説明

加熱送風装置

【課題】風温変化を精度よく使用者に伝えることのできる加熱送風装置を提供する。
【解決手段】加熱送風装置は、複数段の風温モードを設定する風温設定スイッチ14と、設定された風温モードを報知する報知部19と、設定された風温モードに応じて空気を加熱するヒータ11と、加熱による風温変化に対応する報知態様となるように報知部19を制御する報知制御部16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライヤー等の加熱送風装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年のドライヤーは、風温を調整する機能を備えているのが一般的である。風温調整レベルを確認するには、ドライヤーから吐出される風を使用者の手などに吹きつける方法があるが、このような確認作業は煩雑である。そこで、特許文献1に開示されるドライヤーでは、ヒータやファンモータへの通電量を無段階に制御する電力調整用位相制御回路を備え、その電力調整レベルに応じて多数個の発光素子を順次点灯させるようにしている。このようにすれば、風温の調整レベルがリニアに表示されるため、レベル調整後の風温が髪処理に適した温度であるかどうかを容易に視認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公昭58−20163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドライヤーでは、風温や風量のモードに応じてファンが回転している。風量モードを切り替えた場合は即座に風量が変化するが、風温モードを切り替えた場合は即座に風温が変化するわけではない。すなわち、温風モードから冷風モードへ切り替えた直後は加熱部が蓄熱されているため、送風部が加熱部の蓄熱を吐き出し口から送出するのに従って徐々に風温が低下し、やがて飽和する。また、冷風モードから温風モードへ切り替えた直後は加熱部が蓄熱されていないため、送風部が加熱部で発熱した熱を吐き出し部から送出するのに従って徐々に風温が上昇し、やがて飽和する。
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されるドライヤーによると、風温モードを切り替えた場合は、その風温の調整レベルの表示が即座に変化する構成となっている。そのため、ドライヤーから吐出される風温変化を精度よく使用者に伝えるには問題があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、風温変化を精度よく使用者に伝えることのできる加熱送風装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、加熱送風装置であり、複数段の風温モードを設定する設定部と、設定された風温モードを報知する報知部と、設定された風温モードに応じて空気を加熱する加熱部と、加熱による風温変化に対応する報知態様となるように前記報知部を制御する報知制御部とを備える。
【0008】
また、前記報知部は、複数段の輝度で発光する発光表示部であり、前記報知制御部は、加熱による風温変化に対応する輝度となるように前記発光表示部を制御してもよい。
【0009】
また、前記発光表示部を駆動する経路を複数に分岐させ、分岐後のそれぞれの経路に受動部品を接続し、それぞれの受動部品を介して発光表示部に流れる電流を前記報知制御部が制御してもよい。
【0010】
また、前記発光表示部に流れる電流の制御を時間軸に対しても行ってもよい。
【0011】
また、前記受動部品はインダクタを含んでもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、加熱による風温変化に対応する報知態様となるため、風温変化を精度よく使用者に伝えることのできる加熱送風装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、実施形態1におけるドライヤーの全体図である。
【図2】図2は、実施形態1におけるドライヤーのブロック図である。
【図3】図3は、実施形態1におけるタイムチャートである。
【図4】図4は、実施形態2におけるドライヤーの全体図である。
【図5】図5は、実施形態2におけるドライヤーのブロック図である。
【図6】図6は、実施形態2におけるタイムチャートである。
【図7】図7は、実施形態3における発光表示部の外観図である。
【図8】図8は、実施形態3におけるドライヤーのブロック図である。
【図9】図9は、実施形態3におけるタイムチャートである。
【図10】図10は、実施形態4におけるLED駆動電流の時間変化を示す図である。
【図11】図11は、実施形態4におけるポート状態を示す図である。
【図12】図12は、実施形態4におけるタイムチャートである。
【図13】図13は、実施形態5におけるドライヤーのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
(実施形態1)
図1は、実施形態1におけるドライヤーの全体図である。この図に示すように、筒状に形成されるハウジング1の下部にグリップ部2が折り畳み可能に取り付けられている。グリップ部2の前面中央に配されたメインスイッチ9を上下にスライドさせることで風量を切り替えることができる。ハウジング1の後端部には吸い込み部3が形成され、ハウジング1の先端部には吐き出し部4が形成されている。モータ5によりファン6が回転駆動されると、吸い込み部3から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、空気流路7を流れる際に加熱部8で適宜加熱されて吐き出し部4から吹き出されるようになっている。
【0016】
図2は、実施形態1におけるドライヤーのブロック図である。風温設定スイッチ14は、複数段の風温モードを設定するためのスイッチである。加熱部8は、風温設定スイッチ14により設定された風温モードに応じて空気を加熱するヒータ11等である。制御部15は、ヒータ11に供給される電力を制御する。例えば、制御部15は、ヒータ11を駆動するトライアック12と、トライアック12を駆動するマイコン13とで構成される。報知部19は、風温設定スイッチ14により設定された風温モードを報知する。例えば、報知部19は、グリップ部2内に配置された振動モータ18と、振動モータ18を駆動するトランジスタ17とで構成される。報知制御部16は、加熱による風温変化に対応する報知態様となるように報知部19を制御する。報知制御部16には、制御部15のマイコン13を使用することができる。
【0017】
以下、制御部15の動作を説明する。まず、本体の電源が投入されると、現在の風量モードに応じた回転数でファン6が動作し、マイコン13が通電される。次いで、設定された風温モードに応じた通電率でマイコン13がトライアック12へヒータ駆動信号を送信すると、トライアック12が導通され、ヒータ11が駆動する。これにより、設定された風温モードに応じた温度の風が吐き出し部4から吐出されることになる。
【0018】
次に、報知制御部16及び報知部19の動作を説明する。ここでは、図3のタイムチャートを用いて説明する。(A)は風温設定スイッチ14の押下タイミング、(B)は風温モード、(C)は振動モータ18の振幅、(D)は風温を示している。風温モードは、モード1〜4までの4種類とし、モード1〜4の順に風温が高くなるものとする。
【0019】
まず、本体の電源が投入されると、マイコン13が通電される。この状態で風温設定スイッチ14が押下されるたびに4種類の風温モードが順に切り替わる。風温モードがより高温のモードに切り替わると、モード切り替え後の風温変化に応じて振動モータ18の振幅が徐々に大きくなる。そして、モード切り替えから数秒経過して風温が一定になると、振動モータ18の振幅も一定となる。
【0020】
以上のように、実施形態1におけるドライヤーによれば、加熱による風温変化に対応する報知態様となるように報知部19が制御される。すなわち、モード切り替え後の風温は徐々に変化するため、その風温変化に応じて振動モータ18の振幅も徐々に変化させるようになっている。これにより、風温変化を精度よく使用者に伝えることができるので、使用感や使い勝手を向上させることが可能である。
【0021】
(実施形態2)
以下、実施形態2を実施形態1と異なる点のみ説明する。
【0022】
図4は、実施形態2におけるドライヤーの全体図である。このドライヤーは、図4に示すように、複数段の輝度で発光するLED等の発光表示部20を備えている。この発光表示部20は報知部19に相当する。報知制御部16は、加熱による風温変化に対応する輝度となるように発光表示部20を制御するようになっている。
【0023】
図5は、実施形態2におけるドライヤーのブロック図である。この図に示すように、マイコン13は、マイコンポートA,B,C,Dを介してそれぞれLED1,2,3,4と接続されている。LED1はモード1、LED2はモード2、LED3はモード3、LED4はモード4にそれぞれ対応している。モード1〜4の意味は実施形態1と同じである。
【0024】
以下、報知制御部16及び報知部19の動作を説明する。ここでは、図6のタイムチャートを用いて説明する。(A)は風温設定スイッチ14の押下タイミング、(B)は風温モード、(C)は風温モード表示、(D)は風温を示している。
【0025】
まず、本体の電源が投入されると、マイコン13が通電される。この状態で風温設定スイッチ14が押下されるたびに、4種類の風温モードが順に切り替わり、LED1,LED2,LED3,LED4の順で表示が切り替わる。風温モードが切り替わると、全てのLEDが消灯した後、モード切り替え後の風温変化に応じて、そのモードに対応するLEDの輝度が変化する。そして、モード切り替えから数秒経過して風温が一定になると、そのモードに対応するLEDの輝度も一定となる。再び風温設定スイッチ14が押下されると、直前のモードに対応するLEDが消灯し、次のモードに対応するLEDの輝度が風温に応じて変化する。
【0026】
以上のように、実施形態2におけるドライヤーでは、風温変化に応じてLEDの輝度を徐々に変化させるようになっている。これにより、風温変化を精度よく使用者に伝えることができるので、使用感や使い勝手を向上させることが可能である。
【0027】
(実施形態3)
以下、実施形態3を実施形態2と異なる点のみ説明する。
【0028】
図7は、実施形態3における発光表示部20の外観図である。本実施形態における風温モードは、モード1〜4までの4種類とし、モード1は温風モード、モード2は温冷風モード、モード3は冷風モード、モード4は低温風モードとする。各モードの意味は後述する。図中の温風の文字にはLED1、両方向の矢印にはLED2、冷風の文字にはLED3、低温風の文字にはLED4がそれぞれ連動している。
【0029】
図8は、実施形態3におけるドライヤーのブロック図である。この図に示すように、マイコンポートA,B,Cをそれぞれ抵抗A,B,Cと接続し、マイコンポートD,E,Fをそれぞれ抵抗D,E,Fと接続する。抵抗A,B,Cは、LED1,3に流れる電流を制限し、抵抗D,E,Fは、LED2,4に流れる電流を制限する。トランジスタA,B,C,Dは、LED1,2,3,4の活性、非活性を切り替える。ここでは、マイコン13から電流をLED1,2,3,4へ供給する構成となっているが、電源から供給した電流をマイコン13へ流す構成とすることもできる。
【0030】
以下、報知制御部16及び報知部19の動作を説明する。ここでは、図9のタイムチャートを用いて説明する。(A)は風温設定スイッチ14の押下タイミング、(B)は風温モード、(C)は風温モード表示、(D)は風温を示している。
【0031】
まず、本体の電源が投入されると、ファン6が動作し、吐き出し部4から送風が発生する。マイコン13が通電されると、風温モードはモード1となる。モード1は、温風を出力するモードであるが、加熱部8に電力が供給された直後はヒータ温度が低いため冷風が出力される。モード1では、LED1の輝度を制御するため、トランジスタAが導通状態となり、トランジスタB,C,Dは非導通となる。ただし、ポートA,B,Cは出力していないため、LED1は消灯したままとなる。
【0032】
ヒータ11が加熱されて温度が上昇し始めると、空気流路7に送られる風がヒータ11で発生した熱を帯びて風温が徐々に上昇し、吐き出し部4から送風される。風温が上昇するにつれ、ポートC、ポートB、ポートB+C、ポートA、ポートA+C、ポートA+B、ポートA+B+Cの順にポート出力をHレベルに設定する。ポートAに4mA、ポートBに2mA、ポートCに1mAの電流が流れるように、抵抗A,B,Cをそれぞれ750Ω、1.5kΩ、3kΩに設定する。これにより、0mA→1mA→2mA→3mA→4mA→5mA→6mA→7mAといったように、LED1に流れる電流がリニアに増加するため、風温が上昇するにつれてLED1の輝度を徐々に高くすることができる。
【0033】
次いで、風温設定スイッチ14が押下されると、モード2に切り替わる。モード2は、例えば冷風5秒、温風7秒といったように、温風と冷風を交互に出力するモードである。モード2では、LED1,2,3の輝度を制御するため、トランジスタA,B,Cが導通状態となり、トランジスタDは非導通となる。モード2へ切り替わった直後はLED1〜4を一斉消灯させ、徐々にLED2の輝度が明るくなるように制御を行い、その後は風温設定スイッチ14が押下されるまでLED2を常時点灯させる。冷風出力時には、LED3を点灯させて冷風が出力されていることを示し、温風出力時には、LED1を点灯させて温風が出力されていることを示す。温風へ切り替わった直後と冷風へ切り替わった直後は、LED1,3の輝度が徐々に明るくなるように制御を行う。また、冷風出力時間が終了する前には、その終了時間から逆算し、LED3の輝度が徐々に暗くなるように制御を行う。さらに、温風出力時間が終了する前には、その終了時間から逆算し、LED1の輝度が徐々に暗くなるように制御を行う。このようにすれば、常時点灯している両方向の矢印を挟んで温風の文字と冷風の文字が交互に点灯するだけでなく、その点灯のレベルを風温変化に応じて徐々に変化させることができる。
【0034】
次いで、風温設定スイッチ14が押下されると、モード3に切り替わる。モード3は、冷風を出力するモードである。モード3では、LED3の輝度を制御するため、トランジスタCが導通状態となり、トランジスタA,B,Dは非導通となる。モード3へ切り替わった直後はLED1〜4を一斉消灯させ、徐々にLED3の輝度が明るくなるように制御を行う。その後は風温設定スイッチ14が押下されるまでLED3を常時点灯させる。
【0035】
次いで、風温設定スイッチ14が押下されると、モード4に切り替わる。モード4は、低温風を出力するモードである。モード4では、LED4の輝度を制御するため、トランジスタDが導通状態となり、トランジスタA,B,Cは非導通となる。モード4へ切り替わった直後はLED1〜4を一斉消灯させ、徐々にLED4の輝度が明るくなるように制御を行う。その後は風温設定スイッチ14が押下されるまでLED4を常時点灯させる。
【0036】
以降、風温設定スイッチ14が押下されるたびにモード1〜4まで順に切り替わる。
【0037】
以上のように、実施形態3におけるドライヤーでは、発光表示部20を駆動する経路を複数に分岐させ、分岐後のそれぞれの経路に受動部品を接続し、それぞれの受動部品を介して発光表示部20に流れる電流を報知制御部16が制御するようにしている。これにより、発光表示部20を駆動する電流が制御されるため、風温変化に応じて発光表示部20を制御することが可能となる。
【0038】
一般的に報知制御部16はマイコンで構成されるが、タイマー数が少ない低価格なマイコンを使用する場合は、発光表示部20の制御の目的のみに専用のタイマーを割り当ててデューティ制御による調光を行うことが困難である。実施形態3におけるドライヤーでは、タイマーを使用せずに発光表示部20が制御されるため、低価格なマイコンを使用することができ、回路コストを低減することが可能である。
【0039】
(実施形態4)
以下、実施形態4を実施形態3と異なる点のみ説明する。本実施形態では、発光表示部20の輝度をより滑らかに変化させるようにするため、以下の手法を採用している。
【0040】
すなわち、マイコン13に実装されているソフトウェアのメインサイクルは3.5msで構成されている。このメインサイクルの例えば6個分をLED制御を行う1周期とする。1周期を21ms以下に設定すれば、LEDの点灯、消灯の繰り返しによるチラツキが目立たない。
【0041】
本実施形態における報知制御部16は、メインサイクルの構成に使用するタイマーを活用することで、発光表示部20を駆動させる電流の制御を時間軸に対しても行う。例えば、図10に示すように、発光表示部20を駆動させる平均電流が0.50mAである場合は、発光表示部20に流れる電流を各メインサイクルで1mA→0mA→1mA→0mA→1mA→0mAの順に変化させる。1mAの電流を発光表示部20に流すには、図11に示すように、ポートA,Cをハイインピーダンス状態(Hi−z)、ポートB,Eをハイインピーダンス状態、ポートC,FをH出力にすればよい。このように、H出力とハイインピーダンス状態を切り替えながら、ポートA,B,C,D,E,Fの状態を制御するようになっている。
【0042】
本実施形態では、実施形態3に比べてLEDの輝度が多段階に調節される。すなわち、実施形態3では、0mA→1mA→2mA→3mA→4mA→5mA→6mA→7mAといったように、LEDの輝度は8段階に調節される。一方、実施形態4では、0.00mA→0.17mA→0.33mA→・・・→7.00mAといったように、LEDの輝度は43段階に調節される。LED駆動電流をリニアに増加させると、視覚的にはLEDの明るさがリニアに増加しない。そのため、LED駆動電流を対数カーブに従って増加させる。これにより、図12に示すように、LEDの明るさが視覚的にリニアに見えるようになる。
【0043】
以上のように、実施形態4におけるドライヤーでは、発光表示部20に流れる電流の制御を時間軸に対しても行うようにしている。すなわち、実施形態3では、電流値の変化のみで発光表示部20の輝度を制御していたが、実施形態4では、この電流制御を時間軸に対しても行う。これにより、発光表示部20の輝度をより滑らかに変化させることができるので、外観品質を向上させることが可能となる。
【0044】
(実施形態5)
以下、実施形態5を実施形態4と異なる点のみ説明する。
【0045】
図13は、実施形態5におけるドライヤーのブロック図である。この図に示すように、LED1,3に流れる電流を制限する抵抗A,B,Cに代えて、インダクタa,b,cを含む受動部品を備えている。また、LED2,4に流れる電流を制限する抵抗D,E,Fに代えて、インダクタd,e,fを含む受動部品を備えている。LEDの輝度を周期変化させる場合、インダクタをLED電流経路上に直列に配置することで、LED駆動電流の急激な変化を抑制し、LEDの輝度をより滑らかに変化させることができる。
【0046】
以上のように、実施形態4におけるドライヤーでは、発光表示部20を駆動する経路に直列接続された受動部品がインダクタを含むため、その受動部品を駆動する電流および発光表示部20を駆動する電流をより穏やかに変化させることができる。これにより、発光表示部20の輝度をより滑らかに変化させることができるので、外観品質を向上させることが可能となる。
【0047】
なお、以上では好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、ここでは、振動モータ18の振幅の変化や発光表示部20の輝度の変化によって風温変化を報知することとしているが、振動モータ18の振動パターンの変化やブザー音の周波数または音量の変化によって風温変化を報知するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0048】
8 加熱部
14 風温設定スイッチ(設定部)
16 報知制御部
19 報知部
20 発光表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数段の風温モードを設定する設定部と、
設定された風温モードを報知する報知部と、
設定された風温モードに応じて空気を加熱する加熱部と、
加熱による風温変化に対応する報知態様となるように前記報知部を制御する報知制御部と、
を備えることを特徴とする加熱送風装置。
【請求項2】
前記報知部は、複数段の輝度で発光する発光表示部であり、
前記報知制御部は、加熱による風温変化に対応する輝度となるように前記発光表示部を制御することを特徴とする請求項1記載の加熱送風装置。
【請求項3】
前記発光表示部を駆動する経路を複数に分岐させ、分岐後のそれぞれの経路に受動部品を接続し、それぞれの受動部品を介して発光表示部に流れる電流を前記報知制御部が制御することを特徴とする請求項2記載の加熱送風装置。
【請求項4】
前記発光表示部に流れる電流の制御を時間軸に対しても行うことを特徴とする請求項3記載の加熱送風装置。
【請求項5】
前記受動部品はインダクタを含むことを特徴とする請求項3記載の加熱送風装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2013−81642(P2013−81642A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223751(P2011−223751)
【出願日】平成23年10月11日(2011.10.11)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】