半連続的補充によりスクリーンプリンティングする方法
基材上にスクリーンプリンティングする方法は、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程を含む。インク溶液をスクリーン上に供給する。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の属する技術分野
[0001] 本発明は、一般的に、プリンティングする方法に関する。より具体的には、本発明は一般的に、機械的半連続的補充を使用して、基材上にプリンティングする方法(たとえば、スクリーンプリンティング)に関する。
【0002】
発明の背景
[0002] 体液中の分析対象物の定量的測定は、特定の生理学的異常の診断および維持管理において、特に重要である。たとえば、ラクテート、コレステロール、およびビリルビンは、特定の個体においてモニターされるべきである。特に、糖尿病個体が、その体液中のグルコースレベルを頻繁にチェックして、その食事中でのグルコース取り込みを制御することは、重要である。そのような試験の結果を使用して、必要がある場合には、インスリンまたはその他の投薬を投与する必要があるかどうかを決定することができる。血中-グルコース試験システムの一つのタイプでは、センサを使用して、血液のサンプルを試験する。
【0003】
[0003] 試験センサは、血中グルコースと反応するバイオセンシング物質または試薬物質を含有する。試薬または酵素を試験センサを形成する基材に対して適用する一つの方法は、スクリーンプリンティングによる方法である。スクリーンプリンティングは、不浸透性のエマルジョンを有する部分と有しない部分とを有するスクリーンを使用する。所望のイメージは、不浸透性のエマルジョンを有しない部分から形成される。代わりのプリント技術、プリント-プリント技術、プリント-フラッド(flood)技術およびフラッド(flood)-プリント技術などの様々なタイプのスクリーン-プリンティング技術が存在する。
【0004】
[0004] 代わりのプリント技術においては、インク溶液をスクリーンの一端からスクリーンの他端へと押し出す。インク溶液を、たとえば、スクイージーブレードを使用して、スクリーンを横断して押し出す。スクイージーブレードはまた、エマルジョンの開放領域を通じて、そして基材上に、インク溶液を押し出す。代わりのプリント技術においては、スクリーンを横断するすべてのストロークにより、プリントされた基材が生成される。ステンシルプリンティングは、代わりのスクリーンプリンティングに類似するが、ステンシルまたはマスクを使用して、プリント領域を規定するものである。
【0005】
[0005] プリント-プリント技術は、同一基材上に生じる1回目のプリントおよび2回目のプリントを有する。1回目のプリントは正方向に進行し、そして2回目のプリントは逆方向に進行する。
【0006】
[0006] プリント-フラッド技術においては、プリントサイクルの後にフラッドサイクルが行われ、この場合スクリーンは、フラッドバーによりインク溶液によって均一に覆われる。インク溶液は、比較的にまれにそして大量の分取量で添加され、補充なしでの多数のプリンティングのために十分である。このプリント-フラッド技術は、インク溶液が乾燥することを防止することを支援するが、結果的にスクリーンが常に湿潤インク溶液層により覆われることとなる。フラッド-プリント技術には、フラッドサイクルの後にプリントサイクルを行うことが含まれる。フラッド-プリント技術の欠点の一つは、スクリーンが常に湿潤インク-溶液層により覆われている訳ではないため、揮発性が高いインク溶液が乾燥する傾向がある点である。
【0007】
[0007] 上述のスクリーン-プリンティングおよびステンシル-プリンティング技術のそれぞれは、インク溶液を長時間にわたり周囲環境にさらす開放プロセスである。結果的に、スクリーン-プリンティング技術およびステンシル-プリンティング技術は、沸点が相対的に高く、揮発性がより低い液体を用いたインクを使用して、それによりインク組成物は、インク添加のあいだには変化しないままである(すなわち、蒸発しない)。沸点が相対的に高く、揮発性がより低い液体を用いたスクリーン-プリンティング/ステンシル-プリンティング技術は、分析対象物濃度を測定する酵素が関与する用途においては、一般的には十分に機能しない。というのも、これらの酵素がそのような液体中では一般的に安定ではないためである。酵素が安定ではない場合、酵素は、分析対象物濃度を測定するというそれらの意図する目的のためには機能しない可能性がある。たとえば、グルコースの分析対象物濃度を測定する際に使用することができる酵素グルコースオキシダーゼは、水中では一般的に安定であり、ほとんどの有機溶媒系液体中では急速に不活性化される。このように、グルコースオキシダーゼの所望の反応性を得るためには、液体は一般的に水性である。
【0008】
[0008] 水性液体の蒸発の作用を減少するため、相対的に高い湿度雰囲気が、スクリーン-プリンティング技術において使用されなければならない。そのような高い湿度雰囲気を使用しても、水性液体は依然として、蒸発しやすい。実際、インク溶液の低揮発性構成成分の蒸発により、インク構成成分の望ましくない濃度や粘度が引き起こされる。さらに、特定の酵素および/またはメディエータ(たとえば、グルコースオキシダーゼやフェリシアニドカリウム)を伴うインク溶液が、スクリーン上に前後に(back and forth)で押し出される場合、酵素が接触する周囲条件/物質のために、少量の電気化学的に酸化可能な種が時間をかけて形成される。この量の電気化学的に酸化可能な種は、一部のインク量がスクリーン上に残るため、時間とともに増加する。理論により束縛される訳ではないが、フェリシアニドカリウムを用いたグルコースオキシダーゼの電気化学的に酸化可能な種は、フェロシアニドカリウムであると考えられる。電気化学的に酸化可能な種を有することは望ましくない。というのも、それが、液体の測定されたグルコースに対する正のバイアスの増加を引き起こすためである。
【0009】
[0009] したがって、そのような問題点を解消するプリンティングの方法を行うことが望ましい。
発明の概要
[0010] 基材上でのスクリーンプリンティングの一方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。インク溶液をスクリーン上に供給する。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触させる。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0010】
[0011] 基材上でのスクリーンプリンティングの別の方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムが、提供される。インク-リザーバーシステムは、概して一定の圧力を維持する。インク溶液がスクリーン上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して基材と接触する。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0011】
[0012] 基材上でのスクリーンプリンティングのさらなる方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。プランジャー、既知の距離を移動させるように適合される調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、およびインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムが提供される。調節型排出機構(controlled displacement mechanism)の移動により、結果として、既知量のインク溶液がインク-リザーバーシステムから排出される。インク溶液がスクリーン上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0012】
[0013] 基材上でのステンシルプリンティングの一方法にしたがって、ステンシルが提供される。インク溶液がステンシル上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0013】
[0014] 基材上でのステンシルプリンティングの別の方法にしたがって、ステンシルが提供される。プランジャーおよびコントロールバルブを含むインク-リザーバーシステムが提供される。インク-リザーバーシステムは概して一定の圧力を維持する。インク溶液は、インク-リザーバーシステムからステンシル上へと供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0014】
[0015] 基材上にステンシルプリンティングするさらなる方法にしたがって、ステンシルが提供される。プランジャーおよび既知の距離を移動させるように適合される調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムが提供される。調節型排出機構(controlled displacement mechanism)の移動は、結果として、既知量のインク溶液が、インク-リザーバーシステムから排出される。インク溶液は、インク-リザーバーシステムからステンシル上に供給される。インク溶液は、固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は基材上に接触する。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で、機械的に排出される。
【0015】
[0016] 基材上でのスクリーンプリンティングのさらに別の方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。粘着性溶液がスクリーン上に塗布される。粘着性溶液は、固体および液体を含む。粘着性溶液は、基材を第二の表面に対して結合するように適合される。粘着性溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触させる。粘着性溶液は、粘着性溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0016】
[0017] 基材上でのステンシルプリンティングのさらに別の方法にしたがって、ステンシルが提供される。粘着性溶液を、ステンシル上に供給する。粘着性溶液は、固体および液体を含む。粘着性溶液は、基材を第二の表面に対して結合するように適合される。粘着性溶液が基材上に塗布される。粘着性溶液は、粘着性溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0017】
発明の詳細な説明
[0029] 本発明は、インク溶液を半連続的に補充することによる、基材上でのプリンティングの方法に関する。プリンティング方法の例には、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングが含まれる。インク溶液を半連続的に補充することにより、本発明は、インク溶液の粘度の調節の向上、インク溶液の廃棄物/消費の減少、そして特定の用途においては、望まれない電気化学的な種の潜在的な減少を可能にする。
【0018】
[0030] 一態様において、基材が、試験センサを形成する際に使用される。試験センサは、液体サンプルを受け、そして装置または測定装置を使用して解析されるように適合される。試験センサを使用して、分析対象物の濃度を測定する。測定することができる分析対象物には、グルコース、脂質プロファイル(たとえば、コレステロール、トリグリセリド、LDLおよびHDL)、ミクロアルブミン、ヘモグロビンA1C、フルクトース、ラクテート、またはビリルビンが含まれる。その他の分析対象物濃度を測定することができることが企図される。分析対象物は、たとえば、全血サンプル、血清サンプル、血漿サンプル、ISF(間質液)や尿などのその他の体液、そして非-体液であってもよい。本出願において使用される場合、用語“濃度”は、分析対象物濃度、活性(たとえば、酵素や電解質)、力価(たとえば、抗体)、または所望の分析対象物を測定するために使用されるいずれかのその他の測定値濃度のことをいう。
【0019】
[0031] 基材は、様々な物質から構成されていてもよい。たとえば、基材は、ポリマー材料、セラミック材料、およびグリーンテープ(green tape)から構成されていてもよい。ポリマー材料のいくつかの限定的ではない例には、ポリエチレンテレフタラート(PET)およびポリカーボネートが含まれる。
【0020】
[0032] 一態様において、本発明は、よりむらのないインク-溶液組成物を有すること、そしてたとえばグルコースオキシダーゼなどの酵素を使用する場合の望まれない電気化学的な種を減少させること、により、試験センサ性能を改良する。理論により束縛される訳ではないが、酵素グルコースオキシダーゼおよびメディエータフェリシアニドカリウムを使用する態様においては、フェロシアニドカリウムの生成が低下すると考えられる。生成されるフェロシアニドカリウムの量を減少させることにより、試験センサは、液体の低グルコース濃度を測定する際のバイアスを減少させることにより、改善された結果を生じる。
【0021】
[0033] 別の用途においては、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングの方法を使用して、試験センサを形成する際に使用すべき基材上にスペーサーをプリントすることができる。さらに、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングの方法を使用して、試験センサ用の接着剤をプリントすることができる。インク溶液には、試験センサを形成する際に使用されるべき基材に対して塗布される当業者にとって既知の接着性物質が含まれる。たとえば、インク溶液は、基材を第二の層に対して結合するために適合される、樹脂または結合剤システムであってもよい。この態様において、プリントされた接着剤を、その後加熱して、基材および第二の層を結合させることができる。
【0022】
[0034] 図1aを参照して、インク-補充性のスクリーン-プリンティングシステムについてのスキーム図が示される。図1aのインク-補充性システム10には、スクリーン12、スクイージー16、フラッドバー20、複数のチューブ24、ポンプ28、およびインク溶液リザーバーまたは容器32が含まれる。図1aのスクリーン12は、フレーム42により取り囲まれて、それに対する追加的なサポートを提供するものとして示される。インク-溶液容器32は、結局はスクリーン12へと移動されるインク溶液36を含有する。インク溶液36は、固体部分と液体部分を含む。未使用のインク溶液の除去およびそれに引き続く廃棄を少なくしまたは排除するため、補充されたインク溶液は、消費される速度(量および頻度)で添加されることが好ましい。このことは、一貫したインク-溶液組成物の維持を支援し、そしてある用途においては、電気化学的に酸化可能な種により引き起こされる液体の測定された分析対象物に対する正のバイアスを減少させることを支援する。
【0023】
[0035] 容器32は、インク溶液36が開口部38から出てそしてスクリーン12に到達することを支援するために加圧することができる。加圧容器には、容器から排出されるインク溶液の量および頻度を調節するためのバルブ40が含まれていてもよい。容器が加圧されなくてもよいことも企図される。このような態様において、インク容器には、インク溶液を容器からスクリーンへと運搬することを支援するためのポンプが含まれていてもよい。
【0024】
[0036] 具体的には、図1aに示されるように、インク溶液36は、開口部38を出て、そして複数のチューブ24中に送り出される。チューブ24の数は、厳密に4本のチューブとして示される。チューブの数は、図1aのインク-補充性システム10に示されるものとは異なっていてもよいことが企図される。たとえば、チューブの数は、わずか1であってもよく、そして少なくとも10チューブが含まれていてもよい。一般には、選択されるチューブの数は、プリント領域の幅および新しいインクの局在の程度(すなわち、新しいインクが古いインクと融合する性能)に基づく。インク溶液36が、より一般的な均一な分布で、最初にスクリーン12をカバーすることが好ましい。スクリーン12上のインク溶液36のより一般的な均一な分布を有することにより、十分量のインク溶液が、スクリーン上のすべての所望される位置に静置される可能性が低下する。
【0025】
[0037] チューブ24は、好ましくは、インク溶液36と反応しないいずれかの材料から構成される。チューブを形成しうるいくつかの限定的ではない材料の例は、ステンレススチールおよびポリマー材料である。ポリマー材料いくつかの限定的ではない例には、ポリエチレン類(たとえば、高密度 ポリエチレン(HDPE)およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE))が含まれる。ポリマー材料の一つの商業的な例は、TYGON(登録商標)チュービングである。このチューブは、インク溶液36をスクリーン12に適切に供給することができる限りにおいて、異なる形態およびサイズのものであってもよい。チューブ以外のインク溶液用のその他の排出点を使用することができることも企図される。
【0026】
[0038] ポンプ28は、スクリーン12へと輸送されるインク溶液36の速度(量および頻度)を調節することを支援する。使用することができるポンプの一例は、蠕動性ポンプ(ペリスタ型ポンプ、peristaltic pump)である。その他の好ましい排出ポンプ(displacement pump)を使用して、インク溶液36をスクリーン12へと輸送することを支援することができる。ポンプ28のしめらせた部分が、インク溶液36と悪影響を与えるように反応しないことが好ましい。
【0027】
[0039] インク溶液36は、たとえば、移動性のチューブホルダ44を使用して、スクリーン12上に供給される。インク溶液36を、固定化チューブホルダを使用して、スクリーン12に対して供給することができる。インク溶液36が、概して均一な分布でスクリーン12上に供給されることが好ましく、より少ない数のチューブが使用される場合には、移動性のチューブホルダが典型的には関与するだろう。より多くの数のチューブを使用する場合、移動性のチューブホルダまたは固定化チューブホルダを使用して、概して均一な分布を達成することができる。
【0028】
[0040] インク溶液が、半連続的間隔で、スクリーン12に対して添加される。本明細書中で定義される場合の半連続的には、プリンティングが生じているすべてのプリントサイクルに対して添加されるインク溶液が含まれる。インク溶液が、すべてのサイクルで添加されることが好ましい。本明細書中で定義される場合の半連続的には、例えば、1回おきのサイクルなどの他のサイクル間隔で添加されるインク溶液もまた含まれる。半連続的間隔は、一般的には、約10サイクル未満であり、そして典型的には約5または3サイクル未満である。半連続的間隔の典型的な範囲は、1〜約5サイクルである。インクは、インク消費の速度と同一ではないとしても、その消費の速度と同様の速度で、添加されるべきである。
【0029】
[0041] 一態様において、インク溶液は、液体および適切に選択された酵素を含む。一態様における液体は、水性である。使用することができる水性液体の限定的ではない例には、水、塩類溶液、およびバッファー溶液が含まれる。別の態様における液体は、非-水性のものであってもよい。選択された液体は、選択された酵素と、反応したとしても、あまり強くは反応しないことが好ましい。
【0030】
[0042] 酵素は、液体サンプルの分析対象物濃度を決定することを支援するように、試験される所望の分析対象物(1または複数)と反応するように選択される。グルコースと反応するために使用することができる酵素は、グルコースオキシダーゼである。他の酵素(例えばグルコースデヒドロゲナーゼなど)を使用して、グルコースと反応させることができることが企図される。他の分析対象物の濃度が測定される場合、分析対象物と反応するように、適切な酵素が選択される。
【0031】
[0043] 別の態様におけるインク溶液には、電子アクセプターでありそして分析対象物濃度に対応する電流を生成することを支援するメディエータがさらに含まれる。酵素がグルコースオキシダーゼである場合、メディエータ(たとえば、フェリシアニドカリウム)がインク溶液に対して添加される。
【0032】
[0044] 液体および活性成分に加えて、インク溶液には他の有効成分が含まれていてもよい。たとえば、インク溶液には、ポリマー樹脂、レオロジー添加剤および充填剤が含まれていてもよい。その他のタイプの構成成分がインク溶液中に含まれていてもよいことが企図される。
【0033】
[0045] 図1bを参照すれば、インク-補充ステンシル-プリンティングシステムの概略が示される。図1bのインク-補充システム60には、ステンシル62、スクイージー16、複数のチューブ24、ポンプ28およびインク溶液リザーバーまたは容器32が含まれる。インク-補充システム60は、図1aのインク-補充システム10に関して上述された様式と同様の様式で機能する。具体的には、スクイージー16、チューブ24、ポンプ28、インク溶液リザーバー32およびインク溶液36が、インク-補充システム10に関連して上述した様式と同一の様式で機能する。インク溶液36を、上述した移動性のチューブホルダ44または固定化チューブホルダを使用して、ステンシル62上に供給することができる。インク溶液36が、より概して均一な分布で、ステンシル62を最初に覆うことが好ましい。インク溶液36を、半-連続的間隔でステンシル62に対して添加する。一つの差異点は、ステンシル-プリンティングシステムが、典型的にはフラッドバーを含まないという点である。インク-補充システム10中のスクリーン12とインク-補充システム60中のステンシル62のあいだの差異は、以下の図2a〜図2gに関連して検討される。
【0034】
[0046] さらなる態様において、インク-補充システム10、60を使用して、接着剤をプリントすることができる。そのような態様において、粘着性溶液を基材上にプリントし、そこでその後、接着剤を基材を第二の表面に対して接着するように適合させる。
【0035】
[0047] 図2a、図2bを参照すれば、インク-補充システム10の部分を伴ったスクリーン12の上面図が示される。インク溶液36は、スクリーン12上に、複数のチューブ24から排出される。インク-補充システム10には、プリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において使用されるように適合されるフラッドバー20が含まれる。図2aに関連してインク溶液24を排出するプロセスは、プリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において記述される。代替のプリント技術またはプリント-プリント技術、図2aにおいて示されるシステム10と共に使用することができるが、フラッドバーを使用しない方がよいことが企図される。
【0036】
[0048] 技術および使用されるスクリーンプリンターに依存して、インクを図2aの矢印A〜Dの方向などの、様々な方向に塗り広げることができる。スクリーンプリンティングの一つの方法は、インク溶液を矢印Aの方向に沿って塗り広げ、そして次いで、スクイージーを使用して、矢印Bの方向にインク溶液を押しつけるかまたは押し広げる。逆方向を使用して、矢印Bの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いで矢印Aの方向にスクイージーを使用することができることが企図される。そのような技術は、矢印CおよびDの方向に沿ってインク溶液を塗り広げる際にも使用することができる。
【0037】
[0049] 一つのプリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において、フラッドバー20は、典型的には矢印Aの方向に移動しそしてインク溶液36をスクリーン12の残りの部分に塗り広げる。フラッドバー20は、一端から他端へと移動する。スクリーン12には、エマルジョンが含まれる第1の部分12aおよびエマルジョンの非存在下にて形成される第2の部分12b(エマルジョンのオープン領域とも呼ばれる)が含まれる。エマルジョンの一つの限定的ではない例は、感光性エマルジョンである。第2の部分12bは、あるパターンで配置される複数の一般的な環状の形状として、図2a、図2bに示される。図2a、図2bに示されるもの以外のその他の形状またはパターンを使用して、第2の部分を形成することが企図される。
【0038】
[0050] インク溶液をスクリーン12上に塗り広げた後、スクイージー16を典型的には、矢印Bの方向に一端から他端へと移動する。スクイージー16が矢印Bの方向に移動されるため、インク溶液36を、第2の部分12bを介して、そしてスクリーン12の下に位置する基材50上に押しつけまたは押し広げる。基材50上に形成されたイメージ(図1a参照)は、第2の部分12bに対応し、それにはエマルジョンは含まれない。スクイージー16は、ラバーまたは金属などの異なる材料から形成されていてもよい。スクイージー16を形成する際に使用することができる一つの典型的なラバー材料は、ポリウレタンである。
【0039】
[0051] スクリーン12は、最初は基材50から離れていてもよく、そしてこの様式でのスクリーンプリンティングは、オフ-コンタクト(off-contact)プリンティングと呼ばれる。このタイプのプリンティングにおいて、スクイージー16は、基材50中へ下向きの方向で、スクリーン12を押し込む。別の形態のプリンティングは、スクリーンおよび基材が互いに接触するようにされたものであり、そして次いで、スクイージーはスクリーンを横切って移動する。このプリントサイクルが完了した後、スクリーンは起こされ、基材をスクリーンのもとからサイクルアウトさせる。これは、コンタクトプリンティングと呼ばれる。
【0040】
[0052] スクリーンを形成するための材料の一例は、メッシュ織布(woven mesh fabric)である。スクリーン材料を形成する際に使用することができる材料のその他の例は、ステンレススチール、ポリマー材料(たとえば、ポリエステル)およびワイヤーメッシュ(wire mesh)である。その他の材料をスクリーンを形成する際に使用することができることが企図される。スクリーンは商業的に入手可能であり、そしてSefar America, Inc.(Richfield, Minnesota)およびRiv, Inc.(Merrimack, New Hampshire)を含む様々な企業から取得することができる。
【0041】
[0053] 図2c、図2dを参照すれば、インク-補充システム60の一部とともにステンシル62の上面図が示される。インク溶液36は、複数のチューブ24からステンシル82上に排出される。
【0042】
[0054] 使用される技術およびスクリーンプリンターに依存して、インクを、様々な方向、例えば図2cの矢印A〜Dの方向、に塗り広げることができる。ステンシルプリンティングの一つの方法は、矢印Aの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いでスクイージーを使用してインク溶液を矢印Bの方向に押しつけまたは押し広げる。矢印Bの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いで矢印Aの方向にスクイージーを使用する等の、逆方向を使用することができることが企図される。矢印CおよびDの方向に沿ってインク溶液を塗り広げる際にも、そのような技術を使用することができる。
【0043】
[0055] 図2c、図2dのステンシル62は、内部に複数の開口64を形成する。複数の開口64を、レーザーカットや化学薬品エッチングなどのカッティングにより形成することができる。複数の開口64は、概して円形をしており、それがあるパターンで配置される。図2c、図2dに示される形状またはパターン以外の他の形状またはパターンを使用して複数の開口を形成することが企図される。
【0044】
[0056] インク溶液がステンシル62上に塗り広げられたのち、スクイージー16は、典型的には、矢印Bの方向に、一端から他端へと移動する。スクイージー16が矢印Bの方向に移動するため、インク溶液36は、複数の開口64を通じてそしてステンシル62の下側に位置する基材50上に、押しつけられまたは押し広げられる。基材50上に形成されたイメージは、複数の開口64に対応する。
【0045】
[0057] 一つのタイプのプリンティングは、ステンシルおよび基材が互いに接触され、そして次いでスクイージーがステンシルを横切って移動する様なものである。このプリントサイクルが完了した後、ステンシルは起こされ、基材をスクリーンのもとからサイクルアウトさせる。これは、コンタクトプリンティングと呼ばれる。ステンシルは、最初は基材から離れていてもよく、そしてこの様式でのステンシルプリンティングは、オフ-コンタクト(off-contact)プリンティングと呼ばれる。このタイプのプリンティングにおいて、スクイージー16は、基材50中へ下向きの方向で、ステンシル62を押し込む。
【0046】
[0058] ステンシル62を形成するための材料の一例は、ステンレススチールなどの金属性材料である。その他の金属性材料を、ステンシルを形成する際に使用することができることが企図される。ステンシルを形成する際に使用することができる材料のその他の例には、ポリイミドなどのポリマー材料が含まれるが、これには限定されない。その他の材料を、ステンシルを形成する際に使用することができることが企図される。ステンシルは商業的に入手可能であり、そしてSefar America, Inc.(Richfield, Minnesota)およびRiv, Inc.(Merrimack, New Hampshire)を含む様々な企業から取得することができる。
【0047】
[0059] 別の態様において、ステンシルは、材料の組み合わせであってもよい。図2e、図2f、図2gを参照すれば、ステンシル82の上面図が、インク-補充システム60の一部と共に示される。ステンシル82は複数の開口84を形成し、それは上述した複数の開口64と同様である。ステンシル82には、互いに接着される第1の部分86および第2の部分88が含まれる。第1の部分86は金属性材料またはポリマー材料などの固体材料である。第2の部分88は、フレーム90に接着されるスクリーンまたはメッシュである。第2の部分88の概して中心の部分は、第1の部分86に概して対応する領域で切り取られる。図2eに示されるように、第2の部分88は、複数の開口84が形成される第1の部分86の領域中には伸展しない。この態様において、第2の部分88は、ステンシル82に対して可撓性をもたらす。
【0048】
[0060] 図1a、図1bのインク-溶液容器32は、他のインク-リザーバーシステムにより置換されていてもよいことが企図される。たとえば、図3aを参照すれば、インク-リザーバーシステム100が示される。インク-リザーバーシステム100には、インク溶液136、プランジャー106、および流量-または時間-コントロールバルブ110を含有するインク-リザーバー102が含まれる。インク-リザーバーシステム100は、概して一定な、加圧システムである。インク溶液136は、インク溶液36に関して上述されたものと同一である。
【0049】
[0061] 一態様にしたがって、インク-リザーバーシステム100は、一般に0〜約100 psiの定圧を維持する。操作の際、インク-リザーバーシステム100は、十分に加圧され、それにより流量-コントロールバルブ110が閉ポジションから開ポジションへと移動する場合、既知量のインク溶液136がインク-リザーバー102の開口114を介して排出される。流量-コントロールバルブ110が、開ポジションへと移動する場合、圧力は、プランジャー106を下向き方向(図3aでの矢印Cの方向)に移動させ、結果としてインク溶液136が開口114から排出される。
【0050】
[0062] 別の態様において、図3bのインク-リザーバーシステム200には、インク-リザーバー202、プランジャー206、および調節型排出ロッド220が含まれる。インク-リザーバー202は、インク溶液236を含有し、それは上述したインク溶液36と同一である。プランジャー206は、調節型排出ロッド220に接続され、そしてインク溶液236をインク-リザーバー202から排出することを支援する。調節型排出ロッド220は、既知の距離を移動し、結果として既知量のインク溶液236がインク-リザーバー202から開口214を介して排出される。調節型排出ロッド214は、たとえば、ひねり運動により移動することができる。排出ロッドは、他の運動により移動することができることが企図される。インクリザーバーシステム100、200は両方とも、カートリッジ-タイプのシステムまたはシリンジ-タイプのシステムと呼ぶことができる。
【0051】
代替プロセスA
[0063] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0052】
代替プロセスB
[0064] スクリーンが織布(woven fabric)である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスC
[0065] インク溶液が、メディエータをさらに含む、代替プロセスAの方法。
【0053】
代替プロセスD
[0066] 酵素がグルコースオキシダーゼであり、そしてインク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスAの方法。
【0054】
代替プロセスE
[0067] 液体が非-水性である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスF
[0068] 液体が水性である、代替プロセスAの方法。
【0055】
代替プロセスG
[0069] それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスH
[0070] それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、代替プロセスGの方法。
【0056】
代替プロセスI
[0071] 半連続的間隔が各サイクルである、代替プロセスHの方法。
代替プロセスJ
[0072] インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、代替プロセスAの方法。
【0057】
代替プロセスK
[0073] インク溶液リザーバーが加圧される、代替プロセスAの方法。
代替プロセスL
[0074] インク溶液リザーバーが加圧型カートリッジである、代替プロセスAの方法。
【0058】
代替プロセスM
[0075] スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上へインク溶液を押し出す工程が含まれる、代替プロセスAの方法。
【0059】
代替プロセスN
[0076] 補充するインクが複数の排出点から排出される、代替プロセスAの方法。
代替プロセスO
[0077] 複数の排出点がチューブである、代替プロセスNの方法。
【0060】
代替プロセスP
[0078] エマルジョンが感光性エマルジョンである、代替プロセスAの方法。
代替プロセスO
[0079] インク溶液がスペーサーを形成する、代替プロセスAの方法。
【0061】
代替プロセスR
[0080] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0062】
代替プロセスS
[0081] コントロールバルブが、流量-コントロールバルブまたは時間-コントロールバルブである、代替プロセスRの方法。
【0063】
代替プロセスT
[0082] 圧力が0〜約100 psiである、代替プロセスRの方法。
代替プロセスU
[0083] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;プランジャー、既知の距離を移動させるように適合させてその移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、そしてインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0064】
代替プロセスV
[0084] ステンシルを提供する工程;ステンシル上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0065】
代替プロセスW
[0085] ステンシルが、金属性材料、ポリマー材料、またはこれらの組み合わせを含む、代替プロセスVの方法。
【0066】
代替プロセスX
[0086] ステンシルが、ポリイミドを含むポリマー材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0067】
代替プロセスY
[0087] ステンシルが、ステンレススチールを含む金属性材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0068】
代替プロセスZ
[0088] ステンシルが、金属性材料およびポリマー材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0069】
代替プロセスAA
[0089] インク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスVの方法。
代替プロセスBB
[0090] 酵素がグルコースオキシダーゼであり、インク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスVの方法。
【0070】
代替プロセスCC
[0091] 液体が非-水性である、代替プロセスVの方法。
代替プロセスDD
[0092] 液体が水性である、代替プロセスVの方法。
【0071】
代替プロセスEE
[0093] それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、代替プロセスVの方法。
代替プロセスFF
[0094] それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、代替プロセスVの方法。
【0072】
代替プロセスGG
[0095] 半連続的間隔が各サイクルである、代替プロセスVの方法。
代替プロセスHH
[0096] インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、代替プロセスVの方法。
【0073】
代替プロセスII
[0097] インク溶液リザーバーが加圧される、代替プロセスVの方法。
代替プロセスJJ
[0098] インク溶液リザーバーが、加圧型カートリッジである、代替プロセスVの方法。
【0074】
代替プロセスKK
[0099] スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上にインク溶液を押し出す工程が含まれる、代替プロセスVの方法。
【0075】
代替プロセスLL
[0100] 補充するインクが複数の排出点から排出される、代替プロセスVの方法。
代替プロセスMM
[0101] 複数の排出点がチューブである、代替プロセスLLの方法。
【0076】
代替プロセスNN
[0102] エマルジョンが感光性エマルジョンである、代替プロセスVの方法。
代替プロセスOO
[0103] インク溶液がスペーサーを形成する、代替プロセスVの方法。
【0077】
代替プロセスPP
[0104] ステンシルを提供する工程;プランジャーおよびコントロールバルブを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;ステンシル上に、インク-リザーバーシステムを介して、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0078】
代替プロセスOO
[0105] ステンシルを提供する工程;プランジャー、および既知の距離を移動させるように適合させ、その移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる、調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;ステンシル上に、インク-リザーバーシステムから、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0079】
代替プロセスRR
[0106] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0080】
代替プロセスSS
[0107] ステンシルを提供する工程;ステンシル上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を供給する工程;基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0081】
[0108] 本発明は、1またはそれ以上の具体的な態様を参照して記載されたが、当業者であれば、本発明の思想および範囲からはずれることなく、多数の変更をそれに対して行うことができると認識するだろう。これらの態様のそれぞれ、およびその自明の変更は、出願時において、添付の請求の範囲に規定した発明の思想および範囲内のものであることが企図される。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1A】[0018] 図1aは、一態様にしたがうスクリーンを使用して、インク溶液を補充する一方法のプロセススキーム図である。
【図1B】[0019] 図1bは、一態様にしたがうステンシルを使用して、インク溶液を補充する一方法のプロセススキーム図である。
【図2A】[0020] 図2aは、スクリーン-プリンティングにおいて使用することができる、一態様にしたがうスクリーンの上面図である。
【図2B】[0021] 図2bは、図2a中のFIG. 2bのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2C】[0022] 図2cは、ステンシル-プリンティングプロセスにおいて使用することができる、一態様にしたがうステンシルの上面図である。
【図2D】[0023] 図2dは、図2c中のFIG. 2dのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2E】[0024] 図2eは、ステンシル-プリンティングプロセスにおいて使用することができる、別の態様にしたがうステンシルの上面図である。
【図2F】[0025] 図2fは、図2e中のFIG. 2fのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2G】[0026] 図2gは、図2e中のFIG. 2gのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図3A】[0027] 図3aは、インク排出のための調節可能バルブを有する、一態様にしたがう、概して一定の圧力のもとでのカートリッジの側面図である。
【図3B】[0028] 図3bは、一態様にしたがうプランジャーを使用する、調節型排出を伴うカートリッジの側面図である。
【図1a】

【図1b】

【図2a】

【図2b】

【図2c】

【図2d】

【図2e】

【図2f】

【図2g】

【図3a】

【図3b】

【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の属する技術分野
[0001] 本発明は、一般的に、プリンティングする方法に関する。より具体的には、本発明は一般的に、機械的半連続的補充を使用して、基材上にプリンティングする方法(たとえば、スクリーンプリンティング)に関する。
【0002】
発明の背景
[0002] 体液中の分析対象物の定量的測定は、特定の生理学的異常の診断および維持管理において、特に重要である。たとえば、ラクテート、コレステロール、およびビリルビンは、特定の個体においてモニターされるべきである。特に、糖尿病個体が、その体液中のグルコースレベルを頻繁にチェックして、その食事中でのグルコース取り込みを制御することは、重要である。そのような試験の結果を使用して、必要がある場合には、インスリンまたはその他の投薬を投与する必要があるかどうかを決定することができる。血中-グルコース試験システムの一つのタイプでは、センサを使用して、血液のサンプルを試験する。
【0003】
[0003] 試験センサは、血中グルコースと反応するバイオセンシング物質または試薬物質を含有する。試薬または酵素を試験センサを形成する基材に対して適用する一つの方法は、スクリーンプリンティングによる方法である。スクリーンプリンティングは、不浸透性のエマルジョンを有する部分と有しない部分とを有するスクリーンを使用する。所望のイメージは、不浸透性のエマルジョンを有しない部分から形成される。代わりのプリント技術、プリント-プリント技術、プリント-フラッド(flood)技術およびフラッド(flood)-プリント技術などの様々なタイプのスクリーン-プリンティング技術が存在する。
【0004】
[0004] 代わりのプリント技術においては、インク溶液をスクリーンの一端からスクリーンの他端へと押し出す。インク溶液を、たとえば、スクイージーブレードを使用して、スクリーンを横断して押し出す。スクイージーブレードはまた、エマルジョンの開放領域を通じて、そして基材上に、インク溶液を押し出す。代わりのプリント技術においては、スクリーンを横断するすべてのストロークにより、プリントされた基材が生成される。ステンシルプリンティングは、代わりのスクリーンプリンティングに類似するが、ステンシルまたはマスクを使用して、プリント領域を規定するものである。
【0005】
[0005] プリント-プリント技術は、同一基材上に生じる1回目のプリントおよび2回目のプリントを有する。1回目のプリントは正方向に進行し、そして2回目のプリントは逆方向に進行する。
【0006】
[0006] プリント-フラッド技術においては、プリントサイクルの後にフラッドサイクルが行われ、この場合スクリーンは、フラッドバーによりインク溶液によって均一に覆われる。インク溶液は、比較的にまれにそして大量の分取量で添加され、補充なしでの多数のプリンティングのために十分である。このプリント-フラッド技術は、インク溶液が乾燥することを防止することを支援するが、結果的にスクリーンが常に湿潤インク溶液層により覆われることとなる。フラッド-プリント技術には、フラッドサイクルの後にプリントサイクルを行うことが含まれる。フラッド-プリント技術の欠点の一つは、スクリーンが常に湿潤インク-溶液層により覆われている訳ではないため、揮発性が高いインク溶液が乾燥する傾向がある点である。
【0007】
[0007] 上述のスクリーン-プリンティングおよびステンシル-プリンティング技術のそれぞれは、インク溶液を長時間にわたり周囲環境にさらす開放プロセスである。結果的に、スクリーン-プリンティング技術およびステンシル-プリンティング技術は、沸点が相対的に高く、揮発性がより低い液体を用いたインクを使用して、それによりインク組成物は、インク添加のあいだには変化しないままである(すなわち、蒸発しない)。沸点が相対的に高く、揮発性がより低い液体を用いたスクリーン-プリンティング/ステンシル-プリンティング技術は、分析対象物濃度を測定する酵素が関与する用途においては、一般的には十分に機能しない。というのも、これらの酵素がそのような液体中では一般的に安定ではないためである。酵素が安定ではない場合、酵素は、分析対象物濃度を測定するというそれらの意図する目的のためには機能しない可能性がある。たとえば、グルコースの分析対象物濃度を測定する際に使用することができる酵素グルコースオキシダーゼは、水中では一般的に安定であり、ほとんどの有機溶媒系液体中では急速に不活性化される。このように、グルコースオキシダーゼの所望の反応性を得るためには、液体は一般的に水性である。
【0008】
[0008] 水性液体の蒸発の作用を減少するため、相対的に高い湿度雰囲気が、スクリーン-プリンティング技術において使用されなければならない。そのような高い湿度雰囲気を使用しても、水性液体は依然として、蒸発しやすい。実際、インク溶液の低揮発性構成成分の蒸発により、インク構成成分の望ましくない濃度や粘度が引き起こされる。さらに、特定の酵素および/またはメディエータ(たとえば、グルコースオキシダーゼやフェリシアニドカリウム)を伴うインク溶液が、スクリーン上に前後に(back and forth)で押し出される場合、酵素が接触する周囲条件/物質のために、少量の電気化学的に酸化可能な種が時間をかけて形成される。この量の電気化学的に酸化可能な種は、一部のインク量がスクリーン上に残るため、時間とともに増加する。理論により束縛される訳ではないが、フェリシアニドカリウムを用いたグルコースオキシダーゼの電気化学的に酸化可能な種は、フェロシアニドカリウムであると考えられる。電気化学的に酸化可能な種を有することは望ましくない。というのも、それが、液体の測定されたグルコースに対する正のバイアスの増加を引き起こすためである。
【0009】
[0009] したがって、そのような問題点を解消するプリンティングの方法を行うことが望ましい。
発明の概要
[0010] 基材上でのスクリーンプリンティングの一方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。インク溶液をスクリーン上に供給する。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触させる。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0010】
[0011] 基材上でのスクリーンプリンティングの別の方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムが、提供される。インク-リザーバーシステムは、概して一定の圧力を維持する。インク溶液がスクリーン上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して基材と接触する。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0011】
[0012] 基材上でのスクリーンプリンティングのさらなる方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。プランジャー、既知の距離を移動させるように適合される調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、およびインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムが提供される。調節型排出機構(controlled displacement mechanism)の移動により、結果として、既知量のインク溶液がインク-リザーバーシステムから排出される。インク溶液がスクリーン上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0012】
[0013] 基材上でのステンシルプリンティングの一方法にしたがって、ステンシルが提供される。インク溶液がステンシル上に供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0013】
[0014] 基材上でのステンシルプリンティングの別の方法にしたがって、ステンシルが提供される。プランジャーおよびコントロールバルブを含むインク-リザーバーシステムが提供される。インク-リザーバーシステムは概して一定の圧力を維持する。インク溶液は、インク-リザーバーシステムからステンシル上へと供給される。インク溶液は固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は、基材上に接触される。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0014】
[0015] 基材上にステンシルプリンティングするさらなる方法にしたがって、ステンシルが提供される。プランジャーおよび既知の距離を移動させるように適合される調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムが提供される。調節型排出機構(controlled displacement mechanism)の移動は、結果として、既知量のインク溶液が、インク-リザーバーシステムから排出される。インク溶液は、インク-リザーバーシステムからステンシル上に供給される。インク溶液は、固体および液体を含む。インク溶液には、液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素が含まれる。インク溶液は基材上に接触する。インク溶液は、インク溶液リザーバーから半連続的間隔で、機械的に排出される。
【0015】
[0016] 基材上でのスクリーンプリンティングのさらに別の方法にしたがって、エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンが提供される。粘着性溶液がスクリーン上に塗布される。粘着性溶液は、固体および液体を含む。粘着性溶液は、基材を第二の表面に対して結合するように適合される。粘着性溶液は、スクリーンの第2の部分を介して、基材上に接触させる。粘着性溶液は、粘着性溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0016】
[0017] 基材上でのステンシルプリンティングのさらに別の方法にしたがって、ステンシルが提供される。粘着性溶液を、ステンシル上に供給する。粘着性溶液は、固体および液体を含む。粘着性溶液は、基材を第二の表面に対して結合するように適合される。粘着性溶液が基材上に塗布される。粘着性溶液は、粘着性溶液リザーバーから半連続的間隔で機械的に補充される。
【0017】
発明の詳細な説明
[0029] 本発明は、インク溶液を半連続的に補充することによる、基材上でのプリンティングの方法に関する。プリンティング方法の例には、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングが含まれる。インク溶液を半連続的に補充することにより、本発明は、インク溶液の粘度の調節の向上、インク溶液の廃棄物/消費の減少、そして特定の用途においては、望まれない電気化学的な種の潜在的な減少を可能にする。
【0018】
[0030] 一態様において、基材が、試験センサを形成する際に使用される。試験センサは、液体サンプルを受け、そして装置または測定装置を使用して解析されるように適合される。試験センサを使用して、分析対象物の濃度を測定する。測定することができる分析対象物には、グルコース、脂質プロファイル(たとえば、コレステロール、トリグリセリド、LDLおよびHDL)、ミクロアルブミン、ヘモグロビンA1C、フルクトース、ラクテート、またはビリルビンが含まれる。その他の分析対象物濃度を測定することができることが企図される。分析対象物は、たとえば、全血サンプル、血清サンプル、血漿サンプル、ISF(間質液)や尿などのその他の体液、そして非-体液であってもよい。本出願において使用される場合、用語“濃度”は、分析対象物濃度、活性(たとえば、酵素や電解質)、力価(たとえば、抗体)、または所望の分析対象物を測定するために使用されるいずれかのその他の測定値濃度のことをいう。
【0019】
[0031] 基材は、様々な物質から構成されていてもよい。たとえば、基材は、ポリマー材料、セラミック材料、およびグリーンテープ(green tape)から構成されていてもよい。ポリマー材料のいくつかの限定的ではない例には、ポリエチレンテレフタラート(PET)およびポリカーボネートが含まれる。
【0020】
[0032] 一態様において、本発明は、よりむらのないインク-溶液組成物を有すること、そしてたとえばグルコースオキシダーゼなどの酵素を使用する場合の望まれない電気化学的な種を減少させること、により、試験センサ性能を改良する。理論により束縛される訳ではないが、酵素グルコースオキシダーゼおよびメディエータフェリシアニドカリウムを使用する態様においては、フェロシアニドカリウムの生成が低下すると考えられる。生成されるフェロシアニドカリウムの量を減少させることにより、試験センサは、液体の低グルコース濃度を測定する際のバイアスを減少させることにより、改善された結果を生じる。
【0021】
[0033] 別の用途においては、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングの方法を使用して、試験センサを形成する際に使用すべき基材上にスペーサーをプリントすることができる。さらに、スクリーンプリンティングおよびステンシルプリンティングの方法を使用して、試験センサ用の接着剤をプリントすることができる。インク溶液には、試験センサを形成する際に使用されるべき基材に対して塗布される当業者にとって既知の接着性物質が含まれる。たとえば、インク溶液は、基材を第二の層に対して結合するために適合される、樹脂または結合剤システムであってもよい。この態様において、プリントされた接着剤を、その後加熱して、基材および第二の層を結合させることができる。
【0022】
[0034] 図1aを参照して、インク-補充性のスクリーン-プリンティングシステムについてのスキーム図が示される。図1aのインク-補充性システム10には、スクリーン12、スクイージー16、フラッドバー20、複数のチューブ24、ポンプ28、およびインク溶液リザーバーまたは容器32が含まれる。図1aのスクリーン12は、フレーム42により取り囲まれて、それに対する追加的なサポートを提供するものとして示される。インク-溶液容器32は、結局はスクリーン12へと移動されるインク溶液36を含有する。インク溶液36は、固体部分と液体部分を含む。未使用のインク溶液の除去およびそれに引き続く廃棄を少なくしまたは排除するため、補充されたインク溶液は、消費される速度(量および頻度)で添加されることが好ましい。このことは、一貫したインク-溶液組成物の維持を支援し、そしてある用途においては、電気化学的に酸化可能な種により引き起こされる液体の測定された分析対象物に対する正のバイアスを減少させることを支援する。
【0023】
[0035] 容器32は、インク溶液36が開口部38から出てそしてスクリーン12に到達することを支援するために加圧することができる。加圧容器には、容器から排出されるインク溶液の量および頻度を調節するためのバルブ40が含まれていてもよい。容器が加圧されなくてもよいことも企図される。このような態様において、インク容器には、インク溶液を容器からスクリーンへと運搬することを支援するためのポンプが含まれていてもよい。
【0024】
[0036] 具体的には、図1aに示されるように、インク溶液36は、開口部38を出て、そして複数のチューブ24中に送り出される。チューブ24の数は、厳密に4本のチューブとして示される。チューブの数は、図1aのインク-補充性システム10に示されるものとは異なっていてもよいことが企図される。たとえば、チューブの数は、わずか1であってもよく、そして少なくとも10チューブが含まれていてもよい。一般には、選択されるチューブの数は、プリント領域の幅および新しいインクの局在の程度(すなわち、新しいインクが古いインクと融合する性能)に基づく。インク溶液36が、より一般的な均一な分布で、最初にスクリーン12をカバーすることが好ましい。スクリーン12上のインク溶液36のより一般的な均一な分布を有することにより、十分量のインク溶液が、スクリーン上のすべての所望される位置に静置される可能性が低下する。
【0025】
[0037] チューブ24は、好ましくは、インク溶液36と反応しないいずれかの材料から構成される。チューブを形成しうるいくつかの限定的ではない材料の例は、ステンレススチールおよびポリマー材料である。ポリマー材料いくつかの限定的ではない例には、ポリエチレン類(たとえば、高密度 ポリエチレン(HDPE)およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE))が含まれる。ポリマー材料の一つの商業的な例は、TYGON(登録商標)チュービングである。このチューブは、インク溶液36をスクリーン12に適切に供給することができる限りにおいて、異なる形態およびサイズのものであってもよい。チューブ以外のインク溶液用のその他の排出点を使用することができることも企図される。
【0026】
[0038] ポンプ28は、スクリーン12へと輸送されるインク溶液36の速度(量および頻度)を調節することを支援する。使用することができるポンプの一例は、蠕動性ポンプ(ペリスタ型ポンプ、peristaltic pump)である。その他の好ましい排出ポンプ(displacement pump)を使用して、インク溶液36をスクリーン12へと輸送することを支援することができる。ポンプ28のしめらせた部分が、インク溶液36と悪影響を与えるように反応しないことが好ましい。
【0027】
[0039] インク溶液36は、たとえば、移動性のチューブホルダ44を使用して、スクリーン12上に供給される。インク溶液36を、固定化チューブホルダを使用して、スクリーン12に対して供給することができる。インク溶液36が、概して均一な分布でスクリーン12上に供給されることが好ましく、より少ない数のチューブが使用される場合には、移動性のチューブホルダが典型的には関与するだろう。より多くの数のチューブを使用する場合、移動性のチューブホルダまたは固定化チューブホルダを使用して、概して均一な分布を達成することができる。
【0028】
[0040] インク溶液が、半連続的間隔で、スクリーン12に対して添加される。本明細書中で定義される場合の半連続的には、プリンティングが生じているすべてのプリントサイクルに対して添加されるインク溶液が含まれる。インク溶液が、すべてのサイクルで添加されることが好ましい。本明細書中で定義される場合の半連続的には、例えば、1回おきのサイクルなどの他のサイクル間隔で添加されるインク溶液もまた含まれる。半連続的間隔は、一般的には、約10サイクル未満であり、そして典型的には約5または3サイクル未満である。半連続的間隔の典型的な範囲は、1〜約5サイクルである。インクは、インク消費の速度と同一ではないとしても、その消費の速度と同様の速度で、添加されるべきである。
【0029】
[0041] 一態様において、インク溶液は、液体および適切に選択された酵素を含む。一態様における液体は、水性である。使用することができる水性液体の限定的ではない例には、水、塩類溶液、およびバッファー溶液が含まれる。別の態様における液体は、非-水性のものであってもよい。選択された液体は、選択された酵素と、反応したとしても、あまり強くは反応しないことが好ましい。
【0030】
[0042] 酵素は、液体サンプルの分析対象物濃度を決定することを支援するように、試験される所望の分析対象物(1または複数)と反応するように選択される。グルコースと反応するために使用することができる酵素は、グルコースオキシダーゼである。他の酵素(例えばグルコースデヒドロゲナーゼなど)を使用して、グルコースと反応させることができることが企図される。他の分析対象物の濃度が測定される場合、分析対象物と反応するように、適切な酵素が選択される。
【0031】
[0043] 別の態様におけるインク溶液には、電子アクセプターでありそして分析対象物濃度に対応する電流を生成することを支援するメディエータがさらに含まれる。酵素がグルコースオキシダーゼである場合、メディエータ(たとえば、フェリシアニドカリウム)がインク溶液に対して添加される。
【0032】
[0044] 液体および活性成分に加えて、インク溶液には他の有効成分が含まれていてもよい。たとえば、インク溶液には、ポリマー樹脂、レオロジー添加剤および充填剤が含まれていてもよい。その他のタイプの構成成分がインク溶液中に含まれていてもよいことが企図される。
【0033】
[0045] 図1bを参照すれば、インク-補充ステンシル-プリンティングシステムの概略が示される。図1bのインク-補充システム60には、ステンシル62、スクイージー16、複数のチューブ24、ポンプ28およびインク溶液リザーバーまたは容器32が含まれる。インク-補充システム60は、図1aのインク-補充システム10に関して上述された様式と同様の様式で機能する。具体的には、スクイージー16、チューブ24、ポンプ28、インク溶液リザーバー32およびインク溶液36が、インク-補充システム10に関連して上述した様式と同一の様式で機能する。インク溶液36を、上述した移動性のチューブホルダ44または固定化チューブホルダを使用して、ステンシル62上に供給することができる。インク溶液36が、より概して均一な分布で、ステンシル62を最初に覆うことが好ましい。インク溶液36を、半-連続的間隔でステンシル62に対して添加する。一つの差異点は、ステンシル-プリンティングシステムが、典型的にはフラッドバーを含まないという点である。インク-補充システム10中のスクリーン12とインク-補充システム60中のステンシル62のあいだの差異は、以下の図2a〜図2gに関連して検討される。
【0034】
[0046] さらなる態様において、インク-補充システム10、60を使用して、接着剤をプリントすることができる。そのような態様において、粘着性溶液を基材上にプリントし、そこでその後、接着剤を基材を第二の表面に対して接着するように適合させる。
【0035】
[0047] 図2a、図2bを参照すれば、インク-補充システム10の部分を伴ったスクリーン12の上面図が示される。インク溶液36は、スクリーン12上に、複数のチューブ24から排出される。インク-補充システム10には、プリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において使用されるように適合されるフラッドバー20が含まれる。図2aに関連してインク溶液24を排出するプロセスは、プリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において記述される。代替のプリント技術またはプリント-プリント技術、図2aにおいて示されるシステム10と共に使用することができるが、フラッドバーを使用しない方がよいことが企図される。
【0036】
[0048] 技術および使用されるスクリーンプリンターに依存して、インクを図2aの矢印A〜Dの方向などの、様々な方向に塗り広げることができる。スクリーンプリンティングの一つの方法は、インク溶液を矢印Aの方向に沿って塗り広げ、そして次いで、スクイージーを使用して、矢印Bの方向にインク溶液を押しつけるかまたは押し広げる。逆方向を使用して、矢印Bの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いで矢印Aの方向にスクイージーを使用することができることが企図される。そのような技術は、矢印CおよびDの方向に沿ってインク溶液を塗り広げる際にも使用することができる。
【0037】
[0049] 一つのプリント-フラッド技術またはフラッド-プリント技術において、フラッドバー20は、典型的には矢印Aの方向に移動しそしてインク溶液36をスクリーン12の残りの部分に塗り広げる。フラッドバー20は、一端から他端へと移動する。スクリーン12には、エマルジョンが含まれる第1の部分12aおよびエマルジョンの非存在下にて形成される第2の部分12b(エマルジョンのオープン領域とも呼ばれる)が含まれる。エマルジョンの一つの限定的ではない例は、感光性エマルジョンである。第2の部分12bは、あるパターンで配置される複数の一般的な環状の形状として、図2a、図2bに示される。図2a、図2bに示されるもの以外のその他の形状またはパターンを使用して、第2の部分を形成することが企図される。
【0038】
[0050] インク溶液をスクリーン12上に塗り広げた後、スクイージー16を典型的には、矢印Bの方向に一端から他端へと移動する。スクイージー16が矢印Bの方向に移動されるため、インク溶液36を、第2の部分12bを介して、そしてスクリーン12の下に位置する基材50上に押しつけまたは押し広げる。基材50上に形成されたイメージ(図1a参照)は、第2の部分12bに対応し、それにはエマルジョンは含まれない。スクイージー16は、ラバーまたは金属などの異なる材料から形成されていてもよい。スクイージー16を形成する際に使用することができる一つの典型的なラバー材料は、ポリウレタンである。
【0039】
[0051] スクリーン12は、最初は基材50から離れていてもよく、そしてこの様式でのスクリーンプリンティングは、オフ-コンタクト(off-contact)プリンティングと呼ばれる。このタイプのプリンティングにおいて、スクイージー16は、基材50中へ下向きの方向で、スクリーン12を押し込む。別の形態のプリンティングは、スクリーンおよび基材が互いに接触するようにされたものであり、そして次いで、スクイージーはスクリーンを横切って移動する。このプリントサイクルが完了した後、スクリーンは起こされ、基材をスクリーンのもとからサイクルアウトさせる。これは、コンタクトプリンティングと呼ばれる。
【0040】
[0052] スクリーンを形成するための材料の一例は、メッシュ織布(woven mesh fabric)である。スクリーン材料を形成する際に使用することができる材料のその他の例は、ステンレススチール、ポリマー材料(たとえば、ポリエステル)およびワイヤーメッシュ(wire mesh)である。その他の材料をスクリーンを形成する際に使用することができることが企図される。スクリーンは商業的に入手可能であり、そしてSefar America, Inc.(Richfield, Minnesota)およびRiv, Inc.(Merrimack, New Hampshire)を含む様々な企業から取得することができる。
【0041】
[0053] 図2c、図2dを参照すれば、インク-補充システム60の一部とともにステンシル62の上面図が示される。インク溶液36は、複数のチューブ24からステンシル82上に排出される。
【0042】
[0054] 使用される技術およびスクリーンプリンターに依存して、インクを、様々な方向、例えば図2cの矢印A〜Dの方向、に塗り広げることができる。ステンシルプリンティングの一つの方法は、矢印Aの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いでスクイージーを使用してインク溶液を矢印Bの方向に押しつけまたは押し広げる。矢印Bの方向に沿ってインク溶液を塗り広げ、そして次いで矢印Aの方向にスクイージーを使用する等の、逆方向を使用することができることが企図される。矢印CおよびDの方向に沿ってインク溶液を塗り広げる際にも、そのような技術を使用することができる。
【0043】
[0055] 図2c、図2dのステンシル62は、内部に複数の開口64を形成する。複数の開口64を、レーザーカットや化学薬品エッチングなどのカッティングにより形成することができる。複数の開口64は、概して円形をしており、それがあるパターンで配置される。図2c、図2dに示される形状またはパターン以外の他の形状またはパターンを使用して複数の開口を形成することが企図される。
【0044】
[0056] インク溶液がステンシル62上に塗り広げられたのち、スクイージー16は、典型的には、矢印Bの方向に、一端から他端へと移動する。スクイージー16が矢印Bの方向に移動するため、インク溶液36は、複数の開口64を通じてそしてステンシル62の下側に位置する基材50上に、押しつけられまたは押し広げられる。基材50上に形成されたイメージは、複数の開口64に対応する。
【0045】
[0057] 一つのタイプのプリンティングは、ステンシルおよび基材が互いに接触され、そして次いでスクイージーがステンシルを横切って移動する様なものである。このプリントサイクルが完了した後、ステンシルは起こされ、基材をスクリーンのもとからサイクルアウトさせる。これは、コンタクトプリンティングと呼ばれる。ステンシルは、最初は基材から離れていてもよく、そしてこの様式でのステンシルプリンティングは、オフ-コンタクト(off-contact)プリンティングと呼ばれる。このタイプのプリンティングにおいて、スクイージー16は、基材50中へ下向きの方向で、ステンシル62を押し込む。
【0046】
[0058] ステンシル62を形成するための材料の一例は、ステンレススチールなどの金属性材料である。その他の金属性材料を、ステンシルを形成する際に使用することができることが企図される。ステンシルを形成する際に使用することができる材料のその他の例には、ポリイミドなどのポリマー材料が含まれるが、これには限定されない。その他の材料を、ステンシルを形成する際に使用することができることが企図される。ステンシルは商業的に入手可能であり、そしてSefar America, Inc.(Richfield, Minnesota)およびRiv, Inc.(Merrimack, New Hampshire)を含む様々な企業から取得することができる。
【0047】
[0059] 別の態様において、ステンシルは、材料の組み合わせであってもよい。図2e、図2f、図2gを参照すれば、ステンシル82の上面図が、インク-補充システム60の一部と共に示される。ステンシル82は複数の開口84を形成し、それは上述した複数の開口64と同様である。ステンシル82には、互いに接着される第1の部分86および第2の部分88が含まれる。第1の部分86は金属性材料またはポリマー材料などの固体材料である。第2の部分88は、フレーム90に接着されるスクリーンまたはメッシュである。第2の部分88の概して中心の部分は、第1の部分86に概して対応する領域で切り取られる。図2eに示されるように、第2の部分88は、複数の開口84が形成される第1の部分86の領域中には伸展しない。この態様において、第2の部分88は、ステンシル82に対して可撓性をもたらす。
【0048】
[0060] 図1a、図1bのインク-溶液容器32は、他のインク-リザーバーシステムにより置換されていてもよいことが企図される。たとえば、図3aを参照すれば、インク-リザーバーシステム100が示される。インク-リザーバーシステム100には、インク溶液136、プランジャー106、および流量-または時間-コントロールバルブ110を含有するインク-リザーバー102が含まれる。インク-リザーバーシステム100は、概して一定な、加圧システムである。インク溶液136は、インク溶液36に関して上述されたものと同一である。
【0049】
[0061] 一態様にしたがって、インク-リザーバーシステム100は、一般に0〜約100 psiの定圧を維持する。操作の際、インク-リザーバーシステム100は、十分に加圧され、それにより流量-コントロールバルブ110が閉ポジションから開ポジションへと移動する場合、既知量のインク溶液136がインク-リザーバー102の開口114を介して排出される。流量-コントロールバルブ110が、開ポジションへと移動する場合、圧力は、プランジャー106を下向き方向(図3aでの矢印Cの方向)に移動させ、結果としてインク溶液136が開口114から排出される。
【0050】
[0062] 別の態様において、図3bのインク-リザーバーシステム200には、インク-リザーバー202、プランジャー206、および調節型排出ロッド220が含まれる。インク-リザーバー202は、インク溶液236を含有し、それは上述したインク溶液36と同一である。プランジャー206は、調節型排出ロッド220に接続され、そしてインク溶液236をインク-リザーバー202から排出することを支援する。調節型排出ロッド220は、既知の距離を移動し、結果として既知量のインク溶液236がインク-リザーバー202から開口214を介して排出される。調節型排出ロッド214は、たとえば、ひねり運動により移動することができる。排出ロッドは、他の運動により移動することができることが企図される。インクリザーバーシステム100、200は両方とも、カートリッジ-タイプのシステムまたはシリンジ-タイプのシステムと呼ぶことができる。
【0051】
代替プロセスA
[0063] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0052】
代替プロセスB
[0064] スクリーンが織布(woven fabric)である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスC
[0065] インク溶液が、メディエータをさらに含む、代替プロセスAの方法。
【0053】
代替プロセスD
[0066] 酵素がグルコースオキシダーゼであり、そしてインク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスAの方法。
【0054】
代替プロセスE
[0067] 液体が非-水性である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスF
[0068] 液体が水性である、代替プロセスAの方法。
【0055】
代替プロセスG
[0069] それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、代替プロセスAの方法。
代替プロセスH
[0070] それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、代替プロセスGの方法。
【0056】
代替プロセスI
[0071] 半連続的間隔が各サイクルである、代替プロセスHの方法。
代替プロセスJ
[0072] インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、代替プロセスAの方法。
【0057】
代替プロセスK
[0073] インク溶液リザーバーが加圧される、代替プロセスAの方法。
代替プロセスL
[0074] インク溶液リザーバーが加圧型カートリッジである、代替プロセスAの方法。
【0058】
代替プロセスM
[0075] スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上へインク溶液を押し出す工程が含まれる、代替プロセスAの方法。
【0059】
代替プロセスN
[0076] 補充するインクが複数の排出点から排出される、代替プロセスAの方法。
代替プロセスO
[0077] 複数の排出点がチューブである、代替プロセスNの方法。
【0060】
代替プロセスP
[0078] エマルジョンが感光性エマルジョンである、代替プロセスAの方法。
代替プロセスO
[0079] インク溶液がスペーサーを形成する、代替プロセスAの方法。
【0061】
代替プロセスR
[0080] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0062】
代替プロセスS
[0081] コントロールバルブが、流量-コントロールバルブまたは時間-コントロールバルブである、代替プロセスRの方法。
【0063】
代替プロセスT
[0082] 圧力が0〜約100 psiである、代替プロセスRの方法。
代替プロセスU
[0083] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;プランジャー、既知の距離を移動させるように適合させてその移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、そしてインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0064】
代替プロセスV
[0084] ステンシルを提供する工程;ステンシル上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0065】
代替プロセスW
[0085] ステンシルが、金属性材料、ポリマー材料、またはこれらの組み合わせを含む、代替プロセスVの方法。
【0066】
代替プロセスX
[0086] ステンシルが、ポリイミドを含むポリマー材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0067】
代替プロセスY
[0087] ステンシルが、ステンレススチールを含む金属性材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0068】
代替プロセスZ
[0088] ステンシルが、金属性材料およびポリマー材料を含む、代替プロセスVの方法。
【0069】
代替プロセスAA
[0089] インク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスVの方法。
代替プロセスBB
[0090] 酵素がグルコースオキシダーゼであり、インク溶液がメディエータをさらに含む、代替プロセスVの方法。
【0070】
代替プロセスCC
[0091] 液体が非-水性である、代替プロセスVの方法。
代替プロセスDD
[0092] 液体が水性である、代替プロセスVの方法。
【0071】
代替プロセスEE
[0093] それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、代替プロセスVの方法。
代替プロセスFF
[0094] それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、代替プロセスVの方法。
【0072】
代替プロセスGG
[0095] 半連続的間隔が各サイクルである、代替プロセスVの方法。
代替プロセスHH
[0096] インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、代替プロセスVの方法。
【0073】
代替プロセスII
[0097] インク溶液リザーバーが加圧される、代替プロセスVの方法。
代替プロセスJJ
[0098] インク溶液リザーバーが、加圧型カートリッジである、代替プロセスVの方法。
【0074】
代替プロセスKK
[0099] スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上にインク溶液を押し出す工程が含まれる、代替プロセスVの方法。
【0075】
代替プロセスLL
[0100] 補充するインクが複数の排出点から排出される、代替プロセスVの方法。
代替プロセスMM
[0101] 複数の排出点がチューブである、代替プロセスLLの方法。
【0076】
代替プロセスNN
[0102] エマルジョンが感光性エマルジョンである、代替プロセスVの方法。
代替プロセスOO
[0103] インク溶液がスペーサーを形成する、代替プロセスVの方法。
【0077】
代替プロセスPP
[0104] ステンシルを提供する工程;プランジャーおよびコントロールバルブを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;ステンシル上に、インク-リザーバーシステムを介して、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0078】
代替プロセスOO
[0105] ステンシルを提供する工程;プランジャー、および既知の距離を移動させるように適合させ、その移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる、調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;ステンシル上に、インク-リザーバーシステムから、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;基材上にインク溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0079】
代替プロセスRR
[0106] エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;スクリーン上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を、供給する工程;スクリーンの第2の部分を介して、基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【0080】
代替プロセスSS
[0107] ステンシルを提供する工程;ステンシル上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を供給する工程;基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【0081】
[0108] 本発明は、1またはそれ以上の具体的な態様を参照して記載されたが、当業者であれば、本発明の思想および範囲からはずれることなく、多数の変更をそれに対して行うことができると認識するだろう。これらの態様のそれぞれ、およびその自明の変更は、出願時において、添付の請求の範囲に規定した発明の思想および範囲内のものであることが企図される。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1A】[0018] 図1aは、一態様にしたがうスクリーンを使用して、インク溶液を補充する一方法のプロセススキーム図である。
【図1B】[0019] 図1bは、一態様にしたがうステンシルを使用して、インク溶液を補充する一方法のプロセススキーム図である。
【図2A】[0020] 図2aは、スクリーン-プリンティングにおいて使用することができる、一態様にしたがうスクリーンの上面図である。
【図2B】[0021] 図2bは、図2a中のFIG. 2bのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2C】[0022] 図2cは、ステンシル-プリンティングプロセスにおいて使用することができる、一態様にしたがうステンシルの上面図である。
【図2D】[0023] 図2dは、図2c中のFIG. 2dのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2E】[0024] 図2eは、ステンシル-プリンティングプロセスにおいて使用することができる、別の態様にしたがうステンシルの上面図である。
【図2F】[0025] 図2fは、図2e中のFIG. 2fのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図2G】[0026] 図2gは、図2e中のFIG. 2gのほぼ円形の領域の拡大図である。
【図3A】[0027] 図3aは、インク排出のための調節可能バルブを有する、一態様にしたがう、概して一定の圧力のもとでのカートリッジの側面図である。
【図3B】[0028] 図3bは、一態様にしたがうプランジャーを使用する、調節型排出を伴うカートリッジの側面図である。
【図1a】

【図1b】

【図2a】

【図2b】

【図2c】

【図2d】

【図2e】

【図2f】

【図2g】

【図3a】

【図3b】

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項2】
スクリーンが織布(woven fabric)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
インク溶液が、メディエータをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
酵素がグルコースオキシダーゼであり、そしてインク溶液がメディエータをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
液体が非-水性である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
液体が水性である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
半連続的間隔が各サイクルである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
インク溶液リザーバーが加圧される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
インク溶液リザーバーが加圧型カートリッジである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上へインク溶液を押し出す工程が含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
補充するインクが複数の排出点から排出される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
複数の排出点がチューブである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
エマルジョンが感光性エマルジョンである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
インク溶液がスペーサーを形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項19】
コントロールバルブが、流量-コントロールバルブまたは時間-コントロールバルブである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
圧力が0〜約100 psiである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
プランジャー、既知の距離を移動させるように適合させてその移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、そしてインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項22】
ステンシルを提供する工程;
ステンシル上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項23】
ステンシルが、金属性材料、ポリマー材料、またはこれらの組み合わせを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ステンシルが、ポリイミドを含むポリマー材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
ステンシルが、ステンレススチールを含む金属性材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
ステンシルが、金属性材料およびポリマー材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
インク溶液がメディエータをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
酵素がグルコースオキシダーゼであり、インク溶液がメディエータをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
液体が非-水性である、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
液体が水性である、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、請求項22に記載の方法。
【請求項33】
半連続的間隔が各サイクルである、請求項22に記載の方法。
【請求項34】
インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、請求項22に記載の方法。
【請求項35】
インク溶液リザーバーが加圧される、請求項22に記載の方法。
【請求項36】
インク溶液リザーバーが、加圧型カートリッジである、請求項22に記載の方法。
【請求項37】
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上にインク溶液を押し出す工程が含まれる、請求項22に記載の方法。
【請求項38】
補充するインクが複数の排出点から排出される、請求項22に記載の方法。
【請求項39】
複数の排出点がチューブである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
エマルジョンが感光性エマルジョンである、請求項22に記載の方法。
【請求項41】
インク溶液がスペーサーを形成する、請求項22に記載の方法。
【請求項42】
ステンシルを提供する工程;
プランジャーおよびコントロールバルブを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;
ステンシル上に、インク-リザーバーシステムを介して、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項43】
ステンシルを提供する工程;
プランジャー、および既知の距離を移動させるように適合させ、その移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる、調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;
ステンシル上に、インク-リザーバーシステムから、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項44】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項45】
ステンシルを提供する工程;
ステンシル上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を供給する工程;
基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項1】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項2】
スクリーンが織布(woven fabric)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
インク溶液が、メディエータをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
酵素がグルコースオキシダーゼであり、そしてインク溶液がメディエータをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
液体が非-水性である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
液体が水性である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
半連続的間隔が各サイクルである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
インク溶液リザーバーが加圧される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
インク溶液リザーバーが加圧型カートリッジである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上へインク溶液を押し出す工程が含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
補充するインクが複数の排出点から排出される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
複数の排出点がチューブである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
エマルジョンが感光性エマルジョンである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
インク溶液がスペーサーを形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
プランジャー、コントロールバルブおよびインク溶液リザーバーを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項19】
コントロールバルブが、流量-コントロールバルブまたは時間-コントロールバルブである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
圧力が0〜約100 psiである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
プランジャー、既知の距離を移動させるように適合させてその移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる調節型排出機構(controlled displacement mechanism)、そしてインク溶液リザーバーを含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項22】
ステンシルを提供する工程;
ステンシル上に、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項23】
ステンシルが、金属性材料、ポリマー材料、またはこれらの組み合わせを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ステンシルが、ポリイミドを含むポリマー材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
ステンシルが、ステンレススチールを含む金属性材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
ステンシルが、金属性材料およびポリマー材料を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
インク溶液がメディエータをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
酵素がグルコースオキシダーゼであり、インク溶液がメディエータをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
液体が非-水性である、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
液体が水性である、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
それぞれの半連続的間隔が、10サイクル未満である、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
それぞれの半連続的間隔が、5サイクル未満である、請求項22に記載の方法。
【請求項33】
半連続的間隔が各サイクルである、請求項22に記載の方法。
【請求項34】
インク溶液が、容積移送式ポンプ(positive displacement pump)を使用して機械的に補充される、請求項22に記載の方法。
【請求項35】
インク溶液リザーバーが加圧される、請求項22に記載の方法。
【請求項36】
インク溶液リザーバーが、加圧型カートリッジである、請求項22に記載の方法。
【請求項37】
スクリーンの第2の部分を介して、基材上にインク溶液を接触させる工程に、スクイージーを介して、基材上にインク溶液を押し出す工程が含まれる、請求項22に記載の方法。
【請求項38】
補充するインクが複数の排出点から排出される、請求項22に記載の方法。
【請求項39】
複数の排出点がチューブである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
エマルジョンが感光性エマルジョンである、請求項22に記載の方法。
【請求項41】
インク溶液がスペーサーを形成する、請求項22に記載の方法。
【請求項42】
ステンシルを提供する工程;
プランジャーおよびコントロールバルブを含む、概して一定の圧力を維持するインク-リザーバーシステムを提供する工程;
ステンシル上に、インク-リザーバーシステムを介して、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項43】
ステンシルを提供する工程;
プランジャー、および既知の距離を移動させるように適合させ、その移動により結果的に既知量のインク溶液をインク-リザーバーシステムから排出させる、調節型排出機構(controlled displacement mechanism)を含むインク-リザーバーシステムを提供する工程;
ステンシル上に、インク-リザーバーシステムから、固体および液体を含み、そして液体サンプルの分析対象物濃度を測定することを支援するための酵素を含むインク溶液を供給する工程;
基材上にインク溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、インク溶液をインク溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【請求項44】
エマルジョンを伴う第1の部分およびエマルジョンなしで形成される第2の部分を含むスクリーンを提供する工程;
スクリーン上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を、供給する工程;
スクリーンの第2の部分を介して、基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にスクリーンプリンティングする方法。
【請求項45】
ステンシルを提供する工程;
ステンシル上に、固体および液体を含み、第二の表面に対して基材を結合するように適合させた粘着性溶液を供給する工程;
基材上に粘着性溶液を接触させる工程;そして
半連続的間隔で、粘着性溶液を粘着性溶液リザーバーから機械的に補充する工程;
を含む、基材上にステンシルプリンティングする方法。
【公表番号】特表2009−517084(P2009−517084A)
【公表日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543369(P2008−543369)
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/045420
【国際公開番号】WO2007/064589
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(503106111)バイエル・ヘルスケア・エルエルシー (154)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/045420
【国際公開番号】WO2007/064589
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(503106111)バイエル・ヘルスケア・エルエルシー (154)
【Fターム(参考)】
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