説明

単一コネクタを有する棘突起拘束のための構造および方法

棘突起拘束構造は、第1の棘突起上に留置するための第1の取着要素と、第2の棘突起上に留置するための第2の取着要素とを含む。取着要素は、随意に、棘突起間に制御された弾性を提供するための伸張性部材を含み得る単一コネクタによって継合される。一実施形態において、棘突起拘束構造は、第1の棘突起に結合されるように適合されたの取着要素と、第2の棘突起または仙骨に結合されるように適合された第2の取着要素と、第1の取着要素と第2の取着要素とを継合する単一コネクタとを備え、単一コネクタは、取着要素間の接続を提供し、7.5N/mm乃至50N/mmの範囲、好ましくは、10N/mm乃至25N/mmの範囲、より好ましくは、10N/mm乃至15N/mmの範囲の引張弾性剛性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、医療方法および装置に関する。より具体的には、本発明は、背痛または他の脊椎状態を有する患者において、脊椎屈曲を制限するために使用される方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
慢性背下部痛の主な原因は、椎間板内破裂としても知られる、椎間板起因性疼痛である。椎間板起因性疼痛に罹患する患者は、若年であるか、そうでなければ、背部に局限した疼痛を呈する健康な個人である傾向がある。椎間板起因性疼痛は、通常、脊椎のL4−L5またはL5−S1接合部に位置する椎間板で生じる(図1)。疼痛は、患者が腰椎を屈曲させた時に(すなわち、座位または前屈によって)悪化し、腰椎を伸展させた時に(すなわち、後屈によって)緩和する傾向がある。椎間板起因性疼痛は、比較的機能障害になる可能性があり、一部の患者では、労働および生活を満喫する能力に大きく影響を及ぼす可能性がある。
【0003】
椎間板起因性背下部疼痛を伴う患者によって経験される本疼痛は、屈曲不安定性として考えられ得、他の状態で露顕される屈曲不安定性に関連する。これらのうち最も一般的ものは、脊椎すべり症であって、異常分節平行移動が分節屈曲によって悪化される、脊椎状態である。本明細書に説明されるデバイスはまた、分節屈曲と関連付けられた他の脊椎疾患にも有用でなければならず、脊椎分節屈曲の防止または制御が望ましい。
【0004】
慢性椎間板起因性疼痛と診断された患者への現在の治療代替は、かなり限定されている。多くの患者は、理学療法、マッサージ、抗炎症および鎮痛剤投薬、筋肉弛緩剤、および硬膜外ステロイド注射等のその後の治療過程を受けるが、典型的には、有意な程度の疼痛に悩まされ続ける。他の患者は、通常、隣接椎骨の癒合とともに椎間板切除(椎間板の除去)を必要とする、脊椎固定術を受けることを選択する。癒合は、通常、それが不可逆的であり、費用がかかり、高い罹患率を伴い、かつ不確かな有効性を有するため、椎間板起因性疼痛に推奨されていない。しかしながら、その短所にも関わらず、椎間板起因性疼痛のための脊椎固定術は、実行可能な代替案がないため、依然として一般的である。
【0005】
最近、椎間板起因性疼痛のための低侵襲的かつ潜在的により効果的な治療が、提案されている。実質的に制限されない脊椎伸展を可能にしながら、脊椎屈曲を抑制するように設計された、脊椎移植片である。移植片は、一対以上の隣接棘突起上に留置され、屈曲の際に生じる棘突起の拡開に対する弾性拘束を提供する。その使用のためのそのようなデバイスおよび方法は、本願と共通する発明者による米国特許出願公開第2005/02161017号(2005年9月29日公開)に説明されている。
【0006】
図2に例証されるように、米国特許出願公開第2005/02161017号に説明されるような移植片10は、典型的には、一対の伸張性部材16によって継合される、上ストラップ構成要素12と、下ストラップ構成要素14とを備える。上ストラップ12が、L4の棘突起SP4の最上部上に配置されて示されている一方で、下ストラップ14は、L5の棘突起SP5の底部を覆って延在して示されている。伸張性部材16は、典型的には、棘突起SP4およびSP5が屈曲の際に離れるように移動するのに伴って、ストラップが、「弾性的」または「伸張的」に引き離され得るように、ストラップ12および14に取り付けられる、ゴムブロックのバネ等の内部要素を含む。このようにして、移植片は、棘突起上に、屈曲に抵抗する力を提供する、弾性張力を提供する。力は、突起がさらに離れるのに伴って増加する。通常、ストラップ自体は、弾性または伸張性の度合が伸張性部材16のみによって制御され、提供され得るように、本質的に非伸張性となるであろう。
【0007】
理想的には、伸張性部材16は、概して、棘突起SP4とSP5との間に水平に整列され、離間されたままとなるであろう。しかしながら、いくつかの事例では、所望の対称性は、移植片構造10が、棘突起SP4およびSP5を中心として、円周方向に変位された状態になる場合、損失され得る。そのような変位は、所望の治療に従って、均一な対称弾性力を提供し、脊椎分節の棘突起の屈曲を抑制する、移植片の能力に影響を及ぼす可能性がある。また、図2に例証される対称設計は、経皮的送達技法における好ましいアプローチであるであろう、側面からの送達が困難である可能性がある。
【0008】
これらの理由から、椎間板起因性疼痛に悩まされている患者において、屈曲を抑制する際の改良された脊椎移植片およびその使用のための方法を提供することが望ましいであろう。改良されたデバイスが、経時的デバイスの変位または対称性の損失の最小限のリスクを伴って、棘突起に所望の弾性力を提供するであろう場合、特に望ましいであろう。設計が、側面からの経皮的送達および他のアプローチを促進する場合、さらに望ましいであろう。加えて、移植片および移植方法が、経皮的および切開を伴う外科手技を介して、最小組織破壊を伴って行われ得る場合、有利であろう。これらの目的のうちの少なくともいくつかは、本明細書の以下に説明される本発明によって充足されるであろう。
【0009】
米国特許出願公開第2005/02161017号は上述された。米国特許出願公開第2006/0271055号は、上下アンカおよびその間にスペーサ要素を有する、スペーサについて説明している。他の着目特許および公開出願として、以下が挙げられる。米国特許第4,966,600号、第5,011,494号、第5,092,866号、第5,116,340号、第5,282,863号、第5,395,374号、第5,415,658号、第5,415,661号、第5,449,361号、第5,456,722号、第5,462,542号、第5,496,318号、第5,540,698号、第5,609,634号、第5,645,599号、第5,725,582号、第5,902,305号、第Re.36,221号、第5,928,232号、第5,935,133号、第5,964,769号、第5,989,256号、第6,053,921号、第6,312,431号、第6,364,883号、第6,378,289号、第6,391,030号、第6,468,309号、第6,436,099号、第6,451,019号、第6,582,433号、第6,605,091号、第6,626,944号、第6,629,975号、第6,652,527号、第6,652,585号、第6,656,185号、第6,669,729号、第6,682,533号、第6,689,140号、第6,712,819号、第6,689,168号、第6,695,852号、第6,716,245号、第6,761,720号、第6,835,205号、米国特許出願公開第2002/0151978号、第2004/0024458号、第2004/0106995号、第2004/0116927号、第2004/0117017号、第2004/0127989号、第2004/0172132号、第2005/0033435号、第2005/0049708号、第2006/0069447号、国際公開第01/28442 A1号、第02/03882 A2号、第02/051326 A1号、第02/071960 A1号、第03/045262 A1号、第2004/052246 A1号、第2004/073532 A1号、ならびに欧州特許出願公開第0322334 A1号、および、仏国特許出願公開第2681525 A1号。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、医師が、分節屈曲の制御を所望し得る、椎間板起因性疼痛および脊椎すべり症等の他の脊椎状態の治療のために、脊椎分節の屈曲を制限するための脊椎移植片および方法を提供する。本発明によるシステムは、第1の棘突起上に留置されるように適合される、第1の取着要素と、第2の棘突起に留置されるように適合される、第2の取着要素と、第1の取着要素および第2の取着要素を継合する、単一コネクタとを備える、棘突起拘束構造を含む。「単一コネクタ」とは、コネクタが、第1の取着要素上の単一点または場所を第2の取着要素上の単一点または場所に継合することを意味する。対照的に、図2に示される以前のコネクタは、例えば、一対の接続点と、上構成要素12を下ストラップ構成要素14に継合するための2つのコネクタとを提供する。第1および第2の取着要素を継合するための単一コネクタの使用は、取着部材が、所望の対称取着部幾何学形状が非対称性になるように変位された状態となる可能性を低減させる。また、単一コネクタは、棘突起の両側に付与される弾性力の平衡化する必要性を低減させる。また、単一コネクタは、移植の際、移植片の整列を単純化し、したがって、経皮的移植を単純化し、潜在的に、経皮的および他の移植プロトコルの両方における組織破壊を最小限にするであろう。
【0011】
単一コネクタは、単一弾性部材を備えてもよく、単一弾性部材自体は、その長さに沿って、均一または非均一弾性特性を有する、弾性材料の連続長を備え得る。代替として、コネクタは、2つ以上の別個の構成要素、例えば、非弾性または非伸張性ストラップ、ケーブル、または所望の弾性率を提供する、伸張性部材に取り付けられる他の可撓性部材を含む、弾性部材を備え得る。伸張性部材のための異なる実施形態は、2008年4月18日出願の同時係属中の共有に係る出願第12/106,103号(弁理士整理第026398−000410US号)に説明されており、その全開示は、参照することによって本明細書に組み込まれる。特定の構造に関わらず、単一コネクタおよび/または弾性部材は、取着部材間に、7.5N/mm乃至50N/mm、好ましくは、10N/mm乃至25N/mm、通常、10N/mm乃至15N/mmの範囲内の引張弾性剛性を提供するであろう。そのような引張弾性剛性の提供に加え、単一コネクタおよび/または弾性部材は、殆どまたは全く圧縮弾性剛性を提供しないように構築されるであろう。通常、圧縮弾性剛性は、3N/mm、好ましくは、0.5N/mmを下回るであろう。標的引張弾性剛性を提供する一方、殆どまたは全く圧縮弾性剛性を提供しない、本発明の拘束構造の能力は、脊椎分節を有する患者の治療を可能にし、屈曲の際、脊椎に弾性力を付与する一方、伸展に対して殆どまたは全く弾性抵抗を提供しないことによって、運動学が、改善される。
【0012】
第1および第2の取着要素は、類似または異なる幾何学形状を有し得る。例示的幾何学形状は、棘突起を中心として留置され得、単一コネクタへの接続のための単一取着点を有する、オープンフック構造を含む。また、取着要素は、棘突起を完全に囲む、ループ構造であり得、ループは、単一コネクタへの接続のための単一接続点を備える。多くの場合、取着要素は、さらなる取着を伴わずに、棘突起上に留置されるであろう。しかしながら、他の事例では、ステープル、ピン、ネジ、縫合糸、接着剤、エネルギー媒介取着(レーザ溶接等)等、棘突起に二次的取着を提供することが望ましいことがある。いくつかの事例では、2つの取着要素のうちの一方は、隣接する棘突起に接着され得る一方、取着要素の他方は、単純に、接着を伴わずに、隣接する棘突起上に留置され得る。
【0013】
本発明の拘束構造は、ともに継合される、または接続可能な、別個の構成要素を備え得る。例えば、第1の取着要素、第2の取着要素、および単一コネクタはそれぞれ、ネジ留め、溶接、オスおよびメス取着部材による連結、ストラップ留め、ハンダ付け等の従来の技法、または任意の他のそのような締結技法によって、別個に形成され、相互接続され得る。他の事例では、本発明の拘束部材の構成要素のうちの任意の2つ以上は、共通構造部材から一体的またはモノリシックに形成され得る。例えば、一対のフック状要素は、単一ロッド、ワイヤ、ケーブル、ポリマー基板等から構成要素を形成することによって、中間コネクタと一体的に形成され得る。
【0014】
本発明の拘束構造は、対称または非対称であり得る。例えば、ループまたは他の取着要素が、棘突起を囲む際、コネクタは、棘突起を二分する中線または中間平面上に位置する、単一軸方向部材を備え得る。そのような対称構造は、棘突起を拘束するループに、概して、側方構成要素から自由に、軸方向力を付与するため、有利である。
【0015】
しかしながら、他の事例では、コネクタが、棘突起間の領域を通過する必要がないように、棘突起の側面に単一コネクタを位置付けることが望ましいであろう。したがって、そのような非対称拘束構造は、棘間/棘上靱帯を穿刺する必要性を低減または排除し、患者の外傷を減少させ、留置プロトコルを促進する。そのような非対称設計の場合、取着部材は、棘突起体を穿刺する、単純ピン、ネジ、または他の締結具であり得るが、より一般的には、必ずしも、そこを穿刺することなく、棘突起に取着可能な、フック、ループ、または他の部材であろう。例えば、フックを使用する時、上取着部材は、上棘突起の上面上に留置可能である一方、下フック部材は、下棘突起の下面の周囲に留置され得る。
【0016】
単一コネクタが、棘突起の平面に対して、対称的にある時、コネクタは、取着部材を回転負荷下に置き、多くの場合、単一コネクタを棘突起平面に向かって内側に曲げさせるであろう。また、単一コネクタのそのような変形は、取着部材、特に、棘突起に固定的に取り付けられないものを回転させ、変位させる傾向となるであろう。そのような変形を低減させ、棘突起拘束の安定性を改善するために、補強部材が、単一コネクタ上またはそれを覆うように、特に、棘突起間の領域内に、留置され得る。例えば、補強外筒が、単一コネクタの少なくとも一部上に、同軸方向に留置され得る。代替として、特に、伸張性部材が、単一コネクタ内に含まれる時(以下に詳述されるように)、補強部材は、単一コネクタの伸長および収縮に伴って、伸張および収縮可能である一方、依然として、その上下分節間の整列を維持する、上下の場所において、コネクタに取り付けられる、摺動アセンブリであり得る。
【0017】
本発明の別の側面では、取着部材は、単一コネクタに蝶着される、または旋回可能に接続され、患者内への拘束構造の導入および移植を促進し得る。例えば、上下フックは、フックが、棘突起に隣接する位置に導入されるのに伴って、拘束部材の外形を縮小させるように崩れ得るように、単一コネクタの上下端に旋回可能に取り付けられ得る。定位置に来ると、フックまたは他の取着部材は次いで、棘突起の周囲の定位置に旋回される、または別様に移動され、所望の拘束を提供し得る。
【0018】
本発明のさらに別の具体的側面では、取着部材は、棘突起の後面上に留置され、その間の単一コネクタを保持し得るクランプまたは類似構造を備え得る。そのような後方アクセスは、棘上靱帯を分裂させる必要性を低減させるため有利である。したがって、棘突起の後面上に留置される、クランプまたは取着部材の使用は、非対称単一コネクタと併用される時、棘上靭帯の穿刺が最小限にされるため特に有利である。
【0019】
さらに、本発明の棘突起拘束部材は、単一コネクタ内またはその一部として配置される、伸張性部材を備え得る。伸張性部材は、コネクタ内に所望の弾性率を提供し、脊椎分節が屈曲を受けるのに伴って、第1および第2の取着要素を拡開させる、任意の構造を有し得る。好適な伸張性部材は、公開米国出願第2005/0216017 A1号に説明されており、上述で参照することによって、本明細書に組み込まれる。
【0020】
他の実施形態では、単一コネクタは、第1と第2の取着要素との間に配置される、エラストマー体を備え得る。いくつかの事例では、エラストマー体は、棘上靱帯上に位置付け可能であり得、それらの場合のある場合では、そのようなエラストマー体は、棘上靱帯に縫合される、または別様に取り付けられるように適合され得る。
【0021】
本発明のさらなる側面では、脊椎分節の屈曲を抑制するための方法は、第1の取着要素を第1の棘突起上に位置付けることと、第2の取着要素を第2の棘突起上に位置付けることとを含み、取着部材は、単一コネクタによって継合される。取着部材は、棘上靱帯を通した切開外科手技において位置付けられ得、または随意に、片側後方アプローチから、経皮的に移植され、棘上靱帯を穿刺する必要性を回避し得る。具体的実施形態では、要素は、弾性部材と継合され、弾性部材は、好ましくは、棘上靱帯上に位置付けられる。特定の実施形態では、方法は、例えば、縫合によって、弾性部材を棘上靱帯に取り付けることをさらに含む。通常、方法は、棘上靱帯を穿刺し、取着要素および/または弾性部材にそこを通して通過させることをさらに含む。さらに随意に、取着部材は、典型的には、ステープリングまたは上述の他の取着モダリティのいずれかによって、棘突起に取り付けられ得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、棘突起(SP)、面関節(FJ)、層板(L)、横突起(TP)、および仙骨(S)を含む、脊椎の腰領域を例証する、概略図である。
【図2】図2は、米国特許出願公開第2005/0216017 A1号に説明されている種類の脊椎移植片を例証する。
【図3】図3は、本発明の原理に従って構築される、棘突起拘束構造の例示的実施形態を例証する。
【図4】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図5】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図6】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図7】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図8】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図8A】図8Aおよび8Bは、伸張性部材を含まない、単一コネクタ上での補強部材の使用を例証する。
【図8B】図8Aおよび8Bは、伸張性部材を含まない、単一コネクタ上での補強部材の使用を例証する
【図9】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図9A】図9Aおよび9Bは、伸張性部材を含む、単一コネクタ上での補強部材の使用を例証する。
【図9B】図9Aおよび9Bは、伸張性部材を含む、単一コネクタ上での補強部材の使用を例証する。
【図10】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図11】図4−11は、隣接する棘突起が断面的に示される、本発明の棘突起拘束構造の付加的例示的実施形態の略図である。
【図12】図12は、L5の棘突起上に留置される、第1の取着部材と、仙骨に取り付けられる下取着部材とを伴って示される、本発明の脊椎拘束構造のさらなる代替実施形態を例証する。
【図13】図13および14は、取着部材が、棘上靱帯を通して、かつその上を通過する、単一コネクタによって、隣接する棘突起上に留置される、本発明の脊椎拘束構造のさらに別の実施形態を例証する。
【図14】図13および14は、取着部材が、棘上靱帯を通して、かつその上を通過する、単一コネクタによって、隣接する棘突起上に留置される、本発明の脊椎拘束構造のさらに別の実施形態を例証する。
【図15A】図15Aおよび15Bは、一対の隣接する棘突起の後面に係合するために好適な一対のクランプを有する、棘突起拘束部材を例証する。
【図15B】図15Aおよび15Bは、一対の隣接する棘突起の後面に係合するために好適な一対のクランプを有する、棘突起拘束部材を例証する。
【図16A】図16Aおよび16Bは、さらに、伸張性部材を含む、図15Aおよび15Bに示されるものに類似するコネクタを例証する。図16Bでは、棘上/棘間靭帯に連接する拘束部材の留置が、例証される。
【図16B】図16Aおよび16Bは、さらに、伸張性部材を含む、図15Aおよび15Bに示されるものに類似するコネクタを例証する。図16Bでは、棘上/棘間靭帯に連接する拘束部材の留置が、例証される。
【図17】図17は、ピンを使用して、棘突起に接続される、非対称軸方向部材を伴って示される、本発明による棘突起拘束部材のさらなる例示的実施形態を例証する。
【図18】図18は、さらに、伸張性部材を含む、図17に例証されるものに類似する棘突起拘束部材を例証する。
【図19】図19は、隣接する棘突起の取り付けのための旋回フックを有する、本発明による棘突起拘束部材を例証する。
【図20】図20は、さらに、伸張性部材を含む、図19に例証されるものに類似する棘突起拘束部材を例証する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、図3を参照すると、本発明の原理に従って構築される、棘突起拘束構造20は、第1または上取着部材22と、第2または下取着部材24とを備える。第1および第2の取着部材は、弾性ロッドまたはケーブルの形態として示される、単一コネクタ26によって接続される。通常、取着部材22および24は、非伸張性であり、L4の棘突起SP4およびL5の棘突起SP5として示される、棘突起上にしっかりと留置されるであろう。コネクタ26は、脊椎分節が、棘突起SP4およびSP5を垂直に拡開させる屈曲を受けるのに伴って、弾性拘束力を備えるように、弾性的に伸張性となるであろう。引張弾性であるが、単一コネクタ26は、脊椎分節が伸展状態にあって、突起が相互に向かって垂直に移動する際、棘突起SP4およびSP5にほとんど力を付与しないように、超低カラム強度を有するであろう。本明細書で使用されるように、語句「脊椎分節」は、語句「機能的脊椎単位(FSU)」と同意語であって、脊椎全体のものに類似する生体力学的特性を呈する、脊椎の最小生理学的運動単位を意味するものとして意図される。脊椎分節またはFSUは、2つの隣接する椎骨、椎間板、およびそれらの間のすべての隣接靭帯から成り、筋肉等の他の接続組織を除外する。結果として生じる3節複合体は、時として、「関節三連構造」と称される。FSUに対する別の用語は、脊椎運動分節である。これらの定義は、White AA, Panjabi MM.(1990), Clinical Biomechanics of the Spine、Philadelphia, JB Lippincottkから抜粋したものである。
【0024】
第1および第2の取着部材22および24は、さらなる接着剤または締結具を伴わずに、関連付けられた棘突起SP4およびSP5の周囲に巻かれ得る。しかしながら、ある場合には、取着部材を下層棘突起にステープル留め、縫合、糊付け、または別様に取り付けることが望ましいことがある。また、多くの事例では、取着部材は、移植手技の際、棘突起の周囲に巻かれ、原位置でその上に閉合される、縫目または閉合を有し得ることを理解されたい。さらに、単一コネクタ26は、取着部材22および24の一方または両方に事前に取り付けられ得ることを理解されたい。しかしながら、他の事例では、コネクタの長さを調節させるために、移植手技の際、コネクタ26を取着部材22および24の一方または両方に取り付けられることが望ましいことがある。特に、脊椎分節がその中立(非屈曲および非伸展)状態にある時、コネクタが、有意な張力下ではなくとも、概して、十分に延ばされているように、コネクタ26の長さが選択されることが望ましいであろう。そのような場合、コネクタ26は、屈曲を受け始めるとすぐに、棘突起22および24に張力を付与し始める一方、伸展を受けるのに伴って、崩れるように変形し、棘突起状に力を付与することはないであろう。図4は、図3の棘突起拘束構造20の概略断面図である。
【0025】
図5は、図3および4と併せて説明されるものに類似し、伸張性部材38を有する単一コネクタ36によって継合される、第1および第2の取着部材32ならびに34を有する、代替棘突起拘束構造30を例証する。本実施形態では、単一コネクタ36は、非伸張性材料から形成され得、所望の弾性率は、伸張性部材38によって提供される。
【0026】
次に、図6を参照すると、第1または上フック状取着部材42と、第2または下フック状取着部材44とを有する、棘突起拘束構造40が、例証される。第1および第2の取着部材42ならびに44は、上棘突起SP4と下棘突起SP5との間の空間内に横方向に配向される、単一連続または一体型コネクタ46によって接続される。拘束構造40は、バネ鋼またはニッケルチタン合金等のバネ状金属から形成され得、あるいは代替として、エラストマーポリマーから形成され得る。いくつかの事例では、フック状取着部材は、実質的に非伸張性となるように補強または別様に修正され得る一方、コネクタ46は、例えば、蛇行またはコイルバネ構造を有し、その弾性率を向上させるように修正され得る。
【0027】
次に、図7を参照すると、さらなる棘突起拘束システム50は、単一コネクタ56によって継合される、上下フック状取着部材52および54を備える。上下取着部材52および54ならびにコネクタ区画56は、金属またはポリマーから形成され得、典型的には、非伸張性であるだろう。取着部材間の所望の弾性率は、伸張性部材58によって提供される。
【0028】
次に、図8を参照すると、さらに別の棘突起拘束システム60は、第1および第2のフック状取着部材62ならびに64を備える。図6に示されるように、S形状パターンに接続される代わりに、フック部材62および64は、図8に示されるように、C形状パターンに接続される。拘束システム60の他の側面は、図6の拘束部材40に対して説明されるものに類似し得る。
【0029】
図8の棘突起拘束部材60は、棘突起が、矢印65の方向に移動を生じさせる屈曲を受けるのに伴って、軸方向負荷下に置かれると、変形する傾向を有するであろう。典型的には、拘束部材の領域66は、内向きに曲がる傾向となり、上下フック部材62および64を側方に変位させ、上下フック部材62および64は、棘突起上のその意図された位置からずれる危険性を増加させる。本状態を緩和するために、補強部材67は、フック62と64との間の単一コネクタ63の一部上に留置可能である。補強部材は、単一コネクタ上に留置される、中央通路を有する、金属または硬質ポリマー等の比較的硬質材料から構築される、単純外筒であり得る。他の補強構造もまた、可能であろう。加えて、図8Bに示される外筒の実施形態は、本願のいずれかに説明されるように、伸張性部材を含む、拘束部材の実施形態と併用されるように修正され得る。
【0030】
同様に、図9に示されるように、棘突起拘束システム70は、概して、図8に示されるように、C形状パターンに配列される、第1および第2のフック状取着部材72ならびに74を備え、単一コネクタ76(好ましくは、非伸張性である)の上下区画に取り付けられる伸張性部材78をさらに備える。システムの他の側面は、概して、図7の拘束構造50と併せて説明されるものと同じであり得る。
【0031】
また、図9の棘突起拘束部材70は、図9Aに示されるように、軸方向負荷に曝されると、変形を受ける可能性がある。伸張性部材78を有する拘束部材専用に適合される、補強アセンブリ73は、図9Bに例証される。補強アセンブリ73は、単一コネクタ76の上区画75に接続し、単一コネクタ76の下区画77に向かって延出する、摺動ロッド71を含む。摺動ロッド71は、脊椎が伸展および屈曲を受けるのに伴って、区画73および77が相互に向かっておよび相互から離れるように移動するのにつれて、ロッドを平行移動させる内側区画77に取り付けられる軸受構造79内に受け取られる。補強アセンブリ71は、上下区画75と77との間の適切な整列を維持し、図9Aに例証される曲りおよび変形を防止するのに役立つ。
【0032】
さらに別の実施形態では、棘突起拘束システム80は、図10に示されるように、ループまたは輪状締結の第1の取着部材82と、ループまたは輪状締結の第2の取着部材84とを備える。取着部材82および84は、取着部材の中心に取り付けられる代わりに、片側に側方から取り付けられる、コネクタ86によって継合される。コネクタ86は、同様に、反対側に側方から取り付けられ得ることを理解されたい。
【0033】
次に、図11を参照すると、棘突起拘束システム90は、図10の拘束構造80に対して説明のものに類似する、上下取着部材92および94を備える。単一コネクタ96は、典型的には、非伸張性材料から形成され、所望の弾性率は、単一コネクタ96の長さに沿って提供される、伸張性部材98によってもたらされる。
【0034】
上述のように、棘突起拘束システムは、隣接する棘突起上に留置されるように意図されている。拘束システムは、例えば、1つ以上のさらなる棘突起によって分離され、隣接していない棘突起上にも留置され得ることを理解されたい。さらに、図12に示されるように、棘突起拘束システムは、第1または上端において、L5の棘突起SP5に、第2または下端において、仙骨Sに取り付けられ得ることを理解されたい。仙骨は、多くの場合、突起または取り付けのために十分な他の構造を含まないため、上述のような取り付けの際、棘突起拘束システム100は、上述のもののいずれかに類似する第1または上取着部材102と、例えば、仙骨の構造内に形成される孔Hを通してルーピングすることによって、仙骨に取り付けるように修正される第2または下取着部材104とを含み得る。仙骨に取り付けるために好適な他の取着部材は、2007年7月13日出願の同時係属中の出願第11/827,980号に説明されており、その全開示は、参照することによって、本明細書に組み込まれる。単一コネクタ106は、上下取着部材102と104との間に提供され、随意に、伸張性部材108を含み、所望の弾性率をもたらす。
【0035】
次に、図13および14を参照すると、その実装のためのさらに別の代替棘突起拘束システムおよび方法が、説明される。棘突起拘束システム110は、第1または上取着部材112と、第2または下取着部材114とを含む。上下取着部材は、図14に示されるように、棘上靱帯SSLの表面上に留置されるように構成される、弾性構成要素、典型的には、エラストマー体116によって継合される。拘束構造110の利点は、棘上靱帯の構造を最小限に破壊することであって、典型的には、取着部材112および114の留置を可能にするための最小穿刺のみを必要とする。随意に、エラストマー体116は、例えば、縫合糸118、または接着剤、ステープル、あるいは他の従来の取着手段によって、棘上靱帯SSLに取り付けられ得る。同様に、エラストマー体116は、取着部材112および114上に後方力を付与することになるため、典型的には、取着部材を棘突起SP4およびSP5にステープル留め、ピン留め、縫合、糊付け、または別様に取り付けることが望ましいであろう。ピン120が示されるが、他の取着手段のいずれかもまた、使用され得ることを理解されたい。
【0036】
図15Aおよび15Bを参照すると、棘突起拘束構造140は、上クランプ142と、下クランプ144と、その間に軸方向部材146を備える単一コネクタとを備える。軸方向部材146は、上述の構造のいずれかを有し、所望の弾性率および屈曲の調整を提供し得る。クランプ142および144は、図15Bに示されるように、拘束される棘突起の後面PS上に留置され得るように形成される。後面上に位置するクランプを採用し、棘突起の側面にある側方に変位された軸方向部材146をさらに採用することによって、棘上および棘間靭帯を穿刺または別様に乱す必要性が最小限となる。
【0037】
図16Aおよび16Bを参照すると、上クランプ構造152と、下クランプ構造154とを有する、棘突起拘束150が、例証される。拘束部材150は、図15Aおよび15Bに例証されるものに類似するが、さらに、クランプ152と154との間の単一コネクタの上区画158および下区画160を継合する、伸張性部材156を含む。棘突起SP4およびSP5上の棘突起拘束部材150の留置は、図16Bに例証される。クランプ152および154は、棘間および棘上靱帯ISL/SSL内への侵入が最小となるように、棘突起の後面PS上に留置される。同様に、単一コネクタおよび伸張性部材156は、棘突起の片側にあるため、棘間および棘上靱帯内への侵入は、さらに減少される。
【0038】
他の非対称棘突起拘束構造も、本発明の原理に従って構築され得る。図17に示されるように、例えば、単一コネクタ180は、上下棘突起体を通して穿刺される、ピン182と184との間に接続され得る。また、単一コネクタ180は、図18に示されるように、伸張性部材182を含み得る。
【0039】
図19および20に示されるように、棘突起拘束は、上フック202と、下フック204とを有する、単一の連続的構造200を備え得る。上下フック202および204は、その間の拘束部材の軸方向部分に旋回可能に取り付けられる。拘束部材200は、退避構成において、フック202および204によって、棘突起SPに隣接する位置に側方に導入され得る。拘束部材が、棘突起の片側上の定位置に来ると、フック202および204は、例証されるように、棘突起の上下面上に逆旋回され得る。伸張性部材212を有する、類似棘突起拘束構造210は、図20に例証される。拘束構造210の導入は、拘束構造200と同様に行われ得る。
【0040】
上述は、本発明の好ましい実施形態の完全なる説明であるが、種々の代替、修正、および均等物が使用され得る。したがって、上述の説明は、添付の請求項によって定義される、発明の範囲を限定するものと捉えられるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棘突起拘束構造であって、
第1の棘突起に結合されるように適合されたの取着要素と、
第2の棘突起または仙骨に結合されるように適合された第2の取着要素と、
該第1の取着要素と該第2の取着要素とを継合する単一コネクタと
を備え、
該単一コネクタは、該取着要素間の接続を提供し、7.5N/mm乃至50N/mmの範囲、好ましくは、10N/mm乃至25N/mmの範囲、より好ましくは、10N/mm乃至15N/mmの範囲の引張弾性剛性を有する、拘束構造。
【請求項2】
前記コネクタは、3N/mmを下回る圧縮弾性剛性、好ましくは、0.5N/mmを下回る圧縮弾性剛性をさらに提供する、請求項1に記載の拘束構造。
【請求項3】
前記第1および第2の取着要素のうちの少なくとも1つは、固定取着部を有することなく棘突起の周囲に留置されるように適合されている、請求項1に記載の拘束構造。
【請求項4】
前記第1の取着要素は、上棘突起の上面上に留置されるように適合され、前記第2の取着要素は、下棘突起の下面下に留置されるように適合されている、請求項3記載の拘束構造。
【請求項5】
前記第1の取着要素は、棘突起上に留置されるように適合され、前記第2の取着要素は、仙骨に固定固着されるように適合されている、請求項3記載の拘束構造。
【請求項6】
前記第1および第2の取着要素は、オープンフック構造であり、通常、フックをS−パターンに継合する、請求項1から4のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項7】
前記構造は、前記S−パターンに成形された連続した金属またはポリマー構成要素を備える、請求項6に記載の拘束構造。
【請求項8】
前記第1および第2の取着要素は、オープンフック構造であって、前記コネクタは、フックをC−パターンに継合する軸方向部材である、請求項1から4のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項9】
前記第1および第2の取着要素のうちの少なくとも1つは、棘突起または仙骨に固定的に取り付けられるように適合されている、請求項1または2に記載の拘束構造。
【請求項10】
前記第1の取着要素は、上棘突起に固定的に取り付けられるように適合され、第2の取着要素は、下棘突起または仙骨に非固定的に取り付けられるように適合されている、請求項9に記載の拘束構造。
【請求項11】
前記第1の取着要素は、下棘突起に固定的に取り付けられるように適合され、前記第2の取着要素は、上棘突起に非固定的に固着されるように適合されている、請求項9に記載の拘束構造。
【請求項12】
前記第1および第2の取着要素は、棘突起を完全に囲むループ構造である、請求項9、10、または11に記載の拘束構造。
【請求項13】
前記単一コネクタは、棘突起間の空間を通して横方向に位置付けられる横方向要素を備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項14】
前記単一コネクタは、棘突起の側方に並列するように位置付けられた軸方向部材を備え、脊椎屈曲による軸方向張力下に留置された場合に、該軸方向部材の変形を抑制するための補強部材をさらに備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項15】
前記補強部材は、前記軸方向部材上に同軸に配置された外筒を備える、請求項14に記載の拘束構造。
【請求項16】
前記単一コネクタ上に少なくとも1つの伸張性部材をさらに備え、該コネクタは、該伸張性部材より上方の上区画と、該伸張性部材より下方の下区画とを有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項17】
前記単一コネクタは、棘上靱帯上に位置付け可能なエラストマー体を備え、通常、該エラストマー体は、該棘上靱帯に縫合されるように適合されている、請求項1〜16のいずれか一項に記載の拘束構造。
【請求項18】
前記フック構造は、前記単一コネクタに旋回可能に取り付けられ、軸方向部材が棘突起の傍らに整列された後に、該棘突起上の前記フックの閉合を可能にする、請求項6または7に記載の拘束構造。
【請求項19】
前記少なくとも1つの取着要素は、ピン、ボルト、またはネジ、好ましくは、棘突起または仙骨を通して側方に固着可能なピンを備える、請求項9、10、または11に記載の拘束構造。
【請求項20】
前記取着部構造はそれぞれ、棘突起の後面上に固着可能なクランプを備え、前記単一コネクタは、該クランプが該棘突起上に固着されると、該棘突起の傍ら側方に位置する軸方向部材を備える、請求項9、10、または11に記載の拘束構造。
【請求項21】
前記単一コネクタは、2つの取着部材間に少なくとも部分的に延在する可撓性要素を備え、該可撓性部材は、圧縮下で崩れるように変形し、該可撓性部材は、前記引張弾性剛性を提供するように伸張性であるか、または、張力下で非伸張性であり、かつ該引張弾性剛性を提供する伸張性部材と直列に設置されている、請求項1または2に記載の拘束構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2012−523903(P2012−523903A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−505996(P2012−505996)
【出願日】平成22年4月19日(2010.4.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/031615
【国際公開番号】WO2010/121256
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(509108906)シンピライカ スパイン, インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】