説明

動物外部寄生虫防除剤

【課題】動物外部寄生虫に対して優れた効力を有する動物外部寄生虫防除剤を提供する。
【解決手段】式(1)


〔式中、R3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基等を表し、R5は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基等を表し、R6は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基等を表し、R9は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基等を表し、R10は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基等を表す。〕で示されるヒドラジド化合物を有効成分として含有することを特徴とする動物外部寄生虫防除剤は、動物外部寄生虫に対する優れた防除効果を示す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は動物外部寄生虫防除剤および動物外部寄生虫の防除方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、動物の体表、体毛またはそれに近い位置等に寄生する寄生虫を防除するため、種々の化合物が見出され、それらを含有した剤を動物体表に投与する方法や動物に経口投与する方法が実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、従来の化合物は必ずしも十分な効力を示さない場合もあるため、動物外部寄生虫に優れた防除効力を示す化合物を用いた動物外部寄生虫防除剤の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−313104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、優れた防除効力を有する動物外部寄生虫の防除剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、式(1)で示されるヒドラジド化合物を有効成分として含有する薬剤が、動物外部寄生虫に対して優れた防除効力を有することを見出し、本発明に至った。
【0006】
即ち、本発明は以下のものである。
[1] 式(1)

〔式中、
3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
5は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、C3−C12シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
6は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C3−C12シクロアルキル基、ホルミル基又は水素原子を表し、
9は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基を表し、
10は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は水素原子を表すか、或いはR9とR10が末端で結合して、C2−C9アルカンジイル基を表し、
群E1は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェノキシ基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群E2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表す。〕
で示されるヒドラジド化合物(以下、本ヒドラジド化合物と記す。)を有効成分として含有することを特徴とする動物外部寄生虫防除剤(以下、本発明防除剤と記す。)。
[2] 経口製剤または皮膚外用剤である[1]に記載の動物外部寄生虫防除剤。
[3] 液剤である[1]に記載の動物外部寄生虫防除剤。
[4] カプセル剤、錠剤またはチュアブル錠である[1]に記載の動物外部寄生虫防除剤。
[5] 動物外部寄生虫が、ノミ目害虫またはマダニ目害虫である[1]〜[4]いずれかに記載の動物外部寄生虫防除剤。
[6] 式(1)

〔式中、
3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
5は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、C3−C12シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
6は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C3−C12シクロアルキル基、ホルミル基又は水素原子を表し、
9は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基を表し、
10は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は水素原子を表すか、或いはR9とR10が末端で結合して、C2−C9アルカンジイル基を表し、
群E1は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェノキシ基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群E2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表す。〕
で示されるヒドラジド化合物の有効量を、動物に投与することを特徴とする動物外部寄生虫の防除方法。
[7] 経口投与である[6]に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
[8] 皮膚外用投与である[6]に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
[9] スポットオン処理またはポアオン処理である[8]に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
[10] 動物がイヌまたはネコである[6]〜[9]いずれかに記載の動物外部寄生虫の防除方法。
[11] 動物がウシ、ウマ、ブタ、またはヒツジである[6]〜[9]いずれかに記載の動物外部寄生虫の防除方法。
[12] 動物外部寄生虫が、ノミ目害虫またはマダニ目害虫である[6]〜[11]いずれかに記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明防除剤は、動物外部寄生虫の防除において優れた効力を有する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書中において、ハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を意味する。
また、本明細書において、例えば「C2−C6アルコキシカルボニル基」で示される「C2−C6」の部分の記載はアルコキシカルボニル基の全体を構成する炭素原子数が2〜6の範囲であることを意味する。
【0009】
本発明において、各置換基の例を以下に示す。
「C2−C6アルキルカルボニル基」としては、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチロイル基、イソブチロイル基及びピバロイル基が挙げられる。
「C2−C6アルコキシカルボニル基」としては、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基及びペンチルオキシカルボニル基が挙げられる。
【0010】
「C1−C6アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基が挙げられる。
【0011】
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基等のC1−C6アルキル基、
フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロフルオロメチル基、ブロモフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロピル基及び1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基等のC1−C6ハロアルキル基が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等のC1−C6アルコキシ基、
ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、2−ブロモ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエトキシ基、2,2−ジクロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ基、2−ブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルオキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エトキシ基、1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロピルオキシ基及び2−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ基等のC1−C6ハロアルコキシ基が挙げられる。
【0012】
「C3−C12シクロアルキル基」としては、例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、2−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基及びシクロオクチル基が挙げられる。
「C2−C9アルカンジイル基」としては、1,2−エチレン基、1,4−テトラメチレン基及び1,5−ペンタメチレン基が挙げられる。
【0013】
「群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基」におけるC1−C12鎖式炭化水素基としては、C1−C12アルキル基、C2−C12アルケニル基及びC2−C12アルキニル基が挙げられ、
「群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基及びドデシル基等のC1−C12アルキル基;
ビニル基、1−メチルビニル基、1−フェニルビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、2−ブテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ペンテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−エチル−2−プロペニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、2−ヘキセニル基、2−メチル−2−ペンテニル基、2,4−ジメチル−2,6−ヘプタジエニル基、3,7−ジメチル−2,6−オクタジエニル基等のC2−C12アルケニル基;
2−プロピニル基、2−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基及び2−ヘキシニル基等のC2−C12アルキニル基;
フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、クロロフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ブロモフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、ジクロロフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、ブロモクロロフルオロメチル基、ジフルオロヨードメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2−クロロ−2−フルオロエチル基、2,2−ジクロロエチル基、2−ブロモ−2−フルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル基、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2−ブロモ−2,2−ジフルオロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、1,2−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロエチル基、1−ブロモ−1,2,2,2−テトラフルオロエチル基、2−ブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、2,3−ジクロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロピル基、2,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロピル基、2−フルオロ−1−メチルエチル基、2−クロロ−1−メチルエチル基、2−ブロモ−1−メチルエチル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基及び1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブチル基等のC1−C12ハロアルキル基;
2,2−フルオロビニル基、2,2−ジクロロビニル基、2−フルオロ−2−プロペニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペニル基、3−ブロモ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、2,3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2,3−ジブロモ−2−プロペニル基、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリクロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−ブテニル基、3−ブロモ−2−ブテニル基、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル基、3−クロロ−3,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基及び3−ブロモ−2−メチル−2−プロペニル基等のC2−C12ハロアルケニル基;
3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基及び3−ヨード−2−プロピニル基等のC2−C12ハロアルキニル基;
シアノメチル基等のシアノ(C1−C12アルキル)基;
ニトロメチル基等のC1−C12ニトロアルキル基;
N,N−ジメチルアミノメチル基等の(C2−C12ジアルキルアミノ)C1
−C12アルキル基;
N−エチルアミノメチル基等の(C1−C6アルキルアミノ)C1−C12アルキル基;
メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポキシエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−ブトキシエチル基、2−イソブトキシエチル基、2−(1−メチルプロピルオキシ)エチル基及び2−(1,1−ジメチルエトキシ)エチル基等の(C1−C6アルコキシ)C1−C12アルキル基;
メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基及びtert−ブトキシカルボニルメチル基等の(C2−C6アルコキシカルボニル)C1−C12アルキル基;
アセチルメチル基、2−アセチルエチル基等の(C2−C6アルキルカルボニル)C1−C12アルキル基;
フェノキシメチル基、4−クロロフェノキシメチル基、フェノキシエチル基等の群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェノキシ基で置換されたC1−C12アルキル基;
フェニルアミノメチル基、4−クロロフェニルアミノメチル基、フェニルアミノエチル基等の群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニルアミノ基で置換されたC1−C12アルキル基;
下記式

〔式中、X1、X2及びX3は、3つすべてがCH基を示す組み合わせを表すか、いずれか1つが窒素原子かつ他の2つがCH基を示す組み合わせを表し、X4は酸素原子、硫黄原子又はNH基を表し、rは1〜12の整数を表し、qは0〜3の整数を表し、J1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基又はハロゲン原子を表す。〕
等で示される基等の群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基で置換されたC1−C12アルキル基;
ベンジル基、フェネチル基、4−メチルベンジル基、4−クロロベンジル基、2−(シクロプロピル)エチル基及びシクロプロピルメチル等の群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基で置換されたC1−C12アルキル基が挙げられる。
【0014】
「群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基」としては、例えばベンゾイル基、2−フルオロベンゾイル基、3−フルオロベンゾイル基、4−フルオロベンゾイル基、2−クロロベンゾイル基、3−クロロベンゾイル基、4−クロロベンゾイル基、2−メトキシベンゾイル基、3−メトキシベンゾイル基、4−メトキシベンゾイル基、2−シアノベンゾイル基、3−シアノベンゾイル基、4−シアノベンゾイル基、2−ニトロベンゾイル基、3−ニトロベンゾイル基及び4−ニトロベンゾイル基が挙げられる。
【0015】
本発明におけるC3−C12環式炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル基及びC3−C12シクロアルキル基が挙げられ、
「群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基」としては、例えばフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2−ヨードフェニル基、3−ヨードフェニル基、4−ヨードフェニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−(トリフルオロメトキシ)フェニル基、3−(トリフルオロメトキシ)フェニル基、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,3,4−トリクロロフェニル基、2,3,5−トリクロロフェニル基、3,4,5−トリクロロフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、3,4,5−トリフルオロフェニル基、2,3,5,6−テトラフルオロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5−ジメトキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、4−メトキシカルボニルフェニル基及び4−エトキシカルボニルフェニル基等のフェニル基;
シクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、2−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基及びシクロオクチル基等のC3−C12シクロアルキル基が挙げられる。
【0016】
「群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基」における5〜6員ヘテロ環基としては、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、チエニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、イソチアゾリル基等の酸素原子、硫黄原子及び/又は窒素原子がヘテロ原子である5員ヘテロ環基;
ピペリジノ基、モルフォリノ基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジル基、ピラジニル基等の酸素原子、硫黄原子及び/又は窒素原子がヘテロ原子である6員ヘテロ環基が挙げられ、
「群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基」としては、
1−ピロリル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、2−フラニル基、3−フラニル基、
2−チエニル基、3−チエニル基、1−ピラゾリル基、3−ピラゾリル基、4−ピラゾリル基、3−イソオキサゾリル基、4−イソオキサゾリル基、5−イソオキサゾリル基、3−イソチアゾリル基、4−イソチアゾリル基、5−イソチアゾリル基、1−イミダゾリル基、2−イミダゾリル基、4−イミダゾリル等、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、5−オキサゾリル等、2−チアゾリル基、4−チアゾリル基、5−チアゾリル基、1,2,4−トリアゾール−1−イル基、1,2,4−トリアゾール−3−イル基、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基、
1,3,4−チアジアゾール−2−イル基、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基、1,2,4−チアジアゾール−3−イル基、1,2,4−チアジアゾール−5−イル基、1−ピロリジニル基、2−ピロリジニル基、3−ピロリジニル基、2−テトラヒドロフラニル基、3−テトラヒドロフラニル基、1−ピペリジノ基、1−モルフォリノ基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、3−ピリダジニル基、4−ピリダジニル基、2−ピリミジニル基、4−ピリミジニル基、5−ピリミジニル基、2−ピラジニル基、1,2,4−トリアジン−3−イル基、1,2,4−トリアジン−5−イル基及び1,2,4−トリアジン−6−イル基、1,3,5−トリアジン−2−イル基が挙げられる。
「C1−C6アルキルアミノ基」としては、N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N−ブチルアミノ基及びN−ペンチルアミノ基が挙げられる。
「C2−C12ジアルキルアミノ基」としては、例えばN,N−ジメチルアミノ基及びN,N−ジエチルアミノ基が挙げられる。
上記OR8基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ビニルオキシ基、アリルオキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、シアノメトキシ基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ基、2−(N−メチルアミノ)エトキシ基、2-メトキシエトキシ基、メトキシカルボニルメトキシ基、アセチルメトキシ基、2−フェノキシエトキシ基、2−(フェニルアミノ)エトキシ基、2-ピリジルオキシ基、ベンジルオキシ基、フェノキシ基、シクロヘキシルオキシ基、フラン−2−オキシ基、ピリジン−2−オキシ基等が挙げられる。
【0017】
本ヒドラジド化合物としては、例えば以下のヒドラジド化合物が挙げられる。
式(1)において、R3が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がC1−C6アルキル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がメチル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がエチル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がフッ素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が臭素原子であるヒドラジド化合物;
【0018】
式(1)において、R5が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R5がC1−C6アルキル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R5がメチル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R6が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC1−C6アルキル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC1−C6ハロアルキル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC3−C6シクロアルキル基であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9が(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル基であるヒドラジド化合物;
【0019】
式(1)において、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R10がC1−C6アルキル基あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC1−C6アルキル基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC1−C6ハロアルキル基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9がC3−C6シクロアルキル基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R9が(C1−C6アルコキシ)C1−C6アルキル基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
【0020】
式(1)において、R3が水素原子であり、R6が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がC1−C6アルキル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がメチル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がエチル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がフッ素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が臭素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
【0021】
式(1)において、R5が水素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R5がC1−C6アルキル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R5がメチル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R10が水素原子であり、R6が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あるヒドラジド化合物;
【0022】
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
【0023】
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R9が群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
【0024】
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3がハロゲン原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5が水素原子であり、R6が水素原子あり、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
式(1)において、R3が塩素原子であり、R5がメチル基であり、R6が水素原子あり、R9がE2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基であり、R10が水素原子であるヒドラジド化合物;
【0025】
次に本ヒドラジド化合物の製造法について、以下に説明する。
【0026】
本ヒドラジド化合物は、例えば以下の(製造法1)〜(製造法2)により製造することができる。
【0027】
(製造法1)
本ヒドラジド化合物は、化合物(2)と化合物(3)とを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3、R5、R6、R9及びR10は前記と同じ意味を表し、Lは水酸基又は塩素原子を表す。〕
該反応は、通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、アセトニトリル等のニトリル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びそれらの混合物が挙げられる。
Lが塩素原子である場合、該反応は通常塩基の存在下で行われる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
Lが水酸基である場合、該反応は縮合剤の存在下で行われる。
該反応に用いられる縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(2)1モルに対して、化合物(3)が通常1〜10モルの割合であり、塩基又は縮合剤が通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本ヒドラジド化合物を単離することができる。単離された本ヒドラジド化合物はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0028】
(製造法2)
本ヒドラジド化合物のうち、R10が水素原子である化合物(1−3)は化合物(2)と化合物(19)とを反応させることにより製造することもできる。

〔式中、R3、R5、R6及びR9は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒中で行われる。必要ならば塩基存在下で反応させることもできる。
該溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル;、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド;アセトニトリル等のニトリル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;酢酸エチル等のエステル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;及びそれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸塩;トリエチアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、イミダゾール、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン等の有機アミンが挙げられる。
上記反応において、化合物(19)は、化合物(2)1モルに対して、通常1〜5モルの量で用いられる。上記塩基の添加が必要の場合は、化合物(2)1モルに対して、通常1〜5モルの量で用いられる。
反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本ヒドラジド化合物を単離することができる。単離された本ヒドラジド化合物はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0029】
次に本ヒドラジド化合物の製造に用いられる中間体の製造方法について説明する。
【0030】
(参考製造法1)
化合物(2)のうち、R6が水素原子である化合物(2−1)は、化合物(6)と亜硝酸化合物(7)と反応させた後、次いで還元剤(8)と反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3及びR5は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びそれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる亜硝酸化合物(7)としては、例えば亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩、亜硝酸エチル等の亜硝酸エステル類が挙げられる。
反応に用いられる還元剤(8)としては、例えば亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩、亜鉛等の金属、塩化スズ(II)等が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(6)1モルに対して、亜硝酸化合物(7)が通常1〜10モルの割合であり、還元剤(8)が通常1〜10モルの割合である。
該反応の化合物(6)と亜硝酸化合物(7)を反応させる工程における反応温度は、通常−20〜30℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
化合物(6)と亜硝酸化合物(7)を反応させる工程で得られる反応混合物は、そのまま還元剤(8)と反応させる工程に用いることができ、該工程における反応温度は、通常−20〜50℃の範囲であり、反応時間は通常24時間までの範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2−1)を単離することもできる。単離された化合物(2−1)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0031】
(参考製造法2)
化合物(2)のうち、R6が水素原子である化合物(2−1)は、化合物(6)とアミノ化剤(9)とを反応させることにより製造することもできる。

〔式中、R3、R5は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば水、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応は通常塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類、水酸化ナトリウム等の金属水酸化物及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
反応に用いられるアミノ化剤(9)としては、例えばクロラミン等のクロラミン類、O-メシトイルヒドロキシルアミン等のO-アシルヒドロキシルアミン類、O-スルホニルヒドロキシルアミン類、ヒドロキシルアミン−O-スルホン酸が挙げられる。
上記アミノ化剤(9)は該反応において、反応系中で発生させることもできる。例えば、上記アミノ化剤(9)としてクロラミンを用いる場合は、次亜塩素酸ナトリウムとアンモニアとを原料として用い、これらを反応系中で混合することによりクロラミンを発生させてもよい。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(6)1モルに対して、アミノ化剤(9)が通常1〜10モルの割合であり、塩基が通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2−1)を単離することもできる。単離された化合物(2−1)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0032】
(参考製造法3)
化合物(2)のうち、R6がR6-1である化合物(2−2)は、化合物(2−1)と化合物(10)とを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3、R5及びZは前記と同じ意味を表し、R6-1は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C3−C12シクロアルキル基又はホルミル基を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、アセトニトリル等のニトリル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応は通常塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(2−1)1モルに対して、化合物(10)が通常1〜10モルの割合であり、塩基が通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2−2)を単離することもできる。単離された化合物(2−2)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0033】
(参考製造法4)
化合物(2)のうち、R6がR6-2である化合物(2−3)は、化合物(2−1)と化合物(22)とを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3及びR5は前記と同じ意味を表し、R6-2は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基又はC2−C6アルコキシカルボニル基を表す。〕
該反応は、必要ならば溶媒を用いて行うこともできる。
該溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド;アセトニトリル等のニトリル;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;酢酸エチル等のエステル;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応は、必要ならば塩基の存在下で行うこともできる。
該塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物;炭酸カリウム等の炭酸塩;カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド;及びトリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、イミダゾール等の有機塩基類が挙げられる。
上記反応において、化合物(22)は、化合物(2−1)1モルに対して、通常1〜10モルの量で用いられる。必要であれば、化合物(22)を溶媒として用いることもできる。
上記塩基の添加が必要の場合は、化合物(2−1)1モルに対して、通常1〜10モルの量で用いられる。
反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(2−3)を単離することもできる。単離された化合物(2−3)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0034】
(参考製造法5)
化合物(6)のうち、R5が水素原子である化合物(6−1)は化合物(11)を以下の(i)〜(iii)に示すいずれかの方法で還元することにより製造することができる。

〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
【0035】
(i) 遷移金属触媒の存在下、水素ガスと反応させる方法。
該反応は溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、酢酸エチル等のエステル類、エタノール、メタノール等のアルコール類、水、酢酸、塩酸及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる遷移金属触媒としては、例えば、ラネーニッケル、パラジウム−炭素及び二酸化白金などが挙げられる。
反応に用いられる遷移金属触媒の量は、化合物(11)1モルに対して、通常0.01〜0.5モルの割合である。
上記水素ガスの量は、化合物(11)1モルに対して、通常1〜100モルの割合である。
該反応の反応時間は通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濾過し、必要に応じて有機溶媒抽出、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6−1)を単離することができる。単離された化合物(6−1)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0036】
(ii) 塩基存在下、ヒドラジンと反応させる方法。
該反応は溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等のエーテル類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
反応に用いられるヒドラジンとしては、例えばヒドラジン水和物が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(11)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合であり、ヒドラジンが通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応時間は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6−1)を単離することができる。単離された化合物(6−1)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0037】
(iii) 酸の存在下、金属と反応させる方法。
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる金属としては、例えば、鉄、スズ及び塩化スズ(II)が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えば、酢酸、塩酸及び硫酸が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(11)1モルに対して、金属が通常2〜20モルの割合であり、酸が通常0.1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濾過し、必要に応じて有機溶媒抽出、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6−1)を単離することができる。単離された化合物(6−1)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0038】
(参考製造法6)
化合物(6)のうち、R5がR5-1である化合物(6−2)は、化合物(6−1)と化合物(12)とを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3及びZは前記と同じ意味を表し、R5-1は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又はC3−C12シクロアルキル基を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;アセトニトリル等のニトリル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル等のエステル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;スルホラン;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応は通常塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(6−1)1モルに対して、化合物(12)が通常1〜10モルの割合であり、塩基が通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6−2)を単離することもできる。単離された化合物(6−2)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0039】
(参考製造法8)
化合物(11)は、化合物(13)を塩基と反応させた後、次いで化合物(14)と反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;アセトニトリル等のニトリル類;トルエン等の炭化水素類;酢酸エチル等のエステル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類、及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(13)1モルに対して、化合物(14)が通常1〜10モルの割合であり、塩基が通常1〜10モルの割合である。
該反応の化合物(13)と塩基とを反応させる工程における反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
化合物(13)と塩基とを反応させる工程で得られる反応混合物は、そのまま化合物(14)と反応させる工程に用いることができ、該工程における反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(11)を単離することができる。単離された化合物(11)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0040】
(参考製造法9)
化合物(13)は、化合物(15)を塩素化剤(16)とを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類;トルエン等の炭化水素類;酢酸エチルなどのエステル類;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤(16)としては、例えば塩素ガス及びN−クロロスクシンイミドが挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(15)1モルに対して、塩素化剤(16)が通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常−20〜80℃の範囲であり。反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(13)を単離することもできる。単離された化合物(13)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0041】
(参考製造法10)
化合物(15)は、化合物(17)とヒドロキシルアミンとを反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類;トルエン等の炭化水素類;酢酸エチル等のエステル類;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;エタノール、メタノール等のアルコール類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;水及びこれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられるヒドロキシルアミンとしては、ヒドロキシルアミン塩酸塩及びヒドロキシルアミン硫酸塩等のヒドロキシルアミンと鉱酸との塩の形態で反応系内でヒドロキシルアミンを生成し得るものが挙げられるが、かかる場合には、該反応は塩基の存在下で行われる。かかる場合に用いられる塩基としては、例えばトリエチルアミン等の有機アミン類、炭酸ナトリウム等の炭酸塩類及び水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物類が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(17)1モルに対して、ヒドロキシルアミンが通常1〜10モルの割合であり、ヒドロキシルアミンと鉱酸との塩が用いられる場合に用いられる塩基の量は、ヒドロキシルアミンと鉱酸との塩1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(15)を単離することができる。単離された化合物(15)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0042】
(参考製造法11)
化合物(4)は、化合物(18)を塩基と反応させた後、次いで化合物(14)と反応させることにより製造することができる。

〔式中、R3及びZは前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;アセトニトリル等のニトリル類、トルエン等の炭化水素類;酢酸エチル等のエステル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類、及びトリエチルアミン、ピリジン等の有機アミン類が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、化合物(18)1モルに対して、化合物(14)が通常1〜10モルの割合であり、塩基が通常1〜10モルの割合である。
該反応の化合物(18)と塩基とを反応させる工程における反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
化合物(18)と塩基とを反応させる工程で得られる反応混合物は、そのまま化合物(14)と反応させる工程に用いることができ、該工程における反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4)を単離することができる。単離された化合物(4)はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0043】
本発明防除剤が効力を示す動物外部寄生虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
ノミ目害虫:ヒトノミ(Pulex irritans)等のPulex類、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等のCtenocephalides類、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等のXenopsylla類、スナノミ(Tunga penetrans)等のTunga類、ニワトリノミ(Echidnophaga gallinacea)等のEchidnophaga類、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)等のNosopsyllus類等。
シラミ目害虫:アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)等のPediculus類、ケジラミ(Pthirus pubis)等のPhtirus類、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等のHaematopinus類、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ダマリニア・ボビス(Damalinia bovis)等のDamalinia類、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ヒツジ体幹寄生ホソジラミ(Linognathus ovillus)等のLinognathus類、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のSolenopotes類等。
ハジラミ目害虫:ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)等のMenopon類、トリメノポン類(Trimenopon spp.)、トリノトン類(Trinoton spp.)、イヌハジラミ(Trichodectes canis)等のTrichodectes類、ネコハジラミ(Felicola subrostratus)等のFelicola類、ウシハジラミ(Bovicola bovis)等のBovicola類、ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)等のMenacanthus類、ウェルネッキエラ類(Werneckiella spp.)、レピケントロン類(Lepikentron spp.)等。
半翅目害虫:トコジラミ(Cimex lectularius)、ネッタイトコジラミ(Cimex hemipterus)等のCimix類、レジュヴァイアス・セニリス(Reduvius senilis)等のReduvius類、アリラス・クリタツス(Arilus critatus)等のArilus類、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)等のRhodnius 類、オオサシガメ(Triatoma rubrofasciata)等のTriatoma類、パンストロンギルス類(Panstrongylus ssp.)等。
ダニ目害虫:ローンスターチック(Amblyomma americanum)、アンブリオンマ・マクラタム(Ambryomma maculatum)等のAmblyomma類、ウシマダニ(Boophilus microplus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus annulatus)等のBoophilus類、アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)等の Dermacentor類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)等のHaemaphysalis類、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、西部クロアシマダニ(Ixodes pacificus)、イキソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)等のIxodes類、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、リピセファラス・アペンディキュレイタス(Rhipicephalus appendiculatus)等のRhipicephalus 類、ナガヒメダニ(Argas persicus)等のArgas類、オルニトドルス・ヘルムシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドルス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)等のOrnithodorus類、ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)、ウマキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes equi)等のキュウセンヒゼンダニ類、クネミドコプテス・ミュタンス(Knemidocoptes mutans)等のKnemidocoptes類、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ネズミショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres muris)等のNotoedres類、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のSarcoptes類、ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)等のOtodectes類、ウサギズツキダニ(Listrophorus gibbus)等のListrophorus、ショクヒヒゼンダニ類(Chorioptes spp.)、ヒカダニ類(Hypodectes spp.)、プテロリクス類(Pterolichus spp.)、サイトジテス類(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス類(Laminosioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のDermanyssus類、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)等のOrnithonyssus類、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のVarroa類、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)等のCheyletiella類、オルニソケイレチア類(Ornithocheyletia spp.)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)等のDemodex類、ミオビア類(Myobia spp.)、プソレルガテス類(Psorergates spp.)、アカツツガムシ(Trombicula akamushi)、フトゲツツガムシ(Trombicula pallida)、タテツツガムシ(Trombicula scutellaris)等のTrombicula類。
好ましくはノミ目害虫、シラミ目害虫またはダニ目害虫が挙げられる。
【0044】
本ヒドラジド化合物の投与対象となる動物としては、前記動物外部寄生虫の宿主となり得る動物が挙げられ、通常、家畜やペットとして飼養されている恒温動物および変温動物が挙げられる。恒温動物としては、例えば、哺乳動物としてウシ、スイギュウ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ラクダ、シカ、ファロージカ、トナカイ、ウマ、ロバ、イヌ、ネコ、ウサギ、フェレット、マウス、ラット、ハムスター、リス、サル等が挙げられ、さらには毛皮動物としてミンク、チンチラ、アライグマ等が挙げられ、鳥類としてはニワトリ、ガチョウ、シチメンチョウ、アヒル、ハト、オウム、ウズラ等が挙げられる。変温動物としては、例えば、爬虫類としてはリクガメ、ウミガメ、ミドリガメ、ゼニガメ、トカゲ、イグアナ、カメレオン、ヤモリ、ニシキヘビ、ナミヘビ、コブラ等が挙げられ、魚類としてはマス、コイ、およびウナギのような淡水魚および鹹水魚等が挙げられる。好ましくは恒温動物であり、より好ましくはイヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ等の哺乳動物が挙げられる。
【0045】
本発明防除剤は、本ヒドラジド化合物のみからなるものであってもよいが、通常、本ヒドラジド化合物と、固体担体、液体担体等の不活性担体とを含有し、必要により、界面活性剤やその他の製剤補助剤を含有する。通常、本ヒドラジド化合物と、固体担体、液体担体等の不活性担体と混合し、必要により、界面活性剤やその他の製剤補助剤を添加して得られる製剤である。製剤としては、エマルジョン、油剤、油性液剤、水性液剤、溶解液、シャンプー、サスペンジョン等の液剤、粉剤、粒剤、ペースト状製剤、クリーム剤、軟膏剤、マイクロカプセル化製剤、泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤、錠剤、チュアブル錠、ボーラス剤、カプセル剤、動物用飼料プレミックス、シロップ剤、シート製剤、フィルム状製剤、樹脂製剤、注射剤、埋め込み剤、坐剤等を挙げることができ、施用に際して適宜好ましい製剤が選択される。本発明防除剤には、本ヒドラジド化合物が、通常0.001〜99.9重量%含有される。
【0046】
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、クレー、カオリン、タルク、ベントナイト、セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、珪藻土、軽石、方解石、海泡石、白雲石、シリカ、アルミナ、バーミキュライト、パーライト等の天然又は合成鉱物、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の細粒体、ゼラチン、ワセリン、メチルセルロース、ラノリン、ラード、カカオ脂などが挙げられる。
【0047】
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸プロピレン等のエステル類、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、ミリスチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェノルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン、流動パラフィン等の芳香族または脂肪族炭化水素類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、N−メチル−2−ピロリドン、γ-ブチロラクトン、大豆油、綿実油、ヒマシ油、ヤシ油等の植物油、オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等の植物精油、ジメチルシリコーンオイル、高重合ジメチルシリコーンオイル、環状シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル、水などが挙げられる。
【0048】
界面活性剤としては、例えば、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が挙げられる。具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
非イオン性界面活性剤:ステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ステアリン酸ポリグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル、オレイン酸ポリグリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリポキシエチレンスチリルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルフェノールポリグリコールエーテル等。
両性界面活性剤:ラウリルベタイン、ステアリルベタイン等のベタイン類、ジ-ナトリウムN-ラウリル−p−イミノジプロピオネート等のイミダゾリン誘導体類、レシチン等。
アニオン性界面活性剤:ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ジポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ジポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン。
カチオン性界面活性剤:セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド等のアルキルアンモニウム塩類。
【0049】
その他の製剤補助剤としては、分散剤、酸化防止剤、着色剤、光安定剤、粘着剤等が挙げられる。
【0050】
分散剤としては、リグニンスルホン酸塩、メチルセルロース等が挙げられる。
【0051】
酸化防止剤としては、BHT、BHA等が挙げられる。
【0052】
着色剤としては、赤色2号(アマランス)、赤色3号(エリスロシン)、黄色4号(タートラジン)、緑色3号(ファストグリーンFCF)、青色1号(ブリリアントブルーFCF)等の食用タール色素等、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、アリザリン染料、アゾ染料、フタロシアニン染料等が挙げられる。
【0053】
光安定剤としては、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾエート系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ノバンチノール酸等が挙げられる。
【0054】
粘着剤としては、ベントナイト、コロイド状ケイ酸、セルロース誘導体、澱粉誘導体、ポリアクリレート、天然ポリマー、アルギン酸塩、ゼラチン等が挙げられる。
【0055】
錠剤、及びチュアブル剤における結合剤としては、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ゼイン、ゼラチン等のタンパク質誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成ポリマー、デンプン、セルロース等が挙げられる。また必要により、デンプン、微結晶性セルロース、砂糖、ラクトース等の充填剤、ステアリン酸マグネシウム、タルク等の滑沢剤、デンプン、セルロース、炭酸塩等の崩壊剤が添加されていてもよい。
【0056】
錠剤は、例えば、本ヒドラジド化合物、及び結合剤等を混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮することにより、得ることができる。錠剤は、必要により、コーティングされていてもよい。コーティングに用いるコーティング剤としては、例えば、酢酸フタル酸セルロース、フタル酸ジエチル、エタノール、及びジクロロメタンを含有するコーティング剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、水、及び二酸化チタンを含有するコーティング剤、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート等の胃溶性フィルムコーティング剤、食用性着色剤、水性又は非水性溶剤を含有するヒドロキシプロピルメチルセルロース、その他のフィルム形成物質が挙げられる。なお、フィルムコーティング剤は、可塑剤又は着色剤が含有されていてもよい。
【0057】
泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤における噴射剤としては、プロパンガス、ブタンガス、フロンガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭酸ガス等が挙げられる。
【0058】
樹脂製剤における基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、エチレン共重合体、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸ジメチル、フタル酸時オクチル等のフタル酸エステル類、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は、該基材中に本ヒドラジド化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得ることができる。必要により更に、成型、裁断等の工程を経ることにより、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ等とすることもできる。
【0059】
カプセル剤に用いるカプセルとしては、ゼラチンカプセル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセル等が挙げられる。
【0060】
坐剤に用いる基材としては、例えば、カカオ脂、ラウリン脂、ポリエチレングリコール、グリセロゼラチン、ステアリン酸ナトリウム、ウィテップゾール、又はこれらの混合物等が挙げられる。
【0061】
また、本発明防除剤は、一般に知られている他の殺虫剤、殺動物寄生性ダニ剤、殺内部寄生虫剤と混用または併用することができる。また、忌避剤と混用または併用することもできる。
【0062】
本発明の動物外部寄生虫防除方法(以下、本発明防除方法と記す。)は、本ヒドラジド化合物の有効量を、動物に投与することにより行われる。
本発明防除方法によれば、本ヒドラジド化合物は、治療的、抑制的、予防的および保護的に動物外部寄生虫に作用させることができる。
本発明の防除方法は、動物外部寄生虫の全身的抑制または非全身的抑制を行うことができ、動物外部寄生虫の発生段階の全てまたは一部に対して用いることができる。
【0063】
本発明防除方法は、本ヒドラジド化合物を宿主動物に経口又は非経口による投与を行うことができる。経口投与方法としては、例えば、本ヒドラジド化合物を経口製剤として、動物に投与する方法が挙げられる。非経口投与方法としては、例えば、本ヒドラジド化合物を皮膚外用剤、注射製剤、坐剤、体内埋め込み型製剤、首輪、イヤータッグ等の適当な形状とした樹脂製剤として、動物に投与する方法が挙げられる。
【0064】
(1)経口投与方法
本発明防除方法において、本ヒドラジド化合物を経口製剤として動物に投与する場合は、本ヒドラジド化合物は、例えば、エマルジョン、油剤、油性液剤、水性液剤、溶解液、サスペンジョン等の液剤、ゲル剤、粉剤、粒剤、ペースト状製剤、錠剤、チュアブル錠、ボーラス剤、カプセル剤、動物用飼料プレミックス、シロップ剤の形態で用いることができる。
【0065】
(2)非経口投与方法
(a)皮膚外用投与方法
本発明防除方法において、本ヒドラジド化合物を皮膚外用剤として動物に投与する場合は、本ヒドラジド化合物は、例えばエマルジョン、油剤、油性液剤、水性液剤、溶解液、シャンプー、サスペンジョン等の液剤、粉剤、クリーム剤、軟膏剤、エアゾール製剤、シート製剤の形態で用いることができ、スポットオン処理、ポアオン処理、浸漬、噴霧、塗布、入浴、洗浄、摩り込み、散布等により投与することができる。好ましい投与方法としては、スポットオン処理、ポアオン処理が挙げられる。
スポットオン処理とは、通常、宿主動物の頭部から尾部までの皮膚に液剤を滴下または塗布する方法であり、ポアオン処理とは、通常、宿主動物の背中線に沿って液剤を注ぐ方法である。なお、本ヒドラジド化合物を液剤とする場合は、上記の液体担体を用いることができる。
(b)注射による投与方法
本発明防除方法において、本ヒドラジド化合物を注射製剤として動物に投与する場合は、反芻胃内注射、筋肉内注射、静脈内注射、または皮下注射により投与することができる。
(c)その他の投与方法
本発明防除方法において、本ヒドラジド化合物を動物に坐剤、体内埋め込み型製剤、首輪、イヤータッグ等の適当な形状とした樹脂製剤として投与することができる。
【0066】
本ヒドラジド化合物の動物への投与量は、対象となる動物または防除する外部寄生虫によっても変わり得るが、対象となる動物の生体重1kg当たり、通常1〜5000mg/kgである。経口投与方法および注射による投与方法の場合は好ましくは1〜100mg/kgであり、皮膚外用投与方法の場合は好ましくは10〜1000mg/kgである。
【実施例】
【0067】
以下、本発明を本ヒドラジド化合物の製造例、本ヒドラジド化合物の製造中間体の参考製造例、本発明防除剤の製剤例及び試験例等により、本発明をより詳細に説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
また、本明細書において、Meはメチル基を表し、Etはエチル基を表す。
【0068】
まず、本ヒドラジド化合物の製造例を以下に示す。
【0069】
製造例1
参考製造例3により得られたクルードの5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニルヒドラジン200mg及びトリエチルアミン57mgをテトラヒドロフラン4mlに溶かし、ここに0℃でジメチルカルバモイルクロライド67mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4,4−ジメチル−1−{5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニル}セミカルバジド(以下、本発明化合物(1)と記す。)70mgを得た。
本ヒドラジド化合物(1)

融点:212℃
【0070】
製造例2
参考製造例3により得られたクルードの5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニルヒドラジン200mg及びトリエチルアミン51mgをテトラヒドロフラン4mlに溶かし、ここに0℃でイソシアン酸エチル37mgを加え、室温で2間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−エチル−1−{5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニル}セミカルバジド(以下、本ヒドラジド化合物(2)と記す。)149mgを得た。
本ヒドラジド化合物(2)

融点:102℃
【0071】
製造例3
参考製造例3により得られたクルードの化合物241mgをテトラヒドロフラン2mlに溶かし、ここに室温でフェニルイソシアナート82mgを滴下して、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式で示される化合物(以下、本ヒドラジド化合物(3)と記す。)187mgを得た。
本ヒドラジド化合物(3)

融点131℃
【0072】
製造例4
参考製造例3により得られたクルードの化合物200mgをテトラヒドロフラン6mlに溶かし、ここに室温で4−メトキシフェニルイソシアナート85mgを滴下して、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式で示される化合物(以下、本ヒドラジド化合物(4)と記す。)191mgを得た。
本ヒドラジド化合物(4)

融点131℃
【0073】
製造例5
参考製造例3により得られたクルードの化合物196mgをテトラヒドロフラン5mlに溶かし、ここに室温で4−ニトロフェニルイソシアナート136mgを滴下して、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式で示される化合物(以下、本ヒドラジド化合物(5)と記す。)110mgを得た。
本ヒドラジド化合物(5)

融点201℃
【0074】
製造例6
参考製造例3により得られたクルードの化合物220mgをテトラヒドロフラン6mlに溶かし、ここに室温でシクロヘキシルイソシアナート79mgを滴下して、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記式で示される化合物(以下、本ヒドラジド化合物(6)と記す。)100mgを得た。
本ヒドラジド化合物(6)

融点101℃
【0075】
次に、本ヒドラジド化合物の製造中間体の製造について参考製造例に示す。
【0076】
参考製造例1
2−クロロ−5−ヒドロキシイミノメチルニトロベンゼン2.92g及びN−クロロスクシンイミド1.94gをジメチルホルムアミド30mlに溶解し、60℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した混合液に、2−(3,5−ジクロロフェニル)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン3.50g、次いでトリエチルアミン1.46gを加え、6時間撹拌した。反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロニトロベンゼン4.42gを得た。
5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロニトロベンゼン


1H-NMR (CDCl3) δ: 8.09 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.89 (1H, dd, J = 8.5, 2.1 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.50 (2H, d, J = 1.6 Hz), 7.45 (1H, t, J = 1.6 Hz), 4.09 (1H, d, J = 17.3 Hz), 3.71 (1H, d, J = 17.3 Hz).
【0077】
参考製造例2
鉄粉3.46gを、酢酸0.38g、水15ml及びエタノール30mlの混合液に室温で加え、ここに75℃で参考製造例19で得られた5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロニトロベンゼン2.73gを加え、75℃で50分間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロアニリン1.65gを得た。
5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロアニリン

1H-NMR (CDCl3) δ: 7.49 (2H, d, J = 1.7 Hz), 7.42 (1H, t, J = 1.7 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.13 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.89 (1H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 4.18 (2H, br s), 4.03 (1H, d, J = 17.1 Hz), 3.64 (1H, d, J = 16.4 Hz).
【0078】
参考製造例3
参考製造例20で製造された5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロアニリン500mgを1,4−ジオキサン2mLに溶かし、室温で濃塩酸6mLを加えた。同温で20分間撹拌後、この溶液を0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム93mgを水3mLに溶解した溶液を滴下した。同温で15分間撹拌後、この反応液に、塩化スズ(II)507mgを濃塩酸4mLに溶かした溶液を滴下した。次いで、反応混合液に2N水酸化ナトリウムを加え、中和した後、水層をt−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し、クルードの5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニルヒドラジン510mg得た。
5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−クロロフェニルヒドラジン

【0079】
次に、本発明防除剤の製剤例を示す。
【0080】
製剤例1 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物100mg、ラクトース68.75mg、トウモロコシデンプン237.5mg、微結晶性セルロース43.75mg、ポリビニルピロリドン18.75mg、ナトリウムカルボキシメチルデンプン28.75mg、及びステアリン酸マグネシウム2.5mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0081】
製剤例2 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物25mg、D−マンニトール73g、トウモロコシデンプン30mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース7mg、5%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液適量、及びステアリン酸マグネシウム適量を混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0082】
製剤例3 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物400mg、コーンスターチ50mg、クロスカルメロースナトリウム25mg、ラクトース120mg、及びステアリン酸マグネシウム5mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0083】
製剤例4 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物60mg、微結晶性セルロース45mg、ポリビニルピロリドン4mg、カルボキシメチルデンプンナトリウム4.5mg、ステアリン酸マグネシウム0.5mg、及びタルク1mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0084】
製剤例5 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物10mg、デンプン15mg、ラクトース127mg、カルボキシメチルセルロースカルシウム15mg、ステアリン酸マグネシウム1mg、及びタルク2mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0085】
製剤例6 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物100mg、デキストリン600mg、ジャガイモデンプン200mg、動物用粉末飼料60mg、ゴマ油20mg、及び水20mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0086】
製剤例7 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物100mg、ラクトース33mg、トウモロコシデンプン16mg、カルボキシメチルセルロースカルシウム12mg、メチルセルロース6mg、及びステアリン酸マグネシウム2mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0087】
製剤例8 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種の本ヒドラジド化合物10mg、直打用微粒No.209(富士化学社製)46.6mg、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム20%、トウモロコシデンプン30%、ラクトース50%、結晶セルロース24mg、カルボキシメチルセルロースカルシウム4mg、及びステアリン酸マグネシウム0.4mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0088】
製剤例9 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物250mg、ステアリン酸マグネシウム4.5mg、
トウモロコシデンプン22.5mg、ナトリウムデンプングリコレート9mg、ラウリル硫酸ナトリウム4.5mg、及び微結晶性セルロース159.5mgを混合し、混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0089】
製剤例10 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物250mg、ラクトース101.5mg、小麦粉デンプン6.5mg、ポリエチレングリコール60005mg、タルク5mg、ステアリン酸マグネシウム2mg、及び脱イオン水適量を混合し、混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0090】
製剤例11 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物200mg、ラクトース200mg、ポテトスターチ266.5mg、ステアリン酸10mg、タルク217mg、ステアリン酸マグネシウム2.5mg、コロイド状シリカ32mg、及びエタノール適量を混合し、混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0091】
製剤例12 錠剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物50mg、ステアリン酸マグネシウム7.5mg、及び微結晶性セルロース17.5mgを混合し、混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0092】
製剤例13 錠剤
製剤例1〜12で得られた錠剤をそれぞれ、20%酢酸フタル酸セルロース、3%フタル酸ジエチル、並びに、エタノール及びジクロロメタンをそれぞれ同容量ずつ混合した混合液を含有するコーティング剤を用いて、コーティングすることにより、錠剤を得る。
【0093】
製剤例14 錠剤
製剤例1〜12で得られた錠剤をそれぞれ、ヒドロキシプロピルセルロース2910 10.8g及びポリエチレングリコール6000 2.1gを精製水172.5gに溶解した後、二酸化チタン2.1gを分散させたコーティング剤を用いて、コーティングすることにより、錠剤を得る。
【0094】
製剤例15 カプセル剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物25mg、ラクトース60mg、トウモロコシデンプン25mg、カルメロースカルシウム6mg、及び5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース適量を混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0095】
製剤例16 カプセル剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物200mg、ラクトース148mg、及びステアリン酸マグネシウム2mgを混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0096】
製剤例17 カプセル剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物250mg、乾燥デンプン200mg、及びステアリン酸マグネシウム10mgを混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0097】
製剤例18 カプセル剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物250mg、微結晶性セルロース400mg、フュームド二酸化ケイ素10mg、及びステアリン酸5mgを混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0098】
製剤例19 カプセル剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20mg、ラクトース251.8mg、ゼラチン2mg、コーンスターチ10mg、タルク15mg、及び水適量を混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0099】
製剤例20 経口投与用サスペンジョン
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物1000mg、フマル酸500mg、塩化ナトリウム2000mg、メチルパラベン150mg、プロピルパラベン50mg、顆粒糖25000mg、ソルビトール(70%溶液)13000mg、VeegumK(VanderbiltCo.)100mg、香料35mg、及び着色料500mgに、最終容量が100mlとなるよう蒸留水を加え、混合して、経口投与用サスペンジョンを得る。
【0100】
製剤例21 経口投与用サスペンジョン
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物50mg、カルボキシメチルセルロースナトリウム50mg、シロップ1.25ml、安息香酸溶液0.1ml、
香料適量、及び着色料適量に、最終容量が5mlとなるように水を加え、混合して、経口投与用サスペンジョンを得る。
【0101】
製剤例22 経口投与用液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物5重量%を、ポリソルベート85 5重量%、ベンジルアルコール3重量%、及びプロピレングリコール30重量%に溶解し、この溶液のpHが6.0〜6.5となるようにリン酸塩緩衝液を加えた後、最終容量となるまで水を加えて、経口投与用液剤を得る。
【0102】
製剤例23 経口投与用液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物10重量%を、コーン油90重量%に溶解し、均一液として、経口投与用液剤を得る。
【0103】
製剤例24 経口投与用ペースト状製剤
分留ヤシ油57重量%およびポリソルベート85 3重量%中にジステアリン酸アルミニウム5重量%を加熱により分散させる。これを室温に冷却し、その油状ビヒクル中のサッカリン25重量%を分散させる。これに本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物10重量%を配分し、経口投与用ペースト状製剤を得る。
【0104】
製剤例25 経口投与用粒剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種の本ヒドラジド化合物5重量%を石灰石粉95重量%と混合し、湿潤顆粒形成法を使用して経口投与用粒剤を得る。
【0105】
製剤例26 動物用飼料プレミックス
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物0.15重量%、動物飼料95重量%、並びに、第2リン酸カルシウム、珪藻土、Aerosil、及びカーボネート(又はチョーク)からなる混合物4.85重量%を十分攪拌混合し、動物用飼料プレミックスを得る。
【0106】
製剤例27 動物用飼料プレミックス
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物0.15重量%、
Aerosil2.5重量%、チョーク2.5重量%、及び動物飼料94.85重量%を十分攪拌混合し、動物用飼料プレミックスを得る。
【0107】
製剤例28 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、ジエチレングリコールモノエチルエーテル80gに溶解し、液剤を得る。
【0108】
製剤例29 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、炭酸プロピレン80gに溶解し、液剤を得る。
【0109】
製剤例30 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、アジピン酸ジイソプロピル80gに溶解し、液剤を得る。
【0110】
製剤例31 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、アジピン酸ジイソブチル80gに溶解し、液剤を得る。
【0111】
製剤例32 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、γ−ブチロラクトン80gに溶解し、液剤を得る。
【0112】
製剤例33 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、ジエチレングリコールモノエチルエーテル40g及びアジピン酸ジイソプロピル40gに溶解し、液剤を得る。
【0113】
製剤例34 液剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物20gを、シリコーンオイル10g及びジエチレングリコールモノエチルエーテル70gに溶解し、液剤を得る。
【0114】
製剤例35 乳剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物5gを、キシレン39.5g及びN,N−ジメチルホルムアミド39.5に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10g及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6gを加え、よく撹拌混合して、乳剤を得る。
【0115】
製剤例36 シャンプー剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物0.5gに二ッコールTEALS−42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60g、プロピレングリコール20gを添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5gを加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
【0116】
製剤例37 坐剤
本ヒドラジド化合物(1)〜(6)より選ばれる1種のヒドラジド化合物7.2g、及びホスコS−55(丸石製薬株式会社製)92.8gを100℃で溶解混和し、坐剤形に注いで、冷却固化して、坐剤を得る。
【0117】
次に、本発明防除剤が動物外部寄生虫に対して優れた防除効力を有することを試験例として示す。
【0118】
試験例1 フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)に対するろ紙処理殺虫試験
本ヒドラジド化合物5mgをアセトン10mLに溶解し、このアセトン溶液1mLを、ろ紙(TOYO No.2;5×10cm)の片面に均一に塗布する(ろ紙表面積50cm2より、本ヒドラジド化合物100mg/m2処理に相当する)。乾燥後、該ろ紙を2つ折りにした後、側辺をクリップで留めて袋状にし、この中に供試ダニ(フタトゲチマダニ、未吸血若ダニ、1群10頭)を入れ、開放部をクリップで閉じて密封し、2日後に致死数を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡マダニ数/供試マダニ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0119】
試験例2 ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対するろ紙処理殺虫試験
本ヒドラジド化合物11.3mgを、アセトン5mLに溶解し、このアセトン溶液0.2mLを、ろ紙(TOYO No.2;直径3.8cm)の片面に均一に塗布する(ろ紙面積11.3cm2より、本ヒドラジド化合物400mg/m2処理に相当する)。乾燥後、該ろ紙を100mLバイアル瓶の蓋内部に敷く。ネコノミ成虫20頭をバイアル瓶内に放虫し、該蓋にて密閉する。瓶を倒立状態にし、ネコノミを強制的にろ紙に接触させ、2日後に致死数を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡ネコノミ数/供試ネコノミ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0120】
試験例3 マウス寄生フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)に対する滴下投与試験
滴下投与前日、マウスに供試ダニ(フタトゲチマダニ、若ダニ)30頭を接種した。滴下処理前に、非寄生ダニを除去した。
本ヒドラジド化合物を、炭酸プロピレンとジエチレングリコールモノエチルエーテルをそれぞれ同容量ずつ混合した混合液5mLに溶解する(0.1%w/vとなる)。該溶液をピペットを用いマウス体表全体に200μL滴下投与する。また、対照群には混合液のみを200μL投与する。1群あたり3反復実施する。滴下投与2日後に供試ダニの致死数を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡マダニ数/滴下前寄生マダニ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0121】
試験例4 マウス寄生ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対するマウス滴下投与試験
本ヒドラジド化合物を、炭酸プロピレン5mLに溶解する(0.5%w/vとなる)。該溶液をピペットを用いマウス背線に沿って200μL滴下投与する。また、対照群には炭酸プロピレンのみを200μL投与する。1群あたり3反復実施する。滴下投与後、該マウスにそれぞれネコノミ20頭接種する。2日後に供試虫の致死を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡ネコノミ数/供試ネコノミ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0122】
試験例5 マウス寄生フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)に対する経口投与試験
経口投与前日、マウスに供試ダニ(フタトゲチマダニ、若ダニ)30頭を接種する。経口投与前に、非寄生ダニを除去する。
本ヒドラジド化合物20mgを、ジメチルホルムアミド680mgで溶解し、さらに純水を加えて10mlとし薬液を作成する。該薬液をマウス体重kgあたり10mlの量で胃ゾンデを用いて経口投与する。また、対照群には7%ジメチルホルムアミド水溶液を経口投与する。1群あたり3反復実施する。経口投与2日後に供試ダニの致死数を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡マダニ数/滴下前寄生マダニ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0123】
試験例6 マウス寄生ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対する経口投与試験
本ヒドラジド化合物20mgを、ジメチルホルムアミド680mgで溶解し、さらに純水を加えて10mlとし薬液を作成する。該薬液をマウス体重kgあたり10mlの量で胃ゾンデを用いて経口投与する。また、対照群には7%ジメチルホルムアミド水溶液を経口投与する。1群あたり3反復実施する。経口投与後、該マウスにそれぞれネコノミ20頭接種する。2日後に供試虫の致死を調査し、以下の計算式で死虫率を算出する。
死虫率(%)=100×(死亡ネコノミ数/供試ネコノミ数)
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0124】
試験例7 イヌ寄生フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)に対する滴下投与試験
滴下投与前日、イヌ(ビーグル)に供試ダニ(フタトゲチマダニ、若ダニ)100頭ずつ接種する。滴下投与前に、寄生マダニを数える。
本ヒドラジド化合物1.5gを、エチレングリコールモノエチルエーテル6.0gで溶解し薬液を作成する(20%w/wとなる)。該薬液をイヌ体重(kg)あたり0.1mlの用量で、頚背部の被毛をかき分け皮膚上に直接滴下する。これを、試験群とする。一方、プラセボ群は、エチレングリコールモノエチルエーテルのみを滴下投与する。投与後1日目、2日目にイヌに寄生している生存マダニ数を観察する。投与後2日目の観察終了時には全寄生マダニをイヌより除去する。
また、投与後14日目、28日目、42日目に供試ダニを100頭ずつ再接種する。それぞれ再接種後1日目、2日目にイヌに寄生している生存マダニ数を観察する。再接種後2日目の観察終了時には全寄生マダニをイヌより除去する。1群あたり3反復実施する。以下の計算式を用い、寄生率及び駆除率を求める。
【0125】
投与初期(1、2日目)寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存マダニ数/投与前生存マダニ数)×100

・X日目駆除率(%)=(試験群投与前寄生率−試験群X日目寄生率)/試験群投与
前寄生率×100

投薬後14日目、28日目および42日目再接種後の寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存マダニ数/マダニ接種数)×100

・X日目駆除率(%)=(プラセボ群X日目寄生率−試験群X日目寄生率)
/プラセボ群X日目寄生率×100

なお、試験群の寄生率がプラセボ群よりも高値である場合は0%とする。
【0126】
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0127】
試験例8 イヌ寄生フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)に対する経口投与試験
経口投与前日、イヌ(ビーグル)に供試ダニ(フタトゲチマダニ、若ダニ)100頭ずつ接種する。経口投与前に、寄生マダニを数える。
本ヒドラジド化合物を、イヌ体重(kg)あたり20mgの投与量となるようにゼラチンカプセルに充填し、強制経口投与する。これを、試験群とする。一方、プラセボ群は、ゼラチンカプセルのみを経口投与する。投与後1日目、2日目にイヌに寄生している生存マダニ数を観察する。投与後2日目の観察終了時には全寄生マダニをイヌより除去する。
また、投与後14日目、28日目、42日目に供試ダニを100頭ずつ再接種する。それぞれ再接種後1日目、2日目にイヌに寄生している生存マダニ数を観察する。再接種後2日目の観察終了時には全寄生マダニをイヌより除去する。1群あたり3反復実施する。以下の計算式を用い、寄生率ならびに駆除率を求める。
【0128】
投与初期(1、2日目)寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存マダニ数/投与前生存マダニ数)×100

・X日目駆除率(%)=(試験群投与前寄生率−試験群X日目寄生率)/試験群投与
前寄生率×100

投薬後14日目、28日目および42日目再接種後の寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存マダニ数/マダニ接種数)×100

・X日目駆除率(%)=(プラセボ群X日目寄生率−試験群X日目寄生率)
/プラセボ群X日目寄生率×100

なお、投薬群の寄生率がプラセボ群よりも高値である場合は0%とする。
【0129】
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0130】
試験例9 ネコ寄生ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対する滴下投与試験
滴下投与前日、ネコに供試ノミ(ネコノミ成虫)50頭ずつ接種する。滴下投与前に、寄生ノミを数える。
本ヒドラジド化合物1.5gを、エチレングリコールモノエチルエーテル6.0gで溶解し薬液を作成する(20%w/wとなる)。該薬液をノミ体重(kg)あたり0.1mlの用量で、頚背部の被毛をかき分け皮膚上に直接滴下する。これを、試験群とする。一方、プラセボ群は、エチレングリコールモノエチルエーテルのみを滴下投与する。投与後1日目、2日目にネコに寄生している生存ノミ数を観察する。投与後2日目の観察終了時には全寄生ノミをネコより除去する。
また、投与後14日目、28日目、42日目に供試ノミを50頭ずつ再接種する。それぞれ再接種後1日目、2日目にネコに寄生している生存ノミ数を観察する。再接種後2日目の観察終了時には全寄生ノミをネコより除去する。1群あたり3反復実施する。以下の計算式を用い、寄生率及び駆除率を求める。
【0131】
投与初期(1、2日目)寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存ノミ数/投与前生存ノミ数)×100

・X日目駆除率(%)=(試験群投与前寄生率−試験群X日目寄生率)/試験群投与
前寄生率×100

投薬後14日目、28日目および42日目再接種後の寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存ノミ数/ノミ接種数)×100

・X日目駆除率(%)=(プラセボ群X日目寄生率−試験群X日目寄生率)
/プラセボ群X日目寄生率×100

なお、試験群の寄生率がプラセボ群よりも高値である場合は0%とする。
【0132】
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【0133】
試験例10 ネコ寄生ネコノミ(Ctenocephalides felis)に対する経口投与試験
経口投与前日、ネコに供試ノミ(ネコノミ成虫)50頭ずつ接種する。経口投与前に、寄生ノミを数える。
本ヒドラジド化合物を、ネコ体重(kg)あたり20mgの投与量となるようにネコ用餌に混ぜ、経口投与する。これを、試験群とする。一方、プラセボ群は、ネコ用餌のみを与える。投与後1日目、2日目にネコに寄生している生存ノミ数を観察する。投与後2日目の観察終了時には全寄生ノミをネコより除去する。
また、投与後14日目、28日目、42日目に供試ノミを50頭ずつ再接種する。それぞれ再接種後1日目、2日目にネコに寄生している生存ノミ数を観察する。再接種後2日目の観察終了時には全寄生ノミをネコより除去する。1群あたり3反復実施する。以下の計算式を用い、寄生率ならびに駆除率を求める。
【0134】
投与初期(1、2日目)寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存ノミ数/投与前生存ノミ数)×100

・X日目駆除率(%)=(試験群投与前寄生率−試験群X日目寄生率)/試験群投与
前寄生率×100

投薬後14日目、28日目および42日目再接種後の寄生率・駆除率計算法:
・X日目寄生率(%)=(X日目生存ノミ数/ノミ接種数)×100

・X日目駆除率(%)=(プラセボ群X日目寄生率−試験群X日目寄生率)
/プラセボ群X日目寄生率×100

なお、投薬群の寄生率がプラセボ群よりも高値である場合は0%とする。
【0135】
その結果、本ヒドラジド化合物が、優れた動物外部寄生虫防除効果を示すことが確認できる。
【産業上の利用可能性】
【0136】
本発明防除剤は、動物外部寄生虫に対し優れた防除効力を有しており、有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)

〔式中、
3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
5は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、C3−C12シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
6は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C3−C12シクロアルキル基、ホルミル基又は水素原子を表し、
9は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基を表し、
10は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は水素原子を表すか、或いはR9とR10が末端で結合して、C2−C9アルカンジイル基を表し、
群E1は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェノキシ基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群E2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表す。〕
で示されるヒドラジド化合物を有効成分として含有することを特徴とする動物外部寄生虫防除剤。
【請求項2】
経口製剤または皮膚外用剤である請求項1に記載の動物外部寄生虫防除剤。
【請求項3】
液剤である請求項1に記載の動物外部寄生虫防除剤。
【請求項4】
カプセル剤、錠剤またはチュアブル錠である請求項1に記載の動物外部寄生虫防除剤。
【請求項5】
動物外部寄生虫が、ノミ目害虫またはマダニ目害虫である請求項1〜4いずれか一項に記載の動物外部寄生虫防除剤。
【請求項6】
式(1)

〔式中、
3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
5は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、C3−C12シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
6は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいベンゾイル基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C3−C12シクロアルキル基、ホルミル基又は水素原子を表し、
9は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基を表し、
10は群E1より選ばれる基で置換されていてもよいC1−C12鎖式炭化水素基又は水素原子を表すか、或いはR9とR10が末端で結合して、C2−C9アルカンジイル基を表し、
群E1は群E2より選ばれる基で置換されていてもよいC3−C12環式炭化水素基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員ヘテロ環基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェノキシ基、群E2より選ばれる基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群E2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、C2−C6アルキルカルボニル基、C2−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6アルキルアミノ基、C2−C12ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基及びハロゲン原子からなる群を表す。〕
で示されるヒドラジド化合物の有効量を、動物に投与することを特徴とする動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項7】
経口投与である請求項6に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項8】
皮膚外用投与である請求項6に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項9】
スポットオン処理またはポアオン処理である請求項8に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項10】
動物がイヌまたはネコである請求項6〜9いずれか一項に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項11】
動物がウシ、ウマ、ブタ、またはヒツジである請求項6〜9いずれか一項に記載の動物外部寄生虫の防除方法。
【請求項12】
動物外部寄生虫が、ノミ目害虫またはマダニ目害虫である請求項6〜11いずれか一項に記載の動物外部寄生虫の防除方法。

【公開番号】特開2012−31094(P2012−31094A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−171789(P2010−171789)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】