加飾真珠及びその製造方法
【課題】簡易な方法でありながら装飾効果の高い加飾真珠を形成する技術を提供する。
【解決手段】養殖真珠3の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、硬化型樹脂を充填して固化させ、孔の開口における硬化型樹脂の表面及び孔周辺の養殖真珠3の外表面に塗料9を塗布することで加飾真珠1を得る。塗料9に金粉11を混入させるとより一層装飾効果の高い加飾真珠1を得ることができる。
【解決手段】養殖真珠3の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、硬化型樹脂を充填して固化させ、孔の開口における硬化型樹脂の表面及び孔周辺の養殖真珠3の外表面に塗料9を塗布することで加飾真珠1を得る。塗料9に金粉11を混入させるとより一層装飾効果の高い加飾真珠1を得ることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾真珠及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ネックレス、リング、ペンダント等の宝飾用として流通している真珠の大半は養殖真珠である。養殖真珠は、球形の核をアコヤ貝等に強制的に挿入し、貝を海に戻して数年育てることにより、核の周りに真珠層を形成させて造られる。養殖真珠といっても、天然の貝により造られるものであるから、外表面の傷や歪み等により品質が劣るものが半数以上を占める。
【0003】
このように品質が劣る真珠を有効利用するために、真珠の表面に線状の溝を形成し、その溝に透明樹脂コーティングを施すことで、装飾効果を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−101929号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、ブラスト加工、研削加工、レーザー加工等により、繊細な加工を施して溝を形成する必要があり、機器の操作技術の習得や作業用スペースの確保が必要となる。
【0005】
本発明は、簡易な方法でありながら装飾効果の高い加飾真珠を形成する技術を提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
【0007】
すなわち、第1の発明は、真珠の外表面の凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布した加飾真珠である。
【0008】
この第1の発明によれば、外表面において品質を低下させる凹部又は凸部が塗料で覆われるため、品質が劣る真珠を有効利用できるとともに、真珠の光沢及び色彩と塗料の色彩との組み合わせによる高い装飾効果が得られる。しかも、真珠の外表面に塗料を塗布するだけでよいため、非常に簡易に加飾真珠を得ることができる。
【0009】
なお、ここでいう「凹部又は凸部」とは、真珠の外表面の真球率を下げる凹凸の歪み、表面粗さ率を上げる傷、孔、溝等を含む。
【0010】
また、前記塗料は漆であってもよい。
【0011】
漆独特の光沢により、装飾効果がより一層高められる。
【0012】
さらに、前記塗料に、銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末を混入させてもよい。
【0013】
塗料に混入させた銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末の輝きにより、ユニークな装飾効果を得ることができる。
【0014】
また、真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させ、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布してもよい。
【0015】
真珠の外表面に孔が開き、内部に空洞部分ができている場合がある。この場合も、孔から固化可能な組成物を充填して空洞を埋め、孔の開口において露出した固化組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布すれば、装飾効果の高い加飾真珠を得ることができる。
【0016】
なお、固化可能な流動性の組成物としては、硬化型樹脂組成物、硬化型粘土、石膏などを用いることができる。
【0017】
また、前記流動性組成物は、粉末真珠を含有してもよい。
【0018】
これにより、真珠と流動性組成物の親和性が高くなると考えられる。
【0019】
また、第2の発明は、真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させる工程と、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布する工程とを含む加飾真珠の製造方法である。
【0020】
この第2の発明によれば、真珠の外表面に孔が開き、内部に空洞部分ができている場合も、装飾効果の高い加飾真珠を、簡易な方法により得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0022】
図4は、加飾真珠1の正面、左側面及び平面を表す図であり、図5は加飾真珠1の背面、右側面及び底面を表す図である。図4において、加飾真珠1では、養殖真珠3の外表面に塗料9が塗布されている。この加飾真珠1では、塗料9は漆であり、金粉11が混入されている。
【0023】
図3に示すように、加飾真珠1の内部では、真珠核13の周りに真珠層15が形成されている。真珠層15が形成されていない空間(空洞部)には、硬化型樹脂7が充填されて固化しており、孔5の開口における硬化型樹脂7の表面及び孔5周辺の真珠の外表面に、塗料9が塗布されている。
【0024】
次に、この加飾真珠1の製造方法について説明する。
【0025】
まず、図1に示すように、外表面に孔5が開き、内部に空洞部を有する養殖真珠3を用意する。
【0026】
次に、空洞部に硬化型樹脂7を充填し、固化させる(図2の断面図を参照)。硬化型樹脂7には粉末真珠を含有させてもよい。
【0027】
最後に、図3に示すように、養殖真珠3の外表面に開けられた孔5の開口における硬化型樹脂7の表面、及び孔5周辺の外表面に、塗料9を塗布する。すると、図4に示す加飾真珠1が得られる。
【0028】
以上のように、加飾真珠1では、外表面に開いた孔5(凹部)が、塗料9で覆われるため、通常であれば品質が劣るとされる養殖真珠3を有効利用できる。また、養殖真珠3の光沢及び色彩と、塗料9(漆)の光沢及び色彩との組み合わせによって、高い装飾効果が得られる。しかも、養殖真珠3の内部の空洞部に硬化型樹脂7を充填して固化させ、その表面及び孔5の周辺の外表面に塗料9を塗布するだけでよいため、非常に簡易に加飾真珠1を得ることができる
さらに、塗料9には金粉11が混入されているため、その輝きによりユニークな装飾効果が得られる。
【0029】
以上では、図4及び図5に基づき、本発明の加飾真珠の一実施形態を説明したが、図6〜図17にも他の加飾真珠が例示されている。
【0030】
これら加飾真珠は、指輪、ブローチ、カフスボタン、ブレスレット、ネクタイピン、根付、髪飾り等の装飾用に用いることができる。
【0031】
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
【0032】
上記実施の形態では、養殖真珠の内部において真珠核の周りに形成された真珠層が存在しない空間(空洞部)に固化可能な流動性組成物を充填していたが、真珠核及び真珠層が全て抜け落ちてしまい内部全体が空洞となっている養殖真珠を使用し、内部全体に固化可能な流動性組成物を充填してもよい。一方、内部全体に真珠層が形成され空洞部が存在しない養殖真珠を使用してもよい。これらの養殖真珠についても、外表面に現れた凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布することで、簡易な方法により加飾真珠を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図2】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図3】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図4】本発明の一実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図5】図4の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図6】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図7】図6の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図8】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図9】図8の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図10】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図11】図10の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図12】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図13】図12の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図14】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図15】図14の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図16】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図17】図16の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【符号の説明】
【0034】
1…加飾真珠、3…養殖真珠、5…孔、7…組成物、9…塗料、11…金粉。
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾真珠及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ネックレス、リング、ペンダント等の宝飾用として流通している真珠の大半は養殖真珠である。養殖真珠は、球形の核をアコヤ貝等に強制的に挿入し、貝を海に戻して数年育てることにより、核の周りに真珠層を形成させて造られる。養殖真珠といっても、天然の貝により造られるものであるから、外表面の傷や歪み等により品質が劣るものが半数以上を占める。
【0003】
このように品質が劣る真珠を有効利用するために、真珠の表面に線状の溝を形成し、その溝に透明樹脂コーティングを施すことで、装飾効果を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−101929号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、ブラスト加工、研削加工、レーザー加工等により、繊細な加工を施して溝を形成する必要があり、機器の操作技術の習得や作業用スペースの確保が必要となる。
【0005】
本発明は、簡易な方法でありながら装飾効果の高い加飾真珠を形成する技術を提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
【0007】
すなわち、第1の発明は、真珠の外表面の凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布した加飾真珠である。
【0008】
この第1の発明によれば、外表面において品質を低下させる凹部又は凸部が塗料で覆われるため、品質が劣る真珠を有効利用できるとともに、真珠の光沢及び色彩と塗料の色彩との組み合わせによる高い装飾効果が得られる。しかも、真珠の外表面に塗料を塗布するだけでよいため、非常に簡易に加飾真珠を得ることができる。
【0009】
なお、ここでいう「凹部又は凸部」とは、真珠の外表面の真球率を下げる凹凸の歪み、表面粗さ率を上げる傷、孔、溝等を含む。
【0010】
また、前記塗料は漆であってもよい。
【0011】
漆独特の光沢により、装飾効果がより一層高められる。
【0012】
さらに、前記塗料に、銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末を混入させてもよい。
【0013】
塗料に混入させた銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末の輝きにより、ユニークな装飾効果を得ることができる。
【0014】
また、真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させ、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布してもよい。
【0015】
真珠の外表面に孔が開き、内部に空洞部分ができている場合がある。この場合も、孔から固化可能な組成物を充填して空洞を埋め、孔の開口において露出した固化組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布すれば、装飾効果の高い加飾真珠を得ることができる。
【0016】
なお、固化可能な流動性の組成物としては、硬化型樹脂組成物、硬化型粘土、石膏などを用いることができる。
【0017】
また、前記流動性組成物は、粉末真珠を含有してもよい。
【0018】
これにより、真珠と流動性組成物の親和性が高くなると考えられる。
【0019】
また、第2の発明は、真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させる工程と、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布する工程とを含む加飾真珠の製造方法である。
【0020】
この第2の発明によれば、真珠の外表面に孔が開き、内部に空洞部分ができている場合も、装飾効果の高い加飾真珠を、簡易な方法により得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0022】
図4は、加飾真珠1の正面、左側面及び平面を表す図であり、図5は加飾真珠1の背面、右側面及び底面を表す図である。図4において、加飾真珠1では、養殖真珠3の外表面に塗料9が塗布されている。この加飾真珠1では、塗料9は漆であり、金粉11が混入されている。
【0023】
図3に示すように、加飾真珠1の内部では、真珠核13の周りに真珠層15が形成されている。真珠層15が形成されていない空間(空洞部)には、硬化型樹脂7が充填されて固化しており、孔5の開口における硬化型樹脂7の表面及び孔5周辺の真珠の外表面に、塗料9が塗布されている。
【0024】
次に、この加飾真珠1の製造方法について説明する。
【0025】
まず、図1に示すように、外表面に孔5が開き、内部に空洞部を有する養殖真珠3を用意する。
【0026】
次に、空洞部に硬化型樹脂7を充填し、固化させる(図2の断面図を参照)。硬化型樹脂7には粉末真珠を含有させてもよい。
【0027】
最後に、図3に示すように、養殖真珠3の外表面に開けられた孔5の開口における硬化型樹脂7の表面、及び孔5周辺の外表面に、塗料9を塗布する。すると、図4に示す加飾真珠1が得られる。
【0028】
以上のように、加飾真珠1では、外表面に開いた孔5(凹部)が、塗料9で覆われるため、通常であれば品質が劣るとされる養殖真珠3を有効利用できる。また、養殖真珠3の光沢及び色彩と、塗料9(漆)の光沢及び色彩との組み合わせによって、高い装飾効果が得られる。しかも、養殖真珠3の内部の空洞部に硬化型樹脂7を充填して固化させ、その表面及び孔5の周辺の外表面に塗料9を塗布するだけでよいため、非常に簡易に加飾真珠1を得ることができる
さらに、塗料9には金粉11が混入されているため、その輝きによりユニークな装飾効果が得られる。
【0029】
以上では、図4及び図5に基づき、本発明の加飾真珠の一実施形態を説明したが、図6〜図17にも他の加飾真珠が例示されている。
【0030】
これら加飾真珠は、指輪、ブローチ、カフスボタン、ブレスレット、ネクタイピン、根付、髪飾り等の装飾用に用いることができる。
【0031】
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
【0032】
上記実施の形態では、養殖真珠の内部において真珠核の周りに形成された真珠層が存在しない空間(空洞部)に固化可能な流動性組成物を充填していたが、真珠核及び真珠層が全て抜け落ちてしまい内部全体が空洞となっている養殖真珠を使用し、内部全体に固化可能な流動性組成物を充填してもよい。一方、内部全体に真珠層が形成され空洞部が存在しない養殖真珠を使用してもよい。これらの養殖真珠についても、外表面に現れた凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布することで、簡易な方法により加飾真珠を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図2】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図3】本発明の一実施形態における加飾真珠の製造工程を示す簡略断面図。
【図4】本発明の一実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図5】図4の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図6】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図7】図6の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図8】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図9】図8の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図10】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図11】図10の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図12】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図13】図12の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図14】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図15】図14の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【図16】本発明の他の実施形態における加飾真珠の正面、左側面及び平面を表す図。
【図17】図16の加飾真珠の背面、右側面及び底面を表す図。
【符号の説明】
【0034】
1…加飾真珠、3…養殖真珠、5…孔、7…組成物、9…塗料、11…金粉。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真珠の外表面の凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布した加飾真珠。
【請求項2】
前記塗料は漆であることを特徴とする請求項1に記載の加飾真珠。
【請求項3】
前記塗料に、銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末を混入させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加飾真珠。
【請求項4】
真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させ、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の加飾真珠。
【請求項5】
前記流動性組成物は、粉末真珠を含有することを特徴とする請求項4に記載の加飾真珠。
【請求項6】
真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させる工程と、
前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布する工程とを含む加飾真珠の製造方法。
【請求項1】
真珠の外表面の凹部又は凸部を被覆する領域に塗料を塗布した加飾真珠。
【請求項2】
前記塗料は漆であることを特徴とする請求項1に記載の加飾真珠。
【請求項3】
前記塗料に、銅、銀、金又はカラープラスチックの粉末を混入させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加飾真珠。
【請求項4】
真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させ、前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の加飾真珠。
【請求項5】
前記流動性組成物は、粉末真珠を含有することを特徴とする請求項4に記載の加飾真珠。
【請求項6】
真珠の外表面に開いた孔から、真珠内部の空洞部分に、固化可能な流動性の組成物を充填して固化させる工程と、
前記孔の開口における前記組成物の表面及び孔周辺の真珠の外表面に塗料を塗布する工程とを含む加飾真珠の製造方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−200378(P2012−200378A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−67052(P2011−67052)
【出願日】平成23年3月25日(2011.3.25)
【出願人】(511067190)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月25日(2011.3.25)
【出願人】(511067190)
【Fターム(参考)】
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