説明

化粧部材の連結構造

【課題】化粧部材を連結する際に、突合せ部分で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することがなく連続した化粧部材を構成でき、出隅や入隅部に専用の化粧部材を必要としない連結構造を提供することである。
【解決の手段】化粧部材1は背面が取付方向に開放した溝形形状とし、前面には化粧面1hが構成され、化粧部材1の長手方向の連結端部に対向した形状に小口面1fが構成される。連結部材2は、平板部2aと平板部2aの両面から突設した取着部2bで構成され、平板部1aはその輪郭が化粧部材1の小口面1fの外側部分と略同形状とする。化粧部材1同士の間に連結金物2の平面部2aを挟み込み、連結部材2と化粧部材1が取着されることにより連結される化粧部材の連結構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の化粧部材の連結構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、建物の外壁や開口部に長尺の化粧部材(幕板、笠木、破風板、鼻隠し板、窓飾り等)を取り付けて、建物にメリハリを付けたり、アクセントとして利用し建物の見栄えを良くすることが行われている。この化粧部材は、一般的には外壁や開口部に沿って連続して取り付けられている。この場合、出隅や入隅では突合せ連結となる。また突合せではない化粧部材の連結構造として例えば、特許文献1記載の発明では、化粧部材の連結部分に、端部を覆うカバーを設けて連結されている。この際、化粧部材の連結部に若干の隙間を設け、化粧部材の熱伸縮を許容し、その隙間をカバーで隠す構造となっている。また、この特許文献1記載の発明では出隅や入隅部はL字形状のコーナー用化粧部材を使用して連続させる構成になっている。
【特許文献1】特開平6−65998号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
突合せ連結される場合では、突合せ部分で段差が生じやすく、化粧部材の素材の小口面が露出するため危険である。
また、上記特許文献1の構造では、連結部分に設けるカバーにより、連続した化粧部材から膨らんだ部分の領域が大きいものとなってしまう。また、出隅や入隅部にはL字形状のコーナー用化粧部材を用意する必要がある。更に、変形敷地などで出隅や入隅部の角度が直角でない建物にはその都度角度に合わせた形状の専用のコーナー用化粧部材を用意する必要がある。
【0004】
そこで本発明の目的は、突合せ部分で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することがなく、尚且つ出隅や入隅部に専用のコーナー用化粧部材を用意する必要のない化粧部材の連結構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明の化粧部材の連結構造は、長尺の化粧部材同士が連結部材により連結されて構成される連結構造であって、前記化粧部材は、その背面が取付方向に開放された溝形形状であり、その前面又は正面に化粧面が形成され、化粧部材の長手方向の連結端部には他の連結される化粧部材の連結端部と対向した形状の小口面が構成されており、前記連結部材は、平板部とその両面に突設された取着部からなり、平板部はその輪郭が前記化粧部材の小口面の外側部分の輪郭と略同形状の化粧端面を有し、連結される化粧部材同士の間に、連結部材の平板部が化粧部材の小口面に平行になるよう挟み込まれ、連結部材の取着部と化粧部材が取着されることにより化粧部材が連結されていることを特徴とする。
【0006】
化粧部材は外壁面、開口部、内壁面などを装飾するためのものであり、長尺で前記外壁面、開口部、内壁面などに沿って連結されている。化粧部材は、背面が取付方向に開放された溝形形状を有している。この溝形形状については単純なコの字型の溝形形状、複数の凹凸を有する溝形形状、曲面を有する溝形形状であってもよく、溝形形状は特に限定されない。化粧面の前面又は正面を使用して、建物の装飾部分となる化粧面が形成される。なお、この化粧面の短手方向の端部を、コの字形状や丸い形状に折り曲げたり、樹脂で覆う等を行うと化粧部材が接しても傷が付きにくいため好ましい。また、化生部材の材質としては、樹脂成形品、無機成形品、金属板、樹脂被覆鋼板などが使用できる。
また、化粧部材の長手方向の連結端部には、他の連結される化粧部材の連結端部と対向した形状の小口面が構成される。
【0007】
連結部材は、平板部と取着部から構成されている。平板部は、その輪郭が化粧部材の小口面の外側形状の輪郭と略同形状となっている化粧端面を有している。取着部は、平板部の両面から突設して構成されているものであって、連結する化粧部材に合わせて突設させ化粧部材と取着可能となされたものである。なお、連結部材の材料としては、樹脂、金属などが使用できるが、ステンレス材のSUS304などが耐蝕性、耐酸性に優れ、普及品のため入手し易く好ましい。
【0008】
また、化粧部材と連結部材との取着手段としては、例えば、化粧部材と連結部材の取着部とに連結孔が設けられ、連結孔にリベット、ボルト、ビス等を使用して取着する手段や、溶接、接着剤等により取着する手段などが使用できる。
【0009】
なお、化粧部材を連結する際には、連結部材の平板部が、化粧部材と化粧部材の間に挟み込まれ、連結部材の取着部と化粧部材が取着されることにより連結される。なお、化粧部材と連結部材は出来る限り隙間なく連結することが連続性を損なうことがなく好ましい。また、連結部材の取着部は外部から見えないように化粧部材の溝内に納まるようになされることが好ましい。また、連結部材の化粧端面の断面は曲面状などにすることが連結した際に、連結部分が鋭利になることがないため好ましい。
【0010】
請求項1記載の発明によると、突合せ部分で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することなく化粧部材を連結することができる。また、専用のコーナー用化粧部材を用意する必要もない。
【0011】
請求項2記載の発明の化粧部材の連結構造は、請求項1記載の発明の化粧部材の連結構造であって、上記連結部材の平板部の化粧端面が、化粧部材の小口面の化粧面より外側方向に突出していることを特徴とする。
【0012】
平板部の化粧端面を、化粧部材の小口面の化粧面より約0.3mmから3.0mm程度だけ外側方向に突出させることが、化粧部材の連結部の連続性を損なうことがなく好ましい。
【0013】
請求項2記載の発明によると、平板部の化粧端面が化粧部材の小口面の化粧面より外側部分に突出していることより、化粧部材の取り付け時のゆがみや変形、連結時の施工誤差等による段差を吸収することができる。また、化粧部材の小口面が露出することなく連結することができ、化粧部材の小口面で怪我をすることもない。また、平板部の建物外側部分の輪郭を化粧部材の小口面の建物外側部分の輪郭より約0.3mmから3.0mm程度だけ建物外側方向に突出させる場合であれば、連続性を損なうこともない。
【0014】
請求項3記載の発明の化粧部材の連結構造は、請求項1又は請求項2記載の発明の化粧部材の連結構造であって、上記連結部材の取着部の突設方向が化粧部材に合わせて移動可能となされていることを特徴とする。
【0015】
取着部突設方向が化粧部材に合わせて移動可能とするには、例えば取着部の下端部にヒンジ等を設けて取着部がヒンジを支点に回転可能とした手段などが使用できる。
【0016】
請求項3記載の発明によると、連結部材の取着部の突設方向を変更することで、あらゆる角度での化粧部材の連結を行うことができる。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明によれば、連結部で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することなく化粧部材を連結することができる。また、専用のコーナー用化粧部材を用意する必要もない。
請求項2記載の発明では、平板部の化粧端面が化粧部材の小口面の化粧面より外側部分に突出していることより、化粧部材の取り付け時のゆがみや変形、連結時の施工誤差等による段差を吸収することができる。
請求項3記載の発明では、連結部材の取着部の突設方向を変更することで、あらゆる角度での化粧部材の連結を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0019】
実施例1は、建物Aの出隅部分で隣接する開口部の横方向を装飾する窓飾りの化粧部材に、本発明の化粧部材の連結構造Bを用いたものである。出隅の形態は、壁面及び開口部がそれぞれ直角に交差した出隅である。
図1は本発明の実施例1における建物の斜視図及び連結部の詳細図、図2は本発明の実施例1における連結構造の平面図、図3は本発明の実施例1における化粧部材1の三面図、図4は本発明の実施例1における出隅用の連結部材2の斜視図、図5は本発明の実施例1の変形例である入隅用の連結部材2の斜視図である。
【0020】
本実施例の化粧部材の連結構造Bは、建物の外壁部を装飾する長尺の化粧部材1同士の間に連結部材2を挟み込んで構成される連結構造である。
【0021】
化粧部材1は、図3のように背面が取付方向8に開放された溝形形状の長尺の樹脂成形品である。
また、化粧部材1の長手方向の連結端部には他の連結される化粧部材1の連続端部と対向した形状の小口面1fが構成されている。つまり、図3のように溝形形状の溝側面1bの長手方向の一端部1cが、連結する角度に対応し1dが45度の角度になる三角形状に加工され、溝側面1bの長手方向の一端部1cと溝底面1aの一端部1eで化粧部材1の小口面1fが構成される。
【0022】
また、溝側面1bの短手方向の端部は、コの字形状に折り曲げられたコの字部1gが設けられている。このコの字部1gにより、開口部に化粧部材1の小口部分が接しても、開口部が傷付きにくくなっている。
【0023】
化粧部材1の前面は化粧面1hとなっており、塗装が行われている。また、化粧部材1は受け金具7に化粧部材1をビス止めすることにより、開口部に固定されている。
【0024】
連結部材2は、図4のように化粧部材1の小口面1fに平行な平板部2aと、平板部2aの両面から突設された4個の取着部2b、2b、2b、2bで構成されている。
平板部2aはその輪郭が化粧部材1の小口面1fの外側部分の輪郭と略同形状の化粧端面2cを有している。化粧端面2cの断面は曲面状になっている。また、化粧端面2cは、化粧部材1の小口面1fの化粧面1hより外側部分方向に約0.5mmずつ突出した構成になっている。
取着部2bの下端部にはヒンジ5が設けられ、そのヒンジ5を支点に図4の軌道6のように取着部2bが平板部2aと鉛直で、化粧部材に平行な面内で移動可能になるように設けられている。
連結部材2の取着部2bと化粧部材1の溝側面1bにはそれぞれ連結孔4が設けられている。連結孔4は化粧部材1の溝側面1bと連結部材2の取着部2bを取着する際にお互いに合致する位置に設けられている。
【0025】
連結する際は、図2のように化粧部材1と化粧部材1の間に、連結部材2の平板部2aを略隙間なく挟み込む。そして、連結部材2の取着部2bを平板部2aの両面から化粧部材1の溝側面1bに沿った方向に移動させ、化粧部材1の溝側面1bと連結部材2の取着部2bの連結孔4にブラインドリベット3を取り付けて取着する。以上により化粧部材1同士が連結部材2を介して連結される。
【0026】
以上のことより、化粧部材1は、突合せ部分で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することなく化粧部材を連結することができる。また、連結部材2により連結部分の膨らむ部分の領域を大きくすることなく、連続した化粧部材として連結できる。更に、出隅部や入隅部に専用のコーナー用化粧部材を用意する必要もない。
また、連結部材2の平板部2aの化粧端面1cが、化粧部材1の小口面1fの化粧面1hより外側部分に0.5mmずつ突出した構成であることより、化粧部材1の取り付け時ゆがみや変形、連結時の施工誤差による段差を吸収できる。また、0.5mm程度であるので化粧部材の連続性を損なうこともない。
また、連結部材2の取着部2bが移動可能となっているため、化粧部材の連結角度が異なる場合であっても容易に連結することができる。
【0027】
なお、実施例1では出隅部について説明を行ったが、入隅部では実施例1の連結部材2の取着部2bを図5に示すように外側方向に突出させた位置に移動させた連結部材2を用いれば同様の構成で入隅部の連結が可能である。
【実施例2】
【0028】
実施例2は、建物Aの直線部分で隣接する外壁部の横方向を装飾する化粧部材に、本発明の化粧部材の連結構造Cを用いたものである。図6は本発明の実施例2における建物の斜視図及び連結部詳細図、図7は本発明の実施例2における連結構造の平面図、図8は本発明の実施例2における化粧部材21の三面図、図9は本発明の実施例2における直線用の連結部材21の斜視図である。
【0029】
本実施例の化粧部材の連結構造Cは、建物の外壁部を装飾する長尺の化粧部材21同士の間に連結部材22を挟みこんで構成される連結構造である。
【0030】
化粧部材21は、図8のように背面が取付方向8に開放された溝形形状の長尺の樹脂成形品である。
また、化粧部材21の長手方向の連続端部には他の連結される化粧部材21の連続端部と対向した形状の小口面21fが構成されている。つまり、図8のように溝側面21bの長手方向の一端部21cが、連結する角度に対応し21dが90度の角度になる形状に加工され、溝側面21bの長手方向の一端部21cと溝底部21aの一端部21eで化粧部材21の小口面21fが構成される。
【0031】
また、溝側面21bの短手方向の端部は、コの字形状に折り曲げられたコの字部21gが設けられている。このコの字部21gにより、開口部に化粧部材21の小口部分が接しても外壁部が傷付きにくくなっている。
【0032】
化粧部材21の前面21hには塗装が行われている。また、化粧部材21は受け金具27に化粧部材21をビス止めすることにより、外壁部に固定されている。
【0033】
連結部材22は、図9のように化粧部材21の小口面21fに平行な平板部22aと、平板部22aの両面から突設された4個の取着部22b、22b、22b、22bで構成されている。
平板部22aはその輪郭が化粧部材21の小口面21fの外側部分の輪郭と略同形状の化粧端面22cを有している。化粧端面22cの断面は曲面状になっている。また、化粧端面2cは、化粧部材21の小口面21fの化粧面1hより約0.5mmずつ外側方向に突出した構成になっている。
取着部22bは平板部22aの両面から化粧部材21に沿った方向に突出して設けられている。連結部材22の取着部22bと化粧部材21の溝側面21bにはそれぞれ連結孔24が設けられている。連結孔24は化粧部材21の溝側面21bと連結部材22の取着部22bを取着する際にお互いに合致する位置に設けられている。
【0034】
連結する際は、図7のように化粧部材21と化粧部材21の間に、連結部材22の平板部22aを略隙間なく、挟み込まれた状態とする。そして、連結部材22の取着部22bと化粧部材21の溝側面21bの連結孔24にブラインドリベット23を取り付けて取着する。以上により化粧部材21同士が連結部材22を介して連結される。
【0035】
以上のことより、化粧部材21は、突合せ部分で段差が生じたり、化粧部材の素材の小口面が露出することなく化粧部材を連結することができる。連結部材22により連結部分の膨らむ部分の領域を大きくすることなく、連続した化粧部材21として連結される。更に、出隅部や入隅部に専用のコーナー用化粧部材を用意する必要もない。
また、連結部材22の平板部22aの化粧端面22cが化粧部材21の小口面21fの化粧面21より0.5mmずつ外側方向に突出した構成であることより、化粧部材21の取り付け時のゆがみや変形、連結時の施工誤差による段差を吸収できる。また、0.5mm程度であれば化粧部材21の連続性を損なうこともない。
なお、実施例2のように直線部では、平板部22aから直角に伸びた取着部22bを有する連結部材22を用いることにより直線の連結ができ、化粧部材21の長手方向の端部を連結角度に合わせて加工する必要もない。
【0036】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれるのは勿論である。
例えば、幕板、笠木、破風板、鼻隠し板などの化粧部材として使用したものや、縦方向に連続した化粧部材の連結にも使用できる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上より、建物の外壁面や開口部を装飾する連続性を損なわない化粧部材の連結構造としての使用に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施例1における建物の斜視図及び連結部の詳細図である。
【図2】本発明の実施例1における連結構造の平面図である。
【図3】本発明の実施例1における化粧部材1の三面図である。
【図4】本発明の実施例1における出隅用の連結部材2の斜視図である。
【図5】本発明の実施例1の変形例である入隅用の連結部材2の斜視図である。
【図6】本発明の実施例2における建物の斜視図及び連結部詳細図である。
【図7】本発明の実施例2における連結構造の平面図である。
【図8】本発明の実施例2における化粧部材21の三面図である。
【図9】本発明の実施例2における直線用の連結部材21の斜視図
【符号の説明】
【0039】
A 建物
B 連結構造
C 連結構造
1 、21 化粧部材
1a、21a 溝底面
1b、21b 溝側面
1c、21c 溝側面の端部
1d、21d 加工角度
1e、21e 溝底面の端部
1f、21f 小口面
1g、21g コの字部
1h、21h 屋外表面
2 出隅(入隅)用連結部材
21 直線用連結部材
2a、21a 平板部
2b、22b 取着部
3、23 ブラインドリベット
4、24 連結孔
5 ヒンジ
6 軌道
7、27 受け金具
8 取付方向


【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺の化粧部材同士が連結部材により連結されて構成される連結構造であって、
前記化粧部材は、その背面が取付方向に開放された溝形形状であり、その前面又は正面に化粧面が形成され、化粧部材の長手方向の連結端部には他の連結される化粧部材の連結端部と対向した形状の小口面が構成されており、
前記連結部材は、平板部とその両面に突設された取着部からなり、平板部はその輪郭が前記化粧部材の小口面の外側部分の輪郭と略同形状の化粧端面を有し、
連結される化粧部材同士の間に、連結部材の平板部が化粧部材の小口面に平行になるよう挟み込まれ、連結部材の取着部と化粧部材が取着されることにより化粧部材が連結されていることを特徴とする化粧部材の連結構造。
【請求項2】
上記連結部材の平板部の化粧端面が、化粧部材の小口面の化粧面より外側方向に突出していることを特徴とする請求項1記載の化粧部材の連結構造。
【請求項3】
上記連結部材の取着部の突設方向が化粧部材に合わせて移動可能となされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の化粧部材の連結構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−274671(P2006−274671A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−95457(P2005−95457)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】