説明

動作保護装置、動作保護ソフトウェア、及び動作保護方法

【課題】装置が不正に使用されることを防止する動作保護装置、動作保護ソフトウェア、及び動作保護方法を得る。
【解決手段】画像処理装置10がメーカモードにあるときに、適切なセキュリティデータを記憶するハードウェアキー25が動作保護装置20に接続され、かつ画像処理装置10がユーザモードにあるとき、すなわち画像処理装置10をユーザが使用するときに、適切なセキュリティデータを記憶するハードウェアキー25が動作保護装置20に接続されているときにのみ、画像処理装置10は契約済機能で動作する。それ以外の場合には、画像処理装置10は契約済機能の一部を制限して動作する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続された外部装置の動作を制御する動作保護装置、動作保護ソフトウェア、及び動作保護方法に関する。
【背景技術】
【0002】
予めインストールされたソフトウェアに従って動作する写真処理装置が知られている。写真処理装置は、電源が投入されたときにソフトウェア固有のドングルが所定のポートに正常に接続されているか否かをチェックし、ソフトウェア固有のドングルが所定のポートに正常に接続されているとき、ソフトウェアの処理機能に制限を加えることなく動作する。一方、ドングルが正常に接続されていないときは、ソフトウェアの処理機能に所定の制限を加えることで装置の使用を可能にしている(引用文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−163924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、写真処理装置は電源投入時のみドングルをチェックするため、電源が投入された後にドングルをポートから取り外した場合、ソフトウェアの処理機能に制限を加えることなく装置が動作してしまう。また、取り外したドングルを他の写真処理装置に取り付けて電源を投入すると、他の写真処理装置もまたソフトウェアの処理機能に制限を加えることなく動作する。
【0005】
本発明はこれらの問題を鑑みてなされたものであり、外部装置が不正に使用されることを防止する動作保護装置、動作保護ソフトウェア、及び動作保護方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願第1の発明による動作保護装置は、所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護装置であって、所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、外部装置の動作モードを検知するモード検知部と、動作保護装置に対して入力可能なセキュリティデータと、セキュリティデータを検知するデータ検知部と、外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータが入力されたことをデータ検知部が検知していない場合、外部装置の一部の機能を制限する制御部とを備えることを特徴とする。
【0007】
外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部が検知しており、かつ外部装置がユーザモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部が検知していない場合、外部装置の一部の機能を制御部が制限することが好ましい。
【0008】
外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部が検知しており、かつ外部装置がユーザモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部が検知している場合、外部装置の機能を制御部が制限しないことが好ましい。
【0009】
セキュリティデータを記憶し、データ検知部に着脱自在に設けられる鍵部材をさらに備え、データ検知部は、外部装置がユーザモード又はメーカモードにあるときに、取り付けられた鍵部材が記憶するセキュリティデータを検知することが好ましい。
【0010】
セキュリティデータはパスワードであって、セキュリティデータをデータ検知部に入力可能な入力部をさらに備えてもよい。
【0011】
本願第2の発明による動作保護ソフトウェアは、所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護ソフトウェアであって、所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、外部装置の動作モードをモード検知部に検知させるステップと、外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部に検知させるステップと、外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータを検知していない場合、外部装置の一部の機能を制御部に制限させるステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
本願第3の発明による動作保護方法は、所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護方法であって、所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、外部装置の動作モードを検知するステップと、外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータを検知するステップと、外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータを検知していない場合、外部装置の一部の機能を制限するステップとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、装置が不正に使用されることを防止する動作保護装置、動作保護ソフトウェア、及び動作保護方法を得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】動作保護装置を概略的に示したブロック図である。
【図2】第1の動作保護処理を示したフローチャートである。
【図3】第2の動作保護処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明による動作保護装置20を有する画像処理装置10について添付図面を参照して説明する。まず、図1を用いて画像処理装置10の構成について説明する。
【0016】
画像処理装置10は、画像処理部11、画像データ受信部12、出力データ変換部13、及び動作保護装置20を主に備え、被写体を撮像して画像データを出力する画像出力装置14、画像を表示する画像表示装置15、及びプリンタやUSBメモリから成る外部記憶装置16と接続される。画像処理部11、画像データ受信部12、出力データ変換部13は、動作保護装置20に接続される外部装置を成す。
【0017】
画像データ受信部12は、画像出力装置14と接続されて画像データを受信する。画像処理部11は、画像データ受信部12から画像データを受信して所定の画像処理を画像データに施し、画像処理が施された画像データを出力データ変換部13に送信する。出力データ変換部13は、画像表示装置15及び外部記憶装置16に接続され、画像処理部11から受信した画像データを出力先に応じた信号形式に変換して出力する。
【0018】
画像処理装置10は、ユーザとメーカとの間の契約により予め定められた範囲の機能を実行する。この範囲の機能を契約済機能と呼ぶ。契約済機能は、動作保護装置20により記憶される。動作保護装置20は、契約済機能の範囲で、画像処理装置10の動作を制御する。
【0019】
画像処理装置10は、画像処理部11の動作を規定する複数の動作モードを備える。画像処理装置10の動作モードは、ユーザが使用するときの動作モードであるユーザモードと、メーカのサービスマンが保守・点検時に使用するメーカモードである。パスワードの入力といった所定の操作がなされると、画像処理装置10はユーザモードからメーカモードに移行する。サービスマンは、メーカモードにある画像処理装置10を操作して、画像処理装置10の維持、補修、又は各種の設定を行う。これにより、画像処理装置10の機能の一部が制限され、又は使用可能にされる。パスワードの入力といった所定の操作がなされない限り、画像処理装置10はメーカモードに移行しないため、メーカモードにある画像処理装置10をユーザが使用することはできない。
【0020】
ユーザモードについて説明する。ユーザモードは、接続モードと未接続モードの2つの動作モードを有する。接続モードと未接続モードは、契約済機能の一部を制限するか否かという点で異なる。画像処理装置10が接続モードにあるとき、動作保護装置20は画像処理装置10を契約済機能の範囲で制御する。他方、画像処理装置10が未接続モードにあるとき、動作保護装置20は契約済機能よりも狭い範囲で画像処理装置10を制御する。すなわち、画像処理装置10の機能は、契約済機能よりも制限される。なお、接続モード及び未接続モードいずれであっても、画像処理部11はユーザの指示に従い、入力画像に対して通常の画像処理を行う。例えば、画像出力装置14が内視鏡スコープであって、画像処理装置10が内視鏡プロセッサである場合、画像処理部11は画像データに対して、血管強調、病変部強調などの画像処理を施す。
【0021】
動作保護装置20は、制御部21、モード検知部22、データ検知部23、及び内部記憶部24を主に備え、セキュリティデータを記憶したドングルであるハードウェアキー25、及びキーボードから成る入力部26と接続される。
【0022】
データ検知部23は、例えばUSBを用いてハードウェアキー及び入力部26と接続され、ハードウェアキー25に記憶されているセキュリティデータを読み出して検知する。モード検知部22は、画像処理部11と接続され、画像処理部11の現在の動作モードを検知する。制御部21は、モード検知部22から動作モードを受信し、データ検知部23からセキュリティデータを受信する。そして、受信した動作モード及びセキュリティデータに基づいて、画像処理装置10の動作モードを決定する。決定された動作モードを示すモード指示信号が画像処理部11に送信され、画像処理部11は受信したモード指示信号に応じて動作する。内部記憶部24は、制御部21に接続されて、処理に必要なデータを記憶する。
【0023】
データ検知部23の動作についてより詳しく説明する。画像処理装置10がユーザモード又はメーカモードのいずれであっても、データ検知部23は、予め記憶している条件にセキュリティデータが適合するか否かを判断する。そして、データ検知部23と接続されているハードウェアキー25が、条件に適合するセキュリティデータを有する場合に、セキュリティデータを検知していると判断する。他方、セキュリティデータが適合していない場合、ハードウェアキー25がデータ検知部23と接続されていない場合、又はセキュリティデータをデータ検知部23が検知していない場合に、セキュリティデータを検知していないと判断する。
【0024】
制御部21の動作についてより詳しく説明する。画像処理装置10がメーカモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部23が検知していなかった場合、未接続モードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が未接続モードで動作する。また、制御部21は、画像処理装置10がメーカモードであるときにセキュリティデータをデータ検知部23が検知しているが、画像処理装置10がユーザモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部23が検知していない場合、未接続モードを示すモード指示信号を画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が未接続モードで動作する。セキュリティデータをデータ検知部23が検知していたか、検知していなかったかに関する情報は、内部記憶部24が記憶する。
【0025】
以上のように、画像処理装置10がメーカモードにあるときに、適切なセキュリティデータを記憶するハードウェアキー25が動作保護装置20に接続され、かつ画像処理装置10がユーザモードにあるとき、すなわち画像処理装置10をユーザが使用するときに、適切なセキュリティデータを記憶するハードウェアキー25が動作保護装置20に接続されているときにのみ、画像処理装置10は契約済機能で動作する。それ以外の場合には、画像処理装置10は契約済機能の一部を制限して動作する。
【0026】
次に、図2を用いて、第1の動作保護処理について説明する。第1の動作保護処理は、主に制御部21によって実行される処理であって、画像処理装置10の動作モードを決定する処理である。
【0027】
ステップS201では、画像処理装置10の電源が投入されたか否かを判断する。電源が投入された場合、処理はステップS202に進み、電源が投入されていない場合、電源が投入されるまでステップS201を繰り返す。
【0028】
ステップS202では、パスワードの入力といった所定の操作がなされたか否かを判断する。所定の操作が行われた場合、処理はステップS203に進み、所定の操作が行われない場合、処理はステップS206に進む。
【0029】
ステップS206では、メーカモードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10がメーカモードで動作する。そして、処理はステップS207に進む。
【0030】
ステップS203では、ユーザモードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10がユーザモードで動作する。
【0031】
次のステップS204では、セキュリティデータをデータ検知部23が検知していたか否かに関する情報を内部記憶部24から読み出す。そして、次のステップS205において、画像処理装置10がメーカモードであるときにセキュリティデータをデータ検知部23が検知しているか否かを、ステップS204において読み出した情報を用いて判断する。検知していなかった場合、処理はステップS214に進み、未接続モードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が未接続モードで動作する。検知していた場合、処理はステップS207に進む。
【0032】
ステップS207では、セキュリティデータをデータ検知部23に検知させる。次のステップS208では、ステップS207においてセキュリティデータをデータ検知部23が検知できたか否かを判断する。検知できない場合、処理はステップS209に進み、検知できた場合、処理はステップS211に進む。
【0033】
ステップS209では、セキュリティデータを検知できない旨のメッセージを画像表示装置15に表示させる。このとき、セキュリティデータが適合していない場合にはその旨を、ハードウェアキー25がデータ検知部23と接続されていない場合にはその旨を、又はセキュリティデータをデータ検知部23が検知していない場合にはその旨を、それぞれ表示する。
【0034】
次のステップS210では、処理を続行するか否かをユーザに問い合わせる。具体的には、処理を続行するか否かを問うメッセージを画像表示装置15に表示させ、処理を続行するか否かについて入力部26を用いてユーザに入力させる。処理を続行する場合には、処理はステップS214に進み、未接続モードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が未接続モードで動作する。処理を続行しない場合には、ステップS214を実行せずに処理が終了する。
【0035】
ステップS208においてセキュリティデータをデータ検知部23が検知できた場合、ステップS211において画像処理装置10がメーカモードにあるか否かについてモード検知部22を介して判断する。メーカモードにある場合、処理はステップS212に進み、メーカモードにない場合、処理はステップS213に進む。
【0036】
ステップS212では、画像処理装置10がメーカモードにあるときにセキュリティデータを検知できた旨を内部記憶部24に記憶させる。そして処理はステップS213に進む。
【0037】
ステップS213では、接続モードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が接続モードで動作する。その後、処理が終了する。
【0038】
本実施形態によれば、電源投入時のみハードウェアキー25が挿入されても、画像処理装置10は正常に動作しない。これにより、外部装置が不正に使用されることを防止する。
【0039】
なお、セキュリティデータの内容に応じて、契約済機能の範囲を変更するように構成されても良い。画像処理装置10を出荷後にユーザとメーカとの間の契約変更により契約済機能の範囲が変更されたときであっても、セキュリティデータを変更するだけで、画像処理装置10が動作する契約済機能を変更することができる。
【0040】
次に、第2の実施形態について図1及び図3を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施形態は、ハードウェアキー25の代わりにパスワードを用いる点で第1の実施形態と異なる。
【0041】
データ検知部23は、入力部26を介して入力されたパスワードを読み出して検知する。制御部21は、データ検知部23からパスワードを受信する。そして、受信した動作モード及びパスワードに基づいて、画像処理装置10の動作モードを決定する。
【0042】
データ検知部23の動作についてより詳しく説明する。画像処理装置10がユーザモード又はメーカモードのいずれであっても、データ検知部23は、予め記憶している条件にパスワードが適合するか否かを判断する。そして、入力されたパスワードが条件に適合する場合に、セキュリティデータを検知していると判断する。他方、パスワードが条件に適合していない場合、パスワードが入力されていない場合、又はパスワードをデータ検知部23が検知していない場合に、セキュリティデータを検知していないと判断する。
【0043】
以上のように、画像処理装置10がメーカモードにあるときに、適切なパスワードが動作保護装置20に入力され、かつ画像処理装置10がユーザモードにあるとき、すなわち画像処理装置10をユーザが使用するときに、適切なパスワードが動作保護装置20に入力されているときにのみ、画像処理装置10は契約済機能で動作する。それ以外の場合には、画像処理装置10は契約済機能の一部を制限して動作する。
【0044】
次に、図3を用いて、第2の動作保護処理について説明する。第2の動作保護処理は、主に制御部21によって実行される処理であって、画像処理装置10の動作モードを決定する処理である。第2の動作保護処理は、ハードウェアキー25の接続ではなくパスワードの入力を検知する点が第1の動作保護処理と異なる。
【0045】
ステップS201からS204、及びS206からS214については、第1の動作保護処理と同じ処理であるため説明を省略する。
【0046】
ステップS305において、画像処理装置10がメーカモードであるときにパスワードをデータ検知部23が検知しているか否かを、ステップS204において読み出した情報を用いて判断する。検知していなかった場合、処理はステップS214に進み、未接続モードを示すモード指示信号を制御部21が画像処理部11に送信する。これにより、画像処理装置10が未接続モードで動作する。検知していた場合、処理はステップS207に進む。
【0047】
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ると共に、ハードウェアキー25を持たない既存の装置であっても、パスワードを用いて簡便に第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0048】
なお、入力部26はキーボードに限定されず、マウス、タブレット、又はテンキーなどの入力装置であっても良い。
【0049】
また、USB以外の手段によりデータ検知部23とハードウェアキー25又は入力部26とが接続されてもよい。
【符号の説明】
【0050】
10 画像処理装置
11 画像処理部
12 画像データ受信部
13 出力データ変換部
14 画像出力装置
15 画像表示装置
16 外部記憶装置
20 動作保護装置
21 制御部
22 モード検知部
23 データ検知部
24 内部記憶部
25 ハードウェアキー
26 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護装置であって、前記所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、
前記外部装置の動作モードを検知するモード検知部と、
前記動作保護装置に対して入力可能なセキュリティデータと、
前記セキュリティデータを検知するデータ検知部と、
前記外部装置がメーカモードにあるときに前記セキュリティデータが入力されたことを前記データ検知部が検知していない場合、前記外部装置の一部の機能を制限する制御部とを備える動作保護装置。
【請求項2】
前記外部装置がメーカモードにあるときに前記セキュリティデータを前記データ検知部が検知しており、かつ前記外部装置がユーザモードにあるときに前記セキュリティデータを前記データ検知部が検知していない場合、前記外部装置の一部の機能を前記制御部が制限する請求項1に記載の動作保護装置。
【請求項3】
前記外部装置がメーカモードにあるときに前記セキュリティデータを前記データ検知部が検知しており、かつ前記外部装置がユーザモードにあるときに前記セキュリティデータを前記データ検知部が検知している場合、前記外部装置の機能を前記制御部が制限しない請求項1又は2に記載の動作保護装置。
【請求項4】
前記セキュリティデータを記憶し、前記データ検知部に着脱自在に設けられる鍵部材をさらに備え、
前記データ検知部は、前記外部装置がユーザモード又はメーカモードにあるときに、取り付けられた前記鍵部材が記憶するセキュリティデータを検知する請求項1から3に記載の動作保護装置。
【請求項5】
前記セキュリティデータはパスワードであって、前記セキュリティデータを前記データ検知部に入力可能な入力部をさらに備える請求項1から4に記載の動作保護装置。
【請求項6】
所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護ソフトウェアであって、前記所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、
前記外部装置の動作モードをモード検知部に検知させるステップと、
前記外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータをデータ検知部に検知させるステップと、
前記外部装置がメーカモードにあるときに前記セキュリティデータを検知していない場合、前記外部装置の一部の機能を制御部に制限させるステップとを備える動作保護ソフトウェア。
【請求項7】
所定の動作モードで動作可能な外部装置の動作を制御する動作保護方法であって、前記所定の動作モードは、ユーザが使用するユーザモード又はユーザ以外が使用するメーカモードを有し、
前記外部装置の動作モードを検知するステップと、
前記外部装置がメーカモードにあるときにセキュリティデータを検知するステップと、
前記外部装置がメーカモードにあるときに前記セキュリティデータを検知していない場合、前記外部装置の一部の機能を制限するステップとを備える動作保護方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−248108(P2012−248108A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120911(P2011−120911)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【出願人】(000113263)HOYA株式会社 (3,820)
【Fターム(参考)】