説明

包装ケース

【課題】互いに内外に重なり合って底面壁を構成する底フラップを備えた包装ケースにおいて、底フラップの底糊代部の接着面積を容易に確保することができる包装ケースを提供する。
【解決手段】正面底フラップ11と背面底フラップ12と両側面底フラップ13が折畳状態では内側に折り込まれ組立状態では互いに内外に重なり合って底面壁を構成する。正面底フラップ12と背面底フラップ12の底糊代部31が側面底フラップ13の外面にそれぞれ接着される。底糊代部31は、糊代用折り曲げ線30の先端30aよりも左右方向他端側の位置まで伸びる延長糊代部32を有し、側面底フラップ13には、底糊代部31の延長糊代部32に対応して、底フラップ用折り曲げ線10から離れる方向に伸びる突設部33が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、種々の物品を収容可能な包装ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の包装ケースとしては、折畳状態では内側に折り込まれて組立状態では互いに内外に重なり合って底面壁を構成する底フラップを備えたものが公知である(下記特許文献1,2)。従来の包装ケースを図5、図6に示している。図5に示すように、正面壁101と背面壁102からそれぞれ連設された正面底フラップ111と背面底フラップ112にはそれぞれ折り曲げ線130を介して該折り曲げ線130から離れるほど先細りとなる略三角形状の底糊代部131が形成され、該底糊代部131はそれぞれ隣の側面底フラップ113の外面に接着される。この包装ケースを折畳状態から拡開して組立状態とすると、図6に示すように、底糊代部131が接着された両側面底フラップ113は、正面底フラップ111と背面底フラップ112の外側にそれぞれ重なるようにして位置する。尚、図6において、正面底フラップ111には多数のドットを付して示している。
【0003】
しかしながら、底糊代部131は折り曲げ線130から離れるほど先細りとなる略三角形状であるので、大きな接着面積を確保することは容易ではない。特に、包装ケースが薄型になって側面壁103の幅(即ち正面壁101と背面壁102との間の離間距離)が小さくなると、それに伴って底糊代部131の形状も小さくなり、十分な接着面積を確保することが困難になる。また、底糊代部131が小さくなると、糊付け精度の観点から機械的に糊付けを行うことが困難になるという問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−59918号公報
【特許文献2】特開2002−104376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、互いに内外に重なり合って底面壁を構成する底フラップを備えた包装ケースにおいて、底フラップの底糊代部の接着面積を容易に確保することができる包装ケースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る包装ケースは、折畳状態では内側に折り込まれ組立状態では互いに内外に重なり合って底面壁を構成するように、正面壁と背面壁と両側面壁のそれぞれの下端から底フラップ用折り曲げ線を介して正面底フラップと背面底フラップと両側面底フラップが連設され、正面底フラップと背面底フラップの左右方向一端には、それぞれ底フラップ用折り曲げ線に対し鋭角の角度をなして傾斜した糊代用折り曲げ線を介して底糊代部が連設され、該両底糊代部が両側面底フラップの外面にそれぞれ接着された包装ケースにおいて、両底糊代部は、糊代用折り曲げ線の先端よりも左右方向他端側の位置まで伸びる延長糊代部を有し、両側面底フラップには、それぞれ接着される底糊代部の延長糊代部に対応して、底フラップ用折り曲げ線から離れる方向に伸びる突設部が形成されていることを特徴とする。
【0007】
該構成の包装ケースにあっては、正面底フラップと背面底フラップの各底糊代部に延長糊代部が形成されていると共に両側面底フラップには底糊代部に対応して突設部が形成されているので、底糊代部を側面底フラップに容易に接着することができる。
【0008】
特に、底糊代部は、底フラップ用折り曲げ線に対して略直角に伸びる一端縁部と、底フラップ用折り曲げ線に対して略平行な先端縁部とを有していることが好ましい。底糊代部の一端縁部と先端縁部との間が略直角になるので、底糊代部の面積を効率良く確保することができる。
【0009】
また、正面底フラップと背面底フラップの左右方向他端には、延長糊代部と突設部が組立状態において正面底フラップと背面底フラップの内側に位置できるように切欠部が形成されていることが好ましい。この場合、組立状態において延長糊代部と突設部を、切欠部を介して正面底フラップと背面底フラップの内側に位置させることができる。従って、延長糊代部と突設部が正面底フラップ等の外側に位置する場合のように輸送時や陳列時等において他の物品に引っかかるということもない。また、延長糊代部と突設部がそれに対向する正面底フラップ等の内側に入り込むことになるので、底面壁がより一層強固なものとなる。特に、底糊代部と側面底フラップが切欠部において正面底フラップ等と係止することになるので、底抜けが確実に防止される。
【0010】
特に、底糊代部の延長糊代部は左右方向他端側に向けて先細りとなる形状であり、側面底フラップの突設部は底フラップ用折り曲げ線から離れる方向に向けて先細りとなる形状であることが好ましく、切欠部を介して正面底フラップと背面底フラップの内側にスムーズに入り込むことになる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、正面底フラップと背面底フラップの各底糊代部に延長糊代部が形成されていると共に両側面底フラップには底糊代部に対応して突設部が形成されているので、十分な接着面積を確保することができる。特に、薄型の包装ケースにおいて効果が大きく、機械による自動糊付けにも適している。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態における包装ケースを示す展開図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】同実施形態における包装ケースを示す底面図。
【図4】本発明の他の実施形態における包装ケースを示す要部展開図。
【図5】従来の包装ケースを示す展開図。
【図6】同包装ケースを示す底面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態にかかる包装ケースについて図1乃至図3を参酌しつつ説明する。本実施形態における包装ケースは、図1にその展開図を示しているように、上下方向に長い縦長の直方体であって、且つ、左右方向の寸法よりも奥行き方向の寸法が小さい横断面長方形の薄型ケースである。
【0014】
具体的には、正面壁1と背面壁2と左右の側面壁3,4が折り曲げ線5を介して連設されて、正面壁1の隣に折り曲げ線5を介して連設された糊代部6により角筒状に形成される。また、正面壁1の上端には上面壁9が折り曲げ線5を介して連設され、該上面壁9には折り曲げ線5を介して差し込みフラップ7が連設されており、更に、両側面壁3,4の上端にはそれぞれサイドフラップ8が折り曲げ線5を介して連設されている。
【0015】
一方、正面壁1と背面壁2と両側面壁3,4の各下端には、底フラップ用折り曲げ線10を介して底フラップが連設されている。即ち、正面壁1と背面壁2にはそれぞれ正面底フラップ11と背面底フラップ12が連設され、両側面壁3,4には側面底フラップ13がそれぞれ連設されている。展開状態において、正面底フラップ11と背面底フラップ12は互いに同一形状であり、両側面底フラップ13もまた互いに同一形状である。従って、以下、正面底フラップ11と背面底フラップ12の詳細については正面底フラップ11について説明すると共に詳細箇所の符号は互いに共通の符号を用いる。また、側面底フラップ13の詳細箇所についても同様に互いに共通の符号を用いている。尚、図3において、正面底フラップ11には多数のドットを付して示している。
【0016】
正面底フラップ11は、左右方向の一端側の半分領域20と他端側の半分領域21とからなる。一端側の半分領域20は、その先端縁部20aが底フラップ用折り曲げ線10と略平行であり、且つ、底フラップ用折り曲げ線10からの距離が側面壁3,4の幅(正面壁1と背面壁2との離間距離)の略半分となっている。また、他端側の半分領域21は、一端側の半分領域20よりも底フラップ用折り曲げ線10からの距離が大きく、その先端側の領域は組立状態において背面底フラップ12の内側に重なる重なり部22となっている。尚、他端側の半分領域21の先端縁部21aも底フラップ用折り曲げ線10と略平行である。
【0017】
尚、一端側の半分領域20と他端側の半分領域21との間の境界部、即ち、正面底フラップ11の左右方向略中央部には、他端側の半分領域21に向かって鋭角に切り欠かれたロック用切欠部23が形成されている。
【0018】
更に、正面底フラップ11の左右方向他端には、左右方向の一端側に向けて切り欠かれた切欠部24が形成されている。該切欠部24は略三角形状であり、従って、切欠部24に面する第1縁部24aと第2縁部24bは略くの字状となっている。より詳細には、第1縁部24aは底フラップ用折り曲げ線10から左右方向一端側に向けて傾斜して伸びており、底フラップ用折り曲げ線10との間の傾斜角度は略45度である。該第1縁部24aは、底フラップ用折り曲げ線10からの距離が側面壁3,4の幅の略半分となるところまで伸びている。従って、第1縁部24aと第2縁部24bとの間の屈曲点は、一端側の半分領域20の先端縁部20aを延長した線上に位置する。また、第2縁部24bは、屈曲点から左右方向の他端側に向けて傾斜して伸びていて、底フラップ用折り曲げ線10に対する傾斜角度は略45度である。従って、第2縁部24bは第1縁部24aに対して略直角の角度をなしている。
【0019】
一方、正面底フラップ11の左右方向一端には、糊代用折り曲げ線30を介して底糊代部31が連設され、背面底フラップ12についても同様であって、両底糊代部31の形状は互いに同一である。糊代用折り曲げ線30は、底フラップ用折り曲げ線10に対し鋭角の角度をなして傾斜していてその傾斜角度は略45度である。底糊代部31は、底フラップ用折り曲げ線10に対して略直角に伸びる一端縁部31aと、底フラップ用折り曲げ線10に対して略平行な先端縁部31bと、一端側の半分領域20の先端縁部20aに対して鋭角の角度をなして左右方向他端側に向かって伸びる他端縁部31cとを有して、全体として略直角三角形の形状に形成されている。底糊代部31の一端縁部31aは、正面壁1と側面壁3,4との間の折り曲げ線5よりも若干内側に位置している。また、底糊代部31の先端縁部31bは、他端側の半分領域21の先端縁部21aと略同一線上にある。そして、底糊代部31の他端縁部31cは、一端側の半分領域20の先端縁部20aに対して略45度の角度をなしており、従って、底糊代部31の他端縁部31cは糊代用折り曲げ線30と略平行である。このように、底糊代部31は、糊代用折り曲げ線30の先端30aよりも左右方向他端側の位置まで伸びる延長糊代部32を有しており、該延長糊代部32は左右方向他端側に向けて徐々に先細りとなる形状である。具体的には延長糊代部32は左右方向他端側を頂部とする三角形状であってその頂角は略45度である。
【0020】
かかる底糊代部31は、組立に際して隣の側面底フラップ13の外面に接着される。従って、側面底フラップ13も底糊代部31の形状に対応した形状となっている。即ち、側面底フラップ13には、底糊代部31の延長糊代部32に対応して、底フラップ用折り曲げ線10から離れる方向に伸びる突設部33が形成されている。該突設部33は、延長糊代部32に対応して、底フラップ用折り曲げ線10から離れる先端方向に向けて先細りの形状となっている。具体的には、突設部33は、底フラップ用折り曲げ線10から離れる先端側を頂部とする三角形状であってその頂角は略45度である。より詳細には、突設部33は、一端縁部33aと他端縁部33bとを有し、一端縁部33aは底フラップ用折り曲げ線10に対して略直交していて、接着状態において底糊代部31の先端縁部31bと対応し、他端縁部33bは一端縁部33aに対して略45度の角度をなしていて、接着状態において底糊代部31の他端縁部31cと対応する。尚、側面底フラップ13は底糊代部31よりも一回り大きく形成されていて、側面底フラップ13に底糊代部31を重ね合わせた際に、底糊代部31の周囲に余裕代が生じるように形成されている。
【0021】
尚、包装ケースを構成するシートとしては、紙製やプラスチック製の各種のシートを使用することができる。例えば、厚紙やプラスチックシート、紙とプラスチックを積層したもの、紙又はプラスチックシートと金属箔を積層したものなどがあり、厚さ0.2〜1mm程度のものが好ましい。特に、収容する被包装物を外部から視認できるように透明又は半透明のプラスチックシートを使用することが好ましい。尚、プラスチックシートの材質は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン等であり、特にポリプロピレンが好ましい。また、折り曲げ線5、底フラップ用折り曲げ線10、糊代用折り曲げ線30は、種々の折り曲げ罫線を使用でき、シートを厚み方向に略V字状に切り込んだハーフカット線や、貫通孔あるいは凹部が断続的に形成されたミシン目線やリード罫線などの折り曲げ罫線を使用できる。
【0022】
以上のように構成された包装ケースは、糊代部6が側面壁4に接着されることで筒状とされ且つ、底糊代部31が側面底フラップ13に接着されて糊代用折り曲げ線30で谷折りとされ、正面底フラップ11、背面底フラップ12及び両側面底フラップ13が正面壁1等の内側に折り込まれて、扁平の折畳状態とされる。底糊代部31が側面底フラップ13に接着される際においては、底糊代部31に延長糊代部32が形成され且つ側面底フラップ13に突設部33が形成されているので、十分な接着面積を確保することができ、また、機械による自動糊付けも容易に行うことができる。特に、底糊代部31の一端縁部31aと先端縁部31bとの間が略直角であるので、側面底フラップ13から底糊代部31がはみ出すこともなく、底糊代部31の面積を効率良く確保することができる。
【0023】
そして、この折畳状態から拡開されて組立状態となるが、折畳状態から組立状態とすることによって図3に示すように各底フラップ11,12,13は自動的に互いに内外に重なり合って底面壁を構成する。即ち、ワンタッチの組立が可能である。その際、正面底フラップ11のロック用切欠部23と背面底フラップ12のロック用切欠部23が互いに係止することになり、比較的重量のある被包装物であっても底抜けを確実に防止することができる。また、底糊代部31の延長糊代部32と側面底フラップ13の突設部33が切欠部24を介して正面底フラップ11と背面底フラップ12の内側に入り込で重なり合うことになる。従って、底糊代部31の延長糊代部32と側面底フラップ13の突設部33が例えば輸送時や陳列時において他の物品に引っかかるということもない。しかも、底糊代部31の延長糊代部32と側面底フラップ13の突設部33が正面底フラップ11と背面底フラップ12の内側に入り込む状態となるので、包装ケースの底面壁がより一層強固に組み上がることになり、底面壁の強度も向上する。特に、底糊代部31と側面底フラップ13が切欠部24において正面底フラップ11や背面底フラップ12と係止することになるので底抜け防止に効果が大きい。即ち、中央においては、正面底フラップ11のロック用切欠部23と背面底フラップ12のロック用切欠部23とが係止し、左右においては、底糊代部31と側面底フラップ13が切欠部24において正面底フラップ11や背面底フラップ12と係止することになる。このように底面壁が合計三カ所で係止即ちロックされる構造になり、この三点ロック構造によって底抜けを確実に防止することができるのである。また、底糊代部31の延長糊代部32と側面底フラップ13の突設部33が先細り形状となっているので、正面底フラップ11と背面底フラップ12の内側に容易に入り込むことができる。
【0024】
尚、本実施形態では、ロック用切欠部23を設けたが、図4のようにロック用切欠部23を設けずに底フラップ用折り曲げ線10に対して略直交する縁部40としてもよい。
【0025】
また、底糊代部31の他端縁部31cが一端側の半分領域20の先端縁部20aに対して略45度に傾斜する場合について説明したが、略45度よりも大きい角度であってもよい。
【0026】
更に、延長糊代部32や突設部33を略三角形状としたが、種々の形状が可能であって、例えば円弧状としてもよい。
【0027】
また更に、正面底フラップ11と背面底フラップ12の左右方向他端の切欠部24の形状についても種々の設計変更が可能であって、第1縁部24aや第2縁部24bを直線状とせずに円弧状としてもよい。
【0028】
尚、正面底フラップ11と背面底フラップ12の形状についても各種の形状が採用可能であり、重なり部22の形状を含めて種々変更可能である。
【0029】
また、正面底フラップ11と背面底フラップ12を互いに同一形状とし、両側面底フラップ13についても互いに同一形状としたが、異形状としてもよい。同様に、両底糊代部31についても互いに異なる形状としてもよい。
【0030】
更に、包装ケースの幅と奥行きの寸法比率についても種々の寸法比率のものに適用可能であり、また、上面壁9を背面壁2ではなく正面壁1に連設してもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 正面壁
2 背面壁
3 側面壁
4 側面壁
5 折り曲げ線
6 糊代部
7 差し込みフラップ
8 サイドフラップ
9 上面壁
10 底フラップ用折り曲げ線
11 正面底フラップ
12 背面底フラップ
13 側面底フラップ
20 一端側の半分領域
20a 先端縁部
21 他端側の半分領域
21a 先端縁部
22 重なり部
23 ロック用切欠部
24 切欠部
24a 第1縁部
24b 第2縁部
30 糊代用折り曲げ線
30a 先端
31 底糊代部
31a 一端縁部
31b 先端縁部
31c 他端縁部
32 延長糊代部
33 突設部
33a 一端縁部
33b 他端縁部
40 縁部
101 正面壁
102 背面壁
103 側面壁
111 正面底フラップ
112 背面底フラップ
113 側面底フラップ
130 折り曲げ線
131 底糊代部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳状態では内側に折り込まれ組立状態では互いに内外に重なり合って底面壁を構成するように、正面壁と背面壁と両側面壁のそれぞれの下端から底フラップ用折り曲げ線を介して正面底フラップと背面底フラップと両側面底フラップが連設され、正面底フラップと背面底フラップの左右方向一端には、それぞれ底フラップ用折り曲げ線に対し鋭角の角度をなして傾斜した糊代用折り曲げ線を介して底糊代部が連設され、該両底糊代部が両側面底フラップの外面にそれぞれ接着された包装ケースにおいて、
両底糊代部は、糊代用折り曲げ線の先端よりも左右方向他端側の位置まで伸びる延長糊代部を有し、両側面底フラップには、それぞれ接着される底糊代部の延長糊代部に対応して、底フラップ用折り曲げ線から離れる方向に伸びる突設部が形成されていることを特徴とする包装ケース。
【請求項2】
底糊代部は、底フラップ用折り曲げ線に対して略直角に伸びる一端縁部と、底フラップ用折り曲げ線に対して略平行な先端縁部とを有している請求項1記載の包装ケース。
【請求項3】
正面底フラップと背面底フラップの左右方向他端には、延長糊代部と突設部が組立状態において正面底フラップと背面底フラップの内側に位置できるように切欠部が形成されている請求項1又は2記載の包装ケース。
【請求項4】
底糊代部の延長糊代部は左右方向他端側に向けて先細りとなる形状であり、側面底フラップの突設部は底フラップ用折り曲げ線から離れる方向に向けて先細りとなる形状である請求項3記載の包装ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−63276(P2011−63276A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−213356(P2009−213356)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【出願人】(000238005)株式会社フジシールインターナショナル (641)
【出願人】(000202154)相互印刷紙器株式会社 (43)
【Fターム(参考)】