説明

化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封機械及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス

化粧品および関連製品の調合のための混合、加工(攪拌)、製品の密封のために機械である。機械は外部入力(12、13、14、15)によって起動し、キャビネット(G)から構成されており、操作パネル(2)及び(2')また注入ステーション(EN)が外部に設置されている。内部には代理人/ユーザーによって化粧品(P)やその関連製品を調合するための複数の装置(DP)また容器(F)を備えており、専門家の処方箋からカスタマイズされた組み合わせ内容(FP1)、もしくは機械(1)の担当薬剤師が先行でプログラミングした調合内容からカスタマイズされた構成で、化学成分もしくは自然成分を使い、化粧品(P)およびその関連製品の調合を行う。機械(1)は代理人/ユーザーの選択した化粧品もしくは関連製品の構成を記録するために、ソフトウェア(11)は印刷装置もしくは記録装置(17)に接続することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャンプー、クリーム、カラーリング剤、保湿クリーム、液体石鹸、制汗剤、オイルなどの化粧品および関連製品を、自然物質もしくは化学物質からカスタマイズした製品の混合、加工、密封を行う機械およびその調合プロセスである。成分ベースは液体であり、これにオイル、ビタミン、着色料、香料、エッセンスなどの組み合わせ物質が追加する。本機械は、単体もしくは中型キャビネットで構成されており、ユーザーに自身の化粧品をカスタマイズするという選択肢を提供する目的から、美容室、薬局、スーパー、病院、コンビニエンスストアなど様々な施設への設置を対象とする。本化粧品及び関連製品の混合機は、代理者/消費者が選択肢した液体ベースのボタンを押すことによって作動し、可能な混合の組み合わせは薬剤師または(処方箋などを通して)医師によって、システム上に先行でプログラミングされている。構成成分は横のボタンを押すことで機械のシステム上に追加される。本システムを使うことでコンピューター調整及び管理をすることが可能であり、担当薬剤士によって監視及び管理をされなくてはならない。代理者/消費者が選択終了後、選択終了ボタンを押すと、製品の攪拌を開始及び最終密封を行う。
【背景技術】
【0002】
一般的に知られているように、髪及び皮膚を対象にした化粧関連製品は市場に数多く出回っており、その一つ一つがが汚れおとしや水分補給、保護などといったユーザーへの利点を謳っている。
【0003】
しかしながら、製品に調合されているある種の物質に対し、多くの人々がアレルギー反応を持っており、シャンプーやクリームなどを例にとってみると、ひりひり感やかゆみにくわえ、浮腫や発疹を伴う炎症が最もよく発生する。
【0004】
これらの反応の最も一般的な原因物質のひとつとして、香料や保存剤またパラフェニレンジアミンなどがあげられ、鼻炎や喘息などのなんらかのアレルギーをもった人や老人もしくは子供などは特に皮膚の敏感性を持つことから、これらの成分が皮膚と接触するかまたはその物質のにおいをかぐだけでで、上記の反応を起こす。
【0005】
またこれらの製品の選択に関して重要な点として、各個人の様々な条件によってばらつきがあるという事実である。たとえば、ある種の香料やオイルとの接触した際、褐色の皮膚か、または白人か黄色人種の皮膚であるかによって異なった反応をおこすため、心地よいと感じたりそうでなかったりする。
【0006】
付け加えて考慮しなければならないのは、多くの人々が髪などを洗うときにフケ抑制などといったある種の成分を使う必要があるということである。しかしながら、多くの場合その種類のシャンプーには個人の好みのものが無く、2種類のシャンプーを使用することになり、香りが異なっているのに加えて、コストアップとなっている。
【0007】
よく知られているように、化粧関連製品は産業化されており巨大な混合機・容器注入・密封機による連続生産され、薬剤師によって検査されている。
【0008】
化粧関連製品は一般的に薬局で医師からの処方箋により薬剤師または薬局責任者に調合してもらうこともできるが、これらの製品は市場に出回っている産業化された化粧関連製品と比べてより割高となっている。
【発明の概要】
【0009】
市場改善の考えから、申請者は化粧関連製品の調合のための混合・加工・密封機械を開発し、ユーザー/消費者に髪の毛や皮膚の汚れおとしや保湿、保護などといった化粧品をカスタマイズするという選択肢を提供しており、ユーザー自身が自分に好みに合った最適な製品を開発することを可能とした。本発明は美容室、スーパー、薬局、商店、市場、病院、コンビニエンスストア、ホテル、フ゛ラント゛製品の販売促進の場などといった多くの場所に設置することができる。
【0010】
本機械は全自動であり、シャンプーやクリーム、保湿クリーム、カラーリング剤、制汗剤などといった一般的化粧品を調合することができる。操作パネルにあるキーボードまたはボタンを押すことで液体の成分ベースを選び、香料、オイル、エッセンス、着色料、ビタミンといった組み合わせ成分を操作パネルのその他のキーを押すことで成分ベースに追加することができる。すべての調合は自動化されており、その場にいるかもしくは電子手段に(後ほど記述)薬剤師によって監督される。
【0011】
組み合わせは、訓練を受けた薬剤師によって作成された構成内容を機械に先行プログラミングすることができ、複数あるキーやボタンのそれぞれがあらかじめ決まった構成内容に対応している。また機械のオプションとして、代理人/ユーザーは皮膚科医師や一般医師、その他の専門家によって書かれた処方箋にしたがってプログラミングもでき、完全にユーザーに合わせたカスタマイズされた製品を手に入れることを可能にしている。
【0012】
選択を終了したら、代理人/ユーザーが『開始』ボタンを押すことで、機械は選択された成分を選び取って、製品をまぜるための攪拌工程を行い、袋から約1リットルの容器までユーザーのニーズと機械の特徴に応じて容器密封を行う。
【0013】
本機械は、内部に複数の間仕切り部分を持っており、 1つもしくはそれ以上の少なくとも2リットルのシャンプーやコンディショナー、保湿クリームなどの成分ベースを保管をすることができる。小容量の間仕切り部分には、香料やビタミン、オイルなどの組み合わせ成分を保管できる。
【0014】
この成分ベースを保管する間仕切り部分は、移動盤のバルブに連結しており、またそれが投与バルブにつながっている。
【0015】
この投与バルブが、組み合わせ成分を供給するもうひとつの第2移動盤にもつながっている。
【0016】
このような形でユーザーは案内者(化粧品専門家もしくは担当薬剤師が好ましい)がついているかどうかにかかわらず、本機械にて操作キーボードから、好みにあった先行プログラミングされている製品もしくは医師の処方箋による製品という選択肢を選ぶことができる。
【0017】
選択された製品の構成を選び終わると機械の加工が開始される。操作パネルで選ばれたカスタマイズされたシャンプーを実際の例として説明すると以下のようである。
【0018】
a)機械は手動もしくは自動的に、希望するサイズの容器(袋、250ml、500ML、1Lもしくはその他の量。本特許では指定しない)を供給する。
b)キーボードから製品の種類を選ぶ。例)シャンプー。
c)希望する数量を選択する。
d)メイン移動盤がシャンプーの成分ベースの間仕切り部まで流出開口部を運び、そこから選択された量が流出する。
e)メイン移動盤から流出されるシャンプーの量は、シャンプーベースの入る容器につながる投与バルブによって管理されている。
f)組み合わせ成分(オイル、エッセンス、ビタミンなど)で、ベースと同様の手順が行われる。
g)第2移動盤は、選択された組み合わせ成分の間仕切り部分まで流出開口部を運び、機械によって設定されている特定の時間だけ開口部を開け放つ。
h)各組み合わせ成分の量は投与バルブによって管理され、すでにシャンプーベースが入っている容器に追加される。
i)容器がふたで閉められる。
j)ふたをされた容器は攪拌装置部まで進み、設定された時間攪拌が行われる。
k)最終製品の入った容器は密封され、ユーザー/消費者へと払いだされる。
【0019】
本機械における以下のような重要な構造上の特徴を持っている。
【0020】
−本機械の内部にある成分ベース(液体1)の間仕切り部分には、水を含む少なくとも4種類の異なった種類の保管している。これらの間仕切り部分には液体が終わりかけ交換時期が近いことを知らせるアラーム機能を備えている。
−成分ベースの容器はどのような材料でできたものでよいが、プラスチック製で液体が真空で密封できるような2リットルのタイプの、開口部が機械の流出口にバルブもしくは圧力で接続できるものが望ましい。
−水のガロンタイプの成分ベース容器は、装置作動に応じて液体を放出するため上下逆に設置しなければならない。
−成分ベース容器の液体の放出は電気バルブ、プログラム管理、PLCもしくはその他方法によって行われる。
−成分ベースへの混合物の追加は、混合物のボタンを押すことで選択され、そのボタンには点字表示があるのが望ましい。
−パイプのクリーニングの仕組み:新規の調合のために、圧力及びスチームによるパイプのクリーニング機能を備えている。クリーニング機能の作動は加工の終了後直ちに自動的に行われる。
−混合の作動や機械の作業段階、また数量や混合タイプなどの選択肢は、液晶表示装置(LCD)もしくはその類似のものによって表示される。
−注入ユニットは、混合の組み合わせをプログラミングし、ミリリットル単位で選択された容量を注入を行う知能システムによって成り立っている。混合物注入作業終了時には、液晶画面に『作業を終了しますか?』と表示され、『はい』もしくは『いいえ』の回答にしたがって次工程へ進む。例)攪拌及び容器密封。
−容器密封:ノズルは伸縮自在であり、密封時には容器外へ引っ込む様に設計されており、機械が作業終了したときも内部に引っ込み、外部から汚れが付着しないようになっている。
−容器はプラスチック製の真空用のもので、抽出口にあわせ液体で膨らませることができ、汚れないようになっているものが望ましい。
−攪拌もしくは混合ユニットはドア(透明)閉めの自動システムを備えており、加工作動中は隔離されている。
−代理人/ユーザーが要求した場合には混合物のない、液体ベースのみを密封することができる。
【0021】
上記に述べられてきたように、本機械の重要なイノベーションは、無駄なく材料の有効活用し、各ユーザーの好みに合わせ理想的な量のカスタマイズされた製品の製造の生産を実現可能にしたことにある。
【0022】
また本機械のその他の利点としては、実用的な形ですばやく様々な製品を生産できるという多機能性のほかに、スーパーや薬局、病院やコンビニエンススト、ホテルなどでの製品の製造を可能とする設置が容易にできることにある。
【0023】
また本機械は完全に自動化されたものであり、キーやボタン、音声案内や点字など様々な操作方法によって、代理人/ユーザーとのコミュニケーションをもつことを可能にしている。
【0024】
本機械の知的システムに関連した利点としては、本機が化粧品及び関連製品の生産に関して、印刷または記録を残す装置を備えていることにある。この装置は温感印刷またはそれ相当のものによって印刷することができ、またその他のオプションとして、ユーザーが選んだ成分をミニディスクに記録することができ、ユーザーが本機械を再度使用する際、印刷された調合内容またはミニディスクを挿入するだけで簡単に製造できるようになっている。
【0025】
本発明の特徴をさらに理解し、それの最適な実用化するために、図面一式を添付し本記述を追記する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は混合機の全容および操作パネルのひとつを拡大したものである。
【図2】図2はカスタマイズ製品の調合のための装置及び内部の仕組みを表したものである。
【図3】図3は本機械及び関連装置を作動させるための知的プログラム(ソフトウェア)のブロック示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図で表したように、本発明は『化粧関連製品の調合のための混合、加工、密封機械及びその化粧関連材料の調合プロセス』であり、さらに詳細に言うならば、皮膚科医師や専門家の処方箋からまたは条件を満たしたアシスタントの案内によりユーザー/消費者自身が選択したカスタマイズされた構成内容(FP1)、もしくは機械(1)の担当薬剤師が先行でプログラミングした構成内容(R)からカスタマイズされた構成内容(FP2)を、化学成分もしくは自然成分を使い化粧品(P)およびその関連製品の調合を行う機械である。(FP1)および(FP2)のどちらも皮膚や髪の扱った製品向けである。機械(1)はユーザー自身が訓練を受けたアシスタントの手助けの有無にかかわらず、完全に自分の好みに合わせたカスタマイズされた製品を生産することを可能にしている。
【0028】
本機械(1)のオプション的構造では、少なくとも1つの操作パネル(2)または(2')もしくはその両方をキャビネット(G)で覆い、キャビネット(G)の内部の装置(DP)を管理し操作する2つの類似したキーボード(2a)と(2b)もしくは(2a')と(2b')またその両方も装備し、そのキー数は、2リットル以上の容量のシャンプーやリンス、保湿クリームなどを調合に使用する成分ベース(SB)の容器(4)を入れるメイン間仕切り部(3)の数量によって決まる。間仕切り部(3)は電気バルブ、プログラム管理、PLCもしくはその他の方法で電気的にその作動を管理されている。
キャビネット(G)の内部には小さい容量の間仕切り部、組み合わせ成分間仕切り部(5)があるが、ここは香料、ビタミン、オイルなどの組み合わせ成分(SC)の容器(6)を入れる場所である。
【0029】
成分ベース(SB)の入っているメイン間仕切り部(3)は、パイプ(T1)及び流出開口部(7a)を通してメイン移動盤(7)と連結している。そしてこのメイン移動盤(7)は、完成品(P)の入る容器(F)の密封ステーションの投与バルブ(8)の入り口(8a)と連結している。
【0030】
この投与バルブ(8)は、混合のプログラムと選ばれた容器の容量にしたがってパイプ(T2)とそのバルブの入り口(8b)につながっている流出開口部(9a)から組み合わせ成分(SC)を受け取る第2移動盤をも管理している、知的システムによって管理されている。またこの投与バルブ(8)には伸縮性のノズル(8c)が備えており、これは密封時には引っ込み、周りからの汚れがつかないように設計されている。
【0031】
間仕切り部(3)及び(5)にはアラームが装着されており(図2を参照)(4)もしくは(5)の詰め替えボトルの液体が交換の必要があるときには知らせる。
【0032】
また本機械は内部もしくは外部に混合ステーション(ER)、ふた閉めステーション(ET)及び密封ステーション(EL)を備えている。
【0033】
また本機械(1)は内部もしくは外部に様々な容器(F)を保管する容器ステーション(EA)を装備することができ、100mlから1リットルまでのユーザー/消費者が選択した容量で完成品(P)の調合及び密封を行う。(本特許では例としてあげている容量のみと指定していない。)
【0034】
本発明品の機械(1)によって化粧品(P)およびその関連製品の製造の生産プロセスは、ソフト(11)によって自動化されており、それは以下のように定義される。
【0035】
a) 機械(1)の注入ステーション(EN)では手動もしくは自動的に、選択肢の中から希望する容量を容器(F)に注入する。
b)操作パネル(2)のパネル(2a)のボタン(A)から成分ベース(SB)を選択し、キー(B)から容器(F)に注入される容量を選択する。
c)キー(C)を押しパネル(2a)の操作を終了する。
d)操作パネル(2)のパネル(2b)のキー(D)から、成分ベース(SB)に追加される組み合わせ成分(SC)の種類を選ぶ。
e)パネル(2b)のキー(E)から、成分ベース(SB)に追加される組み合わせ成分(SC)の量を選ぶ。
キー(F)を押し選択プロセスを終了すると、自動的に機械の調合プロセスが開始される。
f) メイン移動盤(7)はパネル(2a)で選択された成分ベース(SB)の間仕切り部分まで流出開口部(7a)を運ぶ。
g)成分ベース(SB)の量は、メイン移動盤(7)の投与バルブ(8)によって管理されており、注入ステーション(EN)の容器(F)へ注入される。
h)第2移動盤(9)はメイン移動盤(7)と同じ手順をたどり、流出開口部(9a)を選択された組み合わせ成分(SC)まで運び、パイプ(T2)によって投与バルブ(8)まで放出し、注入ステーション(EN)の容器(F)に注入する。
i)成分ベース(SB)及び組み合わせ成分(SC)が入った容器は混合ステーション(ER)まで運ばれる。
j)ふた閉めステーション(ET)にて容器のふた閉め行われる。
k)最後に容器は密封ステーション(EL)にて密封され、ユーザー/消費者に払い出される。
【0036】
オプションとして、操作パネル(2')に担当薬剤師によって前もってプログラミングされた調合内容を備えることができる。このパネル(2')は間仕切り部(3)の数に対応したキー(A')を持つパネル(2a')と担当薬剤師によって前もってプログラミングされた調合内容(R)のタイプを選ぶキー(T)をもったパネル(2b')から構成されており、ユーザー/消費者が選択を始める前に選べるようになっている。
【0037】
このパネル(2')により、すでにプログラミングされている調合内容から、ユーザー/消費者は希望する成分ベース(SB)をキー(A')から、またその成分ベース(SB)に追加したいビタミン、フケ抑え、エッセンスなどの組み合わせ成分(SC)をキー(D')から選ぶことができる。選択後、開始キー(IN)を押すことで、以下のような完成品の調合プロセスを開始する。
【0038】
a1)機械(1)の注入ステーション(EN)に手動もしくは自動的に、選択された容量の容器(F)の供給がされる。
b2)操作パネル(2')のサブパネル(2a')のキー(A')を押し、容器(F)に入れられる成分ベース(SB)の種類を選ぶ。
c1)希望する成分ベース(SB)に加えられる組み合わせ成分(SC)を、すでに先行プログラムざれている調合内容(R)のサブパネル(2b')のキー(D')から選ぶ。
d1)選択を終了するキー(IN)を押すことで、機械の調合で前述した工程G及びMが自動的に開始される。
【0039】
本機械は前述してきたように、代理者/ユーザーにより選ばれた混合成分の量と組み合わせを調合するために、段階ごとに作業を行うよう特別に開発された自動化されたプログラム、つまり「ソフトウェア(11)」(図3)によって管理されている。
【0040】
このソフトウェア(11)は以下のような条件での作動を設定されている。
【0041】
−プログラムの開始をするためには、機械を起動する担当者によりカードもしくは類似した起動のための装置(12)を挿入する必要がある。消費者情報を入力するキーボード(13)に起動する仕組みを追加するならば、上記の起動装置は選択的に切ることができる。(本機は製品カスタマイズするためのものであり、ユーザーがカスタマイズされた成分構成を保管するのは重要である。)
−「ソフトウェア」は身長の低い顧客や車椅子に対応するため本機械は「ボイス操作(14)」でも起動することができる。
−視覚障害者のために、このボイス操作をキーボードや点字表示(15)と連動されることも可能である。
−本機械(1)の起動は、(12)(13)(14)(15)もしくはその他の適した方法のどの方法でもでき、代理者/ユーザーは機械(1)の自動稼動する内部装置をスタートすることができる。
−作動終了後、代理人/ユーザーの選択した化粧品もしくは関連製品の構成を記録するために、ソフトウェア(11)は印刷装置もしくは記録装置(17)に接続することができる。この印刷装置(16)は、構成内容の特徴を印刷できるほか、バーコード(18)として印刷、また記録装置(17)を使ってミニCD(19)に構成内容をし、顧客が次回再度機械を使う場合、印刷された構成を入力するか、バーコードの読み取りもしくはミニCDを挿入することで簡単に同製品を調合することができる。
【0042】
本発明品が実用化された場合、構想や形式などの詳細に変更点が導入されることありえるものの、それらは本請求範囲に明文化された主な基礎からかけ離れたものではなく、また用いられた用語は本発明の記述するためであり、その範囲を制限するものではないと理解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセスであって、混合、加工(攪拌)、製品の密封のために機械であり、機械(1)が外部の(12)(13)(14)(15)もしくはその他の方法によって起動し、知的プログラムもしくは「ソフトウェア(11)」によって電気的に操作され、キャビネット(G)から構成されており、操作パネル(2)及び(2')また注入ステーション(EN)が外部に設置されており、内部には代理人/ユーザーによって化粧品(P)やその関連製品を調合するための複数の装置また完成品容器(F)を備えており、専門家の処方箋からカスタマイズされた組み合わせ内容(FP1)、もしくは機械(1)の担当薬剤師が先行でプログラミングした調合内容(R)からカスタマイズされた構成(FP2)で、化学成分もしくは自然成分を使い、化粧品(P)およびその関連製品の調合を行うものであり、機械(1)が作動終了時には作動終了後、代理人/ユーザーの選択した化粧品もしくは関連製品の構成を記録するために、ソフトウェア(11)は印刷装置もしくは記録装置(17)に接続することができるものであり、印刷装置(16)により、構成の特徴を印刷できるほか、バーコード(18)として印刷、また記録装置(17)を使ってミニCD(19)に構成内容を記録することができるものであることを特徴とする、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス。
【請求項2】
請求項1に記載された、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセスであって、機械(1)のキャビネット(G)に少なくとも1つの操作パネル(2)および内部の装置(DP)を操作する2つの類似したキーボード(2a)と(2b)を備え、シャンプー、保湿クリーム、クリームなどの成分ベースの2リットル以上のベース容器(4)を保管できる複数の間仕切り部(3)を内部に備えるものであり、小容量の間仕切り部分には、香料やビタミン、オイルなどの組み合わせ材料を保管するものであり、成分ベース(SB)の入っているメイン間仕切り部(3)は、パイプ(T1)及び放出開口部(7a)でメイン移動盤(7)と連結しているものであり、そしてこのメイン移動盤(7)は、容器(F)の注入ステーション(EN)の投与バルブ(8)の入り口(8a)と連結されているものであり、この投与バルブ(8)は、もうひとつの入り口(8b)を通して、流出開口部(9a)から組み合わせ成分(SC)を受け取る第2移動盤と連結しているものであり、また本機械は内部もしくは外部に混合ステーション(ER)、ふた閉めステーション(ET)及び密封ステーション(EL)を備えているものであり、また本機械(1)は内部もしくは外部に様々な容器(F)を保管する容器ステーション(EA)を装備することができ、100mlから1リットルまでのユーザー/消費者が選択した容量で完成品(P)の調合及び密封を行うものである、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス。
【請求項3】
請求項1または2に記載された、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセスであって、混合の組み合わせをプログラミングしミリリットル単位で選択された容量を注入を行う知能システムによって管理される投与バルブによって特徴づけられる、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス。
【請求項4】
請求項1または2に記載された、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセスであって、アラームが装着されており容器(4)または(5)の液体が交換の必要があるときには知らせるアラームを備えた間仕切り部(3)及び(5)によって特徴づけられる、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れかに記載された、化粧品および関連製品の調合プロセスであって、医師もしくは専門家の処方箋の構成(FP1)から化粧品(P)もしくはその関連製品を機械(1)によって調合する以下のプロセス、
a)機械(1)の注入ステーション(EM)では手動もしくは自動的に、選択肢の中から希望する容量を容器(F)に注入すること、
b)操作 パネル(2)のパネル(2a)のボタン(A)から成分ベース(SB)を選択し、キー(B)から容器(F)に注入される容量を選択すること、
c)キー(C)を押しパネル(2a)の操作を終了すること、
d)操作パネル(2)のパネル(2b)のキー(D)から、成分ベース(SB)に追加される組み合わせ成分(SC)の種類を選ぶこと、
e)パネル(2b)のキー(E)を押し、成分ベース(SB)に追加される組み合わせ成分(SC)の量を選ぶこと、
f)キー(F)を押し選択プロセスを終了すると、自動的に機械の調合プロセスが開始されること、
g)メイン移動盤(7)はパネル(2a)で選択された成分ベース(SB)の間仕切り部分まで流出開口部(7a)を運ぶこと、
i)成分ベース(SB)の量はメイン移動盤(7)の投与バルブ(8)によって管理されており、注入ステーション(EN)の容器(F)へ注入されること、
j)第2移動盤(9)はメイン移動盤(7)と同じ手順をたどり、流出開口部(9a)を選択された組み合わせ成分(SC)まで運び、密封ステーションの容器(F)に注入すること、
k)成分ベース(SB)及び組み合わせ成分(SC)が入った容器は混合ステーション(ER)まで運ばれること、
l)ふた閉めステーション(ET)にて容器のふた閉め行われること、
m)最後に容器は密封ステーション(EL)にて密封され、ユーザー/消費者に払い出されること、
に特徴付づけられるものである、化粧品および関連製品の調合プロセス。
【請求項6】
請求項1に記載された、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセスであって、オプション的構造として、操作パネル(2')に担当薬剤師によって前もってプログラミングされた構成内容(FP2)を備えることができ、この操作パネル(2')は間仕切り部(3)の数/種類に対応したキー(A')を持つパネル(2a')と担当薬剤師によって前もってプログラミングされた調合内容(R)のタイプを選ぶキー(D)をもったサブパネル(2b')から構成されており、ユーザー/消費者が選択を始める前に選べるようになっていることを特徴とする、化粧品および関連製品の調合のための物質の混合、加工、密封の機械、及びその化粧品および関連製品のその調合プロセス。
【請求項7】
請求項1、2または4の何れかに記載された、化粧品および関連製品の調合プロセスであって、操作パネル(2')にあらかじめプログラムされた調合内容(R)を使った構成(FP2)から化粧品(P)もしくはその関連製品を機械(1)によって調合する以下のプロセス、
a1)機械(1)の注入ステーション(EM)に手動もしくは自動的に、選択された容量の容器(F)の供給がされること、
b2)操作パネル(2')のサブパネル(2a')のキー(A')を押し、容器(F)に入れられる成分ベース(SB)の種類を選ぶこと、
c1)希望する成分ベース(SB)加えられる組み合わせ成分(SC)を、すでに先行プログラムざれている調合内容(R)のサブパネル(2b')のキー(D')から選ぶこと、
d1)選択を終了するキー(IN)を押すことで、機械の調合で前述した工程G及びMが自動的に開始されること、
に特徴づけられるものである、化粧品および関連製品の調合プロセス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−515420(P2011−515420A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−501066(P2011−501066)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【国際出願番号】PCT/BR2009/000085
【国際公開番号】WO2009/117797
【国際公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(510258197)
【Fターム(参考)】