説明

化粧用ブラシ

【課題】獣毛や合成繊維よりなる毛を束ねたブラシ穂を備えた化粧用ブラシにおいて、ブラシ穂の穂先の表面に例えばパンダの図柄模様を表わして装飾性に富むブラシを提供する。
【解決手段】着色した黒い毛と白い毛を配合して、耳部4を含む顔5の部分と、目6とを白い毛で、目6の周りの部分7、鼻部分8、口部分9及び顔5の周りの部分11を黒い毛とすることによりパンダの図柄模様がブラシ穂1の根元から毛先に至るまで金太郎飴的に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用ブラシや洗顔用ブラシ(以下、これらのブラシを総称して単に化粧用ブラシという。したがって本発明において、化粧用ブラシとは、洗顔用ブラシを含むものとする)に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧用ブラシは、獣毛や合成繊維よりなる毛を束ねたブラシ穂と、樹脂、金属又は木製のブラシ軸と、ブラシ穂をブラシ軸に固定するための口金とで構成されていることが多いが、ブラシ穂の根元をブラシ軸に挿入して固定したものも知られる。
【0003】
こうした化粧用ブラシのなかには、ブラシ軸や口金にスクリーン印刷やホットスタンプ等を施して金属光沢を持たせたり、木目や種々の模様を付けたブラシ、或いはブラシ軸を透光性を有する部分と、該部材内に挿入される着色模様を施した芯材とで構成して立体的な模様を呈するようにしたブラシなどが知られ(特許文献1)、ブラシ穂を側面視でハート形にしたブラシも知られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−176863号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、穂先の表面に図柄模様を表して装飾性に富んだ化粧用ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、獣毛や合成繊維よりなる毛を束ねたブラシ穂を備えた化粧用ブラシにおいて、着色した毛を配合することにより、ブラシ穂の穂先表面に例えばパンダ等の動物、人気アニメ、花等の図柄模様を表わすようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の化粧用ブラシによると、ブラシ穂は着色した毛を配合して束ねることにより断面が金太郎飴的な図柄模様となり、毛先表面も同様な図柄模様を呈し、装飾性に富むブラシとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】化粧用ブラシの正面図。
【図2】同化粧用ブラシの拡大平面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の化粧用ブラシについて図面により説明する。
図1は、獣毛又は合成繊維よりなる毛を束ねたブラシ穂1と、該ブラシ穂の根元が挿入して固定されるブラシ軸2よりなる化粧用ブラシ3を示すもので、ブラシ穂1はブラシ軸2に筒状の口金で固定するようにしてもよい。
【0010】
図2は、ブラシ穂1の毛先の表面を示すもので、着色した黒い毛と白い毛を配合して、例えば耳部4を含む顔5の部分と、目6とを白い毛で、目6の周りの部分7、鼻部分8、口部分9及び顔5の周りの部分11を黒い毛とすることによりパンダの図柄模様がブラシ穂1の根元から毛先に至るまで金太郎飴的に形成されている。
【0011】
前記実施形態では、黒い毛と白い毛を配合することによりパンダの図柄模様を形成するようにしているが、例えば耳部4や目6の周りの部分にピンクに着色した毛を配合してカラフルな図柄模様にすることもできる。
【0012】
前記実施形態ではまた、ブラシ穂1の毛先の表面にパンダの図柄模様を表わしているが、例えば他の動物の図柄模様、人気アニメの図柄模様、バラ、桜等の花の図柄模様を表わすようにしてもよい。
【符号の説明】
【0013】
1・・ブラシ穂
2・・ブラシ軸
3・・化粧用ブラシ
4・・耳部
5・・顔
6・・目
7・・目の周りの部分
8・・鼻部分
9・・口部分
11・・顔の周りの部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
獣毛や合成繊維よりなる毛を束ねたブラシ穂を備えた化粧用ブラシにおいて、着色した毛を配合することにより、ブラシ穂の穂先表面に図柄模様を表わすようにしたことを特徴とする化粧用ブラシ。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−212416(P2011−212416A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−146365(P2010−146365)
【出願日】平成22年6月28日(2010.6.28)
【基礎とした実用新案登録】実用新案登録第3160098号
【原出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(505085786)株式会社晃祐堂 (1)
【Fターム(参考)】