説明

動態監視システム

【課題】 狭いスペースにおける移動体の位置把握を細かく分けて認識することが難しく、セキュリティ面での不安もあり、狭い空間範囲においても人などの移動体が、いつ、どの方向に移動したかといった位置把握を可能とする。
【解決手段】 移動体が通過するゲート11の通過方向に第1赤外線センサ12並びに第2赤外線センサ13を設置し、第1並びに第2センサは、移動体がゲートを通過するに伴って第1センサのみが作動し、その後第1並びに第2センサの両方が作動し、その後第2センサのみが作動するようにゲートの位置に設置され、移動体が携行するRFIDタグ15からのID信号並びに第1・第2センサからの出力信号に基づいて移動体の動態を監視する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDタグを利用して人などの移動体の現在位置を把握する動態監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
人などの移動体の現在位置を把握する方法として、複数の磁場発生装置を設置して移動方向を認識するシステムが知られている(特許文献1参照)。すなわち、通路に設けられたゲートを挟んだ前後の両側領域の各々に磁場発生装置を設置する。そして、ゲートを通過する移動体は認識信号発生器を携行しており、ゲート両側に設けられた磁場発生装置からの信号を受けて認識用信号を発信する。また、ゲートには移動体通過を検出する光電式の通過検出器が設置されている。
【0003】
移動体がゲートに近づくと、携行する認識信号発生器はゲート前に設置されている前方磁場発生装置からの磁場に反応して認識信号を発信し、ゲートを通過するときには前方磁場発生装置に加えてゲート後方に設置されている後方磁場発生装置の両方の磁場発生装置からの信号に反応して認識信号を発信する。そして、移動体がゲートを通過して離れていくと、後方磁場発生装置のみからの信号に反応して認識信号を発信する。
【0004】
このようにして、移動体がゲートの前方から後方へ移行したことが把握されることになる。さらにこのゲート通過は、光電式の通過検出器によって確認される。ゲート前方の磁場発生装置のみに反応しただけであれば、移動体がゲートを通過しなかったことがわかる。
【特許文献1】特開2004−251736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような特許文献1に開示されているシステムにおいては、ゲートを挟んだ前後の例えば天井にそれぞれ磁場発生装置を設置しなければならず、工場や屋外のような広い空間範囲での移動体位置検出には有効であるが、オフィス内や施設内のような狭い空間範囲では設置が困難である。また、この特許文献1のシステムにおいては、移動体の位置把握を細かく分けて認識することが難しく、セキュリティ面での不安も生じる。
【0006】
本発明は、狭い空間範囲においても人などの移動体が、いつ、どの方向に移動したかといった位置把握を可能とし、安全なオフィス環境、施設環境を実現する動態監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る動態監視システムは、移動体の通過位置に設置されたゲートと、このゲート近傍に設けられた磁場発生器と、この磁場発生器からの磁場をトリガーとして前記移動体が携行するRFIDタグからのID信号を受信する受信アンテナと、前記ゲートの移動体通過方向に沿って設けられた第1光学センサ並びに第2光学センサと、前記RFIDタグからのID信号並びに前記第1・第2光学センサからの出力信号を処理する制御装置とを具備し、前記第1光学センサ並びに第2光学センサは、移動体が前記ゲートを通過するに伴って第1光学センサのみが作動し、その後第1並びに第2光学センサの両方が作動し、その後第2光学センサのみが作動するように前記ゲートの位置に設置され、前記制御装置において前記RFIDタグからのID信号並びに前記第1・第2光学センサからの出力信号に基づいて移動体の動態を監視することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に係る動態監視システムは、前記ゲートは、前記移動体の通過位置に設置された対向する一対の第1ゲート部材並びに第2ゲート部材から構成され、前記第1光学センサは、前記第1ゲート部材に設けられた第1赤外線発光部と前記第2ゲート部材に設けられた第1赤外線受光部から構成され、前記第2光学センサは、前記第1ゲート部材に設けられた第2赤外線発光部と前記第2ゲート部材に設けられた第2赤外線受光部から構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に係る動態監視システムは、前記制御装置は、前記第1光学センサ、第2光学センサからの出力信号及び前記RFIDタグからのID信号の両方の信号を検知して登録された移動体のゲート通過と認定し、前記第1光学センサ、第2光学センサからの出力信号を検知した場合であって、前記RFIDタグからのID信号を検知しない場合にエラー情報と認定する手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
施設等における狭いスペースにおいても、移動体の個体認証並びに入退結果、入退方向を正確に監視することを可能とした。また、予め登録された入退資格の認証の識別を行うことによって、不審者の侵入か否かを即時に判定することを可能とした動態監視システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に本発明に係る実施形態を図を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の構成を示す図である。図1において、施設や部屋に人などの移動体が入退場する位置にはセキュリティゲート11が設置されている。このセキュリティゲート11は、移動体が通過可能な間隔で平行に立設する一対の第1ゲート部材11a並びに第2ゲート部材11bによって構成されている。更に、このセキュリティゲート11には赤外線センサが設置されている。
【0012】
セキュリティゲート11に組込まれている赤外線センサは、移動体の通過方向に沿って配置された第1赤外線センサ12と第2赤外線センサ13とから構成されている。図1では便宜上図の奥が施設の入口で手前が施設内部として説明する。
【0013】
したがって、移動体が施設へ入場するときには、第1赤外線センサ12によって検知された後、第2赤外線センサ13によって検知され、逆に移動体が施設から出場する際には、第2赤外線センサ13によって検知された後、第1赤外線センサ12によって検知されることになる。そして、移動体がセキュリティゲート11の中央に位置するときには、第1赤外線センサ12並びに第2赤外線センサ13のいずれにも検知されることとなる。
【0014】
第1赤外線センサ12並びに第2赤外線センサ13は、いずれも一対の第1ゲート部材11a並びに第2ゲート部材11bの一方に第1赤外線発光部12a並びに第2赤外線発光部13aが配置されていて、他方に第1赤外線受光部12b並びに第2赤外線受光部13bが配置されている。また、赤外線センサすなわち第1赤外線センサ12並びに第2赤外線センサ13からの出力信号は制御装置16に入力される。なお、実施形態の説明においては赤外線センサを用いているが、他の光学的センサによってもよい。
【0015】
セキュリティゲート11の床上には磁場発生器14が設置されている。この磁場発生器14は、セキュリティゲート11を通過する移動体が携行しているRFIDタグ15に対して信号発信を起こさせるトリガー磁場14aを発信する機能を有している。RFIDタグ15にはICチップが格納されていて、このICチップにRFIDタグ15を携行する移動体を識別するIDデータが記憶されている。
【0016】
そして、前述したようにRFIDタグ15がセキュリティゲート11近傍に達すると、RFIDタグ15は磁場発生器14からのトリガー磁場14aを受信して、内部に記憶しているIDデータを発信する。なお、図1では磁場発生器14をセキュリティゲート11の床上に設置した例を示したが、床下あるいは天井に設置するようにしてもよい。
【0017】
RFIDタグ15の近傍には受信アンテナ17が設置されていて、RFIDタグ15が磁場発生器14からのトリガー磁場14aにて起動されて発信したID信号を受信する。受信アンテナ17からの受信信号の処理並びに磁場発生器14の制御は、RFIDシステム制御装置18によって行われる。このRFIDシステム制御装置18からの出力信号は、制御装置16に入力される。なお、制御装置16には表示装置等19が接続されていて、セキュリティゲート11を通過する移動体の状況や各種装置の稼動状態を表示したり音声で報知するようにされている。表示装置等19としては、いわゆる表示装置のほかにタッチパネルモニタ、スピーカ等の機能を有する端末を用いることができる。
【0018】
図2には図1に示した本発明のシステム構成を示す図である。すなわち、磁場発生器14からのトリガー磁場14aによって、移動体が携行するRFIDタグ15に記憶されているIDデータは、受信アンテナ17を介してRFIDシステム制御装置18へ入力される。セキュリティゲート11からの赤外線センサ出力信号並びにRFIDシステム制御装置18からの出力信号は制御装置16の入力装置16aへ入力される。
【0019】
RFIDシステム制御装置18から磁場発生器14へは磁場発生に係る制御信号が印加され、受信アンテナ17からRFIDシステム制御装置18へはIDデータがアナログ情報として伝送される。RFIDシステム制御装置18から制御装置16の入力装置16aへはIDデータはデジタル情報として伝送される。
【0020】
制御装置16には、入力装置16aのほかに処理装置16b、出力装置16c並びに処理装置16bに接続されている記憶装置16dが設けられている。記憶装置16dには、移動体を識別するため事前に登録されている個体データ並びにセキュリティゲートの移動体通過履歴データが格納されており、それぞれ個体データベース、履歴データベースとして記憶されている。
【0021】
図3には、図2の制御装置16における記憶装置16dに格納されているデータベース例を示してある。図3(a)は、予め登録されている移動体の個体データベースを示したもので、各々の移動体のID、名前、所属等が登録されている。図では、第1移動体20と第2移動体21を例としてある。
【0022】
そして、図3(b)は、移動体がセキュリティゲートを通過した履歴を示したもので、通過した移動体のID、名前、所属、通過方向等が格納されている。図には3件の通過移動体の履歴が示してあるが、第1移動体20並びに第2移動体21については、図3(a)にて示したようにすでに登録済の移動体であって、ID、名前、所属とも確認済で、第1移動体20は入場済、第2移動体21は退場済であることがわかる。
【0023】
しかしながら、第3移動体22についてはID、名前、所属ともエラーとされ、入場の事実のみが判明している。すなわち、この第3移動体22については、予め登録された移動体とは識別されておらず、不審者として直ちに監視対象とされることになる。
【0024】
次に図4を参照して本発明の実施形態の動作フローを説明する。図4(a)はRFIDタグの動作を、図4(b)は制御装置における動作を示したものである。RFIDタグにおいては、セキュリティゲートにてトリガー磁場を検知し自身のID信号を発信する。制御装置においては、「A」にてRFIDタグからのID情報を所得した後に、このID情報が個体データベースにすでに登録されているか否の個体認証が行われる。登録が確認されれば認証と認定されるが、確認がなされない場合には、非認証とされIDの取得が要請される。
【0025】
「B」においては、移動体がセキュリティゲートにて赤外線センサによる検知状態信号を取得したか否かによって通過判定がなされる。そして、「A」において認証され、「B」においても通過判定がYES(図においてA&BがYES)の場合には、情報が記録・表示されて終了となる。すなわち、このケースではRFIDタグによる個体認証がなされた移動体がセキュリティゲートを通過したことを示している。
【0026】
A&BがNOであって、「A」のみが認証された場合には、個体データベースに登録された移動体がセキュリティゲートに接近したが、赤外線センサによる検知がなされていないことからゲート通過がなされなかったことを示しており、この状態で終了となる。
【0027】
しかしながら、「B」のみが検知された場合には、RFIDタグによる個体認証がなされていないにもかかわらず、赤外線センサによって検知されたことを示しており、不審者がゲートを通過したことになる。その旨情報が記録されるとともにエラー表示がなされ、更に、警報が発報されることになる。
【0028】
次に図5を参照して、移動体の赤外線センサによるセキュリティゲートの通過判定パターンを説明する。図5においては、入口側の赤外線センサ(図1の第1赤外線センサ12)と出口側の赤外線センサ(図1の第2赤外線センサ13)のそれぞれのセンサにおける検知状態を示したものである。また、図5にて「ON」の表記は、赤外線センサの発光部からの赤外線を対向する受光部にて受信している状態を示していて、移動体がこのセンサの赤外線を遮断していないことを表している。また、「OFF」の表記は、発光部からの赤外線が受光部に到達しない状態、すなわち移動体がこのセンサを遮断したことを表している。
【0029】
図5では赤外線センサの通過判定パターンを太枠で示した3パターンに分けて示した。パターン1では、入口側、出口側とも「ON」の状態であって、移動体が通過しない待機の状態、すなわち、平常時を示してある。
【0030】
パターン2としては、入口側が「OFF」で出口側が「ON」となり、移動体がセキュリティゲートに入り、入口側センサのみを遮断したことを表し、その後進行するに伴って両センサとも「OFF」となって両方のセンサの赤外線を遮断し、移動体がゲート中央に達したことがわかる。移動体がさらに進行すると、入口側が「ON」となり出口側のみ「OFF」となって、移動体がゲートの出口近傍に達したことがわかる。続いて、両方のセンサが「ON」となり移動体がゲートから施設内部へ入場完了したことを示している。
【0031】
パターン3では、パターン2の逆の進行をたどることになり、先ず出口側のセンサのみが遮断されて「OFF」となり、両方のセンサが「ON」となり、入口側センサのみが遮断されて「OFF」、両方のセンサが「ON」となり移動体が施設からゲートを通過して退場したことがわかる。そして、パターン2、3のいずれの場合であっても、一定の時間T内で一連の動作が完了して正規の入場あるいは出場と判定される。この時間Tは所定の時間に設定可能である。また、ゲート通過パターンが生じた場合には、入退場情報及び各センサの作動時刻が記録される。
【0032】
次に図6を参照して、赤外線センサによる入退場情報とRFIDシステムによるID情報を用いた制御装置における結果判定について説明する。図6では赤外線センサによる入退場情報の有無、RFIDシステムによるID情報の有無によって得られる判定結果・動作を示す。
【0033】
図6の状態1の両情報とも「無し」の場合には、判定結果・動作とも無しで、いわゆる平常時を表している。状態2の両情報とも「有り」の場合には、正規に登録された移動体がゲートを通過したことを示しており、入退情報、ID情報、通過時刻等の記録と各種情報の表示がなされる。状態3では、赤外線センサの入退情報が「有り」で、RFIDシステムのID情報が「無し」であって、登録された移動体との認証が得られていない状態でゲート検知されたことを表している。この結果、エラー情報として記録・表示され、いわゆる不審者の侵入とも判定される。状態4では、RFIDシステムのみ「有り」でID情報を認証したが、赤外線センサの検知が「無し」であって、ゲート近傍まで接近したがゲートは通過無しを表している。
【0034】
図7には赤外線センサ並びにRFIDタグの信号イメージを示したものである。赤外線入口側、赤外線出口側と示した波形は、図1の第1赤外線センサ12、第2赤外線センサ13の信号を表しており、「1」は赤外線が遮断されていない状態で、「0」が遮断された状態を示している。また、RFID信号の「1」はRFIDタグからID信号を発信している状態で、「0」はID信号の発信がなされていない状態を示している。横軸は時間を表しており、時間「F」は単位時間を示し、「T」は予め定められたRFID信号時間である。
【0035】
このようにして、本発明の動態監視システムにより施設等における狭いスペースにおいても移動体の個体認証並びに入退結果、入退方向を正確に監視することを可能とした。また、予め登録された入退資格の認証の識別を行うことによって、不審者の侵入か否かを即時に判定することを可能とし、防犯対策を向上することができるようになった。なお、上述した実施形態では、移動体として施設への人の出入りをチェック対象としたが、人以外の物品等の入退をも監視対象とすることは可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る実施形態の主要構成を示す図。
【図2】本発明に係る実施形態のシステム構成を示す図。
【図3】本発明に係る実施形態のデータベース構成を示す図。
【図4】本発明に係る実施形態の動作フローを示す図。
【図5】本発明に係る実施形態の赤外線センサの判定パターンを示す図。
【図6】本発明に係る実施形態の制御装置での判定状態を示す図。
【図7】本発明に係る実施形態の信号イメージを示す図。
【符号の説明】
【0037】
11…セキュリティゲート、11a…第1ゲート部材、11b…第2ゲート部材、12…第1赤外線センサ、12a…第1赤外線発光部、12b…第1赤外線受光部、13…第2赤外線センサ、13a…第2赤外線発光部、13b…第2赤外線受光部、14…磁場発生器、14a…トリガー磁場、15…RFIDタグ、16…制御装置、16a…入力装置、16b…処理装置、16c…出力装置、16d…記憶装置、17…受信アンテナ、18…RFIDシステム制御装置、19…表示装置等。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体の通過位置に設置されたゲートと、このゲート近傍に設けられた磁場発生器と、この磁場発生器からの磁場をトリガーとして前記移動体が携行するRFIDタグからのID信号を受信する受信アンテナと、前記ゲートの移動体通過方向に沿って設けられた第1光学センサ並びに第2光学センサと、前記RFIDタグからのID信号並びに前記第1・第2光学センサからの出力信号を処理する制御装置とを具備し、前記第1光学センサ並びに第2光学センサは、移動体が前記ゲートを通過するに伴って第1光学センサのみが作動し、その後第1並びに第2光学センサの両方が作動し、その後第2光学センサのみが作動するように前記ゲートの位置に設置され、前記制御装置において前記RFIDタグからのID信号並びに前記第1・第2光学センサからの出力信号に基づいて移動体の動態を監視することを特徴とする動態監視システム。
【請求項2】
前記ゲートは、前記移動体の通過位置に設置された対向する一対の第1ゲート部材並びに第2ゲート部材から構成され、前記第1光学センサは、前記第1ゲート部材に設けられた第1赤外線発光部と前記第2ゲート部材に設けられた第1赤外線受光部から構成され、前記第2光学センサは、前記第1ゲート部材に設けられた第2赤外線発光部と前記第2ゲート部材に設けられた第2赤外線受光部から構成されていることを特徴とする請求項1記載の動態監視システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1光学センサ、第2光学センサからの出力信号及び前記RFIDタグからのID信号の両方の信号を検知して登録された移動体のゲート通過と認定し、前記第1光学センサ、第2光学センサからの出力信号を検知した場合であって、前記RFIDタグからのID信号を検知しない場合にエラー情報と認定する手段を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の動態監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−31055(P2009−31055A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−193616(P2007−193616)
【出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【出願人】(390014568)東芝プラントシステム株式会社 (273)
【Fターム(参考)】