説明

化合物及び方法



上記式を有する化合物〔式中、X、X、X、R、R、R、R、Y、A、n及びLは、本明細書に定義する通りである〕並びにその製造及び使用方法を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iに記載の化合物又はその塩:
【化1】

〔式中、
は、ハロ(C−C)アルキルであって、ここで、前記ハロ(C−C)アルキルは少なくとも2つのハロ基を含有し(Rは、ジハロ(C−C)アルキルであり)、
Yは結合であり、且つXはOであり、XはN又はCHであり、且つXはN又はNHであるか、
あるいは、Yは−C(O)−であり、且つX及びXはCH又はNであり、XはO又はSであるか、
あるいは、Yは−C(O)−であり、且つXはOであり、XはCH又はNであり、且つXはCH又はNであり、
nは0〜4であり、
Aは、−C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−SONR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、又は−((C−C)アルキル)NR−であり、
nが0である場合、R及びRは、独立して、H、並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
nが1〜4である場合、R及びRは、独立して、H、フルオロ、及び置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、ここで、nが1であり、RがFであり、且つRがHである場合、Zは−C(=O)NR−、−NRC(=O)NR、−SONR−、−NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−(C−C)アルキル−、−NR−、又は−(C−C)アルキル−NR−であり、且つ
nが1〜4である場合、Rは、−NR、−(C−C)アルキル−NR、−CONR、−(C−C)アルキル−CONR、−COH、−(C−C)アルキル−COH、ヒドロキシル、ヒドロキシ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ、及び(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル−から選択され、且つRは、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
ここで、R及びRの前記置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−のアリール、シクロアルキル、及び各(C−C)アルキルの部分のいずれかは、独立してハロゲン、シアノ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、−NR、−((C−C)アルキル)NR、及びヒドロキシルから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、6、又は7員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基は、独立してN、O、及びSから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、独立して(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、アリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−SONR、−NRSO、−OC(=O)NR、−NRC(=O)OR、及び−NRC(=O)NRから選択される1、2又は3個の置換基により置換されていてもよく、且つ、
Lは、Rによって置換されている5〜6員のヘテロアリール又はフェニルであり、且つ更に置換されていてもよく、
ここで、Lが更に置換される場合、Lは、独立してハロゲン、シアノ、及び(C−C)アルキルから選択される1又は2個の置換基により置換され、
は、H、(C−C)アルキル、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルキル−、(C−C)ハロアルコキシ−、(C−C)アルキルアミノ、置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5〜6員のヘテロシクロアルキル、又は置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールであり、
ここで、前記置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロアリールは、独立して(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルチオ−、ハロ(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、−NR、及び−((C−C)アルキル)NRから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、L−Rは、共に、1,3−ベンゾジオキソリル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基を形成し、ここで、前記ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基は、独立して(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルチオ−、ハロ(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、−NR、及び−((C−C)アルキル)NRから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよく、
ここで、各Rは、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択され、
は、H、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、−C(=O)(C−C)アルキル、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)NH(C−C)アルキル、−C(=O)N((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)、−SO(C−C)アルキルであるか、あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、N、O及びSから選択される1個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、且つ(C−C)アルキルにより置換されていてもよい4〜6員の複素環を形成し、
は、H、(C−C)アルキル、フェニル、5〜6員のヘテロシクロアルキル、又は5〜6員のヘテロアリールであるか、あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、N、O及びSから選択される1個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、且つ(C−C)アルキルにより置換されていてもよい4〜8員の複素環を形成し、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、及び置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され、ここで、前記置換されていてもよい(C−C)アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル)NH−、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N−により置換されていてもよく、且つ、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、フェニル、及び−(C−C)アルキルフェニルから選択されるが、
但し、Yが−C(O)−であり、且つAが−C(=O)NR−又は−SONR−である場合、R及びRのうちの少なくとも1つはHではない〕
(但し、前記化合物は、2,2,2−トリフルオロ−1−[5−[[メチル(フェニルメチル)アミノ]メチル]−2−チエニル]−エタノン、2,2,2−トリフルオロ−1−[5−[[[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ]メチル]−2−チエニル]−エタノン、N−メチル−2−フェニル−N−(2−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)エチル)アセトアミド、N−メチル−2−フェニル−N−(2−(5−(トリクロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)エチル)アセトアミド、N−[2−[5−(ジクロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]エチル]−N−メチル−ベンゼンアセトアミド、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−アセトアミド、及びN−(フェニルメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−メタンアミンではない)。
【請求項2】
が、少なくとも2つのフルオロ原子を含有するフルオロ−アルキル基である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項3】
が、少なくとも2つのフルオロ基を含有する(C−C)アルキル基である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項4】
が、CHF又はCFである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項5】
がCFである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項6】
Yが結合である場合、XがOであり、X及びXがNであるか、又はXがOであり、XがCHであり、XがNである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項7】
Yが結合である場合、XがOであり、且つX及びXがNである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項8】
Yが−C(O)−である場合、XがSであり、XがCHであり、且つXがNであるか、又はXがSであり、XがNであり、且つXがCHであるか、又はXがOであり、XがCHであり、且つXがNであるか、又はXがOであり、XがNであり、且つXがCHであるか、又はX及びXがCHであり、XがSであるか、又はX及びXがCHであり、XがOである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項9】
Yが−C(O)−である場合、XがSであり、XがCHであり、且つXがNであるか、又はXがSであり、XがNであり、且つXがCHであるか、又はXがOであり、XがCHであり、且つXがNであるか、又はXがOであり、XがNであり、且つXがCHであるか、又はX及びXがCHであり、XがSである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項10】
Yが−C(O)−である場合、X及びXがCHであり、XがSである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項11】
Yが−C(O)−である場合、XがOであり、X及びXがCHであるか、又はXがOであり、XがCHであり、且つXがNであるか、又はXがOであり、XがNであり、且つXがCHであるか、又はXがOであり、X及びXがNである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項12】
Yが−C(O)−である場合、XがOであり、X及びXがCHである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項13】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR−、又は−((C−C)アルキル)NRC(=O)−である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項14】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR−、又は−((C−C)アルキル)NRC(=O)−である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項15】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)SONR−、又は−((C−C)アルキル)NRC(=O)−である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項16】
Aが、−CHCHC(=O)NH−、−CHCHCHC(=O)NH−、−CHCHCHSONH−、又は−CHCHCHCHC(=O)NH−である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項17】
各Rが、独立して、H、(C−C)アルキル、又は置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され、ここで、前記置換されていてもよい(C−C)アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル)NH−、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N−により置換されていてもよい、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項18】
各Rが、独立して、H、メチル、エチル、tert−ブチル、ヒドロキシエチル−、メトキシメチル−、シアノエチル−、N−メチルアミノエチル−又はジメチルアミノエチル−から選択される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項19】
各Rが、独立して、H又はメチルである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項20】
が、Hである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項21】
nが、0〜3である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項22】
nが、0又は1である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項23】
nが、1である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項24】
及びRが、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、又は6員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基が、N、O及びSから選択される1個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基が、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、アリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、−ORYa、−NRYaYb、−C(=O)ORYa、−C(=O)NRYaYb、−NRYbC(=O)RYa、−SONRYaYb、−NRYbSOYa、−OC(=O)NRYaYb、−NRYbC(=O)ORYa、−NRYbC(=O)NRYaYbから選択される置換基により置換されていてもよく、ここで、RYaは、H、(C−C)アルキル及び−(C−C)アルキルフェニルから選択され、且つ各RYbは、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択される、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項25】
及びRが、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、又は6員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基が、N及びOから選択される1個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基が、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択される置換基により置換されていてもよい、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項26】
及びRが、これらが結合している原子と共に、テトラヒドロピラニル又はN−メチル−ピペリジニル基を形成する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項27】
及びRが、独立して、置換されていてもよい(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択される、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項28】
及びRが、各々メチルである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項29】
及びRのうちの一方はHであり、且つR及びRのうちの他方は、置換されていてもよい(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択されるが、但し、Yが−C(O)−である場合、Aは、−C(=O)NR−又は−SONR−ではない、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項30】
nが1〜4である場合、Rは、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ(C−C)アルキル、(置換(C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ(C−C)アルキル(ここで、前記置換(C−C)アルキル部分は、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、又は1〜8個のフルオロ基により置換されている)、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノカルボニル(C−C)アルキル、ヒドロキシル、ヒドロキシ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ、及び(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル−から選択され、且つRは、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、且つAが−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、又は−((C−C)アルキル)NR−である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項31】
nが1〜4である場合、Rは、アミノ、ヒドロキシル、及び(C−C)アルコキシから選択され、且つRは、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、且つAが−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)、又は−((C−C)アルキル)NR−である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項32】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、又は−((C−C)アルキル)NR−である場合、nが1であり、Rがヒドロキシルであり、RがH又はメチルである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項33】
nが1〜4であり、且つAが−C(=O)NR−又は−SONR−である場合、−Rは、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ(C−C)アルキル、(置換(C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ)(C−C)アルキル(ここで、前記(置換(C−C)アルキル部分は、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、又は1〜8個のフルオロ基により置換されている)、アミノカルボニル(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノカルボニル(C−C)アルキル、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノカルボニル(C−C)アルキル、ヒドロキシル、ヒドロキシ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ、及び(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル−から選択され、且つRは、置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択される、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項34】
Aが−C(=O)NR−又は−SONR−である場合、nは1〜3であり、Rはヒドロキシルであり、且つRはメチルである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項35】
Aが−C(=O)NR−又は−SONR−である場合、nは1であり、Rはヒドロキシルであり、且つRはメチルである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項36】
Lが、Rによって置換されている5〜6員のヘテロアリール又はフェニル基であり、且つハロゲン、シアノ、及び(C−C)アルキルから選択される1個の置換基により更に置換されていてもよい、請求項1〜35のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項37】
Lが、Rによって置換されているチアゾリル、チエニル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル又はフェニルであり、且つメチル基によって更に置換されていてもよい、請求項1〜35のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項38】
Lが、Rによってのみ置換されているチアゾリル又はオキサゾリルである、請求項1〜35のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項39】
Lが、Rによってのみ置換されているチアゾリルである、請求項1〜35のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項40】
が、H、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルキルコキシ、(C−C)アルキルアミノ、置換されていてもよいフェニル、又は置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールである、請求項1〜39のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項41】
が、フェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−シアノフェニル、4−メトキシフェニル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、又はピリド−4−イルである、請求項1〜39のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項42】
が、フェニル、4−クロロフェニル、又は4−フルオロフェニルである、請求項1〜39のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項43】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−又は−(C−C)アルキル)NRC(=O)−であり、
各Rが、独立して、H、(C−C)アルキル、又は置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され、ここで、前記置換されていてもよい(C−C)アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル)NH−、又は((C−C)アルキル)((C−C)(アルキル)N−により置換されていてもよく、
nが1〜4であり、
及びRが、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、又は6員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記シクロアルキル基は、N、O、及びSから選択される1個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、アリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、−ORYa、−NRYaYb、−C(=O)ORYa、−C(=O)NRYaYb、−NRYbC(=O)RYa、−SONRYaYb、−NRYbSOYa、−OC(=O)NRYaYb、−NRYbC(=O)ORYa、−NRYbC(=O)NRYaYb)(ここで、RYaは、H、(C−C)アルキル、及び−(C−C)アルキルフェニルから選択される)から選択される置換基により置換されていてもよく、且つ各RYbは、独立して、H及び(C−C)アルキル−から選択されるか、
あるいは、R及びRが、独立して、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキルから選択されるか、
あるいは、Rが、(C−C)アルキルアミノ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ(C−C)アルキルであり、且つRはH又は(C−C)アルキルであるか、
あるいは、Rがヒドロキシルであり、且つRがH又はメチルであり、
Lが、Rにより置換されている5〜6員のヘテロアリール又はフェニル基であり、且つハロゲン、シアノ、及び(C−C)アルキルから選択される1個の置換基により更に置換されていてもよく、且つ、
が、H、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルアミノ、置換されていてもよいフェニル、又は置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項44】
Aが、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−又は−((C−C)アルキル)NRC(=O)−であり、
nが1〜3であり、
及びRが、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、又は6員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基は、N及びOから選択される1個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択される置換基により置換されていてもよいか、
あるいは、Rが、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、且つRが、H及びメチルから選択されるか、
あるいは、Rが、(C−C)アルキルアミノ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ、アミノ(C−C)アルキル、(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)アミノ(C−C)アルキルであり、且つRが、H又は(C−C)アルキルであるか、
あるいは、Rがヒドロキシルであり、且つRがH又はメチルであり、
Lが、Rにより置換されているチアゾリル、チエニル、トリアゾリル、オキサゾリル、又はフェニルであり、且つメチル基により更に置換されていてもよく、且つ、
が、H、メチル、フェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−シアノフェニル、4−メトキシフェニル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、又はピリド−4−イルである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項45】
Aが、−CHCHC(=O)NH−、−CHCHCHC(=O)NH−、−CHCHCHSONH−、−CHCHC(CHC(=O)NH−、−CHCHC(CHSONH−、又は−CHCHCHCHC(=O)NH−であり、
が、Hであり、
nが、1であり、
及びRが、これらが結合している原子と共に、テトラヒドロピラニル又はN−メチル−ピペリジニル基を形成するか、又はR及びRがメチルであるか、又はRが−CHCHN(CHであり、且つRがHであるか、又はRがヒドロキシルであり、且つRがH又はメチルであり、且つ、
Lが、Rによってのみ置換されているチアゾリル又はオキサゾリルであり、ここで、Rは、フェニル、4−クロロフェニル、又は4−フルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項46】
以下の式を有する、請求項1に記載の化合物又はその塩:
【化2】

〔式中、
は、−CFであり、
nは、0〜4であり、
Aは、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−SONR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、又は−((C−C)アルキル)NR−であり、
nが0である場合、R及びRは、独立して、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
nが1〜4である場合、R及びRは、独立して、H、フルオロ、及び置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、ここで、nが1であり、RがFであり、且つRがHである場合、Aは、−C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−SONR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、−(C−C)アルキル−、又は−((C−C)アルキル)NR−であり、且つ、
nが1〜4である場合、Rは、アミノ、ヒドロキシル、(C−C)アルコキシから選択され、且つRは、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
ここで、R及びRの、前記置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−のアリール、シクロアルキル、及び各(C−C)アルキル部分のいずれかは、独立してハロゲン、シアノ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロゲン、NR、−((C−C)アルキル)NR、(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、及びハロ(C−C)アルコキシから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、6、又は7員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基は、独立してN、O、及びSから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、独立して(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、アリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−SONR、−NRSO、−OC(=O)NR、−NRC(=O)OR、−NRC(=O)NRから選択される1、2又は3個の置換基により置換されていてもよく、且つ、
Lは、Rによって置換されている5〜6員のヘテロアリール又はフェニルであり、且つ更に置換されていてもよく、
ここで、Lが更に置換される場合、Lは、独立して、ハロゲン、シアノ、及び(C−C)アルキルから選択される1又は2個の置換基により置換され、
は、H、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルキルアミノ、置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5〜6員のヘテロシクロアルキル、又は置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールであり、
ここで、前記置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロアリールは、独立して(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、−NR、及び−((C−C)アルキル)NRから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、L−Rは、共に、1,3−ベンゾジオキソリル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基を形成し、ここで、前記ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基は、独立してハロゲン、(C−C)アルキル、シアノ、ハロ(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルキルから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよく、
ここで、各Rは、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択され、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、又は置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され、ここで、前記置換されていてもよい(C−C)アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル)NH−、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N−により置換されていてもよく、且つ、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、フェニル、及び−(C−C)アルキルフェニルから選択される〕。
【請求項47】
N−((4−(4−フェニルチアゾ−ル−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
4−(5−(ジフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−メチルプロピル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−メチルプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
N−(4−(ジメチルアミノ)−2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)ブチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド
N−((4−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−メチルプロピル−2,2−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
N−((4−(2−(4−クロロフェニル)チアゾール−4−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ブタンアミド、
4−(5−(ジフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−N−(4−(ジメチルアミノ)−2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)ブチル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−メチルプロピル)−3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)プロパン−1−スルホンアミド、
N−(3−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−3−ヒドロキシプロピル)−3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)プロパンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−2−メチルプロピル)−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド、
N−(2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)エチル)−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド,
N−(2−(3−(4−フルオロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−メチルプロピル)−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド、
3−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−N−(3−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)プロピル)プロパンアミド、
N−(2−(3−(4−フルオロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)エチル)−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド、
N−(4−(ジメチルアミノ)−2−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)ブチル)−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド、
N−((4−(2−(4−フルオロフェニル)オキサゾール−4−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル)メチル−4−(5−(2,2,2−トリフルオロアセチル)チオフェン−2−イル)ブタンアミド、
である化合物又はその薬学上許容される塩。
【請求項48】
請求項1〜47のいずれか一項に記載の化合物又は塩と、1種以上の薬学上許容される賦形剤とを含んでなる、医薬組成物。
【請求項49】
HDACを阻害する方法であって、式Iに記載の化合物又はその塩:
【化3】

〔式中、
は、ハロ(C−C)アルキルであって、ここで、前記ハロ(C−C)アルキルは少なくとも2つのハロ基を含有し(Rは、ジハロ(C−C)アルキルであり)、
Yは結合であり、且つXはOであり、XはN又はCHであり、且つXはN又はNHであるか、
あるいは、Yは−C(O)−であり、且つX及びXはCH又はNであり、XはO又はSであるか、
あるいは、Yは−C(O)−であり、且つXはOであり、XはCH又はNであり、且つXはCH又はNであり、
nは0〜4であり、
Aは、−C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)C(=O)NR−、−((C−C)アルキル)NRC(=O)NR、−((C−C)アルキル)NRC(=O)−、−((C−C)アルキル)SO−、−SONR−、−((C−C)アルキル)SONR−、−((C−C)アルキル)NRSO−、−((C−C)アルキル)NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−((C−C)アルキル)CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−((C−C)アルキル)CH(CF)−、又は−((C−C)アルキル)NR−であり、
nが0である場合、R及びRは、独立して、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
nが1〜4である場合、R及びRは、独立して、H、フルオロ、及び置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、ここで、nが1であり、RがFであり、且つRがHである場合、Zは−C(=O)NR−、−NRC(=O)NR、−SONR−、−NHCH(CF)−、−CH(CF)NH−、−CH(CF)−、−(C−C)アルキル−、−NR−、又は−(C−C)アルキル−NR−であり、且つ
nが1〜4である場合、Rは、−NR、−(C−C)アルキル−NR、−CONR、−(C−C)アルキル−CONR、−COH、−(C−C)アルキル−COH、ヒドロキシル、ヒドロキシ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ、及び(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル−から選択され、且つRは、H並びに置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−から選択され、
ここで、R及びRの前記置換されていてもよい(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル−、及び(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−のアリール、シクロアルキル、及び各(C−C)アルキルの部分のいずれかは、独立して、ハロゲン、シアノ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、−NR、−((C−C)アルキル)NR、及びヒドロキシルから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、置換されていてもよい4、5、6、又は7員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基は、独立して、N、O、及びSから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有し、且つ前記置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、独立して、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、アリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、−OR、−NR、−C(=O)OR、−C(=O)NR、−NRC(=O)R、−SONR、−NRSO、−OC(=O)NR、−NRC(=O)OR、及び−NRC(=O)NRから選択される1、2又は3個の置換基により置換されていてもよく、且つ、
Lは、Rによって置換されている5〜6員のヘテロアリール又はフェニルであり、且つ更に置換されていてもよく、
ここで、Lが更に置換される場合、Lは、独立して、ハロゲン、シアノ、及び(C−C)アルキルから選択される1又は2個の置換基により置換され、
は、H、(C−C)アルキル、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルコキシ、((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N(C−C)アルキル−、(C−C)ハロアルコキシ−、(C−C)アルキルアミノ、置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5〜6員のヘテロシクロアルキル、又は置換されていてもよい5〜6員のヘテロアリールであり、
ここで、前記置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロアリールは、独立して、(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルチオ−、ハロ(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、−NR、及び−((C−C)アルキル)NRから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよいか、
あるいは、L−Rは、共に、1,3−ベンゾジオキソリル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基を形成し、ここで、前記ベンゾフラニル、テトラヒドロイソキノリル、又はイソインドリニル基は、独立して、(C−C)アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキルチオ−、ハロ(C−C)アルコキシ、ヒドロキシル、−NR、及び−((C−C)アルキル)NRから選択される1、2又は3個の基により置換されていてもよく、
ここで、各Rは、独立して、H及び(C−C)アルキルから選択され、
は、H、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、−C(=O)(C−C)アルキル、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NH、−C(=O)NH(C−C)アルキル、−C(=O)N((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)、−SO(C−C)アルキルであるか、あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、N、O及びSから選択される1個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、且つ(C−C)アルキルにより置換されていてもよい4〜6員の複素環を形成し、
は、H、(C−C)アルキル、フェニル、5〜6員のヘテロシクロアルキル、又は5〜6員のヘテロアリールであるか、あるいは、R及びRは、これらが結合している原子と共に、N、O及びSから選択される1個の更なるヘテロ原子を含有してもよく、且つ(C−C)アルキルにより置換されていてもよい4〜8員の複素環を形成し、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、及び置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され、ここで、前記置換されていてもよい(C−C)アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル)NH−、又は((C−C)アルキル)((C−C)アルキル)N−により置換されていてもよく、且つ、
各Rは、独立して、H、(C−C)アルキル、フェニル、及び−(C−C)アルキルフェニルから選択されるが、
但し、Yが−C(O)−であり、且つAが−C(=O)NR−又は−SONR−である場合、R及びRのうちの少なくとも1つはHではない〕
(前記化合物は、2,2,2−トリフルオロ−1−[5−[[メチル(フェニルメチル)アミノ]メチル]−2−チエニル]−エタノン又は2,2,2−トリフルオロ−1−[5−[[[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ]メチル]−2−チエニル]−エタノンではない)
を、HDACと接触させることを含んでなる、方法。
【請求項50】
HDACを阻害する方法であって、請求項1〜47のいずれか一項に記載の化合物又は塩を、HDACと接触させることを含んでなる、方法。

【公表番号】特表2013−517279(P2013−517279A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549065(P2012−549065)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際出願番号】PCT/US2011/021099
【国際公開番号】WO2011/088187
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(512183585)テンペロ、ファーマシューティカルズ、インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】TEMPERO PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】