説明

化粧品容器

【課題】備前焼から発生する遠赤外線を初めとした未知の放射線の、様々な液体や生命体に対する良好な作用は従来から知られていたが、その作用を化粧品に活用する方法としては、容器としての備前焼に液体を封入・保存する方法でしか活用され得なかった。
しかしながら、以上の技術によれば、大量かつ規格的に備前焼容器を製造することは甚だ困難であり、また、携帯性・耐衝撃性を鑑みても実用的ではない。
【解決手段】プラスチック等の合成樹脂あるいは金属で作られた容器本体1内に、焼き締めた備前焼片を配置する。例えばこの備前焼片は、球状に焼き締められた備前焼片2である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、化粧水等化粧品の封入・保存・携帯等に用いる容器の工夫に関する。
【背景技術】
【0002】
備前焼から発生する遠赤外線を初めとした未知の放射線の、様々な液体や生命体に対する良好な作用は従来から知られていたが、その作用を化粧品に活用する方法としては、図2に示すように、容器としての備前焼に液体を封入・保存する方法でしか活用され得なかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、大量かつ規格的に容器としての備前焼を製造することは甚だ困難であり、また、携帯性・耐衝撃性を鑑みても実用的ではない。
そこで、この発明は、実用的に備前焼の作用を活用した化粧水等用化粧品容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、プラスチック等の合成樹脂あるいは金属で作られた容器内に、焼き締めた備前焼片を配置したことを特徴とする化粧品容器である。また、第二発明は、プラスチック等の合成樹脂あるいは金属で作られた容器内に、焼き締めた備前焼片を配置し、この備前焼片は球状に焼き締めたことを特徴とする化粧品容器である。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、または第二発明によれば、プラスチック等の合成樹脂あるいは金属で作られた容器内に焼き締めた備前焼片を配置したことにより、大量かつ規格的に製造することが可能になり、携帯性・耐衝撃性にも優れた化粧品容器となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
容器の本体1はプラスチックで作られたものであり、この本体1の中の内容物(化粧水等)中に、球状に焼き締めた備前焼片2が沈められている。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、本体1は大量かつ規格的に製造でき、内容物の定量性を確保できるとともに、携帯性・耐衝撃性も確保できる。内容物と、球状に焼き締めた備前焼片2とは常に接しているため、備前焼の、内容物に対する良好な作用も確保できる。容器を振ることにより内容物を攪拌する効果も得られる。
【0008】
「他の実施形態」
図1の実施形態では、配置する備前焼は球状に焼き締めたものであるが、他の実施形態では、他の形(立方体あるいは不定形)に焼き締めたものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0010】
1 化粧品容器本体 2 焼き締めた備前焼片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器内に、焼き締めた備前焼片を配置したことを特徴とする化粧品容器。
【請求項2】
前記焼き締めた備前焼片は、球状に焼き締めたことを特徴とする請求項1記載の化粧品容器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−119213(P2009−119213A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−320181(P2007−320181)
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【出願人】(507405588)