説明

勾配をつけた航空機の滑走路

【課題】勾配をつけた航空機の滑走路を提供する。
【解決手段】航空機を予め60m前後上げることで、離陸するとき下り勾配部分の滑走路Cを利用することで、水平な滑走路と比較して航空機の速度を上げることができ、離陸速度を短い滑走路でも出すことができるので、その延長線上の地面の高さと同じ(60m前後下がった地点)水平な滑走路Dに進入した時には、航空機の速度が増大しており、離陸速度を確保できるので、短い滑走路でも離陸できる。 着陸の場合の滑走路は、従来と同じ滑走路の考えかたを採用します。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機の飛行滑走路に関するものであり、滑走路に勾配を設けることで、飛行滑走路の長さを大幅に短くするものであります。
【背景技術】
【0002】
従来の滑走路は、地上と水平に構築されており、大型機の時代になり、発進するときには長い滑走路が必要となり、土地の確保等が障害になることもあり、これを解消するものでも、あります。
航空機を地上から予め60m前後上げることで、航空機を発進するとき航空機を60m前後上げるための、エネルギ−が蓄えらているので、勾配のある滑走路を発進すれば、短い滑走路でも航空機の速度を出すことができ、全長2,000m以上の滑走路は不要となり、1,750m前後の滑走路でも、十分に離陸速度を出すことができる。
【発明の開示】

【発明が解決しょうとする課題】
【0003】
従来の様に平らな滑走路であれば、大型機を乗り入れるため、滑走路の延長の土地の問題がでるが、滑走路に勾配をつけ、予め地上から60m前後あげた航空機を発進させることで、滑走路の長さを大幅に短縮する事ができる。
図1−2は、滑走路を通じて航空機を1,200m前後の滑走路を2.25度前後の勾配で、60m前後上げた図面と、航空機を離陸させるため、3.38度前後の勾配の800m前後の離陸ずるための滑走路や、次ぎの航空機の待機や、飛行開始の位置等になります。
航空機を60m上げた状態で発進するとき、勾配部分の滑走路が800mのとき勾配は3.38度になり、100mで約7.5m下がることになり、滑走路が1,000mのときの勾配は、2.7度になり100mで約6m下がります。
(飛行する滑走路の位置の高さが一定の場合、滑走路の長さで勾配は変わります。)
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、予め地上から60m前後の高さまで航空機を上げ、3.38度前後の下り勾配を助走させ60m前後まで降下させるので、大きな加速がつき、その前方にある平らな滑走路から離陸させるが、60m前後降下する時のエネルギ−が加算されるので、滑走路が短くとも離陸に必要な速度を生む事ができる。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、滑走路が短くとも離陸できる様になるので、土地の確保の問題が押さえられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、航空機を滑走路に勾配をつけることで、地上から60m前後上げ飛行態勢をとり、離陸のときは下り勾配の滑走路を使って発進、60m下がった地上の平らな部分の滑走路から離陸するが、60m前後勾配のついた滑走路を下りてくるので、短い滑走路でも離陸するのに十分なスピ−ドを得ることができ、離陸できる。
【産業上の利用可能性】
【0007】
従来の滑走路は、地上と水平に構築されており、大型機の時代になり、発進するときには長い滑走路が必要となり、土地の確保等が障害になることもあり、これを解消するため、滑走路に勾配をつける事で、滑走路の距離を大幅に短縮するものであります。
滑走路に勾配をつけることで、飛行するに必要な滑走路が短縮されるので、着陸する平らな滑走路を確保できれば、離陸するために必要な滑走路は1,500m前後でも可能になり、勾配部分は平らな地面はでなくてもつくれ、航空機を着陸させたり、離陸する平らな滑走路が確保されれば、山岳地帯でも飛行場はつくれます。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】滑走路の平面図と側面図
【図2】航空機の離陸態勢の流れ
【符号の説明】
【0009】
(図1の符号の説明)
A)離陸及び離陸待機をする航空機が、地上から上げられた高さ、60m前後。
B)航空機の離陸待機位置のスペ−ス150m前後。
C)離陸する航空機専用の勾配部分の滑走路の長さ800m前後。
D)離陸用滑走路の地面と平行な滑走路の長さ(800m前後)でこの部分から離陸する。
E)次ぎの離陸機の待機スペ−ス350m前後。
F)離陸準備する航空機を上げる、勾配のある部分の滑走路の長さ、1.200m前後。
G)離陸準備をする航空機が、侵入する地面と平行な滑走路の長さ、200m前後。
イ)離陸専用の航空機が使用する、滑走路の幅120m前後。
ロ)各滑走路の間隔50m前後。
ハ)離陸態勢を取る為の専用滑走路の幅100m前後。
ニ)離陸専用の滑走路の下り勾配、約3.38度。
ホ)離陸態勢をとるため航空機が、上る時使用する専用滑走路の勾配、2.25度。
(図1−2の説明)
航空機を上り勾配の滑走路から60m前後上げて、飛行態勢に入る滑走路の状態のイラスト図になります。
勾配部分の滑走路の両サイドには、横風の影響を避けるため滑走路に防風壁を設け、勾配部分の滑走路の下部には、横風で滑走路を防御するため、風洞をつくる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
離陸する航空機を、勾配をつけた滑走路で予め60m前後上げ、離陸するとき下り勾配の滑走路を使い発進さると、加速が大幅に増し60m前後下がった位置の平らな滑走路に進入した時には、スピ−ドは増大し滑走路は短くとも離陸できる。
滑走路に3.38度前後の下り勾配をつけ、地上から予め60m前後上げた航空機その800m前後の下り滑走路を使って発進させる。
【請求項2】
60m前後航空機を地上から予め上げるため、航空機を上げるため、専用の勾配をつけた滑走路をつくるが、航空機を上げる滑走路の上り勾配は、2.25度前後とする。
【請求項3】
勾配部分の滑走路は横風をまともに受けないため、滑走路の両脇に、出っ張らせた防風壁をつくる。
【請求項4】
航空機の着陸は従来の滑走路を使うが、勾配をつけた滑走路の幅は、上り下りとも120m前後とする。
【請求項5】
離陸航空機専用の下り勾配をつけた部分の滑走路の延長線上に、地上と水平な滑走路を800m前後設け、その部分の滑走路から離陸させる。
【請求項6】
地上から予め60m前後航空機を上げた場所に、航空機を離陸待機させる場所と、隣あわせに航空機の離陸態勢に入る、スぺ−スをつくる。
【請求項7】
勾配をつけた各滑走路との間隔は、排気風圧を軽減するため50m前後取る。
【請求項8】
各滑走路の勾配部分には、横風の影響を軽減するように、滑走路の下部に風洞を設ける。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−82142(P2008−82142A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290508(P2006−290508)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(506359082)
【Fターム(参考)】