説明

半導体装置

【課題】窒化シリコン膜と電極パッドとの界面から水分が浸入することを抑制し、半導体装置の信頼性を向上させること。
【解決手段】半導体層2と、半導体層2上に設けられたAuからなる電極パッド10と、電極パッド10上にその端部が位置するように、半導体層2上及び電極パッド10上に設けられた窒化シリコン膜6と、電極パッド10の上面の一部及び窒化シリコン膜6の端部に接し、かつ電極パッド10の上面の他部が露出するように設けられたTi、Ta及びPtのいずれかからなる金属層14と、を具備する半導体装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置に関し、特に半導体層上に電極及び保護膜が設けられた半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の半導体層をストレスや付着物から保護するため、半導体層の表面、及び半導体層上に設けられたAu等の金属からなる電極パッド上に窒化シリコン(SiN)等の絶縁体からなる保護膜が設けられることがある。
【0003】
特許文献1には、パッド電極上のカバー絶縁膜の上にボンディング線のボール部を設けることで、ボンディング線の密着度を向上させ、水分の浸入を抑止する発明が開示されている。
【特許文献1】特開平5−136197号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ボール部とカバー絶縁膜とのカバレッジが悪い場合には、両者の間に隙間が生じるため、両者の間に水分が浸入してしまう。浸入した水分により長期信頼度の低下、またはパッド電極が腐食し絶縁膜1から剥離する恐れがある。また、ボール部をパッド電極に圧着する際に、カバー絶縁膜にクラックなどが生じる恐れがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、窒化シリコン膜と電極パッドとの界面から水分が浸入することを抑制することで、半導体装置の信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、半導体層と、前記半導体層上に設けられたAuからなる電極パッドと、前記電極パッド上にその端部が位置するように、前記半導体層上及び前記電極パッド上に設けられた窒化シリコン膜と、前記電極パッドの上面の一部及び前記窒化シリコン膜の膜の他部に接し、かつ前記電極パッドの上面の端部が露出するように設けられたTi、Ta及びPtのいずれかからなる金属層と、を具備することを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、窒化シリコン膜と電極パッドとの界面から水分が浸入することを抑制することで、半導体装置の信頼性を向上させることできる。
【0007】
上記構成において、前記金属層は、前記電極パッド上から前記窒化シリコン膜上にかけて連続的に設けられている構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記窒化シリコン膜上に設けられたポリイミド層またはベンゾシクロブテン層を具備する構成とすることができる。この構成によれば、ポリイミド層またはベンゾシクロブテン層を浸透した水分が、窒化シリコン膜とポリイミド層またはベンゾシクロブテン層との界面から侵入することを抑制することができる。また、半導体装置の最表面を保護することができる。
【0009】
上記構成において、前記金属層は、前記電極パッド上から前記ポリイミド層上またはベンゾシクロブテン層上にかけて連続的に設けられている構成とすることができる。この構成によれば、窒化シリコン膜とポリイミド層またはベンゾシクロブテン層との界面から水分が浸入することも抑制することができる。
【0010】
上記構成において、前記第金属層と重なるように前記第金属層の上面に設けられたAu層を具備する構成とすることができる。この構成によれば、金属層の製造工程において、Au層をマスクとすることができるため、金属層を確実に形成することができる。また、金属層を保護することができる。
【0011】
上記構成において、前記金属層と離間し、前記露出された電極パッドの上面に接続されたワイヤを具備する構成とすることができる。この構成によれば、ワイヤにかかる応力により金属層に亀裂や剥離が発生することを抑制することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、窒化シリコン膜と電極パッドとの界面から水分が浸入することを抑制し、半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は実施例1に係る半導体装置を例示する断面図である。図1に示すように、例えばGaAsからなる半導体層2上に、例えばAuGe等の金属を含むオーミック電極8が設けられている。半導体層2上には、例えば厚さ1μmの第1窒化シリコン膜4が、オーミック電極8の上面が露出するように設けられている。オーミック電極8の露出した上面には、オーミック電極8と電気的に接続されるように、例えばAu等の金属からなる電極パッド10が設けられている。第1窒化シリコン膜4上、及び電極パッド10上には、電極パッド10上に端部6aが位置し、かつ電極パッド10の上面が露出するように、例えば厚さ1μmの第2窒化シリコン膜6が設けられている。すなわち、第2窒化シリコン膜6には、電極パッド10の上面が露出するように、例えば80μm×80μmの開口部5が設けられている。第2窒化シリコン膜6上には、電極パッド10の上面が露出するように、例えば厚さ3μmのポリイミド層12が設けられている。ポリイミド層12は、半導体装置の最表面を保護する。また、ポリイミド以外にもベンゾシクロブテン(BCB)を用いて層を形成してもよい。
【0015】
例えばスパッタリング法により形成された、例えば厚さ5〜20nmのTi層14が、電極パッド10の上面の一部及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接し、かつ電極パッド10の上面の他部(Ti層14が接している上面の他の部分)が露出するように、電極パッド10上から第2窒化シリコン膜6上にかけて連続的に設けられている。
【0016】
Tiは窒化シリコン及び電極パッドを形成するAuと密着性が高く、また水分による腐食への耐性にも優れている。このため、実施例1によれば、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面(領域30:図5参照)から水分が浸入することを抑制することができる。従って、水分によるオーミック電極8の腐食、及び電極を形成する金属が水分へ溶解することによるショートを抑制し、半導体装置の信頼性向上が可能となる。
【0017】
なお、Ti層14上にワイヤ16が設けられている場合や、Ti層14がワイヤ16に接触している場合、ワイヤボンディング工程において加わる応力によりTi層14に亀裂や剥離が発生することがある。この場合、水分が第1窒化シリコン膜4と電極パッド10との界面に浸入し、半導体装置の信頼性低下を招く可能性がある。本発明は、このような知見から、Ti層14を電極パッド10の端部6aのみに設けたものである。この構成により、ワイヤ16をTi層14が設けられない電極パッド10上の領域にTi層14と離間してボンディングすることが可能となる。Ti層14とワイヤ16との距離は例えば10μmであることが好ましい。
【0018】
水分の浸入を抑制するためには、Ti以外に電極パッド10を形成する金属や窒化シリコンと密着性の高い金属、例えばPt、Taを用いてもよい。さらにその他には、Rn及びNb等の金属を用いて層を形成してもよい。また、電極パッド10には、Au以外に例えばAuGe等、Tiと密着性の高い金属を用いてもよい。
【0019】
Ti層14は、厚さが均一に形成され、かつ第2窒化シリコン膜6及び電極パッド10との密着性を十分確保できる程度の厚さであればよい。Ti層14の厚さが3nm以上であれば、Ti層14を容易にかつ厚さを均一に成膜でき、また第2窒化シリコン膜6及び電極パッド10との密着性を十分確保できる。Ti層14における段差軽減のためには、Ti層14の厚さが20nm以下であることが好ましい。Ti層14の厚さが15nm以下であればより段差が軽減でき、さらに10nm以下であるとより好ましい。
【0020】
半導体層2はGaAsからなるとしたが、例えばGaAs系半導体、InP系半導体、GaN系半導体等からなっていてもよい。なお、GaAs系半導体とは、Ga及びAsを含む半導体であり、例えばGaAs、InGaAs、及びAlGaAs等がある。InP系半導体とは、In及びPを含む半導体であり、例えばInP、InGaAsP、InAlGaP、及びInAlGaAsP等がある。GaN系半導体とは、Ga及びNを含む半導体であり、例えばGaN、InGaN、AlGaN、及びInAlGaN等がある。
【0021】
次に、実施例1の変形例に係る半導体装置について説明する。図2(a)及び図2(b)は、実施例1の変形例に係る半導体装置を例示する断面図である。まず、図2(a)に示した例について説明する。なお、既述した構成と同様の構成については説明を省略する。
【0022】
図2(a)に示すように、Ti層14が、電極パッド10の上面及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接し、かつ電極パッド10の上面が露出するように、電極パッド10上に設けられている。このように、Ti層14は、第2窒化シリコン膜6上に設けられていなくてもよく、電極パッド10の上面及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接していれば、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面から水分が浸入することを抑制することが可能となる。次に、図2(b)に示した例について説明する。
【0023】
図2(b)に示すように、Ti層14が、電極パッド10の上面及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接し、かつ電極パッド10の上面が露出するように、電極パッド10上からポリイミド層12上にかけて連続的に設けられている。図2(b)の例によれば、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面だけでなく、第2窒化シリコン膜6とポリイミド層12との界面から水分が浸入することも抑制することが可能となる。
【実施例2】
【0024】
実施例2はTiの上にAu層を設けた例である。図3は実施例2に係る半導体装置を例示する断面図である。既述した構成と同様の構成については説明を省略する。
【0025】
図3に示すように、例えば厚さ200〜500nmのAu層18が、Ti層14と重なるようにTi層14の上面に設けられている。
【0026】
Tiはエッチング耐性が高い物質であることから、Ti層14を形成するためのパターニングを行う際に、Tiよりもマスクとして用いるレジストの方が早くエッチングされ、Ti層14を形成できないことがある。また、電極パッド10の上面から第2窒化シリコン膜6の上面にかけて、第2窒化シリコン膜6の開口部5に段差が形成されている。このため、第2窒化シリコン膜6の端部6a周辺ではTi層14に段差が生じ、Ti層14の厚さが薄くなることがある。このとき、耐湿性が十分に得られない恐れがある。
【0027】
そこで、Ti層14の製造工程において、Ti層14となる部分の上に、例えばスパッタリング法によりAu層18を設け、Au層18をマスクとしてTi層14を形成する。これにより、実施例2によれば、Ti層14を確実に形成することができる。また、Ti層14を保護することができるため、耐湿性を確保することができる。Au層18はメッキ法等で設けられてもよい。
【実施例3】
【0028】
実施例3は、FET(Field Effect Transistor)を用いる例である。図4(a)は実施例3に係る半導体装置を例示する断面図であり、図4(b)は実施例3の変形例に係る半導体装置を例示する断面図である。
【0029】
図4(a)に示すように、例えばGaAsからなる半導体層2上には、例えば半導体層2に近い側から順にAuGe/Ni/Au等の金属からなるドレイン電極7(オーミック電極)、及びソース電極22(オーミック電極)が設けられている。さらに、半導体層2上であって、ドレイン電極7とソース電極22との間には、例えば、半導体層2側から順にWSi/Ti/Auからなるゲート電極26が設けられている。ドレイン電極7とゲート電極26との間、及びソース電極22とゲート電極26との間には、例えば厚さ50nmの窒化シリコン膜28が設けられている。ドレイン電極7、ソース電極22、ゲート電極26及び窒化シリコン膜28の上には、例えば厚さ1μmの第1窒化シリコン膜4が設けられている。
【0030】
ドレイン電極7上には、例えばTiW/Au等の金属からなる金属層9が、ドレイン電極7と電気的に接続されるように設けられている。また、金属層9上には、例えばAu等の金属からなる電極パッド10が、金属層9と電気的に接続されるように設けられている。すなわち、電極パッド10はFETと電気的に接続されている。
【0031】
ソース電極22上には、例えばTiW/Au等の金属からなる金属層24が、ソース電極22と電気的に接続されるように設けられている。また、金属層24上には、例えばAu等の金属からなる電極パッド20が、金属層24と電気的に接続されるように設けられている。
【0032】
第1窒化シリコン膜4、電極パッド10及び20の上には例えば厚さ1μmの第2窒化シリコン膜6が、端部6aが電極パッド10上に位置するように設けられている。また、第2窒化シリコン膜6上、及び電極パッド10上にはポリイミド層12が設けられている。すなわち、半導体層2にFETが形成されている。
【0033】
図3の例と同様に、電極パッド10の上面及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接するように、Ti層14が電極パッド10上から第2窒化シリコン膜6上にかけて連続的に設けられている。また、Ti層14と重なるように、Au層18がTi層14の上面に設けられている。このため、実施例3によれば、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面から水分が浸入することを抑制することが可能となる。従って、浸入した水分により、ドレイン電極7、ソース電極22及びゲート電極26等が腐食することを抑制することができる。また、例えば電極パッド10の成分が浸入した水分に溶解し、金属層9や電極パッド20等に析出し、ショートすることも抑制できる。結果的に、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【0034】
図4(b)は、Ti層14の形状を変化させた例である。図4(b)に示すように、Ti層14が、電極パッド10の上面及び第2窒化シリコン膜6の端部6aに接するように、電極パッド10上からポリイミド層12上にかけて連続的に設けられている。このため、図2(b)の例と同様、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面だけでなく、第2窒化シリコン膜6とポリイミド層12との界面から水分が浸入することも抑制することが可能となる。
【0035】
以上のように、実施例3によれば、Ti層14を設け、水分の浸入を抑制することで、ドレイン、ソース、ゲートの各電極が腐食すること、及びショートが発生することを抑制できる。従って、耐湿性に優れたFETを実現できる。
【0036】
次に、FETについて行った耐湿性試験の結果について説明する。まず、試験に用いたサンプルについて説明する。図5は比較例に係る半導体装置を例示する断面図である。図5に示すように、比較例はTi層14とAu層18とが設けられていないほかは、図4(a)に示した半導体装置と同様の構成である。
【0037】
サンプルとして、図4(a)に示したFET、及び図5に示したFETを用いた。各サンプルにおいて、半導体層2はGaAsからなり、ドレイン電極7及びソース電極はAuGe/Ni/Auからなる。ゲート電極26は半導体層2側から順にWSi/Ti/Auからなる。金属層9及び24はTiW/Auからなり、電極パッド10及び20はAuからなる。
【0038】
Ti層14の厚さは5nm、Au層18の厚さは200nmであり、Ti層14及びAu層18が第2窒化シリコン膜6と重なる長さは2.6μmである。また、Ti層14及びAu層18が電極パッド10と重なる長さは2.0μmである。次に、試験の条件を説明する。
【0039】
各サンプルを、温度130℃、湿度85%の環境下に置き、ソース−ドレイン電圧VDS=28V、ゲート−ソース電圧VGS=−2Vを印加する。上記条件下での、各サンプルの寿命を測定した。図6を参照し、試験の結果について説明する。
【0040】
図6は試験結果を示すワイブルチャートである。横軸が経過時間、縦軸が累積故障率を各々表す。サンプル1〜3は比較例、サンプル4及び5は実施例3に係るサンプルである。
【0041】
図6に示すように、サンプル1〜3と比較して、サンプル4及び5では寿命が長く、100時間を越えていた。また、活性化エネルギーEa=1.0eV、相対湿度加速係数n=2を用いて寿命推定を行った結果、温度30℃、湿度70%、VDS=28V、VGS=−3Vの条件下において、0.1%寿命は、比較例の2倍以上である117年を得た。
【0042】
図5に矢印で示すように、比較例では、水分が第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面(領域30)から浸入する。また、水分がポリイミド層12を浸透し、第2窒化シリコン膜6の表面に到達する。窒化シリコンとポリイミドとの密着性は低く、かつポリイミド層12が第2窒化シリコン膜6を覆っている。このため、水分は第2窒化シリコン膜6を浸透することはなく、水分は、第2窒化シリコン膜6とポリイミド層12との界面を移動し、第2窒化シリコン膜6と電極パッド10との界面(領域30)から浸入する。電極パッド10を形成するAuは浸入した水分に溶解する。Auが溶解した水分が点線で囲った領域3に到達した際に、Auが金属層24及び電極パッド20等に析出し、電極パッド10および20間のショートが発生したと考えられる。また、領域30から浸入した水分が電極パッド10と窒化シリコン膜6との界面を浸透し、ドレイン電極を腐食させてしまう。これにより、比較例に係るFETの寿命は短くなった。
【0043】
これに対し、実施例3ではTi層14及びAu層18が設けられているため、水分の浸入、及びショートの発生が抑制され、FETの寿命が増大した。以上のように、実施例3によれば、Ti層14を設けることにより、耐湿性に優れたFETを実現できた。
【0044】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1は実施例1に係る半導体装置を例示する断面図である。
【図2】図2(a)及び図2(b)は実施例1の変形例に係る半導体装置を例示する断面図である。
【図3】図3は実施例2に係る半導体装置を例示する断面図である。
【図4】図4(a)は実施例3に係る半導体装置を例示する断面図であり、図4(b)は実施例3の変形例に係る半導体装置を例示する断面図である。
【図5】図5は比較例に係る半導体装置を例示する断面図である。
【図6】図6は耐湿性試験の結果を示すワイブルチャートである。
【符号の説明】
【0046】
半導体層 2
第1窒化シリコン膜 4
第2窒化シリコン膜 6
ドレイン電極 7
オーミック電極 8
電極パッド 10、20
ポリイミド層 12
Ti層 14
ワイヤ 16
Au層 18
ソース電極 22
ゲート電極 26

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体層と、
前記半導体層上に設けられたAuからなる電極パッドと、
前記電極パッド上にその端部が位置するように、前記半導体層上及び前記電極パッド上に設けられた窒化シリコン膜と、
前記電極パッドの上面の一部及び前記窒化シリコン膜の前記端部に接し、かつ前記電極パッドの上面の他部が露出するように設けられたTi、Ta及びPtのいずれかからなる金属層と、を具備することを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記金属層は、前記電極パッド上から前記窒化シリコン膜上にかけて連続的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記窒化シリコン膜上に設けられたポリイミド層またはベンゾシクロブテン層を具備することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記金属層は、前記電極パッド上から前記ポリイミド層上またはベンゾシクロブテン層上にかけて連続的に設けられていることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第金属層と重なるように前記第金属層の上面に設けられたAu層を具備することを特徴とする請求項1から4いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項6】
前記金属層と離間し、前記露出された電極パッドの上面に接続されたワイヤを具備することを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の半導体装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−153707(P2010−153707A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−332453(P2008−332453)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000154325)住友電工デバイス・イノベーション株式会社 (291)
【復代理人】
【識別番号】100137615
【弁理士】
【氏名又は名称】横山 照夫
【復代理人】
【識別番号】100134511
【弁理士】
【氏名又は名称】八田 俊之
【Fターム(参考)】