説明

化粧用組成物および化粧料

【課題】皮膚の表面および内部に高機能で作用する化粧用組成物、ならびに、この化粧用組成物を含有する外用剤の提供。
【解決手段】フラーレン類と、下記の一般式(IV)で示されるアスコルビン酸類とを含有する化粧用組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラーレン類と、アスコルビン酸類と、を含有することを特徴とする化粧用組成物。
【請求項2】
前記フラーレン類は、下記の一般式(I)で示される少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項1記載の化粧用組成物。
【化1】

(式中、Fは、C(Cは炭素原子、nは32以上の整数)で表されるフラーレン、カーボンナノチューブ、フラーレンもしくはカーボンナノチューブの多量体、フラーレンもしくはカーボンナノチューブの開裂体、または、フラーレンもしくはカーボンナノチューブの分裂体を表し、Rmは、Fに結合するm(mは0以上の整数)個のRを表し、Rは、水酸基、水酸基と無機酸もしくは有機酸とのエステル基、水酸基と糖との配糖体基、水酸基とケトンとのケタール基、および、水酸基とアルデヒドのアセタール基の中から独立して選択される少なくとも一種の置換基を表し、Amは、Fに一箇所以上で結合するm個の原子Aを表す。)
【請求項3】
前記フラーレン類は、フラーレンの多量体、カーボンナノチューブ、フラーレンの開裂体、フラーレンの分裂体、下記の一般式(II)で示されるフラーレン誘導体、下記の一般式(II)で示されるフラーレン誘導体の構造を内在する分子の単体もしくは複合体、下記の一般式(II)で示されるフラーレン誘導体の構造を内在する分子の単体もしくは複合体の誘導体、および、下記の一般式(II)で示されるフラーレン誘導体の構造を内在する分子の単体もしくは複合体の塩類からなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の化粧用組成物。
【化2】

(式中、Cは、フラーレンの部分構造体を表し、C−C間は、2つ以上の炭素原子が共有結合で結合されていて(共有結合されていない炭素原子が存在する場合、式中にCとRnとが結合している表示がないときでも、この炭素原子はRnと結合している)、Rnは、Cに結合するn(nは0以上の整数)個のRを表し、Rは、水素原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、リン原子、水酸基、水酸基と無機酸もしくは有機酸とのエステル基、水酸基と糖との配糖体基、水酸基とケトンとのケタール基、および、水酸基とアルデヒドのアセタール基からなる群から独立して選択される少なくとも一種の置換体を表す。)
【請求項4】
前記アスコルビン酸類は、下記の一般式(III)で示される化合物、および、下記の一般式(III)で示される化合物の塩の少なくとも一方の化合物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の化粧用組成物。
【化3】

(式中、XおよびYは、HまたはOHを表し、Rは、炭素数が1以上22以下のアルキル基を表す。)
【請求項5】
前記アスコルビン酸類は、下記の一般式(IV)で示される化合物、および、下記の一般式(IV)で示される化合物の塩の少なくとも一方の化合物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の化粧用組成物。
【化4】

(式中、XおよびYは、HまたはOHを表し、RおよびRは、炭素数が1以上19以下のアルキル基を表し、RとRの炭素数の合計は、5以上22以下である。)
【請求項6】
前記一般式(IV)で示される化合物は、前記一般式(IV)中のRとRの炭素数の合計が8以上18以下の化合物であることを特徴とする請求項5記載の化粧用組成物。
【請求項7】
前記一般式(IV)で示される化合物は、前記一般式(IV)中のRおよびRが直鎖アルキル基であり、RとRの炭素数の合計が14または16の化合物であることを特徴とする請求項6記載の化粧用組成物。
【請求項8】
前記一般式(IV)で示される化合物は、前記一般式(IV)中のRがn−C17でRがn−C13、または、Rがn−C19でRがn−C15の化合物であることを特徴とする請求項7記載の化粧用組成物。
【請求項9】
前記フラーレン類および前記アスコルビン酸類は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、鉄、亜鉛、および、ビスマスからなる群から選択される少なくとも一種の金属の塩であることを特徴とする請求項1記載の化粧用組成物。
【請求項10】
前記フラーレン類および前記アスコルビン酸類は、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、および、2−アミノ−1−メチルプロパノールからなる群から選択される少なくとも一種の塩であることを特徴とする請求項1記載の化粧用組成物。
【請求項11】
前記アスコルビン酸類は、アスコルビン酸−2−リン酸6−パルミチン酸三ナトリウムであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の化粧用組成物。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項記載の化粧用組成物を有効成分として含有するコラーゲン生成促進剤、活性酸素消去剤、抗シワ剤、メラニン生成抑制剤、抗脂漏剤、および、皮膚外用剤からなる群から選択される少なくとも一種を有することを特徴とする化粧料。

【図1】
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【公開番号】特開2006−321762(P2006−321762A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−147409(P2005−147409)
【出願日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(502294769)株式会社アイ・ティー・オー (9)
【出願人】(000002004)昭和電工株式会社 (3,251)
【出願人】(503272483)ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 (16)
【Fターム(参考)】