説明

包装容器の製造法及び包装容器

【課題】新規な断面三角形状の包装容器及びその容器の製造法を提供する。
【解決手段】包装容器は、ウェブ状包装材料1の縦シールによるチューブ状成形、チューブ状包装材料1内への充填、チューブ状包装材料の横断方向への横シール、枕状包装体の成形、枕状包装体の個々の切断、折目線に沿って折畳んで頂壁31、側壁32及び底壁33を持ち、形成されたフィン34及びフラップ35を上記壁へ付けて最終形状への成形により得られる包装容器30、頂壁31及び底壁33がそれぞれ三角形状及び矩形形状を有し、頂壁31の3角点と底壁33の4角点とを結ぶ4稜線で形成される包装容器本体の横断方向の断面が台形であり、水平な頂壁31の一つ角点が前側壁32へ張り出している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛乳、ジュース、アルコール飲料、ミネラルウォータ、緑茶など他、液体製品を充填する包装容器の製造方法及びその包装容器に関するに関する。
【背景技術】
【0002】
柔軟性に富んだ紙製包装積層材料は多年にわたって液体食品の他、液体製品を包装するために用いられてきた。牛乳、ジュース、清酒、焼酎、ミネラルウォーター及びその他飲料のための図10に示すような包装容器20は、例えば、繊維質基材(例えば、紙など)/プラスチック積層体に折目線が付けられたウェブ状包装積層材料を、その長手方向の縦シールによりチューブ状に成形し、チューブ状に成形された包装材料内に被充填物を充填し、チューブ状包装材料を横断方向に横シールし、クッション形若しくは枕状の包装体(一次形状容器)に成形する。
【0003】
枕状の包装体を横シール部分で容器1個分ごとに切断し、折目線に沿って山折り若しくは谷折に折畳んで、図10に示すような、側壁を形成するパネル21a、21b、縦シール部22、フィンの横シール部23、頂壁を形成するパネル24、側壁等に溶着されるフラップ(頂壁や底部を形成する際に生じる折り込み片)25などからなるレンガ状の容器20が成形される。
【0004】
ゲーブルトップ状(屋根型)の紙製包装容器では、紙製包装材料を所定の形状に切断し、容器縦方向にシールしたブランクスを得、充填機内でブランクスの底をシールした後に上部開口から牛乳、ジュース又はその他の飲料の被充填物を充填し、上部をシールして得られる。これらの包装材料には、その表面に包装容器製品の外観デザインが印刷される。
【0005】
ウェブ状包装材料は、容器1個分の折れ目線が繰返し連続的に施される。容器1個分の部分的な包装材料を示す図11を参照する。折目線が付けられたウェブ状包装材料は、容器1個分の包装材料27に、縦シール用のシール領域28、チューブ状包装材料の横断方向に横シールを施す横シール領域29、容器器壁を形成する側パネル21a、21b、容器の頂壁を形成するパネル24a、24b、24c、折り畳まれて側壁若しくは底部に溶着されるフラップ25を形成するパネル25a、25b、25cからなり、それらのパネルの境には、折目線26が形成されている。
【0006】
上記のレンガ形容器、切妻屋根型容器の他、片流れ屋根型容器、5角柱形状容器、6角柱形状容器、8角柱形状容器などがある。(特許文献参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−91792号公報
【特許文献2】特開平11−236027号公報
【特許文献3】実開平4―53602号公報
【特許文献4】国際公開WO2002/010020号公報
【特許文献5】特願平7−187181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、折り込み線が形成された帯状包装材料をチューブ状に成形して縦長方向にシールし、横断方向に容器1個分の間隔でシールして切断し、得られた枕状の包装体のフラップ及びフィンを頂壁、側壁及び底壁に折込んで形成された容器であって、新規な形状の包装容器及びその容器の製造法を提供することである。
【0009】
この発明の別の目的は、上記の容器であって、新規な断面三角形の形状であって、消費者が持ち易い、注ぎ易い容器及びその容器の製造法を提供することである。
【0010】
この発明のさらに別の目的は、ジュースなどのソフトドリンク、ソースやケチャップなど粘稠物の液体製品の用途に合わせて、キャップやストローなどの注ぎ口、開封装置などの設計への自由度を増し、容器外観のデザイン、印刷への自由度を増すことができる容器及びその容器の製造法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の包装容器は、ウェブ状包装材料の縦シールによるチューブ状成形、チューブ状包装材料内への液体製品の充填、チューブ状包装材料の横断方向への横シール、枕状包装体の成形、枕状包装体の個々の切断、折目線に沿って折畳んで頂壁、側壁及び底壁を持ち、形成されたフィン及びフラップを上記壁へ付けて最終形状への成形により得られる包装容器であって、
頂壁及び底壁が、包装容器が直立した際に、実質的に水平であり、頂壁及び底壁がそれぞれ三角形状及び矩形形状を有し、頂壁の3角点と底壁の4角点とを結ぶ4稜線で形成される包装容器本体の横断方向の断面が台形であり、水平な頂壁の一つ角点が前側壁へ張り出していることを特徴とする。
【0012】
この発明の好ましい態様において、頂壁の張り出し部分に、ストロー、注出栓、開封装置用の開口部が設けられれている。
【0013】
この発明による包装容器の製造法は、折目線が付されたウェブ状包装材料を縦シールによりチューブ状に成形し、チューブ状に成形された包装材料内に液体製品を充填し、チューブ状包装材料の横断方向に横シールを施して枕状の包装体に成形し、個々の包装体を切断し、折目線に沿って折畳んで頂壁、側壁及び底壁を形成し、形成されたフィン及びフラップを上記壁へ付けて最終形状に成形する包装容器の製造法であって、
頂壁及び底壁が、包装容器が直立した際に、実質的に水平であり、頂壁及び底壁がそれぞれ三角形状及び矩形形状を有し、頂壁の3角点と底壁の4角点とを結ぶ4稜線で形成される包装容器本体の横断方向の断面が台形であり、水平な頂壁の一つ角点が前側壁へ張り出していることを特徴とする。
この発明の製造法の特徴において、充填において、チューブ状包装材料内の断面積を小さくして最終形状の包装容器の一定容量に相当する容量の液体製品を包装材料内に充填し、
横シールにおいて、一定容量を維持して密封し、
最終形状成形において、包装体の器壁を内側に変形させて一定容量を維持する。
【発明の効果】
【0014】
上記構成の本発明によれば、以下の作用機能を発揮し、有利な効果が得られる。
本発明の包装容器により、枕状包装体から得られる新規な形状の容器を提供することができる。
【0015】
この発明の紙製包装容器により、水平な三角形状頂壁からの張出しによって、この張出しから消費者が容易に注ぎ出すことができる。
また、張出しに、比較的大型の注出口、開口装置、広口の注出装置(注出口)を取り付けて、消費者が容易に注ぎ出すことができる。
【0016】
この発明の紙製包装容器により、斬新な容器デザインを提供することができ、小売店舗の商品陳列棚で消費者により顧客吸引力のある容器にすることができる。
【0017】
容器本体の断面形状が三角形であるので、手が小さい幼児子供が消費者であっても、比較的に把持し易く、持ち易い容器を提供することができる。
紙製包装容器は、小売店舗の背の低い奥のある商品陳列棚に、奥に直列に並べられ、消費者が購入時に取り出しにくいが、両側の側壁を把持て容易に取り出すことができる。
【0018】
ジュースなどのソフトドリンク、ソースやケチャップなど粘稠物の液体製品の種類に応じて、開封方法、注ぎ方法が異なる。これらの用途に合わせて、キャップやストローなどの注ぎ口、開封装置などを自由に設計することができる。
また、容器形状そのものが新規であり、その容器外観をより自由にデザインし、印刷することができる。
この製造法の特徴において、充填・横シールにおいて、チューブ内の断面積を小さくし、包装体を変形させて成形するので、角のある新規斬新な包装容器に損傷なく、効果的に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明による包装容器の第1実施例を示す斜視外観図である。
【図2】第1実施例の容器の平面図である。
【図3】第1実施例の容器の正面図である。
【図4】第1実施例の容器1個の展開図である。
【図5】第1実施例の容器の底面図である。
【図6】第1実施例の容器の側面図である。
【図7】第2実施例の容器の正面図である。
【図8】第2実施例の容器の側面図である。
【図9】第1実施例の容器が枕状包装体から成形される工程を示す斜視図である。
【図10】レンガ状包装容器の斜視図である。
【図11】レンガ状包装容器の展開平面図である。
【図12】この発明による包装容器の製造法で使用することができる包装充填装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図12に示される包装充填装置例によって、この形態を説明する。この装置例では、折目線が付されたウェブ状の包装積層材料1は、リール状で包装充填装置に収容される。包装積層材料1は、紙基材、及び該紙基材の両面にポリエチレン樹脂が積層された可撓性の積層体から成り、紙基材とフィルムとの間にアルミニウム箔などの導電層が形成され、包装容器の表面に相当する部分にあらかじめ外装用の印刷が施される。
【0021】
繰り出された包装積層材料1は、搬送手段によって連続的に搬送され、包装充填に供される。
包装積層材料1は、ストリップ貼着装置3に送られ、ストリップ貼着装置によって包装積層材料1の一方の縁部に沿ってストリップが貼着される。
包装積層材料1は、殺菌槽4に送られ、殺菌槽4において過酸化水素等の殺菌液によって殺菌される。包装積層材料1は、エアナイフに送られ、エアナイフによって乾燥させられた後、無菌室16に送られる。包装積層材料1は、成形リング6によって徐々に変形させられてチューブ状の形状にされる。
【0022】
チューブ状に成形された包装積層材料の両縁部同士を、縦シール装置8によってストリップと共に押し当てて縦シールする。更に、充填パイプ7を介して供給された流動性食品がチューブ状包装積層材料1内に充填される。
チューブ状包装積層材料は、ローラによって案内され、横方向に横シール装置10によって横シールされ、横シールされた包装積層材料は、ナイフなどで切断されて枕状包装体13が形成される。
枕状包装体13は、最終形状成形装置15で最終の形状に成形され、流動性食品を収容する包装容器14が完成する。
【0023】
図1の斜視外観図に、図2の平面図に、図3の正面図に、図4の展開図に、図5の底面図に、図6の側面図に、この発明による包装容器の第1実施例を示す。
第1実施例の包装容器30は、折目線に沿って折畳んで形成された頂壁31、側壁32a、32b、32c及び底壁33を持ち、この折畳みの過程で形成されたフィン34及びフラップ35を上記側壁32b、底壁33へ付けた最終形状への成形により得られる包装容器である。
【0024】
図3の正面図及び図6の側面図に示すように、頂壁31及び底壁33が、包装容器30が直立した際に、実質的に水平である。底壁33が水平であるので、安定して包装容器を立てることができる。
図1の斜視外観図、図2の平面図、図5の底面図に示すように、頂壁31及び底壁33がそれぞれ三角形形状及び矩形形状を有する。
図1の斜視外観図に示すように、頂壁31の3角点と底壁33の4角点とを結ぶ4稜線で形成される包装容器本体の横断方向の断面が台形である。シンプルであるが新規斬新な容器外観とすることができる。
図1の斜視外観図及び図6の側面図に示すように、水平な頂壁31が前方の側壁への張り出し(31a)を有している。このような張り出しで、消費者が容器から液体製品を注ぎ出すときに、この張り出しが、すなわち、オーバーハング状態が液垂れもなく、容易な注ぎ出しを可能にする。
【0025】
第1実施例の態様では、背面図が図示されていないが、背側壁32c側に縦シール37を備えた包装容器である。
図示されるように、横シール部分の上部フィン34が、後側(背壁側)に倒され、2つの折り込み片(フラップ)35が側壁パネル32bの壁面上に折畳まれて付けられる。
他方、下部のフィン34は、前側(前壁側)に倒され、図5の底面図に示されるように、2つの折り込み片(フラップ)35は底壁パネル33の壁面上に折畳まれて付けられる。
この態様においては、頂壁31に注出口用又はストロー用の開口容易部分(図示せず)が形成されている。
【0026】
折目線が付けられたウェブ状包装材料は、図4に示すような、容器1個分の包装材料が連続的、帯状に形成されている。この包装材料では、ウェブ状包装材料の長手方向であって包装材料の縁部に設けられた縦シール用のシール領域37、チューブ状包装材料の横断方向であって隣接する前後に設けられた横シールのための横シール領域34、34、容器壁を形成する側壁パネル32a、32b、32b、32c、32c、容器の頂壁を形成するパネル31、31、31、容器底壁を形成するパネル33、33、33、折り畳まれて側壁に溶着されるフラップ(折り込み片)を形成する12枚の三角形状パネル35からなり、それらのパネルの境には、折目線が形成されている。
【0027】
この態様において、頂壁31が三角形になるように、上部フラップのパネル35(側壁パネル32b側の)の幅が、下部フラップのパネル35(側壁パネル32b側の)の幅より広く、頂壁の張り出し点(31a)に、頂壁パネル31、側壁パネル32b、32a、32b、上部フラップのパネル35、35、35、35の折目線が集中する。
【0028】
上部フラップを形成するパネル35、35、35は、それぞれ三角形状であり、3枚のパネルが組合わさって隣接する側壁パネル32b、頂壁パネル31、31、フィン(横シール部分)34で囲まれた区画を占める。
下部フラップを形成するパネル35、35、35は、それぞれ三角形状であり、3枚のパネルが組合わさって隣接する側壁パネル32b、底壁パネル33、33、フィン(横シール部分)34で囲まれた区画を占める。
【0029】
この発明により好ましい態様である頂壁に大型の注出口を設けた包装容器の第2実施例を、図7、図8を参照して説明する。
図7、図8では、スクリューキャップ38を取り付けた容器例を示す。この態様では、包装容器30は、折目線に沿って折畳んで形成された頂壁31、側壁32a、32b、32c及び底壁33を持ち、この折畳みの過程で形成されたフィン34及びフラップ35は、上部フラップ35が側壁32b、32bへ付けられ、下部フラップが底壁33へ付けられる。頂壁31の張出し近傍へキャップ38が付けられた様子を図7、図8に示す。
【0030】
図7の正面図及び図8の側面図に示すように、頂壁31及び底壁33が、包装容器30が直立した際に、実質的に水平である。
三角形状の頂壁31の角点と矩形形状の底壁33の角点とを結ぶ稜線で形成される包装容器本体の横断方向の断面が台形である。図7の正面図に示すように、シンプルであるが新規斬新な容器外観となる。
図8の側面図に示すように、水平な頂壁31が前側壁32aへの張り出し(31a)を有している。張り出し31aが液垂れもなく、容易な注ぎ出しを可能にする。
この態様においては、頂壁31の一端にスクリューキャップ38が設けられている。
張り出しでの注出口によって、容易に液体製品を注ぎ出すことができる。
水平な頂壁からの上部の張出しによって、この張出しから消費者が容易に注ぎ出すことができる。
すなわち、断面形状が三角形である張り出しによって、手が小さい幼児子供が消費者であっても、比較的に把持し易い。また、通常、紙製包装容器は、小売店舗で背の低い奥のある商品陳列棚に並べられ、消費者が、両側の側壁を把持して容易に取り出すことができる。
【0031】
第1実施例の包装容器30の製造法の一例を、枕状包装体13から成形される工程を示す図9を参照して具体的に説明する。
図9に示す成形ステップ(a)において、図12に示すように、液体製品がチューブ状包装積層材料1内に充填され、横シールされ、切断されて形成された枕状包装体13を得て、折目線に沿って予備的に折込まれた枕状包装体13を準備する。
この準備ステップにおいて、充填は、チューブ状包装材料内の断面積を小さくして最終形状の包装容器の一定容量に相当する容量の液体製品を包装材料内に充填する。具体的には、チューブ断面形状が、楕円状、瓢箪状、略三菱状などである。
更に、横シールにおいて、上記の一定容量を維持して密封する。
成形ステップ(b)において、上下の横シール部分(フィン)34の両端を側壁32b側に突き出すように、側壁32b側の側壁を内側に圧する。
成形ステップ(c)において、上の横シール部分(フィン)34を後側壁32c側に倒し、上方の2つの折り込み片(フラップ)35を形成し、側壁パネル32bの壁面上に付け、下方の2つの折り込み片(フラップ)35を形成し底壁パネル33の壁面上に付ける。
上記の成形ステップにおいて、包装体の器壁を内側に変形させて一定容量を維持する。例えば、器壁面積の広い側壁32c又は/及び32b側を図9(b)に示すように、圧して窪みを形成して維持する。
包装材料が可撓性を持つので、包装容器に損傷、欠陥を与えず、効果的に成形することができる。
【0032】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0033】
この発明は、液体食品の包装充填の製造に適用することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 包装材料
30 包装容器
31 頂壁
32 側壁
33 底壁
34 フィン
35 フラップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折目線が付されたウェブ状包装材料の縦シールによるチューブ状成形、該チューブ状包装材料内への充填、該チューブ状包装材料の横断方向への横シール、枕状包装体の成形、該枕状包装体の個々の切断、該折目線に沿って折畳んだ頂壁、側壁及び底壁を持ち、形成されたフィン及びフラップを上記壁へ付けて最終形状への成形により得られる包装容器であって、
該頂壁及び該底壁が、該包装容器が直立した際に、実質的に水平であり、該頂壁及び該底壁がそれぞれ三角形状及び矩形形状を有し、該頂壁の3角点と該底壁の4角点とを結ぶ4稜線で形成される該包装容器本体の横断方向の断面が台形であり、水平な該頂壁の一つ角点が前方の該側壁へ張り出していることを特徴とする包装容器。
【請求項2】
該頂壁に開封装置用の開口部が設けられれている、請求項1記載の包装容器。
【請求項3】
折目線が付されたウェブ状包装材料を縦シールによりチューブ状に成形し、チューブ状に成形された該包装材料内に液体製品を充填し、該チューブ状包装材料の横断方向に横シールを施して枕状の包装体に成形し、個々の該包装体を切断し、該折目線に沿って折畳んで頂壁、側壁及び底壁を形成し、形成されたフィン及びフラップを上記壁へ付けて最終形状に成形する包装容器の製造法であって、
該頂壁及び該底壁が、該包装容器が直立した際に、実質的に水平であり、該頂壁及び該底壁がそれぞれ三角形状及び矩形形状を有し、該頂壁の3角点と該底壁の4角点とを結ぶ4稜線で形成される該包装容器本体の横断方向の断面が台形であり、水平な該頂壁の一つ角点が前方の該側壁へ張り出し、
前記充填において、チューブ状包装材料内の断面積を小さくして最終形状の包装容器の一定容量に相当する容量の液体製品を包装材料内に充填し、
前記横シールにおいて、該一定容量を維持して密封し、
前記最終形状成形において、該枕状包装体の器壁を内側に変形させて一定容量を維持する
ことを特徴とする包装容器の製造法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−136290(P2012−136290A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−264238(P2011−264238)
【出願日】平成23年12月2日(2011.12.2)
【出願人】(000229232)日本テトラパック株式会社 (259)
【Fターム(参考)】