化学リンカー及び切断可能な基質及びそれらの抱合体
【課題】哺乳類、特にヒトの治療を目的とした改善された治療剤、より具体的には類似構造の既知の化合物と比べて高い活性の特異性、毒性の低下及び血中での改善された安定性を示す細胞毒素の開発に対する要望に対処すること。
【解決手段】薬剤及びリガンドがペプチジル又は他のリンカーを介して結合された薬剤−リガンド抱合体、並びに薬剤−酵素切断可能な基質抱合体。これらの抱合体は、目的の活性部位に活性形態で選択的に送達され、次いで切断により活性薬剤を放出しうる強力な細胞毒素である。また、薬剤−リガンド抱合体を含有する組成物及びそれを用いて治療する方法。
【解決手段】薬剤及びリガンドがペプチジル又は他のリンカーを介して結合された薬剤−リガンド抱合体、並びに薬剤−酵素切断可能な基質抱合体。これらの抱合体は、目的の活性部位に活性形態で選択的に送達され、次いで切断により活性薬剤を放出しうる強力な細胞毒素である。また、薬剤−リガンド抱合体を含有する組成物及びそれを用いて治療する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式
【化1】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化2】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L2は自己犠牲リンカーであり、かつ
【化3】
を含み、R17、R18、及びR19の各々は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択され、かつwは0〜4の整数であり;
oは1であり、
L4はリンカーメンバーであり;
pは0若しくは1であり;
X4は保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化4】
を含み、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3はOR11であり、R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1又は−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R11は前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させる)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項2】
Dが構造:
【化5】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Dが構造:
【化6】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R17及びR18が低級アルキル基である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
wが0である、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が
【化7】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
式
【化8】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化9】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L2は自己犠牲リンカーであり、
oは0若しくは1であり、
L4はリンカーメンバーであり;
pは0若しくは1であり;
X4は保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化10】
を含み、
環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’の少なくとも1つは前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させ、かつ
【化11】
を含み、vは1〜6の整数であり、かつ
R27、R27’、R28、及びR28’の各々は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1又は−CH2−であり、
X1は離脱基である)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項13】
Dが構造:
【化12】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
Dが構造:
【化13】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項12記載の化合物。
【請求項15】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項12記載の化合物。
【請求項16】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項12記載の化合物。
【請求項18】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項12記載の化合物。
【請求項19】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項12記載の化合物。
【請求項20】
R27、R27’、R28、及びR28’が独立して水素又は低級アルキル基である、請求項12記載の化合物。
【請求項21】
vが1又は2である、請求項12記載の化合物。
【請求項22】
R15が水素又は低級アルキル基である、請求項12記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が
【化14】
であり、rは0〜24の範囲内の整数である、請求項12記載の化合物。
【請求項24】
式
【化15】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化16】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L3は第一級若しくは第二級アミン基又はカルボキシル官能基を含むスペーサー基であり;L3が存在する場合、mは0であり、かつL3のアミン基はDのペンダントカルボキシル官能基とアミド結合を形成するか又はL3のカルボキシル基はDのペンダントアミン官能基とアミド結合を形成し;
oは0若しくは1であり、
L4はリンカーメンバーであり、L4は(AA1)cのN末端に直接結合される
【化17】
を含み、
R20は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり、
R25、R25’、R26、及びR26’の各々は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;かつ
s及びtは独立して1〜6の整数であり;
pは1であり;
X4は、保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化18】
を含み、前記環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり、
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり、
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R4、R4’、R5、R5’、R15又はR16の少なくとも1つは前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させる)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項25】
Dが構造:
【化19】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項24記載の化合物。
【請求項26】
Dが構造:
【化20】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項24記載の化合物。
【請求項27】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項24記載の化合物。
【請求項28】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項24記載の化合物。
【請求項30】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項24記載の化合物。
【請求項31】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項24記載の化合物。
【請求項32】
R25、R25’、R26、及びR26’が独立して水素又は低級アルキル基である、請求項24記載の化合物。
【請求項33】
s及びtが独立して1又は2である、請求項24記載の化合物。
【請求項34】
R20が水素又は低級アルキル基である、請求項24記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物が
【化21】
であり、rは0〜24の範囲内の整数である、請求項24記載の化合物。
【請求項36】
構造:
【化22】
(式中、L1は自己犠牲スペーサーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
X2は切断可能な基質であり;かつ
Dは構造:
【化23】
を含み、
環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13は、それらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成され、
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’の少なくとも1つのメンバーは前記薬剤をL1(存在する場合)又はX2に結合させ、かつ
【化24】
からなる群から選択され、
R30、R30’、R31、及びR31’は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;かつ
vは1〜6の整数である)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項37】
Dが構造:
【化25】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項36記載の化合物。
【請求項38】
Dが構造:
【化26】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項36記載の化合物。
【請求項39】
X2が、β−AlaLeuAlaLeu(配列番号2)又は
【化27】
を含む、請求項36記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が、
【化28】
から選択され、RはF、Cl、Br、又はIである、請求項36記載の化合物。
【請求項41】
構造:
【化29】
(式中、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
Z及びXは、O、S及びNR23から独立して選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、
X1は離脱基であり;かつ
R5、R5’、及びR32は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであり、
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成される)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項42】
前記化合物が、構造:
【化30】
(式中、
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
R32が1つ以上の切断可能な基を含む、請求項41記載の化合物。
【請求項44】
前記1つ以上の切断可能な基が切断可能なリンカー及び切断可能な基質から選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
構造:
【化31】
(式中、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
Z及びXは、O、S及びNR23から独立して選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R4、R4’、R5、R5’、及びR33は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成され、
R33は1つ以上の切断可能な基を含み;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基である)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項46】
前記1つ以上の切断可能な基が切断可能なリンカー及び切断可能な基質から選択される、請求項45記載の化合物。
【請求項47】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
から選択される化合物であって、rは0〜24の範囲内の整数である、化合物。
【請求項1】
式
【化1】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化2】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L2は自己犠牲リンカーであり、かつ
【化3】
を含み、R17、R18、及びR19の各々は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択され、かつwは0〜4の整数であり;
oは1であり、
L4はリンカーメンバーであり;
pは0若しくは1であり;
X4は保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化4】
を含み、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3はOR11であり、R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1又は−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R11は前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させる)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項2】
Dが構造:
【化5】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Dが構造:
【化6】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R17及びR18が低級アルキル基である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
wが0である、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が
【化7】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
式
【化8】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化9】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L2は自己犠牲リンカーであり、
oは0若しくは1であり、
L4はリンカーメンバーであり;
pは0若しくは1であり;
X4は保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化10】
を含み、
環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’の少なくとも1つは前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させ、かつ
【化11】
を含み、vは1〜6の整数であり、かつ
R27、R27’、R28、及びR28’の各々は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1又は−CH2−であり、
X1は離脱基である)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項13】
Dが構造:
【化12】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
Dが構造:
【化13】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項12記載の化合物。
【請求項15】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項12記載の化合物。
【請求項16】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項12記載の化合物。
【請求項18】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項12記載の化合物。
【請求項19】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項12記載の化合物。
【請求項20】
R27、R27’、R28、及びR28’が独立して水素又は低級アルキル基である、請求項12記載の化合物。
【請求項21】
vが1又は2である、請求項12記載の化合物。
【請求項22】
R15が水素又は低級アルキル基である、請求項12記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が
【化14】
であり、rは0〜24の範囲内の整数である、請求項12記載の化合物。
【請求項24】
式
【化15】
(式中、
L1は自己犠牲リンカーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
Fは構造:
【化16】
を含むリンカーであり、
AA1は天然アミノ酸及び非天然α−アミノ酸からなる群から独立して選択される1つ以上のメンバーであり;
cは1〜20の整数であり;
L3は第一級若しくは第二級アミン基又はカルボキシル官能基を含むスペーサー基であり;L3が存在する場合、mは0であり、かつL3のアミン基はDのペンダントカルボキシル官能基とアミド結合を形成するか又はL3のカルボキシル基はDのペンダントアミン官能基とアミド結合を形成し;
oは0若しくは1であり、
L4はリンカーメンバーであり、L4は(AA1)cのN末端に直接結合される
【化17】
を含み、
R20は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり、
R25、R25’、R26、及びR26’の各々は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;かつ
s及びtは独立して1〜6の整数であり;
pは1であり;
X4は、保護反応性官能基、非保護反応性官能基、検出可能な標識、及び標的化剤からなる群から選択されるメンバーであり;かつ
Dは構造:
【化18】
を含み、前記環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり、
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり、
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R4、R4’、R5、R5’、R15又はR16の少なくとも1つは前記薬剤をL1(存在する場合)又はFに結合させる)
の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項25】
Dが構造:
【化19】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項24記載の化合物。
【請求項26】
Dが構造:
【化20】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項24記載の化合物。
【請求項27】
(AA1)cが腫瘍組織内で発現されるプロテアーゼにより切断可能なペプチド配列である、請求項24記載の化合物。
【請求項28】
前記プロテアーゼがリソソームプロテアーゼである、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
前記薬剤部分の直近に位置する(AA1)c内の前記アミノ酸が、Ala、Asn、Asp、Cit、Cys、Gln、Glu、Gly、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、Tyr、及びValからなる群から選択される、請求項24記載の化合物。
【請求項30】
(AA1)cが、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N9−トシル−Arg、Phe−N9−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号1)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号2)及びGly−Phe−Leu−Gly(配列番号3)からなる群から選択されるペプチド配列である、請求項24記載の化合物。
【請求項31】
(AA1)cがVal−Cit又はVal−Lysである、請求項24記載の化合物。
【請求項32】
R25、R25’、R26、及びR26’が独立して水素又は低級アルキル基である、請求項24記載の化合物。
【請求項33】
s及びtが独立して1又は2である、請求項24記載の化合物。
【請求項34】
R20が水素又は低級アルキル基である、請求項24記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物が
【化21】
であり、rは0〜24の範囲内の整数である、請求項24記載の化合物。
【請求項36】
構造:
【化22】
(式中、L1は自己犠牲スペーサーであり;
mは0、1、2、3、4、5若しくは6の整数であり;
X2は切断可能な基質であり;かつ
Dは構造:
【化23】
を含み、
環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
E及びGは、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、ヘテロ原子、単結合から独立して選択されるメンバーであるか、又はE及びGは結合し、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択される環系が形成され;
XはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13は、それらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基であり、
R4、R4’、R5及びR5’は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成され、
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R4、R4’、R5及びR5’の少なくとも1つのメンバーは前記薬剤をL1(存在する場合)又はX2に結合させ、かつ
【化24】
からなる群から選択され、
R30、R30’、R31、及びR31’は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され;かつ
vは1〜6の整数である)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項37】
Dが構造:
【化25】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8は置換アルキル基、未置換アルキル基、NR9R10、NR9NHR10、及びOR9からなる群から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;かつ
R2は水素、置換アルキル基又は未置換低級アルキル基である)
を有する、請求項36記載の化合物。
【請求項38】
Dが構造:
【化26】
(式中、
ZはO、S及びNR23から選択されるメンバーであり、
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項36記載の化合物。
【請求項39】
X2が、β−AlaLeuAlaLeu(配列番号2)又は
【化27】
を含む、請求項36記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が、
【化28】
から選択され、RはF、Cl、Br、又はIである、請求項36記載の化合物。
【請求項41】
構造:
【化29】
(式中、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
Z及びXは、O、S及びNR23から独立して選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R3は、(=O)、SR11、NHR11及びOR11からなる群から選択されるメンバーであり、
R11は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換ヘテロアルキル基、未置換ヘテロアルキル基、モノホスフェート基、ジホスフェート基、トリホスフェート基、スルホネート基、アシル基、C(O)R12R13、C(O)OR12、C(O)NR12R13、P(O)(OR12)2、C(O)CHR12R13、SR12及びSiR12R13R14からなる群から選択されるメンバーであり、
R12、R13、及びR14は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基及び置換若しくは未置換アリール基から独立して選択されるメンバーであり、R12及びR13はそれらに結合する窒素又は炭素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、
X1は離脱基であり;かつ
R5、R5’、及びR32は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであり、
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成される)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項42】
前記化合物が、構造:
【化30】
(式中、
R1は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、C(O)R8、又はCO2R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R1’は水素、置換若しくは未置換低級アルキル基、又はC(O)R8であり、R8はNR9R10及びOR9から選択されるメンバーであり、
R9及びR10は、水素、置換若しくは未置換アルキル基及び置換若しくは未置換ヘテロアルキル基から独立して選択されるメンバーであり;
R2は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基又はシアノ基又はアルコキシ基であり;かつ
R2’は水素、又は置換若しくは未置換低級アルキル基又は未置換ヘテロアルキル基である)
を有する、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
R32が1つ以上の切断可能な基を含む、請求項41記載の化合物。
【請求項44】
前記1つ以上の切断可能な基が切断可能なリンカー及び切断可能な基質から選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
構造:
【化31】
(式中、環系Aは、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基及び置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基から選択されるメンバーであり;
Z及びXは、O、S及びNR23から独立して選択されるメンバーであり;
R23は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、及びアシル基から選択されるメンバーであり;
R4、R4’、R5、R5’、及びR33は、水素、置換アルキル基、未置換アルキル基、置換アリール基、未置換アリール基、置換ヘテロアリール基、未置換ヘテロアリール基、置換ヘテロシクロアルキル基、未置換ヘテロシクロアルキル基、ハロゲン、NO2、NR15R16、NC(O)R15、OC(O)NR15R16、OC(O)OR15、C(O)R15、SR15、OR15、CR15=NR16、及びO(CH2)nN(CH3)2からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、又はR4、R4’、R5及びR5’の任意の隣接対はそれらに結合する炭素原子と共に結合し、4〜6員を有する置換若しくは未置換シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環系が形成されてもよく;
nは1〜20の整数であり;
R15及びR16は、水素、置換若しくは未置換アルキル基、置換若しくは未置換ヘテロアルキル基、置換若しくは未置換アリール基、置換若しくは未置換ヘテロアリール基、置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換若しくは未置換ペプチジル基から独立して選択され、R15及びR16はそれらに結合する窒素原子と共に任意に結合し、4〜6員を有し、任意に2つ以上のヘテロ原子を有する置換若しくは未置換ヘテロシクロアルキル環系が形成され、
R33は1つ以上の切断可能な基を含み;
R6は存在しないか又は単結合として存在し、存在する場合、R6及びR7は結合し、シクロプロピル環が形成され;かつ
R7は前記シクロプロピル環内でR6と結合されたCH2−X1若しくは−CH2−であり、X1は離脱基である)
を有する化合物あるいはその薬理学的に許容できる塩。
【請求項46】
前記1つ以上の切断可能な基が切断可能なリンカー及び切断可能な基質から選択される、請求項45記載の化合物。
【請求項47】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
から選択される化合物であって、rは0〜24の範囲内の整数である、化合物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2010−522693(P2010−522693A)
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544303(P2009−544303)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089100
【国際公開番号】WO2008/083312
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(504378238)メダレックス インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089100
【国際公開番号】WO2008/083312
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(504378238)メダレックス インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】
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