説明

北都バイオペレット

【課題】木材を用いて製造する木質ペレットでは、材料の確保のために木を伐採せねばならず、次に使用するためには成長を待たねばならず、自然を一時的に損なってしまう上、安定した供給量を得られなく、また木質ペレットで得られる熱量は、植物性燃料によるものより低いため、木質ペレットより発熱量の高い植物性ペレットを提供する。
【解決手段】木質ペレット製造時に油桐の搾りカスを混合し、得られる熱量を変化させた植物性バイオペレット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、油桐の液体燃料の搾りカスと木質ペレットを混合・加工し発熱量の高い植物性バイオペレットの製造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、油桐の搾りカスは産業廃棄物として処理されてきた。
この処理の費用は高くつき、肥料として用いても良い効果が得られる訳ではなかった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】
【非特許1】

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
木材を用いて製造する木質ペレットでは、材料の確保のために木を伐採せねばならず、次に使用するためには成長を待たねばならず、自然を一時的に損なってしまう上、安定した供給量を得られない。
また木質ペレットで得られる熱量は、植物性燃料によるものより低い。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
木質ペレットで得られる熱量は3,990kcalであり、油桐による搾りカスで得られる熱量4,990kcalに比べ1,000kcalも低い。
これらを混合する事で、木質ペレットよりも高い熱量を得られる植物性バイオペレットを製造できる。
本発明は、以上の構成よりなる植物性バイオペレットである。
【発明の効果】
【0006】
油桐の搾りカスは油桐の実を利用するため、油桐の木を伐採せずに済むので自然を維持でき、100年近く実をつけ続け、毎年収穫することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図】 本発明の製造工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
木質ペレットを製造する際に、油桐の搾りカスを混合する。
混合の割合を変化させることで、得られる熱量を変化させ、必要に応じた熱量を得られるペレットを製造できる。
本発明は、以上のような構造である。
これを使用するときは、木質ペレットより良質で効率的なエネルギーを得ることができる。
【符号の説明】
【0009】
なし。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
木質ペレット製造時に油桐の搾りカスを混合し、得られる熱量を変化させた植物性バイオペレット。

【公開番号】特開2013−87281(P2013−87281A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−252031(P2011−252031)
【出願日】平成23年10月22日(2011.10.22)
【出願人】(511280711)
【Fターム(参考)】