作用を有し、この浮遊手段の流れる速さから加湿量の増減を報知することができる。
【0036】
また、請求項7記載の発明は、水槽の上部から浮遊手段へ向けて光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転、停止に応じて前記照射手段の点灯、消灯を制御する構成としたものであり、浮遊する浮遊手段を明るく照らすとうい作用を有し、浮遊手段の認識を容易にすることができる。
【0037】
また、請求項8記載の発明は、水槽の上部から浮遊手段へ向けて複数の光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記照射手段のいずれかの光の照射を制御する構成としたものであり、加湿装置の運転状態に応じて複数の照射手段により浮遊する浮遊手段を照らす色を変えるという作用を有し、照射する色と浮遊手段の流れる速さから加湿量の増減を報知することができる。
【0038】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0039】
(実施の形態1)
図1は本願発明における加湿装置の構成を示す側面概略図、図2は加湿装置の構成を示す正面概略図である。
【0040】
図1および図2に示すように、本体1は吸込口2と吹出口3を連通した空気流路に送風手段4としてファンモーターと、加熱手段5として電熱ヒーターが設けられている。ポリエチレン等の樹脂からなる給水タンク6は本体1から取り外し自在に設けられている。給水タンク6の水を一定水位に貯める水受け7は、本体1の底部に設けられている。この水受け7に貯められた水に下部を浸して吸水性のあるポリエステル繊維で構成された加湿フィルター8が設けられている。また、吹出口3に向かって液体9として水を貯留した水槽10が設けられ、水槽10は内部の液体9を循環するように内部が壁13で仕切られている。この水槽10には液体9を撹拌する撹拌手段11としてプロペラが設けられている。水槽10内の水には浮遊手段12として水の比重1よりわずかに重い粒状の樹脂であるポリスチレン(比重1.03から1.06)やABS樹脂(比重1.01から1.21)が設けられている。本体1の外郭には浮遊手段12が撹拌手段11により水槽10の底部から上部に向かって流れる様子を可視できる透過手段14として透過性がありアクリル樹脂が設けられている。本体1の給水タンク6の横には、運転信号に応じて送風手段4と加熱手段5および撹拌手段11を制御する制御手段15が配設されている。
【0041】
また、図3に示すように図1の構成に加えて浮遊手段12aは、アルミ片で形成され設けられている。
【0042】
また、図4に示すように図1の構成に加えて浮遊手段12bは複数の色を用いて形成され設けられている。
【0043】
また、図5に示すように図1の構成に加えて液体9aは薄い青に着色されて設けられている。
【0044】
また、図6に示すように透過手段14に浮遊手段12を拡大して目視しやすくする拡大手段16としてアクリルを使用した樹脂レンズを設けている。
【0045】
上記構成において、給水タンク6を設置すると、給水タンク6の水は水受け7に一定水位になるまで貯められる。貯められた水により加湿フィルター8の下部は浸される。運転スイッチの(図示せず)の入力により制御手段15は送風手段4と加熱手段5および撹拌手段11に通電し加湿装置の運転を開始する。吸込口2から吸込まれた空気は、加熱手段5で暖められ加湿フィルター8に送風される。加湿フィルター8に浸透した水分は、加湿フィルター8を通過した気流と接触することにより気化され加湿が行われる。加湿フィルター8を通過し加湿された空気は吹出口3から本体1外へ放出される。また、運転と同時に撹拌手段11は回転を開始する。撹拌手段11の回転と共に水槽10内部の液体9は本体1の透過手段14側を水槽10の底部から上部へ向けて移動したのち水槽10の背面へ回り循環する。そして、この水の流れに従って浮遊手段12も循環することとなる。透過性の透過手段14からは本体1の底部から吹出口へ向かって移動する浮遊手段12を可視することで気化による加湿動作を擬似的に確認することができる。
【0046】
また、浮遊手段12aとしてアルミ片は、水槽10内をアルミ片に反射した光により輝きながら本体1の底部から吹出口へ向かって移動する様子を透過性の透過手段14から可視することで気化による加湿動作を擬似的に確認することができる。
【0047】
また、浮遊手段12bとして複数の色に着色された樹脂は、水槽10内を様々な色が混ざりながら本体1の底部から吹出口へ向かって移動する様子を透過性の透過手段14から可視することで気化による加湿動作を擬似的に確認することができる。
【0048】
また、液体9として薄い青色に着色された水は、浮遊手段12の輪郭を際立たせ本体1の底部から吹出口へ向かって移動する様子を透過性の透過手段14から可視することで気化による加湿動作を擬似的に確認することができる。
【0049】
また、拡大手段16は、浮遊手段12の視認性を向上するために形状を大きくすること無く水槽10内を流れ易くするために浮遊手段12を小さくした形状で、拡大手段16により浮遊手段12を拡大し視認性を向上し気化による加湿動作を擬似的に確認することができる。
【0050】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0051】
図7に示すように図1の構成に加えて制御手段15aは送風手段4の運転風量に応じて撹拌手段11の回転数を変える回転変更手段17が設けられている。
【0052】
上記構成において、実施の形態1と同様に運転スイッチ(図示せず)の入力により制御手段15aは送風手段4と加熱手段5および撹拌手段11に通電し運転を開始する。このとき選択された運転モード(弱、中、強)により制御手段15aの回転変更手段17により撹拌手段11を制御する。運転モードの弱のときは回転変更手段17により撹拌手段11の回転数を落とし浮遊手段12が水槽10内を流れる速さをゆっくりとする。運転モードが中のときには、弱より回転数を上げて浮遊手段12が水槽10内を流れる速さを速くする。また、運転モードが強のときにはさらに回転数を上げることにより浮遊手段12が水槽10内を高速に流れる。浮遊手段12が流れる状態は、透過手段14から可視することで気化による加湿動作を確認することができる。さらに加湿装置の運転モードにより浮遊手段12の流れる速さから加湿量の増減を報知することが可能となる。
【0053】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1から2と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0054】
図8に示すように図1から図7のいずれかの構成に加えて水槽10の吸込口2側の上部から下方へ向けて光を照射する照射手段18として白色LEDと制御手段15bは送風手段4の運転、停止と連動して照射手段18を制御する構成とする。
【0055】
上記構成において、実施の形態2と同様に運転スイッチ(図示せず)の入力により制御手段15bは送風手段4と加熱手段5の通電と連動し照射手段18を点灯させ白色の光を上部から照射する。照射された光は水槽10内部を明るく照らし浮遊手段12を照らし出すこととなる。透過手段14から浮遊手段12の流れを可視することが容易となり気化による加湿動作を確認することができる。
【0056】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1から3と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0057】
図9に示すように、図1から8のいずれかの構成に加えて水槽10の吸込口2側の上部から下方へ向けて光を照射する照射手段18aとして白色LEDと照射手段18bとして緑LEDと照射手段18cとして青色LEDが設けられている。制御手段15cは送風手段4の運転、停止と連動して照射手段18a、18b、18cを制御する構成とする。
【0058】
上記構成において、実施の形態3と同様に送風スイッチ(図示せず)を弱に切り換えると動作信号が制御手段15cに送られる。動作信号により制御手段15cは送風手段4を弱運転し、連動して照射手段18aを点灯させ白色の光を照射する。また、送風スイッチを中に切り換えると動作信号が制御手段15cに送られる。動作信号により制御手段15cは送風手段4を中運転し、連動して照射手段18bを点灯させ緑色の光を照射する。そして、送風スイッチを強に切り換えると動作信号が制御手段15cに送られる。動作信号により制御手段15cは送風手段4を強運転し、連動して照射手段18cを点灯させ青色の光を照射する。加湿装置の運転状態に応じて照射手段18a、18b、18cにより水槽10を照らす色を変え、照射する色から運転状態が変わったことの報知と合わせて照射する光により加湿量が変わったことの認識を容易にすることができる。
【0059】
すなわち、浮遊手段12を継続的に見ていなくても、照射する光の変化で、加湿量が変更されたことが容易に認識できるのである。特に照射する光により表示することで、加湿装置から離れた場所でも認識ができる。
【産業上の利用可能性】
【0060】
水量を確認する装置等にも適用できる。
【符号の説明】
【0061】
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
4 送風手段
6 給水タンク
7 水受け
8 加湿フィルター
9 液体
9a 液体
10 水槽
11 撹拌手段
12 浮遊手段
12a 浮遊手段
12b 浮遊手段
13 壁
14 透過手段
15 制御手段
15a 制御手段
15b 制御手段
15c 制御手段
16 拡大手段
17 回転変更手段
18 照射手段
18a 照射手段
18b 照射手段
18c 照射手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風手段を設けた本体と、加湿する水を給水する給水タンクと、前記吹出口側に液体を貯留した水槽と、この水槽の液体を撹拌する撹拌手段と、この撹拌手段を制御する制御手段と、前記水槽内を浮遊する浮遊手段と、外部から前記浮遊手段を視認するための透過手段を備え、前記撹拌手段は水槽内の浮遊手段を水槽の底部から吹出口上部に向けて循環させ、前記浮遊手段の流れを外部から透過手段を透して視認することにより加湿装置の運転動作を報知することを特徴とする加湿装置。
【請求項2】
浮遊手段はアルミ片で形成された構成とする請求項1記載の加湿装置。
【請求項3】
浮遊手段は複数の色で形成された構成とする請求項1から2いずれかひとつに記載の加湿装置。
【請求項4】
水槽の液体は着色された構成とする請求項1から3いずれかひとつに記載の加湿装置。
【請求項5】
外部から浮遊手段を視認する透過手段は、流れる浮遊手段を拡大させる拡大手段を備えた請求項1から5いずれかひとつに記載の加湿装置。
【請求項6】
撹拌手段の回転数を変える回転変更手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記回転変更手段の回転数を制御する構成とする請求項1から4いずれかひとつに記載の加湿装置。
【請求項7】
水槽の上部から浮遊手段へ向けて光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転、停止に応じて前記照射手段の点灯、消灯を制御する構成とする請求項1から6いずれかひとつに記載の加湿装置。
【請求項8】
水槽の上部から浮遊手段へ向けて複数の光を照射する照射手段を備え、制御手段は送風手段の運転風量に応じて前記照射手段のいずれかの光の照射を制御する構成とする請求項1から7いずれかひとつに記載の加湿装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−88019(P2013−88019A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228588(P2011−228588)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】