医薬組合せ剤
本発明は、式(0):
【化1】
の副化合物と式(I'):
【化2】
の化合物の組合せ剤を提供する。また包含されるのは、成分化合物の結晶形態、それらの製造方法および癌処置におけるそれらの使用である。
【化1】
の副化合物と式(I'):
【化2】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
副化合物および1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアの乳酸塩およびクエン酸塩およびそれらの混合物から選択される塩である式(I')の化合物を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項2】
該塩がL−乳酸塩である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項3】
該塩がクエン酸塩である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項4】
該塩がL−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項5】
該乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が実質的に結晶性である、すなわちそれらが50%〜100%結晶性、およびより具体的に少なくとも50%結晶性、または少なくとも60%結晶性、または少なくとも70%結晶性、または少なくとも80%結晶性、または少なくとも90%結晶性、または少なくとも95%結晶性、または少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項1〜4のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項6】
該乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が、95%〜100%結晶性、例えば少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.6%結晶性または少なくとも99.7%結晶性または少なくとも99.8%結晶性または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項5に記載の組合せ剤。
【請求項7】
該塩が無水である、請求項1〜6のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項8】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性およびWO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の実施例71における表4の座標により定義される結晶構造を有する、請求項6に記載の組合せ剤。
【請求項9】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性およびここでの図4および5に明示の結晶構造を有する、請求項6または請求項8に記載の組合せ剤。
【請求項10】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性であり、斜方晶系空間群P212121(# 19)に属する結晶構造を有し、97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する、請求項6、8または9のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項11】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性であり、室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する、請求項6、8、9または10のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項12】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性を有し、そして:
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の実施例71における表4の座標により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) has a 斜方晶系空間群P212121(# 19)に属する結晶構造を有する、
請求項6、8、9、10または11のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項13】
本質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアL−乳酸塩の結晶の形態の、請求項6、8、9、10、11または12のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項14】
該塩が、図6のX線粉末回折パターンに示すものと同じ回折角にピークを示し、そして、好ましくは、該ピークが図6におけるピークと同じ相対強度を有する、実質的に結晶性の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩である、請求項6、8、9、10、11、12または13のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項15】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、ここで、該塩が以下のパラメータの1個以上(任意の組合せで)または全てにより特徴付けられる、すなわち:
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の205〜209頁の実施例71の表4における配位により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) 斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する;および/または
(f) 17.50、18.30、19.30、19.60、および21.85度、およびより具体的にさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85、および27.30度の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53、および4.07、およびより具体的にさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07、および3.26オングストロームの格子面間隔(d)での主ピークの存在により特徴付けられるX線粉末回折パターンを有する;および/または
(g) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の図6または209〜211頁の実施例72の表5に示すX線粉末回折パターンと同じ回折角にピークを示し、そして所望により、ここで、該ピークが同じ図6または表5におけるものと同じ相対的強度を示す;および/または
(h) 実質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する;および/または
(i) 無水であり、DSCに付したときに190℃開始および/または194−197℃で吸熱ピークを示す;および/または
(j) KBrディスク法を使用して分析したとき、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを含む赤外スペクトルを示す
塩である、請求項6、8、9、10、11、12、13または14のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項16】
副化合物および
(I) PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)における式(I)、およびWO2005/002552に定義の通りのそのサブグループ、態様および実施例に対応し;そしてここで、R1、R2、R3、R4、AおよびXは、PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)で定義の通りである式(I'):
【化1】
の化合物;または
(II) 式(I'')
【化2】
〔式中、Mは基D1および基D2:
【化3】
から選択され、ここで、:
(A)Mが基D1であるとき:
XはO、NHおよびNCH3から選択され;
Aは結合および基NR2から選択され、ここで、R2は水素またはメチルであり;
Eは結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選択され;
R1は:
(i) 所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい3〜5環員のシクロアルキル基;
(ii) O、N、SおよびSO2から選択される1個または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和ヘテロ環式基であり、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい;但し非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、および非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く;
(iii) 式:
【化4】
(式中、(a)XがNHまたはN−CH3であるとき、R3は塩素およびシアノから選択され;そして(b)XがOであるとき、R3はCNである)
の2,5−置換フェニル基;
(iv) 基CR6R7R8(式中、R6およびR7は、各々水素およびメチルから選択され、そしてR8は水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選択される);
(v) 所望によりメチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリダジン−4−イル基;
(vi) 置換イミダゾチアゾール基(ここで、該置換基はメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選択される);および
(vii) 所望により置換されていてよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは所望により置換されていてよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基(ここで、所望による置換基は、各々の場合、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択され、ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);
(viii) 所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよい3−ピリジル(ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい。但し化合物2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドおよび2,6−ジメトキシ−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ニコチンアミドを除く);
(ix) 所望によりハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいチオモルホリンまたはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシド(ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);および
E−AがNR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(x) 2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチル;
(xi) 基NR10R11(ここで、R10およびR11は、各々C1−4アルキルであるかまたはR10およびR11は、NR10R11が所望によりO、N、SおよびSO2から選択される第二のヘテロ原子環員を含んでよい4〜6環員の飽和ヘテロ環式基を形成するように連結しており、ここで、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい);
(xii) 所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリドン(ここで、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xiii) 非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニル;および
E−AがC(CH3)2NR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xiv) 非置換フェニル;および
EがCH2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xv) 非置換テトラヒドロピラン−4−イル;および
(B)Mが基D2であるとき:
Aは結合および基NR2から選択され、ここで、R2は水素またはメチルであり;
Eは結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選択され;
R1は以下から選択され:
(xvi) 式:
【化5】
(式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し(該5または6員飽和環は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい)
の2−置換3−フリル基;
(xvii) 式:
【化6】
(式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し(該5または6員飽和ヘテロ環式基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい;但し本化合物は5−ピペリジン−1−イルメチル−フラン−2−カルボン酸[3−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドではない)
の5−置換2−フリル基;
(xviii) 式:
【化7】
(式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHであり、本基は所望によりC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよく、ここで、C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、各々所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてよい)の基;および
(xix) 式:
【化8】
(式中、XはO、NHおよびNCH3から選択される)
の3,5−二置換フェニル基;および
(C)Mが基D1であり:
そしてXはOであり;Aは基NR2であり、ここで、R2は水素であり;Eは結合であり;そしてR1は2,6−ジフルオロフェニルであるとき;式(I)の化合物は、酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン(例えばD−グルクロン)酸、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳(例えば(+)−L−乳および(±)−DL−乳)酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、粘液酸、ナフタレンスルホン(例えばナフタレン−2−スルホン)酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸、トルエンスルホン(例えばp−トルエンスルホン)酸、吉草酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成される塩から選択される酸付加塩を形成する。〕
の化合物である化合物を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項17】
該化合物が式(I')の化合物である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項18】
該化合物が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩である、請求項17に記載の組合せ剤。
【請求項19】
該化合物が請求項16のセクション(A)およびセクション(B)に定義の式(I'')の化合物である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項20】
Mが基D1である、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項21】
XがO、NHおよびNCH3から選択される、請求項19または請求項20に記載の組合せ剤。
【請求項22】
XがOである、請求項21に記載の組合せ剤。
【請求項23】
Aが基NR2であり、ここで、R2が水素またはメチルである、請求項19〜22のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項24】
Aが結合である、請求項19〜22のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項25】
Eが結合である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項26】
EがCH2である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項27】
EがCH(CN)である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項28】
EがC(CH3)2である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項29】
R1が所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい3〜5環員のシクロアルキル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項30】
シクロアルキル基が所望により置換されていてよいシクロプロピルおよびシクロブチル基、より典型的に所望により置換されていてよいシクロプロピル基から選択される、請求項29に記載の組合せ剤。
【請求項31】
R1が非置換シクロプロピル基である、請求項30に記載の組合せ剤。
【請求項32】
R1がO、N、SおよびSO2から選択される1個または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和ヘテロ環式基、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい;但し非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、および非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項33】
R1が式:
【化9】
〔式中、(a)XがNHまたはN−CH3であるとき、R3は塩素およびシアノから選択され;そして(b)XがOであるとき、R3はCNである。〕
の2,5−置換フェニル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項34】
R1が基CR6R7R8であり、ここで、R6およびR7が、各々水素およびメチルから選択され、そしてR8が水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項35】
R1が所望によりメチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリダジン−4−イル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項36】
R1が置換イミダゾチアゾール基であり、該置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項37】
R1が所望により置換されていてよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは所望により置換されていてよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基であり、該所望による置換基が、何れの場合もハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択され、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項38】
R1が所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよい3−ピリジルであり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項39】
R1が、所望によりハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいチオモルホリンまたはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシドであり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項40】
E−AがNR2であり、そしてR1が:2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチルから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項41】
E−AがNR2であり、そしてR1が基NR10R11であり、ここで、R10およびR11が、各々C1−4アルキルまたはR10およびR11が、NR10R11が所望によりO、N、SおよびSO2から選択される第二のヘテロ原子環員を含んでよい4〜6環員の飽和ヘテロ環式基を形成するように連結しており、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項42】
E−AがNR2であり、そしてR1が、所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリドン基であり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項43】
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であり、そしてR1が非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニルから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項44】
E−AがC(CH3)2NR2であり、そしてR1が非置換フェニルである、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項45】
EがCH2であり、そしてR1が非置換テトラヒドロピラン−4−イルである、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項46】
Mが基D2である、請求項19および21〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項47】
R1が式:
【化10】
〔式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し、本5または6員飽和環は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい。〕
の2−置換3−フリル基である、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項48】
R1が式:
【化11】
〔式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し、本5または6員飽和ヘテロ環式基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項49】
R1が式:
【化12】
〔式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHである。〕
の基であり、本基は所望によりC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよく、ここで、C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、各々所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてよい、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項50】
R1が式:
【化13】
〔式中、XaはXと同等であり、O、NHおよびNCH3から選択される。〕
の3,5−二置換フェニル基である、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項51】
該部分R1−E−A−がここの表1に示す基から選択される、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項52】
該基R1−E−A−がA1、A4、A10、A11、A13、A20、A22、A23、A24、A29、A30、A31、A32、A38、A42、A43、A44、A46、A47、A49、A54およびA56から選択される、請求項51に記載の組合せ剤。
【請求項53】
該基R1−E−A−がA1、A4、A20、A24、A30、A44、A46およびA54から選択され、好ましくは基A24である、請求項52に記載の組合せ剤。
【請求項54】
該式(I'')の化合物が式(II):
【化14】
〔式中、R1、E、AおよびXは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項55】
XがOである、請求項54に記載の組合せ剤。
【請求項56】
該式(I'')の化合物が式(III):
【化15】
〔式中、R1、R2およびEは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項57】
Eが結合である、請求項56に記載の組合せ剤。
【請求項58】
EがCH2またはC(CH3)2である、請求項56に記載の組合せ剤。
【請求項59】
Eが結合であり、R2がHであり、そしてR1がシクロアルキル基である、請求項57に記載の組合せ剤。
【請求項60】
R1がシクロプロピル基であり、該化合物が化合物1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩である、請求項59に記載の組合せ剤。
【請求項61】
該式(I'')の化合物が塩、溶媒和物またはN−オキシドの形である、請求項19〜60のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項62】
該化合物が請求項16のセクション(C)に定義した式(I'')の化合物であり、ここでMが基D1であり;XがOであり;Aが基NR2であり、ここで、R2が水素であり;Eが結合であり;そしてR1が2,6−ジフルオロフェニルであり;該化合物は、酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン(例えばD−グルクロン)、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳(例えば(+)−L−乳および(±)−DL−乳)酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、粘液酸、ナフタレンスルホン(例えばナフタレン−2−スルホン)酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸、トルエンスルホン(例えばp−トルエンスルホン)酸、吉草酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成された塩から選択される酸付加塩の形である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項63】
該酸付加塩がアジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル、炭酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラウリルスルホン酸、粘液酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項64】
該酸付加塩が酢酸、アジピン酸、アスコルビン、アスパラギン、クエン酸、DL−乳、ギ酸、グルコン酸、グルクロン酸、馬尿酸、塩酸、グルタミン、DL−リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン(メシル)酸、エタンスルホン(エシル)酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハクおよび酒石酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項65】
該酸付加塩が酢酸、アジピン酸、アスコルビン、アスパラギン、グルコン酸、馬尿酸、グルタミン、セバシン酸、ステアリンおよび酒石酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項66】
該酸付加塩が塩酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項67】
該酸付加塩が25mg/mlより大きい、より典型的に50mg/mlより大きい、好ましくは100mg/mlより大きい溶解性を有する、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項68】
該塩がD−グルクロン酸塩、メシル酸塩、エシル酸塩およびDL−乳酸塩から選択される、請求項67に記載の組合せ剤。
【請求項69】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのメシル酸塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項70】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのエシル酸(エタンスルホン酸)塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項71】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのDL−乳酸塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項72】
副化合物および1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩またはクエン酸塩またはそれらの混合物を1mg/液体担体(例えば水または緩衝系)mlを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える濃度で含む水溶液(例えば医薬組成物の形)を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項73】
(i)L−乳酸塩または(ii)L−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物を含む、請求項72に記載の組合せ剤。
【請求項74】
2〜6、例えば2〜5、およびより具体的に4〜6、例えば4〜5の範囲のpHを有する、請求項72または請求項73に記載の組合せ剤。
【請求項75】
緩衝化されている、請求項74に記載の組合せ剤。
【請求項76】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアの乳酸塩およびクエン酸緩衝液、例えば約4.5の溶液pHを有する溶液を含む、請求項75に記載の組合せ剤。
【請求項77】
副化合物およびプロトン化形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを、L−ラクテートおよびシトレートから選択される1個以上のカウンターイオンおよびそれらの混合物;および所望により(i)1個以上のクロライドイオンのようなさらなるカウンターイオンおよび/または(ii)張性調節剤のような1種以上の静脈内投与賦形剤(例えばグルコース、好ましくはD−グルコースのようなヘキソース糖)と共に含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項78】
ラクテートおよびシトレートイオンが、溶液中、10:1未満、例えば10:1から1:10、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満または4:1未満または3:1未満または2:1未満または1:1未満、より具体的に1:1〜1:10のラクテート:シトレート比で存在する、請求項77に記載の組合せ剤。
【請求項79】
ラクテートおよびシトレートイオンが、溶液中、1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7または1:1〜1:6または1:1〜1:5、例えば約1:4.4のラクテート:シトレート比で存在する、請求項78に記載の組合せ剤。
【請求項80】
請求項72〜79のいずれかに記載の組合せ剤の凍結乾燥により形成した凍結乾燥製剤である、組合せ剤。
【請求項81】
副化合物および凍結乾燥製剤(例えば医薬組成物の形)プロトン化形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを、L−ラクテートおよびシトレートおよびそれらの混合物から選択される1個以上のカウンターイオンと共に含む;および所望により(i)1個以上のクロライドイオンのようなさらなるカウンターイオンおよび/または(ii)張性調節剤のような1種以上の静脈内投与賦形剤(例えばグルコース、好ましくはD−グルコースのようなヘキソース糖)を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項82】
該副化合物および式(I')の化合物が物理的に結合している、請求項1〜81のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項83】
該副化合物および式(I')の化合物が:(a)混合されている(例えば同じ単位用量中に);(b)化学的/物理化学的に結合している(例えば架橋、分子凝集または共通媒体部分への結合により化学的/物理化学的に結合している);(c)化学的/物理化学的に共封入されている(例えば、脂質小胞、粒子(例えばマイクロまたはナノ粒子)またはエマルジョン液滴上または内に配置されている);または(d)混合していないが、共包装されているかまたは共存する(例えば多数の単位用量の一部として)、請求項82に記載の組合せ剤。
【請求項84】
該副化合物および式(I')の化合物が非物理的に結合している、請求項1〜81のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項85】
該組合せ剤が(a)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物の物理的結合を形成するために少なくとも1種の化合物との即席の結合のための指示書と共に含む;または(b)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物/医薬での組合せ治療のための指示書と共に含む物質;または(c)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物(複数もある)が投与されている(または投与する)患者集団への投与のための指示書と共に含む;または(d)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物(複数もある)との組合せ剤で使用するのに特に適した量または形態で含む、請求項84に記載の組合せ剤。
【請求項86】
医薬パック、キットまたは患者パックの形である、請求項1〜85のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項87】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項88】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を必要とする太守に投与することを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置豊富尾。
【請求項89】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を必要とする太守に投与することを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項90】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を異常細胞増殖阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項91】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を異常細胞増殖阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項92】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を処置する方法。
【請求項93】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項94】
キナーゼとキナーゼを阻害する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を接触させることを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法。
【請求項95】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することにより細胞過程(例えば細胞分裂)を調節する方法。
【請求項96】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項97】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項98】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団から選択された患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項99】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団を形成すると診断されている患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項100】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置方法。
【請求項101】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項102】
癌を有するかまたは有する疑いのある患者における癌の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異を有するか否かを決定するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該患者が該変異体を含むならば、その後に該患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項103】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法であって;(i)オーロラキナーゼの上方制御に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付しおよび(ii)ここで、診断試験がオーロラキナーゼの上方制御を示すならば、その後に、該患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項104】
(a)CDKキナーゼの過活性化;および/または(b)正常CDK活性に対する経路の感作;および/または(c)サイクリンEの上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法であって;(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示すならば、その後に該患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項105】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を、(例えば治療的有効量で)該化合物での処置に感受性であるはずである疾患または状態を有するとしてここに記載の1種以上の診断試験により同定された患者の亜集団に投与する、処置方法、医学的使用またはその使用のための化合物。
【請求項106】
ここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項107】
ここに記載の疾患状態の、例えば予防または処置のための医薬に使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項108】
哺乳動物に治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、ここに記載の疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法。
【請求項109】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項110】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が1mg/lを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である、水溶液形態で投与するための医薬組成物。
【請求項111】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が25mg/mlを超える、典型的に50mg/mlを超えるおよび好ましくは100mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である、水溶液形態で投与するための医薬組成物。
【請求項112】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が25mg/mlを超える、典型的に50mg/mlを超えるおよび好ましくは100mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である水溶液を含む、医薬組成物。
【請求項113】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が塩の形で1mg/液体担体(例えば水)mlを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える濃度で存在する水溶液を含む、医薬組成物。
【請求項114】
該塩が酢酸塩、メシル酸塩、エタンスルホン酸塩、DL−乳酸塩、アジピン酸塩、D−グルクロン酸塩、D−グルコン酸塩および塩酸塩からなる群から選択される、請求項109〜113のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項115】
該塩がL−乳酸塩である、請求項109〜113のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項116】
液体組成物である、請求項109〜115およびそれに従属する請求項のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項117】
水に溶解するための乾燥した(例えば凍結乾燥した)形態である、求項109〜115およびそれに従属する請求項のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項118】
例えば注射(例えば静脈内または皮下)注射または輸液による非経腸投与に適した、請求項109〜117のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項119】
副化合物での処置を受けている対象におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項120】
処置を必要とする対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで、該対象が副化合物を受けている、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置方法。
【請求項121】
処置を必要とする対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで、該対象が副化合物を受けている、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項122】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を異常細胞増殖の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項123】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を異常細胞増殖の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項124】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項125】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項126】
キナーゼとキナーゼを阻害する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を接触させることを含む、副化合物での処置を受けている対象におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3を阻害する方法。
【請求項127】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を使用して、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することを含む、副化合物での処置を受けている対象における細胞過程(例えば細胞分裂)を調節する方法。
【請求項128】
副化合物での処置を受けている対象におけるオーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項129】
副化合物での処置を受けている対象における、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項130】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団を形成し、副化合物の処置を受けている患者から選択された患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項131】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団の一部を形成し、副化合物での処理を受けている患者の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項132】
副化合物での処置を受けている対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置方法。
【請求項133】
副化合物での処置を受けている対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項134】
癌を有するかまたは有する疑いのある患者における癌の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって:(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異を有するか否かを決定するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該患者が該変異体を有するならば、その後にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている方法。
【請求項135】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)オーロラキナーゼの上方制御に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付しおよび(ii)ここで、診断試験がオーロラキナーゼの上方制御を示すならば、その後にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている、方法。
【請求項136】
(a)CDKキナーゼの過活性化;および/または(b)正常CDK活性に対する経路の感作;および/または(c)サイクリンEの上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示すならば、その後にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている、方法。
【請求項137】
該化合物での処置に感受性であるはずである疾患または状態を有するとしてここに記載の1種以上の診断試験により同定され、そして副化合物での処置を受けている患者の亜集団に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を(例えば治療的有効量で)投与する、処置方法、医学的使用またはそれに使用するための化合物。
【請求項138】
副化合物での処置を受けている対象における、ここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項139】
副化合物での処置を受けている対象における、例えばここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬に使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項140】
哺乳動物に治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで該哺乳動物が副化合物を受けている、ここに記載の疾患状態または状態の防または処置の(または軽減するかその発生率を低下させる)方法。
【請求項141】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物との組合せ治療に使用するための副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)。
【請求項142】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療に使用するための請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項143】
該組合せ治療が請求項1〜142のいずれかに記載の予防、処置または方法を含む、請求項141または請求項142の化合物。
【請求項144】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合での処置を受けている患者における処置または予防用医薬の製造のための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)の使用。
【請求項145】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)での処置を受けている患者における処置または予防用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項146】
ヒトのような温血動物における癌の処置方法であって、該動物に有効量の副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)と、連続的に、例えばその前に、後にまたは同時に有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項147】
治療的有効量の副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)および治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の投与を含む、哺乳動物における組合せ癌治療の方法。
【請求項148】
哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減または発生率を低下させるための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項149】
哺乳動物における腫瘍増殖阻害のための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項150】
処置を必要とする患者における癌を予防、処置または管理するための副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項151】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)で処置されている癌を有する患者における応答率を増加または促進するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項152】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)で処置されている患者における応答率を増加または促進するための方法であって、該患者に、副化合物を、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物と組み合わせて投与することを含む、方法。
【請求項153】
該組合せ剤が2種以上の副化合物を含む、請求項1〜152のいずれかに記載の発明。
【請求項154】
2種以上の副化合物の各々がここに記載の任意の副化合物から選択される、請求項153に記載の発明。
【請求項155】
式(I')の化合物と副化合物を組み合わせることを含む、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の製造方法。
【請求項156】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、式(XXVII)または(XXVIII):
【化16】
の化合物、またはその塩を含む組合せ剤の製造方法であって、式(XXIX):
【化17】
〔式中、PGはアミン−保護基である。〕
の化合物と、式(XXXI):
【化18】
の化合物を、有機溶媒中、EDCおよびHOBtのようなカップリング剤の存在下で反応させることを含む、方法。
【請求項157】
該式(XXIX)の化合物が、以下の式(XXXII):
【化19】
の化合物である、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミンまたはその塩を含む組合せ剤の製造方法であって:
(i)式(XXVIIa)または(XXVIIIa):
【化20】
の化合物を、溶媒中、所望により加熱しながら酸で処理し;そして
(ii)反応物を中和する
ことを含む、方法。
【請求項159】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩を含むくみわ組合せ剤の製造方法であって:
(i)請求項158に記載の式(XXVIIa)を、溶媒中、所望により加熱しながら酸で処理し;
(ii)反応物を中和し用;
(iii)工程(ii)の生成物とカルボニル化剤を反応させ;そして
(iv)工程(iii)の生成物とシクロプロピルアミンを反応させる
ことを含む、方法。
【請求項160】
該カルボニル化剤が1,1'−カルボニルジイミダゾール(CDI)またはトリホスゲンまたはホスゲンのようなホスゲン均等物、および好ましくは1,1'−カルボニルジイミダゾール(CDI)である、請求項117に記載の方法。
【請求項161】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを含む組合せ剤の製造方法であって;式(XXXIII)または(XXXIIIa):
【化21】
の化合物とシクロプロピルアミンを反応させ、その後所望により酸付加塩を形成させる、方法。
【請求項162】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、ここで、該塩が以下のパラメータの1個以上(任意の組合せで)または全てにより特徴付けられる、すなわち
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の205〜209頁の実施例71の表4における配位により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) 斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する;および/または
(f) 17.50、18.30、19.30、19.60、および21.85度、およびより具体的にさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85、および27.30度の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53、および4.07、およびより具体的にさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07、および3.26オングストロームの格子面間隔(d)での主ピークの存在により特徴付けられるX線粉末回折パターンを有する;および/または
(g) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の図6または209〜211頁の実施例72の表5に示すX線粉末回折パターンと同じ回折角にピークを示し、そして所望により、ここで、該ピークが同じ図6または表5におけるものと同じ相対的強度を示す;および/または
(h) 実質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する;および/または
(i) 無水であり、DSCに付したときに190℃開始および/または194−197℃で吸熱ピークを示す;および/または
(j) KBrディスク法を使用して分析したとき、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを含む赤外スペクトルを示す
塩である、請求項1〜161のいずれかに記載の発明。
【請求項163】
該副化合物が式(0):
【化22】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−または5または6員炭素環式またはヘテロ環式環であり;
Aは結合、SO2、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、ここで、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は、水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項1から162のいずれかに記載の発明。
【請求項164】
該副化合物が式(I0):
【化23】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−または5または6員炭素環式またはヘテロ環式環であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項165】
該副化合物が式(Ix):
【化24】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項166】
該副化合物が式(Ia):
【化25】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりフッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項167】
該副化合物が式(Ib):
【化26】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖でありであり;
R1は3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりフッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項168】
AがC=Oである、請求項167に記載の発明。
【請求項169】
R4が水素である、請求項163〜168のいずれかに記載の発明。
【請求項170】
R2が水素またはメチル、好ましくは水素である、請求項163〜169のいずれかに記載の発明。
【請求項171】
Yが結合である、請求項163〜170のいずれかに記載の発明。
【請求項172】
R1が3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基(例えば5〜10環員)である、請求項163〜171のいずれかに記載の発明。
【請求項173】
該炭素環式およびヘテロ環式基が単環式である、請求項172に記載の発明。
【請求項174】
該単環式基がアリール基である、請求項173に記載の発明。
【請求項175】
該アリール基が置換または非置換フェニル基である、請求項174に記載の発明。
【請求項176】
該炭素環式およびヘテロ環式基が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択される置換基R10;基Ra−Rb(ここで、Raは結合、O、CO、X1C(X2)、C(X2)X1、X1C(X2)X1、S、SO、SO2、NRc、SO2NRcまたはNRcSO2であり;そしてRbは水素、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、および所望によりヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基から選択され、ここで、該C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、所望によりO、S、SO、SO2、NRc、X1C(X2)、C(X2)X1またはX1C(X2)X1で置換されていてよく;
Rcは水素およびC1−4ヒドロカルビルから選択され;そして
X1はO、SまたはNRcであり、そしてX2は=O、=Sまたは=NRcである)
の1個以上(例えば1個または2個または3個または4個)で置換されている、請求項172〜175のいずれかに記載の発明。
【請求項177】
該置換基R10がハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、基Ra−Rb(ここで、Raは結合、O、CO、X3C(X4)、C(X4)X3、X3C(X4)X3、S、SO、またはSO2であり、そしてRbは水素および所望によりヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシおよび3〜6環員を有する単環式非芳香族性炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基から選択され;ここで、該C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、所望によりO、S、SO、SO2、X3C(X4)、C(X4)X3またはX3C(X4)X3で置換されていてよく;X3はOまたはSであり;そしてX4は=Oまたは=Sである)からなる群から選択される、請求項176に記載の発明。
【請求項178】
該置換基がハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、基Ra−Rb(ここで、Raは結合またはOであり、そしてRbは水素および所望によりヒドロキシル、ハロゲン(好ましくはフッ素)および5および6員飽和炭素環式およびヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である)から選択される、請求項177に記載の発明。
【請求項179】
R1が、環周囲の2位、3位、4位、5位または6位に位置する1個、2個または3個の置換基を有するフェニル環である、請求項175〜178のいずれかに記載の発明。
【請求項180】
該フェニル基が2−一置換、3−一置換、2,6−二置換、2,3−二置換、2,4−二置換、2,5−二置換、2,3,6−三置換または2,4,6−三置換されている、請求項179に記載の発明。
【請求項181】
該フェニル基が:
(i) フッ素、塩素およびRa−Rb(ここで、RaはOであり、そしてRbはC1−4アルキルである)から選択される置換基で、2位で単置換、または2位および3位で二置換、または2位および6位で二置換されているか;または
(ii)フッ素;塩素;所望により1個以上のフッ素原子で置換されていてよいC1−4アルコキシから選択される置換基で、2位で単置換;またはフッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で、2位および5位で二置換されている、
請求項180に記載の発明。
【請求項182】
AがCOであり、R1−CO−がここに記載の表1、特に基J、AB、AH、AJ、AL、AS、AX、AY、AZ、BA、BB、BD、BH、BL、BQおよびBS、およびより具体的に基AJ、AX、BQ、BSおよびBAI、および好ましくは基AJおよびBQから選択される、請求項163〜181のいずれかに記載の発明。
【請求項183】
該副化合物が式(II'):
【化27】
〔式中、R1、R2、R3およびYは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項163に記載の発明。
【請求項184】
R1が:
(i) 所望によりフッ素;塩素;ヒドロキシ;O、NおよびSから選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5および6員飽和ヘテロ環式基(ヘテロ環式基は、所望により1個以上のC1−4アルキル基;C1−4ヒドロカルビルオキシ;およびC1−4ヒドロカルビルで置換されていてよく;ここで、該C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、フェニル、ハロフェニル、3〜7環員(より好ましくは4、5または6環員、例えば5または6環員)を有する飽和炭素環式基または5または6環員であり、O、SおよびNから選択される2個までのヘテロ原子を含む飽和ヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい);または2、3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシンから選択される1個以上の置換基(例えば1個、2個または3個)で置換されていてよいフェニル;または
(ii) 1個または2個のO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含む単環式ヘテロアリール基;または1個のO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含む二環式ヘテロアリール基(該単環式および二環式ヘテロアリール基は、各々、所望によりフッ素;塩素;C1−3ヒドロカルビルオキシ;およびC1−3ヒドロカルビル所望により置換されていてよいbyヒドロキシ、フッ素、メトキシまたは5または6員飽和炭素環式または2個までのO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含むヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい);
(iii) 3〜6環員を有する置換または非置換シクロアルキル基;および
(iv) 所望によりフッ素;ヒドロキシ;C1−4ヒドロカルビルオキシ;アミノ;モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ;および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基(該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個は所望によりO、NH、SOおよびSO2から選択される元素または基で置換されていてよい)
から選択される、請求項183に記載の発明。
【請求項185】
R1が非置換フェニル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニル、2−メチルフェニル、2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)−フェニル、3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−ヒドロキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−クロロ−6−メトキシフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択され;そして所望によりさらに5−フルオロ−2−メトキシフェニルから選択される、請求項184に記載の発明。
【請求項186】
R1が2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択される、請求項185に記載の発明。
【請求項187】
該副化合物が式(IV):
【化28】
〔式中、
R1およびR2は、上記の請求項のいずれかに定義の通りであり;
所望により、第二の結合が1番および2番の炭素原子の間に存在してよく;
UおよびTの一方はCH2、CHR13、CR11R13、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)tから選択され;UおよびTの他方は、NR14、O、CH2、CHR11、C(R11)2、およびC=Oから選択され;rは0、1、2、3または4であり;tは0、1または2であり;
R11は水素、ハロゲン(特にフッ素)、C1−3アルキル(例えばメチル)およびC1−3アルコキシ(例えばメトキシ)から選択され;
R13は水素、NHR14、NOH、NOR14およびRa−Rbから選択され;
R14は水素およびRd−Rbから選択され;
Rdは結合、CO、C(X2)X1、SO2およびSO2NRcから選択され;
Ra、RbおよびRcは前記の通りであり;そして
R15は所望によりヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5または6員炭素環式またはヘテロ環式基で置換されていてよいC1−4飽和ヒドロカルビルである。
ただし、UおよびTは同時にOではない。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項188】
該副化合物が式(IVa):
【化29】
〔式中、
UおよびTの一方はCH2、CHR13、CR11R13、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)tから選択され;UおよびTの他方はCH2、CHR11、C(R11)2、およびC=Oから選択され;rは0、1または2であり;tは0、1または2であり;
R11は水素およびC1−3アルキルから選択され;
R13は水素およびRa−Rbから選択され;
R14は水素およびRd−Rbから選択され;
Rdは結合、CO、C(X2)X1、SO2およびSO2NRcから選択され;
R15は所望によりヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5または6員炭素環式またはヘテロ環式基で置換されていてよいC1−4飽和ヒドロカルビルであり;そして
R1、R2、Ra、RbおよびRcは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項187に記載の発明。
【請求項189】
該副化合物が式(Va):
【化30】
〔式中、
R14aは、水素、所望によりフルオロで置換されていてよいC1−4アルキル(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチルおよび2,2,2−トリフルオロエチル)、シクロプロピルメチル、フェニル−C1−2アルキル(例えばベンジル)、C1−4アルコキシカルボニル(例えばエトキシカルボニルおよびt−ブチルオキシカルボニル)、フェニル−C1−2アルコキシカルボニル(例えばベンジルオキシカルボニル)、C1−2−アルコキシ−C1−2アルキル(例えばメトキシメチルおよびメトキシエチル)、およびC1−4アルキルスルホニル(例えばメタンスルホニル)から選択され、ここで、該フェニル部分は、存在するとき、所望によりフッ素、塩素、所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルコキシ、および所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシ;で置換されていてよいC1−4アルキルから選択される1〜3個の置換基で置換されていてよく;
wは0、1、2または3であり;
R2は水素またはメチル、最も好ましくは水素であり;
R11およびrは、請求項82〜90のいずれかに定義の通りであり;そして
R19はフッ素;塩素;所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルコキシ;および所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルキルから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項188に記載の本発明。
【請求項190】
該フェニル環が、フッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で2位および6位で二置換されている、請求項189に記載の発明。
【請求項191】
R11が水素である、請求項187〜190のいずれかに記載の発明。
【請求項192】
R14aが水素またはメチルである、請求項187〜191に記載の発明。
【請求項193】
該副化合物が式(VIa):
【化31】
〔式中、
R20は水素およびメチルから選択され;
R21はフッ素および塩素から選択され;そして
R22はフッ素、塩素およびメトキシから選択されるか;または
R21およびR22の一方は水素であり、他方は塩素、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシおよびベンジルオキシから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項192に記載の発明。
【請求項194】
該副化合物が式(VIb):
【化32】
〔式中、
R20は水素およびメチルから選択され;
R21aはフッ素および塩素から選択され;そして
R22aはフッ素、塩素およびメトキシから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項193に記載の発明。
【請求項195】
該式(VIb)の副化合物が:
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−アミド;
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;および
4−(2−フルオロ−6−メトキシ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド
から選択される、請求項194に記載の発明。
【請求項196】
該式(VIb)の副化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドである、請求項195に記載の発明。
【請求項197】
該副式(0)の化合物が塩の形である、請求項163〜196のいずれかに記載の発明。
【請求項198】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが塩の形、好ましくは酸付加塩である、請求項196に記載の発明。
【請求項199】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが、塩酸、メタンスルホン酸および酢酸と形成された酸付加塩から選択される塩の形である、請求項198に記載の発明。
【請求項200】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、塩酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項201】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、メタンスルホン酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項202】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、酢酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項203】
該副化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩である、請求項163に記載の発明。
【請求項204】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩が結晶形態である、請求項203に記載の発明。
【請求項205】
該副化合物が式(I'''):
【化33】
〔式中:
R1は2,6−ジクロロフェニルであり;
R2aおよびR2bは両方とも水素であり;
そしてR3は基:
【化34】
であり、ここで、
R4はC1−4アルキルである。〕
を有するか、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシドである、請求項163に記載の発明。
【請求項206】
R4がC1−3アルキルである、請求項205に記載の発明。
【請求項207】
R4がメチルである、請求項206に記載の発明。
【請求項208】
R4がエチルである、請求項206に記載の発明。
【請求項209】
R4がn−プロピルである、請求項206に記載の発明。
【請求項210】
R4がイソプロピルである、請求項206に記載の発明。
【請求項211】
塩またはN−オキシドの形ではない、請求項205〜210のいずれかに記載の発明。
【請求項212】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形である、請求項205〜210のいずれかに記載の発明。
【請求項213】
請求項203〜210のいずれかに記載の該副式(I')の化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドである、請求項205〜212のいずれかに記載の発明。
【請求項214】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドが結晶形態である、請求項213に記載の発明。
【請求項215】
1個以上のさらなる補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項216】
該補助的化合物が、例えばパクリタキセルおよびドセタキセルから選択されるタキサン化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項217】
該補助的化合物が、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラルチトレキセド、ペメトレキセド、およびメトトレキサートから選択される抗代謝化合物である、請求項215に記載の発明。
【請求項218】
該補助的化合物が、トラスツマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、バンデタニブ、バタラニブ(vatalinib)、アクシチニブおよびCHIR−258から選択されるシグナリング阻害剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項219】
該補助的化合物が、サイトカイン、サイトカイン活性化剤またはレチノイド(例えばインターフェロン(例えばインターフェロン−γおよびインターフェロンα)、インターロイキン(例えばインターロイキン2)、トレチノイン、アリトレチノインおよびベキサロテンから選択される)である、請求項215に記載の発明。
【請求項220】
該補助的化合物がカンプトテシン化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項221】
該カンプトテシン化合物がカンプトテシン、イリノテカンおよびトポテカンから選択される、請求項220に記載の発明。
【請求項222】
該カンプトテシン化合物がトポテカンである、請求項221に記載の発明。
【請求項223】
該カンプトテシン化合物がイリノテカンである、請求項221に記載の発明。
【請求項224】
該補助的化合物が、例えばビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンクリスチンから選択されるビンカアルカロイド化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項225】
該ビンカアルカロイド化合物がビノレルビンである、請求項224に記載の発明。
【請求項226】
該ビンカアルカロイド化合物がビンブラスチンである、請求項224に記載の発明。
【請求項227】
該ビンカアルカロイド化合物がビンクリスチンである、請求項224に記載の発明。
【請求項228】
該補助的化合物が、例えばクロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロライド;ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II);スピロプラチン;イプロプラチン;ジアミノ(2−エチルマロナート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナート白金(II);(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバート)白金(II);オンナプラチン;テトラプラチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンから選択される白金化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項229】
該白金化合物がクロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロライド;ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II);スピロプラチン;イプロプラチン;ジアミノ(2−エチルマロナート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナート白金(II);(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバート)白金(II);オンナプラチン;テトラプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチンから選択される、請求項228に記載の発明。
【請求項230】
該白金化合物がカルボプラチンまたはオキサリプラチンである、請求項229に記載の発明。
【請求項231】
該白金化合物がカルボプラチンである、請求項230に記載の発明。
【請求項232】
該補助的化合物が、例えばアントラサイクリン誘導体、ミトキサントロン酸、およびポドフィロトキシン誘導体から選択されるトポイソメラーゼ2阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項233】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がダウノルビシン、イダルビシンおよびエピルビシンから選択される、請求項232に記載の発明。
【請求項234】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドおよびテニポシドから選択される、請求項232に記載の発明。
【請求項235】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドである、請求項234に記載の発明。
【請求項236】
該補助的医薬が抗アンドロゲンまたは抗エストロゲンである、請求項215に記載の発明。
【請求項237】
該抗アンドロゲンがアロマターゼ阻害剤(例えばレトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンまたはアミノグルテチミド)である、請求項236に記載の発明。
【請求項238】
該抗アンドロゲンがタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトロゾール(letrazole)、アナストロゾール(anastrazole)、エキセメスタン、ビカルタミド、リュープロリド(luprolide)、酢酸メゲストロール、アミノグルテチミドおよびベキサロテンから選択される、請求項236に記載の発明。
【請求項239】
該補助的医薬がGnRHアナログ(例えばゴセレリンまたはリュープロリド)である、請求項215に記載の発明。
【請求項240】
該補助的医薬が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である、請求項215に記載の発明。
【請求項241】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がCD20、CD22、CD33およびCD52から選択される、請求項240に記載の発明。
【請求項242】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がリツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選択される、請求項240または241に記載の発明。
【請求項243】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が完全なヒト抗体およびキメラを含む、請求項240〜242のいずれかに記載の発明。
【請求項244】
該補助的化合物が、例えば窒素マスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選択されるアルキル化剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項245】
該アルキル化剤がイホスファミドおよびクロラムブシルから選択される、請求項244に記載の発明。
【請求項246】
該アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選択される、請求項244に記載の発明。
【請求項247】
該アルキル化剤がブスルファンである、請求項244に記載の発明。
【請求項248】
該補助的化合物が、例えばTSA、SAHA、JNJ-16241199、LAQ-824、MGCD-0103およびPXD-101から選択されるHDAC阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項249】
該補助的化合物が、例えばセレコキシブであるCOX−2阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項250】
該補助的化合物が、例えばテモゾロミド、デシタビンおよび5−アザシチジンであるDNAメチル化阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項251】
該補助的化合物が、例えばボルテゾミブであるプロテアソーム阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項252】
該補助的化合物が、例えば、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスポリン(staurosparine)、JNJ-7706621、BMS-387032、PHA533533、PD332991、ZK-304709およびAZD-5438から選択されるCDK阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項253】
該CDK阻害剤がJNJ-7706621、BMS-387032、PHA533533、PD332991、ZK-304709およびAZD-5438から選択される、請求項252に記載の発明。
【請求項254】
該CDK阻害剤がJNJ-7706621である、請求項253に記載の発明。
【請求項255】
抗代謝化合物、タキサン化合物、エポチロン酸、Hsp90阻害剤、シグナリング阻害剤、カンプトテシン化合物、ビンカアルカロイド化合物、白金化合物、トポイソメラーゼ2阻害剤、抗アンドロゲン、モノクローナル抗体(例えば1個以上の細胞表面抗原に対する)、アルキル化剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤、CDK阻害剤、オーロラ阻害剤およびチェックポイントターゲティング剤から独立して選択される2種以上の補助的化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項256】
2種以上の補助的化合物が抗アンドロゲン、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から選択される、請求項255に記載の発明。
【請求項257】
該2種以上の補助的化合物が5−FU、メトトレキサート、シクロホスファミドおよびドキソルビシンから選択される、請求項255に記載の発明。
【請求項258】
該2種以上の補助的化合物がフルダラビンおよびrituxamabを含む、請求項255に記載の発明。
【請求項259】
該2種以上の補助的化合物がオーロラ阻害剤およびチェックポイントターゲティング剤を含む、請求項255に記載の発明。
【請求項260】
該補助的化合物がオーロラ阻害剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項261】
該補助的化合物がチェックポイントターゲティング剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項262】
該チェックポイントターゲティング剤が:白金化合物;ヌクレオシドアナログ、CDK阻害剤、タキサン、エポチロン酸、ビンカアルカロイド、ポロ様キナーゼ阻害剤、CHKキナーゼ阻害剤、BUBキナーゼファミリーの阻害剤およびカイネシン阻害剤から選択される、請求項261に記載の発明。
【請求項263】
該チェックポイントターゲティング剤が:(a)正常紡錘体収縮を阻止するように紡錘体微小管を安定化する医薬(例えばタキサンまたはエポチロン);(b)紡錘体形成を遮断する医薬(例えばビンカアルカロイド);および(c)DNA損傷または破壊されたDNA複製を引き起こす医薬(例えば白金化合物またはヌクレオシドアナログ(例えば5−FU))から選択される、請求項261に記載の発明。
【請求項264】
該チェックポイントターゲティング剤がタキサン(例えばパクリタキセル)である、請求項263に記載の発明。
【請求項265】
レキシノイド、選択的免疫応答モジュレーター、DNA修復阻害剤;およびG−タンパク質共役受容体阻害剤の阻害剤から独立して選択される1個以上の補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項266】
選択的免疫応答モジュレーター、DNA修復阻害剤;およびG−タンパク質共役受容体阻害剤の阻害剤から独立して選択される1個以上の補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項267】
請求項205〜214のいずれかに記載の組合せ剤の製造方法であって、式(XVII):
【化35】
の化合物と、基SO2R4を導入するのに適当なスルホニル化剤(例えばメタンスルホニルクロライドのようなスルホニルクロライド)を反応させることを含む、方法。
【請求項1】
副化合物および1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアの乳酸塩およびクエン酸塩およびそれらの混合物から選択される塩である式(I')の化合物を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項2】
該塩がL−乳酸塩である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項3】
該塩がクエン酸塩である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項4】
該塩がL−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物である、請求項1に記載の組合せ剤。
【請求項5】
該乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が実質的に結晶性である、すなわちそれらが50%〜100%結晶性、およびより具体的に少なくとも50%結晶性、または少なくとも60%結晶性、または少なくとも70%結晶性、または少なくとも80%結晶性、または少なくとも90%結晶性、または少なくとも95%結晶性、または少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項1〜4のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項6】
該乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が、95%〜100%結晶性、例えば少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.6%結晶性または少なくとも99.7%結晶性または少なくとも99.8%結晶性または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性である、請求項5に記載の組合せ剤。
【請求項7】
該塩が無水である、請求項1〜6のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項8】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性およびWO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の実施例71における表4の座標により定義される結晶構造を有する、請求項6に記載の組合せ剤。
【請求項9】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性およびここでの図4および5に明示の結晶構造を有する、請求項6または請求項8に記載の組合せ剤。
【請求項10】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性であり、斜方晶系空間群P212121(# 19)に属する結晶構造を有し、97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する、請求項6、8または9のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項11】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性であり、室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する、請求項6、8、9または10のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項12】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、該塩が結晶性を有し、そして:
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の実施例71における表4の座標により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) has a 斜方晶系空間群P212121(# 19)に属する結晶構造を有する、
請求項6、8、9、10または11のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項13】
本質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアL−乳酸塩の結晶の形態の、請求項6、8、9、10、11または12のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項14】
該塩が、図6のX線粉末回折パターンに示すものと同じ回折角にピークを示し、そして、好ましくは、該ピークが図6におけるピークと同じ相対強度を有する、実質的に結晶性の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩である、請求項6、8、9、10、11、12または13のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項15】
該塩が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、ここで、該塩が以下のパラメータの1個以上(任意の組合せで)または全てにより特徴付けられる、すなわち:
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の205〜209頁の実施例71の表4における配位により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) 斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する;および/または
(f) 17.50、18.30、19.30、19.60、および21.85度、およびより具体的にさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85、および27.30度の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53、および4.07、およびより具体的にさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07、および3.26オングストロームの格子面間隔(d)での主ピークの存在により特徴付けられるX線粉末回折パターンを有する;および/または
(g) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の図6または209〜211頁の実施例72の表5に示すX線粉末回折パターンと同じ回折角にピークを示し、そして所望により、ここで、該ピークが同じ図6または表5におけるものと同じ相対的強度を示す;および/または
(h) 実質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する;および/または
(i) 無水であり、DSCに付したときに190℃開始および/または194−197℃で吸熱ピークを示す;および/または
(j) KBrディスク法を使用して分析したとき、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを含む赤外スペクトルを示す
塩である、請求項6、8、9、10、11、12、13または14のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項16】
副化合物および
(I) PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)における式(I)、およびWO2005/002552に定義の通りのそのサブグループ、態様および実施例に対応し;そしてここで、R1、R2、R3、R4、AおよびXは、PCT/GB2004/002824(WO2005/002552)で定義の通りである式(I'):
【化1】
の化合物;または
(II) 式(I'')
【化2】
〔式中、Mは基D1および基D2:
【化3】
から選択され、ここで、:
(A)Mが基D1であるとき:
XはO、NHおよびNCH3から選択され;
Aは結合および基NR2から選択され、ここで、R2は水素またはメチルであり;
Eは結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選択され;
R1は:
(i) 所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい3〜5環員のシクロアルキル基;
(ii) O、N、SおよびSO2から選択される1個または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和ヘテロ環式基であり、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい;但し非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、および非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く;
(iii) 式:
【化4】
(式中、(a)XがNHまたはN−CH3であるとき、R3は塩素およびシアノから選択され;そして(b)XがOであるとき、R3はCNである)
の2,5−置換フェニル基;
(iv) 基CR6R7R8(式中、R6およびR7は、各々水素およびメチルから選択され、そしてR8は水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選択される);
(v) 所望によりメチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリダジン−4−イル基;
(vi) 置換イミダゾチアゾール基(ここで、該置換基はメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選択される);および
(vii) 所望により置換されていてよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは所望により置換されていてよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基(ここで、所望による置換基は、各々の場合、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択され、ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);
(viii) 所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよい3−ピリジル(ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい。但し化合物2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドおよび2,6−ジメトキシ−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ニコチンアミドを除く);
(ix) 所望によりハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいチオモルホリンまたはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシド(ここで、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);および
E−AがNR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(x) 2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチル;
(xi) 基NR10R11(ここで、R10およびR11は、各々C1−4アルキルであるかまたはR10およびR11は、NR10R11が所望によりO、N、SおよびSO2から選択される第二のヘテロ原子環員を含んでよい4〜6環員の飽和ヘテロ環式基を形成するように連結しており、ここで、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい);
(xii) 所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリドン(ここで、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい);
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xiii) 非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニル;および
E−AがC(CH3)2NR2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xiv) 非置換フェニル;および
EがCH2であるとき、R1はさらに以下から選択される:
(xv) 非置換テトラヒドロピラン−4−イル;および
(B)Mが基D2であるとき:
Aは結合および基NR2から選択され、ここで、R2は水素またはメチルであり;
Eは結合、CH2、CH(CN)およびC(CH3)2から選択され;
R1は以下から選択され:
(xvi) 式:
【化5】
(式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し(該5または6員飽和環は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい)
の2−置換3−フリル基;
(xvii) 式:
【化6】
(式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し(該5または6員飽和ヘテロ環式基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい;但し本化合物は5−ピペリジン−1−イルメチル−フラン−2−カルボン酸[3−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドではない)
の5−置換2−フリル基;
(xviii) 式:
【化7】
(式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHであり、本基は所望によりC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよく、ここで、C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、各々所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてよい)の基;および
(xix) 式:
【化8】
(式中、XはO、NHおよびNCH3から選択される)
の3,5−二置換フェニル基;および
(C)Mが基D1であり:
そしてXはOであり;Aは基NR2であり、ここで、R2は水素であり;Eは結合であり;そしてR1は2,6−ジフルオロフェニルであるとき;式(I)の化合物は、酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン(例えばD−グルクロン)酸、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳(例えば(+)−L−乳および(±)−DL−乳)酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、粘液酸、ナフタレンスルホン(例えばナフタレン−2−スルホン)酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸、トルエンスルホン(例えばp−トルエンスルホン)酸、吉草酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成される塩から選択される酸付加塩を形成する。〕
の化合物である化合物を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項17】
該化合物が式(I')の化合物である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項18】
該化合物が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩である、請求項17に記載の組合せ剤。
【請求項19】
該化合物が請求項16のセクション(A)およびセクション(B)に定義の式(I'')の化合物である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項20】
Mが基D1である、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項21】
XがO、NHおよびNCH3から選択される、請求項19または請求項20に記載の組合せ剤。
【請求項22】
XがOである、請求項21に記載の組合せ剤。
【請求項23】
Aが基NR2であり、ここで、R2が水素またはメチルである、請求項19〜22のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項24】
Aが結合である、請求項19〜22のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項25】
Eが結合である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項26】
EがCH2である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項27】
EがCH(CN)である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項28】
EがC(CH3)2である、請求項19〜24のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項29】
R1が所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい3〜5環員のシクロアルキル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項30】
シクロアルキル基が所望により置換されていてよいシクロプロピルおよびシクロブチル基、より典型的に所望により置換されていてよいシクロプロピル基から選択される、請求項29に記載の組合せ剤。
【請求項31】
R1が非置換シクロプロピル基である、請求項30に記載の組合せ剤。
【請求項32】
R1がO、N、SおよびSO2から選択される1個または2個のヘテロ原子環員を含む4〜6環員の飽和ヘテロ環式基、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい;但し非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、および非置換および1−置換ピペリジン−4−イルを除く、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項33】
R1が式:
【化9】
〔式中、(a)XがNHまたはN−CH3であるとき、R3は塩素およびシアノから選択され;そして(b)XがOであるとき、R3はCNである。〕
の2,5−置換フェニル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項34】
R1が基CR6R7R8であり、ここで、R6およびR7が、各々水素およびメチルから選択され、そしてR8が水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項35】
R1が所望によりメチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリダジン−4−イル基である、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項36】
R1が置換イミダゾチアゾール基であり、該置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項37】
R1が所望により置換されていてよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルまたは所望により置換されていてよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基であり、該所望による置換基が、何れの場合もハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択され、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項38】
R1が所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよい3−ピリジルであり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項39】
R1が、所望によりハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2またはCONH−C1−4アルキルC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいチオモルホリンまたはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシドであり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項40】
E−AがNR2であり、そしてR1が:2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニルおよびtert−ブチルから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項41】
E−AがNR2であり、そしてR1が基NR10R11であり、ここで、R10およびR11が、各々C1−4アルキルまたはR10およびR11が、NR10R11が所望によりO、N、SおよびSO2から選択される第二のヘテロ原子環員を含んでよい4〜6環員の飽和ヘテロ環式基を形成するように連結しており、該ヘテロ環式基は所望によりC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項42】
E−AがNR2であり、そしてR1が、所望によりヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH2、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選択される1個または2個の置換基で置換されていてよいピリドン基であり、該C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基が、所望によりヒドロキシ、メトキシ、またはアミノで置換されていてよい、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項43】
E−AがC(CH3)2NR2またはCH2−NR2であり、そしてR1が非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニルから選択される、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項44】
E−AがC(CH3)2NR2であり、そしてR1が非置換フェニルである、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項45】
EがCH2であり、そしてR1が非置換テトラヒドロピラン−4−イルである、請求項19〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項46】
Mが基D2である、請求項19および21〜28のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項47】
R1が式:
【化10】
〔式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し、本5または6員飽和環は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい。〕
の2−置換3−フリル基である、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項48】
R1が式:
【化11】
〔式中、R4およびR5は同一または異なり、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR4およびR5は、NR4R5が所望によりO、NH、NMe、SまたはSO2から選択される第二のヘテロ原子または基を含んでよい5または6員飽和ヘテロ環式基を形成するように連結し、本5または6員飽和ヘテロ環式基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルで置換されていてよい、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項49】
R1が式:
【化12】
〔式中、R9は水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;GはCH、O、S、SO、SO2またはNHである。〕
の基であり、本基は所望によりC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されていてよく、ここで、C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、各々所望によりヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてよい、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項50】
R1が式:
【化13】
〔式中、XaはXと同等であり、O、NHおよびNCH3から選択される。〕
の3,5−二置換フェニル基である、請求項46に記載の組合せ剤。
【請求項51】
該部分R1−E−A−がここの表1に示す基から選択される、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項52】
該基R1−E−A−がA1、A4、A10、A11、A13、A20、A22、A23、A24、A29、A30、A31、A32、A38、A42、A43、A44、A46、A47、A49、A54およびA56から選択される、請求項51に記載の組合せ剤。
【請求項53】
該基R1−E−A−がA1、A4、A20、A24、A30、A44、A46およびA54から選択され、好ましくは基A24である、請求項52に記載の組合せ剤。
【請求項54】
該式(I'')の化合物が式(II):
【化14】
〔式中、R1、E、AおよびXは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項55】
XがOである、請求項54に記載の組合せ剤。
【請求項56】
該式(I'')の化合物が式(III):
【化15】
〔式中、R1、R2およびEは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項19に記載の組合せ剤。
【請求項57】
Eが結合である、請求項56に記載の組合せ剤。
【請求項58】
EがCH2またはC(CH3)2である、請求項56に記載の組合せ剤。
【請求項59】
Eが結合であり、R2がHであり、そしてR1がシクロアルキル基である、請求項57に記載の組合せ剤。
【請求項60】
R1がシクロプロピル基であり、該化合物が化合物1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩である、請求項59に記載の組合せ剤。
【請求項61】
該式(I'')の化合物が塩、溶媒和物またはN−オキシドの形である、請求項19〜60のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項62】
該化合物が請求項16のセクション(C)に定義した式(I'')の化合物であり、ここでMが基D1であり;XがOであり;Aが基NR2であり、ここで、R2が水素であり;Eが結合であり;そしてR1が2,6−ジフルオロフェニルであり;該化合物は、酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン(例えばD−グルクロン)、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳(例えば(+)−L−乳および(±)−DL−乳)酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、粘液酸、ナフタレンスルホン(例えばナフタレン−2−スルホン)酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸、トルエンスルホン(例えばp−トルエンスルホン)酸、吉草酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成された塩から選択される酸付加塩の形である、請求項16に記載の組合せ剤。
【請求項63】
該酸付加塩がアジピン酸、アルギン酸、アスコルビン(例えばL−アスコルビン)酸、アスパラギン(例えばL−アスパラギン)酸、安息香酸、樟脳(例えば(+)樟脳)酸、カプリン酸、カプリル、炭酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルタミン(例えばL−グルタミン)酸、α−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラウリルスルホン酸、粘液酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロト酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、酒石(例えば(+)−L−酒石)酸、チオシアン酸およびキシナホ酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項64】
該酸付加塩が酢酸、アジピン酸、アスコルビン、アスパラギン、クエン酸、DL−乳、ギ酸、グルコン酸、グルクロン酸、馬尿酸、塩酸、グルタミン、DL−リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン(メシル)酸、エタンスルホン(エシル)酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハクおよび酒石酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項65】
該酸付加塩が酢酸、アジピン酸、アスコルビン、アスパラギン、グルコン酸、馬尿酸、グルタミン、セバシン酸、ステアリンおよび酒石酸からなる群から選択される酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項66】
該酸付加塩が塩酸と形成されている、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項67】
該酸付加塩が25mg/mlより大きい、より典型的に50mg/mlより大きい、好ましくは100mg/mlより大きい溶解性を有する、請求項62に記載の組合せ剤。
【請求項68】
該塩がD−グルクロン酸塩、メシル酸塩、エシル酸塩およびDL−乳酸塩から選択される、請求項67に記載の組合せ剤。
【請求項69】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのメシル酸塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項70】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのエシル酸(エタンスルホン酸)塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項71】
該塩が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのDL−乳酸塩である、請求項68に記載の組合せ剤。
【請求項72】
副化合物および1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩またはクエン酸塩またはそれらの混合物を1mg/液体担体(例えば水または緩衝系)mlを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える濃度で含む水溶液(例えば医薬組成物の形)を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項73】
(i)L−乳酸塩または(ii)L−乳酸塩およびクエン酸塩の混合物を含む、請求項72に記載の組合せ剤。
【請求項74】
2〜6、例えば2〜5、およびより具体的に4〜6、例えば4〜5の範囲のpHを有する、請求項72または請求項73に記載の組合せ剤。
【請求項75】
緩衝化されている、請求項74に記載の組合せ剤。
【請求項76】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアの乳酸塩およびクエン酸緩衝液、例えば約4.5の溶液pHを有する溶液を含む、請求項75に記載の組合せ剤。
【請求項77】
副化合物およびプロトン化形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを、L−ラクテートおよびシトレートから選択される1個以上のカウンターイオンおよびそれらの混合物;および所望により(i)1個以上のクロライドイオンのようなさらなるカウンターイオンおよび/または(ii)張性調節剤のような1種以上の静脈内投与賦形剤(例えばグルコース、好ましくはD−グルコースのようなヘキソース糖)と共に含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項78】
ラクテートおよびシトレートイオンが、溶液中、10:1未満、例えば10:1から1:10、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満または4:1未満または3:1未満または2:1未満または1:1未満、より具体的に1:1〜1:10のラクテート:シトレート比で存在する、請求項77に記載の組合せ剤。
【請求項79】
ラクテートおよびシトレートイオンが、溶液中、1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7または1:1〜1:6または1:1〜1:5、例えば約1:4.4のラクテート:シトレート比で存在する、請求項78に記載の組合せ剤。
【請求項80】
請求項72〜79のいずれかに記載の組合せ剤の凍結乾燥により形成した凍結乾燥製剤である、組合せ剤。
【請求項81】
副化合物および凍結乾燥製剤(例えば医薬組成物の形)プロトン化形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを、L−ラクテートおよびシトレートおよびそれらの混合物から選択される1個以上のカウンターイオンと共に含む;および所望により(i)1個以上のクロライドイオンのようなさらなるカウンターイオンおよび/または(ii)張性調節剤のような1種以上の静脈内投与賦形剤(例えばグルコース、好ましくはD−グルコースのようなヘキソース糖)を含む(またはそれらから本質的になる)組合せ剤。
【請求項82】
該副化合物および式(I')の化合物が物理的に結合している、請求項1〜81のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項83】
該副化合物および式(I')の化合物が:(a)混合されている(例えば同じ単位用量中に);(b)化学的/物理化学的に結合している(例えば架橋、分子凝集または共通媒体部分への結合により化学的/物理化学的に結合している);(c)化学的/物理化学的に共封入されている(例えば、脂質小胞、粒子(例えばマイクロまたはナノ粒子)またはエマルジョン液滴上または内に配置されている);または(d)混合していないが、共包装されているかまたは共存する(例えば多数の単位用量の一部として)、請求項82に記載の組合せ剤。
【請求項84】
該副化合物および式(I')の化合物が非物理的に結合している、請求項1〜81のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項85】
該組合せ剤が(a)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物の物理的結合を形成するために少なくとも1種の化合物との即席の結合のための指示書と共に含む;または(b)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物/医薬での組合せ治療のための指示書と共に含む物質;または(c)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物(複数もある)が投与されている(または投与する)患者集団への投与のための指示書と共に含む;または(d)2種以上の化合物の少なくとも1種を、2種以上の化合物(複数もある)との組合せ剤で使用するのに特に適した量または形態で含む、請求項84に記載の組合せ剤。
【請求項86】
医薬パック、キットまたは患者パックの形である、請求項1〜85のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項87】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項88】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を必要とする太守に投与することを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置豊富尾。
【請求項89】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を必要とする太守に投与することを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項90】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を異常細胞増殖阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項91】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を異常細胞増殖阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項92】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を処置する方法。
【請求項93】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性阻害に有効な量で投与することを含む、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項94】
キナーゼとキナーゼを阻害する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を接触させることを含む、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の阻害方法。
【請求項95】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を使用してサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することにより細胞過程(例えば細胞分裂)を調節する方法。
【請求項96】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項97】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項98】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団から選択された患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項99】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団を形成すると診断されている患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項100】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置方法。
【請求項101】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項102】
癌を有するかまたは有する疑いのある患者における癌の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異を有するか否かを決定するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該患者が該変異体を含むならば、その後に該患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項103】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法であって;(i)オーロラキナーゼの上方制御に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付しおよび(ii)ここで、診断試験がオーロラキナーゼの上方制御を示すならば、その後に、該患者にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項104】
(a)CDKキナーゼの過活性化;および/または(b)正常CDK活性に対する経路の感作;および/または(c)サイクリンEの上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法であって;(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示すならば、その後に該患者にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、方法。
【請求項105】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を、(例えば治療的有効量で)該化合物での処置に感受性であるはずである疾患または状態を有するとしてここに記載の1種以上の診断試験により同定された患者の亜集団に投与する、処置方法、医学的使用またはその使用のための化合物。
【請求項106】
ここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の使用。
【請求項107】
ここに記載の疾患状態の、例えば予防または処置のための医薬に使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤。
【請求項108】
哺乳動物に治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を投与することを含む、ここに記載の疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)の方法。
【請求項109】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項110】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が1mg/lを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である、水溶液形態で投与するための医薬組成物。
【請求項111】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が25mg/mlを超える、典型的に50mg/mlを超えるおよび好ましくは100mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である、水溶液形態で投与するための医薬組成物。
【請求項112】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が25mg/mlを超える、典型的に50mg/mlを超えるおよび好ましくは100mg/mlを超える水への溶解性を有する塩の形である水溶液を含む、医薬組成物。
【請求項113】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤を含み、ここで、該式(I')の化合物が塩の形で1mg/液体担体(例えば水)mlを超える、典型的に5mg/mlを超える、より典型的に15mg/mlを超える、より典型的に20mg/mlを超えるおよび好ましくは25mg/mlを超える濃度で存在する水溶液を含む、医薬組成物。
【請求項114】
該塩が酢酸塩、メシル酸塩、エタンスルホン酸塩、DL−乳酸塩、アジピン酸塩、D−グルクロン酸塩、D−グルコン酸塩および塩酸塩からなる群から選択される、請求項109〜113のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項115】
該塩がL−乳酸塩である、請求項109〜113のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項116】
液体組成物である、請求項109〜115およびそれに従属する請求項のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項117】
水に溶解するための乾燥した(例えば凍結乾燥した)形態である、求項109〜115およびそれに従属する請求項のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項118】
例えば注射(例えば静脈内または皮下)注射または輸液による非経腸投与に適した、請求項109〜117のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項119】
副化合物での処置を受けている対象におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項120】
処置を必要とする対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで、該対象が副化合物を受けている、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態の予防または処置方法。
【請求項121】
処置を必要とする対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで、該対象が副化合物を受けている、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が仲介する疾患状態または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項122】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を異常細胞増殖の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項123】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を異常細胞増殖の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項124】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態の処置方法。
【請求項125】
哺乳動物に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物をcdkキナーゼ(例えばcdk1またはcdk2)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性の阻害に有効な量で投与することを含み、ここで、該哺乳動物が副化合物を受けている、哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項126】
キナーゼとキナーゼを阻害する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を接触させることを含む、副化合物での処置を受けている対象におけるサイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3を阻害する方法。
【請求項127】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を使用して、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することを含む、副化合物での処置を受けている対象における細胞過程(例えば細胞分裂)を調節する方法。
【請求項128】
副化合物での処置を受けている対象におけるオーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項129】
副化合物での処置を受けている対象における、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項130】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団を形成し、副化合物の処置を受けている患者から選択された患者の癌の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項131】
オーロラA遺伝子のIle31変異体を有する亜集団の一部を形成し、副化合物での処理を受けている患者の予防または処置用医薬の製造における、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項132】
副化合物での処置を受けている対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態の予防または処置方法。
【請求項133】
副化合物での処置を受けている対象に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患または状態を軽減するかその発生率を低下させる方法。
【請求項134】
癌を有するかまたは有する疑いのある患者における癌の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって:(i)患者がオーロラA遺伝子のIle31変異を有するか否かを決定するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該患者が該変異体を有するならば、その後にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている方法。
【請求項135】
オーロラキナーゼ(例えばオーロラAキナーゼおよび/またはオーロラBキナーゼ)の上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)オーロラキナーゼの上方制御に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付しおよび(ii)ここで、診断試験がオーロラキナーゼの上方制御を示すならば、その後にオーロラキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている、方法。
【請求項136】
(a)CDKキナーゼの過活性化;および/または(b)正常CDK活性に対する経路の感作;および/または(c)サイクリンEの上方制御により特徴付けられる疾患状態または状態の予防または処置(または軽減するかその発生率を低下させる)方法であって;(i)(a)および/または(b)および/または(c)に特徴的なマーカーを検出するための診断試験に患者を付し;および(ii)ここで、該診断試験が(a)および/または(b)および/または(c)を示すならば、その後にCDKキナーゼ阻害活性を有する請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を該患者に投与することを含み、ここで、該患者が副化合物での処置を受けている、方法。
【請求項137】
該化合物での処置に感受性であるはずである疾患または状態を有するとしてここに記載の1種以上の診断試験により同定され、そして副化合物での処置を受けている患者の亜集団に請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を(例えば治療的有効量で)投与する、処置方法、医学的使用またはそれに使用するための化合物。
【請求項138】
副化合物での処置を受けている対象における、ここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項139】
副化合物での処置を受けている対象における、例えばここに記載の疾患状態の予防または処置用医薬に使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項140】
哺乳動物に治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含み、ここで該哺乳動物が副化合物を受けている、ここに記載の疾患状態または状態の防または処置の(または軽減するかその発生率を低下させる)方法。
【請求項141】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物との組合せ治療に使用するための副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)。
【請求項142】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療に使用するための請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項143】
該組合せ治療が請求項1〜142のいずれかに記載の予防、処置または方法を含む、請求項141または請求項142の化合物。
【請求項144】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合での処置を受けている患者における処置または予防用医薬の製造のための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)の使用。
【請求項145】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)での処置を受けている患者における処置または予防用医薬の製造のための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の使用。
【請求項146】
ヒトのような温血動物における癌の処置方法であって、該動物に有効量の副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)と、連続的に、例えばその前に、後にまたは同時に有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項147】
治療的有効量の副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)および治療的有効量の請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物の投与を含む、哺乳動物における組合せ癌治療の方法。
【請求項148】
哺乳動物における異常細胞増殖を含むまたはそれに起因する疾患または状態を軽減または発生率を低下させるための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項149】
哺乳動物における腫瘍増殖阻害のための、副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項150】
処置を必要とする患者における癌を予防、処置または管理するための副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)との組合せ治療において使用するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項151】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)で処置されている癌を有する患者における応答率を増加または促進するための、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物。
【請求項152】
副化合物(例えばここに開示の任意の副化合物から選択される副化合物)で処置されている患者における応答率を増加または促進するための方法であって、該患者に、副化合物を、請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物と組み合わせて投与することを含む、方法。
【請求項153】
該組合せ剤が2種以上の副化合物を含む、請求項1〜152のいずれかに記載の発明。
【請求項154】
2種以上の副化合物の各々がここに記載の任意の副化合物から選択される、請求項153に記載の発明。
【請求項155】
式(I')の化合物と副化合物を組み合わせることを含む、請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤の製造方法。
【請求項156】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、式(XXVII)または(XXVIII):
【化16】
の化合物、またはその塩を含む組合せ剤の製造方法であって、式(XXIX):
【化17】
〔式中、PGはアミン−保護基である。〕
の化合物と、式(XXXI):
【化18】
の化合物を、有機溶媒中、EDCおよびHOBtのようなカップリング剤の存在下で反応させることを含む、方法。
【請求項157】
該式(XXIX)の化合物が、以下の式(XXXII):
【化19】
の化合物である、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イルアミンまたはその塩を含む組合せ剤の製造方法であって:
(i)式(XXVIIa)または(XXVIIIa):
【化20】
の化合物を、溶媒中、所望により加熱しながら酸で処理し;そして
(ii)反応物を中和する
ことを含む、方法。
【請求項159】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアまたはその塩を含むくみわ組合せ剤の製造方法であって:
(i)請求項158に記載の式(XXVIIa)を、溶媒中、所望により加熱しながら酸で処理し;
(ii)反応物を中和し用;
(iii)工程(ii)の生成物とカルボニル化剤を反応させ;そして
(iv)工程(iii)の生成物とシクロプロピルアミンを反応させる
ことを含む、方法。
【請求項160】
該カルボニル化剤が1,1'−カルボニルジイミダゾール(CDI)またはトリホスゲンまたはホスゲンのようなホスゲン均等物、および好ましくは1,1'−カルボニルジイミダゾール(CDI)である、請求項117に記載の方法。
【請求項161】
請求項1〜86のいずれかに記載の組合せ剤であって、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアを含む組合せ剤の製造方法であって;式(XXXIII)または(XXXIIIa):
【化21】
の化合物とシクロプロピルアミンを反応させ、その後所望により酸付加塩を形成させる、方法。
【請求項162】
請求項1〜86のいずれかに記載の式(I')の化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ウレアのL−乳酸塩であり、ここで、該塩が以下のパラメータの1個以上(任意の組合せで)または全てにより特徴付けられる、すなわち
(a) 図4および5に明示の結晶構造を有する;および/または
(b) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の205〜209頁の実施例71の表4における配位により定義される結晶構造を有する;および/または
(c) 97(2)Kで結晶格子パラメータ a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(d) 室温で結晶格子パラメータ a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、α=β=γ=90°を有する;および/または
(e) 斜方晶系空間群P212121(#19)に属する結晶構造を有する;および/または
(f) 17.50、18.30、19.30、19.60、および21.85度、およびより具体的にさらに12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85、および27.30度の回折角(2θ)および/または5.06、4.85、4.60、4.53、および4.07、およびより具体的にさらに7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07、および3.26オングストロームの格子面間隔(d)での主ピークの存在により特徴付けられるX線粉末回折パターンを有する;および/または
(g) WO2006/070195(その内容は引用により本明細書に包含させる)の図6または209〜211頁の実施例72の表5に示すX線粉末回折パターンと同じ回折角にピークを示し、そして所望により、ここで、該ピークが同じ図6または表5におけるものと同じ相対的強度を示す;および/または
(h) 実質的に図6に示すX線粉末回折パターンを有する;および/または
(i) 無水であり、DSCに付したときに190℃開始および/または194−197℃で吸熱ピークを示す;および/または
(j) KBrディスク法を使用して分析したとき、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを含む赤外スペクトルを示す
塩である、請求項1〜161のいずれかに記載の発明。
【請求項163】
該副化合物が式(0):
【化22】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−または5または6員炭素環式またはヘテロ環式環であり;
Aは結合、SO2、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、ここで、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は、水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項1から162のいずれかに記載の発明。
【請求項164】
該副化合物が式(I0):
【化23】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−または5または6員炭素環式またはヘテロ環式環であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項165】
該副化合物が式(Ix):
【化24】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は水素;3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノおよび3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項166】
該副化合物が式(Ia):
【化25】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖であり;
R1は3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりフッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は水素および3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項167】
該副化合物が式(Ib):
【化26】
〔式中、
Xは基R1−A−NR4−であり;
Aは結合、C=O、NRg(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rgは水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシで置換されていてよいC1−4ヒドロカルビルであり;
Yは結合または1、2、または3炭素原子長のアルキレン鎖でありであり;
R1は3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基;または所望によりフッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基であり、該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個または2個は所望によりO、S、NH、SO、SO2から選択される原子または基で置換されていてよく;
R2は水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えばメトキシ);または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
R3は3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択され;そして
R4は水素または所望によりハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えばメトキシ)で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項168】
AがC=Oである、請求項167に記載の発明。
【請求項169】
R4が水素である、請求項163〜168のいずれかに記載の発明。
【請求項170】
R2が水素またはメチル、好ましくは水素である、請求項163〜169のいずれかに記載の発明。
【請求項171】
Yが結合である、請求項163〜170のいずれかに記載の発明。
【請求項172】
R1が3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基(例えば5〜10環員)である、請求項163〜171のいずれかに記載の発明。
【請求項173】
該炭素環式およびヘテロ環式基が単環式である、請求項172に記載の発明。
【請求項174】
該単環式基がアリール基である、請求項173に記載の発明。
【請求項175】
該アリール基が置換または非置換フェニル基である、請求項174に記載の発明。
【請求項176】
該炭素環式およびヘテロ環式基が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択される置換基R10;基Ra−Rb(ここで、Raは結合、O、CO、X1C(X2)、C(X2)X1、X1C(X2)X1、S、SO、SO2、NRc、SO2NRcまたはNRcSO2であり;そしてRbは水素、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、および所望によりヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基から選択され、ここで、該C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、所望によりO、S、SO、SO2、NRc、X1C(X2)、C(X2)X1またはX1C(X2)X1で置換されていてよく;
Rcは水素およびC1−4ヒドロカルビルから選択され;そして
X1はO、SまたはNRcであり、そしてX2は=O、=Sまたは=NRcである)
の1個以上(例えば1個または2個または3個または4個)で置換されている、請求項172〜175のいずれかに記載の発明。
【請求項177】
該置換基R10がハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、基Ra−Rb(ここで、Raは結合、O、CO、X3C(X4)、C(X4)X3、X3C(X4)X3、S、SO、またはSO2であり、そしてRbは水素および所望によりヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシおよび3〜6環員を有する単環式非芳香族性炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−8ヒドロカルビル基から選択され;ここで、該C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、所望によりO、S、SO、SO2、X3C(X4)、C(X4)X3またはX3C(X4)X3で置換されていてよく;X3はOまたはSであり;そしてX4は=Oまたは=Sである)からなる群から選択される、請求項176に記載の発明。
【請求項178】
該置換基がハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、基Ra−Rb(ここで、Raは結合またはOであり、そしてRbは水素および所望によりヒドロキシル、ハロゲン(好ましくはフッ素)および5および6員飽和炭素環式およびヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基である)から選択される、請求項177に記載の発明。
【請求項179】
R1が、環周囲の2位、3位、4位、5位または6位に位置する1個、2個または3個の置換基を有するフェニル環である、請求項175〜178のいずれかに記載の発明。
【請求項180】
該フェニル基が2−一置換、3−一置換、2,6−二置換、2,3−二置換、2,4−二置換、2,5−二置換、2,3,6−三置換または2,4,6−三置換されている、請求項179に記載の発明。
【請求項181】
該フェニル基が:
(i) フッ素、塩素およびRa−Rb(ここで、RaはOであり、そしてRbはC1−4アルキルである)から選択される置換基で、2位で単置換、または2位および3位で二置換、または2位および6位で二置換されているか;または
(ii)フッ素;塩素;所望により1個以上のフッ素原子で置換されていてよいC1−4アルコキシから選択される置換基で、2位で単置換;またはフッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で、2位および5位で二置換されている、
請求項180に記載の発明。
【請求項182】
AがCOであり、R1−CO−がここに記載の表1、特に基J、AB、AH、AJ、AL、AS、AX、AY、AZ、BA、BB、BD、BH、BL、BQおよびBS、およびより具体的に基AJ、AX、BQ、BSおよびBAI、および好ましくは基AJおよびBQから選択される、請求項163〜181のいずれかに記載の発明。
【請求項183】
該副化合物が式(II'):
【化27】
〔式中、R1、R2、R3およびYは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有する、請求項163に記載の発明。
【請求項184】
R1が:
(i) 所望によりフッ素;塩素;ヒドロキシ;O、NおよびSから選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5および6員飽和ヘテロ環式基(ヘテロ環式基は、所望により1個以上のC1−4アルキル基;C1−4ヒドロカルビルオキシ;およびC1−4ヒドロカルビルで置換されていてよく;ここで、該C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、所望によりヒドロキシ、フッ素、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、フェニル、ハロフェニル、3〜7環員(より好ましくは4、5または6環員、例えば5または6環員)を有する飽和炭素環式基または5または6環員であり、O、SおよびNから選択される2個までのヘテロ原子を含む飽和ヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい);または2、3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシンから選択される1個以上の置換基(例えば1個、2個または3個)で置換されていてよいフェニル;または
(ii) 1個または2個のO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含む単環式ヘテロアリール基;または1個のO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含む二環式ヘテロアリール基(該単環式および二環式ヘテロアリール基は、各々、所望によりフッ素;塩素;C1−3ヒドロカルビルオキシ;およびC1−3ヒドロカルビル所望により置換されていてよいbyヒドロキシ、フッ素、メトキシまたは5または6員飽和炭素環式または2個までのO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を含むヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい);
(iii) 3〜6環員を有する置換または非置換シクロアルキル基;および
(iv) 所望によりフッ素;ヒドロキシ;C1−4ヒドロカルビルオキシ;アミノ;モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ;および3〜12環員を有する炭素環式またはヘテロ環式基から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−4ヒドロカルビル基(該ヒドロカルビル基の炭素原子の1個は所望によりO、NH、SOおよびSO2から選択される元素または基で置換されていてよい)
から選択される、請求項183に記載の発明。
【請求項185】
R1が非置換フェニル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニル、2−メチルフェニル、2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)−フェニル、3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−ヒドロキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−クロロ−6−メトキシフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択され;そして所望によりさらに5−フルオロ−2−メトキシフェニルから選択される、請求項184に記載の発明。
【請求項186】
R1が2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択される、請求項185に記載の発明。
【請求項187】
該副化合物が式(IV):
【化28】
〔式中、
R1およびR2は、上記の請求項のいずれかに定義の通りであり;
所望により、第二の結合が1番および2番の炭素原子の間に存在してよく;
UおよびTの一方はCH2、CHR13、CR11R13、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)tから選択され;UおよびTの他方は、NR14、O、CH2、CHR11、C(R11)2、およびC=Oから選択され;rは0、1、2、3または4であり;tは0、1または2であり;
R11は水素、ハロゲン(特にフッ素)、C1−3アルキル(例えばメチル)およびC1−3アルコキシ(例えばメトキシ)から選択され;
R13は水素、NHR14、NOH、NOR14およびRa−Rbから選択され;
R14は水素およびRd−Rbから選択され;
Rdは結合、CO、C(X2)X1、SO2およびSO2NRcから選択され;
Ra、RbおよびRcは前記の通りであり;そして
R15は所望によりヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5または6員炭素環式またはヘテロ環式基で置換されていてよいC1−4飽和ヒドロカルビルである。
ただし、UおよびTは同時にOではない。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項163に記載の発明。
【請求項188】
該副化合物が式(IVa):
【化29】
〔式中、
UおよびTの一方はCH2、CHR13、CR11R13、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)tから選択され;UおよびTの他方はCH2、CHR11、C(R11)2、およびC=Oから選択され;rは0、1または2であり;tは0、1または2であり;
R11は水素およびC1−3アルキルから選択され;
R13は水素およびRa−Rbから選択され;
R14は水素およびRd−Rbから選択され;
Rdは結合、CO、C(X2)X1、SO2およびSO2NRcから選択され;
R15は所望によりヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5または6員炭素環式またはヘテロ環式基で置換されていてよいC1−4飽和ヒドロカルビルであり;そして
R1、R2、Ra、RbおよびRcは、上記の請求項のいずれかに定義の通りである。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項187に記載の発明。
【請求項189】
該副化合物が式(Va):
【化30】
〔式中、
R14aは、水素、所望によりフルオロで置換されていてよいC1−4アルキル(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチルおよび2,2,2−トリフルオロエチル)、シクロプロピルメチル、フェニル−C1−2アルキル(例えばベンジル)、C1−4アルコキシカルボニル(例えばエトキシカルボニルおよびt−ブチルオキシカルボニル)、フェニル−C1−2アルコキシカルボニル(例えばベンジルオキシカルボニル)、C1−2−アルコキシ−C1−2アルキル(例えばメトキシメチルおよびメトキシエチル)、およびC1−4アルキルスルホニル(例えばメタンスルホニル)から選択され、ここで、該フェニル部分は、存在するとき、所望によりフッ素、塩素、所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルコキシ、および所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシ;で置換されていてよいC1−4アルキルから選択される1〜3個の置換基で置換されていてよく;
wは0、1、2または3であり;
R2は水素またはメチル、最も好ましくは水素であり;
R11およびrは、請求項82〜90のいずれかに定義の通りであり;そして
R19はフッ素;塩素;所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルコキシ;および所望によりフルオロまたはC1−2−アルコキシで置換されていてよいC1−4アルキルから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項188に記載の本発明。
【請求項190】
該フェニル環が、フッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で2位および6位で二置換されている、請求項189に記載の発明。
【請求項191】
R11が水素である、請求項187〜190のいずれかに記載の発明。
【請求項192】
R14aが水素またはメチルである、請求項187〜191に記載の発明。
【請求項193】
該副化合物が式(VIa):
【化31】
〔式中、
R20は水素およびメチルから選択され;
R21はフッ素および塩素から選択され;そして
R22はフッ素、塩素およびメトキシから選択されるか;または
R21およびR22の一方は水素であり、他方は塩素、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシおよびベンジルオキシから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項192に記載の発明。
【請求項194】
該副化合物が式(VIb):
【化32】
〔式中、
R20は水素およびメチルから選択され;
R21aはフッ素および塩素から選択され;そして
R22aはフッ素、塩素およびメトキシから選択される。〕
を有するか、またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物である、請求項193に記載の発明。
【請求項195】
該式(VIb)の副化合物が:
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−アミド;
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;および
4−(2−フルオロ−6−メトキシ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド
から選択される、請求項194に記載の発明。
【請求項196】
該式(VIb)の副化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドである、請求項195に記載の発明。
【請求項197】
該副式(0)の化合物が塩の形である、請求項163〜196のいずれかに記載の発明。
【請求項198】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが塩の形、好ましくは酸付加塩である、請求項196に記載の発明。
【請求項199】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが、塩酸、メタンスルホン酸および酢酸と形成された酸付加塩から選択される塩の形である、請求項198に記載の発明。
【請求項200】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、塩酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項201】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、メタンスルホン酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項202】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、酢酸と形成された塩である、請求項199に記載の発明。
【請求項203】
該副化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩である、請求項163に記載の発明。
【請求項204】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩が結晶形態である、請求項203に記載の発明。
【請求項205】
該副化合物が式(I'''):
【化33】
〔式中:
R1は2,6−ジクロロフェニルであり;
R2aおよびR2bは両方とも水素であり;
そしてR3は基:
【化34】
であり、ここで、
R4はC1−4アルキルである。〕
を有するか、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシドである、請求項163に記載の発明。
【請求項206】
R4がC1−3アルキルである、請求項205に記載の発明。
【請求項207】
R4がメチルである、請求項206に記載の発明。
【請求項208】
R4がエチルである、請求項206に記載の発明。
【請求項209】
R4がn−プロピルである、請求項206に記載の発明。
【請求項210】
R4がイソプロピルである、請求項206に記載の発明。
【請求項211】
塩またはN−オキシドの形ではない、請求項205〜210のいずれかに記載の発明。
【請求項212】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形である、請求項205〜210のいずれかに記載の発明。
【請求項213】
請求項203〜210のいずれかに記載の該副式(I')の化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドである、請求項205〜212のいずれかに記載の発明。
【請求項214】
該4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドが結晶形態である、請求項213に記載の発明。
【請求項215】
1個以上のさらなる補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項216】
該補助的化合物が、例えばパクリタキセルおよびドセタキセルから選択されるタキサン化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項217】
該補助的化合物が、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラルチトレキセド、ペメトレキセド、およびメトトレキサートから選択される抗代謝化合物である、請求項215に記載の発明。
【請求項218】
該補助的化合物が、トラスツマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、バンデタニブ、バタラニブ(vatalinib)、アクシチニブおよびCHIR−258から選択されるシグナリング阻害剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項219】
該補助的化合物が、サイトカイン、サイトカイン活性化剤またはレチノイド(例えばインターフェロン(例えばインターフェロン−γおよびインターフェロンα)、インターロイキン(例えばインターロイキン2)、トレチノイン、アリトレチノインおよびベキサロテンから選択される)である、請求項215に記載の発明。
【請求項220】
該補助的化合物がカンプトテシン化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項221】
該カンプトテシン化合物がカンプトテシン、イリノテカンおよびトポテカンから選択される、請求項220に記載の発明。
【請求項222】
該カンプトテシン化合物がトポテカンである、請求項221に記載の発明。
【請求項223】
該カンプトテシン化合物がイリノテカンである、請求項221に記載の発明。
【請求項224】
該補助的化合物が、例えばビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンクリスチンから選択されるビンカアルカロイド化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項225】
該ビンカアルカロイド化合物がビノレルビンである、請求項224に記載の発明。
【請求項226】
該ビンカアルカロイド化合物がビンブラスチンである、請求項224に記載の発明。
【請求項227】
該ビンカアルカロイド化合物がビンクリスチンである、請求項224に記載の発明。
【請求項228】
該補助的化合物が、例えばクロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロライド;ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II);スピロプラチン;イプロプラチン;ジアミノ(2−エチルマロナート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナート白金(II);(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバート)白金(II);オンナプラチン;テトラプラチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンから選択される白金化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項229】
該白金化合物がクロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロライド;ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II);スピロプラチン;イプロプラチン;ジアミノ(2−エチルマロナート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナート白金(II);(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラート)白金(II);(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−cis−(ピルバート)白金(II);オンナプラチン;テトラプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチンから選択される、請求項228に記載の発明。
【請求項230】
該白金化合物がカルボプラチンまたはオキサリプラチンである、請求項229に記載の発明。
【請求項231】
該白金化合物がカルボプラチンである、請求項230に記載の発明。
【請求項232】
該補助的化合物が、例えばアントラサイクリン誘導体、ミトキサントロン酸、およびポドフィロトキシン誘導体から選択されるトポイソメラーゼ2阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項233】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がダウノルビシン、イダルビシンおよびエピルビシンから選択される、請求項232に記載の発明。
【請求項234】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドおよびテニポシドから選択される、請求項232に記載の発明。
【請求項235】
該トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドである、請求項234に記載の発明。
【請求項236】
該補助的医薬が抗アンドロゲンまたは抗エストロゲンである、請求項215に記載の発明。
【請求項237】
該抗アンドロゲンがアロマターゼ阻害剤(例えばレトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンまたはアミノグルテチミド)である、請求項236に記載の発明。
【請求項238】
該抗アンドロゲンがタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトロゾール(letrazole)、アナストロゾール(anastrazole)、エキセメスタン、ビカルタミド、リュープロリド(luprolide)、酢酸メゲストロール、アミノグルテチミドおよびベキサロテンから選択される、請求項236に記載の発明。
【請求項239】
該補助的医薬がGnRHアナログ(例えばゴセレリンまたはリュープロリド)である、請求項215に記載の発明。
【請求項240】
該補助的医薬が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である、請求項215に記載の発明。
【請求項241】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がCD20、CD22、CD33およびCD52から選択される、請求項240に記載の発明。
【請求項242】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がリツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選択される、請求項240または241に記載の発明。
【請求項243】
該細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が完全なヒト抗体およびキメラを含む、請求項240〜242のいずれかに記載の発明。
【請求項244】
該補助的化合物が、例えば窒素マスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選択されるアルキル化剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項245】
該アルキル化剤がイホスファミドおよびクロラムブシルから選択される、請求項244に記載の発明。
【請求項246】
該アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選択される、請求項244に記載の発明。
【請求項247】
該アルキル化剤がブスルファンである、請求項244に記載の発明。
【請求項248】
該補助的化合物が、例えばTSA、SAHA、JNJ-16241199、LAQ-824、MGCD-0103およびPXD-101から選択されるHDAC阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項249】
該補助的化合物が、例えばセレコキシブであるCOX−2阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項250】
該補助的化合物が、例えばテモゾロミド、デシタビンおよび5−アザシチジンであるDNAメチル化阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項251】
該補助的化合物が、例えばボルテゾミブであるプロテアソーム阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項252】
該補助的化合物が、例えば、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスポリン(staurosparine)、JNJ-7706621、BMS-387032、PHA533533、PD332991、ZK-304709およびAZD-5438から選択されるCDK阻害剤を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項253】
該CDK阻害剤がJNJ-7706621、BMS-387032、PHA533533、PD332991、ZK-304709およびAZD-5438から選択される、請求項252に記載の発明。
【請求項254】
該CDK阻害剤がJNJ-7706621である、請求項253に記載の発明。
【請求項255】
抗代謝化合物、タキサン化合物、エポチロン酸、Hsp90阻害剤、シグナリング阻害剤、カンプトテシン化合物、ビンカアルカロイド化合物、白金化合物、トポイソメラーゼ2阻害剤、抗アンドロゲン、モノクローナル抗体(例えば1個以上の細胞表面抗原に対する)、アルキル化剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤、CDK阻害剤、オーロラ阻害剤およびチェックポイントターゲティング剤から独立して選択される2種以上の補助的化合物を含む、請求項215に記載の発明。
【請求項256】
2種以上の補助的化合物が抗アンドロゲン、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から選択される、請求項255に記載の発明。
【請求項257】
該2種以上の補助的化合物が5−FU、メトトレキサート、シクロホスファミドおよびドキソルビシンから選択される、請求項255に記載の発明。
【請求項258】
該2種以上の補助的化合物がフルダラビンおよびrituxamabを含む、請求項255に記載の発明。
【請求項259】
該2種以上の補助的化合物がオーロラ阻害剤およびチェックポイントターゲティング剤を含む、請求項255に記載の発明。
【請求項260】
該補助的化合物がオーロラ阻害剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項261】
該補助的化合物がチェックポイントターゲティング剤である、請求項215に記載の発明。
【請求項262】
該チェックポイントターゲティング剤が:白金化合物;ヌクレオシドアナログ、CDK阻害剤、タキサン、エポチロン酸、ビンカアルカロイド、ポロ様キナーゼ阻害剤、CHKキナーゼ阻害剤、BUBキナーゼファミリーの阻害剤およびカイネシン阻害剤から選択される、請求項261に記載の発明。
【請求項263】
該チェックポイントターゲティング剤が:(a)正常紡錘体収縮を阻止するように紡錘体微小管を安定化する医薬(例えばタキサンまたはエポチロン);(b)紡錘体形成を遮断する医薬(例えばビンカアルカロイド);および(c)DNA損傷または破壊されたDNA複製を引き起こす医薬(例えば白金化合物またはヌクレオシドアナログ(例えば5−FU))から選択される、請求項261に記載の発明。
【請求項264】
該チェックポイントターゲティング剤がタキサン(例えばパクリタキセル)である、請求項263に記載の発明。
【請求項265】
レキシノイド、選択的免疫応答モジュレーター、DNA修復阻害剤;およびG−タンパク質共役受容体阻害剤の阻害剤から独立して選択される1個以上の補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項266】
選択的免疫応答モジュレーター、DNA修復阻害剤;およびG−タンパク質共役受容体阻害剤の阻害剤から独立して選択される1個以上の補助的化合物を含む、請求項1〜214のいずれかに記載の発明。
【請求項267】
請求項205〜214のいずれかに記載の組合せ剤の製造方法であって、式(XVII):
【化35】
の化合物と、基SO2R4を導入するのに適当なスルホニル化剤(例えばメタンスルホニルクロライドのようなスルホニルクロライド)を反応させることを含む、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2009−542608(P2009−542608A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−517403(P2009−517403)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002428
【国際公開番号】WO2008/001101
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(506025512)アステックス・セラピューティクス・リミテッド (42)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002428
【国際公開番号】WO2008/001101
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(506025512)アステックス・セラピューティクス・リミテッド (42)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
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