説明

医療情報接続制御システム

【課題】各部門システムどうしの情報処理及び情報伝達の連携促進を図り、また各部門における患者のステータス情報を取得・保存・発信し、各部門における医療スタッフの作業性及び患者の利便性を大幅に改善するようにする。
【解決手段】オーダリングシステムと、個別に独立して存在する各部門システムとの間に、ミドルウェアシステムを介在させている。つまり、ミドルウェアシステムは、各部門システムと接続されており、他方でオーダリングシステムと接続されている。このミドルウェアシステムは、各部門システムの医療情報を中継してオーダリングシステムへ伝達する働きをしている。またミドルウェアシステムは、各部門システムどうしの通信接続を中継する働きもしており、ある部門システムから他の部門システムの情報を取得することが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院などの医療機関において、各診療科のコンピュータでデータ処理された電子情報を一括して管理するオーダリングシステムと、各診療科の部門システムとの中間に介在し、各部門システムどうしの情報処理及び情報伝達の連携促進を図り、また各部門における患者のステータス情報を取得・保存・発信し、各部門における医療スタッフの作業性及び患者の利便性を大幅に改善することのできる医療情報接続制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
病院などの医療機関では、医事システム、オーダリングシステム、電子カルテシステムなどのシステムを備え、病院内における各種のデータを処理して電子情報として管理することで病院内の医療業務の円滑化を図り、医療スタッフの作業性及び作業効率の向上を実現し、また患者の利便性、安全性に寄与している。
【0003】
医事システムは、患者登録、外来会計、病名登録、収納処理等を担当する窓口業務と、入退院を担当する入院業務と、レセプトに関する業務を行うレセプト業務と、統計業務と、患者別管理業務などの医療事務に関する業務を行うシステムである。
【0004】
オーダリングシステムは、指示や注文などのオーダーが適切に行われるように支援するシステムであり、病院などの医療従事者が検査や投薬・注射などのオーダーを入力すると、その内容が電子的に関係部門に伝達され、診察から薬品処方、医事会計までの処理が迅速かつ正確に行われるようになっている。これらは各部門ごとに独立したシステムの集合からなるものであり、具体的には放射線科、臨床検査科、生理検査科、薬局等の各科ごとにデータ処理を行う部門システム単体の集合体である。これらの各部門システム単体は、最近では数十のシステムが実用化されており、今後は更に細分化される等して増加する傾向にある。
【0005】
電子カルテシステムは、従来の紙のカルテに代わり、診療録等の診療情報を電子化して保存・更新するシステムである。医療スタッフは、この電子カルテシステムを利用して処方、検査等のオーダ、カルテ内容の記載等を行っており、医療従事者、看護師、検査技師、薬剤師、理学療法及び医事等の医療スタッフで共有され、チームとしての一貫した医療の提供が行えるようになっている。
【0006】
これらのシステムのうち、オーダリングシステムは、中核的な機能を果たすものであり、医事システム及び電子カルテシステムと相互にデータの通信を行い、医療従事者が電子カルテシステムを通じて関連する部門(診療科)へ指示出し(オーダー)を行うと、該当する診療科では指示された内容に基づいて医療行為を行うようにしている。例えば、放射線検査部門では、ある患者に対するMRIやCT等の放射線検査について、医療従事者から電子カルテシステム及びオーダリングシステムを通じて指示出しがあると、この検査指示情報は放射線検査部門のシステムへ出力され、これを現場の放射線検査技師がコンピュータ画面で確認し、MRIやCTの機器を操作して該当する患者のMRI検査及びCT検査を行うようにしている。検査後の結果(画像データなど)は、電子カルテシステムのデータベース及び放射線部門情報システム(RIS)のデータベースに保存登録される。
【0007】
ところで、各部門のシステムはそれぞれが独立している。従来のオーダリングシステムは、各部門のシステムとは個別に通信を行えるように接続されており、オーダリングシステム自体は全部門のシステムと個別に通信できるようになっている。しかしながら、各部門のシステムどうしは相互に通信できるようには接続されておらず、他部門の情報を知りたいときは、各部門システムが個別にオーダリングシステムへ問い合わせをし、オーダリングシステムが他部門から提供を受けた情報の中に、問合せの情報が含まれている場合に限り、この情報を問合せをした部門へ提供するようにしていた。
【0008】
このように、従来の医療情報システムでは、各部門どうしの接続がされていないので、患者がMRI検査及びCT検査と、血液検査と、尿検査等の複数の検査を行わなければならないときは、オーダリングシステムからは該当する部門システムへそれぞれの検査指示出しが個別に行われるが、どの検査から開始して、どういう順序で検査を受けるかなどは、患者の意思にまかせる場合が多く、不便であった。また医療スタッフが検査の順序を指示したとしても、一部の検査部門が混雑していて待ち時間が長く、患者が当該部門で長く留まっているような場合は、他部門の医療スタッフはその状況がわからず、困惑することがあった。患者自体も空いている検査を先にすることができれば、待ち時間も少なく、負担の軽減となるが、このような運用を実現するには慣れたスタッフによる機転を利かせた運用に期待するしかなかった。
つまり、オーダリングシステム自体も各部門におけるこれらの患者の状況に関する情報については、提供を受けておらず、他部門から問合せがあっても回答できない現実があった。
【0009】
従来のこのような問題点を解決する技術として特許文献1に示すものがある。この特許文献1の技術は、オーダリングシステムの下位に予定されている検査情報を表示する検査案内システムを別個に(専用的に)設けている。従って、ある部門では、この表示システムへ問合せを行うことにより、他部門における当該患者の検査の進捗状況、例えば、現在、患者はどの検査部門に居て、何の検査を行っている最中であるとか、待ち時間が5分であるとか、現在受け付けを完了したとかのステータスを知ることができる。そのため、混雑している検査部門では、当該患者が来ても他の検査部門が空いているから先に他の検査部門の検査を受けたほうがいい等のアドバイスを与えることができ、患者の負担軽減及び効率の良い医療業務を行うことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2003−196388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところが、前記特許文献1に示す技術であっても、検査案内システムが知りえる情報は、各部門のシステムからオーダリングシステムへ入力された患者に関する情報だけである。各部門システムからは、受付完了、検査終了等の情報がオーダリングシステムへ提供されるのみであり、呼出中、患者不在、患者照合、検査中、検査完了、オーダーあり、仮受付、一時保留、所見待ち等の細かい患者のステータス情報を得ることは困難であった。
【0012】
またオーダリングシステムへ提供されない各部門システムの下位に接続された機器に関する情報については、知る由もなく、ラベル発行中、ラベル発行済、エラー処理中、検査中、検査完了などの情報については、他部門は全く把握することができないでいた。
【0013】
更に、特許文献1の検査案内システムの技術では、オーダリングシステムに対して下位に接続されているため、オーダリングシステムが機能停止した場合は、全ての機能が運用できないという問題もあった。その理由は、各部門システムは、それぞれ別々のメーカーが製造する場合が多く、その場合のインターフェースはそれぞれのメーカーが独自に採用しており、これらの各部門システムのインターフェースを統一化できないということも起因している。
【0014】
本発明は、従来の前記問題点に鑑みてこれを改良除去したものであって、各部門システムどうしの情報処理及び情報伝達の連携促進を図り、また各部門における患者のステータス情報を取得・保存・発信し、各部門における医療スタッフの作業性及び患者の利便性を大幅に改善することのできる医療情報接続制御システムを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、医療機関の各部門で独立して機能するシステムが、それぞれオーダリングシステムと個別に接続されている医療情報システムにおいて、各部門システムとオーダリングシステムとの中間にミドルウェアシステムを介在させて各部門システムとミドルウェアシステムとを接続すると共に、ミドルウェアシステムとオーダリングシステムとを接続し、当該ミドルウェアシステムを通じて各部門どうしの医療情報の交換が行えるようにしたことを特徴とする医療情報接続制御システムである。
【0016】
本発明が採用した請求項2の手段は、ミドルウェアシステムが医療情報を保存するデータベースを備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療情報接続制御システムである。
【0017】
本発明が採用した請求項3の手段は、ミドルウェアシステムに接続される各部門システムが、少なくとも放射線検査部門情報システムと、生理検査部門情報システムと、採血検査部門情報システムとで構成されていることを特徴とする前記請求項1又は2のいずれか一に記載の医療情報接続制御システムである。
【発明の効果】
【0018】
請求項1の発明にあっては、医療機関の放射線検査部門や臨床検査部門、生理検査部門、血液検査部門等の各部門においては、放射線検査システムや臨床検査システム、生理検査システム、血液検査システムなどのシステムが各部門内で独立して機能している。そして、これらの各システムは、オーダリングシステムと接続されており、オーダリングシステムからの指示により、それぞれの機能を果たすようになっている。
【0019】
この請求項1の発明は、オーダリングシステムと、個別に独立して存在する各部門システムとの間に、ミドルウェアシステムを介在させている。つまり、ミドルウェアシステムは、各部門システムと接続されており、他方でオーダリングシステムと接続されている。このミドルウェアシステムは、各部門システムの医療情報を中継してオーダリングシステムへ伝達する働きをしている。またミドルウェアシステムは、各部門システムどうしの通信接続を中継する働きもしており、ある部門システムから他の部門システムの情報を取得することが可能である。
【0020】
例えば、血液検査部門における採血室での当日の当該患者に関するステータス(採血を伴うオーダーの有無、採血待ち、採血中、採血完了等)やその患者がどの位、待ち時間があったか等を細かく把握することができ、同様に血液検査部門の採血室側でも他部門である生理検査部門における生理検査の当日の当該患者に関するステータス(生理オーダー有無、生理待ち、検査中、検査完了)やその時間を把握することができる。
このように請求項1の発明は、ある部門が他部門における患者の当日のステータス情報を知ることができ、効率のよい、医療行為の実施と患者にとって負担の少ない病院内の対応が可能である。
【0021】
請求項2の発明にあっては、ミドルウェアシステムが医療情報を保存するデータベースを備えている。従って、このデータベースを通じてある部門が他の部門における情報、例えば、当該患者の血液検査部門における検体検査に関する情報や、生理検査部門における病理検査、細菌検査、生理検査の有無に関する情報、及び放射線検査部門における画像データに関する情報、並びにこれらの履歴等を確認することができる。
【0022】
請求項本3の発明にあっては、ミドルウェアシステムに接続される各部門システムが、少なくとも放射線検査部門情報システムと、生理検査部門情報システムと、採血検査部門情報システムとで構成されている。従って、この発明では、少なくともこれらの3部門に関する情報については相互に情報を取得することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る医療情報接続制御システムの全体を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る医療情報接続制御システムの患者情報を示す画面の例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、本発明の構成を図1及び図2に示す一実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は医療情報接続制御システムの全体を示すブロック図、図2は医療情報接続制御システムの患者情報を示す画面の例を示す図面である。図1に示す如く、この実施の形態の医療情報接続システムは、符号1〜10で示す各部門システムと、オーダリングシステム11と、これらの中間に配設したミドルウェアシステム12とで構成されている。そして、各部門システム1〜10をミドルウェアシステム12に接続し、またミドルウェアシステム12をオータリングシステム11に接続している。
【0025】
この実施の形態において、各部門システムは、再来受付システム1、外来診察待システム2、バーコードシステム3、採血支援システム4、検体検査システム5、生理検査システム6、病理検査システム7、細菌検査システム8、輸血検査システム9、放射線検査システム10とからなる。
ミドルウェアシステム12は、各部門の医療情報に関するデータベース14と、患者の現在状況に関するステータスに関するデータベース15とを有している。
オーダリングシステム11は、医事システム16と電子カルテシステム17とも接続されており、これらのシステム11,16,17は病院の情報管理システム(HIS)を構成する。
【0026】
次に、このように構成された医療情報接続制御システムの動作態様を説明する。先ず、患者は再来受付システム1における自動受付機のカードリーダー部に診察券を差し込んで患者情報を読み取らせ、自動受付を行う。なお、初診の場合は医事システム16で診察券を発行してもらい、診察を受けたい診療科へ行き、医師の診察を受ければよい。診察後に検査があるときは、再来受付後のフローと同じであるので、以降は再来受付の場合に基づいて説明する。
【0027】
診察券での受け付けが完了すると、受付票が発行される。この受付票には、受付年月日、患者ID、診療科目、受付番号、患者呼出番号、本日予定の検査、検査場所の案内及び必要なバーコード情報が印字されている。再来受付機での受付が完了すると、当該患者の検査予定がある診療科のパソコン端末の表示画面には、当該患者の氏名、ステータス、受付時間、検査区分、検査項目等の必要事項が表示され、受付完了時点では当該患者に関する事項は例えば緑色のマーキングがなされた状態で表示されている。なお、表示項目は任意に監査室ごとに設定することが可能である。そして、患者が検査段階へ以降すると青色表示され、検査中は黄色表示され、検査が完了するとグレー表示となり、患者のステータスごとに色分けされて、色だけで当該患者のステータスが分かるようになされている。
【0028】
ところで、複数の検査指示が出されている患者にあっては、ある一つの検査室に到着した場合に、当該検査室が非常に混雑していて待ち時間が相当にあるときは、他の検査室の受付状況や進捗状況がわかれば、他の検査を先に行ってその後で当該検査を行うことができれば、病院側では効率のよい、医療業務が行え、患者にとっては待ち時間が少なくなって負担の少ない検査や処置を受けることができる。
【0029】
図2は、各検査室で患者を誘導し、適切に案内するための画面例を示すものである。同図に示すように、例えば、生理検査システム6の検査室の前において患者「山田太郎」が心電図の検査のために呼出を待っている状態とすると、この検査室では、当該患者に関しては、採血検査:受付済 待ち時間(15分)、生理検査:受付済 待ち時間(10分)、放射線検査:受付済(待ち時間20分)等と表示される。10分の待ち時間が経過し、生理検査室で呼び出しがなされたとする。
【0030】
この生理検査室では、先ず、呼び出した患者と、検査室へ入って来た患者とが同一人物であるか否かの照合を行う。照合は患者が所持している受付票のバーコード情報をバーコードリーダで読み取り、呼び出した患者と入って来た患者が一致しているかを行う。一致している場合は、図2に示す「照合」の文字が赤○で囲まれる(図面は赤○で囲んだ状態を示している)。生理検査室において、心電図の検査が完了したときは、その情報を生理検査システム6の端末から入力すると、ミドルウェアシステム12の現在状況に関する情報のデータベース15へその情報が登録される。そして、生理検査室以外の採血室や放射線検査室では、その端末に前記データベース15からの情報が提供されて表示され、生理検査が完了した旨の表示がなされる。
【0031】
一方、当該生理検査室においては、他の採血支援システム4と、放射線検査システム10との待ち時間が表示されているので、その少ない方である採血支援検査システム4の採血室へ行って採血検査を受けた方が待ち時間が少なくて効率的ですよというアドバイスを当該患者である「山田太郎」に与える。「山田太郎」は、次に採血検査室へ向かえばよい。そして、採血検査室の前で呼び出しがなされるまで待機すればよい。採血検査室では、順番が来たら「山田太郎」を呼び出し、本人であるかの照合を「山田太郎」が所持している受付票のバーコードをバーコードリーダで読み込んで行い、一致している場合に採血を行う。採血後は、最後の検査である放射線検査システム10における検査室の端末画面に表示されている当該患者の現在の待ち時間を伝達する等すればよい。
【0032】
ところで、各検査室の端末画面に表示される患者の現在状況(ステータス)の項目としては、未受付、受付完了、検査中、採血完了(心電図完了又はMRI完了等)と、それぞれの検査室における当該患者の待ち時間等がある。これらの項目以外を表示するものであってもよく、その設定は任意である。設定は各検査室でも設定することができ、採血検査室では採血を伴うオーダの有無、採血待ち、採血中、採血完了等がある。
また各検査室では、前記した当日の患者の検査に関するステータス情報以外に、当該患者に関する他の検査システムにおける検査情報や担当医師の情報、検査日程等の情報をミドルウェアシステム12のデータベース14へアクセスして取得することができる。
【0033】
ミドルウェアシステム12を通じて横連携が必要な部門としては、特に最近では、放射線検査部門情報システムと、生理検査部門情報システムと、採血検査部門情報システムとが考えられる。それは、医師の診察・診断により指示のだされる検査系オーダーは採血・放射線撮影・生理検査に大部分を占められるという理由からである。
【0034】
ところで、ミドルウェアシステム12は、各部門システムと、オーダリングシステム11との間において、これらの情報の伝達の他に、各部門どうしの情報のやり取りをも行うことができ、しかも各部門における医療情報をデータベース14へ蓄積することも可能である。このようなミドルウェアシステム12の構成であれば、オーダリングシステム11が何らかの事情で機能停止したような場合であっても、ミドルウェアシステム12のデータベース14から必要な医療情報を取り出して、システム停止よりも前にオーダーされた内容について病院の検査運営を中断することなく行うことが可能である。
また、ある部門システムの検査室において、他部門システムの医療情報をデータベース14を通じて確認することもでき、お互いに検査オーダーの有無や検査する場所が空いているか否か、患者がどこで受付をして検査を待っているかなどの情報を集約されたシステムから確認するなど、従来は電話や現地確認によって、人の手による運用でしか知ることができない情報をシステムから得られる等の点において便利である。
【0035】
このようにミドルウェアシステム12を設けることにより、各部門システムが異なるメーカーによって構築され、独自のインターフェースを持っている場合であっても各部門どうしの横連携を可能とし、各部門間の情報のやり取りが可能となり、病院全体で効率のよい運営が行え、患者の負担を軽減することが可能である。
【符号の説明】
【0036】
1…再来受付システム
2…外来診察待ちシステム
3…バーコードシステム
4…採血支援システム
5…検体検査システム
6…生理検査システム
7…病理検査システム
8…細菌検査システム
9…輸血検査システム
10…放射線検査システム
11…オーダリングシステム
12…ミドルウェアシステム
14…医療情報のデータベース
15…現在状況のデータベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療機関の各部門で独立して機能するシステムが、それぞれオーダリングシステムと個別に接続されている医療情報システムにおいて、各部門システムとオーダリングシステムとの中間にミドルウェアシステムを介在させて各部門システムとミドルウェアシステムとを接続すると共に、ミドルウェアシステムとオーダリングシステムとを接続し、当該ミドルウェアシステムを通じて各部門どうしの医療情報の交換が行えるようにしたことを特徴とする医療情報接続制御システム。
【請求項2】
ミドルウェアシステムが医療情報を保存するデータベースを備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療情報接続制御システム。
【請求項3】
ミドルウェアシステムに接続される各部門システムが、少なくとも放射線部門情報システムと、生理部門情報システムと、採血部門情報システムとで構成されていることを特徴とする前記請求項1又は2のいずれか一に記載の医療情報接続制御システム

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−69255(P2013−69255A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224376(P2011−224376)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(510072009)株式会社イードクトル (3)