匂い物質受容体のモジュレーター
【課題】嗅覚をより十分に理解し、匂い物質受容体機能をより十分に理解すること。
【解決手段】本発明は、匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドを提供する。本発明はさらに、様々な匂い物質受容体に特異的なリガンドの検出のためのアッセイ法を提供する。さらに、本発明は、疾患状態に関連した匂い物質受容体アクセサリータンパク質多型および突然変異についてスクリーニングする方法、加えてそのようなタンパク質の治療剤、リガンドおよびモジュレーターについてスクリーニングする方法を提供する。
【解決手段】本発明は、匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドを提供する。本発明はさらに、様々な匂い物質受容体に特異的なリガンドの検出のためのアッセイ法を提供する。さらに、本発明は、疾患状態に関連した匂い物質受容体アクセサリータンパク質多型および突然変異についてスクリーニングする方法、加えてそのようなタンパク質の治療剤、リガンドおよびモジュレーターについてスクリーニングする方法を提供する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
匂い物質受容体が細胞表面に局在しており、細胞系が、1)配列番号:33をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第一の遺伝子、および、2)配列番号:38をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第二の遺伝子を発現する、匂い物質受容体を発現する細胞系。
【請求項2】
請求項1記載の細胞系から作製された細胞膜調整物。
【請求項3】
匂い物質受容体がヒト匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項4】
匂い物質受容体がマウス匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項5】
匂い物質受容体が合成匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項6】
a)i)1)配列番号:33をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第一の遺伝子、および、2)配列番号:38をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第二の遺伝子を発現する、匂い物質受容体を含む細胞または細胞膜、および
ii)1つまたは複数の試験化合物
を供給する段階、
b)該試験化合物を該細胞系または該細胞膜へ曝す段階、ならびに
c)該匂い物質受容体の活性を検出する段階を含む、
匂い物質受容体リガンドを同定するための方法。
【請求項7】
2つ以上の試験化合物が含まれる、請求項6記載の方法。
【請求項8】
検出段階がレポーティング剤を検出する段階を含む、請求項6記載の方法。
【請求項9】
匂い物質受容体がヒト匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項10】
試験化合物が匂いのある分子である、請求項6記載の方法。
【請求項11】
匂い物質受容体がマウス匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項12】
匂い物質受容体が合成匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項13】
匂い物質受容体に特異的な対照化合物の存在下で試験化合物が曝される、請求項6記載の方法。
【請求項14】
d)前記活性に基づいて匂い物質受容体リガンドの存在または非存在を検出する段階をさらに含む、請求項6記載の方法。
【請求項1】
匂い物質受容体が細胞表面に局在しており、細胞系が、1)配列番号:33をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第一の遺伝子、および、2)配列番号:38をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第二の遺伝子を発現する、匂い物質受容体を発現する細胞系。
【請求項2】
請求項1記載の細胞系から作製された細胞膜調整物。
【請求項3】
匂い物質受容体がヒト匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項4】
匂い物質受容体がマウス匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項5】
匂い物質受容体が合成匂い物質受容体である、請求項1記載の細胞系。
【請求項6】
a)i)1)配列番号:33をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第一の遺伝子、および、2)配列番号:38をコードする配列に対して少なくとも80%の類似性を有する核酸配列に対応し、且つ匂い物質受容体細胞表面局在化および匂い物質受容体機能発現を促進する能力があるポリペプチドをコードしている第二の遺伝子を発現する、匂い物質受容体を含む細胞または細胞膜、および
ii)1つまたは複数の試験化合物
を供給する段階、
b)該試験化合物を該細胞系または該細胞膜へ曝す段階、ならびに
c)該匂い物質受容体の活性を検出する段階を含む、
匂い物質受容体リガンドを同定するための方法。
【請求項7】
2つ以上の試験化合物が含まれる、請求項6記載の方法。
【請求項8】
検出段階がレポーティング剤を検出する段階を含む、請求項6記載の方法。
【請求項9】
匂い物質受容体がヒト匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項10】
試験化合物が匂いのある分子である、請求項6記載の方法。
【請求項11】
匂い物質受容体がマウス匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項12】
匂い物質受容体が合成匂い物質受容体である、請求項6記載の方法。
【請求項13】
匂い物質受容体に特異的な対照化合物の存在下で試験化合物が曝される、請求項6記載の方法。
【請求項14】
d)前記活性に基づいて匂い物質受容体リガンドの存在または非存在を検出する段階をさらに含む、請求項6記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【公開番号】特開2012−105660(P2012−105660A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−14665(P2012−14665)
【出願日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【分割の表示】特願2007−516837(P2007−516837)の分割
【原出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(506419331)デューク ユニバーシティー (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【分割の表示】特願2007−516837(P2007−516837)の分割
【原出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(506419331)デューク ユニバーシティー (2)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]