説明

化学感覚受容体およびそれに結合するリガンドの調節

本発明は、化学感覚受容体およびそれらのリガンドの改質剤を特定する方法を含み、それは、例えば、試験物質が、その化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域内の1以上の相互作用部位と相互作用するのに適当であるか否かを決定することによって行われ、また化学感覚受容体、および化学感覚受容体およびそれらのリガンドを調節することができる改質剤を特定することを含む。また、本発明は、式(I)を有する化学感覚受容体およびそれらのリガンドの改質剤、その亜属、および具体的化合物も含む。さらに、本発明は、化学感覚受容体およびそれらのリガンドの改質剤を含む摂取可能な組成物、および化学感覚受容体およびそれらのリガンドの改質剤を用いて、摂取可能な組成物の甘味味覚を増強させる、あるいは化学感覚受容体に関連する疾患を治療する方法を含む。加えて、本発明は、化学感覚受容体およびそれらのリガンドの改質剤を調製する方法を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験物質が、化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域にある第1の相互作用部位を介して、化学感覚受容体と相互作用するのに適しているか否かを決定する過程を含む、化学感覚受容体リガンドの改質剤の候補物質をスクリーニングする方法。
【請求項2】
前記化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、前記化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域の1つ以上の相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、当該化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域の1つ以上の相互作用空間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、1つ以上の相互作用残基によって特定される相互作用空間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、1つ以上の相互作用残基を含み、該1つ以上の相互作用残基が、該ビーナスフライトラップ領域の突然変異誘発分析に基づいて特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、コンピュータモデリング、X線結晶学またはその組み合わせに基づいて特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、1つ以上の既知の化学感覚受容体リガンドに基づいて特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、1つ以上の既知の化学感覚受容体リガンドの改質剤に基づいて特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、あらかじめ決められた化学感覚受容体リガンドに基づいて特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ビーナスフライトラップ領域の第1の相互作用部位が、あらかじめ決められている、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ビーナスフライトラップ領域にある第1の相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ビーナスフライトラップ領域にある第1の相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域であり、T1R3ビーナスフライトラップ領域存在下で特定される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記決定が、in silicoで実施される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
試験物質が、化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域にある第1の相互作用部位を介して、化学感覚受容体と相互作用するのに適しているか否かを決定する過程を含み、
前記第1の相互作用部位が、化学感覚受容体リガンドと化学感覚受容体との相互作用によって特定される第2の相互作用部位を考慮して特定される、化学感覚受容体リガンドの改質剤の候補物質をスクリーニングする方法。
【請求項15】
前記第1の相互作用部位および前記第2の相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域にある、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の相互作用部位および前記第2の相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域にあり、T1R3ビーナスフライトラップ領域存在下で特定される、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸N143、S144およびI167、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸S40、S144、S165、Y103、D142およびP277、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸K65、R383、D307、E302およびD278、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸I167、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、R383、D307、E382、D278、I279、I67、V66、V309、D142、S165、S40、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸N143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、D307、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の相互作用部位が、(1)ヒトT1R2のN143、S144およびI167、(2)S40、S144、S165、Y103、D142、P277またはヒトT1R2、(3)ヒトT1R2のK65、R383、D307、E302およびD278、(4)ヒトT1R2のI167、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、R383、D307、E382、D278、I279、I67、V66、V309、D142、S165、S40、S303、T242、F103、Q328およびS168、(5)ヒトT1R2のN143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびに(6)その組み合わせからなる群から選択される相互作用残基群を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸K65、D278、L279、D307、R383およびV384、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含み、前記化学感覚受容体の第1の相互作用部位と相互作用するのに適した試験物質が、化学感覚受容体リガンドエンハンサーの候補物質の指標である、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸S40、S144、Y103、D142、P277、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含み、前記化学感覚受容体の第1の相互作用部位と相互作用するのに適した試験物質が、スクロースまたはスクラロースに対するエンハンサーの候補物質の指標である、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記試験物質が、設計された化合物構造である、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記化学感覚受容体リガンドが、シクラミン酸、モグロシド、タガトース、マルトース、ガラクトース、マンノース、スクロース、フルクトース、ラクトース、アスパルテーム、アスパルテーム誘導体、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、アセスルファムK、グルコース、エリスリトール、D−トリプトファン、グリシン、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、還元デンプン糖化物(HGS)、還元デンプン加水化物(HSH)、ステビオシド、レバウジオシドA、甘いステビア−ベースのグリコシド、アリテーム、カレレーム、グアニジンベースの甘味剤、タガトース、キシリトールおよびブドウ糖果糖液糖からなる群から選択される甘味物質である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
試験物質が、化学感覚受容体のビーナスフライトラップ領域にある相互作用部位を介し、化学感覚受容体と相互作用するのに適しているか否かを決定する過程を含み、
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のN143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、D307、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含み、
化学感覚受容体の相互作用部位と相互作用するのに適した試験物質が、化学感覚受容体の改質剤の候補物質の指標である、化学感覚受容体の改質剤の候補物質をスクリーニングする方法。
【請求項28】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸N143、S144およびI167、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸S40、S144、Y103、D142およびP277、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のI167、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、R383、D307、E382、D278、I279、I67、V66、V309、D142、S165、S40、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域にある、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記相互作用部位が、T1R2ビーナスフライトラップ領域にあり、T1R3 ビーナスフライトラップ領域存在下で特定される、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
前記決定が、in silicoで実施される、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
前記試験物質が、設計された化合物構造である、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
請求項1に記載の方法によって特定される、化学感覚受容体リガンドの改質剤。
【請求項36】
請求項27に記載の方法によって特定される、化学感覚受容体の改質剤。
【請求項37】
請求項1の方法によって特定され、構造式(I)
【化377】

を有するか、またはその互変異性体、塩、溶媒和物、および/またはエステルである、化学感覚受容体リガンドのエンハンサー。
[ここで式中、
Gは、DまたはEの一方と単結合を形成し、DまたはEの他方と二重結合を形成し、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であり、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であるか、または、RおよびRは、これらが結合している原子とともに、アリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、この環は、場合により、別のアリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環と縮合してよく、
但し、RおよびRが両方とも水素になることはなく、
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011、−NRC(=NH)NR1011、−B(OR10)(OR11)、−P(O)(OR10)(OR11)または−P(O)(R10)(OR11)であり、
Bは、−N−または−C(R12)−であり、
12は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR1314、−CN、−OR13、−S(O)13、−CO13または−CONR1314であり、
Gは−C−または−S(O)−であり、
但し、Gが−S(O)−の場合、Gは、Eと単結合を形成し、
DとGとの結合が単結合の場合、Dは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−OR15、−NH−OR15、−S(O)15、−NR1516、−NH−NHR15、−CO15または−CONR1516であり、
GがDと二重結合を形成する場合、Dは、=O、=S、=N−OR15または=N−NHR15であり、
Gが−S(O)−の場合にはnは0であり、Gが−C−の場合にはnは1であり、
Eは、−NR17−、−N−または−C(R18)−であり、
但し、GがEと単結合を形成する場合は、Eは−NR17−しかありえず、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキルまたは−CO19であり、
18は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR2021、−CN、−OR20、−S(O)20、−CO20または−CONR2021であり、
a、b、c、d、eおよびfは、独立して、0、1または2であり、
、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R13、R14、R15、R16、R18、R20およびR21は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、RとR、RとR、RとR、RとR、RとR10、R10とR11、R13とR14、R15とR16、またはR20とR21は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。]
【請求項38】
化学感覚受容体リガンドの改質剤と、T1R2ビーナスフライトラップ領域を含有する細胞とを、化学感覚受容体リガンド存在下で接触させる過程を含み、前記化学感覚受容体リガンド改質剤が、前記化学感覚受容体の相互作用部位と相互作用する、化学感覚受容体リガンドの活性を調節する方法。
【請求項39】
前記化学感覚受容体の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸N143、S144およびI167、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記化学感覚受容体の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸S40、S144、S165、Y103、D142およびP277、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記化学感覚受容体の相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸K65、R383、D307、E302およびD278、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記化学感覚受容体にある相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸I167、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、R383、D307、E382、D278、I279、I67、V66、V309、D142、S165、S40、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のアミノ酸N143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、D307、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168、ならびにその組み合わせからなる群から選択される相互作用残基を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項44】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のK65、D278、L279、D307、R383およびV384の相互作用残基群を含み、前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、化学感覚受容体リガンドの活性を高める、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記相互作用部位が、ヒトT1R2のS40、S144、Y103、D142およびP277の相互作用残基群を含み、前記化学感覚受容体リガンドが、スクロースおよびスクラロースからなる群からなる群から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、化学感覚受容体リガンドと化学感覚受容体との相互作用によって形成されるT1R2ビーナスフライトラップ領域内にある閉じた立体構造を安定化させる、請求項38に記載の方法。
【請求項47】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、化学感覚受容体リガンドエンハンサーであり、構造式(I)
【化378】

を有するか、またはその互変異性体、塩、溶媒和物、および/またはエステルである、請求項38に記載の方法。
[ここで式中、
Gは、DまたはEの一方とともに単結合を形成し、DまたはEの他方と二重結合を形成し、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であり、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子とともに、アリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、この環は、場合により、別のアリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環と縮合してよく、
但し、RおよびRが両方とも水素になることはなく、
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011、−NRC(=NH)NR1011、−B(OR10)(OR11)、−P(O)(OR10)(OR11)または−P(O)(R10)(OR11)であり、
Bは、−N−または−C(R12)−であり、
12は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR1314、−CN、−OR13、−S(O)13、−CO13または−CONR1314であり、
Gは−C−または−S(O)−であり、
但し、Gが−S(O)−の場合、Gは、Eと単結合を形成し、
DとGとの結合が単結合の場合、Dは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−OR15、−NH−OR15、−S(O)15、−NR1516、−NH−NHR15、−CO15または−CONR1516であり、
GがDと二重結合を形成する場合、Dは、=O、=S、=N−OR15または=N−NHR15であり、
Gが−S(O)−の場合にはnは0であり、Gが−C−の場合にはnは1であり、
Eは、−NR17−、−N−または−C(R18)−であり、
但し、GがEと単結合を形成する場合は、Eは−NR17−しかありえず、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキルまたは−CO19であり、
18は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR2021、−CN、−OR20、−S(O)20、−CO20または−CONR2021であり、
a、b、c、d、eおよびfは、独立して、0、1または2であり、
、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R13、R14、R15、R16、R18、R20およびR21は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、RとR、RとR、RとR、RとR、RとR10、R10とR11、R13とR14、R15とR16、またはR20とR21は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。]
【請求項48】
前記細胞が、GPCR経路内にT1R2ビーナスフライトラップ領域を含有する、 請求項38に記載の方法。
【請求項49】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、食用組成物で提供される、請求項38に記載の方法。
【請求項50】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、医療用組成物で提供される、請求項38に記載の方法。
【請求項51】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、飲食用製品で提供される、請求項38に記載の方法。
【請求項52】
化学感覚受容体リガンド存在下、ヒトT1R2のN143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168からなる群から選択される少なくとも3つの相互作用残基を介し、T1R2ビーナスフライトラップ領域と相互作用する、化学感覚受容体リガンドの改質剤。
【請求項53】
(1)ヒトT1R2のN143、S144およびI167、(2)S40、S144、S165、Y103、D142、P277またはヒトT1R2、(3)ヒトT1R2のK65、R383、D307、E302およびD278、(4)ヒトT1R2のI167、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、R383、D307、E382、D278、I279、I67、V66、V309、D142、S165、S40、S303、T242、F103、Q328およびS168、(5)ヒトT1R2のN143、S144、I167、S40、S144、S165、Y103、D142、P277、K65、R383、D307、E302、D278、P185、T184、T326、E302、V384、A305、I325、I306、E382、I279、I67、V66、V309、S303、T242、F103、Q328およびS168からなる群から選択される相互作用残基群を介し、T1R2ビーナスフライトラップ領域と相互作用する、請求項52に記載の化学感覚受容体リガンドの改質剤。
【請求項54】
ヒトT1R2のK65、D278、L279、D307、R383およびV384のアミノ酸群を介し、T1R2ビーナスフライトラップ領域と相互作用し、化学感覚受容体リガンドの活性を高める、請求項52に記載の化学感覚受容体リガンドの改質剤。
【請求項55】
スクロースまたはスクラロース存在下、ヒトT1R2のS40、S144、Y103、D142、P277のアミノ酸群を介し、T1R2ビーナスフライトラップ領域と相互作用し、スクロースまたはスクラロースの活性を高める、請求項52に記載の化学感覚受容体リガンドの改質剤。
【請求項56】
構造式(I)
【化379】

を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物、および/またはエステルである、請求項52に記載の化学感覚受容体リガンドの改質剤。
[ここで式中、
Gは、DまたはEの一方とともに単結合を形成し、DまたはEの他方と二重結合を形成し、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であり、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NR、−CONR、−CO、−NRCO、−NRCONR、−NRCSNR、−NRC(=NH)NR、−SONR、−NRSO、−NRSONR、−B(OR)(OR)、−P(O)(OR)(OR)または−P(O)(R)(OR)であるか、または、RおよびRは、これらが結合している原子とともに、アリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、この環は、場合により、別のアリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環と縮合してよく、
但し、RおよびRが両方とも水素になることはなく、
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011、−NRC(=NH)NR1011、−B(OR10)(OR11)、−P(O)(OR10)(OR11)または−P(O)(R10)(OR11)であり、
Bは、−N−または−C(R12)−であり、
12は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR1314、−CN、−OR13、−S(O)13、−CO13または−CONR1314であり、
Gは−C−または−S(O)−であり、
但し、Gが−S(O)−の場合、Gは、Eとともに単結合を形成し、
DとGとの結合が単結合の場合、Dは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−OR15、−NH−OR15、−S(O)15、−NR1516、−NH−NHR15、−CO15または−CONR1516であり、
GがDと二重結合を形成する場合、Dは、=O、=S、=N−OR15または=N−NHR15であり、
Gが−S(O)−の場合にはnは0であり、Gが−C−の場合にはnは1であり、
Eは、−NR17−、−N−または−C(R18)−であり、
但し、GがEとともに単結合を形成する場合は、Eは−NR17−しかありえず、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキルまたは−CO19であり、
18は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−NR2021、−CN、−OR20、−S(O)20、−CO20または−CONR2021であり、
a、b、c、d、eおよびfは、独立して、0、1または2であり、
、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R13、R14、R15、R16、R18、R20およびR21は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、RとR、RとR、RとR、RとR、RとR10、R10とR11、R13とR14、R15とR16、またはR20とR21は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。]
【請求項57】
およびRが、これらが結合している原子とともに、アリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、前記環は、場合により、別のアリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環と縮合してよい、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
構造式(II)
【化380】

を有する、請求項56に記載の化合物。
[ここで式中、
Yは、WまたはZのうちの一方と単結合を形成し、WまたはZのうちの他方と二重結合を形成し、
Wは、−C(R24)−、−S−、−N−、−N(R25)−または−O−であり、
Yは、−C(R26)−または−N−であり、
Zは、−C(R27)−、−S−、−N−、−N(R28)−または−O−であり、
24は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR29、−S(O)29、−NR2930、−CONR2930、−CO29、−SONR2930、−NR29SO30、−B(OR29)(OR30)、−P(O)(OR29)(OR30)または−P(O)(R29)(OR30)であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−OCOR31、−NR3132、−CONR3132、−CO31、−SONR3132、−NR31SO32、−B(OR31)(OR32)、−P(O)(OR31)(OR32)または−P(O)(R31)(OR32)であり、
27は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−NO、−OR33、−S(O)33、−OCOR33、−NR3334、−CONR3334、−COR33、−CO33、−SONR3334、−NR33SO34、−B(OR33)(OR34)、−P(O)(OR33)(OR34)または−P(O)(R33)(OR34)であるか、またはR24とR26、またはR26とR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
g、hおよびiは、独立して、0または1であり、
25およびR28は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
29、R30、R31、R32、R33およびR34は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R29とR30、R31とR32、またはR33とR34は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
但し、
(a)Wが−O−または−S−または−NR25である場合、Zは、−C(R27)または−N−であり、
(b)Zが−O−または−S−または−NR28である場合、Wは、−C(R24)または−N−である。]
【請求項59】
(D)−Gが、
【化381】

または
【化382】

である、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
構造式(IIa)
【化383】

を有し、但し、
(a)Wが−O−または−S−または−NR25である場合、Zは、−C(R27)または−N−であり、
(b)Zが−O−または−S−または−NR28である場合、Wは、−C(R24)または−N−であり、
(c)Bが−N−である場合、Aはハロではない、請求項58に記載の化合物。
【請求項61】
構造式(IIb)
【化384】

を有し、式中、
Wは、−C(R24)−または−N−であり、
Yは、−C(R26)−または−N−であり、
Zは、−S−、−N(R28)−または−O−である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
Wが−C(R24)−であり、
Yが−C(R26)−である、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
24は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR29、−S(O)29、−OCOR29、−NR2930、−CONR2930または−CO29であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR31、−OCOR31、−S(O)31、−NR3132、−CONR3132または−CO31である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
24は、水素、−CF、アルキルまたは置換アルキルであり、
26は、水素、−CF、アルキルまたは置換アルキルである、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−CN、−NO、−S(O)、−NR10、−CONR10、−COまたは−NRCO10であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
24は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR29、−S(O)29、−OCOR29、−NR2930、−CONR2930または−CO29であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−OCOR31、−NR3132、−CONR3132または−CO31である、請求項62に記載の化合物。
【請求項66】
Aは、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−OR、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
24は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR29、−S(O)29、−OCOR29、−NR2930、−CONR2930または−CO29であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−OCOR31、−NR3132、−CONR3132または−CO31である、請求項62に記載の化合物。
【請求項67】
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHOCH、−NOCH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
17は、水素、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルであり、
24は、水素、−CF、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチルまたはt−ブチルであり、R26は、水素、−CF、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチルまたはt−ブチルである、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
Aが−NHであり、
17が水素またはメチルであり、
24が、水素、−CF、メチルまたはエチルであり、
26が、水素、−CF、メチルまたはエチルである、請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
28が、水素、アルキルまたはアリールアルキルである、請求項62〜68のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
28が、水素、メチルまたはベンジルである、請求項62〜68のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項71】
以下の式
【化385】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項61に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項72】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
構造式(IIc)
【化386】

を有する、請求項60に記載の化合物。
ここで式中、
Wは、−S−、−N(R25)−または−O−であり、
Yは、−C(R26)−または−N−であり、
Zは、−C(R27)−または−N−である。
【請求項74】
Yは−C(R26)−であり、
Zは−C(R27)−である、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
27は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR33、−S(O)33、−OCOR33、−NR3334、−CONR3334または−CO33であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−OCOR31、−NR3132、−CONR3132または−CO31である、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する、請求項74に記載の化合物。
【請求項77】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−NRCOR10、−NHOR、−NOR、−OR、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011、−CN、−NO、−S(O)、−NR10、−C(O)NR10、−COまたは−NRCO10であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルである、請求項74に記載の化合物。
【請求項78】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−NRCOR10、−NHOR、−NOR、−OR、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011、−CN、−NO、−S(O)、−NR10、−NRC(O)R10、−C(O)NR10、−COまたは−NRCO10であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
27は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR33、−S(O)33、−OCOR33、−NR3334、−C(O)NR3334または−CO33であり、
26は、水素、アルキル、置換アルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−OC(O)R31、−NR3132、−C(O)NR3132または−CO31であるか、または、R26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する、請求項74に記載の化合物。
【請求項79】
Aは−NHであり、
17は、水素、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルであり、
26およびR27は、独立して、水素、アルカニル、置換アルカニル、アルコキシ、カルボン酸、カルボン酸アミドまたはカルボン酸エステルであるか、
または、R26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する、請求項78に記載の化合物。
【請求項80】
以下の式
【化387】

【化388】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項73に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項81】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
構造式(IIe)
【化389】

を有する、請求項58に記載の化合物。
[ここで式中、
Gは、Eと単結合を形成し、かつDと二重結合を形成し、
Bは−N−であり、
Eは−NR17−であり、
Dは、=S、=N−OR15または=N−NHR15であり、
Wは、−S−、−N(R25)−または−O−であり、
Yは−C(R26)−であり、
Zは−C(R27)−である。]
【請求項83】
構造式(IIf)
【化390】

を有する、請求項58に記載の化合物。
ここで式中、
Gは、Eと二重結合を形成し、Dとともに単結合を形成し、
Bは−N−であり、
Eは−N−であり、
Dは、−OR15、−NH−OR15、−NH−NHR15、−S(O)15または−NR1516であり、
Wは、−S−、−N(R25)−または−O−であり、
Yは−C(R26)−であり、
Zは−C(R27)−である。
【請求項84】
Aが、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−OR、−SR、−CN、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011である、請求項82または83に記載の化合物。
【請求項85】
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
26およびR27は、独立して、水素、アルカニル、置換アルカニル、アルコキシであるか、
または、R26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する、請求項84に記載の化合物。
【請求項86】
以下の式
【化391】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項82または83に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項87】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
構造式(IId)
【化392】

を有し、
但し、
(a)Wが−O−または−S−または−NR25である場合、Zは、−C(R27)または−N−であり、
(b)Zが−O−または−S−または−NR28である場合、Wは、−C(R24)または−N−である、請求項58に記載の化合物。
【請求項89】
Wは、−S−、NR25または−O−であり、
Yは−CR26−であり、
Zは−C(R27)−であり、
WとYとで単結合を形成し、YとZとで二重結合を形成する、請求項88に記載の化合物。
【請求項90】
Wは−C(R24)−であり、
Yは−CR26−であり、
Zは、−S−、−NR28−、−O−であり、
WとYとで二重結合を形成し、YとZとで単結合を形成する、請求項88に記載の化合物。
【請求項91】
Wは、−S−、NR25、−O−であり、
Yは−N−であり、
Zは−C(R27)−であり、
WとYとで単結合を形成し、YとZとで二重結合を形成する、請求項88に記載の化合物。
【請求項92】
Wは−NR25であり、
Yは−N−であり、
Zは−C(R27)−であり、
Yは、それぞれのWと単結合を形成し、Zと二重結合を形成する、請求項88に記載の化合物。
【請求項93】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−OR、−SR、−CN、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011である、請求項88〜92のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項94】
17が水素である、請求項93に記載の化合物。
【請求項95】
26およびR27は、独立して、水素、アルカニル、置換アルカニル、アルコキシ、カルボン酸、カルボン酸エステルであるか、
または、R26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環または置換シクロアルキル環を形成する、請求項94に記載の化合物。
【請求項96】
以下の式
【化393】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項88に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項97】
構造式(III)
【化394】

を有する請求項56に記載の化合物。
ここで式中、
Hは、−C(R35)−または−N−であり、
Iは、−C(R36)または−N−であり、
Jは、−C(R37)−または−N−であり、
Kは、−C(R38)−または−N−であり、
35は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR39、−S(O)39、−OCOR39、−NR3940、−CONR3940、−CO39、−SONR3940、−NR39SO40、−B(OR39)(OR40)、−P(O)(OR39)(OR40)または−P(O)(R39)(OR40)であり、
36は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR41、−S(O)41、−OCOR41、−NR4142、−CONR4142、−CO41、−SONR4142、−NR41SO42、−B(OR41)(OR42)、−P(O)(OR41)(OR42)または−P(O)(R41)(OR42)であり、
37は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR43、−S(O)43、−OCOR43、−NR4344、−CONR4344、−CO43、−SONR4344、−NR43SO44、−B(OR43)(OR44)、−P(O)(OR43)(OR44)または−P(O)(R43)(OR44)であり、
38は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR45、−S(O)45、−OCOR45、−NR4546、−CONR4546、−COR45、−CO45、−SONR4546、−NR45SO46、−B(OR45)(OR46)、−P(O)(OR45)(OR46)または−P(O)(R45)(OR46)であるか、または、R36とR37、またはR37とR38は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
j、k、lおよびmは、独立して、0、1または2であり、
39、R40、R41、R42、R43、R44、R45およびR46は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR39とR40、R41とR42、R43とR44、またはR45とR46は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
但し、H、I、JおよびKのうち、多くとも2個は−N−である、
【請求項98】
(D)−Gが
【化395】

または
【化396】

である、請求項97に記載の化合物。
【請求項99】
構造式(IIIa)
【化397】

を有する、請求項97に記載の化合物。
【請求項100】
Aが、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011である、請求項99に記載の化合物。
【請求項101】
Aが、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHOCH、−NOCH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHである、請求項100に記載の化合物。
【請求項102】
17が、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルである、請求項99に記載の化合物。
【請求項103】
17が、水素、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルである、請求項102に記載の化合物。
【請求項104】
Hが−C(R35)−であり、
Iが−C(R36)であり、
Jが−C(R37)−であり、
Kが−C(R38)−である、請求項99に記載の化合物。
【請求項105】
Aが、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COまたは−NRCO10であり、
17が、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルである、請求項99に記載の化合物。
【請求項106】
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHOCH、−NOCH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
17は、水素、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルである、請求項99に記載の化合物。
【請求項107】
35は、水素、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR39、−S(O)39、−OCOR39、−NR39COR40、−CONR3940、−CO39、NR3940、−SONR3940または−NR39SO40であり、
36は、水素、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR41、−S(O)41、−OCOR41、NR4142、−NR41COR42、−CONR4142、−CO41、−SONR4142または−NR41SO42であり、
37は、水素、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR43、−S(O)43、−OCOR43、NR4344、−NR43COR44、−CONR4344、−CO43、−SONR4344または−NR43SO44であるか、または、R36およびR37は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
38は、水素、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR45、−S(O)45、−OCOR45、NR4546、−NR45COR46、−CONR4546、−CO45、−SONR4546、−NR45SO46である、請求項99に記載の化合物。
【請求項108】
38が、水素、アルカニル、置換アルカニル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルカニル、置換シクロアルカニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、−CN、−NO、−OR45、−S(O)45、−OCOR45、NR4546、−NR45COR46、−CONR4546、−CO45、−SONR4546、−NR45SO46である、請求項107に記載の化合物。
【請求項109】
Aは−NHであり、
17は、水素、メチル、エチルまたはベンジルであり、
35、R36、R37およびR38は、独立して、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、プロペニル、メチルプロペニル、ブテニル、メチルブテニル、置換プロペニル、置換メチルプロペニル、置換ブテニル、置換メチルブテニル、−NH−アルカニル、−NH−(置換アルカニル)、−OH、−OCH、−O−シクロアルカニル、−O−ベンジル、−COHである、請求項107に記載の化合物。
【請求項110】
以下の式
【化398】

【化399】

【化400】

【化401】

【化402】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項99に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項111】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項110に記載の化合物。
【請求項112】
構造式(IIIa1)
【化403】

を有する、請求項99に記載の化合物。
ここで式中、
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NOR、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COまたは−NRCO10であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
は、−CH−、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり、
は、アルキレン、置換アルキレン、ヘテロアルキレンまたは置換ヘテロアルキレンであり、
mは、0または1であり、
は、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキルまたは
【化404】

または
【化405】

であり、
およびXは、独立して、共有結合、−O−または−NR−であり、
は、O、NR、N−ORまたはSであり、
は、ハロ、−NO、−CN、−OH、−NH、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
nは、0、1、2または3であり、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−NR10であり、
およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
但し、Xが−O−または−S−であり、mが0の場合、Xは−O−ではない。
【請求項113】
が−CH−であり、

【化406】

または
【化407】

である、請求項112に記載の化合物。
【請求項114】
が、−O−、−NR−または−S−であり、
mが0または1であり、
が、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである、請求項112に記載の化合物。
【請求項115】
が、−O−、−NR−または−S−であり、
mが1であり、

【化408】

または
【化409】

である、請求項112に記載の化合物。
【請求項116】
が、メチレン、エチレン、プロピレン、ジメチルエチレン、メチルシクロプロピレンまたはシクロプロピルメチレンである、請求項112、114および115のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項117】
Aが、水素、アルキル、置換アルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NOR、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COまたは−NRCO10である、請求項112〜116のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項118】
17が、水素、アルキル、置換アルキルである、請求項112〜116のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項119】
がシクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである、請求項112に記載の化合物。
【請求項120】
が、ピペリジニル、置換ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、置換テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、置換テトラヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、置換ジヒドロフラニル、ピロリジニル、置換ピロリジニル、オキセタニルまたは置換オキセタニルである、請求項119に記載の化合物。
【請求項121】
前記置換シクロヘテロアルキルが、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NOR、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COおよび−NRCO10からなる群から選択される1つ以上の置換基を含む、請求項119または120に記載の化合物。
【請求項122】
がOである、請求項112に記載の化合物。
【請求項123】
−X−C(X)−X−が、−C(O)−、−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)−NH−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−O−C(O)−O−、−NH−C(O)−O−、−O−C(O)−NH−、−C(NH)−、−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−、−NH−C(NH)−NH−、−C(NH)−O−、−O−C(NH)−、−O−C(NH)−O−、−NH−C(NH)−O−、−O−C(NH)−NH−、−C(N−OH)−または−C(S)−である、請求項112に記載の化合物。
【請求項124】
Aが、水素、アルキル、置換アルキルまたは−NR10であり、
17が水素であり、
が、ピペリジニル、置換ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、置換テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、置換テトラヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、置換ジヒドロフラニル、ピロリジニル、置換ピロリジニル、オキセタニルまたは置換オキセタニルである、請求項112に記載の化合物。
【請求項125】
Aが、水素、アルキル、置換アルキルまたは−NR10であり、
17が水素であり、
が−X−C(X)−X−であり、
−X−C(X)−X−が、−C(O)−、−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)−NH−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−O−C(O)−O−、−NH−C(O)−O−、−O−C(O)−NH−、−C(NH)−、−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−、−NH−C(NH)−NH−、−C(NH)−O−、−O−C(NH)−、−O−C(NH)−O−、−NH−C(NH)−O−、−O−C(NH)−NH−、−C(N−OH)−または−C(S)−である、請求項112に記載の化合物。
【請求項126】
以下の式
【化410】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項112に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項127】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項122に記載の化合物。
【請求項128】
構造式(IIIb)
【化411】

を有する、請求項97に記載の化合物。
【請求項129】
Aが、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011である、請求項128に記載の化合物。
【請求項130】
17が、水素、アルキルまたは置換アルキルである、請求項128に記載の化合物。
【請求項131】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−OR、−SR、−CN、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011であり、
17は、水素、アルキルまたは置換アルキルである、請求項128に記載の化合物。
【請求項132】
Hは、−C(R35)−または−N−であり、
Iは、−C(R36)−であり、
Jは、−C(R37)−であり、
Kは、−C(R38)−または−N−である、請求項128に記載の化合物。
【請求項133】
Hは、−C(R35)−であり、
Iは、−C(R36)−であり、
Jは、−C(R37)−であり、
Kは、−C(R38)−である、請求項128に記載の化合物。
【請求項134】
35は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR39、−S(O)39、−OCOR39、−NR3940、−CONR3940、−CO39、−SONR3940、−NR39SO40であり、
36は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR41、−S(O)41、−OCOR41、−NR4142、−CONR4142、−CO41、−SONR4142、−NR41SO42であり、
37は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR43、−S(O)43、−OCOR43、−NR4344、−CONR4344、−CO43、−SONR4344、−NR43SO44であり、
38は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR45、−S(O)45、−OCOR45、−NR4546、−CONR4546、−COR45、−CO45、−SONR4546、−NR45SO46である、請求項128に記載の化合物。
【請求項135】
Aは、−NHであり、
17は、水素、メチル、エチルまたはベンジルであり、
35、R36、R37およびR38は、独立して、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、−CN、アルカニル、置換アルカニル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルカニル、置換シクロアルカニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、ヘテロアルカニル、置換ヘテロアルカニル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、−O−アルカニル、−O−(置換アルカニル)、−O−アルケニル、−O−(置換アルケニル)、−NH−アルカニル、−NH−(置換アルカニル)、−NH−アルケニル、−NH−(置換アルケニル)、−S−アルカニル、−S−(置換アルカニル)、−S−アルケニルまたは−S−(置換アルケニル)である、請求項128に記載の化合物。
【請求項136】
以下の式
【化412】

【化413】

【化414】

【化415】

【化416】

【化417】

【化418】

【化419】

【化420】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項128に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項137】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項136に記載の化合物。
【請求項138】
構造式(IIIb1)
【化421】

を有する、請求項128に記載の化合物。
ここで式中、Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NOR、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COまたは−NRCO10であり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
は、−CH−、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり、
は、アルキレン、置換アルキレン、ヘテロアルキレンまたは置換ヘテロアルキレンであり、
mは、0または1であり、
は、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキルまたは
【化422】

または
【化423】

であり、
およびXは、独立して、共有結合、−O−または−NR−であり、
は、O、NR、N−ORまたはSであり、
は、ハロ、−NO、−CN、−OH、−NH、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
nは、0、1、2または3であり、
は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−NR10であり、
およびR10は、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
但し、Xが−O−または−S−であり、mが0の場合、Xは−O−ではない。
【請求項139】
は、−CH−であり、

【化424】

または
【化425】

である、請求項138に記載の化合物。
【請求項140】
は、−O−、−NR−または−S−であり、
mは、0または1であり、
は、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキルである、請求項138に記載の化合物。
【請求項141】
は、−O−、−NR−または−S−であり、
mは1であり、

【化426】

または
【化427】

である、請求項138に記載の化合物。
【請求項142】
は、アルカニレン、置換アルカニレン、ヘテロアルカニレン、置換ヘテロアルカニレン、アルケニレン、置換アルケニレン、ヘテロアルケニレンまたは置換ヘテロアルケニレンである、請求項138、140および141のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項143】
は、メチレン、エチレン、プロピレン、iso−プロピレン、ブチレン、iso−ブチレン、sec−ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、ジメチルエチレン、メチルシクロプロピレン、シクロプロピルメチレン、エテニレン、プロペニレンまたはブテニレンである、請求項138、140および141のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項144】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、−CN、−NO、−OR、−S(O)、−NRCOR10、−NHOR、−NR10、−NOR、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011、−NRC(=NH)NR1011である、請求項138に記載の化合物。
【請求項145】
17は、水素、アルキルまたは置換アルキルである、請求項138に記載の化合物。
【請求項146】
は、シクロヘテロアルカニル、置換シクロヘテロアルカニル、シクロヘテロアルケニルまたは置換シクロヘテロアルケニルである、請求項138に記載の化合物。
【請求項147】
は、ピペリジニル、置換ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、置換テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、置換テトラヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、置換ジヒドロフラニル、ピロリジニル、置換ピロリジニル、オキセタニル、置換オキセタニル、糖環または糖環の誘導体、置換糖環または置換糖環の誘導体である、請求項146に記載の化合物。
【請求項148】
は、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールである、請求項138に記載の化合物。
【請求項149】
は、ピリジニル、置換ピリジニル、ピロリル、置換ピロリル、フラニル、置換フラニル、ピラゾリル、置換ピラゾリル、イソオキサゾリル、置換イソオキサゾリル、オキサゾリルおよび置換オキサゾリルである、請求項148に記載の化合物。
【請求項150】
前記置換シクロヘテロアルカニルまたは前記置換シクロヘテロアルケニルは、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−OR、−NO、−S(O)、−NOR、−NHOR、−NRCOR10、−NR10、−CONR10、−COおよび−NRCO10からなる群から選択される1つ以上の置換基を含む、請求項146または147に記載の化合物。
【請求項151】
Yは
【化428】

または
【化429】

である、請求項138に記載の化合物。
【請求項152】
はOである、請求項151に記載の化合物。
【請求項153】
−X−C(X)−X−は、−C(O)−、−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)−NH−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−O−C(O)−O−、−NH−C(O)−O−、−O−C(O)−NH−、−C(NH)−、−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−、−NH−C(NH)−NH−、−C(NH)−O−、−O−C(NH)−、−O−C(NH)−O−、−NH−C(NH)−O−、−O−C(NH)−NH−、−C(N−OH)−または−C(S)−である、請求項138に記載の化合物。
【請求項154】
Aは、水素、アルキル、置換アルキルまたは−NR10であり、
17は水素であり、
は、ピペリジニル、置換ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、置換テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、置換テトラヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、置換ジヒドロフラニル、ピロリジニル、置換ピロリジニル、オキセタニル、置換オキセタニル、単糖環、置換単糖環、ピリジニル、置換ピリジニル、ピロリル、置換ピロリル、フラニル、置換フラニル、ピラゾリル、置換ピラゾリル、イソオキサゾリル、置換イソオキサゾリル、オキサゾリルまたは置換オキサゾリルである、請求項138に記載の化合物。
【請求項155】
Aは、水素、アルキル、置換アルキルまたは−NR10であり、
17は水素であり、
は−X−C(X)−X−であり、
−X−C(X)−X−は、−C(O)−、−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、−NH−C(O)−NH−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−O−C(O)−O−、−NH−C(O)−O−、−O−C(O)−NH−、−C(NH)−、−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−、−NH−C(NH)−NH−、−C(NH)−O−、−O−C(NH)−、−O−C(NH)−O−、−NH−C(NH)−O−、−O−C(NH)−NH−、−S(O)−、−NH−S(O)−、−S(O)−NH−、−O−S(O)−、−S(O)−O−、−C(N−OH)−または−C(S)−である、請求項138に記載の化合物。
【請求項156】
以下の式
【化430】

【化431】

【化432】

【化433】

【化434】

【化435】

【化436】

【化437】

【化438】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項138に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項157】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項156に記載の化合物。
【請求項158】
構造式(IIIc)
【化439】

を有し、式中、
Dは、ハロ、−OR15、−NH−OR15、−NH−NHR15、−S(O)15または−NR1516である、請求項97に記載の化合物。
【請求項159】
35、R36、R37およびR38は、独立して、水素、アルキルまたは置換アルキルである、請求項158に記載の化合物。
【請求項160】
Hは、−C(R35)−であり、
Iは、−C(R36)−であり、
Jは、−C(R37)−であり、
Kは、−C(R38)−である、請求項159に記載の化合物。
【請求項161】
以下の式
【化440】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項158に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項162】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項161に記載の化合物。
【請求項163】
構造式(XI)
【化441】

を有する、請求項97に記載の化合物。
ここで式中、
12は、水素、−OH、−SH、−CN、−CHOHまたは−COHであり、
Dは、−OHまたは−SHであり、
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
但し、R12が水素である場合、R35、R36、R37およびR38は水素ではない。
【請求項164】
12は、−OH、−SH、−CN、−CHOHまたは−COHであり、
Aは、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHである、請求項163に記載の化合物。
【請求項165】
36、R37、R38およびR35は水素であり、Dは−OHであり、Aは−COHである場合、R12は、−COHでも−OHでもなく、
36、R37、R38およびR35が水素であり、Dが−OHであり、Aが−NHである場合、R12は、−COHでもCNでもなく、
36、R38およびR35が水素であり、R37が−OMeであり、Dが−OHであり、Aが−CHOHである場合、R12は、−CHOHではなく、
36、R38およびR35が水素であり、R37が水素またはメチルであり、Dが−OHであり、Aが−COHである場合、R12は、−SHではない、請求項164に記載の化合物。
【請求項166】
構造式(XII)
【化442】

を有する、請求項97に記載の化合物。
ここで式中、
12は、水素、−OH、−SH、−CN、−CHOHまたは−COHであり、
Dは、−SHまたは−OHであり、
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
36は、水素、−OCH、−OC、−OC、−CH、−C、−CH(CH、−CHOH、−CHOCH、−CN、−C(O)NR4142、−CO41、−SONR3940、−NR39SO40、−B(OR39)(OR40)、−P(O)(OR39)(OR40)または−P(O)(R39)(OR40)であり、
37は、水素、−OCH、−OC、−OC、−CH、−C、−CH(CH、−CHOH、−CHOCH、−CN、−C(O)NR4344、−CO43、−SONR4344、−NR43SO44、−B(OR43)(OR44)、−P(O)(OR43)(OR44)または−P(O)(R43)(OR44)である、請求項97に記載の化合物。
【請求項167】
12は、−OH、−SH、−CN、−CHOHまたは−COHである、請求項166に記載のリガンドの改質剤。
【請求項168】
構造式(XIII)
【化443】

を有する、請求項97に記載の化合物。
[ここで式中、
Dは、=Oまたは=Sであり、
Aは、−OH、NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
17は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルである。]
【請求項169】
Aが−NHであり、R35、R36、R37およびR38が水素である場合、R17は、メチル、エチルまたはフェニルではない、請求項168に記載の化合物。
【請求項170】
以下の式
【化444】

【化445】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項168に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項171】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項170に記載の化合物。
【請求項172】
構造式(XIV)
【化446】

を有する請求項97に記載の化合物。
[ここで式中、
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
17は、アルキル、アリールまたはアリールアルキルである。]
【請求項173】
構造式(IV)
【化447】

を有する、請求項56に記載の化合物。
[ここで式中、
Lは、−CHR60−、−NR47、−O−または−S−であり、
Mは、−CHR61−、−NR48、−O−または−S−であり、
Rは、−CHR62−、−NR49、−O−または−S−であり、
Tは、−CHR63−、−NR50、−O−または−S−であり、
oおよびpは、独立して、0、1または2であり、
60は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR64、−S(O)64、−OCOR64、−NR64COR65、−NR6465、−CONR6465、−CO64、−SONR6465、−NR64SO65、−B(OR64)(OR65)、−P(O)(OR64)(OR65)または−P(O)(R64)(OR65)であり、
61は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR66、−S(O)66、−OCOR66、−NR66COR67、−NR6667、−CONR6667、−CO66、−SONR6667、−NR66SO67、−B(OR66)(OR67)、−P(O)(OR66)(OR67)または−P(O)(R66)(OR67)であり、
62は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR68、−S(O)68、−OCOR68、−NR68COR69、−NR6869、−CONR6869、−CO68、−SONR6869、−NR68SO69、−B(OR68)(OR69)、−P(O)(OR68)(OR69)または−P(O)(R68)(OR69)であり、
63は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR70、−S(O)70、−OCOR70、−NR70COR71、−NR7071、−CONR7071、−CO70、−SONR7071、−NR70SO71、−B(OR70)(OR71)、−P(O)(OR70)(OR71)または−P(O)(R70)(OR71)であるか、または、R60とR61、R61とR62、またはR62とR63は、これらが結合している原子とともに、アリール環、置換アリール環、ヘテロアリール環、置換ヘテロアリール環、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
t、u、vおよびxは、独立して、0、1または2であり、
64〜R71は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR64とR65、R66とR67、R68とR69、またはR70とR71は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
47〜R50は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
但し、L、M、RおよびTのうち、多くとも1つだけがヘテロ原子である。]
【請求項174】
Bは−N−であり、Eは、−NR17−または−N−である、請求項173に記載の化合物。
【請求項175】
Gは−C−である、請求項174に記載の化合物。
【請求項176】
構造式(XV)
【化448】

を有する、請求項175に記載の化合物。
[ここで式中、
Dは、−SHまたは−OHであり、
Aは、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHである。]
【請求項177】
以下の式
【化449】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項176に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項178】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項177に記載の化合物。
【請求項179】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−OR、−SR、−CN、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011であり、
Dは、=O、=S、=N−OR15である、請求項174に記載の化合物。
【請求項180】
構造式(IVb)
【化450】

を有する、請求項174に記載の化合物。
ここで式中、
Lは、−CHR60−であり、Mは、−CHR61−であり、Rは、−CHR62−であり、Tは、−CHR63−である。
【請求項181】
以下の式
【化451】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項180に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項182】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項181に記載の化合物。
【請求項183】
構造式(IVa)
【化452】

を有する、請求項173に記載の化合物。
【請求項184】
Lは、−CHR60−であり、Mは、−CHR61−であり、Rは、−CHR62−であり、Tは、−CHR63−である、請求項183に記載の化合物。
【請求項185】
Aは、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、−OR、−SR、−CN、−NR10、−CONR10、−CO、−NRCO10、−NRCONR1011、−NRCSNR1011または−NRC(=NH)NR1011である、請求項184に記載の化合物。
【請求項186】
以下の式
【化453】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項183に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
【請求項187】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項186に記載の化合物。
【請求項188】
構造式(Va)
【化454】

を有する、請求項58に記載の化合物。
[ここで式中、
Dは、水素、アルキル、アリール、ハロ、−OH、−NH、−SR15、−CH、−COHまたは−CONHであり、
Aは、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)NH、−NHC(S)NH、−NHC(NH)NH、−CN、−CHOH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−COH、−CONH、−CONHCHまたは−CHNHC(O)CHであり、
15は、水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルである。]
【請求項189】
Yは、Wと単結合を形成し、Zと二重結合を形成し、
Wは、−C(R24)−または−N−であり、
Yは、−C(R26)−または−N−であり、
Zは、−S−、−N(R28)または−O−である、請求項188に記載の化合物。
【請求項190】
Yは、Wと二重結合を形成し、Zと単結合を形成し、
Wは、−S−、−N(R25)または−O−であり、
Yは、−C(R26)−または−N−であり、
Zは、−C(R27)−または−N−である、請求項188に記載の化合物。
【請求項191】
Bは−C(R12)−である、請求項189または190に記載の化合物。
【請求項192】
構造式(V)
【化455】

を有する、請求項188に記載の化合物。
式中、
26は、水素、アルキル、ハロ、−CO54、−CONR5455、−SONR5455、−NR54SO55、−B(OR54)(OR55)、−P(O)(OR54)(OR55)または−P(O)(R54)(OR55)であり、
27は、水素、アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ハロ、−CN、−C(O)NR5657、−CO56、−SONR5657、−NR56SO57、−B(OR56)(OR57)、−P(O)(OR56)(OR57)または−P(O)(R56)(OR57)であるか、または、R52およびR53は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
54、R55、R56およびR57は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R54とR55、またはR56とR57は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
但し、R26およびR27が水素であり、Dが−SHである場合、Aは−NHである。
【請求項193】
Dがメチルであり、Aがジメチルアミノであり、R53が水素である場合、R52は、メチル、エチルまたはカルボキシルではなく、
Dがメチルであり、Aがジメチルアミノであり、R53がメチルである場合、R52は、メチルではなく;
Dが−SCHであり、Aがジメチルアミノであり、R53が水素である場合、R52は、カルボエトキシではなく、
Dが水素であり、Aがジメチルアミノであり、R53が水素である場合、R52は、カルボキシルでもカルボエトキシでもなく、
Dが水素であり、Aがジメチルアミノであり、R53がメチルである場合、R52は、メチルではなく、
Dが水素であり、Aがメチルアミノであり、R53が水素である場合、R52は、メチル、エチルまたはカルボエトキシではなく、
Dが水素であり、Aがメチルアミノであり、R53がメチルである場合、R52は、メチルでもカルボエトキシでもなく、
Dが水素であり、Aがメチルアミノであり、R53が−CHNMeである場合、R52は、メチルでもカルボエトキシでもなく、
Dがフェニルであり、Aがメチルアミノであり、R53が水素である場合、R52は、メチルではなく、
Dがフェニルであり、Aが−NH(CO)CHであり、R53がメチルである場合、R52は、カルボメトキシではない、請求項192に記載の化合物。
【請求項194】
構造式(VI)を有する、請求項192に記載のリガンドの改質剤。
【化456】

ここで式中、Dは、水素、−CH、−C、フェニルまたはベンジルである。
【請求項195】
構造式(VII)を有する、請求項192に記載の化合物。
【化457】

ここで式中、Aは、水素、−CH、−C、フェニルまたはベンジルである。
【請求項196】
構造式(VIII)を有する、請求項192に記載の化合物。
【化458】

式中、
およびR10は、独立して、水素、−CH、−C、フェニルまたはベンジルであり、
但し、RおよびR10が両方とも水素になることはない。
【請求項197】
構造式(IX)を有する、請求項192に記載の化合物。
【化459】

[ここで式中、
52は、アルキル、置換アルキル、−CN、−C(O)NR5455、−CO54、−SONR5455、−NR54SO55、−B(OR54)(OR55)、−P(O)(OR54)(OR55)または−P(O)(R54)(OR55)であり、
53は、アルキル、CO56または−CONR5657、−SONR5657、−NR56SO57、−B(OR56)(OR57)、−P(O)(OR56)(OR57)または−P(O)(R56)(OR57)であり、
54〜R57は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R52およびR53は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。]
【請求項198】
構造式(X)を有する、請求項192に記載の化合物。
【化460】

[式中、
Dは、−OH、−SHまたは−NHであり、
52は、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、−CN、−C(O)NR5455、−CO54、−SONR5455、−NR54SO55、−B(OR54)(OR55)、−P(O)(OR54)(OR55)、−P(O)(R54)(OR55)であり、
54およびR55は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R54およびR55は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。]
【請求項199】
以下の式
【化461】

【化462】

【化463】

からなる群から選択される構造式を有する、請求項188に記載の化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステル。
式中、
12は、−OH、−SH、−CN、−CHOHまたは−COHであり、
51は、−CH、−CHCH、ベンジルまたは−CHCOCHCHである。
【請求項200】
前記塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である、請求項199に記載の化合物。
【請求項201】
請求項52に記載の化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、体内摂取可能な組成物。
【請求項202】
食用組成物、医療用組成物、医薬組成物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項203】
飲食用製品、食用ではない製品、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項204】
前記飲食用製品が、スープ類、乾燥加工食品類、飲料類、調理済食品類、缶入り食品類または保存食品類、冷凍加工食品類、冷蔵加工食品類、スナック食品類、焼菓子類、菓子類、乳製品類、アイスクリーム類、代替食品類、パスタおよび麺類、ソース、ドレッシング、調味料類、ベビーフード類、スプレッド類、甘味コーティング、砂糖衣またはシロップ、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項203に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項205】
前記食用ではない製品が、栄養製品および栄養補助食品、医薬、市販薬、口腔ケア製品および化粧品からなる群から選択される、請求項203に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項206】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項56に記載の構造式(I)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項207】
少なくとも約0.0001ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項208】
約0.0001ppm〜約10ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項209】
約0.01ppm〜約100ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項210】
約10ppm〜約100,000ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項211】
1つ以上の甘味料をさらに含む、請求項201に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項212】
前記甘味料が、スクロース、フルクトース、グルコース、ガラクトース、マンノース、ラクトース、タガトース、マルトース、トウモロコシシロップ(ブドウ糖果糖液糖を含む)、D−トリプトファン、グリシン、エリスリトール、イソマルト、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルトデキストリン、マルチトール、イソマルト、水素添加グルコースシロップ(HGS)、水素添加デンプン加水分解物(HSH)、ステビオシド、レバウジオシドA、他の甘いステビア−ベースのグリコシド、カレレーム、他のグアニジンベースの甘味剤、サッカリン、アセスルファム−K、シクラメート、スクラロース、アリテーム、モグロシド、ネオテーム、アスパルテーム、他のアスパルテーム誘導体、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項211に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項213】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項58に記載の構造式(II)を有する化合物、または請求項97に記載の構造式(III)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項206に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項214】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項60に記載の構造式(IIa)を有する化合物、請求項73に記載の構造式(IIc)を有する化合物、請求項124に記載の構造式(IIIb)を有する化合物、または請求項133に記載の構造式(IIIb1)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項206に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項215】
前記医薬組成物が、請求項56に記載の構造式(I)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルと、医薬的に許容されるビヒクルとを含む、請求項202に記載の体内摂取可能な組成物。
【請求項216】
体内摂取可能な組成物またはその前駆体と、化学感覚受容体リガンドの改質剤とを接触させ、改質された体内摂取可能な組成物を形成する、体内摂取可能な組成物の甘味を高める方法。
【請求項217】
前記体内摂取可能な組成物が、食用組成物、医療用組成物、医薬組成物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
前記体内摂取可能な組成物が、飲食用製品、食用ではない製品、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項216に記載の方法。
【請求項219】
前記改質された体内摂取可能な組成物が、少なくとも約0.001ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項216に記載の方法。
【請求項220】
前記改質された体内摂取可能な組成物が、少なくとも約0.001ppm〜約100,000ppmの化学感覚受容体リガンドの改質剤を含む、請求項216に記載の方法。
【請求項221】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項56に記載の構造式(I)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項216に記載の方法。
【請求項222】
前記化学感覚受容体リガンドのエンハンサーが、請求項58に記載の構造式(II)を有する化合物、または請求項97に記載の構造式(III)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項216に記載の方法。
【請求項223】
前記化学感覚受容体リガンドのエンハンサーが、請求項60に記載の構造式(IIa)を有する化合物、請求項73に記載の構造式(IIc)を有する化合物、請求項128に記載の構造式(IIIb)を有する化合物、または請求項138に記載の構造式(IIIb1)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項216に記載の方法。
【請求項224】
化学感覚受容体の改質剤、化学感覚受容体リガンドの改質剤、およびその組み合わせからなる群から選択される、治療に有効な量の物質を、化学感覚受容体に関連する状態の治療が必要な対象に投与する過程を含み、前記物質が、前記化学感覚受容体の相互作用部位と相互作用する、化学感覚受容体に関連する状態を治療する方法。
【請求項225】
前記化学感覚受容体に関連する状態が、味覚である、請求項224に記載の方法。
【請求項226】
前記化学感覚受容体に関連する状態が、消化器系に関連する状態または代謝障害である、請求項224に記載の方法。
【請求項227】
前記化学感覚受容体に関連する状態が、機能性胃腸障害に関連する状態である、請求項224に記載の方法。
【請求項228】
前記化学感覚受容体に関連する状態が、T1Rを発現する細胞に関連する状態である、請求項224に記載の方法。
【請求項229】
前記化学感覚受容体に関連する状態が、T1Rを発現するホルモン産生細胞に関連する状態である、請求項224に記載の方法。
【請求項230】
前記物質が、化学感覚受容体リガンドの改質剤である、請求項224に記載の方法。
【請求項231】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項56に記載の構造式(I)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項230に記載の方法。
【請求項232】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項58に記載の構造式(II)を有する化合物、または請求項97に記載の構造式(III)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項230に記載の方法。
【請求項233】
前記化学感覚受容体リガンドの改質剤が、請求項60に記載の構造式(IIa)を有する化合物、請求項73に記載の構造式(IIc)を有する化合物、請求項128に記載の構造式(IIIb)を有する化合物、または請求項138に記載の構造式(IIIb1)を有する化合物、またはその互変異性体、塩、溶媒和物および/またはエステルである、請求項230に記載の方法。
【請求項234】
構造式(b)を有する化合物
【化464】

と、塩基とを反応させる過程を含む、構造式(a)を有する化合物
【化465】

を調製するプロセス。
ここで式中、
Dは、酸素または硫黄であり、
Aは、−NHまたは−ORであり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
26およびR27は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR31、−S(O)31、−NR3132、−CONR3132、−CO31、−SONR3132または−NR31SO32であるか、またはR26およびR27は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成し、
Arは、アリールまたは置換アリールであり、
は、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(Rであり、
は、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
hは、0、1または2であり、
31およびR32は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R31およびR32は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。
【請求項235】
前記塩基が、無機塩基である、請求項234に記載のプロセス。
【請求項236】
前記構造式(b)を有する化合物が、構造式(c)を有する化合物
【化466】

と、構造式(d)を有する化合物
【化467】

とを反応させることによって調製される、請求項234に記載のプロセス。
【請求項237】
Arが、フェニルまたは置換フェニルである、請求項234または236に記載のプロセス。
【請求項238】
構造式(f)を有する化合物
【化468】

と、塩基とを反応させる過程を含む、構造式(e)を有する化合物を調製するプロセス。
【化469】

ここで式中、
Aは、−NHまたは−ORであり、
17は、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキルまたは置換アリールアルキルであり、
35、R36、R37およびR38は、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ハロ、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキル、−CN、−NO、−OR41、−S(O)41、−NR4142、−CONR4142、−CO41、−SONR4142および−NR41SO42であるか、または、R35とR36、R36とR37、またはR37とR38は、これらが結合している原子とともに、シクロアルキル環、置換シクロアルキル環、ヘテロシクロアルキル環または置換ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(Rであり、
は、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであり、
41およびR42は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシル、置換アシル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルであるか、または、R41およびR42は、これらが結合している原子とともに、シクロヘテロアルキル環または置換シクロヘテロアルキル環を形成する。
【請求項239】
前記塩基が、無機塩基である、請求項238に記載のプロセス。
【請求項240】
塩基存在下、構造式(g)を有する化合物
【化470】

と、NHS(O)NHまたはCl−S(O)−NHとを反応させ、構造式(e)を有する化合物
【化471】

を直接得るか、または、請求項221の構造式(f)を有する化合物を得て、これをさらに塩基と反応させ、構造式(e)を有する化合物を得る過程を含む、構造式(e)を有する化合物を調製する方法。
【請求項241】
前記塩基が、有機塩基である、請求項240に記載のプロセス。

【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2010−531437(P2010−531437A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511278(P2010−511278)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/065650
【国際公開番号】WO2008/154221
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(500524187)セノミックス インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】