説明

医用コンファレンシングシステム及び方法

【課題】医用コンファレンスのためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】移動式デバイスは、アクセスデバイスから受け取った共有画像を含むデータを保存するための第1のデータ記憶(226)と、ユーザが観察、操作、アノテーション付与及び計測するために共有画像を表示するための第1のユーザインタフェース(224)を含む。この操作によって、移動式デバイスにおいてアクセスデバイスの位置と異なる観察用パラメータでの共有画像の表示が可能となる。移動式デバイスは、第1のユーザインタフェースを介して入力を受け取りかつ共有画像を含むコンテンツを第1のユーザインタフェースに提供するための第1のプロセッサ(230)を含み、該プロセッサはアクセスデバイスを介した入力の受け取り及び第1のユーザインタフェースに対するコンテンツを提供し、第1のユーザインタフェースを介して受け取った入力をアクセスデバイスに伝達している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は全般的にはヘルスケア情報システムに関し、またさらに詳細には医用コンファレンシングシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
病院やクリニックなどのヘルスケア環境は、病院情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)、臨床情報システム(CIS)、心臓血管情報システム(CVIS)などの情報システムと、画像蓄積伝送システム(PACS)、ライブラリ情報システム(LIS)、例えば加入する開業医及び/または患者に対する情報ポータルへのアクセスを提供するヘルスケア情報交換(HIE)、電子カルテ(EMR)などの記憶システムと、を含む。保存される情報には例えば、患者診療履歴、撮像データ、撮像レポート、定量的や定性的な撮像結果、検査結果、診断情報、管理情報、及び/またはスケジュール情報を含むことがある。この情報は、集中保存しておくことや、複数の箇所に分割されることもある。ヘルスケア提供医は、ヘルスケアワークフローの様々な点において患者情報やその他の情報へのアクセスを希望することがある。例えば手術中及び/または手術後に医療従事者は、医用情報システム内に保存された患者の解剖構造に関する画像などの患者情報にアクセスすることがある。放射線医及び/またはその他の臨床医は、例えば保存された画像及び/またはその他の情報を吟味することがある。幾つかの例では放射線医は、ある画像または複数の画像に関するセカンドオピニオンを得るために同僚や別の構成員と協働することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第7328253号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来ではこうした協働は、同僚が同じデバイス上の画像及び物理的にハイライトした関心対象項目を見て観察されたものを検討しながら行われていた。今日のバーチャルで分散型のヘルスケア環境では、同僚が同じ箇所に居る可能性が低いため同じデバイスでの協働は可能でないことがあり、患者看護に対して同等の価値を提供できる代替的な方法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスの間で医用画像及び情報の共有を含むコンファレンシングの例示の方法は、第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザに対して第2のアクセスデバイスに関連付けされた第2のユーザとのコンファレンスの要求を可能にさせる工程を含む。本方法は、第2のユーザによるコンファレンスの受け容れを判定する工程と、第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスの間でコンファレンスの開始を可能にさせる工程と、を含む。本方法は、第1のユーザに対して第2のアクセスデバイスに表示させようとする少なくとも1つの画像の選択を可能にさせる工程と、第1のアクセスデバイスに第1の画像ビュー及び第2の画像ビューを表示する工程と、を含む。本方法は、第2のアクセスデバイスに第2の画像ビューを表示する工程と、第1のアクセスデバイスに対して第1の画像ビューに対する制御の保持を可能にさせる工程と、を含む。本方法は、第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザ及び第2のアクセスデバイスのところにいる第2のユーザに対して第2の画像ビューへの実質的に同時のコンテンツ追加を可能にさせる工程を含む。
【0006】
ワークステーションと移動式デバイスの間でディジタル放射線学画像を共有する例示の方法は、ワークステーションに関連付けされた第1のユーザに対して移動式デバイスに関連付けされた第2のユーザとのコンファレンスの要求を可能にさせる工程を含む。本方法は、第2のユーザによるコンファレンスの受け容れを判定する工程と、ワークステーションと移動式デバイスの間のコンファレンスの開始を可能とさせる工程と、を含む。本方法は、第1のユーザに対して第2のユーザと共有しようとする少なくとも1つの画像の選択を可能とさせる工程と、ワークステーションに第1の画像ビュー及び第2の画像ビューを表示する工程と、を含む。本方法は、移動式デバイスに第2の画像ビューを表示する工程を含む。本方法は、ワークステーションの位置の第2の画像ビューが第1の観察用パラメータを備えかつ移動式デバイスの位置の第2の画像ビューが第1の観察用パラメータと異なる第2の観察用パラメータを備えることを可能とさせる工程を含む。本方法は、ワークステーションのところにいる第1のユーザ及び移動式デバイスのところにいる第2のユーザに対して第2の画像ビューへのコンテンツの追加を可能とさせる工程を含む。
【0007】
例示の医用コンファレンシングシステムはアクセスデバイス及び移動式デバイスを含む。この移動式デバイスは、アクセスデバイスから受け取った共有画像を含むデータを保存するために第1のデータ記憶を含む。さらにこの移動式デバイスは、ユーザが観察、操作、アノテーション付与及び計測するために共有画像を表示するための第1のユーザインタフェースを含む。この操作は、移動式デバイスにおいてアクセスデバイスの位置と異なる観察用パラメータでの共有画像の表示を可能としている。さらにこの移動式デバイスは、第1のユーザインタフェースを介して入力を受け取りかつ第1のユーザインタフェースに対して共有画像を含むコンテンツを提供させるための第1のプロセッサを含んでおり、該プロセッサはアクセスデバイスを介した入力の受け取り及び第1のユーザインタフェースに対するコンテンツの提供をしており、該プロセッサは第1のユーザインタフェースを介して受け取った入力をアクセスデバイスに伝達している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】例示のコンファレンシングシステムを表した図である。
【図2】図1の例示のコンファレンシングシステムを実現するために使用可能な例示のアクセスデバイスを表した図である。
【図3】複数の例示のアクセスデバイスを用いた例示のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図4】複数の例示のアクセスデバイスを用いた例示のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図5】複数の例示のアクセスデバイスを用いた例示のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図6】複数の例示のアクセスデバイスを用いた例示のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図7】複数の例示のアクセスデバイスを用いた例示のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図8】複数の例示のアクセスデバイスを用いた別のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図9】複数の例示のアクセスデバイスを用いた別のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図10】複数の例示のアクセスデバイスを用いた別のコンファレンシングワークフローを表した図である。
【図11】本明細書に記載した例に関する例示の構成要素を実現するように実行し得る例示の機械読み取り可能命令を表した流れ図である。
【図12】本明細書に記載した例示の方法及びシステムのいずれかまたは全部を実現するように使用及び/またはプログラムし得る例示のプロセッサプラットフォームの概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
上述の要約、並びに本明細書に記載した方法、装置、システム及び/または製造物のある種の実現形態に関する以下の詳細な説明は、添付の図面と関連させて読むことによってより理解が深まるであろう。しかし本明細書に記載した方法、装置、システム及び/または製造物は添付の図面に示した配置や手段に限定するものではないことを理解すべきである。
【0010】
以下ではハードウェア上で実行されるファームウェア及び/またはソフトウェア(ただし、これらに限らない)などの構成要素を含む例示の方法、装置、システム及び製造物を開示しているが、こうした方法、装置、システム及び/または製造物は単に例示であり、限定と見なすべきでないことに留意すべきである。例えば、これらのファームウェア、ハードウェア及び/またはソフトウェア構成要素のいずれかまたは全部は、ハードウェア単独で、ソフトウェア単独で、ファームウェア単独で、あるいはハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェアの任意の組み合わせによって具現化することも可能であることが企図される。したがって、以下において例示の方法、装置、システム及び/または製造物について記載しているが、提供した例がこうした方法、装置、システム及び/または製造物を実現するための唯一の方法(複数のこともある)ではない。
【0011】
添付の特許請求の範囲のいずれかの請求項が純粋にソフトウェア及び/またはファームウェアの実現形態を包含するように読める場合、少なくとも1つの例の要素のうちの少なくとも1つがこれによって、ソフトウェア及び/またはファームウェアを格納しているメモリ、DVD、CD、その他などの有形媒体を含むように明示的に規定されるものとする。
【0012】
本明細書に記載した例は、ワークフローの間に知見を迅速に確認すること及び諮問(consultation)を迅速に取得することを可能にさせた、したがってワークフロー効率の向上を可能にさせたコンファレンシングシステム及び方法に関する。本明細書に記載した例によればユーザは、それぞれのアクセスデバイスにおいて画像を操作する能力を維持しながら画像に対する並列読み取りを実行することが可能となる。本明細書に記載した例によればユーザは、アクセスデバイスのツールを利用し、他の者と動的に共有が可能な画像に対して高度な処理、操作、定性的及び/または定量的アノテーション(複数のこともある)、ディクテーション、編集及び/または計測、その他を実行することが可能となる。本明細書に記載した例によれば、コンファレンシングセッションの間に、ワークステーションの位置の画像に移動式デバイスの位置の画像と異なる観察用パラメータを有させることが可能となる。本明細書に記載した例によれば、コンファレンシングセッションの間に、ワークステーションにいる第1のユーザ及び移動式デバイスにいる第2のユーザによって画像に対してコンテンツを実質的に同時に追加することが可能となる。
【0013】
図1は、第1のアクセスデバイス102、第2のアクセスデバイス104、第3のアクセスデバイス106、外部データソース108及び外部システム110を含む例示の医用コンファレンシングまたは画像共有システム100を表している。幾つかの例では、データソース108及び/または外部システム110を単一のシステムで実現させることが可能である。幾つかの例では、データソース108及び/または外部システム110はアクセスデバイス102〜106のうちの1つまたは幾つかとネットワーク112を介して通信することが可能である。幾つかの例では、アクセスデバイス102〜106のうちの1つまたは幾つかは、データソース108及び/または外部システム110とネットワーク112を介して通信することが可能である。幾つかの例では、アクセスデバイス102〜106は、ネットワーク112を介して互いに通信することが可能である。ネットワーク112は例えば、インターネット、イントラネット、プライベートネットワーク、有線式やワイヤレス式のローカルエリアネットワーク、有線式またはワイヤレス式のワイドエリアネットワーク、セルラーネットワーク及び/または適当な別の任意のネットワークによって実現されることある。
【0014】
データソース108は、画像読影及び/またはその他の用途のために画像及び/またはその他のデータをアクセスデバイス102〜106に提供することが可能である。幾つかの例ではデータソース108は、セッションまたはコンファレンスに関連付けされた情報及び/またはその他の情報をアクセスデバイス102〜106から受け取ることが可能である。幾つかの例では外部システム110は、セッションまたはコンファレンスに関連付けされた情報及び/またはその他の情報をアクセスデバイス102〜106から受け取ることが可能である。幾つかの例では外部システム110はさらに、アクセスデバイス102〜106に画像及び/またはその他のデータを提供することが可能である。データソース108及び/または外部システム110は、PACS、RIS、HIS、CVIS、EMR、アーカイブ、データ庫(warehouse)、撮像モダリティ(例えば、X線、CT、MR、超音波、核医学撮像、その他)などのシステムを用いて実現することが可能である。
【0015】
アクセスデバイス102〜106は例えば、ワークステーション(ラップトップ、デスクトップ、タブレットコンピュータ、その他)または移動式デバイスを用いて実現することが可能である。幾つかの移動式デバイスは例えば、スマートフォン(例えば、BlackBerry(TM)、iPhone(TM)、その他)、移動式インターネットデバイス(MID)、PDA(personal digital assistant)、セルラー電話、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ(iPad(TM))、その他を含む。
【0016】
実際に放射線医などの担当医は、ある画像に関して同僚(例えば、専門家または別の放射線医)との協働を希望することがある。こうした同僚は要求した放射線医と同じアクセスデバイスの近傍に居ないことがある。こうした場合には本明細書に記載した例を用いることによって、第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザ102が例えばある画像に関して第2のアクセスデバイスに関連付けされた第2のユーザ104と協働することがある。周知の幾つかの方式と異なり本明細書に記載した例によれば、セッション要求を出すユーザは、少なくとも1つの画像ビューに対する制御及びこれに対する操作を維持する一方で少なくとも読影するユーザが操作可能な第2の画像ビューを提供することが可能となる。幾つかの例では本明細書に記載した例によってユーザは、互いのビューに影響を及ぼすことなく画像の並列読み込みを実行することが可能となる。
【0017】
第1のユーザ(例えば、要求を出した放射線医)と第2のユーザ(例えば、読影をする放射線医)との間で協働セッションを開始するために、第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザ102によって、第2のアクセスデバイス104に関連付けされた第2のユーザとのセッションまたはコンファレンスが要求されることがある。第1のアクセスデバイス102をPACSワークステーションすることがありかつ第2のアクセスデバイス104を移動式デバイスとすることがあるが、これらの両アクセスデバイスを共に、例えばPACSワークステーションとすることや、別法として移動式デバイスとすることがあり得る。通知を受けると第2のユーザは次いで、この要求を受け容れることも辞退することもある。幾つかの例では第2のユーザは、デバイス認証のセキュリティ要件を満足することがある。幾つかの例では、セキュリティ標準、バーチャルプライベートネットワークアクセス、暗号化、その他を用いて、アクセスデバイス102と104の間の安全な接続を維持することが可能である。
【0018】
第2のユーザが要求を受け容れた場合、第1のユーザは次いで第2のユーザと共有しようとする画像を選択することがある。第1のユーザはさらに、第2のユーザに対して最初に表示させる画像ビューを選択することがある。第1のユーザが元の画像ビュー(例えば、非共有画像)を保持する能力を保全するために、第2のユーザが少なくとも何らかの制御を行使し得るような共有画像ビューをデータソース108及び/または外部システム110によって生成することがある。この共有画像は、第2のアクセスデバイス104のユーザインタフェース114を用いて第2のユーザに対して表示される。第1のユーザは、第1のアクセスデバイス102のユーザインタフェース116上で共有画像ビューと元の画像ビューの両方を観察することがある。
【0019】
第2のユーザは、第1のアクセスデバイス102にある共有画像ビューに影響を及ぼさないで、第2のアクセスデバイス104に表示させた共有画像ビューを操作すること(例えば、異なる観察用パラメータで画像を観察すること)がある。例えば、第2のアクセスデバイス104の共有画像ビューは第1のアクセスデバイス102における共有画像ビューとズーム率が異なることがある。第1のユーザは、第2のアクセスデバイス104にある共有画像ビューに影響を及ぼさないで、第1のアクセスデバイス102に表示させた共有画像ビューを操作することがある。幾つかの例では第1のユーザは、第1のアクセスデバイス102を用いて第2のアクセスデバイス104に表示された共有画像ビューを操作することが可能である。
【0020】
第1のユーザは、コンテンツを編集及び/または追加すること(例えば、計測値生成のために形状やオブジェクトを描きかつアノテーション付与すること、異常構造をハイライトすること、かつ/またはテキストコメントを追加すること)、及び/または第1のアクセスデバイス102において共有画像ビューに関する知見を特定すること、が可能である。これらの編集は、第2のアクセスデバイス104にある共有画像ビューに伝達されることがあり、またこれにより第2のアクセスデバイス104にある共有画像ビューを動的に更新することが可能である。第2のユーザは、コンテンツを編集及び/または追加すること(例えば、計測値生成のために形状やオブジェクトを描きかつアノテーション付与すること、異常構造をハイライトすること、かつ/またはテキストコメントを追加すること)、及び/または第2のアクセスデバイス104において共有画像ビューに関する知見を特定すること、が可能である。これらの編集は第1のアクセスデバイス102にある共有画像ビューに伝達されることがあり、またこれにより第1のアクセスデバイス102にある共有画像ビューを動的に更新することが可能である。したがって例えば、第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザ102による共有画像ビューに対するコンテンツの追加が可能であり、かつ実質的に同じ時刻に(例えば、実質的に同時に)、第2のアクセスデバイスのところにいる第2のユーザ104による共有画像ビューに対するコンテンツの追加が可能である。第1のアクセスデバイス102において追加されたコンテンツの第2のアクセスデバイス104上への表示、並びに第2のアクセスデバイス104において追加されたコンテンツの第1のアクセスデバイス102上への表示は、例えばアクセスデバイス102と104の間の接続に関連付けされた伝送時間によって限定されることがある。例えば第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザ102は、第2のアクセスデバイス104のところにいる第2のユーザ対しても共有画像ビューにコンテンツを追加する能力を保持することを可能とさせる一方で、共有画像ビューに対してコンテンツを追加することが可能である。幾つかの例では第1のユーザ及び/または第2のユーザは、第1のアクセスデバイス102と第2のアクセスデバイス104の両方に共有画像ビューが同じように表示されるようなモードを始動させることがある。
【0021】
幾つかの例では第1のユーザは、第2のユーザと音声またはテキストのメッセージ伝達(例えば、電話、SMS、電子メールサービス、その他)を介して通信することが可能である。幾つかの例では第2のユーザは、第1のユーザと音声またはテキストのメッセージ伝達(例えば、電話、SMS、電子メールサービス、その他)を介して通信することが可能である。幾つかの例では第1のユーザと第2のユーザの間の通信は、レポート(複数のこともある)の作成及び/またはレポート(複数のこともある)内への自動組み込みのために使用されることがある。例えば、コンファレンスに関連付けされた結果が医学レポート内に自動的に組み込まれることがある。幾つかの例では、共有画像及び/または特定した知見に対する編集が、レポート(複数のこともある)の作成及び/またはレポート(複数のこともある)内への組み込みのために使用されることがある。幾つかの例では、共有画像及び/または特定した知見に対する編集が第1のユーザによって元の画像ビュー内に組み込まれることがある。上の例では第1のユーザが第2のユーザと単一の画像を共有するように記載しているが、これ代えて任意の数(例えば、1枚、2枚、3枚、その他)の画像が共有されることがある。上の例では第2のユーザと画像を共有するように記載しているが、これ代えて別の任意のまたは追加的な情報を共有することがある。例えば追加としてまたは別法として、レポートや結果(例えば、ラボ、定量的及び/または定性的解析の事後または事前事後読み値)が共有されることがある。
【0022】
図2は、例示の医用コンファレンシングまたは画像共有システム200の例示の第1のアクセスデバイス202及び例示の第2のアクセスデバイス204のブロック図である。第1のアクセスデバイス202は図1の第1のアクセスデバイス102の実現のために用いられることがあり、また第2のアクセスデバイス204は図1の第2のアクセスデバイス104の実現のために用いられることがある。
【0023】
第1のアクセスデバイス202は、開始器208、表示モジュール210、インタフェース212、データソース214、ツール216及びプロセッサ218を含むことがある。第2のアクセスデバイス204は、開始器220、表示モジュール222、インタフェース224、データソース226、ツール228及びプロセッサ230を含むことがある。図1のアクセスデバイス102及び104を実現する例示の方式を図2に示しているが、図2に示した要素、処理及び/またはデバイスのうちの1つまたは幾つかを組み合わせる、分割する、再配列する、省略する、排除する及び/または別の方法により実現することがある。幾つかの例ではプロセッサ218は、開始器208、表示モジュール210、インタフェース212、データソース214及び/またはツール216と一体化させることがある。追加としてまたは別法として、幾つかの例ではそのプロセッサ230を、開始器220、表示モジュール222、インタフェース224、データソース226及び/またはツール228と一体化させることがある。開始器208及び/または220、表示モジュール210及び/または222、インタフェース212及び/または224、データソース214及び/または226、ツール216及び/または228、かつ/またはプロセッサ218及び/または230(またより一般的には、例示の医用コンファレンシングシステム200)は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア及び/またはハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェアの組み合わせによって実現させることがある。したがって開始器208及び/または220、表示モジュール210及び/または222、インタフェース212及び/または224、データソース214及び/または226、ツール216及び/または228、かつ/またはプロセッサ218及び/または230(またより一般的には、例示の医用コンファレンシングシステム200)は、1つまたは複数の回路、プログラム可能プロセッサ(複数のこともある)、特定用途向け集積回路(ASIC)(複数のこともある)、プログラム可能論理デバイス(PLD)(複数のこともある)及び/または現場プログラム可能論理デバイス(FPLD)(複数のこともある)、その他によって実現させることが可能である。添付の特許請求の範囲のいずれかの請求項が純粋にソフトウェア及び/またはファームウェアの実現形態を包含するように読める場合、開始器208及び/または220、表示モジュール210及び/または222、インタフェース212及び/または224、データソース214及び/または226、ツール216及び/または228、かつ/またはプロセッサ218及び/または230(またより一般的には、例示の医用コンファレンシングシステム200)のうちの少なくとも1つがこれによって、ソフトウェア及び/またはファームウェアを保存しているメモリ、DVD、CD、その他などの有形媒体を含むように明示的に規定されるものとする。またさらには、図2の例示の医用コンファレンシングシステム200は、図2に示したものに加えてあるいはこれに代えて1つまたは複数の要素、処理及び/またはデバイスを含むことがあり、かつ/または図示した要素、処理及びデバイスのいずれかまたは全部のうちからその複数を含むことがある。
【0024】
アクセスデバイス202及び204は、それぞれのアクセスデバイス202または204、データソース108(図1)及び/または外部システム110(図1)におけるデータの取り出し、機能の実行及びデータの保存を行うプロセッサ218及び230を含む。プロセッサ218及び230は、アクセスデバイス202及び204の制御、情報の編集その他をさせるための情報及び機能をユーザ入力に提供するように、それぞれの表示モジュール210及び222並びにインタフェース212及び224を駆動させている。幾つかの例ではそのインタフェース212及び/または224は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)として構成されることがある。このGUIは、それぞれのアクセスデバイス202または204と一体化させかつ/またはこれに対して取り付けられたタッチパッド/スクリーンとすることがある。幾つかの例ではそのインタフェース212及び/または224を、キーボード、マウス、トラックボール、マイクロフォン、その他とすることがある。幾つかの例ではそのインタフェース212及び/または224は、それぞれの表示モジュール210及び222に表示させた画像ビューのユーザによる変更を可能とするために加速度計及び/または全地球測位センサ及び/またはその他の位置/運動インジケータを含むことがある。
【0025】
アクセスデバイス202及び204は、データソース214及び226やツール216及び228を含んだ1つまたは複数の内部メモリ及び/またはデータ記憶部を含む。データ記憶装置は、アクセスデバイス202及び204と連絡している多種多様な任意の内部及び/または外部メモリ、ディスク、遠隔記憶装置を含むことが可能である。
【0026】
プロセッサ218及び/または230は、例えば第1のアクセスデバイス202や第2のアクセスデバイス204及び/またはデータソース108(図1)及び/または外部システム110(図1)に出入りさせたデータの問い合わせ、取り出し及び/または送出のための通信インタフェース構成要素を含むこと及び/またはこれらと通信することが可能である。インタフェース224を介して受け取ったユーザ入力並びにデータソース226及びツール228からの情報及び/または機能を用いてプロセッサ230は、例えば第2のアクセスデバイス204にある画像の共有ビューに対するアノテーションを第1のアクセスデバイス202に伝達することが可能である。
【0027】
動作時において第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザ202は、第2のアクセスデバイス204に関連付けされた第2のユーザとのセッションまたはコンファレンスを開始器208を用いて要求することがある。幾つかの例では第2のユーザは、第1のユーザが知っているあるいは協働するコンファレンシンググループの一部である及び/またはあるヘルスケアグループに関連付けされた他の複数のユーザ(例えば、同僚、専門家、他の放射線医、その他)から選択されることがある。この要求は、例えばその要求を表示モジュール222上に表示し得る第2のアクセスデバイス204に対してプロセッサ218を介して伝達されることがある。次いで第2のユーザは、インタフェース224を用いてこの要求を受け容れることや、辞退することがある。この受け容れまたは拒絶は例えば、プロセッサ230を用いて第2のアクセスデバイス204から第1のアクセスデバイス202に伝達されることがある。
【0028】
第2のユーザが要求を受け容れた場合、第1のユーザはインタフェース212を用いて第2のユーザと共有しようとする画像(例えば、X線、ディジタル放射線画像、CTスキャン、MRI、超音波、その他)を選択することがある。この画像(複数のこともある)はデータソース214及び/または108内に保存されることがある。第1のユーザはさらに、第2のユーザに対して最初に表示させる画像ビューを選択することがある。別法として第2のアクセスデバイス204は、第2のユーザが好む事前設定の観察選好を含むことがある。別の例では第1のユーザは、インタフェース212を用いて第2のユーザと共有しようとする複数の画像を選択することがある。こうした例では第1のユーザは、第2のユーザに対して最初に表示させる画像及び画像ビューを選択することがある。
【0029】
次いで、共有画像ビュー(例えば、任意選択で関連するデータを含んだ画像(複数のこともある))がプロセッサ218を介して第2のアクセスデバイス204に伝達されると共に、表示モジュール222を用いてこれが表示される。上で検討したように第1のユーザは、表示モジュール210上で共有画像ビューと元の画像ビューの両方を観察することがある。
【0030】
第1のアクセスデバイス202上のデータソース214及びツール216によって、第1のアクセスデバイス202を介した共有ビュー及び/または元の画像ビューに対するユーザ操作(例えば、パン、ズーム、高度な処理、輝度、コントラスト、その他)、定性的及び/または定量的アノテーション(複数のこともある)、ディクテーション、編集及び/または計測が容易になる。第1のユーザによるこの操作、アノテーション、ディクテーション、編集及び/または計測(またより一般的には、共有画像ビューに対して追加されるコンテンツ)は、第2のユーザに伝達されて表示モジュール222を用いてリアルタイムであるいは実質的にリアルタイムで表示されることがある。しかし上で検討したように幾つかの例では、第1のアクセスデバイス202における共有画像ビューに対する操作が第2のアクセスデバイス204における共有画像ビューに対する操作と異なることがある。複数の画像が共有されるような例では、第1のアクセスデバイス202にある画像及び/またはその画像ビューが第2のアクセスデバイス204にある画像及び/またはその画像ビューと異なることがある。例えば第1のユーザは、インタフェース212を用いて複数の共有画像の中から第1のアクセスデバイス202で観察しようとする第1の画像を選択することがあり、また第2のユーザは、インタフェース224を用いて複数の共有画像の中から第2のアクセスデバイス204で観察しようとする第2の画像を選択することがある。
【0031】
第2のアクセスデバイス204のデータソース226及びツール228によって、第2のアクセスデバイス204を介した共有画像ビューに対するユーザ操作(例えば、パン、ズーム、高度な処理、輝度、コントラスト、その他)、定性的及び/または定量的アノテーション(複数のこともある)、編集及び/または計測が容易になる。例えば第2のアクセスデバイス204がグラフィカルユーザインタフェースを有する移動式デバイスであれば、第2のユーザはユーザインタフェース画面にタッチすることによって関心項目及び/または関心領域(例えば、骨折)にアノテーション付与することが可能である。第2のユーザは、例えば距離計測を要求するために第2のアクセスデバイス204のユーザインタフェース画面上でマルチタッチ動作を実行することが可能である。第2のユーザは、例えば読影している画像に関するコメントを提供するためにユーザインタフェース画面のタッチをオーディオ機能の起動と連携させることが可能である。
【0032】
第2のユーザによるこの操作、アノテーション、編集及び/または計測(またより一般的には、共有画像ビューに追加されるコンテンツ)は、第1のユーザに伝達され表示モジュール210を用いてリアルタイムでまたは実質的にリアルタイムで表示されることがある。追加としてまたは別法として第1のユーザは、第2のユーザから受け取ったアノテーション、編集及び/または計測を、例えばインタフェース212を用いてこの情報を元の画像ビュー内にドラッグすることによって元の画像ビューに組み込むことがある。追加としてまたは別法として、これらユーザ間のコンファレンスに関連付けされた情報は、例えば第1のアクセスデバイス202に保存すること、及び/またはさらに使用するためかつ/または後で取り出すために外部システムに保存すること、が可能である。第1のアクセスデバイス202及び/または第2のアクセスデバイス204を介して受け取った入力(例えば、ユーザ入力)並びにデータソース214及び/または226やツール216及び/または228からの情報及び機能を用いることによって、プロセッサ218は1つまたは複数のレポートを作成することが可能である。
【0033】
図3〜7は、ワークステーション(例えば、第1のアクセスデバイス)302及び移動式デバイス(例えば、第2のアクセスデバイス)304を用いた例示のコンファレンシングまたは画像共有応用を表している。図3を参照すると306において、第1のユーザが移動式デバイス304に関連付けされた第2のユーザとの接続を要求(例えば、コンファレンシング及び/または協働セッションを要求)することがある。第2のユーザはユーザのディレクトリから選択されることがある。このユーザディレクトリは、それぞれのユーザに関連付けされたデータ(例えば、コンタクト情報、履歴書(CV)、その他)を含むことがある。このユーザディレクトリは、例えばそれぞれのユーザが関連するコンファレンシングシステム(例えば、医用コンファレンシングシステム100及び/または200)にログインしているか否かに応じて変更されることがある。
【0034】
要求が発せられると308において、移動式デバイス304はワークステーション302から到来する要求を受け取る。310では、第2のユーザが例えば移動式デバイス304のグラフィカルユーザインタフェース312に対するタッチによってその要求に対する受け容れまたは辞退を選択することがある。第2のユーザによる要求の受け容れまたは辞退の判断はワークステーション302に伝達されることがある。第2のユーザが要求を受け容れた場合、例えばワークステーション302と移動式デバイス304の間に接続が確立されることがあり、かつ/またはセッションが開始されることがある。
【0035】
図4を参照すると、第2のユーザが要求を受け容れてセッションが開始された場合に402において、第1のユーザは第2のユーザと共有するための画像を選択する。402では第1のユーザによって元の画像ビュー(例えば、非共有画像)に対する制御が保持されており、また404では共有画像ビュー(例えば、共有ビュー)が表示されることがある。第1のユーザは、移動式デバイス304に初めに表示させる共有画像ビューを選択することがある。共有画像ビューが選択された後、406においてこの共有画像ビューは移動式デバイス304上に表示される。
【0036】
図5を参照すると、ワークステーション302と移動式デバイス304が共有画像の描出パラメータを共有することがあるが、ワークステーション302と移動式デバイス304は観察エリア内で共有画像ビューを異なる位置決めとすることがあり、ズームを異ならせることがあり、かつ/またはワークステーション302と移動式デバイス304が個々にアノテーションを規定することがある。例えば502において第2のユーザは、移動式デバイス304における共有画像ビューをワークステーション302における共有画像ビューと異ならせるように移動式デバイス304のグラフィカルユーザインタフェース312に対するタッチによって関心領域をズーム及び/またはパンすることがある。
【0037】
504では第1のユーザが共有画像ビュー上にグラフィック式オブジェクトを入力することがあり、次いで506においてこれが移動式デバイス304に伝達される。508では第1のユーザが共有画像ビュー上に計測値を入力することがあり、次いで510においてこれが移動式デバイス304の共有画像ビュー上に伝達される。より一般的には、パラメータ(例えば、グラフィック式オブジェクト、計測値、その他)が移動式デバイス304に転送されると共に、このパラメータは例えば移動式デバイス304において共有画像ビューに登録される。追加としてまたは別法として、506において第2のユーザが共有画像ビュー上にグラフィック式オブジェクトを入力することがあり、次いで504においてこれがワークステーション302の共有画像ビュー上に伝達される。510では第2のユーザが計測値を入力することがあり、次いで508においてこれがワークステーション302の共有画像ビュー上に伝達される。
【0038】
図6を参照すると、602において第2のユーザは、共有画像ビュー上にコンテキスト(例えば、アノテーション)を入力することがあり、次いで604においてこれがワークステーション302の共有画像ビュー上に伝達される。606では第2のユーザがコメントを入力することがあり、次いで608においてこれがワークステーション302の共有画像ビュー上に伝達される。ワークステーション302にある共有画像ビューは第1の観察用パラメータによって観察されることがあり、また移動式デバイス304にある共有画像ビューは第1の観察用パラメータと異なる第2の観察用パラメータによって観察されることがある(ただし別法として、第1及び第2の観察用パラメータを同じまたは同様とすることがある)。
【0039】
図7を参照すると、第1のユーザ及び/または第2のユーザによって、ワークステーション302及び/または移動式デバイス304を用いて702及び704にそれぞれ示したようにワークステーション302と移動式デバイス304の両者において共有画像ビューの観察用パラメータが同じであるようなモードが開始されることがある。
【0040】
図8は、第1の移動式デバイス(例えば、iPad(TM)、第1のアクセスデバイス)802並びに第2の移動式デバイス(例えば、iPhone(TM)、第2のアクセスデバイス)804を用いた例示のコンファレンシングまたは画像共有応用を表している。806では、第1の移動式デバイス802に関連付けされた第1のユーザは、例えばセッションへの参加できるような医師の808の登録簿を開くためのコンサルト(CONSULT)を選択することがある。ユーザは、第1の移動式デバイス802のグラフィカルユーザインタフェース810へのタッチによって登録簿を開くことがある。808において医師のうちの一人が登録簿から選択され、次いでこの選択された医師に対して要求が伝達される。
【0041】
812では、第2の移動式デバイス804が第1の移動式デバイス802から到来する要求を受け取る。814では、第2の移動式デバイス804に関連付けされた第2のユーザ(例えば、選択された医師)は、例えば第2の移動式デバイス804のグラフィカルユーザインタフェース816に対するタッチによって要求に対する受け容れまたは辞退を選択することがある。第2のユーザによる要求の受け容れまたは辞退の判断が第1の移動式デバイス802に伝達されることがある。第2のユーザが要求を受け容れた場合は、例えば第1と第2の移動式デバイス802と804の間の接続が確立されることがあり、かつ/またはセッションが開始されることがある。
【0042】
第2のユーザが要求を受け容れかつセッションが開始された場合、818において第1のユーザが選択した共有画像が第2の移動式デバイス804上に表示されることがある。820及び822では、第2のユーザが共有画像ビュー上にアノテーションをマーキングし、次いで824及び826のそれぞれにおいてこれが共有画像ビューに伝達される。第2のユーザは、第2の移動式デバイス804及び/または第1の移動式デバイス802における共有画像ビューの画像提示を変更することがある。828では第1のユーザがコメント(例えば、音声、テキストメッセージ、その他)を入力し、830においてこれが第2の移動式デバイス804に伝達されることがある。832では第2のユーザがコメント(例えば、音声、テキストメッセージ、その他)を入力することがあり、834においてこれが第1の移動式デバイス802に伝達されることがある。836では第1のユーザが例えば、セッションに関連付けされた情報(例えば、知見、会話、その他)をレポートに組み入れることがあり、かつ/またはセッションに関連付けされた情報に基づいてレポートが作成されることがある。
【0043】
図9は、第1の移動式デバイス(例えば、iPad(TM)、第1のアクセスデバイス)902並びに第2の移動式デバイス(例えば、iPhone(TM)、第2のアクセスデバイス)904を用いた例示のコンファレンシングまたは画像共有応用を表している。906では、第1の移動式デバイス902に関連付けされた第1のユーザが登録簿から医師を選択することがある。選択されると、対応する医師に対して要求が伝達されることがあり、また当該医師がこの要求の受け容れまたは辞退について促されることがある。
【0044】
選択を受けた医師が要求を受け容れてセッションが開始された場合、第1のユーザが選択した共有画像が908において第2の移動式デバイス904上に表示されることがある。910では第2のユーザ(例えば、選択を受けた医師)が共有画像ビューの観察用パラメータ(例えば、ズーム、パン、回転、その他)を変更することがあるが、しかし第2の移動式デバイス904での共有画像ビューの観察用パラメータに対する変更は第1の移動式デバイス902における共有画像ビューの観察用パラメータに影響しないことがある。
【0045】
912では第2のユーザが共有画像ビュー上で計測を実行することがあり、次いで914においてこれが共有画像ビューに伝達される。916では第1のユーザがコメント(例えば、音声、テキストメッセージ、その他)を入力することがあり、918においてこれが第2の移動式デバイス904に伝達されることがある。920では第2のユーザがコメント(例えば、音声、テキストメッセージ、その他)を入力することがあり、922においてこれが第1の移動式デバイス902に伝達されることがある。924では第1のユーザが例えば、セッションに関連付けされた情報(例えば、知見、会話、その他)をレポートに組み入れることがあり、かつ/またはセッションに関連付けされた情報に基づいてレポートが作成されることがある。
【0046】
図10は、第1の移動式デバイス(例えば、iPad(TM)、第1のアクセスデバイス)1002、第2の移動式デバイス(例えば、iPhone(TM)、第2のアクセスデバイス)1004並びに第3の移動式デバイス(例えば、iPhone(TM)、第3のアクセスデバイス)1006を用いた例示のコンファレンシングまたは画像共有応用を表している。1008では、第1の移動式デバイス1002に関連付けされた第1のユーザが登録簿から複数の医師を選択することがあり、また次いで1010及び1012において選択を受けた医師に要求が伝達されることがある。第2の移動式デバイス1004に関連付けされた第2のユーザ(例えば、選択を受けた医師)と第3の移動式デバイス1006に関連付けされた第3のユーザ(例えば、選択を受けた医師)とがそれぞれの要求を受け容れることや辞退することがある。第2及び第3のユーザが要求を受け容れた場合に例えば、第1と第2の移動式デバイス1002と1004の間並びに第1と第3の移動式デバイス1002と1006の間の接続が確立されることがあり、かつ/またはセッション(複数のこともある)が開始されることがある。
【0047】
第1のユーザが選択した共有画像が1014において第2の移動式デバイス1004上に表示され、また1016において第3の移動式デバイス1006上に表示されることがある。1018では、第1のユーザがそれに対する制御を保持している元の画像ビュー(例えば、非共有画像)が表示される。1020では、画像の複数の共有ビュー(例えば、共有画像)が表示される。1020における複数の画像のうちの幾つかは、第2及び第3の移動式デバイス1004及び1006のそれぞれの共有画像ビューに対応しており、また1020における複数の画像の別の1つは、第2及び第3の移動式デバイス1004及び1006で実施された編集(例えば、定性的及び/または定量的アノテーション(複数のこともある)、編集、計測、その他)を組み入れた画像に対応する。幾つかの例では、第1の移動式デバイス1002において第2のユーザに関連付けされた共有画像を選択することによって、第1の移動式デバイス1002は当該画像並びに第1と第2のユーザ間の対応する任意の会話(例えば、対話)を表示することがある。幾つかの例では、第2及び第3の移動式デバイス1004及び1006の両方に関する編集を組み入れた共有画像を選択することによって、第1の移動式デバイス1002はその編集並びに第1のユーザと第2のユーザの間及び第1のユーザと第3のユーザの間の対応する任意の会話を表示することがある。
【0048】
1022及び1024では、第2のユーザが共有画像ビュー上にアノテーションをマーキングすることがあり、次いで1026及び1028においてこれが画像(例えば、第2及び第3の移動式デバイス1004及び1006の両者に関する編集を組み入れた画像)の共有ビューに伝達されている。1030及び1032では第3のユーザが共有画像ビュー上でアノテーションをマーキングすることがあり、次いで1034及び1036においてこれが共有画像ビューに伝達されている。1038では第1のユーザが例えば、セッションに関連付けされた情報(例えば、知見、会話、その他)をレポートに組み入れることがあり、かつ/またはセッションに関連付けされた情報に基づいてレポートが作成されることがある。
【0049】
図11は、例えば複数のアクセスデバイスを用いて医用コンファレンシングを容易にするのに使用し得るコンピュータ読み取り可能命令を用いて実現し得る処理法を表した流れ図の一例を示している。図11の例示の処理は、プロセッサ、制御器及び/または適当な別の任意の処理デバイスを用いて実行させることがある。例えば図11の例示の処理法は、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)及び/またはランダムアクセスメモリ(RAM)などの有形のコンピュータ読み取り可能媒体上に保存されたコード式命令(例えば、コンピュータ読み取り可能命令)を用いて実現させることがある。本明細書で使用する場合に、有形のコンピュータ読み取り可能媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ読み取り可能記憶を含み伝播用信号は除外するように明示的に規定するものとする。追加としてまたは別法として図11の例示の処理法は、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュ、あるいは任意の期間にわたって(例えば、長期にわたる、恒久的な、短期間の、一時的バッファリング、及び/または情報キャッシュの目的で)その中に情報が保存される別の任意の記憶媒体などの非一時的コンピュータ読み取り可能媒体上に保存されたコード式命令(例えば、コンピュータ読み取り可能命令)を用いて実現させることがある。本明細書で使用する場合に非一時的コンピュータ読み取り可能媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ読み取り可能媒体を含みかつ伝播用信号は除外するように明示的に規定するものとする。
【0050】
別法として図11の例示の処理法のうちの幾つかまたは全部は、特定用途向け集積回路(ASIC)(複数のこともある)、プログラム可能論理デバイス(PLD)(複数のこともある)、現場プログラム可能論理デバイス(FPLD)(複数のこともある)、離散的ロジック、ハードウェア、ファームウェア、その他からなる任意の組み合わせ(複数のこともある)を用いて実現させることがある。さらに図11の例示の処理法のうちの幾つかまたは全部は、手作業で実現させることや、上述の技法のいずれかよりなる任意の組み合わせ(例えば、ファームウェア、ソフトウェア、離散的ロジック及び/またはハードウェアの任意の組み合わせ)(複数のこともある)として実現させることがある。さらに、図11の例示の処理法は図11の流れ図に関連して記載しているが、図11の処理を実現する別の方法が利用されることもある。例えば、各ブロックの実行順序を変更することがあり、かつ/または記載したブロックのうちの幾つかが変更、除去、再分割または合成されることがある。さらに、図11の例示の処理法のうちの幾つかまたは全部は、逐次式で実行されること、かつ/または例えば個別の処理用スレッド、プロセッサ、デバイス、離散的ロジック、回路、その他によって並列に実行させることがある。
【0051】
図11を参照すると1102において、方法1100はコンファレンスが要求されたか否かを判定する。コンファレンスが要求された場合、制御はブロック1104に進む。1104では、コンファレンスが要求されている。例えば、第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザが第2のアクセスデバイスに関連付けされた第2のユーザとのセッション及び/またはコンファレンスを要求した場合、第2のアクセスデバイスに要求が伝達されることがある。1106では方法1100は、第2のユーザが要求を受け容れたか否かを判定する。第2のユーザがコンファレンス要求を辞退した場合、制御はブロック1104に進むと共に別のコンファレンス要求が発せられることがある。
【0052】
しかし第2のユーザが要求を受け容れた場合は、制御はブロック1108に進むと共に第1のユーザは第2のユーザと共有しようとする画像を選択することがある。1110では、第1のアクセスデバイスにおいて第1の画像ビュー(例えば、非共有ビュー)及び第2の画像ビュー(例えば、共有ビュー)が表示されることがある。1112では、第2のアクセスデバイスに第2の画像ビュー(例えば、共有ビュー)が表示されることがある。
【0053】
1114では方法1100は、第1のアクセスデバイスにおいてまたは第2のアクセスデバイスにおいて第2の画像ビューの観察用パラメータを修正すべきか否かを判定しており、また1116で観察用パラメータを修正することが可能である。観察用パラメータは、パン、ズーム、高度な処理、輝度、コントラストを含むことがあると共に、第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザまたは第2のアクセスデバイスのところにいる第2のユーザによって修正されることがある。第1のアクセスデバイスにおける第2の画像ビューの観察用パラメータは例えばユーザ入力に基づいて、第2のアクセスデバイスにおける第2の画像ビューの観察用パラメータと同じとすることも異ならせることもある。
【0054】
1118では方法1100は、第1のアクセスデバイスまたは第2のアクセスデバイスにある第2の画像ビューに対してコンテンツ(例えば、定性的及び/または定量的アノテーション(複数のこともある)、ディクテーション、編集及び/または計測、その他)が追加されたか否かを判定する。コンテンツが追加された場合、制御はブロック1120に進むと共に第2の画像ビューの更新が可能である。幾つかの例では、第2のアクセスデバイスのところにいる第2のユーザにより第2の画像ビューにアノテーションが追加された場合、第1のアクセスデバイスにおける第2の画像ビューをこのアノテーションが含まれるように更新することが可能である。幾つかの例では、第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザが第2の画像ビューにアノテーションを追加した場合、第2のアクセスデバイスにおける第2の画像ビューをこのアノテーションが含まれるように更新することが可能である。
【0055】
1122では方法1100は、第2の画像ビューのコンテンツを第1の画像ビューに組み込むべきか否かを判定しており、また1124においてこの情報を第1の画像ビューに組み込むことが可能である。例えば第1のユーザは、コンテンツ(例えば、アノテーション、編集及び/または計測、その他)を第1の画像ビュー内へのこの情報のドラッグによって第1の画像ビューに組み込むことがある。
【0056】
1126では方法110は、レポートを作成すべきか否かを判定しており、1128においてレポートを作成することが可能である。例えば、コンファレンスに関連付けされた情報を用いてレポートを作成することが可能である。1130では方法1100は、別のコンファレンスを要求すべきか否かを判定する。要求がなければ本例示方法1100は終了となる。
【0057】
図12は、本明細書に記載した装置及び方法を実現するために使用し得る例示のプロセッサシステム1210のブロック図である。図12に示すようにプロセッサシステム1210は、相互接続バス1214に結合されたプロセッサ1212を含む。プロセッサ1212は、適当な任意のプロセッサ、処理ユニットまたはマイクロプロセッサとすることがある。図12には図示していないが、システム1210はマルチプロセッサシステムとすることがあり、またこのためプロセッサ1212と同一または同様でありかつ相互接続バス1214と通信可能に結合された1つまたは複数の追加のプロセッサを含むことがある。
【0058】
図12のプロセッサ1212は、メモリ制御器1220及び入力/出力(I/O)制御器1222を含んだチップセット1218に結合されている。よく知られているようにチップセットは典型的には、チップセット1218に結合された1つまたは複数のプロセッサによりアクセス可能またはこれにより使用されるような、I/O及びメモリ管理機能、並びに複数の汎用及び/または特殊目的のレジスタ、タイマ、その他を提供する。メモリ制御器1220は、プロセッサ1212(複数のプロセッサが存在する場合は複数のプロセッサ)に対してシステムメモリ1224及び大容量記憶メモリ1225へのアクセスを可能とさせる機能を実行する。
【0059】
システムメモリ1224は、例えばスタチック・ランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、その他などの所望の任意のタイプの揮発性及び/または不揮発メモリを含むことがある。大容量記憶メモリ1225は、ハードディスクドライブ、光学式ドライブ、テープ記憶デバイス、その他を含む所望の任意のタイプの大容量記憶デバイスを含むことがある。
【0060】
I/O制御器1222はプロセッサ1212に対して、I/Oバス1232を介した周辺入力/出力(I/O)デバイス1226及び1228並びにネットワークインタフェース1230との通信を可能とさせる機能を実行する。I/Oデバイス1226及び1228は、例えばキーボード、ビデオディスプレイまたはモニタ、マウス、その他など所望の任意のタイプのI/Oデバイスとすることがある。ネットワークインタフェース1230は例えば、プロセッサシステム1210に対して別のプロセッサシステムとの通信を可能とさせているイーサネット(商標)デバイス、非同期転送モード(ATM)デバイス、802.11デバイス、DSLモデム、ケーブルモデム、セルラーモデム、その他とすることがある。
【0061】
図12にはメモリ制御器1220及びI/O制御器1222をチップセット1218内部の別々のブロックとして図示しているが、これらのブロックにより実行される機能は単一の半導体回路内部に一体化されることがあり、あるいは2つ以上の単独の集積回路を用いて実現されることもある。
【0062】
ある種の実施形態は、上に記載した機能を実現するための方法、システム並びに任意のマシン読み取り可能媒体上のコンピュータプログラム成果物を企図している。ある種の実施形態は例えば、既存のコンピュータプロセッサを用いるか、本目的や別の目的のために組み込んだ特殊目的コンピュータプロセッサによるか、あるいは配線接続システム及び/またはファームウェアシステムによるか、によって実現させることができる。
【0063】
ある種の実施形態は、コンピュータ実行可能命令またはデータ構造をこの上に保存するように搭載したまたは有するコンピュータ読み取り可能媒体を含む。こうしたコンピュータ読み取り可能媒体は、汎用または特殊目的のコンピュータあるいはプロセッサを備えた別のマシンによってアクセスを受け得る入手可能な任意の媒体とすることができる。一例としてこうしたコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash、CD−ROMやその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶デバイス、あるいはコンピュータ実行可能命令またはデータ構造の形態をした所望のプログラムコードを搭載または保存するために使用可能でありかつ汎用または特殊目的のコンピュータあるいはプロセッサを備えた別のマシンによるアクセスが可能な別の任意の媒体を含むことがある。コンピュータ読み取り可能媒体の範囲には、上述のもの組み合わせも含む。コンピュータ実行可能命令は例えば、汎用のコンピュータ、特殊目的コンピュータまたは特殊目的処理マシンに対してある機能またはある機能群を実行させる命令及びデータを含む。
【0064】
一般にコンピュータ実行可能命令は、特定のタスクを実行するあるいは特定の抽象データタイプを実現するようなルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、その他を含む。コンピュータ実行可能命令、対応するデータ構造、及びプログラムモジュールによって、本明細書に開示したある種の方法及びシステムの工程を実行するためのプログラムコードの例が表される。こうした実行可能命令や対応するデータ構造からなるこのシーケンスによって、これらの工程に記述された機能を実現するための対応する作業の例が表される。
【0065】
本発明の実施形態は、プロセッサを有する1つまたは複数の遠隔コンピュータに対する論理接続を用いたネットワーク環境内で実施されることがある。論理接続には、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)を含むことがある(ただし、ここにおける提示は一例であり限定ではない)。こうしたネットワーク環境は、事業所域内や企業域内のコンピュータネットワーク、イントラネット及びインターネットにおいて極く一般的なものであると共に、広範に異なる多種多様な通信プロトコルを用いることがある。こうしたネットワークコンピュータ処理環境が典型的には、パーソナルコンピュータ、ハンドへルド型デバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、その他を含む多くのタイプのコンピュータシステム構成を包含することになることは当業者であれば理解されよう。本発明の実施形態はさらに、通信ネットワークを通して(有線式リンク、ワイヤレス式リンク、または有線式とワイヤレス式リンクの組み合わせのいずれかによって)リンクさせたローカルやリモートの処理デバイスによってタスクが実行されるような分散型コンピュータ処理環境で実施することもある。分散型コンピュータ処理環境では、ローカルとリモートの両方のメモリ記憶デバイスにプログラムモジュールを配置させることがある。
【0066】
本明細書ではある種の方法、装置及び製造物について記載してきたが、本特許のカバーする範囲はこれらに限定されるものではない。それどころか本特許は、文字表記上あるいは等価の意味からして添付の特許請求の範囲に相当に属するようなすべての方法、装置及び製造物を包含するものである。
【符号の説明】
【0067】
100 医用コンファレンシングまたは画像共有システム
102 アクセスデバイス
104 アクセスデバイス
106 アクセスデバイス
108 外部データソース
110 外部システム
112 ネットワーク
114 ユーザインタフェース
200 医用コンファレンシングまたは画像共有システム
202 アクセスデバイス
204 アクセスデバイス
208 開始器
210 表示モジュール
212 インタフェース
214 データソース
216 ツール
218 プロセッサ
220 開始器
222 表示モジュール
224 インタフェース
226 データソース
228 ツール
230 プロセッサ
302 アクセスデバイス
304 アクセスデバイス
802 アクセスデバイス
804 アクセスデバイス
1210 プロセッサシステム
1212 プロセッサ
1214 相互接続バス
1218 チップセット
1220 メモリ制御器
1222 入力/出力(I/O)制御器
1224 システムメモリ
1225 大容量記憶メモリ
1226 周辺入力/出力(I/O)デバイス
1228 周辺入力/出力(I/O)デバイス
1230 ネットワークインタフェース
1232 I/Oバス
図3〜10 複数の例示のアクセスデバイスを用いたコンファレンシングワークフロー
図11 コンファレンシング方法

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスの間での医用画像及び情報の共有を含むコンファレンシング方法であって、
第1のアクセスデバイスに関連付けされた第1のユーザに対して第2のアクセスデバイスに関連付けされた第2のユーザとのコンファレンスの要求を可能にさせる工程(1102;1104)と、
第2のユーザによるコンファレンスの受け容れを判定する工程(1106)と、
第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスの間でコンファレンスの開始を可能にさせる工程と、
第1のユーザに対して第2のアクセスデバイスに表示させようとする少なくとも1つの画像の選択を可能にさせる工程(1108)と、
第1のアクセスデバイスに第1の画像ビュー及び第2の画像ビューを表示する工程(1110)と、
第2のアクセスデバイスに第2の画像ビューを表示する工程(1112)と、
第1のアクセスデバイスに対して第1の画像ビューに対する制御の保持を可能にさせる工程と、
第1のアクセスデバイスのところにいる第1のユーザ及び第2のアクセスデバイスのところにいる第2のユーザに対して第2の画像ビューへの実質的に同時のコンテンツ追加を可能にさせる工程(1114;1116)と、
を含むコンファレンシング方法。
【請求項2】
ワークステーションと移動式デバイスの間でディジタル放射線学画像を共有する方法であって、
ワークステーションに関連付けされた第1のユーザに対して移動式デバイスに関連付けされた第2のユーザとのコンファレンスの要求を可能にさせる工程(1102;1104)と、
第2のユーザによるコンファレンスの受け容れを判定する工程(1106)と、
ワークステーションと移動式デバイスの間のコンファレンスの開始を可能とさせる工程と、
第1のユーザに対して第2のユーザと共有しようとする少なくとも1つの画像の選択を可能にさせる工程(1108)と、
ワークステーションに第1の画像ビュー及び第2の画像ビューを表示する工程(1110)と、
移動式デバイスに第2の画像ビューを表示する工程(1112)と、
ワークステーションの位置の第2の画像ビューが第1の観察用パラメータを備えること並びに移動式デバイスの位置の第2の画像ビューが第1の観察用パラメータと異なる第2の観察用パラメータを備えることを可能とさせる工程(1114;1116)と、
ワークステーションのところにいる第1のユーザ及び移動式デバイスのところにいる第2のユーザに対して第2の画像ビューへのコンテンツの追加を可能とさせる工程(1118;1120)と、
を含む共有方法。
【請求項3】
ワークステーションのところにいる第1のユーザに対して第2の画像ビューからのコンテンツの第1の画像ビューへの組み入れを可能とさせる工程(1122;1124)をさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ワークステーションと移動式デバイスのところにいるユーザ間の対話を容易にする工程をさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項5】
第2の画像ビューにコンテンツを追加する前記工程は、第2の画像ビューに対する計測値の生成、異常構造のハイライト及びテキストコメントの追加のために形状を描きかつアノテーション付与する工程(1118;1120)を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
アクセスデバイス(102;202;302;802)及び移動式デバイス(104;204;304;804)を備えた医用コンファレンシングシステムであって、該移動式デバイスは、
アクセスデバイスから受け取った共有画像を含むデータを保存するための第1のデータ記憶(226)と、
ユーザが観察、操作、アノテーション付与及び計測するために共有画像を表示するための第1のユーザインタフェース(224)であって、該操作によって移動式デバイスにおいてアクセスデバイスの位置と異なる観察用パラメータでの共有画像の表示が可能となる第1のユーザインタフェース(224)と、
第1のユーザインタフェースを介した入力の受け取り並びに共有画像を含むコンテンツの第1のユーザインタフェースへの提供をさせるための第1のプロセッサ(230)であって、アクセスデバイスを介した入力の受け取り及び第1のユーザインタフェースに対するコンテンツの提供をしており、第1のユーザインタフェースを介して受け取った入力をアクセスデバイスに伝達している第1のプロセッサ(230)と、
を備えている、医用コンファレンシングシステム。
【請求項7】
前記アクセスデバイスは、
移動式デバイスとのコンファレンスを開始させるための開始器(208)と、
移動式デバイスの位置に表示させる共有画像とアクセスデバイスによりその制御が保持されている非共有画像とを含むデータを保存するための第2のデータ記憶(214)と、
ユーザの観察及び操作のために共有画像及び非共有画像を表示するための第2のユーザインタフェース(212)と、
第2のユーザインタフェースを介した入力の受け取り並びに共有画像及び非共有画像を含むコンテンツの第2のユーザインタフェースへの提供をさせるための第2のプロセッサ(218)であって、移動式デバイスを介して入力を受け取りかつ第2のユーザインタフェースにコンテンツを提供しており、第2のユーザインタフェースを介して受け取った入力を移動式デバイスに伝達している第2のプロセッサ(218)と、
を備えている、請求項6に記載の医用コンファレンシングシステム。
【請求項8】
前記第1及び第2のユーザインタフェース(220;224)並びに前記第1及び第2のプロセッサ(218;230)は、共有画像に対するコンテンツの追加を可能にし、かつアクセスデバイスと移動式デバイスの両方においてそれぞれの第1及び第2のユーザインタフェースを介したコンテンツの動的表示を可能にしている、請求項7に記載の医用コンファレンシングシステム。
【請求項9】
前記ユーザインタフェースがタッチスクリーン(212;224)を含む、請求項7に記載の医用コンファレンシングシステム。
【請求項10】
前記アクセスデバイスがワークステーション(302)を含む、請求項7に記載の医用コンファレンシングシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−238230(P2011−238230A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−103934(P2011−103934)
【出願日】平成23年5月9日(2011.5.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】