説明

卓上カレンダホルダおよびホルダ形成用ブランク

【課題】包装用ケースとしての機能も有してカレンダ用紙と共に焼却処理したり、あるいは、再生処理することができる強度的にも優れた卓上カレンダホルダを提供することである。
【解決手段】複数枚のカレンダ用紙1を収容する扁平な角形の紙製ケース部11の開閉可能な上面パネル17の端縁に背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21を順に連設し、その封緘パネル21の端縁に連設された挿入片23をケース部11の背面パネル14と底面パネル15の連設部に設けられた第1スリット24に挿入して、ケース部11の背面パネル14、背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21でほぼ三角形の形態を形造り、その封緘パネル21を机上に載置して、ケース部11を傾斜状態に立て掛けるようにする。正面パネル16に形成された切り離し線25に沿ってその内側の窓形成パネル部26を切り取って窓35を形成し、卓上カレンダとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、暦が印刷されたカレンダ用紙の用紙束を立てかけた状態で支持する卓上カレンダホルダおよびそのホルダ形成用のブランクに関する。
【背景技術】
【0002】
卓上カレンダホルダとして、複数枚のカレンダ用紙の用紙束を収容可能とするケース部の背部に、そのケース部を傾斜状に立て掛けた状態に保持する支え脚を設けたプラスチック製のものが知られているが、そのプラスチック製カレンダホルダにおいては、包装ケースとしての機能を有していないため、包装シートで包装し、あるいは、紙袋に収納して贈答しなければならず、経済性に問題がある。
【0003】
また、卓上カレンダホルダの使用後の廃棄処理に際して焼却すると、有害ガスが発生するため、環境を破壊することになり、その処理が問題となる。
【0004】
そのような問題点を解決するため、特許文献1に記載された卓上カレンダホルダにおいては、紙製として、そのホルダに包装ケースとしての機能を持たせるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−166680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1に記載された卓上カレンダホルダにおいては、カレンダ用紙の複数枚を重ね合わせた用紙束の前面両側部を左右一対の押えパネルで支持して前側への倒れを防止するようにしており、その一対の押えパネルの幅寸法が小さく、その幅寸法でもって用紙束の下面を支持する下面パネルの端縁両端部に連設した構成とされているため、一対の押えパネルおよびその押えパネルの外側に連設された細幅の溝形成パネルを折り曲げてホルダを組立てる際、押えパネルが下面パネルとの連設部位から引き裂かれる場合があり、ホルダの組立てに注意を要し、改善すべき点が残されていた。
【0007】
また、卓上カレンダホルダの組立て状態で一対の押えパネルの上端は自由端となるため、カレンダ用紙の出し入れの際、カレンダ用紙がその自由端部に当接すると変形して、初期の組立て状態を長期にわたって維持することができず、丈夫なホルダを得る上においても改善すべき点が残されていた。
【0008】
この発明の課題は、上記従来の卓上カレンダホルダと同様に、包装用ケースとしての機能も有してカレンダ用紙と共に焼却処理したり、あるいは、再生処理することができる強度的にも優れた卓上カレンダホルダおよびそのホルダ形成用ブランクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、この発明に係る卓上カレンダホルダにおいては、月毎の暦が印刷された複数枚のカレンダ用紙を収容する扁平な角形のケース部と、そのケース部を上部が後方に倒れる傾斜状の起立状態に保持する支え部とからなり、前記ケース部が、開閉可能な上面パネルを有し、前記支え部が、前記上面パネルの端縁に折り目線を介して一方向に順に連設された背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルを有し、前記背面支え上部パネルが前記ケース部の背面パネルと同一の大きさとされ、前記背面支え下部パネルが前記ケース部の底面パネルと同一の大きさとされ、前記封緘パネルの端縁に挿入片が形成され、前記ケース部の背面パネルと底面パネルの連設部に前記挿入片が挿入される第1スリットが形成され、前記正面パネルには四角形の切り離し線が形成されて、その切り離し線の内側が窓形成パネル部とされ、その窓形成パネル部に前記挿入片が挿入可能な第2スリットが設けられ、全体が板紙で形成された構成を採用したのである。
【0010】
上記の構成からなる卓上カレンダホルダにおいて、背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルのそれぞれをケース部の背面パネルから底面パネルおよび正面パネルを包み込むように折り曲げて、その正面パネルの表面に封緘パネルを重ね合わせ、その封緘パネルの端縁に連設された挿入片を第2スリットに差し込むことによってカレンダ用紙の用紙束を収容する扁平な角形の包装ケースが形成される。このため、別の包装シートで包み込むことなく贈答用として客先に手渡すことができる。
【0011】
また、包装ケースの形成状態において、第2スリットから挿入片を引抜き、封緘パネルを水平状態としてケース部の後方に位置をずらすと、背面支え上部パネルがケース部の背面パネルに対して傾斜し、そして、挿入片を第1スリットに差し込むと、背面パネル、背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルが側面をほぼ三角形とする形態を形造り、上記封緘パネルを卓上に設置することによりケース部を傾斜状態で起立状態に保持することができる。
【0012】
そこで、窓形成パネル部を切り離し線に沿って取り除くことにより、窓が形成されて、その窓からカレンダ用紙が露出し、卓上カレンダホルダが形成される。
【0013】
この発明に係るホルダ形成用ブランクにおいては、月毎の暦が印刷されたカレンダ用紙とほぼ同一の大きさとされた背面パネル、前記カレンダ用紙の複数枚を重ね合わせた状態の用紙束の厚さと略同一の幅寸法とされた底面パネル、前記背面パネルと同一の大きさとされた正面パネル、前記底面パネルと同一の大きさとされた上面パネル、前記背面パネルと同一の大きさとされた背面支え上部パネル、前記底面パネルと同一の大きさとされた背面支え下部パネルおよび前記正面パネルより長さの短い封緘パネルのそれぞれが折り目線を介して一方向に連設され、前記背面パネルの両側に折り目線を介して内側面パネルが連設され、前記正面パネルの両側に折り目線を介して外側面パネルが連設され、前記封緘パネルの端縁中央部に挿入片が設けられ、前記底面パネルと背面パネル間の折り目線にはその挿入片が挿入可能な第1スリットが形成され、前記正面パネルには四角形の切り離し線が形成されて、その切り離し線の内側が窓形成パネル部とされ、その窓形成パネル部には正面パネルの表面に封緘パネルが重なり合う状態で前記挿入片が挿入可能な第2スリットが形成され、前記外側面パネルの外側に折り目線を介して差込み片が設けられ、前記背面パネルの両側の折り目線には前記差込み片が挿入可能な切込みが形成された構成を採用したのである。
【0014】
上記の構成からなるブランクにおいて、正面パネルの両側に連設された外側面パネルおよび背面パネルの両側に連設された内側面パネルのそれぞれを背面側に90°折り曲げた後、正面パネルと底面パネル間に形成された折り目線および底面パネルと背面パネル間に形成された折り目線のそれぞれを山折とすると、正面パネルと背面パネルが前後で対向し、内側面パネルの表面に外側面パネルが重なり合う。その状態で差込み片を折り曲げて切込みに差し込むことによって扁平な角形のケース部が形成される。
【0015】
ケース部の形成後、そのケース部の上側開口から内部に複数枚のカレンダ用紙を重ね合わせた用紙束を挿入し、上面パネルをケース部の上側開口を閉じる方向に折曲げ、背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルのそれぞれをケース部の背面パネルから底面パネルおよび正面パネルを包み込むように折り曲げて、その正面パネルの表面に封緘パネルを重ね合わせ、その封緘パネルの端縁に連設された挿入片を第2スリットに差し込むことにより、カレンダ用紙の用紙束を収容する扁平な角形の包装ケースを形成することができる。
【0016】
卓上カレンダホルダの形成に際しては、上記と同様に、第2スリットから挿入片を引抜き、封緘パネルを水平状態としてケース部の底面パネルに沿って後方に位置をずらし、挿入片を第1スリットに差し込んで背面パネル、背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルが側面をほぼ三角形とする形態を形造る状態において、窓形成パネル部を切り離し線に沿って切断して取り除くようにする。
【発明の効果】
【0017】
この発明においては、挿入片を第2スリットに挿入することによって包装ケースが形成されるため、贈答の際に包装シートで包装する必要がなく、経済的である。
【0018】
また、挿入片を背面パネルと底面パネルの連設部に形成された第1スリットに挿入することによってケース部の背面パネル、背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルがほぼ三角形の形態を形造り、その封緘パネルを机上に載置することによってケース部を傾斜状態に安定よく立て掛けておくことができる。
【0019】
さらに、窓形成パネル部をその周囲の切り離し線に沿って切り離して、カレンダ用紙を露出させる窓を形成するようにしたことによって正面パネルは四辺形の枠状をなし、その外周の四辺に上面パネル、底面パネルおよび左右一対の外側面パネルが連設された状態にあるため、強度的に優れた極めて丈夫なカレンダホルダを得ることができる。
【0020】
また、カレンダホルダは板紙からなるため、カレンダ用紙と共に焼却処理したり、あるいは、再生処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明に係る卓上カレンダホルダの実施の形態を示す斜視図
【図2】図1に示すカレンダホルダの使用状態を示す斜視図
【図3】(I)は、図2の縦断面図、(II)は、他の使用状態を示す縦断面図
【図4】図1に示す卓上カレンダホルダの形成用ブランクを示す展開図
【図5】卓上カレンダホルダの形成途中の状態を示す斜視図
【図6】ケース部の形成状態を示す斜視図
【図7】包装ケースが形成される直前の状態を示す斜視図
【図8】包装ケースの形成状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3(I)に示すように、卓上カレンダは、月毎の暦が印刷された複数枚のカレンダ用紙1と、そのカレンダ用紙1が互いに重ね合わされた用紙束を保持するカレンダホルダ10とからなる。
【0023】
カレンダ用紙1は、植物性インキにより一月分毎の暦が印刷された12枚を一組とするものであってもよく、二月分の暦が印刷された6枚を一組とするものであってもよい。
【0024】
カレンダホルダ10は、複数枚の矩形状のカレンダ用紙1を重ね合わせた状態の用紙束Aを収容する扁平な角形のケース部11と、そのケース部11を上部が後方に倒れる傾斜状の起立状態に保持する支え部12とからなり、図4に示すブランク13の折曲げにより形成される。
【0025】
ブランク13は板紙からなる。このブランク13には、ケース部11を形成する背面パネル14、底面パネル15、正面パネル16、上面パネル17が折り目線18を介して一方向に順に連設され、また、上記上面パネル17の端縁には支え部12を形成する背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20、封緘パネル21が折り目線22を介して一方向に順に連設されて、それぞれのパネルの両側縁間の幅寸法は同一とされている。
【0026】
背面パネル14、正面パネル16および背面支え上部パネル19のそれぞれは、カレンダ用紙1より少し大きな矩形状をなして同一の大きさとされている。一方、底面パネル15、上面パネル17および背面支え下部パネル20は、互いに重ね合わせた複数枚のカレンダ用紙1の用紙束Aの厚さより少し大きな矩形状をなして同一の大きさとされている。
【0027】
また、封緘パネル21は、正面パネル16の両端縁間より長さの短い矩形状とされ、その端縁の中央部にはほぼ半円形の挿入片23が連設されている。この挿入片23は、背面パネル14と底面パネル15間の折り目線18および底面パネル15と正面パネル16間の折り目線18に沿って形成された第1スリット24に対して挿入可能とされている。
【0028】
正面パネル16には四角形の切り離し線25が形成されて、その切り離し線25の内側が窓形成パネル部26とされ、その窓形成パネル部26には正面パネル16の表面に封緘パネルが21が重なり合う状態で封緘パネル21の挿入片23が挿入可能な第2スリット27aと、その第2スリット27aに沿って指先挿入孔27bが形成されている。
【0029】
背面パネル14の両側には折り目線28を介して内側面パネル29が連設され、一方、正面パネル16の両側には折り目線30を介して外側面パネル31が連設されている。
【0030】
内側面パネル29および外側面パネル31は、底面パネル15とほぼ同一の大きさとされ、上記外側面パネル31の側縁に一対の差込み片32が折り目線33を介して連設されて長さ方向に間隔をおいて設けられ、これらの差込み片32は、背面パネル14の両側に位置する折り目線28に沿って形成された切込み34に対して挿入可能とされている。
【0031】
上記の構成からなるブランク13において、正面パネル16の両側に連設された外側面パネル31および背面パネル14の両側に連設された内側面パネル29のそれぞれを背面側に90°折り曲げた後、図5に示すように、正面パネル16と底面パネル15間に形成された折り目線18を山折りし、かつ、底面パネル15と背面パネル14間に形成された折り目線18を山折とすると、図6に示すように、正面パネル16と背面パネル14が前後で対向し、内側面パネル29の表面に外側面パネル31が重なり合う。その状態で差込み片32を折り曲げて切込み34に差し込むことによって扁平な角形のケース部11が形成される。
【0032】
ケース部11の形成後、そのケース部11の上側開口から内部に複数枚のカレンダ用紙1を重ね合わせた用紙束Aを挿入し、上面パネル17をケース部11の上側開口を閉じる方向に折曲げ、図7および図8に示すように、背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21のそれぞれをケース部11の背面パネル14から底面パネル15および正面パネル16を包み込むように折り曲げて、その正面パネル16の表面に封緘パネル21を重ね合わせ、その封緘パネル21の端縁に連設された挿入片23を第2スリット27aに差し込むことによって、カレンダ用紙1の用紙束Aを収容する扁平な角形の包装ケースKを形成することができる。
【0033】
図8に示すような包装ケースKの形成後、第2スリット27aから挿入片23を引抜き、図7に示すように、封緘パネル21を水平状態としてケース部11の底面パネル15に沿って後方に位置をずらし、挿入片23を第1スリット24に差し込むと、図1に示すように、背面パネル14、背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21が側面をほぼ三角とする形態を形造って、背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21により支え部12が形成され、上記封緘パネル21を卓上に設置することによりケース部11を傾斜状態で起立状態に保持することができる。
【0034】
ここで、正面パネル16に形成された切り離し線25に沿って切断して窓形成パネル部26を取り除くことにより、図2に示すように、正面パネル16に窓35が形成され、卓上カレンダホルダ10を形成することができる。
【0035】
ここで、正面パネル16には、第2スリット27aに沿って指先挿入孔27bが形成されているため、その指先挿入孔27bに指先を挿入することにより、第2スリット27aの周囲部を摘み持つことができるため、窓形成パネル部26を簡単に取り除くことができる。
【0036】
図3(I)では、底面パネル15の両端の一対の折り目線18のそれぞれに沿って形成された一対の第1スリット24のそれぞれに挿入片23を差し込んで支え部12を形成するようにしたが、図3(II)に示すように、背面パネル14と底面パネル15間の折り目線18に沿って形成された第1スリット24にのみ挿入片23を挿入して、その挿入片23を背面パネル14の内面に沿って折り曲げるようにしてもよい。
【0037】
実施の形態で示す卓上カレンダにおいては、上記のように、挿入片23を第2スリット27aに挿入することによって図8に示す包装ケースKが形成されるため、贈答の際に包装シートで包装し、あるいは、紙袋に収納することなく贈答品とすることができ、包装シートや紙袋を不要とし得る分、経済的である。
【0038】
また、挿入片23を背面パネル14と底面パネル15の連設部に形成された第1スリットに挿入することによってケース部11の背面パネル14、背面支え上部パネル19、背面支え下部パネル20および封緘パネル21がほぼ三角形の形態を形造るため、その封緘パネル21を机上に載置することによってケース部11を傾斜状態に安定よく立て掛けておくことができる。
【0039】
さらに、窓形成パネル部26をその周囲の切り離し線25に沿って切り離して、カレンダ用紙1を露出させる窓35を形成するようにしたことによって正面パネル16は四辺形の枠状をなし、その外周の四辺に上面パネル17、底面パネル15および左右一対の外側面パネル31が連設された状態にあるため、強度的に優れた極めて丈夫なカレンダホルダ10を得ることができる。
【符号の説明】
【0040】
A 用紙束
1 カレンダ用紙
11 ケース部
12 支え部
14 背面パネル
15 底面パネル
16 正面パネル
17 上面パネル
18 折り目線
19 背面支え上部パネル
20 背面支え下部パネル
21 封緘パネル
22 折り目線
23 挿入片
24 第1スリット
25 切り離し線
26 窓形成パネル部
27a 第2スリット
27b 指先挿入孔
28 折り目線
29 内側面パネル
30 折り目線
31 外側面パネル
32 差込み片
33 折り目線
34 切込み
35 窓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
月毎の暦が印刷された複数枚のカレンダ用紙を収容する扁平な角形のケース部と、そのケース部を上部が後方に倒れる傾斜状の起立状態に保持する支え部とからなり、
前記ケース部が、開閉可能な上面パネルを有し、
前記支え部が、前記上面パネルの端縁に折り目線を介して一方向に順に連設された背面支え上部パネル、背面支え下部パネルおよび封緘パネルを有し、前記背面支え上部パネルが前記ケース部の背面パネルと同一の大きさとされ、前記背面支え下部パネルが前記ケース部の底面パネルと同一の大きさとされ、
前記封緘パネルの端縁に挿入片が形成され、
前記ケース部の背面パネルと底面パネルの連設部に前記挿入片が挿入される第1スリットが形成され、前記正面パネルには四角形の切り離し線が形成されて、その切り離し線の内側が窓形成パネル部とされ、その窓形成パネル部に前記挿入片が挿入可能な第2スリットが設けられ、
全体が板紙で形成された卓上カレンダホルダ。
【請求項2】
前記正面パネルには、前記第2スリットに沿って指先挿入孔が形成された請求項1に記載の卓上カレンダホルダ。
【請求項3】
月毎の暦が印刷されたカレンダ用紙とほぼ同一の大きさとされた背面パネル、前記カレンダ用紙の複数枚を重ね合わせた状態の用紙束の厚さと略同一の幅寸法とされた底面パネル、前記背面パネルと同一の大きさとされた正面パネル、前記底面パネルと同一の大きさとされた上面パネル、前記背面パネルと同一の大きさとされた背面支え上部パネル、前記底面パネルと同一の大きさとされた背面支え下部パネルおよび前記正面パネルより長さの短い封緘パネルのそれぞれが折り目線を介して一方向に連設され、前記背面パネルの両側に折り目線を介して内側面パネルが連設され、前記正面パネルの両側に折り目線を介して外側面パネルが連設され、前記封緘パネルの端縁中央部に挿入片が設けられ、前記底面パネルと背面パネル間の折り目線にはその挿入片が挿入可能な第1スリットが形成され、前記正面パネルには四角形の切り離し線が形成されて、その切り離し線の内側が窓形成パネル部とされ、その窓形成パネル部には正面パネルの表面に封緘パネルが重なり合う状態で前記挿入片が挿入可能な第2スリットが形成され、前記外側面パネルの外側に折り目線を介して差込み片が設けられ、前記背面パネルの両側の折り目線には前記差込み片が挿入可能な切込みが形成された卓上カレンダホルダ形成用のブランク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−56204(P2012−56204A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−202116(P2010−202116)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【出願人】(593120431)岡村印刷工業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】