説明

化粧品組成物

【課題】タンパク質の保存安定性に優れ、一定期間保管しても、タンパク質の活性の低下が少ない化粧品組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(A)、タンパク質(a)及び水を含有する化粧品組成物。好ましくはさらに化合物(B)を含有する化粧品組成物である。
【化1】


[式中、Xはイミノ基、酸素原子、又は硫黄原子を表す。]

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚は角質層によって保護されている。この角質層は角質細胞からなり、角質細胞間は脂質によって満たされ、細胞同志の接着には蛋白質が関与している。
通常、皮膚の角質細胞は、表皮のターンオーバーに従い、古いものから順次、垢として剥がれ落ちる。この現象は落屑と呼ばれるが、老化や乾燥などによって遅延した場合、本来剥がれ落ちる古い角質細胞が皮表に堆積して肌の透明感がなくなり、くすみ・シミや肌荒れなどのトラブルが生じる。
【0003】
皮膚に常在するある種のタンパク質(酵素)が接着蛋白質・デスモソームを分解することによって落屑が起こっていることに着目して、これらタンパク質(酵素)の作用を促進する成分として、アルテア、ユキノシタならびにアプリコットエキスなどの植物エキスが利用されている。しかしながら、これら常在酵素の産生量が、紫外線、化学物質、乾燥等の外的要因や生理的加齢等の内的要因を受けて、また個人差や部位差によって極めて少ないかまたは存在しない場合では、効果が得られない。
そのため、この問題を解決するには、植物や微生物由来の酵素を化粧品に加えて、直接落屑を促進することが合理的と考えられている。
【0004】
タンパク質(酵素)は、作用がマイルドであり、肌に負担をかけることなく余分な角質細胞を取り除くことができるメリットを持ちながら、現在化粧品への利用範囲は極めて狭く、粉末状の洗顔料など無水系の商品に限定されている。
これは、タンパク質が化粧品中では各種の薬品、pH、温度などに対し極めて不安定であるので、そのまま化粧品に配合すると失活が早く、貯蔵中に、または製造中に失活し、化粧品使用時にその効果を期待することが難しいからである。
【0005】
この問題を解決するために、例えば、不溶性担体に共有結合により固定化されたセリンプロテアーゼ及びこれを配合した化粧料(特許文献1)、発酵ウコン及び多価アルコールを配合する皮膚化粧料(特許文献2)、L−オルニチン及び/又はその塩類を含有する角質剥離促進剤(特許文献3)等が提案されている。
【0006】
しかしながら、従来提案されている化粧品組成物は、やはり保管中に酵素の活性が低下するため、一定期間保管後に性能が低下する問題が依然として残っており、十分満足できるレベルではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平8−038175号公報
【特許文献2】特開2002−153269号公報
【特許文献3】特開2007−161589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、タンパク質の保存安定性に優れ、一定期間保管しても、タンパク質の活性の低下が少ない化粧品組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記の目的を達成するべく検討を行った結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の化粧品組成物は、下記一般式(1)で表される化合物及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(A)、タンパク質(a)及び水を含有することを要旨とする。
【化1】

[式中、Xはイミノ基、酸素原子又は硫黄原子を表す。]
【発明の効果】
【0010】
本発明の化粧品組成物は、一定期間保管しても、タンパク質の活性の低下を抑えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の化粧品組成物は、下記一般式(1)で表される化合物及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(A)、タンパク質(a)及び水を含有する化粧品組成物である。
【0012】
【化2】

【0013】
[式(1)中、Xはイミノ基、酸素原子又は硫黄原子を表す。]
【0014】
タンパク質を液体中で保存すると、凝集や加水分解等を起こし活性が著しく低下するという問題点があるが、本発明では、特定の化学構造を有する上記の化合物(A)を化粧品組成物に含有させることにより解決できる。
【0015】
一般式(1)で表される化合物として、具体的にはグアニジン、尿素及びチオ尿素が挙げられる。
【0016】
一般式(1)で表される化合物の塩としては、グアニジンの塩が挙げられる。
塩としては塩酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩及びリン酸塩等が挙げられる。
【0017】
化合物(A)としては、タンパク質の活性の持続性の観点で、グアニジンの塩及び尿素が好ましく、さらに好ましくはグアニジンの塩、次にさらに好ましくはグアニジン塩酸塩である。
【0018】
本発明の化粧品組成物中に含まれる化合物(A)の含有量(重量%)は、タンパク質の活性の持続性の観点から化粧品組成物の重量に対し0.01〜30が好ましく、さらに好ましくは0.02〜10、次にさらに好ましくは0.03〜5、特に好ましくは0.05〜3である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる化合物(A)の含有量は、タンパク質の活性の持続性の観点から、タンパク質(a)の重量に対し、1〜1000重量%となるように含有することが好ましく、さらに好ましくは5〜500重量%となるように含有することであり、次にさらに好ましくは10〜300重量%となるように含有することである。
【0019】
本発明の化粧品組成物は、さらに下記一般式(2)で表される化合物(B)を含有することができる。タンパク質の活性の持続性の観点から、(B)を含有することが好ましい。
【0020】
【化3】

【0021】
一般式(2)中、Qはアルキル基を表し、アルキル基中の水素原子の一部が水素原子以外の基に置換されていてもよい。
【0022】
Qのアルキル基としては炭素数1〜22のアルキル基が挙げられ、具体的にメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、セチル基、ステアリル基及びベヘニル基等が挙げられる。これらのアルキル基中の水素原子の一部が水素原子以外の基に置換されてもよい。
水素原子以外の置換基としては、アミノ基、カルボキシル基、アミド基、エステル基、イミノ基及び水酸基等が挙げられる。置換基の数は1〜3が好ましく、さらに好ましくは2〜3である。例えばブチル基末端の水素原子2つが1つのアミノ基と1つのカルボキシル基で置換された場合は(B)はアルギニンを表す。
【0023】
化合物(B)としては、アルギニン又はその塩(B−1)、アルギニン誘導体又はその塩(B−2)及びグアニジン誘導体又はその塩(B−3)が挙げられる。
【0024】
(B−1)として、アルギニン、アルギニンの無機酸塩(塩酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、硫酸塩及びケイ酸塩等)及びアルギニンの有機酸塩(ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、トリメリット酸塩及びピロメリット酸塩等)が挙げられる。
【0025】
(B−2)において、アルギニン誘導体は下記一般式(3)で表されるアルギニンのα−アミノ基若しくはα−カルボキシル基又はこれらの両方の基が置換された誘導体である。
α−アミノ基の置換は、下記一般式(4)で表されるN−アルキルカルボニル−アミド基又は一般式(5)で表されるイミノ基への置換であり、α−カルボキシル基の置換は下記一般式(6)で表されるエステル基又は下記一般式(7)で表されるN−アルキルアミド基への置換である。
【0026】
【化4】

【0027】
一般式(3)中、Yはアミノ基、下記一般式(4)で表されるN−アルキルカルボニル−アミド基(Y−1)又は一般式(5)で表されるイミノ基(Y−2)を表す。Zは、カルボキシル基、下記一般式(6)で表されるエステル基(Z−1)又は一般式(7)で表されるN−アルキルアミド基(Z−2)を表す。
【0028】
(B−2)は、α−アミノ基又はα−カルボキシル基の少なくともいずれか一方が置換されている。すなわち、Yがアミノ基の場合、Zは(Z−1)又は(Z−2)であり、Zがカルボキシル基の場合は、Yは(Y−1)又は(Y−2)である。
【0029】
【化5】

【0030】
一般式(4)中、R1は、水素原子又は炭素数1〜36の1価の炭化水素基を表し、この炭化水素基はその水素原子の一部が水素原子以外の他の官能基に置換されていてもよい。
【0031】
(Y−1)におけるR1の炭化水素基としては、炭素数1〜36の1価の炭化水素基であり、直鎖又は分岐の脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基及び芳香族炭化水素基が含まれる。
直鎖の脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ラウリル基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基及びベヘニル基等が挙げられる。
分岐の脂肪族炭化水素基としては、イソプロピル基及びt−ブチル基等が挙げられる。
脂環式炭化水素基としては、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基及びシクロヘキシルメチル基等が挙げられる。
芳香族炭化水素基としては、フェニル基、メチルフェニル基、ベンジル基、フェニルエチル基及びメチルベンジル基等が挙げられる。
これらの炭化水素基のうち、タンパク質の活性の持続性の観点から、直鎖の脂肪族炭化水素基が好ましく、さらに好ましくはメチル基及びエチル基、最も好ましくはメチル基である。
水素原子以外の置換基としては、アミノ基、カルボキシル基、アミド基、エステル基、イミノ基及び水酸基等が挙げられる。
【0032】
(Y−1)として具体的には、ホルムアミド基、アセチルアミド基、プロピオン酸アミド基、ブチル酸アミド基、ヘキシル酸アミド基、シクロヘキシル酸アミド基、オクチル酸アミド基及びベンゾイルアミド基等が挙げられる。
【0033】
【化6】

【0034】
一般式(5)中、R2とR3はそれぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜36の炭化水素基を表し、これらの炭化水素基はその水素原子の一部が水素原子以外の他の官能基に置換されていてもよい。
【0035】
(Y−2)において、R2とR3は、R1と同様の炭化水素基が含まれ、これらの炭化水素基はR1と同様に、その一部が他の官能基に置換されていてもよい。
【0036】
(Y−2)としては、メチルイミノ基等が挙げられる。
【0037】
【化7】

【0038】
一般式(6)中、R4は、炭素数1〜36の炭化水素基を表す、又は多価アルコール若しくは糖から1つの水酸基を除いた残基を表す。
この炭化水素基はその水素原子一部が他の官能基、例えば、水酸基、メトキシル基、エトキシル基、ニトロ基及びヒドロキシフェニル基からなる群より選ばれる官能基で置換されていてもよい。
【0039】
4が炭素数1〜36の炭化水素基の場合、その炭化水素基は、前記R1と同様の炭化水素基が含まれる。
4が炭素数1〜36の炭化水素基の場合、これらの炭化水素基のうち、タンパク質の活性の持続性の観点から、直鎖の脂肪族炭化水素基が好ましく、さらに好ましくはメチル基及びエチル基、最も好ましくはエチル基である。
【0040】
多価アルコールとしては、2価〜3価のアルコールが含まれ、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール及びグリセリン等が挙げられる。
糖としては、グルコース、スクロース、ソルビトール、マンニトール及びトレハロース等が挙げられる。
【0041】
【化8】

【0042】
一般式(7)中、R5は、水素原子又は炭素数1〜36の炭化水素基を表し、この炭化水素基はその水素原子の一部が水素原子以外の他の官能基に置換されていてもよい。
【0043】
(Z−2)において、R5が炭素数1〜36の炭化水素基の場合、その炭化水素基としては、前記R1と同様の炭化水素基が含まれ、これらの炭化水素基はR1と同様に、その一部が他の官能基に置換されていてもよい。
5が炭素数1〜36の炭化水素基の場合、これらの炭化水素基のうち、タンパク質の活性の持続性の観点から、直鎖の脂肪族炭化水素基が好ましく、さらに好ましくはメチル基及びエチル基、最も好ましくはメチル基である。
【0044】
(B−2)がアルギニン誘導体の塩の場合、無機酸塩(塩酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、硫酸塩及びケイ酸塩等)及び有機酸塩(ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、トリメリット酸塩及びピロメリット酸塩等)が挙げられる。
【0045】
(B−2)の化合物として具体的に、N−アセチルアルギニンエチルエステル塩酸塩が挙げられる。
【0046】
本発明の化粧品組成物中に含まれる化合物(B)の含有量(重量%)は、活性の持続性の観点から化粧品組成物の重量に対し0.01〜30が好ましく、さらに好ましくは0.03〜10、次にさらに好ましくは0.05〜5である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる化合物(B)の含有量は、活性の持続性の観点から、タンパク質(a)の重量に対し、1〜1000重量%であることが好ましく、さらに好ましくは5〜500重量%、次にさらに好ましくは10〜300重量%である。
【0047】
本発明の化粧品組成物は化合物(A)のみを含有すればよいが、タンパク質の活性の持続性の観点から、化合物(A)及び化合物(B)を含有することが好ましい。
【0048】
(A)及び(B)を含有する場合、(A)と(B)との重量比((A)の重量/(B)の重量)は0.1〜9が好ましく、さらに好ましくは0.2〜8であり、特に好ましくは0.5〜5である。
【0049】
本発明における必須成分であるタンパク質(a)としては、酵素(a−1)及び増殖因子(a−2)が挙げられる。
【0050】
酵素(a−1)としては、プロテアーゼ(a−1−1)、アミラーゼ(a−1−2)、リパーゼ(a−1−3)及びセルラーゼ(a−1−4)等が挙げられる。
【0051】
プロテアーゼ(a−1−1)としては、動物、植物又は微生物起源のものが含まれ、入手しやすさの観点から、微生物起源のものが好ましい。化学的に、又は遺伝子的に修飾された変異体も含まれる。プロテアーゼのうち、効果の持続性の観点から、セリンプロテアーゼが好ましく、具体的に、サブチリシン、特にバシラス菌(Bacillus)由来のもの、例えばサブチリシン Novo、サブチリシン Carlsberg、サブチリシン 309、サブチリシン 147及びサブチリシン 168及び、トリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源のもの)及びフザリウム(Fusarium)プロテアーゼ、パパインが挙げられる。
【0052】
市販のプロテアーゼとしては、ノボザイムス社のAlcalaseTM、SavinaseTM、PrimaseTM、DurazymTM及びEsperaseTM並びにジェネンコア社のPurafectTM及びPurafect OXPTM等が挙げられる。
【0053】
アミラーゼ(a−1−2)としては、細菌又は真菌起源のものが含まれる。化学的に、又は遺伝子的に修飾された変異体も含まれる。アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書に詳細に記載されているB.リヘニフォルミス(B. licheniformis)の特殊株から得られるα−アミラーゼが挙げられる。
市販のアミラーゼとしては、ノボザイムス社の DuramylTM、TermamylTM、FungamylTM及びBANTM並びにGist−Brocades社のRapidaseTM及びMaxamyl PTMが挙げられる。
【0054】
リパーゼ(a−1−3)としては、細菌又は真菌起源のものが含まれる。化学的に、又は遺伝子的に修飾された変異体も含まれる。リパーゼの例としては、フミコーラ・ランギノーザ(Humicola lanuginosa)リパーゼ(欧州特許第258 068号明細書及び欧州特許第305 216号明細書)、リゾムーコル・ミーヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ及びカンジダ(Candida)リパーゼ(欧州特許第238 023号明細書)、C.アンタークティカ(C. ntarctica)リパーゼA及びB、シュードモナス(Pseudomonas)リパーゼ(欧州特許第214 761号明細書)、P.シュードアルカリゲネス(P. pseudoalcaligenes)及びP.アルカリゲネス(P.alcaligenes)リパーゼ(欧州特許第218 272号明細書)、P.セパシア(P.cepacia)リパーゼ(欧州特許第331 376号明細書)、P.スタッツェリ(P.stutzeri)リパーゼ、P.フルオレッセンス(P.fluorescens)リパーゼ及びバシラス(Bacillus)リパーゼ(英国特許第1,372,034号明細書)、B.サチリス(B.subtilis)リパーゼ(Dartois 他(1993), Biochemica et Biophysica Acta1131,253−260)、B.ステアロサーモフィラス(B.stearothermophilus)リパーゼ(特公昭64−744992号公報)並びにB.ピュミルス(B.pumilus)リパーゼ(国際公開第91/16422号)が挙げられる。
【0055】
市販のリパーゼとしては、ジェネンコア社の M1 LipaseTM、Luma fastTM及びLipomaxTM、ノボザイムス社のLipolaseTM及びLipolase UltraTM並びに天野エンザイム社のLipase P“Amano”TMが挙げられる。
【0056】
セルラーゼ(a−1−4)としては、細菌又は真菌起源のものが含まれる。化学的に、又は遺伝子的に修飾された変異体も含まれる。セルラーゼとしては、フミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)から生産される真菌セルラーゼとして米国特許第4,435,307号明細書に開示されているものが含まれる。
【0057】
市販のセルラーゼとしては、フミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)の株により生産されたノボザイムス社のCelluzymeTM及び花王社のKAC−500(B)TMが挙げられる。
【0058】
増殖因子(a−2)としては、骨形成因子(BMP)、上皮成長因子(EGF)、 線維芽細胞成長因子(FGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、肝細胞成長因子(HGF)及びトランスフォーミング成長因子(TGF)が挙げられる。
【0059】
上記のタンパク質(a)のうち、活性の観点で、酵素(a−1)が好ましく、特に好ましくはプロテアーゼ(a−1−1)である。
【0060】
本発明において、化粧品組成物に含まれるタンパク質(a)は、2種以上を含むことができる。2種以上を含む場合の組み合わせとしては、酵素2種以上、酵素と増殖因子をそれぞれ1種以上、又は増殖因子2種以上を含む組み合わせが挙げられる。
【0061】
本発明の化粧品組成物に含まれるタンパク質(a)の含有量は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し、0.01〜5重量%が好ましく、さらに好ましくは0.05〜3重量%、0.1〜2重量%である。
【0062】
本発明の必須成分である水は、特に限定するものではなく、水道水、イオン交換水、蒸留水及び逆浸透水等が挙げられる。
【0063】
本発明の化粧品組成物に含まれる水の含有量は、活性の持続性の観点から、化粧品組成物の重量に対し、20〜99.9重量%が好ましく、さらに好ましくは30〜90重量%、特に好ましくは40〜75重量%である。
【0064】
本発明の化粧品組成物の性状は、溶液、エマルジョン、ジェル、クリーム等、従来の化粧品の性状と同様であってよい。
【0065】
本発明の化粧品組成物には、活性を向上させるために、上記の化合物(A)、(B)、タンパク質(a)及び水以外に、粘度調整剤(b)、界面活性剤(c)、水混和性有機溶剤(d)、無機塩(e)、糖(f)、アルギニン以外のアミノ酸(g)、pH調整剤(h)、防腐剤(i)及び天然エキス(j)を含有することができる。
【0066】
粘度調整剤(b)として、化粧品に用いられている公知の物質を用いることができ、例えば、セチルメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
【0067】
界面活性剤(c)として、ノニオン性界面活性剤(c−1)、アニオン性界面活性剤(c−2)、カチオン性界面活性剤(c−3)及び両性界面活性剤(c−4)が挙げられる。
【0068】
ノニオン性界面活性剤(c−1)としては、脂肪族アルコール(炭素数8〜24)アルキレンオキサイド(炭素数2〜8)付加物(重合度=1〜100)[オレイルアルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物等]、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、重合度=1〜100)グリコール高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノステアリン酸ポリエチレングリコール(重合度=20)及びジステアリン酸ポリエチレングリコール(重合度=30)等]、多価(2価〜10価又はそれ以上)アルコール脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール及びモノラウリン酸ソルビタン等]、多価(2価〜10価又はそれ以上)アルコール高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル(ポリ)アルキレンオキサイド付加物(アルキレン基の炭素数2〜8,重合度=1〜100)[ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド(重合度=10)付加物及びメチルグルコースジオレエートエチレンオキサイド(重合度=50)付加物等]、脂肪酸N−ヒドロキシアルキルアミド[1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド及び1:1型ラウリン酸ジエタノールアミド等]、アルキル(炭素数1〜22)(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、重合度=1〜100)フェニルエーテル、アルキル(炭素数8〜24)(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、重合度=1〜100)−アミノアルキル(炭素数8〜24)−エーテル及びアルキル(炭素数8〜24)ジアルキル(炭素数1〜6)アミンオキシド[ラウリルジメチルアミンオキシド等]等が挙げられる。
【0069】
アニオン性界面活性剤(c−2)としては、炭素数8〜24のアルキルエーテルカルボン酸又はその塩及び炭素数8〜24のアルキル(ポリ)オキシエチレンエーテルカルボン酸又はその塩[(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム及び(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム等]、炭素数8〜24のアルキル硫酸エステル塩及び炭素数8〜24のアルキル(ポリ)オキシエチレン硫酸エステル塩[ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)硫酸ナトリウム及びラウリル(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)硫酸−トリエタノールアミン塩等]、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸スルホン酸ナトリウム、炭素数8〜24のアルキルフェニルスルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等]、炭素数8〜24のアルキルリン酸エステル塩及び炭素数8〜24のアルキル(ポリ)オキシエチレンリン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム及び(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム等]、脂肪酸塩[ラウリン酸ナトリウム及びラウリン酸トリエタノールアミン等]、アシル化アミノ酸塩[ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム及びラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等]が挙げられる。
【0070】
カチオン性界面活性剤(c−3)としては、第4級アンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム及びエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]及びアミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩及びオレイルアミン乳酸塩等]等が挙げられる。
【0071】
両性界面活性剤(c−4)としては、ベタイン型両性界面活性剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム等]、アミノ酸型両性界面活性剤[β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等]が挙げられる。
【0072】
界面活性剤(c)としては、1種又は2種以上が使用出来る。2種以上を使用する場合、その組み合わせとしては、例えばノニオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の組み合わせ等が挙げられる。
【0073】
水混和性有機溶剤(d)としては、水100gに対する溶解度が10g以上の溶剤であれば特に限定するものではないが、エタノール、イソプロピルアルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール及びソルビトール等が挙げられる。
【0074】
無機塩(e)として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、ホウ酸ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、ギ酸ナトリウム、硫酸マグネシウム及び硫酸アンモニウム等が挙げられる。
【0075】
糖(f)として、トレハロース、スクロース、デキストリン、シクロデキストリン、マルトース、フルクトース、ヒアルロン酸及びコンドロイチン硫酸等が挙げられる。
【0076】
アルギニン以外のアミノ酸(g)として、グリシン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン、ロイシン、リシン、ヒスチジン及びそれらの塩等が挙げられる。
【0077】
pH調整剤(h)としては、従来のpH調整剤が使用でき、例えば、ホウ酸バッファー、リン酸バッファー、酢酸バッファー、Trisバッファー、HEPESバッファー及びクエン酸等が挙げられる。
【0078】
防腐剤(i)としては、化粧品に用いられる公知のものを用いることができる。例えば、パラベン、フェノキシエタノール、ソルビン酸及びフェノール等が挙げられる。
【0079】
天然エキス(j)としては、化粧品に用いられている公知の物質を用いることができ、る。
【0080】
本発明の化粧品組成物中に含まれる粘度調整剤(b)の含有量(重量%)は、ハンドリングの観点から化粧品組成物の重量に対し0〜5が好ましく、さらに好ましくは0〜1、次にさらに好ましくは0〜0.5である。
本発明の化粧品組成物に含まれる界面活性剤(c)の含有量は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し、0〜50重量%が好ましく、さらに好ましくは2〜40重量%、特に好ましくは5〜30重量%である。
本発明の化粧品組成物に含まれる水混和性有機溶剤(d)の含有量は、活性の観点から、化粧品組成物の重量に対し、0〜50重量%が好ましく、さらに好ましくは0〜30重量%、特に好ましくは0〜10重量%である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる無機塩(e)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜40が好ましく、さらに好ましくは0〜30、次にさらに好ましくは0〜20である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる糖(f)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜10が好ましく、さらに好ましくは0〜5、次にさらに好ましくは0〜3である。
本発明の化粧品組成物中に含まれるアミノ酸(g)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜10が好ましく、さらに好ましくは0〜5、次にさらに好ましくは0〜3である。
本発明の化粧品組成物中に含まれるpH調整剤(h)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜5が好ましく、さらに好ましくは0〜3、次にさらに好ましくは0〜1である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる防腐剤(i)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜5が好ましく、さらに好ましくは0〜3、次にさらに好ましくは0〜2である。
本発明の化粧品組成物中に含まれる天然エキス(j)の含有量(重量%)は、活性の観点から化粧品組成物の重量に対し0〜10が好ましく、さらに好ましくは0〜5、次にさらに好ましくは0〜3である。
【0081】
本発明の化粧品組成物は、各成分を混合することにより得られ、製造方法は特に限定されるものではない。1例を下記に示す。
(1)水に、化合物(A)及び必要により化合物(B)を加え、25℃で均一になるまで撹拌する。
(2)タンパク質(a)以外の成分を所定量添加し均一に溶解させる。
(3)最後にタンパク質(a)を添加し溶解させ、化粧品組成物を製造する。
【0082】
本発明において化粧品組成物とは皮膚の状態を改善するためのものであり、具体例として化粧水、クリーム、ローション、ファンデーション、入浴剤、皮膚洗浄料及び毛髪洗浄料が挙げられる。
【実施例】
【0083】
以下の実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0084】
<製造例1>
N−α−アセチルアルギニン{アルギニンアセトアミド、株式会社エムピーバイオジャパン}12.6部(0.05モル部)、メタンスルホン酸1部及びエタノール92部(2モル部)を均一混合し、80℃で5時間加熱攪拌し、エバポレーターで濃縮後、塩酸5.2部(0.05モル部)を加え中和した。その後、水から再結晶し、減圧乾燥{60℃、20Pa}して、{N−α−アセチルアルギニンエチルエステル塩酸塩}を得た。
【0085】
<実施例1〜16>
表1の割合で25℃で配合し、本発明の化粧品組成物を作製した。
【0086】
<比較例1〜9>
表2の割合で25℃で配合し、比較用の化粧品組成物を作製した。
【0087】
<性能試験>
<タンパク質の活性の測定>
タンパク質の活性を、化粧品組成物作製直後と、25℃で3ヶ月保管した後で比較した。タンパク質の活性は、0.5重量%カゼイン水溶液のTrisバッファー溶液(溶液に対するTrisバッファーの濃度が50ミリモル/L)5mLに、配合直後の実施例1〜16又は比較例1〜9の化粧品組成物を10μL加え、37℃で10分間放置した。その後、15重量%TCA(トリクロロ酢酸)液(和光純薬工業製)を5mL加え、遠心分離機で固液分離した(15000rpm、5分、4℃)。上澄み1mL、0.5M炭酸カリウム水溶液5mL、3倍希釈したフォーリン試薬(和光純薬工業製)1mLを加え、10分間放置した。この液の660nmにおける吸光度(A660)を分光光度計で測定した。
25℃で3ヶ月保管した後の化粧品組成物も同様に、吸光度(A’660)を測定した。タンパク質の活性の持続性は以下の式で算出した。結果を表1、表2に示す。

タンパク質の活性の持続性=(A’660)/(A660)×100
【0088】
<KSD値の測定>
化粧品組成物の角質除去性能を、化粧品使用前と使用後の皮溝の深さのばらつき(KSD値)を測定し、その差で評価した。KSD値は数値が高いほど溝が深いことを意味し、化粧品使用前と使用後でKSD値の差が大きいほど、角質除去が促進されていることを示し、性能が高いことを示す。
<入浴剤としての性能>
10人のモニターにより評価した。モニターのかかとの皮溝を画像観察し、化粧品使用前のKSD値の平均値(KA)を算出した。次に作製直後の実施例1〜8及び比較例1〜3の化粧品組成物20gを、38℃のお湯50Lをはった浴槽に加え、溶解させ、10分間浴槽に足を浸した後のかかとの皮溝を画像観察し、化粧品使用後のKSD値の平均値(KB)を算出した。次式により化粧品使用前と使用後KSD値の差(ΔK0)を算出した。
KSD値の差(ΔK0)=(KB)−(KA

KSD値はスキンアナライザー(ニーク社製「ロボスキンアナライザー」)で観察して、装置に内臓の画像処理ソフトによって解析し、算出した。
また、化粧品組成物を作製後に25℃で3ヶ月保管した後に同様に試験し、3ヶ月保管後のKSD値の差(ΔK3M)を算出した。性能の持続性は以下の式で算出した。

性能の持続性(%)=(ΔK3M)/(ΔK0)×100

KSD値の差及び性能の持続性の評価結果を表1及び2に示す。
<皮膚洗浄料としての評価>
10人のモニターにより評価した。モニターの腕の皮溝を画像観察し、化粧品使用前のKSD値の平均値(KA)を算出した。次に作製直後の実施例9〜12及び比較例4〜6の化粧品組成物10gを、38℃のお湯200mLに加え、スポンジで泡立て、泡立ったスポンジで5分間腕を洗い、38℃のお湯2Lで洗い流した。洗浄後、腕の皮溝を画像観察し、化粧品使用後のKSD値の平均値(KB)を算出した。上記と同様にしてKSD値の差(ΔK0)を算出した。
また、化粧品組成物作製後に25℃で3ヶ月保管した後に同様に試験し、3ヶ月保管後のKSD値の差(ΔK3M)を算出した。
性能の持続性は上記と同様にして算出した。KSD値の差及び性能の持続性の評価結果を表1及び2に示す。
<毛髪洗浄料としての評価>
10人のモニターにより評価した。モニターの手の甲の皮溝を画像観察し、化粧品使用前のKSD値の平均値(KA)を算出した。次に作製直後の実施例13〜16及び比較例7〜9の化粧品組成物10gを手に取り、38℃のお湯50mLで泡立て、5分間頭皮を洗い、38℃のお湯5Lで洗い流した。洗浄後、手の甲の皮溝を画像観察し、化粧品使用後のKSD値(KB)を算出した。上記と同様にしてKSD値の差(ΔK0)を算出した。
また、化粧品組成物作製後に25℃で3ヶ月保管した後に同様に試験し、3ヶ月保管後のKSD値の差(ΔK3M)を算出した。
性能の持続性は上記と同様にして算出した。KSD値の差及び性能の持続性の評価結果を表1及び2に示す。
【0089】
【表1】

【0090】
【表2】

【0091】
表1及び2中の化合物(A)、化合物(B)及びタンパク質(a)は下記のものを使用した。
グアニジン塩酸塩:和光純薬工業製
尿素:和光純薬工業製
アルギニン塩酸塩:和光純薬工業製
プロテアーゼ:和光純薬工業製
リパーゼ:和光純薬工業製
アミラーゼ:和光純薬工業製
EGF:和光純薬工業製
【0092】
表1及び2のタンパク質の活性の持続性の結果から、実施例1〜16(入浴剤、皮膚洗浄料、毛髪洗浄料)の化粧品組成物は、比較例1〜9の化粧品組成物よりもタンパク質の活性の持続性が高いことがわかる。
また、表2より、比較例1〜9の化粧品組成物は、25℃で3ヶ月保管後に角質除去性が低下しており、性能の持続性が低く、タンパク質の活性が低下していることがわかる。
一方、表1の本発明の化粧品組成物である実施例1〜16(入浴剤、皮膚洗浄料、毛髪洗浄料)の化粧品組成物は、25℃で3ヶ月保管後も角質除去性が維持されており、性能の持続性が高く、タンパク質の活性が持続していることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0093】
本発明の化粧品組成物は、タンパク質を含む化粧品の性能を持続できる。化粧品の用途として、入浴剤、皮膚洗浄料、毛髪洗浄料が挙げられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(A)、タンパク質(a)及び水を含有する化粧品組成物。
【化1】

[式中、Xはイミノ基、酸素原子又は硫黄原子を表す。]
【請求項2】
タンパク質(a)がプロテアーゼである請求項1記載の化粧品組成物。
【請求項3】
化合物(A)がグアニジン塩酸塩である請求項1又は2に記載の化粧品組成物。
【請求項4】
さらに下記一般式(2)で表される化合物(B)を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の化粧品組成物。
【化2】

[式中、Qは、アルキル基を表し、アルキル基中の水素原子の一部が水素原子以外の基に置換されていてもよい。]
【請求項5】
化合物(A)の含有量が化粧品組成物の重量を基準として0.01〜30重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項6】
入浴剤、皮膚洗浄料又は毛髪洗浄料として用いられる請求項1〜5のいずれかに記載の化粧品組成物。

【公開番号】特開2011−184350(P2011−184350A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−50616(P2010−50616)
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(000002288)三洋化成工業株式会社 (1,719)
【Fターム(参考)】