説明

半導体装置の製造方法および基板処理装置

反応炉1内で基板10に成膜を行う工程と、成膜後の基板10を反応炉1よりアンロード後、反応炉1内に10基板がない状態で反応炉1内を強制冷却する工程とを有する半導体装置の製造方法を提供する。反応炉1内に付着した堆積膜の応力を自然空冷時よりも増大させて積極的に熱応力を発生させ、堆積膜に自然空冷時以上の強制的な亀裂を発生させる。亀裂の発生により飛散した微細パーティクルは大気圧状態での炉内パージにより強制的に、また効率的に反応炉外に排出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法および基板処理装置に関し、特に、CVD(Chemical Vapor Deposition)処理による半導体装置の製造方法及び基板処理装置であって、製造過程で発生する微細パーティクルの低減を目的とする半導体装置の製造方法及び基板処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置を製造する工程に於いて、ウェハ等の被処理基板に化学気相成長(CVD)法により成膜処理をすることが行われている。
【0003】
この成膜処理は例えば次の様になされる。すなわち、所定枚数のウェハがボートに装填される。ボートに装填されたウェハは反応炉内に装入(ロード)される。反応炉内部が真空排気され、反応炉内に反応ガスが導入され、ウェハに成膜処理がなされる。
【0004】
成膜処理完了後、反応炉内を大気圧に復帰させ、ボートをアンロードする。炉内からボートを完全に引き出した状態でボートを冷却する。それと同時に反応炉内の温度を降下させ、ガスパージ(減圧N2パージ)を行う。これにより反応炉内壁に付着した堆積膜の応力を増大させて堆積膜に亀裂を発生させ、亀裂発生時に生じる微細パーティクルをガスパージにより排出する(日本国公開公報−特開2000−306904号参照)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この場合、反応炉内から処理済基板をアンロードした状態で炉内温度を降下させる際、例えば自然空冷の降温レート(≒3℃/min)にて炉内温度を成膜温度から150℃程度、数十分、例えば50分程度かけて降下させていた。しかしながら、3℃/min程度の降温レートでは、堆積膜に強制的に亀裂(堆積膜と石英反応管の間の熱膨張率の相違による熱応力が、許容限界値(堆積膜の機械的破壊強度)を越えることで発生する膜亀裂)を発生させることによる、パーティクル排出効果は低く、特にφ300mmウェハの処理においては、累積膜厚が1.2μmを超えたところでパーティクルが多数発生し、特にφ300mmウェハの処理ではパーティクル低減効果が極めて低いことが判明した。また、自然空冷の温度降下(≒3℃/min)においては50分程度の時間が必要となることから基板処理装置(半導体製造装置)の稼働率が低下し、生産性が悪化するという問題があった。
【0006】
本発明の主な目的は、パーティクル低減効果に優れ、生産性を向上させることができる半導体装置の製造方法および基板処理装置を提供することにある。
【0007】
本発明の一態様によれば、
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で前記反応炉内を強制冷却する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0008】
本発明の他の態様によれば、
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を成膜温度よりも低い温度まで降下させると共に、前記炉内を大気圧状態でガスパージする工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0009】
本発明のさらに他の態様によれば、
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を成膜温度よりも低い温度まで降下させると共に、前記炉内にガスを供給して前記成膜工程で用いる排気ラインとは異なる排気ラインを用いて排気する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0010】
本発明のさらに他の態様によれば、
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を一旦成膜温度よりも高い温度まで上昇させ、その後前記成膜温度よりも低い温度まで降下させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0011】
本発明のさらに他の態様によれば、
基板に対して成膜を行う反応炉と、
前記反応炉内に成膜ガスを供給する成膜ガス供給ラインと、
前記反応炉内にパージガスを供給するパージガス供給ラインと、
前記反応炉内を排気する排気ラインと、
前記反応炉内に対して前記基板をロード/アンロードする搬送手段と、
前記反応炉内を強制冷却する強制冷却手段と、
前記反応炉より前記基板をアンロードさせた後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、前記反応炉内を強制冷却するよう強制冷却手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする基板処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の好ましい実施形態に係る基板処理装置を説明するための示す概略縦断面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態に係る基板処理装置を説明するための示す概略縦断面図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態に係るウェハ処理フローを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るLTP実施時の温度降下幅とパーティクルとの関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るLTP実施時の温度降下レートとパーティクルとの関係を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るLTP実施時の累積膜厚とパーティクルとの関係を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の好ましい実施形態は、反応炉内より基板を取り出した状態で急冷機構を具備したヒータにて反応炉内を10℃/min以上、好ましくは20℃/min以上の降温レートにて急速急冷することにより半導体製造過程で反応炉内に形成された堆積膜に亀裂を強制的に発生させ、亀裂発生時に生じる微細パーティクルを大気圧ガスパージにより強制的に排出し、ウェハへの微細パーティクルの付着を低減させることで、反応炉の洗浄の頻度を少なくして生産性を向上させようとするものである。
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を説明する。まず図1、図2を参照して本発明の好ましい実施の形態に係るCVD成膜処理を行う基板処理装置としての半導体製造装置を説明する。図1、図2に示す半導体製造装置はホットウォールタイプのバッチ処理式の縦型半導体製造装置である。
【0015】
図1は、ウェハ10を搭載したボート9を反応炉1内にロードし、炉口フランジ2の下側開口部を炉口シールキャプ12で閉じた状態を示し、図2は、ウェハ10を搭載したボート9を反応炉1から移載室11にアンロードし、炉口フランジ2の下側開口部を炉口ゲートバルブ13で閉じた状態を示している。
【0016】
反応炉1は、金属製の炉口フランジ2、炉口フランジ2に気密に立設された石英アウタチューブ3、石英アウタチューブ3内に同心に立設された石英インナチューブ4、石英アウタチューブ3の外側に石英アウタチューブ3を囲繞する様に設けられたヒータ5等によりホットウォールタイプの反応炉として構成されている。
【0017】
石英アウタチューブ3およびヒータ5を覆って強制冷却機構40が設けられている。強制冷却機構40は、石英アウタチューブ3およびヒータ5を覆って設けられた断熱カバー41と、断熱カバー41の内部空間に連通して設けられた供給ライン42と、断熱カバー41の天井部の排気孔44を介して断熱カバー41の内部空間に連通して設けられた排気ライン43とを備えている。供給ライン42には導入ブロア45とシャッタ46が設けられている。排気ライン43にはシャッタ47とラジエータ48と排気ブロア49とが設けられている。
【0018】
反応炉1の内部には反応ガスを導入するガス導入ライン6、7が連通すると共に、排気ライン30が連通している。ガス導入ライン6、7は炉口フランジ2の石英インナチューブ4下端よりも下方の部分に接続している。排気ライン30は炉口フランジ2の石英アウターチューブ3下端よりも下方であって石英インナーチューブ4下端よりも上方の部分に接続している。排気ライン30は、真空ポンプ等の排気装置8に連通するメイン排気ライン31、メイン排気ライン31から分岐して設けられるハイフローベント(HFV:High Flow Vent)ライン32、メイン排気ライン31から分岐して設けられるスロー排気ライン(図示せず)、メイン排気ライン31から分岐して設けられる過加圧防止ライン33および窒素ガス導入ライン34を有している。メイン排気ライン31のハイフローベントライン32との分岐点よりも下流側には、メインバルブとしてのAPCバルブが設けられている。スロー排気ラインはこのAPCバルブをバイパスするように設けられている。
【0019】
ハイフローベントライン32は建屋付帯設備の排気設備に連通している。ハイフローベントライン32は、メイン排気ライン31、スロー排気ライン(図示せず)、過加圧防止ライン33よりも排気流量が大きくなるよう設定されており、大気圧で大流量のガスを流すことができる。ハイフローベントライン32の内径は、メイン排気ライン31の内径よりも小さく、スロー排気ライン(図示せず)、過加圧防止ライン33の内径よりも大きい。ハイフローベントライン32はバルブ35を備えておりこのバルブ35とAPCバルブとを切り換えることにより排気ルートをメイン排気ライン31とハイフローベントライン32とで切り換えることができるようになっている。
【0020】
過加圧防止ライン33はバルブ36およびチェックバルブ37を備え、メイン排気ライン31内、すなわち反応炉1内が大気圧以上となると、チェックバルブ37が開き、チェックバルブ37を介してメイン排気ライン31内の雰囲気が排気されるので、メイン排気ライン31内、すなわち反応炉1内が大気圧以上の過加圧となるのを防止する。
【0021】
反応炉1下方の基板移載室11にはボート搬送(昇降)手段としてのボートエレベータ15が設けられ、ボート9を昇降させ反応炉1内にボート9をロード・アンロードする様になっている。被処理基板であるウェハ10はボート9に水平姿勢で互いに隙間をもって多段に装填される。ボート9は、例えば石英製とすることができる。
【0022】
図1に示すように、ボート9を反応炉1内にロードし、炉口フランジ2の下側開口部を炉口シールキャプ12で閉じた状態の時は、炉口ゲートバルブ13が待避位置14に待避している。図2に示すように、ボート9を反応炉1から移載室11にアンロードした時には、炉口フランジ2の下側開口部を炉口ゲートバルブ13で閉じる。
【0023】
制御装置20によって、ヒータ5による加熱、強制冷却装置40による冷却、ガス導入ライン6、7によるガス導入、バルブ切り換えによる排気ラインの選択、排気ラインによる排気等が制御される。
【0024】
以下、上記装置を用いて半導体装置の製造工程の一工程として半導体シリコンウェハにCVD法により成膜処理を施す方法について図1乃至3を参照して説明する。なお、以下の説明において、本装置を構成する各部の動作は制御装置20によりコントロールされる。
【0025】
上述のように反応炉1の下方には、基板移載室11が存在し、ボート9が基板移載室11内に降下した状態で、図示しない基板移載機によりボート9に所定枚数のウェハ10が装填される(Wafer Charge)。この状態では、反応炉1内の雰囲気は大気圧に保持されており、ボート9へのウェハ10の装填と並行して反応炉1内への不活性ガス、例えばN導入がなされている。なお、このとき反応炉1内の温度は600℃に設定されている。
【0026】
次に、ボートエレベータ15によりボート9が上昇され、ボート9が600℃の温度に設定された反応炉内1にロードされる(Boat Load)。ボート9を反応炉1内にロードした後、スロー排気ラインを介して排気装置8により緩やかに反応炉1の内部が真空排気される(Slow Pump)。反応炉1内の圧力が所定の圧力まで低下すると、APCバルブを開いてメイン排気ライン31を介して排気装置8により反応炉1の内部が真空排気され所定の圧力に達する。
反応炉1内の温度を600℃から730℃〜800℃、例えば、760℃の成膜温度まで昇温させ(Ramp Up)、ウェハ温度が成膜温度に達し安定化したところ(Pre Heat)で反応ガスがガス導入ライン6、7より反応炉1内に導入され、ウェハ10に成膜処理がなされる(Depo)。例えば、ウェハ10上にSi膜(窒化シリコン膜、以下、SiNという。)を成膜する場合には、DCS(ジクロルシラン(SiHCl))、NH等のガスが用いられる。この場合、反応炉1内は、730℃〜800℃の成膜温度に保たれることとなる。
【0027】
成膜処理完了後、反応炉1内に不活性ガス(例えばN)を導入しつつ排気することにより反応炉1内をガスパージし、残留ガスを除去する(Purge)。その後、メインバルブを閉じ、不活性ガスの導入を維持することにより反応炉1内を大気圧に復帰させる(Back Fill)。その後、ボートエレベータによりボート9により支持された成膜後のウェハ11を反応炉1内より降下させ基板移載室11内にアンロードする(Boat Down)。
【0028】
なお、ボート9のアンロード前に炉内温度を760℃から700℃に降温しているが、これは、ボートアンロード速度を上げるためである。すなわち、ボートアンロード時における反応炉1内温度を成膜温度(760℃)よりも低い温度(700℃)とする方が、ボートアンロード時におけるウェハ面内の温度差を小さくすることができ、ウェハのたわみ量も小さくなる。そのような状態であれば、ウェハに悪影響を及ぼすことなく、ある程度速くボートダウンできる。また、ボートアンロード時の周辺部材への熱影響を緩和するためにも温度を若干下げている。
アンロード後、反応炉の開口(ボート出し入れ口)、すなわち炉口フランジ2の開口を、炉口ゲートバルブ13により気密に閉塞する(図2参照)。その後、基板移載室11内で、成膜処理後のウェハ10を冷却する(Wafer Cool)。基板移載室11内でのウェハ10冷却が完了すると、図示しない基板移載機により、ウェハ10をボート9から払出す(W/F Discharge)。
【0029】
このウェハ10の冷却(Wafer Cool)、払出し(W/F Discharge)と並行して、気密に閉塞した反応炉1内を大気圧状態にて不活性ガスを用いてガスパージする。例えばNパージを行う。パージを行う際は、ガス導入ライン6、7より反応炉1内に20L/min以上の大流量のNを供給しつつ、メイン排気ライン31より分岐して設けられたハイフローベントライン32を介して排気するようにするのが好ましい。この場合、バルブ35を開け、メインバルブを閉じることとなる。
【0030】
この大気圧状態での炉内パージと同時に、反応炉1内の温度を、強制冷却機構40にて、自然空冷時の降温レート(≒3℃/min)よりも大きな降温レートにて降下(低下)させ、炉内温度を急激に変動させる。これにより反応炉1内に付着した堆積膜の応力を自然空冷時よりも増大させて積極的に熱応力を発生させ、堆積膜に自然空冷時以上の強制的な亀裂を発生させる。亀裂の発生により飛散した微細パーティクルは大気圧状態での炉内パージにより強制的に、また効率的に反応炉外に排出されることとなる。強制冷却機構40にて、炉内温度を降下させる際には、シャッタ46、47を開放し、排気ブロア49で断熱カバー41内の高温の雰囲気ガスを排気すると共に、導入ブロア45により空気やN等の冷却媒体を断熱カバー41内に導入する。
【0031】
降温レートは少なくとも10℃/min以上、好ましくは、20℃/min以上とするのがよい。炉内温度降下については、反応炉1内の温度を少なくとも成膜温度の1/2(50%)程度以下の温度まで降下させる設定とする。すなわち、温度降下幅(量)を、少なくとも成膜温度の1/2(50%)程度以上とする。例えば、成膜温度が730〜800℃程度である場合、800℃から400℃まで、反応炉1内の温度を降下させる設定とする。
【0032】
なお、反応炉1内の温度を降下させる前に、反応炉1内温度を一旦成膜温度よりも高い温度まで上昇させ、その後成膜温度よりも低い温度まで降下させるようにしてもよい。図3の場合、ボートダウン後、反応炉1内温度を一旦ボートダウン時の炉内温度(700℃)よりも高く、また成膜温度(760℃)よりも高い温度である800℃まで40℃/minの昇温レートで上昇させ、その後成膜温度よりも低い温度である400℃まで20℃/minの降温レートで降下させるようにしている。このように、炉内温度を降下させる前に、一旦上昇させるようにすると、降温終点温度をそれ程低くすること無く、降下温度幅(温度差)を大きくすることができるので、温度降下後の昇温時間を短くすることができる。
【0033】
このように、炉内温度降下前の上昇は、降温終点温度をそれ程低くすることなく温度差(降下温度幅)を大きくするために行っている。省略することもできるが、その場合、温度差(降下温度幅)が小さくなり、パーティクル低減効果が落ちる。パーティクル低減効果を落とさないためには温度差(降下温度幅)を大きくするために降温終点温度をより低くする必要があるが、そうすると降温後の昇温時間が長くなり、スループットが悪くなる。
【0034】
なお、炉内温度降下前の上昇時も、炉内温度を急激に変動させていることから、炉内に付着した堆積膜にはある程度亀裂が発生していると考えられる。ただし、理論計算によると、炉内温度降下時の方が、石英(炉壁)と堆積膜との間のストレス差が大きくなり、より亀裂が発生しているものと考えられる。
【0035】
なお、強制冷却(急速急冷)を行うことなく炉内温度を800℃からゆっくりと400℃まで降下させつつパージする実験を行ったところ、炉内に付着した堆積膜には亀裂はあまり発生せず、効果は不十分だった。すなわち温度差(降下温度幅)を大きくするだけでは十分な効果は得られないことが分かった。十分な効果を得るには、(1)温度差(降下温度幅)と、(2)温度降下速度の両方を大きくする必要がある。
【0036】
炉内の強制冷却と同時に行う反応炉1内の不活性ガスを用いてのガスパージは、減圧状態で行う場合に比べ、大気圧状態で行う場合の方が、パーティクル除去効果が大きいというメリットがある。これは、減圧状態に比べ、大気圧状態の方が、異物を運ぶ分子、原子が多く、異物を運ぶエネルギーが大きいからと言える。
【0037】
また、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプにより減圧下でN分子を排気すると、N分子はガス流中に粗に存在し、N分子の平均自由行程が大きいため、たとえNガスの流れを速くしても、パーティクルを分子流として排出することは困難である。熱によりブラウン運動しているパーティクルは、N分子に当たらずに、重力落下してしまう確率が高いからである。
【0038】
これに対して、大気圧排気であると、ガス流速は、例えば、10cm/分程度と遅くなるものの、N分子は緻密にガス流中に存在し、パーティクルと衝突するため、パーティクルを排出することは容易である。ちょうど、炉内に導入側から排気側に向かうNガスの風が吹いて、その風と共にパーティクルが炉外へ吹き飛ばされるようになるからである。
【0039】
実際に炉内のバスパージを減圧状態、大気圧状態で行う比較実験を行ったところ、大気圧で行う場合の方が、減圧で行う場合よりもパーティクル除去効果は遥かに大きいことが判明した。
【0040】
また、減圧パージの場合、パージ後に炉内を大気圧に戻す工程が必要となり時間のロスとなるが、大気圧パージの場合、その工程が不要となり、時間の短縮が図れるというメリットもある。
【0041】
また、減圧パージの場合、排気系やその周辺に付着した副生成物が昇華して炉内に逆流することもあるが、大気圧パージの場合、そのような問題も生じない。
【0042】
なお、炉内を強制冷却するだけでパージしない場合、発生したパーティクルは炉口ゲートバルブ13上に落下することとなる。炉口ゲートバルブ13上に落下したパーティクルは、次の成膜を行う際には、炉口ゲートバルブ13上に保持されたまま炉外の退避位置14へ退避することとなる。すなわち次の成膜を行う際には、炉内にはパーティクルが存在しない状態とすることができ、次の処理に影響を与えることはない。なお、炉口ゲートバルブ13の上面には溝(凹部)が設けられており、この溝により落下したパーティクルを収容できるので炉口ゲートバルブ13を退避位置14へ移動させる際、パーティクルの落下を防止することができる。なお、退避位置14にパーティクル除去機構(吸引手段等)を設け、炉口ゲートバルブ13を退避させている間に炉口ゲートバルブ上のパーティクルを除去するようにしてもよい。
【0043】
以上のような、反応炉1からウェハ10をアンロードさせ、反応炉1を気密に閉塞した状態で、反応炉1内の温度を少なくとも10℃/min以上、好ましくは20℃/min以上の降温レートで成膜温度の1/2程度以上降下させつつ、反応炉1内を大気圧状態にて不活性ガスパージする一連の動作は、制御手段20により、ヒータ5や強制冷却装置40、ガス供給系、排気系等を制御することにより行う。このようにして行う炉内パージを、低温パージまたはLTP(Low Temperature Purge)と呼ぶこととする。
【0044】
LTPにおける炉内温度降下前の上昇時における好ましい昇温レートは、3℃/min以上、より好ましくは10〜100℃/min、更に好ましくは30〜100℃/minである。また、炉内温度降下時の好ましい降温レートは、3℃/min以上、より好ましくは10〜100℃/min、更に好ましくは20〜100℃/minである。
【0045】
基板移載室11内でのウェハ10のボート9からの払出しが完了すると、次のバッチのウェハ10が、基板移載機によりボート9に所定枚数装填される(Wafer charge)。これと並行して、炉内温度をスタンバイ温度、例えば600℃まで昇温する。ボート9にウェハ10が装填されると、ボートエレベータ15によりボート9が上昇され、ボート9が反応炉1内にロードされ(Boat Load)、次バッチの処理が続行される。
【0046】
LTP後、ボートロード前に炉内温度を400℃から600℃に昇温するのは、次の成膜におけるボートロード後の炉内昇温時間を短縮し、トータルでの成膜時間を短縮するためである。仮に、LTP後に炉内温度をLTPの降下終点温度である400℃に保持した場合、次の成膜では400℃でボートロードし、その後炉内温度を400℃から760℃まで360℃昇温させる必要があり、昇温時間が長くなる。LTP後に炉内温度を600℃まで昇温し保持しておけば、次の成膜では600℃でボートロードし、その後炉内温度を600℃から760℃まで160℃だけ昇温させればよく、昇温時間を短くすることができる。なお、ボートロード時の炉内温度を高くし過ぎると、ウェハが跳ねる問題があり、それも考慮し炉内温度を600℃に保持している。
【0047】
上記ウェハ処理に於いて、ボートアンロード後反応炉1を気密に閉塞した状態で(反応炉1内にウェハ10がない状態で)、反応炉1内を大気圧Nパージの状態にて、大気圧排気する。並行して炉内温度を800℃から400℃まで強制冷却機構40にて20℃/min以上の降温レートで降下(低下)させる。斯かる温度降下処理をすることで、反応炉1内面に付着した反応副生成物堆積膜の応力を自然空冷(降温レート≒3℃/min)時よりも増大させて積極的に熱応力を発生させ、堆積膜に自然空冷時以上の強制的な亀裂を発生させる。更に、反応炉1内を大気圧ガスパージすることで、亀裂発生により飛散した微細パーティクルを強制的に、また効率的に反応炉1外に排出させる。
【0048】
成膜時の炉内温度は、LTPにおける降温終点温度(400℃)よりも、数百度高く、一度降温処理(400℃)した堆積膜は、応力緩和がなされているため、次バッチ処理のSiN成膜時に新たな亀裂が発生することが避けられる。更に又、温度が高くなると前記堆積膜の応力は減少することが分かっており、成膜処理時には堆積膜の応力が低減する状態となるので、成膜処理時には新たな亀裂の発生の可能性は更に低くなる。
【0049】
而して、堆積膜の亀裂を事前に発生させ、亀裂発生に伴う、微細パーティクルをボートロード前に反応炉1外へ強制的に排出するので、微細パーティクルのない状態でウェハ処理が行われる。また、堆積膜亀裂により発生するパーティクルを効率的に除去することができるので、反応炉1の洗浄は、堆積膜が剥離する状態前に行えばよい。また、本発明により堆積膜が剥離する状態となるまでの期間を大幅に延長することができるので、反応炉1の洗浄時期の間隔を大幅(堆積膜の膜厚が25μmとなるまで)に延長することができる。
【0050】
なお、SiCはSiNと熱膨張率が近いので、SiCとSiNとの間には応力差はあまり生じない。よって、アウターチューブ3やインナーチューブ4等の反応管をSiC製とした場合、LTPの効果はあまり期待できない。これに対して、SiO(石英)はSiNと熱膨張率の差が大きいので、SiOとSiNとの間の応力差は大きくなる。すなわち、LTPは石英製の反応管を用い、SiN膜の成膜を行う場合に特に有効となる。
【実施例1】
【0051】
次に、第1の実施例として、LTPにおける降温幅と発生するパーティクルの関係を究明するために行った実験について説明する。
【0052】
上記実施形態におけるウェハ処理方法によりφ300mmのシリコンウェハにSiN膜、特に1回に成膜する膜厚が1500Å以上であるSi膜を生成した。反応ガスとしてはDCS(SiHCl)、NHを用い、成膜処理温度は730℃〜800℃とした。LTPにおける降温レートを20℃/minに固定した。降温幅を300℃、400℃、800℃の3通りに変化させてそれぞれ処理を行い、それぞれの場合における処理後のパーティクル数を測定した。
【0053】
その測定結果(LTPにおける降温幅とパーティクルの関係)を図4に示す。横軸はLTPにおける降温幅(℃)を示しており、縦軸はウェハに付着した0.13μm以上のパーティクル数(個/wafer)を示している。図中、TとはTOP(頂部)のウェハ、BとはBOTTOM(底部)のウェハを示している。図4より、降温幅を300℃としたときは、パーティクル数が60〜70個程度であるのに対し、降温幅を400℃以下としたときは、パーティクル数は40個以下となることが分かる。すなわち、成膜温度730℃〜800℃に対して、降温幅を400℃(成膜温度の50%程度)以上とすれば、パーティクルを大幅に(少なくとも40個以下に)低減することができる。
【実施例2】
【0054】
次に、第2の実施例として、LTPにおける降温レートと発生するパーティクルの関係を究明するために行った実験について説明する。
【0055】
上記実施形態におけるウェハ処理方法によりφ300mmのシリコンウェハにSiN膜、特に1回に成膜する膜厚が1500Å以上であるSi膜を生成した。反応ガスとしてはDCS(SiHCl)、NHを用い、成膜処理温度は730℃〜800℃とした。LTPにおける降温幅を400℃に固定した。降温レートを0℃/min、4℃/min、20℃/minの3通りに変化させてそれぞれ処理を行い、それぞれの場合における処理後のパーティクル数を測定した。
【0056】
その測定結果(LTPにおける降温レートとパーティクルの関係)を図5に示す。横軸はLTPにおける降温レート(℃/min)を示しており、縦軸はウェハに付着した0.13μm以上のパーティクル数(個/wafer)を示している。図中、TとはTOP(頂部)のウェハ、BとはBOTTOM(底部)のウェハを示している。図5より、降温レートを0℃/minとしたとき(すなわち降温させなかった場合)は、パーティクル数はTOPで460個程度、BOTTOMで60個程度となった。降温レートを4℃/minとしたときは、パーティクル数はTOPで100個以上、BOTTOMで70個程度となった。これに対して、降温レートを20℃/minとしたときは、パーティクル数はTOP、BOTTOM共に30個以下となった。すなわち、LTPにおける降温レートを20℃/min以上とすれば、パーティクル数を大幅に(少なくとも30個以下に)低減することができる。なお、別の実験では、降温ルートを少なくとも10℃/min以上とすれば、自然空冷する場合よりもパーティクル数を大幅に低減することができることを確認できた。
【実施例3】
【0057】
次に、第3の実施例として、LTP実施時の累積膜厚とパーティクルの関係を究明するために行った連続成膜の実験について説明する。
【0058】
上記実施形態におけるウェハ処理方法によりφ300mmのシリコンウェハにSiN膜、特に1回に成膜する膜厚が1500Å(150nm)以上であるSi膜を生成した。反応ガスとしてはDCS(SiHCl)、NHを用い、成膜処理温度は730℃〜800℃とした。LTPにおける降温幅を400℃に、降温レートを20℃/minに固定した。ウェハクール時間は15分、ウェハ回収時間は15分であることから、スループットが低下しないようLTPは、この合計時間(30分)内に、これらのイベントと並行して行うようにした。本実施例では、LTPトータル時間30分(降温前の昇温時間10分、降温時間20分)とした。このような条件で、ウェハに対して連続バッチ処理を行い、それぞれのバッチ処理後にウェハに付着したパーティクル数を測定した。
【0059】
その測定結果(累積膜厚とパーティクルの関係)を図6示す。横軸は連続バッチ処理回数(Run No.)を、左側の縦軸はウェハに付着した0.13μm以上のパーティクル数(個/wafer)を、右側の縦軸は累積膜厚(nm)を示している。図中、TOPとは頂部のウェハ、BOTTOMとは底部のウェハを示している。また棒グラフはパーティクル数を、折れ線グラフは累積膜厚を示している。図5より、Run No.119(119回目のバッチ処理)まで、すなわち、累積膜厚が23μm(23000nm)となる迄、パーティクル数が約50個以下となっていることが分かる。なお、本発明者らが更に実験したところ、累積膜厚が25μm(25000nm)を超えた状態でもパーティクル数は50個以下となることが確認できた。
【0060】
本発明を実施しない場合、累積(堆積)膜厚が1μm(1000nm)を超えるとパーティクルの数は急激に増え、200個を遥かに超えた値となる。ところが、本発明を実施すると、累積膜厚が25μm(25000nm)を越えた状態でもパーティクル数は50個以下となる。本実施例の場合、1回のバッチ処理で堆積する膜厚は0.15μm(150nm)であり、従って、パーティクル数を50個以下に抑えて成膜することが可能な連続バッチ処理回数は、従来例では7回程度であったのが、本発明を実施することで167回程度となる。すなわち本発明により、反応炉の洗浄(クリーニング)時期の間隔を大幅に延ばすことができ、反応炉の洗浄の頻度を大幅に少なくすることができる。
【0061】
明細書、特許請求の範囲、図面および要約書を含む2003年9月19日提出の日本国特許出願2003−327358号の開示内容全体は、そのまま引用してここに組み込まれる。
【0062】
種々の典型的な実施の形態を示しかつ説明してきたが、本発明はそれらの実施の形態に限定されない。従って、本発明の範囲は、次の請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【産業上の利用可能性】
【0063】
以上説明したように、本発明の好ましい実施形態によれば、成膜処理前に反応炉内の生成堆積膜に強制的に亀裂を発生させ、亀裂発生に伴う微細パーティクルを排出するので、成膜処理時には微細パーティクルの発生を抑制でき、高品質の成膜処理が行え、又堆積膜が剥離する前に反応炉の洗浄を実施すればよいので洗浄時期の間隔が長くなり、保守性が向上すると共に稼働率が向上し、又従来に比較し処理時間も長くなることはない等の優れた効果を発揮する。
その結果、本発明は、CVD法による成膜工程を有する半導体装置の製造方法およびその成膜工程を好適に実施できる基板処理装置に特に好適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で前記反応炉内を強制冷却する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記炉内強制冷却工程では、炉内温度を3℃/minよりも大きな降温レートで降下させることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記炉内強制冷却工程では、炉内温度を10℃/min以上、100℃/min以下の降温レートで降下させることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記炉内強制冷却工程では、炉内温度を20℃/min以上、100℃/min以下の降温レートで降下させることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記炉内強制冷却工程では、炉内温度降下幅を成膜温度の34%以上とすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記炉内強制冷却工程では、炉内温度降下幅を成膜温度の47%以上とすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記炉内強制冷却工程では、前記炉内をガスパージすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記炉内強制冷却工程では、前記炉内を大気圧状態でガスパージすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記炉内強制冷却工程では、前記炉内にガスを供給しつつ成膜工程で用いる排気ラインとは異なる排気ラインを用いて排気することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記炉内強制冷却工程では、前記炉内に少なくとも10L/min以上の流量のパージガスを供給して前記炉内をガスパージすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項11】
前記炉内強制冷却工程では、前記炉内に少なくとも20L/min以上の流量のパージガスを供給して前記炉内をガスパージすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項12】
前記基板アンロード工程後、前記炉内強制冷却工程前に、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を一旦成膜温度よりも高い温度まで上昇させる工程を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項13】
前記炉内をガスクリーニングする工程を更に有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項14】
前記基板ロード工程、前記成膜工程、前記基板アンロード工程は、前記基板を支持具に支持した状態で行い、前記炉内強制冷却工程は、処理後の前記基板を前記支持具よりディスチャージする工程または/および次に処理する基板を前記支持具にチャージする工程と並行して行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項15】
前記成膜工程では前記基板上にシリコン窒化膜を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項16】
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を成膜温度よりも低い温度まで降下させると共に、前記炉内を大気圧状態でガスパージする工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項17】
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を前記反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を成膜温度よりも低い温度まで降下させると共に、前記炉内にガスを供給して前記成膜工程で用いる排気ラインとは異なる排気ラインを用いて排気する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項18】
基板を反応炉内にロードする工程と、
前記反応炉内で前記基板に成膜を行う工程と、
成膜後の前記基板を反応炉よりアンロードする工程と、
前記基板をアンロード後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、炉内温度を一旦成膜温度よりも高い温度まで上昇させ、その後前記成膜温度よりも低い温度まで降下させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項19】
前記炉内温度を一旦上昇させてから降下させるまでの炉内温度降下幅を、前記成膜温度の37.5%以上とすることを特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方法。
【請求項20】
前記炉内温度を一旦上昇させてから降下させるまでの炉内温度降下幅を、前記成膜温度の50%以上とすることを特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方法。
【請求項21】
基板に対して成膜を行う反応炉と、
前記反応炉内に成膜ガスを供給する成膜ガス供給ラインと、
前記反応炉内にパージガスを供給するパージガス供給ラインと、
前記反応炉内を排気する排気ラインと、
前記反応炉内に対して前記基板をロード/アンロードする搬送手段と、
前記反応炉内を強制冷却する強制冷却手段と、
前記反応炉より前記基板をアンロードさせた後、前記反応炉内に前記基板がない状態で、前記反応炉内を強制冷却するよう強制冷却手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする基板処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【国際公開番号】WO2005/029566
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【発行日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−514067(P2005−514067)
【国際出願番号】PCT/JP2004/013678
【国際出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】