説明

包装食品

【課題】鋏などの道具を用いることなく中の食品を簡単に取り出すことができ、しかも、中身が流動体の場合であっても外に飛び散りにくい包装食品を提供する。
【解決手段】易剥離性を有する樹脂フィルムを筒状にしてその長辺側の重ね合わせ部分14aを全長にわたってシールするとともに、該筒状体の両側の開口部をシールすることによって形成された包装体14と、包装体14の内部に充填されている食品12とからなる包装食品10であって、包装体14の両側開口部分をシールして形成されたシール部16,18のうち、その一方のシール部18のシール面積が他方のシール部16のシール面積よりも小さく設定されており、少なくともシール面積が小さい側のシール部18のシール力が重ね合わせ部分14aのシール力よりも弱く設定されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の取り出しが簡単な包装食品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、樹脂フィルムを筒状にしてその重ね合わせ部分をヒートシールするとともに、該筒状体の両側の開口部分をヒートシールする三方シールタイプの包装体内に食品を充填するようにした包装食品が広く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−222282号(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の三方シールタイプの包装食品において、包装体の中の食品を取り出す際には、包装体のシール部分の任意箇所に切れ目を入れ、この切れ目部分からフィルムを切り裂き、切裂部分から中の食品を取り出すのが一般的である。
【0005】
しかしながら、このようなフィルムを切り裂く方法では、フィルムの切り裂きに失敗すると食品の取り出し口となる切裂部分が不所望に小さくなる場合がある。食品の取り出し口となる切裂部分が小さいと中の食品を上手く取り出すことができないため、切裂部分を鋏などで大きく切り裂く必要があり、面倒だという問題がある。
【0006】
また、中の食品がジャムやはちみつ或いは醤油のような流動体或いは液体である場合、フィルム切裂時に中身が外に飛び散りやすく、手を汚したり衣服を汚すという問題もあった。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題に鑑みてなされたものであり、鋏などの道具を用いることなく中の食品を簡単に取り出すことができ、しかも、中身が流動体或いは液体の場合であっても外に飛び散りにくい包装食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載した発明は、「易剥離性を有する樹脂フィルムを筒状にしてその長辺側の重ね合わせ部分14aを全長にわたってシールするとともに、該筒状体の両側の開口部をシールすることによって形成された包装体14と、包装体14の内部に充填されている食品12とからなる包装食品10であって、包装体14の両側開口部分をシールして形成されたシール部16,18のうち、その一方のシール部18のシール面積が他方のシール部16のシール面積よりも小さく設定されており、少なくともシール面積が小さい側のシール部18のシール力が重ね合わせ部分14aのシール力よりも弱く設定されている」ことを特徴とする包装食品10である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、「シール面積が小さい側のシール部18’における食品12との境界部分Xが、該シール部18’側の先端方向に向けて凸円弧状又は逆V字状に形成されている」ことを特徴とするもので、請求項3に記載の発明は、「シール面積が小さい側のシール部18’’における食品12との境界部分Xがジグザグ状に形成されている」ことを特徴とする。「ジグザグ状」とは、角が立っているものと波状のものの両方を含む概念である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、「シール面積が小さい側のシール部18’’’における食品12と接する側とは反対側の端部には、非シール部30が形成されている」ことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、「凸円弧状又は逆V字状境界部分Xの頂部P又はジグザグ状境界部分Xの1の凸コーナー部分Pが重ね合わせ部分14aと一致する」ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の包装食品10では、シール面積の小さい側のシール部18のシール力が、背張りである重ね合わせ部分14aのシール力より弱くなるように設定されている。この包装食品10のシール面積の大きなシール部16を一方の手で持ち、反対側の手で包装食品10の胴部分を摘み、シール面積の大きい側のシール部16からシール面積の小さい側のシール部18へ向けて中の食品12を扱くと、食品12が液体又はペースト状のものである場合、その反力が包装体14の内面全体に均一に加わる。すると、シール力が最も弱いシール面積の小さい側のシール部18の境界部分Xが食品12に押されて内側から次第に剥離し始め、この剥離部分から中の食品12を外に押し出すことができる。
【0013】
このように、「中の食品12を指で挟んで扱く」という非常に単純な作業だけで、鋏などの道具を用いることなく、しかも手を汚すことなく包装体14の中の食品12を取り出すことができる。食品12が固形物である場合でも、固形食品12が押し出されることによって該シール部18の境界部分Xを突き破ることになり、ペースト状食品12と同様に手を汚すことなく包装体14の中の食品12を取り出すことができる。
【0014】
また、一方のシール部18のシール面積を他方のシール部16のシール面積よりも小さく設定しているので、包装食品10を一目見れば、面積の大きい方のシール部16が指で摘む部分であることが瞬時に分かり、説明書きを読むまでもなく食品12の押し出し作業に取り掛かることが出来る。
【0015】
なお、請求項2に記載の発明のように、シール面積の小さい側のシール部18’と食品12との境界部分Xが、該シール部18’側の先端方向に突出する凸円弧状又は逆V字状となるようにシールすれば、包装食品10’に外力を加えた時、小シール面積側のシール部18’の凸円弧状又は逆V字状部分の内側を押し広げるように応力が加わるようになるので、その頂部Pから該シール部18’が先端方向に向かって剥離が進行し、押し出しによるより容易な開封を行えると同時に、シール部18’のほぼ中央から食品12が流出し、例えば、これを最中の皮やビスケット、パンなどに塗り付けたり、これを更に挟んだりする場合、思わぬ処から流出せず塗り付けようとする部位に正確に塗り付けることが出来るようになる。
【0016】
特に、請求項5のように前記頂部P又はジグザグ状境界部分Xの1の凸コーナー部分Pが重ね合わせ部分14aと一致するように設定しておけば、該一致部分が3枚の樹脂フィルムが重なり合う部分となるので、シール強度が最も弱い部分となり、この部分から確実に剥離を開始させることが出来る。
【0017】
また、請求項3に記載の発明のように、小シール面積側のシール部18’’と食品12との境界部分Xがジグザグ状となるように当該シール部18’’をシールすれば、その凸コーナー部分がその両側の凹凸コーナー部分より先端までの距離が短いのでこの部分が優先的に開封され、従って、剥離箇所をシール部18’’の全幅にわたって複数箇所に分散させることができ、例えば大判のクラッカーのような幅の広いものであってもその上に例えば果実ソースのようなペースト状食品12をシール部18’’の全幅にわたって均一に押し出して一度で塗り付けることができるようになる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、例えば、食品12が醤油やソースといった液体の場合に、これを押し出して勢い良く飛び出た場合であっても、開封部分の先端側にある非シール部30に勢い良く飛び出た液体が接触してこれが抵抗となり、その勢いを抑止できるので周りに飛び散るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】(A)はこの発明の一実施例の包装食品を示す正面図であり、(B)はその背面図である。
【図2】包装食品の使用状態を示す図である。
【図3】(A)は他方のシール部から食品を押し出している状態を示す図であり、(B)はその端部から見た図である。
【図4】図1実施例にかかる包装食品の他の使用状態を示す図である。
【図5】図4の状態から包装体を引き抜く状態を示す図である。
【図6】(A)(B)はこの発明の他の実施例にかかる包装食品を示す図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例にかかる包装食品を示す図である。
【図8】この発明のさらに他の実施例にかかる包装食品を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を図面に従って説明する。図1(A)は、本発明にかかる第1実施例の包装食品10を示す正面図であり、図1(B)はその背面図である。
【0021】
包装食品10は、食品12と、食品12を包装する包装体14とで構成されている。
【0022】
食品12は、餡、ジャム、はちみつ、生クリーム、ゼリーのような流動体、醤油やソース、ラー油などといった液体、チーズやアイスクリームといった固形物など必要に応じて適宜選択でき、本実施例では餡が選択されている。
【0023】
包装体14は、樹脂フィルムを筒状にしてその長辺側の重ね合わせ部分14aを全長にわたってシールするとともに、該筒状体の両側の開口部分をシールすることによって構成された袋状のものであり、その中に形成された空間に食品12が充填されている。
【0024】
包装体14を構成するための材料となる樹脂フィルムは、易剥離性を有するフィルム状のもので、基材層と接着層とを有する2層構造のものである。
【0025】
ここで、基材層は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により構成されており、本実施例では、その厚みが約15μmの薄いフィルムである。
【0026】
一方、接着層は、2軸延伸ポリエステル(OPET)や2軸延伸ポリプロピレン(OPP)といった延伸性に優れた熱可塑性樹脂を混合してフィルム状にしたもので、樹脂原料の配合比や接着温度によって単位面積あたりの接着強度を調整できるようになっている。本実施例において接着層の厚みは約50μmである。
【0027】
なお、本実施例では、包装体14の材料である樹脂フィルムとして、基材層と接着層とからなる2層構造のものを採用しているが、たとえば、基材層と接着層との間に酸素(あるいは水)が透過するのを防止するバリア層を設けて3層構造としたものを採用するようにしても良い。
【0028】
上述した樹脂フィルムを用いて食品12を包装する際には、例えば、包装体14の2倍幅で、リールに巻き取られた樹脂フィルムを引き出して接着層が内側となるように縦長に折り畳み、切り端側である長辺側の2枚の重ね合わせ部分14aを接着層同士が直接接するように連続的にヒートシールする。重ね合わせ部分14aにおいては、その全幅が全長にわたって全面において均一に接着されている。
【0029】
そして樹脂フィルムの折り畳み開始部分の口が開いている部分からヒートシールされた筒状の包装体14内に餡充填ノズルが挿入されている。そして、餡充填ノズルの下方で図1における上下のシール部16,18の長さ(L1,L2)の和の長さ(L1+L2)で包装体14がヒートシールされる。シールの形状はその幅方向に伸びる筋状の接着部16aを複数本(本実施例では15本)所定間隔を隔てて形成することによって構成されている。
【0030】
この状態で餡充填ノズルからヒートシールされた筒状の包装体14内に餡が充填されると、餡充填ノズルの下方で包装体14を外から扱き、ローラで挟み付け、且つ、シール側に向かって餡を扱いて一定量の充填を行い、然る後、離脱し、該扱き部分を前記長さ(L1+L2)でヒートシールする。これを繰り返して餡充填部と(L1+L2)の長さのヒートシール部とが交互に設けられた一連の筒状の半製品包装体14を造る。そしてこれを長さ(L1)と(L2)で切断し、1本の包装食品10とする。長さ(L1),(L2)は任意の異なる長さにすることができる。その結果、該シール部18のシール面積(換言すれば、接着部18aの本数或いはシール部分の長さ)は、上述した下側のシール部16のシール面積(換言すれば、接着部18aの本数或いはシール部分の長さ)よりも小さく設定される。
【0031】
本実施例において、シール部16,18の各接着部16a,18aの1本のシール幅t1は、重ね合わせ部分14aのシール幅t2よりも狭くなっている。従って、シール部16,18と重ね合わせ部分14aの接着強度を同じとすると、当該部分の単位面積当たりの実際の接着に供されている面積はシール部16,18に比べて重ね合わせ部分14aの方が大であるからシール部16,18のシール強度は、重ね合わせ部分14aのそのシール強度よりも小さく、小シール面積側のシール部18が最小となる。
【0032】
なお、本実施例では、重ね合わせ部分14aや各シール部16,18のシール幅の大きさを変更することによって当該箇所のシール強度を調整するようにしているが、例えば、シール形状を変えたり、シール温度によってシール強度が変わる場合はシール温度を変更することによってシール強度を調整するようにしてもよい。
【0033】
以上のように構成された包装食品10において、包装体14の中に充填されている食品(餡)12を取り出す際には、図2に示すように、一方の手でシール面積の大きな側のシール部16をつかみ、反対側の手で一方のシール部16の付け根部分を摘む。
【0034】
そして、シール面積の大きい側のシール部16をつかんでいる手を固定した状態で、反対側の手をシール面積の小さい側のシール部18に向けて移動させ、中の食品12を扱くようにして押し出す。
【0035】
このとき、中の食品12がペースト状又は液状の場合、食品12に加わる力の反力が包装体14の内面全体的に均一に加わることになる。ここで、小シール面積側のシール部18における接着部18aのシール幅t1は、重ね合わせ部分14aのシール幅t2に比べて細いので、包装体14にその内側から圧力が加わると、シール幅が細いシール部18の最内層の接着部18aが優先的に剥離し、そしてこれが次々と続くこととなるので、該シール部18の剥離部分から中の食品(餡)12を外に押し出すことができる(図3参照)。
【0036】
本実施例の包装食品10の利用方法の一例としては、たとえば、最中の皮のような食用外皮を用意し、最中の皮と皮との間に餡をサンドして食すといった方法が考えられる。
【0037】
最中の皮と皮との間に餡をサンドする際には、上述したように、一方の最中の皮の上に指で包装体14の中の食品(餡)12を押し出し、他方の最中の皮を被せれば良いが、図4〜図5に示すような専用のアダプター20を利用することも可能である。
【0038】
ここで、アダプター20の構造について説明すると、アダプター20は、内部が中空で両端閉塞の円柱状部材で半割部材20a,20bを重ね合わせたものであり、その一方端部の突き合わせ部分には引抜孔22が形成されている。半割部材20a,20bはその軸方向へ延びて形成された分割面の一方の長辺において開閉可能に蝶着されている。
【0039】
このように形成されたアダプター20を使用する際には、アダプター20を開いた状態で第1の半割部材20a内に、上向き半円筒状に形成された最中の皮24、包装食品10、下向き半円筒状に形成された最中の皮26をこの順に載置する。包装食品10は、シール面積が大きい側のシール部16が引抜孔22から外に突出するように配置される。アダプター20の長手方向の内寸は、食品12の充填部分の長さと小シール面積側のシール部18の長さの和より若干長く作られており、包装食品10をアダプター20内に収納すると自動的に大シール面積側のシール部16が引抜孔22から外に突出するようになっている。なお、重ね合わされる上下の最中の皮24、26は同一形状で、その上下をひっくり返しただけのものである。
【0040】
以上のようにしてセッティングが完了すると、図5に示すように第2の半割部材20bを最中の皮24の上に被せて閉蓋する。そして、一方の手でアダプター20を掴み、引抜孔22から覗いている包装食品10のシール面積の大きい側のシール部16を他方の手で引き抜く。
【0041】
すると、包装体14の中の食品(餡)12がアダプター20の側壁20cに押しあてられることによって外力が加わり、上述同様、シール面積の小さい側のシール部18から食品(餡)12が外に押し出される。このようにして、最中の皮24と最中の皮26との間に食品(餡)12が自動的にサンドされる。このようにアダプター20を用いれば、最中の皮のように壊れやすい食用外皮の間に食品(餡)12を簡単かつ衛生的に挟むことができる。
【0042】
なお、重ね合わせ部分14aにおける小シール面積側のシール部18近傍のシール力を該シール部18と同程度のシール力に設定しておけば、小シール面積側のシール部18に加えて、重ね合わせ部分14aにおける小シール面積側のシール部18近傍部分も一緒に剥離することとなり、食品12の取り出し作業がより迅速になる。
【0043】
上述の実施例では、小シール面積側のシール部18と食品12との境界部分Xが直線状にシールされていたが、図6に示す包装食品10’のように、小シール面積側のシール部18’と食品12との境界部分Xが当該シール部18’側に突出する凸円弧状或いは図示していないがV字状となるようにシール部18’をシールするようにしてもよい。この場合、包装食品10’に外力を加えたとき、シール面積の小さい側のシール部18’の内側に集中的に応力が加わって凸円弧或いはV字を押し広げるようになるので、小シール面積側のシール部18’がより剥離しやすくなる。
【0044】
また、図7に示す包装食品10’’のように、包装体14’’が幅広に形成されている場合には、小シール面積側のシール部18’’と食品12との境界部分Xがジグザグ状となるように当該シール部18’’をシールするようにしてもよく、これにより、剥離箇所がシール部18’’の全幅において複数箇所となり、食品12の押し出しをシール部18’’の全幅にわたって均一に分散させることができるようになり、大判の食材、例えばクラッカーの上に一度に載せることができるようになる。
【0045】
また、食品12が醤油のような液体の場合、包装体14を勢い良く扱くと、食品12が勢い良く外に飛び出してしまう恐れがある。このような場合に備えて、たとえば、図8に示す包装食品10’’’のように、小シール面積側のシール部18’’’における食品12と接する側とは反対側の端部に、非シール部30を形成するようにしてもよい。
【0046】
この実施例によれば、食品12が醤油やソースといった液体の場合に、これを勢い良く扱いた場合であっても、小シール面積側のシール部18’’’から飛び出た食品(醤油)12が非シール部30に当たって抵抗となり、その勢いが抑止されるので、周りに飛び散るのを防止できる。
【0047】
なお、上記実施例において、凸円弧状境界部分Xの頂部P又はジグザグ状境界部分Xの1の凸コーナー部分Pが重ね合わせ部分14aと一致するようにしておけば、重ね合わせ部分14aと一致する部分Pが3枚の樹脂フィルムが重なり合う部分となるので、シール強度が最も弱い部分となり、この部分から確実に剥離を開始させることが出来る。
【符号の説明】
【0048】
10…包装食品
12…食品
14…包装体
14a…重ね合わせ部分
16…(大シール面積側の)シール部分
18…(小シール面積側の)シール部分
20…アダプター
20a…第1の半割部材
20b…第2の半割部材
22…引抜孔




【特許請求の範囲】
【請求項1】
易剥離性を有する樹脂フィルムを筒状にしてその長辺側の重ね合わせ部分を全長にわたってシールするとともに、該筒状体の両側の開口部をシールすることによって形成された包装体と、前記包装体の内部に充填されている食品とからなる包装食品であって、
前記包装体の両側開口部分をシールして形成されたシール部のうち、その一方のシール部のシール面積が他方のシール部のシール面積よりも小さく設定されており、少なくとも前記シール面積が小さい側のシール部のシール力が前記重ね合わせ部分のシール力よりも弱く設定されていることを特徴とする包装食品。
【請求項2】
前記シール面積が小さい側のシール部における食品との境界部分が、該シール部側の先端方向に向けて凸円弧状又は逆V字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装食品。
【請求項3】
前記シール面積が小さい側のシール部における食品との境界部分がジグザグ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装食品。
【請求項4】
前記シール面積が小さい側のシール部における食品と接する側とは反対側の端部には、非シール部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装食品。
【請求項5】
凸円弧状又は逆V字状境界部分の頂部又はジグザグ状境界部分の1の凸コーナー部分が重ね合わせ部分と一致することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装食品。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−116394(P2011−116394A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−273594(P2009−273594)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【出願人】(501067665)北條製餡株式会社 (1)
【Fターム(参考)】