説明

医薬化合物

本発明は、式(1)の化合物:
【化1】


またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体を提供し;
式中、RはR1aであり、RはR2aであるか;またはRはR1bであり、RはR2bであるが;但しそれぞれの場合においてRおよびRの少なくとも一方は水素以外であり;
1aおよびR2aは、同一または異なって、それぞれ水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、およびC2−4アルキニルから選ばれ、ここでC1−4アルキルはC1−2アルコキシによって置換されていてもよく;
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素、C(O)NR、C(O)R、およびC(O)ORから選ばれ、ここでRはC1−4アルキルであり、RおよびRはいずれもC1−4アルキルであるか、またはNRは4〜7員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NもしくはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含み、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよく;かつ
は基Dであり:
【化2】


式中、アスタリスクはイソインドリン環への結合部位を表すが;しかし
酢酸5−アセトキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステルを除く。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1a)の化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体であって:
【化1】

式中、RはR1aでありRはR2aであるか;またはRはR1bでありRはR2bであるが;但しそれぞれの場合においてRおよびRの少なくとも一方は水素以外であり;
1aおよびR2aは、同一または異なって、それぞれ水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、およびC2−4アルキニルから選ばれ、ここでC1−4アルキルはC1−2アルコキシによって置換されていてもよく;
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素、C(O)NR、C(O)R、およびC(O)ORから選ばれ、ここでRはC1−4アルキルであり、RおよびRはいずれもC1−4アルキルであるか、またはNRは4〜7員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NまたはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含み、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよく;かつ
は基Dであり:
【化2】

式中、アスタリスクはイソインドリン環への結合部位を表すが;しかし
酢酸5−アセトキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル化合物を除く、化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体。
【請求項2】
式(1b)で表される請求項1に記載の化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体であって:
【化3】

式中、RはR1aでありRはR2aであるか;またはRはR1bでありRはR2bであるが;但しそれぞれの場合においてRおよびRの少なくとも一方は水素以外であり;
1aおよびR2aは、同一または異なって、それぞれ水素、C1−2アルキル、C2−3アルケニル、およびC2−3アルキニルから選ばれ、ここでC1−2アルキルはメトキシによって置換されていてもよく;
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素およびC(O)NRから選ばれ、ここでRおよびRはいずれもC1−4アルキルであるか;またはNRは4〜7員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NまたはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含み、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよく;または
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素およびC(O)R6aから選ばれ、ここでR6aはC2−4アルキルであり;または
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素およびC(O)Rから選ばれ、ここでRはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、およびtert−ブチルから選ばれるか;または
1bおよびR2bの一方はC(O)NR4a5aであり、ここでR4aおよびR5aはいずれもC1−4アルキルであり、R1bおよびR2bの他方はC(O)RおよびC(O)ORから選ばれ;かつ
は基Dであり:
【化4】

式中、アスタリスクはイソインドリン環への結合部位を表す、化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体。
【請求項3】
式(1c)で表される請求項2に記載の化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体であって:
【化5】

式中、RはR1bであり、RはR2bであるが;但しRおよびRの少なくとも一方は水素以外であり;
1bおよびR2bは、同一または異なって、水素およびC(O)NRから選ばれ、ここでRおよびRはいずれもC1−4アルキルであるか;またはNRは4〜7員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NまたはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含み、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよく;かつ
は基Dであり:
【化6】

式中、アスタリスクはイソインドリン環への結合部位を表す、化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシド、もしくは互変異性体。
【請求項4】
がR1aでありRがR2aである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
1aおよびR2aが、同一または異なって、それぞれ水素、C1−2アルキル、C2−3アルケニル、およびC2−3アルキニルから選ばれ、ここでC1−2アルキルはメトキシによって置換されていてもよい、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
1aおよびR2aが、それぞれ水素、メチル、メトキシメチル、およびアリルから選ばれる、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
1aおよびR2aが、それぞれ水素およびメチルから選ばれる、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
1aおよびR2aが、それぞれ水素およびメトキシメチルから選ばれる、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
1aおよびR2aが、それぞれ水素およびアリルから選ばれる、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
がR1bであり、RがR2bである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項11】
1bおよびR2bが、同一または異なって、それぞれ水素、C(O)NR、C(O)R、およびC(O)ORから選ばれ、ここでRはC1−4アルキル、RおよびRはいずれもC1−4アルキルである、請求項3または請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
1bおよびR2bが、同一または異なって、水素およびC(O)NRから選ばれる、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
およびRがいずれもC1−3アルキルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
およびRがいずれもメチルおよびエチルから選ばれる、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
およびRがいずれもメチルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
1bおよびR2bが、同一または異なって、水素およびC(O)Rから選ばれる、請求項11に記載の化合物。
【請求項17】
が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、およびtert−ブチルから選ばれる、請求項116に記載の化合物。
【請求項18】
がC2−4アルキルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
がC3−4アルキルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
がtert−ブチルまたはイソプロピルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
1bおよびR2bが、同一または異なって、水素およびC(O)ORから選ばれる、請求項11に記載の化合物。
【請求項22】
が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、およびtert−ブチルから選ばれる、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
がC2−4アルキルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
がC3−4アルキルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
がtert−ブチルまたはイソプロピルである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
1bおよびR2bの一方がC(O)NRであり、ここでRおよびRはいずれもC1−4アルキルであり、R1bおよびR2bの他方がC(O)RおよびC(O)ORから選ばれ、ここでRは請求項17〜25のいずれか一項に記載の通りである、請求項11に記載の化合物。
【請求項27】
1bおよびR2bが、同一または異なって、それぞれ水素または基C(O)NRであり、ここでNRは4〜7員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NまたはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含んでおり、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよい、請求項3または請求項10に記載の化合物。
【請求項28】
前記飽和ヘテロ環が、アゼチジン、ピロリジン、ピロリドン、ピペリジン、ピペリドン、アゼピン、ピペラジン、4−メチルピペラジン、モルホリン、およびチオモルホリンから選ばれる、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
NRが、5員または6員の飽和ヘテロ環を形成し、場合によってO、NまたはSならびに酸化した形態のNおよびSから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含んでおり、前記ヘテロ環は1もしくは2個のC1−4アルキル基および/または1もしくは2個のオキソ基によって置換されていてもよい、請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
前記飽和ヘテロ環が、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、4−メチルピペラジン、およびモルホリンから選ばれる、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記飽和ヘテロ環がピロリジンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
前記飽和ヘテロ環がモルホリンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
およびRの一方が水素以外であり、他方が水素である、請求項1〜32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
が水素以外である、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
およびRがいずれも水素以外である、請求項1〜32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
(4−ヒドロキシ−5−イソプロピル−2−メトキシ−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
(2−ヒドロキシ−5−イソプロピル−4−メトキシ−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
(2−アリルオキシ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピル−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
(4−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−5−イソプロピル−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
(2,4−ビス−アリルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
[4−ヒドロキシ−5−イソプロピル−2−(メトキシメチルオキシ)−フェニル]−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
[2−ヒドロキシ−5−イソプロピル−4−(メトキシメチルオキシ)−フェニル]−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
[5−イソプロピル−2,4−ビス−(メトキシメチルオキシ)−フェニル]−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル]−メタノン;
ジエチル−カルバミン酸5−ジエチルカルバモイルオキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
ジメチル−カルバミン酸5−ジメチルカルバモイルオキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
2−[2,4−ビス−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
2−[2,4−ビス−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
ジエチル−カルバミン酸5−ヒドロキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
ジエチル−カルバミン酸5−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
ジメチル−カルバミン酸5−ヒドロキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
ジメチル−カルバミン酸5−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
2−[2−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−4−ヒドロキシ−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
2−[4−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
2−[2−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)−4−ヒドロキシ−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
2−[4−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ−5−イソプロピル−ベンゾイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール;
炭酸tert−ブチルエステル5−ジメチルカルバモイルオキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
炭酸5−tert−ブトキシカルボニルオキシ−4−イソプロピル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステルtert−ブチルエステル;
2,2−ジメチル−プロピオン酸5−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシ)−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
イソ酪酸5−イソブチリルオキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル;
から選ばれる請求項1に記載の化合物、ならびにその塩、溶媒和物、互変異性体、およびN−オキシド。
【請求項37】
ジメチル−カルバミン酸5−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル]−フェニルエステル。
【請求項38】
本明細書に記載の式(1)、(1a)、(1b)、(1c)、(2)、(3)、(4)、または(5)の化合物、およびその任意の実施形態、グループ、サブグループ、または好ましい選択肢。
【請求項39】
塩、溶媒和物、互変異性体、またはN−オキシドの形態である、請求項1〜38のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
塩、溶媒和物、または互変異性体の形態である、請求項1〜38のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項41】
(i)Hsp90の阻害剤として;あるいは
(ii)Hsp90により仲介される病態もしくは症状の予防または治療において;あるいは
(iii)哺乳類における異常な細胞増殖からなるもしくはそれから生じる疾患または症状の治療において;あるいは
(iv)癌の治療において;あるいは
(v)膀胱癌、乳癌、結腸癌(例えば、直腸腺癌および直腸腺腫などの結腸直腸癌)、腎臓癌、表皮癌、肝臓癌、肺癌(例えば、腺癌、小細胞肺癌、および非小細胞肺癌)、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌(例えば、外分泌膵臓癌)、胃癌、子宮頚癌、甲状腺癌、前立腺癌、消化管系の癌(例えば、消化管間質性腫瘍)、または皮膚癌(例えば、扁平上皮癌);リンパ球系列の造血系腫瘍(例えば、白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、B細胞リンパ腫(びまん性大B細胞リンパ腫など)、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、毛様細胞リンパ腫、またはバーキットリンパ腫);骨髄細胞系列の造血系腫瘍(急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄性白血病、イマチニブ感受性および抵抗性の慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、ボルテゾミブ感受性および抵抗性の多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患、または前骨髄球性白血病を含む);甲状腺瀘胞癌;間葉由来の腫瘍(例えば、線維肉腫または横紋筋肉種);中枢または末梢神経系の腫瘍(例えば、星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫(高悪性度神経膠腫)または神経鞘腫);黒色腫(例えば、悪性または転移性黒色腫);精上皮腫;奇形癌;骨肉腫;角化棘細胞腫;甲状腺瀘胞癌;またはカポジ肉腫(間葉由来の腫瘍の他の例としてはユーイング肉腫がある)の治療において;あるいは
(vi)膀胱癌、乳癌、結腸癌(例えば、直腸腺癌および直腸腺腫などの結腸直腸癌)、腎臓癌、表皮癌、肝臓癌、肺癌(例えば、腺癌、小細胞肺癌および非小細胞肺癌)、食道癌、卵巣癌、膵臓癌(例えば、外分泌膵臓癌)、胃癌、甲状腺癌、前立腺癌、消化管系の癌(例えば、消化管間質性腫瘍)、または皮膚癌(例えば、扁平上皮癌);リンパ球系列の造血系腫瘍(例えば、白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、B細胞リンパ腫(びまん性大B細胞リンパ腫など)、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、毛様細胞リンパ腫、またはバーキットリンパ腫);骨髄細胞系列の造血系腫瘍(急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄性白血病、イマチニブ感受性および抵抗性の慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、ボルテゾミブ感受性および抵抗性の多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患、または前骨髄球性白血病を含む);甲状腺瀘胞癌;間葉由来の腫瘍(例えば、線維肉腫または横紋筋肉種);中枢または末梢神経系の腫瘍(例えば、星状細胞腫、神経膠腫(高悪性度神経膠腫));黒色腫(例えば、悪性または転移性黒色腫);骨肉腫;または甲状腺瀘胞癌(間葉由来の腫瘍の他の例としてはユーイング肉腫がある)の治療において;あるいは
(vii)HER2陽性である転移性乳癌;前立腺の腺癌;転移性黒色腫;肺非小細胞癌(NSCLC);肺小細胞癌(SCLC);高悪性度神経膠腫;消化管間質性腫瘍(GIST);結腸直腸癌;膠芽腫;黒色腫;転移甲状腺癌;前立腺癌;および直腸癌から選ばれる癌の治療において;あるいは
(viii)結腸直腸癌;膠芽腫;黒色腫;転移甲状腺癌;前立腺癌;および直腸癌から選ばれる癌の治療において使用するための、請求項1〜40のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項42】
請求項41に記載の1またはそれ以上の用途のための薬剤を製造するための、請求項1〜40のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項43】
請求項1〜40のいずれか一項に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項44】
経口投与に適応させた、請求項43に記載の医薬組成物。
【請求項45】
錠剤またはカプセル剤の形態である、請求項44に記載の医薬組成物。
【請求項46】
請求項41に記載の病態、症状、または癌の治療を必要とする患者(例えば、ヒトなどの哺乳類)におけるその治療方法であって、治療に有効な量の請求項1〜40のいずれか一項に記載の化合物を前記患者に投与することを含む方法。

【公表番号】特表2011−516536(P2011−516536A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−503505(P2011−503505)
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際出願番号】PCT/GB2009/050358
【国際公開番号】WO2009/125230
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】