説明

加重検知センサー及び加重検知システム

【課題】加重検知センサーに冗長性を与え、一部が故障しても全体として正しい検知動作が行えるようにする。
【解決手段】加重検知センサー2は、第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とを上下に積層して備える。両テープスイッチ群は電気回路的に直列接続され、検知リレー14に電圧を印加する検知用電圧ライン20の電圧が、この直列接続された第1及び第2のテープスイッチ群間に印加される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加重を検知する加重検知センサー等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、駅ホームの軌道側端部下、ホームと軌道との間に転落検知マットと呼ばれる加重検知センサーを敷設した転落検知システムが知られるところである。転落検知マット(加重検知センサー)は、複数のテープスイッチが面状に並べて内蔵されており、駅ホームから転落した利用者が転落検知マット上に落ちると、その加重によってマットが上下に弾性変形して、内蔵しているテープスイッチが閉成し検知信号を発する。転落検知システムには、こうした転落検知マットからの通電を検知して駅係員に警報を発する装置が別途用意されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−298259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、転落検知マットに内蔵されるテープスイッチの故障形態で最も多いのが、テープスイッチが閉成したまま戻らなくなる状態である。こうした故障が発生すると、正しい検知ができないため、早急に転落検知マットを交換する必要がある。しかし、交換作業のために列車の運行を停止することは、利用者へ不便を強いることになるので、できる限り避けることが望まれる。また、転落検知マット以外の使用においても、加重検知センサーには同様の問題がある。
【0005】
本発明は、こうした事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加重検知センサーに冗長性を与え、一部が故障しても全体として正しい検知動作が行えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の形態は、複数のテープスイッチが面状に並べて配置された第1及び第2のテープスイッチ群を上下に積層し、且つ、電気回路的に直列接続して構成し、所与の検知用電圧ラインの電圧が、前記直列接続された前記第1及び第2のテープスイッチ群間に印加されて使用される加重検知センサーである。
【0007】
第1の形態によれば、第1のテープスイッチ群と、第2のテープスイッチ群とが上下に積層して配置されているので、両方のテープスイッチ群ともに正常であれば、加重が作用してそれぞれに内蔵されているテープスイッチがともに閉成し、検知用電圧ラインの電圧が変化して加重を検知することができる。
【0008】
もし、一方のテープスイッチ群のテープスイッチが閉成したまま故障したとしても、他方のテープスイッチ群が閉成しなければ、直列接続された2つのテープスイッチ群間が導通することは無い。すなわち、正常に動作している他方のテープスイッチ群に加重が作用することで初めて電圧が変化するため、加重検知センサは正常時と同じように機能できる。
よって、両方のテープスイッチ群がともに故障するまで加重検知センサーを継続して使用することが可能になる。
【0009】
第2の形態は、前記第2のテープスイッチ群には、前記検知用電圧ラインの電圧より低い第2電圧ラインの電圧が印加されて使用され、前記第2電圧ラインとの通電状態を示す表示部を更に備えた第1の形態の加重検知センサーである。
【0010】
第2の形態によれば、第2のテープスイッチ群に第2電圧ラインの電圧が印加され、第1のテープスイッチ群には「(検知用電圧ラインの電圧)−(第2電圧ラインの電圧)」の電圧が印加されることとなる。そのため、何れかのテープスイッチ群が閉成することで、第2電圧ラインとの間で導通することとなる。すなわち、何れかのテープスイッチ群が閉成したままとなる故障が生じているか否かを表示部の表示で通知することが可能となる。
【0011】
第3の形態は、前記表示部が、前記第2電圧ラインとの通流方向を示す第2の形態の加重検知センサーである。
【0012】
第3の形態によれば、第2の形態と同様の効果が得られるとともに、第1テープスイッチ群と第2テープスイッチ群の何れが閉成しているかによって通流方向が変化することを利用して、何れのテープスイッチ群が故障しているかを通知することが可能になる。
【0013】
第4の形態は、前記第1及び第2のテープスイッチ群は、当該テープスイッチ群を構成する隣接するテープイッチが同時に閉成することによって、当該テープスイッチ群が通電・作動するように構成されてなる、第1〜第3の何れかの形態の加重検知センサーである。
【0014】
第4の形態によれば、第1〜第3の形態の何れかと同様の効果が得られるとともに、テープスイッチの配置ピッチより小さい範囲での加重作用を検知しないようにできる。例えば、小動物などが加重検知センサーの上を歩いたり、砕石が加重検知センサーの上に載った状態であっても誤検知しなくて済む。
【0015】
第5の形態は、前記検知用電圧ラインに並列接続された1以上の第1〜第4の何れかの形態の加重検知センサーと、前記検知用電圧ラインの一端側に電圧を印加する電源部と、前記検知用電圧ラインの他端側に当該検知用電圧ラインの電圧によって作動するリレー部と、を具備した加重検知システムである。
【0016】
第5の形態によれば、第1〜第4の形態の加重検知センサーを用いた加重検知システムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】転落検知マットの構成例を示す上面図。
【図2】転落検知マットの構成例を示す側面図。
【図3】図1のC−C断面における転落検知マットの縦断面図。
【図4】転落検知マットに係る電気回路図
【図5】加重検知システムの詳細な回路図。
【図6】加重検知システムの動作例を示す図。
【図7】加重検知システムの故障時の動作例を示す図。
【図8】加重検知システムの故障時の動作例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本実施形態の加重検知センサーは、転落検知マットとして利用可能なセンサーであり、加重検知システムの一種である転落防止検知システムに用いられることとして説明する。
図1と図2は、それぞれ本実施形態における加重検知センサーの構成例を示す上面図及び側面図である。図3は、図1のC−C断面における加重検知センサーの縦断面図である。
【0019】
本実施形態の加重検知センサー2は、弾性樹脂からなる外装4で覆われた薄いシート状の外観を有する。
図1〜図2に示すように、一つの加重検知センサー2は、複数のテープスイッチを長手方向を揃えて面状に配列・内蔵したシート状の第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8を上下に重ねて内蔵する。具体的には、第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8を1セットとして、横方向(図1に向かって上下方向)に4セット、合計8つのテープスイッチ群を内蔵する。
【0020】
外装4の一側面には端子ブロック10が突設され、ここにケーブル束12が接続されている。ケーブル束12には、加重検知センサー2への電力線や加重検知センサー2からの検知信号線が含まれている。
【0021】
図3に示すように、第1テープスイッチ群6は、弾性樹脂で形成されたシェル5の内部にテープ状の導体を対向させて離隔配置したテープスイッチA1〜A4を内蔵する。また第2テープスイッチ群8も同様の構成を有しており、テープスイッチB1〜B4を内蔵する。そして、第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とは、対応するテープスイッチ同士が上下に配置される。尚、以降では、第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8の上下の組み合わせが同じテープスイッチ相互の符号を、同じ数字の添字で表すものとする。
【0022】
図4は、本実施形態における加重検知センサー2を備える加重検知システム100の回路構成の概念図である。本実施形態の加重検知システム100は、転落防止システムとして使用される。
加重検知センサー2に上下に積層内蔵された第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8は電気回路的に直列接続され、検知リレー14と並列に検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22との間に接続されている。換言すると、検知用電圧ライン20の一端側に電源部30が接続され、他端側に検知リレー14が接続されており、その間に、加重を検知した際に検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22とを短絡するように動作する加重検知センサー2が設けられている。
【0023】
また、第2電圧ライン24には、電源部30が印加する検知用電圧ライン20の電圧より低い電圧が第2電源部32により引加される。第2電圧ライン24と基底電圧ライン22間には、表示部26を介して第2テープスイッチ群8が接続されている。表示部26は、第2電圧ライン24側から加重検知センサー2に向けて電気が流入しているのか、或いは、加重検知センサー2から第2電圧ライン24側に向けて電気が流出しているのかの通流方向を示す表示手段を有している。
【0024】
第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とがともに正常で、且つ加重が作用していない時、回路は図4の状態にある。検知リレー14には検知用電圧ライン20の電圧が作用しており、検知リレー14は作動状態にある。
もし、第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とがともに正常で、且つ加重が作用した場合には、検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22とが短絡状態となり、検知リレー14に印加される電圧が降下し、検知リレー14が落下して加重検知されることとなる。
【0025】
もし、(1)第1テープスイッチ群6が故障し第2テープスイッチ群8が正常であり、且つ加重が作用していない場合、或いは(2)第1テープスイッチ群6が正常で第2テープスイッチ群8が故障し、且つ加重が作用していない場合には、検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22とは短絡状態とはならず、検知リレー14は作動したままとなる。
【0026】
具体的には、(1)のケースでは、第1テープスイッチ群6のみが閉成するため、検知用電圧ライン20の電圧と、第2電圧ライン24の電圧との差(より正確には電源部30の出力段の抵抗や第2電源部32の出力段の抵抗による電圧降下分等を更に除いた電圧)が第1テープスイッチ群6に導通する。尚、この場合、表示部26は、加重検知センサー2から第2電圧ライン24へ向けて電流が流れる方向(流出する方向)を示す。
【0027】
一方、上記(2)のケースでは、第2テープスイッチ群8のみが閉成するため、第2電圧ライン24の電圧が第2テープスイッチ群8に導通する。この場合、表示部26は、第2電圧ライン24から加重検知センサー2へ向けて電流が流れる方向(流入する方向)を示す。
【0028】
よって、加重が作用していない状況における表示部26の表示形態によって、加重検知センサー2の故障の有無、更には何れのテープスイッチ群が故障しているかを知ることができる。
【0029】
図5は、本実施形態における加重検知センサー2を備える加重検知システム100のより詳細な回路図である。
尚、同図では第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8を1セット分のみ表示している。また、第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8を一点鎖線で囲んで示し、二点鎖線にて加重検知センサー2としての回路を示している。
【0030】
第1テープスイッチ群6は、4本のテープスイッチA1〜Aを備えており、隣接する一対のテープスイッチ(A1とA2、A2とA3、A3とA4)が直列に接続され、表示部26を介して検知用電圧ライン20と第2電圧ライン24との間に接続されている。
第2テープスイッチ群8は、4本のテープスイッチB1〜B4を備えており、隣接する一対のテープスイッチ(B1とB2、B2とB3、B3とB4)が直列に接続され、表示部26を介して第2電圧ライン24と基底電圧ライン22との間に接続されている。
【0031】
従って、第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8において、隣接するテープスイッチの配置ピッチより小さい範囲での加重作用は検知しないこととなる。例えば、1つのテープスイッチのみが閉成したとしても直列接続を構成するための隣接組の他方のテープスイッチが閉成しなければ隣接組の直列接続が構成されない。従って、小動物などの接地部位が小さい動物が加重検知センサー2の上を歩いたり、砕石が加重検知センサー2の上に載った状態となり、1つのテープスイッチのみが閉成したとしても、誤動作することはない。
【0032】
なお、第1テープスイッチ群6及び第2テープスイッチ群8において、奇数番目のテープスイッチ同士が並列に接続され、偶数番目のテープスイッチ同士が並列に接続され、奇数番目のテープスイッチ群と偶数番目のテープスイッチ群とが直列に接続されていると見ることもできる。
【0033】
また、物理的上下関係にある第1テープスイッチ群6側のテープスイッチの隣接組(例えば、A1とA2)と、第2テープスイッチ群8側のテープスイッチの隣接組(例えば、B1とB2)とは、検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22との間に直列に接続されている。具体的には、例えば、テープスイッチA1及びテープスイッチA2の隣接組と、テープスイッチB1及びテープスイッチB2の隣接組が検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22との間に直列に接続されている。他の隣接組も同様である。
【0034】
第2電圧ライン24の一端側には、第2電源部32が接続されており、電源部30が印加する検知用電圧ライン20の電圧(例えば24ボルト)より低い電圧(例えば12ボルト)が第2電源部32によって印加されている。
【0035】
また、第2電圧ライン24には、加重検知センサー2(より具体的には第1テープスイッチ群6)から第2電源部32への通流により発光する第1LED42と、第2電源部32から加重検知センサー2(より具体的には第2テープスイッチ群8)への通流により発光する第2LED44と、抵抗46とが並列接続された表示部26が接続されている。第1LED42と、第2LED44とは、端子ブロック10に固定されており、外部から発光している様子が駅ホームからホーム下を見ると容易に視認できるようになっている(図1〜図2参照)。
【0036】
次に、各検知状態の作動状況について説明する。
先ず、正常な状態ついて説明する。
第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とがともに正常で、且つ加重が作用していない時、回路は図5の状態にある。検知リレー14には検知用電圧ライン20の電圧が作用しており、検知リレー14は作動状態にある。加重は検知されないことになる。
第1テープスイッチ群6と第2テープスイッチ群8とがともに正常で、且つ加重が作用している時、例えば、テープスイッチA1,A2,B1,B2が加重により閉成している場合には、回路は図6の状態となる。検知用電圧ライン20と基底電圧ライン22は短絡し(図中の太実線)、検知リレー14に印加される電圧が降下して検知リレー14が落下し、加重が検知されることになる。
【0037】
ここで表示部26に着目すると、第1テープスイッチ群6が閉成することにより、加重検知センサー2から第2電源部32へ向けて通流し(図中の太破線)、第1LED42が点灯する。
【0038】
次に、故障状態について説明する。
第1テープスイッチ群6が故障して閉成状態となり、第2テープスイッチ群8が正常で、且つ加重が作用していない時、回路は図7の状態となる。図7の例では、テープスイッチA1,A2の両方が閉成状態となっている。この場合、検知リレー14には検知用電圧ライン20の電圧が作用しており、検知リレー14は作動状態にある。加重は検知されないことになる。
【0039】
しかし、閉成状態の第1テープスイッチ群6を通じて検知用電圧ライン20の電圧がかかるため、加重検知センサー2から第2電源部32へ向けて通流することにより(図中の太実線)、第1LED42が点灯する。勿論、加重が作用した場合には、図6の状態となるので検知リレー14が落下して正しく加重が検知される。
【0040】
つまり、第1テープスイッチ群6が故障したとしても、加重検知センサー2全体としては正常に作動する。しかし、加重が作用していない状態にあっても第1LED42が点灯したままとなる。このため、第1テープスイッチ群6が故障していることが外部から一目でわかり、適当な時機(例えば、転落検知マットとして使用する場合には、営業が終了した時間帯など)に当該加重検知センサー2を交換することができる。
【0041】
なお、図7のように、2つのテープスイッチA1,A2が閉成状態となって直列接続が構成されるのではなく、1つのテープスイッチのみが故障して閉成状態となった場合には、図5の正常時と同じ回路動作となる。
【0042】
また、別の故障状態として、第1テープスイッチ群6が正常で、第2テープスイッチ群8が故障して閉成状態となり、且つ加重が作用していない時、回路は図8の状態となる。図8の例では、テープスイッチB1,B2の両方が閉成状態となっている。この場合も、検知リレー14には検知用電圧ライン20の電圧が作用しており、検知リレー14は作動状態にある。加重は検知されないことになる。
【0043】
しかし、第2電圧ライン24は、閉成状態の第2テープスイッチ群8によって基底電圧ライン22に接続されるので、第2電源部32から加重検知センサー2へ向けて通流し(図中の太実線)、第2LED44が点灯する。勿論、加重が作用した場合には、図6の状態となるので検知リレー14が落下して正しく加重が検知される。
【0044】
つまり、第2テープスイッチ群8が故障したとしても、加重検知センサー2全体としては正常に作動する。しかし、加重が作用していない状態にあっても第2LED44が点灯したままとなる。このため、第2テープスイッチ群8が故障していることが外部から一目でわかる。
なお、図8のように、2つのテープスイッチB1,B2が閉成状態となって直列接続が構成されるのではなく、1つのテープスイッチのみが故障して閉成状態となった場合には、図5の正常時と同じ回路動作となる。
【0045】
以上、本発明を適用した加重検知センサー2及びそれを利用した加重検知システム100について説明したが、本発明の形態はこれに限定されるものではなく、適宜構成要素を追加・省略・変更することができる。
例えば、上記実施形態では、上下に2つのテープスイッチ群を重ねて1セットを構成しているが、3つ以上で一つのセットとしても良い。また、そうしたセットの横方向の配列数も上記実施形態では4つとしたが適宜設定することができる。
【0046】
また、加重検知センサー2を転落検知マットとし、加重検知システム100を転落防止検知システムとして用いる場合を説明したが、他の形態として使用することも可能である。例えば、所定区域の境界に加重検知センサー2を敷設して、境界を通行する人或いは車を検知するシステムとして使用してもよい。進入禁止区域の境界に敷設した場合には進入者或いは進入車を検知することが可能となる。
【符号の説明】
【0047】
2…加重検知センサー
4…外装
5…シェル
6…第1テープスイッチ群
8…第2テープスイッチ群
10…端子ブロック
12…ケーブル束
14…検知リレー
20…検知用電圧ライン
22…基底電圧ライン
24…第2電圧ライン
30…電源部
32…第2電源部
42…第1LED
44…第2LED
100…加重検知システム
A1,A2,A3,A4…(第1テープスイッチ群の)テープスイッチ
B1,B2,B3,B4…(第2テープスイッチ群の)テープスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のテープスイッチが面状に並べて配置された第1及び第2のテープスイッチ群を上下に積層し、且つ、電気回路的に直列接続して構成し、
所与の検知用電圧ラインの電圧が、前記直列接続された前記第1及び第2のテープスイッチ群間に印加されて使用される、
加重検知センサー。
【請求項2】
前記第2のテープスイッチ群には、前記検知用電圧ラインの電圧より低い第2電圧ラインの電圧が印加されて使用され、
前記第2電圧ラインとの通電状態を示す表示部を更に備えた、
請求項1に記載の加重検知センサー。
【請求項3】
前記表示部は、前記第2電圧ラインとの通流方向を示す、
請求項2に記載の加重検知センサー。
【請求項4】
前記第1及び第2のテープスイッチ群は、当該テープスイッチ群を構成する隣接するテープイッチが同時に閉成することによって、当該テープスイッチ群が通電・作動するように構成されてなる、
請求項1〜3の何れか一項に記載の加重検知センサー。
【請求項5】
前記検知用電圧ラインに並列接続された1以上の請求項1〜4の何れか一項に記載の加重検知センサーと、
前記検知用電圧ラインの一端側に電圧を印加する電源部と、
前記検知用電圧ラインの他端側に当該検知用電圧ラインの電圧によって作動するリレー部と、
を具備した加重検知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−40837(P2013−40837A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−177519(P2011−177519)
【出願日】平成23年8月15日(2011.8.15)
【出願人】(000001292)株式会社京三製作所 (324)