説明

加熱調理器

【課題】負荷量の大小に関わらず、調理物の裏面側が焼き不足にならずに、良好な仕上がりとなるようにすること。
【解決手段】制御手段11は、被調理物4の量を判定する負荷量判定手段15により判定された被調理物4の負荷量が大きければ大きいほど、下加熱手段6の加熱出力をより大きくすることにより、被調理物4の負荷量が大きくなっても、調理用加熱プレート7の温度上昇スピードの低下を防ぎ、調理用加熱プレート7に接する裏面側の焼き不足を防ぐこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受け皿や焼き網を用いずにプレートに被調理物を直接載置して加熱調理する加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の加熱調理器は、例えば特許文献1にあるように、ケーシングと前記ケーシング内に設けられた加熱庫と、前記加熱庫内に設けられ、被加熱物が載置されるトレイ部と、前記トレイ部の温度を検出するための温度検出部と、前記被加熱物を上方から加熱するための上加熱部と、前記被加熱物を下方から加熱するための下加熱部と、前記上加熱部および前記下加熱部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記温度検出部で検出された前記トレイ部の温度に基づいて、前記下加熱部のオン・オフ制御をすることを特徴としている。より詳しくは、前記制御部は、前記温度検出部により検出された前記加熱庫内の空間温度と前記トレイ部の温度との相関関係を示すテーブルと、前記温度検出部の出力信号とを用いて、前記トレイ部の温度を導き出す。また、前記制御部は前記上加熱部のオン時間デューティに対して前記下加熱部のオン時間デューティが、予め設定された割合になるように制御を行い、前記トレイ部への熱の供給過剰を防ぐと共に、前記トレイ部への供給不足を防ぐようにするものであり、被加熱物の分量が多くても少なくても、被加熱物の表面側の焼け具合と、被加熱物の裏面側の焼け具合との調和を図ることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−52944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の方法では、連続して調理を行う場合など、調理開始時の加熱庫内の空間温度がすでに高く温かいとき、加熱庫内の空間温度より導き出されたトレイ部の温度に基づいて、上加熱部のオン時間デューティに対して下加熱部のオン時間デューティが、予め設定された割合になるように制御するため、下加熱部のオン時間デューティは短く制御さてしまい、被加熱物の裏面側の焼きが甘くなってしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、受け皿や焼き網を用いずに、調理用の加熱プレートに、被調理物を直接載置して加熱調理する加熱調理器において、被調理物は、調理開始時の調理庫内の空間温度(以下、庫内温度という)に関係なく、負荷量の大小に関わらず、調理物の裏面側が焼き不足にならずに、良好な仕上がりとなる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被調理物を載置する調理用加熱プレートと、前記調理用加熱プレートの下方に設けた下加熱手段及び前記調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段と、被調理物の量を判定する負荷量判定手段と、前記下加熱手段及び前記上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記負荷量判定手段により判定された負荷量が大きければ大きいほど、前記下加熱手段の加熱出力をより大きくするものである。
【0007】
これにより、調理開始時の庫内温度に関係なく、被調理物の負荷量の大小に応じた加熱制御が行われるため、被調理物の裏面側の焼き不足を防ぎ、良好な仕上がりに調理することが可能になる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の加熱調理器は、被調理物の負荷量が大きければ大きいほど、下加熱手段の加熱出力をより大きくすることにより、調理開始時の庫内温度に関係なく、被調理物の負荷量が大きくなっても調理用加熱プレートに接する被調理物の裏面側の焼き不足を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態における加熱調理器の概略構成図
【図2】本発明の実施の形態における加熱調理器の負荷量判定における庫内温度と加熱出力を表す図
【図3】本発明の実施の形態における加熱調理器の調理用加熱プレートの温度上昇と加熱出力の関係を表す図
【図4】本発明の実施の形態における加熱調理器の庫内温度と加熱出力の関係を表す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
第1の発明は、被調理物を載置する調理用加熱プレートと、前記調理用加熱プレートの下方に設けた下加熱手段及び前記調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段と、調理物の量を判定する負荷量判定手段と、前記下加熱手段及び前記上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記負荷量判定手段により判定された負荷量が大きければ大きいほど、前記下加熱手段の加熱出力をより大きくするとしたものである。
【0011】
これによって、調理開始時の庫内温度に関係なく、調理用加熱プレートの温度上昇スピードの低下を補い、調理用加熱プレートに接する裏面側の焼き不足を防ぐことができる。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明の負荷量判定手段が、調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段からの信号によって負荷量を判定するとしたことにより、負荷量判定を精度よく行うことができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、ユーザが負荷を設定する負荷量設定手段を備え、前記負荷量判定手段は、前記負荷量設定手段からの信号により負荷量を決定するとしたものである。
【0014】
これによって、より正確な負荷量を設定することができる。
【0015】
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の前記制御手段は、前記庫内温度検知手段により検知した庫内温度が、所定の温度に到達したとき、前記負荷量判定手段により判定された負荷量が小さければ小さいほど、前記下加熱手段の加熱出力値をより低くするとしたことにより、被調理物の中まで十分に加熱することができる。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0017】
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における、加熱調理器の概略構成図を示すものである。図
2は、本発明の実施の形態における加熱調理器の負荷量判定における庫内温度と加熱出力を表す図である。図3は、本発明の実施の形態における加熱調理器の調理用加熱プレートの温度上昇と加熱出力の関係を表す図である。図4は、本発明の実施の形態における加熱調理器の庫内温度と、加熱出力の関係を表す図である。
【0018】
図1において、本実施の形態における加熱調理器は、グリル装置1は、前面を開口した調理庫2を有し、開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉3と、グリル装置1内部に被調理物4を上方より加熱する上加熱手段5と、下方より加熱する下加熱手段6が取り付けられている。
【0019】
上加熱手段5、および下加熱手段6は赤外線ヒーターにより構成され、商用電源電圧を印加されると発熱し、被調理物4を加熱調理することができる。本実施の形態では上加熱手段5を1000W、下加熱手段6を900Wのヒーターとする。
【0020】
なお、本実施の形態では上加熱手段5、および下加熱手段6を赤外線ヒーターにより構成するとしたが、他の熱源を使用してもよい。また、本実施の形態では上加熱手段5、下加熱手段6の消費電力をそれぞれ1000W、900Wとしたが、ヒーターの消費電力は庫内の広さおよびヒーター形状に応じて変更する必要があり、これに限られるものではない。
【0021】
前記調理庫2内には被調理物4を直接載せて調理する調理用加熱プレート7を載置し、調理用加熱プレート7を上方から上加熱手段5と、下方から下加熱手段6で加熱する。調理用加熱プレート7は、グリル扉3の開閉と連動して調理庫2内に着脱される。
【0022】
本発明の実施の形態においては、調理用加熱プレート7は、アルミダイキャスト製のものとする。グリル装置1の後方には、調理庫2内の空気をグリル装置1外に排出するための排気筒9を備え、調理庫2内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段8はサーミスタにより構成し、排気筒9内に設けて庫内温度を検知することができる。
【0023】
本実施の形態では、庫内温度検知手段8を調理庫2内の温度を平均化した値を検知するために排気筒9内に設けたが、調理庫2内の温度を精度よく検知できる場所であればこれに限定しない。
【0024】
また、本実施の形態では庫内温度検知手段8をサーミスタにより構成するとしたが、白金センサや赤外線センサなどの温度検知素子を使用してもよい。加熱制御手段10は商用電源とヒーター間に接続されたリレーにより構成し、制御手段11の信号により上加熱手段5、および下加熱手段6をオン・オフする。
【0025】
なお、本実施の形態では加熱制御手段10をリレーにより構成するとしたが、トライアックやサイリスタといった半導体スイッチを使用してもよい。制御手段11はマイコンにより構成し、庫内温度検知手段8により庫内温度を検知し、操作部12により使用者が選択した動作モードに応じて加熱制御手段10を介して上加熱手段5、下加熱手段6のオン・オフを制御する。
【0026】
また、マイコンには記憶手段13を設け、各種動作モードを記憶している。動作モードは、食材に応じた加熱パターン(一定の消費電力を一定時間あるいは一定温度まで保つ制御と、庫内温度を一定に保つ温度調節(以下、温調という)制御の組み合わせ)により調理を行うオート調理モードを備え、使用者が調理物の種類によって「生・姿焼き」、「切身・干物」のようにメニューを操作部12により選択し、選択したメニューに応じて制御手段11によって制御し調理を行う。
【0027】
制御手段11は、計時手段14により計時された時間を用い、一定周期(本実施の形態では16秒とする)内のオン・オフ比率を変更することで上加熱手段5、下加熱手段6の出力を制御する。
【0028】
例えば、上加熱手段5のオンの出力を1000Wに対して、平均電力を500Wに制御するためには8秒間オンし、残りの8秒間をオフするように制御を行う。負荷量判定手段15は、被調理物の負荷量を判定するものである。
【0029】
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
まず、調理用加熱プレート7に被調理物4を直接載置し、グリル扉3を閉め、操作部12から調理メニューや火力などの情報を入力し調理を開始する。入力された信号は、制御手段11で受信され、さらに加熱制御手段10に送信される。その信号をもとに加熱制御手段10により、上加熱手段5と下加熱手段6の通電が開始される。
【0031】
通電開始後すぐに、制御手段11は、庫内温度検知手段8により検知されたその時の庫内温度が、所定の温度(本実施の形態では60℃)より、高いか低いかにより、その後の制御プログラムを初回調理用か連続調理用かに切り替える。つまり、60℃未満であれば初回調理と判定し、60℃以上であれば連続調理と判定する。
【0032】
これにより、制御手段11は、記憶手段13に初回調理用、連続調理用それぞれに、メニュー毎、火力毎に予め記憶された制御プログラムで加熱制御を行う。
【0033】
負荷量判定は、負荷量判定手段15により行われる。図2は、被調理物4の負荷量の大小を、加熱開始時の庫内温度がどちらも同じθ1のとき、上加熱手段5の加熱出力をW1、下加熱手段6の加熱出力をW2としたときの、庫内温度の上昇スピードを表す図である。
【0034】
負荷量判定手段15は、記憶手段13に記憶される庫内温度検知手段8により検知された庫内温度をもとに、計時手段14で計時される所定時間ΔTの間の上昇幅から負荷量を判定する。
【0035】
つまり、所定時間ΔTの間に、負荷量が小さいときは、庫内温度がθ1からθ3までのΔθB上昇するのに対し、負荷量が大きいときは、θ1からθ2までのΔθAしか上昇しない。
【0036】
本実施の形態では、上加熱手段5の加熱出力W1は、下加熱手段6の加熱出力W2より低くしたが、W2より高くても、または同じでも構わない。また、負荷量判定開始時の庫内温度は同じでなくてもよく、負荷量判定開始時の庫内温度域ごとに、上昇幅と負荷量の相関関係を予め記憶手段13に記憶させておき、それに基づいて負荷量を判定してもよい。
【0037】
また、負荷量判定を所定時間内の庫内温度上昇幅で判定したが、これに限るものではなく、例えば、庫内温度の第1の所定温度から、第2の所定温度に到達するまでの時間を、計時手段14で測定し、その時間によって負荷量を判定してもよい。
【0038】
また、初回調理時と連続調理時で、負荷量判定方法を変えても良く、負荷量判定の精度が向上する条件で行えばよい。
【0039】
また、操作部12に、負荷量を直接入力する方法や、被調理物4を載置するプレートやトレイの下に、秤量計を備え、重量を直接測定し、その情報をもとに負荷量判定を行ってもよい。
【0040】
次に、被調理物4の負荷量が確定した後、図3の下に示すように、制御手段11は、負荷量判定手段15からの情報をもとに、加熱制御手段10を介して、負荷量が小さい場合は、下加熱手段6の加熱出力をW3まで増やすが、負荷量が大きければ、下加熱手段の加熱出力を、W3より大きいW4まで増加させる。
【0041】
これらの増加幅は、負荷量判定手段15で判定した負荷量が、大きければ大きいほど、増加幅が大きくなるように、初回調理用プログラム、連続調理用プログラムそれぞれに、調理メニューごと、火力ごとに予め記憶手段13に記憶されている。
【0042】
このように、負荷量が大きい場合に、負荷量が小さい場合より、下加熱手段6の加熱出力を増加させることにより、図3の上に示すように、負荷量が大きい場合でも、調理用加熱プレート7の温度上昇スピードが遅くなることがなく、調理用加熱プレート7と接する被調理物4の裏面側が、焼き不足になることなく調理することができる。
【0043】
本実施の形態では、上加熱手段5の加熱出力W1を、負荷量小と負荷量大で同じにしたが、同じでなくてもよく、また、負荷量判定中の加熱出力と同じである必要もない。また、W1がW2やW3より高くてもよく、調理の出来映えに応じて適宜設定すればよい。
【0044】
また、負荷量に応じて、下加熱手段6だけでなく、上加熱手段5の加熱出力も増加させてもよい。
【0045】
次に、図4に示すように、調理が進み、庫内温度検知手段8により検知した庫内温度が、所定の温度θ4に到達したとき、その情報を制御手段11が受信し、加熱制御手段10を介して、下加熱手段6の加熱出力を、負荷量が小さければ小さいほど、低い加熱出力値に変更する。
【0046】
これらの加熱出力値は、負荷量判定手段15で判定した負荷量が、小さければ小さいほど、低くなるように、初回調理用プログラム、連続調理用プログラムそれぞれに、調理メニューごと、火力ごとに予め記憶手段13に記憶されている。
【0047】
これにより、例えば、厚みがあり中まで火が通りにくい調理物を調理するときに、被調理物4の裏面側の調理用加熱プレート7からの距離が近い外側部分は焦がさずに、被調理物4の中までゆっくり加熱することができる。
【0048】
なお、下加熱手段6の加熱出力だけでなく、上加熱手段5の加熱出力も減少させてもよい。本実施の形態において、上加熱手段5の加熱出力W1は、下加熱手段6の加熱出力W5およびW6より低くしているが、高くても構わない。
【0049】
以上のように、本実施の形態においては、被調理物を載置する調理用加熱プレートと、調理用加熱プレートの下方に設けた下加熱手段及び調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段と、被調理物の量を判定する負荷量判定手段と、下加熱手段及び上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段とを備え、制御手段は、負荷量判定手段により判定された負荷量の大きさに応じて加熱手段の加熱出力値を変更することにより、調理開始時の庫内温度に関係なく、被調理物の負荷量の大小に応じた加熱制御が行われるため、被調理物の裏面側の焼き不足を防ぎ、良好な仕上がりに調理することができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、負荷量が大きい調理物を調理する際、その負荷量の大きさに応じて、下加熱手段の加熱出力を変更するため、調理物の裏面側が焼き足りない状態を改善することができるので、組み込み式、テーブルの上で使用する卓上型、又は置き台の上で使用する据え置き型等で、家庭用又は業務用のグリル装置を備えた加熱調理器に有効である。
【符号の説明】
【0051】
1 グリル装置
2 調理庫
3 グリル扉
4 被調理物
5 上加熱手段
6 下加熱手段
7 調理用加熱プレート
8 庫内温度検知手段
9 排気筒
10 加熱制御手段
11 制御手段
15 負荷量判定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被調理物を載置する調理用加熱プレートと、前記調理用加熱プレートの下方に設けた下加熱手段及び前記調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段と、調理物の量を判定する負荷量判定手段と、前記下加熱手段及び前記上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記負荷量判定手段により判定された負荷量が大きければ大きいほど、前記下加熱手段の加熱出力をより大きくする加熱調理器。
【請求項2】
前記負荷量判定手段が、前記調理庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段からの信号により負荷量を測定する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
ユーザが負荷を設定する負荷量設定手段を備え、前記負荷量判定手段は、前記負荷量設定手段からの信号により負荷量を決定する請求項1または2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記制御手段は、前記庫内温度検知手段により検知した庫内温度が、所定の温度に到達したとき、前記負荷量判定手段により判定された負荷量が小さければ小さいほど、前記下加熱手段の加熱出力値をより低くする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図1】
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【公開番号】特開2013−113570(P2013−113570A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−263299(P2011−263299)
【出願日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】